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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成
12c(12.1.2)
E47990-01
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A WebLogic ServerとCoherencのディストリビューションの理解

この付録では、Oracle WebLogic ServerとCoherenceのディストリビューション(wls_121200.jar)の内容について説明します。

このディストリビューションに含まれる製品と機能セットが、表A-1で説明されています。


注意:

Oracle WebLogic Serverは、Oracle Fusion Middleware Infrastructureディストリビューション(fmw_infra_121200.jar)でも入手できます。Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成でOracle Fusion Middleware Infrastructureディストリビューションの理解に関する項を参照してください。


表A-1 Oracle WebLogic ServerとCoherenceのコンポーネントと機能

製品 機能セット 説明 利用可能なインストール・タイプ

コア・サーバー

コア・アプリケーション・サーバー

完全なアプリケーション・サーバーであり、Java Enterprise Edition 6(Java EE 6)テクノロジ、Webサービスなど先進のインターネット規格を実装し、可用性、拡張性およびセキュリティに優れたアプリケーションとサービスのための信頼できるフレームワークが実現されています。フルでJava EE 6がサポートされている必須WebLogic Serverランタイムを構成するコンポーネントのフル・セットが含まれています。

この機能セットには、管理コンソール、Webサーバー・プラグイン、JDBCドライバなどの管理ツールやアドオン・テクノロジは含まれていません。

すべて

Coherence製品ファイル

Coherenceは、信頼性があり、スケーラビリティの高いピアツーピア・クラスタリング・プロトコルの上に、レプリケートおよび分散(パーティション)されたデータ管理およびキャッシング・サービスを提供します。Coherenceには単一障害点がなく、サーバーが動作不能になった場合やネットワークから切断された場合に、クラスタ化データ管理サービスを自動的および透過的にフェイルオーバーおよび再分散します。新しいサーバーが追加されたり、障害の起きたサーバーが再起動されると、サーバーは自動的にクラスタに加わってCoherenceはサービスをそのサーバーにフェイルバックして、クラスタ・ロードを透過的に再分散します。Coherenceには、サーバーが自己修復できるようにするネットワーク・レベルの耐故障性機能と透過的なソフト再起動の機能があります。

Coherenceの詳細は、Oracle Coherenceによるアプリケーションのデプロイを参照してください。

すべて

Web 2.0 HTTP Pub-Subサーバー

Webベース型クライアントが非同期メッセージをHTTP上で送受信するためのチャネル・ベース型パブリッシュ/サブスクライブ・メカニズムです。HTTPパブリッシュ/サブスクライブ・サーバーをWebクライアントで使用して、チャネル(宛先に対するBayeuxの表現)にサブスクライブしてメッセージをチャネルにパブリッシュできます。

詳細は、Oracle WebLogic ServerのWebアプリケーション、サーブレットおよびJSPの開発でHTTPパブリッシュ/サブスクライブ・サーバーの使用方法に関する項を参照してください。

すべて

WebLogic SCA

これは、SCAセマンティクスを使用してサービスを公開し参照を起動するJavaアプリケーションのSpringコンテナです。コンテナはオプション・ライブラリとしてWebLogic Serverに含まれています。

すべて

WebLogicクライアントJar

これらは、クライアント側WebLogicアプリケーションです。

WebLogic Server

サンプル付き完全

管理ツール

管理コンソールの追加言語ヘルプ・ファイル

管理コンソール用の言語固有オンライン・ヘルプ・ファイル。

すべて

CIE WLS構成

Oracle Fusion Middleware構成ウィザードで使用するファイルを提供します。

すべて

データベースのサポート

サード・パーティのJDBCドライバ

WebLogic Serverにバンドルされている他のJDBCドライバで、これを使用してWebLogic Server環境を外部データベースに接続できます。

この機能セットの詳細は、Oracle WebLogic Server用JDBCデータ・ソースの管理でWebLogic ServerでのJDBCドライバの使用方法に関する項を参照してください。

WebLogic Server

サンプル付き完全

WebLogic評価版データベース

評価版データベースをORACLE_HOME/wlserver/common/derbyディレクトリにインストールします。これはサーバーの例で使用します。

サンプル付き完全インストール・タイプを選択しない場合、この評価版データベースはインストールされます。

すべて

オープン・ソース・コンポーネント

サード・パーティJackson

JavaScript Object Notation(JSON)データ形式を処理するためのサード・パーティ製オープン・ソース・ソフトウェアです。

すべて

サード・パーティJersey

Representational State Transfer(REST)アーキテクチャの公式実装を示すサード・パーティ製オープン・ソース・ソフトウェアです。

すべて

サード・パーティMaven Apache

Mavenはビルド管理ツールで、コンパイル、パッケージ化およびアーティファクト管理などのプロジェクト・ビルド作業の中心になります。

詳細は、継続的インテグレーション使用によるアプリケーションの開発を参照してください。

すべて

サーバーの例

サーバーの例は、WebLogic Serverの主要機能をデモするサンプル・アプリケーションです。

詳細は、Oracle WebLogic Serverの理解でサンプル・アプリケーションとコード例に関する項を参照してください。

サンプル付き完全

Coherenceサンプル

Coherenceサンプルでは、すべてのサポート対象言語(Java、.NETおよびC++)でCoherenceの機能を使用する方法をデモします。例はコードの集合を編成したもので、1つ以上の機能を使用する方法を示し、すべての例をビルドして実行するために単一の共通方法(言語ごと)が実現されています。サンプルのソース・コードが含まれています。

サンプル付き完全

Oracle Installation Infrastructure

OPatch

OPatchユーティリティは、アプリケーションでOracle製品に対する個別パッチのロールバックができるツールです。

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