Oracle® Fusion Middleware Oracle TopLink Java Persistence API (JPA)拡張機能リファレンス 12c (12.1.2) E48005-01 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
eclipselink.cache.coordination.propagate-asynchronously
を使用して、コーディネーションのブロードキャストが、コミットするスレッドと非同期で発生するかどうかを指定します。
このプロパティでは、クラスタ環境のキャッシュ・コーディネーションを構成します。コーディネーションのブロードキャストが、コミットするスレッドと非同期で発生するかどうかを設定します。つまり、スレッドがトランザクションのコミットから戻る前に、コーディネーションが完了します。
値
表5-11は、この永続性プロパティの値を説明しています。
表5-11 cache.coordination.propagate-asynchronouslyの有効値
Value | 説明 |
---|---|
|
(デフォルト) TopLinkでは、ブロードキャストが非同期で行われます。コーディネーションは、スレッドがトランザクションのコミットから戻る前に完了します。 |
|
TopLinkでは、ブロードキャストが同期で行われます。 |
使用方法
この設定に関係なく、JMSキャッシュ・コーディネーションは常に非同期です。
デフォルトでは、RMIキャッシュ・コーディネーションは非同期です。要求が返される前にすべてのサーバーが更新されるようにするには、同期(eclipselink.cache.coordination.propagate-asynchronously
= false
)を使用します。
例
例5-5に、persistence.xml
ファイルでこのプロパティを使用する方法を示します。
例5-5 persistence.xmlでのcache.coordination.propagate-asynchronouslyの使用
<property name="eclipselink.cache.coordination.propagate-asynchronously" value="false" />
関連項目
詳細は、次を参照してください。
『Oracle TopLinkの理解』のキャッシュ・コーディネーションに関する項
『Oracle TopLinkソリューション・ガイド』のクラスタ内のTopLinkアプリケーションのスケーリングに関する項