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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11g リリース 1 (11.1.1)
B61375-04
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7.11 ログ・ファイルの管理

Oracle Reports 11g リリース1 (11.1.1)では、ロギング機能とトレース機能が強化されていることで診断機能が向上しています。

すべてのOracle Reportsログ・ファイルは、Oracle Diagnostic Logging (ODL)形式に準拠します。この形式は、Oracle Fusion Middlewareにおいて、ログ形式、メッセージ・タイプおよびログ管理ディレクティブ用の標準であります。ログ・ファイルのエントリは、テキスト形式(デフォルト)またはXML形式です。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。

ログ・ファイルの強化機能の詳細は、第24.3.2項「ログ・ファイル」を参照してください。


注意:

インプロセス・サーバー・エンジンのログ・パス(oracle.reports.engine logger)を変更する場合は、必ずlogmetadata.xmlファイルでも同様の変更を行ってください。このファイルは、logging.xmlと同じディレクトリにあります。


7.11.1 ログ・ファイルの表示および検索

Oracle Enterprise Managerでログ・ファイルの表示や検索を行う手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. Reports Server、Reportsアプリケーション、Reports BridgeまたはReportsツールのいずれかのコンポーネント用ホームページにナビゲートします(第7.3項「コンポーネント・トポロジの表示」を参照)。

  3. 「レポート」メニューから、「ログ」→「ログ・メッセージの表示」を選択します。

    Oracle Enterprise Managerの「ログ・メッセージ」ページが表示されます。

  4. 傾向メトリック、すなわちコンポーネントのログ・ファイルに記録されたタイプ(インシデント・エラー、エラー、警告、通知およびトレース)ごとのエラーの数が表示されます。

  5. ページで使用可能な検索オプションを使用して、特定のメッセージ・タイプや継続期間など、様々なパラメータでログ・ファイル内を検索します。

問題を診断するためにログ・ファイルに記録される情報を変更するには、第7.18.1項「ロギング情報の指定」を参照してください。

7.11.2 ログ・レベルの構成

Oracle Enterprise Managerでログ・レベルを構成する手順は次のとおりです。

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. コンポーネントのホームページにナビゲートします(第7.3項「コンポーネント・トポロジの表示」を参照)。

  3. 「レポート」メニューから「ログ」→「ログ構成」を選択します。

    「ログ構成」ページが表示されます。

  4. 「ログ・レベル」タブを選択します。

  5. ロガー名ごとに適切なログ・レベルをODLレベル・ドロップダウン・リストから選択します。

  6. 「適用」をクリックします。

7.11.3 ログ・ファイルの編集

Oracle Enterprise Managerでログ・ファイルを編集する手順は次のとおりです。

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. コンポーネントのホームページにナビゲートします。

  3. 「レポート」メニューから「ログ」「ログ構成」を選択します。

    「ログ構成」ページが表示されます。

  4. 「ログ・ファイル」タブを選択します。

  5. 表示されたログ・ファイルのリストから、編集対象のファイルを選択します。

  6. 「構成の編集」をクリックします。

    「ログ・ファイルの編集」ポップアップ・ウィンドウが表示されます。

  7. 必要なパラメータを編集します。

  8. 「OK」をクリックします。


注意:

「ログ・ファイルの編集」ウィンドウで「ログ・ファイル形式」を変更する場合は、「ログ・パス」フィールドでファイル拡張子を変更するか、ログ・ファイルから既存の内容を手動で削除する必要があります。したがって、同一の診断ログ・ファイルに様々な形式のメッセージが含まれることはありません。