ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61376-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

第II部

グループ・レポートの作成

この部の各章では、グループ・レポートを作成する手順を示します。これらのレポートでは、単一の問合せまたは複数の問合せに基づくグループとして出力行が表示されます。グループ・レポートには式列を組み組むことができ、レポートの値はページの縦方向または横方向に印刷できます。

単一問合せグループ・レポートには問合せが1つ含まれ、1つ以上の列で共通する値に基づくグループにレポート行が分割されます。たとえば、従業員を部門番号に基づいてグループ化できます。この場合、各部門番号はグループごとに1回のみ出力されます。このグループ化を行わないと、部門の従業員ごとに部門番号が出力されることになります。このレポートには、グループ左レポートやグループ上レポートがあります。これらのレポートは、以前はブレーク・レポートまたはマスター/ディテール・レポートと呼ばれていました。

2つの問合せを使用したグループ・レポートは、単一問合せグループ・レポートと外観はほぼ同じです。違いは、前者が複数の問合せを使用しているという点のみです。複数の問合せを使用することで保守作業が簡易化され、データ・モデルを理解しやすくなります。

横グループ・レポートでは、データベースの値がページの縦方向ではなく横方向に出力されます。このタイプのレポートでは、マスター・グループの値がページの縦方向に出力され、ディテール・グループの値がページの横方向(左から右)に出力されます。

グループ左サマリー・レポートは、マスター・レコード値、ディテール・レコードおよびサマリーで構成されます。サマリーでは、各マスター・レコードのディテールの合計が計算されます。

グループ左の式レポートには式列が含まれます。この列の値はPL/SQL式に基づいて計算されます。サマリー列と同様に、式列はユーザーが作成する計算列です。この列は、プレースホルダ列など、他の列にあるデータに対してユーザー定義の計算を実行する際に使用します。