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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成
12c(12.1.2)
E47990-01
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2 Oracle WebLogic ServerとCoherencのソフトウェアのインストール

この章では、Oracle WebLogic ServerとCoherenceのインストール・プログラムをグラフィック・モードで起動する方法について説明します。インストール・プロセスで表示される画面の順序についても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

2.1 インストール・プログラムの起動

インストール・プログラムを起動するには、次の手順を実行します。

  1. ターゲット・システムにログインします。

  2. 動作保証されたJDKがシステムに存在していることがインストーラでは必要です。詳細は、「Oracle Fusion Middlewareサポートされるシステム構成」ページで12c(12.1.2)用の適切な動作保証ドキュメントを参照してください。

  3. インストール・プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  4. 次の例に示すように、システムでjava -jarをJDKディレクトリから起動することで、インストール・プログラムを起動します。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    /home/Oracle/jdk7_15/jdk1.7.0_15/bin/java -jar wls_121200.jar
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_15\bin\java -jar wls_121200.jar
    

    これらの例におけるJDKの場所をシステムにおける実際のJDKの場所で必ず置換してください。

インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備が完了しています。各インストール・プログラム画面の詳細は、第2.2項を参照してください。

2.2 インストール画面のナビゲート

インストール・プログラムでは表2-1に記載された順番で一連の画面が表示されます。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合、画面名をクリックしてください。

表2-1 Oracle WebLogic ServerとCoherenceのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリ設定

UNIXオペレーティング・システムで、初めてOracle製品をこのホストにインストールする場合にこの画面が表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択されたオペレーティング・システム・グループ名に対して、中央インベントリの場所への書込み権限が付与されていることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールでOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。

この画面は、Windowsオペレーティング・システムでは表示されません。

ようこそ

この画面により製品インストーラが開始します。

インストール場所

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

Oracle Fusion Middlewareディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングでインストールと構成のディレクトリの選択に関する項を参照してください。

インストール・タイプ

WebLogic ServerとCoherenceの標準インストール・トポロジを作成するには、WebLogic Serverインストールインストール・タイプを選択します。

注意: このドキュメントのトポロジにはサーバーの例が含まれていません。例を本番環境にインストールしないことを強くお薦めします。

Coherenceインストールのインストール・タイプの詳細は、第2.3項を参照してください。

前提条件のチェック

この画面により、システムが最小限の必須要件を満たしているかどうかが検証されます。

警告メッセージやエラー・メッセージが出力された場合、第1.4項に記載されている次のドキュメントのいずれかを参照できます。

セキュリティの更新の指定

Oracle Supportアカウントをお持ちの場合、この画面を使用して、セキュリティ更新を受け取る方法を指定します。

所有していなくてこの手順をスキップする場合、チェック・ボックスの選択を解除し、フォローアップのダイアログ・ボックスで選択を確認します。

インストール・サマリー

この画面により、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの名前と場所を指定します。レスポンス・ファイルを後でサイレント・インストールの状況において使用できます。

サイレント・インストールやコマンドライン・インストールの詳細は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールでサイレント・モードにおけるOracle Universal Installerの使用方法に関する項を参照してください。

インストールの進行状況

この画面では、インストールの進行状況を参照できます。

インストール完了

インストールが完了すると、この画面が表示されます。

次の手順では、構成ウィザードを起動してWebLogicドメインを作成します。これを行うには、次の2つの方法があります。

  • 自動的に構成ウィザードを起動するをこの画面で選択します。「終了(F)」をクリックしてインストーラを終了した後、構成ウィザードが起動し、ドメインの構成を開始できます。これを行うように選択した場合、第3.1.2項に進みます。

  • 自動的に構成ウィザードを起動するをこの画面で選択しません。「終了(F)」をクリックしてインストーラを終了した後、手動で構成ウィザードを起動して、ドメインの構成を開始する必要があります。これを行うように選択した場合、第3.1.1項に進みます。

サンプル付き完全インストール・タイプを選択すると、「クイック・スタート構成ウィザード」を起動するオプションがこの画面にあり、これによってサンプル・ドメインを作成できます。詳細は、構成ウィザード使用によるドメインの作成でクイック・スタート構成ウィザードに関する項を参照してください。


2.3 Coherenceインストール・タイプの理解

WebLogic ServerとCoherenceの標準インストール・トポロジの場合、WebLogic Serverインストールインストール・タイプを選択します。このインストール・タイプを選択してこのガイドの指示に従う場合、標準インストール・トポロジには、記憶域が有効な管理対象Coherenceサーバーが含まれるCoherenceクラスタがあります。

WebLogic管理フレームワークを使用して、Coherenceアプリケーションのデプロイと管理を行うユーザーは、Coherenceインストールインストール・タイプを利用できます。詳細は、次を参照してください。