ハードウェア、ファームウェア、および BIOS に関する現時点での問題点
PCIe EM スロット 0 の特定の PCIe ExpressModule によるウォームリセットでエラーが発生する可能性がある (16798624 および 17210462)
UEFI ブート変数を管理するためにオペレーティングシステムツールまたはユーティリティーを使用しない (15818528)
チャネルの 1 つの DIMM に UE がある場合、ほかの DIMM にエラーが発生する可能性がある (16181966)
2 つの PCIe EM のホットプラグにより、訂正可能なエラーメッセージが生成される可能性がある (15752501)
Oracle ILOM restore_status パラメータに一部のステータスが表示される (7167938)
Cisco 製のスイッチを使用していると PXE ブートに失敗する (7149683)
UEFI モードとレガシーモード間の移行中に UEFI ブートリストの設定が失われることがある (7080526)
Oracle System Assistant の現時点での問題点
ブレードサーバーは特別なアーキテクチャーを採用しているため、ディスクサブシステムを構成する際には留意しなければならない重要な点が多数あります。これらには、ドライブのタイプの選択 (SAS、SSD) とサーバーモジュール内でのそれらのドライブの場所が含まれます。大半のサーバーモジュールの内蔵ディスクは 1 つのポートによって接続されており、最大動作速度は 3G ビット/秒です。
デュアルポートドライブは耐障害性が強化されており、プライマリポートで障害が発生してもドライブがオンラインのまま維持されます。現在、SAS ドライブがデュアルポートをサポートしています。SATA と SATA SSD ドライブはシングルポートです。
システムを構成する際には、さまざまなサーバーモジュールとドライブタイプを考慮に入れた上で、次の点に配慮する必要があります。
各仮想ドライブは同じインタフェースを持つドライブだけ (たとえば、SAS ドライブのみ、または SATA SSD ドライブのみ)で構成する必要があります。
専用ホットスペアのみを使用します。別の障害ドメインからアクセスできる場合は、グローバルなホットスペアを使用してはいけません。
専用ホットスペアには、同じ障害ドメインに属するドライブグループだけを含める必要があります。そうすることで、任意のドメイン用に「仮想」グローバルホットスペアを作成できます。
Sun Blade X4-2B では、SAS と SATA の両タイプのドライブをサポートしていますが、サーバーモジュールで使用した場合、SAS ドライブは最大速度では動作せず、2 つ目のポートを使用できません。
SAS ドライブと SATA ドライブはサーバーモジュール内では混在してもかまいませんが、仮想ドライブではどちらか一方のタイプに統一する必要があります。たとえば、1 つの Sun Blade X4-2B 内に、2 ドライブの SAS RAID 1 と 2 ドライブの SATA-SSD RAID 1 を混在させることができます。