いくつかの管理ツールを使用すると、Fusion Middleware Webサービスの保護および管理が可能です。次の項では、セキュリティと管理のツールにアクセスする方法を説明します。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlへアクセスする手順は次のとおりです。
Oracle WebLogic Serverインスタンスを起動します。
詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプのサーバーの起動と停止に関する項を参照してください。
サポートされているWebブラウザを開き、次のURLに移動します。
http://hostname:port/em https://hostname:port/em
hostname
はFusion Middleware ControlのDNS名またはIPアドレスを指定し、port
はFusion Middleware Controlがリクエストされるポートのアドレスを指定します(デフォルト7001)。
Secure Sockets Layer (SSL)を使用してOracle Fusion Middlewareを起動した場合には、https
を使用します。
サポートされているブラウザのリストについては、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様を参照してください。このドキュメントは次のWebサイトにあります。http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
「ログイン」ページが表示されます。
ユーザー名およびパスワードを入力します。
管理者ユーザーのデフォルトのユーザー名はweblogic
です。これは、初めてFusion Middleware Controlにログインするときに使用できるアカウントです。パスワードは、Oracle Fusion Middlewareのインストール時に入力したものです。
「ログイン」をクリックします。
詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』の「Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの使用に関するスタート・ガイド」を参照してください。
Oracle WebLogic管理コンソールへアクセスする手順は次のとおりです。
Oracle WebLogic Serverを起動します。
詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプのサーバーの起動と停止に関する項を参照してください。
サポートされているWebブラウザを開き、次のいずれかのURLに移動します。
http://hostname:port/console https://hostname:port/console
hostname
にはOracle WebLogic管理サーバーのDNS名またはIPアドレスを指定し、port
にはOracle WebLogic管理サーバーがリクエストをリスニングしているポートのアドレスを指定します(デフォルトでは7001)。
Secure Sockets Layer (SSL)を使用してOracle WebLogic Serverを起動した場合には、https
を使用します。
サポートされているブラウザのリストについては、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様を参照してください。このドキュメントは次のWebサイトにあります。http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
「ログイン」ページが表示されます。
ユーザー名およびパスワードを入力します。
インストール処理中にユーザー名とパスワードを指定する場合があります。これがOracle管理サーバーの起動に使用したものと同じユーザー名とパスワードの場合もあります。または、デフォルトのグローバル・セキュリティ・ロールのいずれかが付与されているユーザー名の可能性もあります。
「ログイン」をクリックします。
詳細は、Oracle WebLogic管理コンソールのオンライン・ヘルプのコンソールの起動に関する項を参照してください。
WebサービスのWLSTコマンドにアクセスする手順
インストールのために、Oracleの共通ホーム・ディレクトリ、たとえば/home/Oracle/Middleware/oracle_common
に移動します。
Oracle CommonホームのディレクトリおよびOracle Fusion Middlewareのインストールに関する詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』を参照してください。
oracle_common/common/bin
ディレクトリにあるWLST.sh/cmd
コマンドを使用して、WLSTを起動します。次に例を示します。
/home/Oracle/Middleware/oracle_common/common/bin/wlst.sh
(UNIX)
C:\Oracle\Middleware\oracle_common\common\bin\wlst.cmd
(Windows)
これらのコマンドを実行すると、WLSTがオフライン・モードで起動されます。WebサービスのWLSTコマンドを使用するには、WLSTをオンライン・モードで使用する必要があります。
Oracle WebLogic Serverを起動します。
詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプのサーバーの起動と停止に関する項を参照してください。
connect()
コマンドを使用して、実行中のWebLogic Serverインスタンスに接続します。たとえば、次のコマンドは、ユーザー名/パスワードの資格証明weblogic/welcome1
を使用して、URL myAdminServer.example.com:7001
でWLSTを管理サーバーに接続します。
connect("weblogic","welcome1","t3://myAdminServer.example.com:7001")
WLSTの使用に関する詳細は、『WebLogic Scripting Toolの理解』のWebLogic Scripting Toolの使用に関する項を参照してください。
WebサービスのWLSTコマンドに関する情報は、『インフラストラクチャ・コンポーネントのためのWLSTコマンド・リファレンス』のWebサービス・カスタムWLSTコマンドに関する項を参照してください。