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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61376-03
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32 印刷済フォームを使用したレポートの作成

この章では、印刷済フォームに出力するレポートについて学習します。この章の手順に従うと、図32-1に示すレポート出力を生成できます。

図32-1 印刷済フォームへのレポートの印刷

図32-1の説明が続きます
「図32-1 印刷済フォームへのレポートの印刷」の説明

概要

ペーパー・レイアウト・ビューおよびペーパー・デザイン・ビューの各種ツールを使用すると、レポートをフォーマットして印刷済フォームに印刷できます。


注意:

この例の多くの概念は、次のサンプル・レポートで使用されています。

  • この例では、コンピュータで読込み可能なバージョンのフォームを使用できない場合に、印刷済フォームでレポートを印刷するためのフォーマット方法を学習します。このようなレポートは、フォームの正確な位置にデータが印刷されるように設計する必要があります。

  • 第31章「金額がスペル表記された請求書印刷レポートの作成」では、請求書のイメージをインポートし、ペーパー・レイアウト・ビューでそれをガイドとして使用して、フィールドを配置します。また、数値をスペル表記して返すPL/SQLファンクションの作成方法も学習します。

  • 第33章「請求書レポートの作成」では、請求書のイメージをインポートし、ペーパー・レイアウト・ビューでそれをガイドとして使用して、フィールドを配置します。


データ・リレーションシップ

このレポートでは、マスター/ディテール・リレーションシップでリンクされた2つの問合せを使用します。ディテール・グループでは1つのブレーク、マスター・グループでは2つのサマリー列を作成します。

レイアウト

このレポートは、メール・ラベル・フォーマットと表形式フォーマットの2つのデフォルト・レイアウトで構成されます。フィールドをページの正確な位置に移動し、マスター繰返し枠が各フォームで1回表示されるように制限します。

使用例

この例では、コンピュータで読込み可能なバージョンのフォームを使用できない場合に、印刷済フォームにレポートを印刷するためのフォーマット方法を学習します。このようなレポートは、フォームの正確な位置にデータが印刷されるように設計する必要があります。このサンプル・レポートのデータは、フォーマットされ、印刷済の販売注文書の対応するフィールドにすべての値が正確に収まります。フォームのページは、標準サイズの8.5×11インチ(21.6センチメートル×27.9センチメートル)です。ページ上部の領域には、従業員名と顧客名および住所を表示する必要があります。注文品目の詳細情報は、40文字しか表示できません。40文字を超えた部分は、フォームの次のページに出力されます。この例の最後では、ページ番号を追加します。ただし、フォームによってはページ番号が不要なため、該当の項はオプションです。


注意:

この例で使用するフォームの寸法は、前述のとおりです。オンラインで接続できない場合や、コンピュータで読込み可能なバージョンの印刷済フォームを使用できない場合は、フォームの寸法を自分で測定し、後述の手順に従ってレポート定義を独自に作成する必要があります。


このサンプル・レポートの作成過程では、次を行います。

印刷済フォームを使用するレポートのサンプルを表示するには、サンプル・フォルダpreprintを開き、Oracle Reportsのサンプルpreprint.rdfを開きます。このファイルの開き方の詳細は、「はじめに」の「サンプル・レポートへのアクセス」を参照してください。