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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成
12c(12.1.2)
E47990-01
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1 Oracle WebLogic Serverインストールの計画

この章では、Oracle WebLogic ServerとCoherenceのインストールを準備するために役立つ内容について説明します。

製品インストールとドメイン構成の最中やそれらの後で問題が発生しないように詳細に確認する必要がある様々なトピックが記載されています。

この章の内容は次のとおりです。


注意:

Oracle WebLogic ServerとCoherenceをアップグレード手順の一部としてインストールする場合、このドキュメントの手順に従ってソフトウェアをインストールしてください。ただし、構成ウィザードを実行してWebLogicドメインを作成しないでください。

ソフトウェアをインストールしたら、Oracle WebLogic Serverのアップグレードを参照してください。


1.1 このドキュメントの使用方法

この項には次のトピックが含まれます:

1.1.1 開始点としての標準インストール・トポロジの使用方法

このガイドは、Oracle WebLogic ServerとCoherenceの標準インストール・トポロジ(図1-1)を作成するのに役立ちます。このトポロジは高可用性でセキュアに拡張できるので、本番システムに適してします。

標準インストール・トポロジは、この製品のトポロジ例を示します。唯一のサポート対象トポロジではありません。詳細は、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングで標準インストール・トポロジの理解に関する項を参照してください。

1.1.2 アップグレード・シナリオにおけるこのドキュメントの使用方法

Oracle WebLogic ServerとCoherenceをアップグレード手順の一部としてインストールする場合、このドキュメントの手順に従ってソフトウェアをインストールしてください。ただし、構成ウィザードを実行してWebLogicドメインを作成しないでください。

ソフトウェアをインストールしたら、Oracle WebLogic Serverのアップグレードを参照してください。

1.1.3 このドキュメントを使用してドメインを拡張する方法

このドキュメントにおける手順では、新規ドメインを作成する方法について説明しています。同じ手順を使用して既存のドメインを拡張できます。これを行うように選択する場合、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングで同じドメインにおける複数製品のインストールに関する項を必ず参照してください。

新規ドメインを作成するが、手順で示された指示とニーズが一致しない場合、必ず調和するように選択を行い、サポート・ドキュメントで詳細を参照してください。

1.2 WebLogic ServerとCoherencの標準インストール・トポロジの理解

Oracle WebLogic ServerとCoherenceの標準インストール・トポロジを図1-1に示します。

図1-1 Oracle WebLogic ServerとCoherenceのトポロジ

図1-1の説明が続きます。
「図1-1 Oracle WebLogic ServerとCoherenceのトポロジ」の説明

2台の管理対象サーバーがクラスタにある標準WebLogic Serverドメインと1台の管理サーバーがこのトポロジにあり、すべてが単一のホストで構成されています。

このトポロジ図の各要素を表1-1で説明します。

表-1 Oracle WebLogic ServerとCoherenceの標準インストール・トポロジにある要素の説明

要素 説明と追加ドキュメントへのリンク

APPHOST

Oracleドキュメントで使用される標準用語で、アプリケーション層をホストするマシンを示します。

WebLogicドメイン

Javaコンポーネント(この場合、管理サーバー、管理対象サーバーおよび他の関連ソフトウェア・コンポーネント)の論理的に関連したグループです。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解でOracle WebLogic Serverドメインに関する項を参照してください。

管理サーバー

ドメインの中央制御エンティティであり、ドメインの構成オブジェクトを保持し構成変更を管理対象サーバーに配布します。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解で管理サーバーに関する項を参照してください。

クラスタ

複数のWebLogic Serverインスタンスの集合で、同時に稼働して連携します。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解で管理対象サーバーと管理対象サーバー・クラスタの理解に関する項を参照してください。

マシン

1つ以上のWebLogic Serverインスタンス(サーバー)をホストするコンピュータを論理的に表します。マシンはWebLogic管理対象サーバーとノード・マネージャとの間における論理的結合でもあります。管理対象サーバーをノード・マネージャで起動したり停止するには、管理対象サーバーはマシンに関連付けられている必要があります。

管理対象サーバー

アプリケーション、アプリケーション・コンポーネント、Webサービスおよび関連リソースをホストします。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解で管理対象サーバーと管理対象サーバー・クラスタの理解に関する項を参照してください。


このトポロジで受信するために必要な手順を説明したロードマップは、第1.3項に記載されています。

1.3 インストール・トポロジのインストールと構成のロードマップ

このガイドには、WebLogic Serverのインストールと構成に必要な手順がすべて記載されています。このトポロジの変更バージョンを作成する場合に使用できる補足情報への参照も、ガイドの手順内に記載されています。

表1-2に、Oracle WebLogic Serverのインストールと構成に必要な手順を示します。

表1-2 Oracle WebLogic ServerとCoherenceのインストール手順

タスク 説明 ドキュメント

システム環境の確認

インストールを開始する前に、最小のシステム要件とネットワーク要件が満たされていることを確認します。

第1.4項

適切なディストリビューションの入手

この項で説明するトポロジを作成するには、Oracle WebLogic ServerとCoherenceのディストリビューション(wls_121200.jar)を入手します。

第1.5項

インストール・ディレクトリの決定

インストーラで作成できるかアクセスできる必要があるディレクトリが、最小要件を満たすシステムに存在することを確認します。

付録B

ソフトウェアのインストール

インストール・プログラムを実行して、ソフトウェアをインストールします。

第2章

WebLogicドメインの作成

Fusion Middleware構成ウィザードを使用してWebLogicドメインを作成します。

第3章

インストール後のタスクの実行

ドメインが作成されると、コンポーネントの管理をドメインで開始したり、引き続き環境を高可用性用に変更できます。

第4章


1.4 システム環境の確認のロードマップ

インストールと構成のプロセスを開始する前に参照して理解する必要がある重要な情報が、この項(表1-3)に記載されています。Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成を行うために環境が適切に準備されていることを確認するために重要なタスクとチェックが識別されます。

表1-3 システム環境の確認のロードマップ

タスク 説明 ドキュメント

動作保証とシステムの要件を確認します。

オペレーティング・システムが動作保証され、Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成用に適切に構成されていることを確認します。

Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングで動作保証とシステム要件の確認に関する項を参照してください。

適切なインストール・ユーザーを識別します。

ソフトウェアのインストールと構成を行うための適切な権限をインストール・ユーザーが保持していることを確認します。

Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングでインストール・ユーザーの選択に関する項を参照してください。

インストールと構成のディレクトリをシステムで選択します。

推奨ディレクトリ構造に従ってインストールと構成の必須ディレクトリを作成できることを確認します。

Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングでインストールと構成のディレクトリの選択に関する項を参照してください。

動作保証されているJDKをインストールします。

ディストリビューションのインストール・プログラムでは、動作保証されたJDKがシステムに存在していることが必要です。

Oracle Fusion MiddlewareのインストールのプランニングでJDKのインストールに関する項を参照してください。


1.5 Oracle WebLogic ServerとCoherencのディストリビューションの理解と入手

Oracle WebLogic ServerとCoherenceのディストリビューションは、.jarファイルとして入手可能です。このディストリビューションのインストールと構成を行うには、動作保証されたJDKがシステムに存在していることが必要です。


ヒント:

ディストリビューションの詳細は、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングで製品ディストリビューションの理解と入手に関する項を参照してください。


このディストリビューションには、付録Aに記載されている製品と機能が含まれています。

ディストリビューションを入手する方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングで製品ディストリビューションの入手に関する項を参照してください。