ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle HTTP Serverのインストールと構成
12c (12.1.2)
E48009-01
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
次
 

6 Oracle HTTP Serverのアンインストール

この章では、Oracle HTTP Serverをアンインストールまたは再インストールする方法について説明します。

ソフトウェアを削除するときは、この章で説明する手順に必ず従ってください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する場合があります。この章の手順に従うと、ソフトウェアを適切に削除できます。

この章の内容は次のとおりです。

6.1 製品のアンインストールの理解

The Oracle Fusion Middlewareアンインストーラは、ソフトウェアが起動されたOracleホーム・ディレクトリから、このソフトウェアを削除します。表6-1は、手順を要約し、ドキュメントをサポートするリンクを示しています。

表6-1 Oracle HTTP Serverのアンインストールのロードマップ

タスク 説明 ドキュメント

Oracle Fusion Middlewareを停止します。

ご使用のドメインにおけるすべてのサーバーおよびプロセスは、アンインストーラの実行前に停止される必要があります。

第6.2項を参照してください。

ソフトウェアを削除します。

製品のアンインストーラを実行して、Oracle HTTP Serverを削除します。

第6.3項を参照してください。

Oracleホーム・ディレクトリを削除します。

アンインストーラは、Oracleホーム・ディレクトリからファイルおよびフォルダのすべてを削除するわけではありません。アンインストーラが終了した後で、Oracleホームを手動で削除して製品の削除を完了する必要があります。

第6.4項を参照してください。

ドメインおよびアプリケーション・データを削除します。

このアンインストーラは、ご使用のドメイン・ホームまたはアプリケーション・ホーム・ディレクトリに含まれているデータについては、これらがOracleホーム内部に存在する場合でも削除しません。これらのディレクトリを、手動で削除する必要があります。

第6.5項を参照してください。


6.2 Oracle Fusion Middlewareの停止

アンインストーラを実行する前に、削除しようとするOracleホームと関連するすべてのサーバーおよびプロセスを停止する必要があります。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middleware環境の停止についての説明を参照してください。

6.3 ソフトウェアの削除

この項の手順に従って、製品のアンインストーラを起動し、ソフトウェアを削除します。

サイレント(コマンドライン)・アンインストールを実行する場合、Oracle Universal Installerを使用してソフトウェアをインストールすることについてのマニュアルのサイレント・アンインストールのためにOracle Universal Installerを実行することについての説明を参照してください。

6.3.1 アンインストール・プログラムの開始

アンインストーラを起動する手順は次のとおりです。

  • UNIXの場合

    ORACLE_HOME/oui/binディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してください。

    ./deinstall.sh
    
  • Windowsの場合

    次のいずれかの操作を実行します。

    • ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用して、ORACLE_HOME\oui\binディレクトリに移動し、deinstall.cmdをダブルクリックします。

    • コマンドラインから、ORACLE_HOME\oui\binに移動し、次のコマンドを入力します。

      deinstall.cmd

    • 「開始」メニューから、「すべてのプログラム」を選択してから「Oracle」「OracleHome」「Oracle Middlewareのアンインストール」の順に選択します。

WebLogic ServerドメインにOracle HTTP Serverをインストールおよび構成した場合、アンインストーラを起動すると、次の画面が表示されます。

distribution_to_deinstall.pngの説明は次となります。
図「distribution_to_deinstall.png」の説明

ドロップダウン・リストから、「Oracle HTTP Server 12.1.2.0.0」を選択し、「アンインストール」をクリックします。アンインストール・プログラムによって、表6-2に列挙されている画面が表示されます。

ドロップダウン・リストから「WebLogic Server for FMW 12.1.2.0.0」を選択すると、次のエラーが発生します。

dist_to_deinst_error.pngについては前後の文で説明しています。

「取消」をクリックし、ダイアログ・ボックスで「Yes」をクリックして再確認します。アンインストーラを起動し、配布リストから「Oracle HTTP Server 12.1.2.0.0」を選択します。


注意:

Oracle HTTP Serverソフトウェアをアンインストールすると、アンインストール・ウィザードを再度実行することによってOracle Fusion Middleware Infrastructureをアンインストールできます。他のソフトウェアがOracle Fusion Middleware Infrastructureに依存していない場合は、「削除する配布」画面は表示されません。


6.3.2 アンインストール画面のナビゲート

アンインストール・プログラムによって、表6-2に列挙されている順に、一連の画面が表示されます。

アンインストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面名をクリックしてください。

表6-2 アンインストール画面および説明

画面 説明

ようこそ

この画面では、製品のアンインストーラが紹介されています。

「アンインストール・サマリー」

この画面は、削除しようとしているOracleホーム・ディレクトリおよびそのコンテンツを示しています。これが正しいディレクトリであることを確認してください。

「アンインストール」をクリックして、ソフトウェアの削除を開始します。

アンインストールの進行状況

この画面には削除の進行状況が表示されます。

アンインストール完了

アンインストールが完了すると、この画面が表示されます。画面上の情報を確認し、「終了(F)」をクリックしてアンインストーラを終了します。


6.4 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

アンインストールの完了後に、Oracleホーム・ディレクトリと、アンインストーラによって削除されなかった、既存のあらゆるサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合でご使用のOracleホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Products/Oracle_Homeの場合の例は、次となります。

> cd /home/Oracle/Products
> rm -rf Oracle_Home

Windowsオペレーティング・システムの場合でOracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Products\Oracle_Homeの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Productsディレクトリに移動し、Oracle_Homeフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

6.5 ドメインおよびアプリケーション・データの削除

ドメインおよびアプリケーション・データを削除するには、次の手順を実行します。

  1. ドメイン・ホーム・ディレクトリを手動で削除します。

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでドメイン・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/config/domains/ohs_domainの場合は、次のように実行します。

    > cd /home/Oracle/config/domains
    > rm -rf ohs_domain
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合でドメイン・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Config\domains\ohs_domainの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Config\domainsディレクトリに移動し、ohs_domainフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

  2. アプリケーション・ホーム・ディレクトリを手動で削除します。

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでアプリケーション・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/config/applications/ohs_domainの場合は、次のように実行します。

    > cd /home/Oracle/config/applications
    > rm -rf ohs_domain
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合でアプリケーション・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Config\applications\ohs_domainの場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Config\applicationsディレクトリに移動し、ohs_domainフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

  3. Oracleホームにdomain_registry.xmlファイルをバックアップしてから、ファイルを編集し、削除しようとするドメインに関連する行を削除します。たとえばohs_domainを削除するには、次の行を検索してこれを削除します。

    <domain location="/home/Oracle/config/domains/ohs_domain"/>
    

    完了時に、ファイルを保存して終了します。

6.6 ソフトウェアの再インストール

この章の手順に従ってご使用のソフトウェアをアンインストールした場合にのみ、以前のインストールと同じOracleホームにこのソフトウェアを再インストールできます。この場合、再インストール時に、以前のインストールと同じOracleホームを指定できます。

次のケースを説明します。