Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B63027-04 |
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この章では、Oracle Business Intelligenceコンポーネントの一部または全部をアンインストールするプロセスについて説明します。この章には次の項目があります。
次のシナリオでOracle Business Intelligenceをアンインストールできます。
注意: Windows 64ビット・コンピュータ上で簡易インストールまたはエンタープライズ・インストール・タイプを使用してインストールされたOracle Business Intelligenceシステムを削除するには、JDKの依存関係により、Oracleホームを削除する前に、Oracle WebLogic Serverをアンインストールする必要があります。 |
1台のコンピュータにインストールされたOracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするには、すべてのOracle Business IntelligenceコンポーネントおよびWebLogic Serverコンポーネントをアンインストールします。
1台のコンピュータ上のOracle Business Intelligenceインストールのアンインストールでは次の作業を実行します。
アンインストール・スクリプトを実行し、WebLogicドメインで管理しているインスタンスのアンインストールオプションを選択します。
注意: IBM WebSphere上のOracle Business Intelligenceインストールをアンインストールするには、第6.4項「アンインストール作業」の説明に従ってOracle Business Intelligenceのコンポーネントをアンインストールし、Oracle Fusion Middlewareサード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのOracle Business IntelligenceおよびIBM WebSphereのアンインストールに関する項を参照してください。 |
すべてのOracle Business Intelligenceのプロセスおよびサーバー(すべてのOPMN制御のコンポーネントおよびJEEコンポーネントを含む)を停止します。
RCUを使用してMetadata Services (MDS)およびBusiness Intelligence Platform (BIPLATFORM)のスキーマを削除します。
アンインストール・スクリプトを実行し、Oracleホームのアンインストールオプションを選択します。
手動または付属のアンインストール・スクリプトを実行して、Oracle共通ホームをアンインストールします。
Oracle WebLogic Serverのアンインストーラを使用して、WebLogic Serverをアンインストールします。
必要に応じてOracleホームを削除します。
Middlewareホームと、Middlewareホーム外部にインストールされた可能性がある他のすべてのホーム(ドメイン・ホーム、アプリケーション・ホーム、およびインスタンス・ホーム)を削除します。
Oracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするプロセスを開始するには、Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールします。第6.4.3項「Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール」を参照してください。
複数のドメインを使用して1台のコンピュータにインストールされたOracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするには、Oracle Business Intelligenceインスタンスのみをアンインストールします。このアンインストール方法は、Oracle Business Intelligenceシステムが他のFusion Middleware製品とともに1台のコンピュータに配置されている場合にも適用します。
複数のドメインを使用して1台のコンピュータにインストールされたOracle Business Intelligenceのアンインストールでは次の作業を実行します。
Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを実行し、WebLogicドメインで管理しているインスタンスのアンインストールオプションを選択します。
すべてのOracle Business Intelligenceのプロセスおよびサーバー(すべてのOPMN制御のコンポーネントおよびJEEコンポーネントを含む)を停止します。
必要に応じて、手動またはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、ドメインを削除します。すべてのOracle Business Intelligenceドメインを削除すると、Oracle Business Intelligenceホーム・ディレクトリも削除できます。
Oracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするプロセスを開始するには、Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールします。第6.4.3項「Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール」を参照してください。
複数のコンピュータにインストールしてスケールアウトしたOracle Business Intelligenceシステムをアンインストールするには、インストールをスケールインし、各コンピュータ上のすべてのOracle Business IntelligenceコンポーネントおよびWebLogic Serverコンポーネントをアンインストールします。
複数のコンピュータにスケールアウトしているOracle Business Intelligenceのアンインストールでは次の作業を実行します。
Oracle Business Intelligenceシステムをスケールインします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のFusion Middleware Controlを使用したシステム・コンポーネントのスケールに関する項を参照してください。
Oracle Business Intelligenceがインストールされているコンピュータごとに、第6.1.1項「1台のコンピュータ上のOracle Business Intelligenceのアンインストール」の説明にある手順をすべて実行します。
Oracle Business Intelligenceには、アンインストール・プロセスの手順の一部を実行できるスクリプトが用意されています(第6.2.2項「アンインストール・スクリプト・オプション」を参照)。Oracle Business Intelligenceをアンインストールするときは、この章の説明のとおりにこのスクリプトを使用する必要があります。そうしないと、将来の再インストールに失敗する場合があります。
各オペレーティング・システム用のアンインストール・スクリプトを使用するには、-deinstall
オプションを指定してOracleホームから次のファイルのいずれかを実行します。
UNIX:
ORACLE_HOME
/oui/bin/runInstaller.sh
Windows:
ORACLE_HOME
\oui\bin\setup.exe
Windowsでは、「アンインストール」ショートカットをクリックしてアンインストール・スクリプトにアクセスし、実行することもできます。このショートカットは、「スタート」メニューのプログラム・グループの「Oracle Business Intelligence」にあります。
Oracle Business Intelligenceのアンインストール・スクリプトには、次にオプションがあります。
Oracle homeのアンインストール
このオプションでは、アンインストール・スクリプトを起動したOracleホームにあるものがすべて削除されます。このオプションを選択する前に、アンインストールするOracleホームを使用しているシステム・コンポーネントがないことを確認してください。
WebLogicドメインで管理しているインスタンスのアンインストール
このオプションでは、WebLogicドメインで管理しているシステム・コンポーネントのインスタンスが削除されます。WebLogicドメインの資格証明を入力する必要があります。
Oracle BIをアンインストールする前に、次の作業を実行します。
アンインストールするOracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認します。
注意: Oracleホームは、OUI/oraInventoryフォルダを持つコンピュータからのみアンインストールできます。共有ドライブまたはマップ済ドライブの場合、アンインストール・スクリプトを使用してドメインに接続し、アンインストールを続行します。ただし、Oracleホーム自体は削除できません。 |
Oracleホームを使用する実行中のプロセスをすべて停止します。
この項では、Oracle Business Intelligenceのアンインストールに関する作業について説明します。実行する必要がある実際の作業は、状況によって異なります。つまり、この項で説明する作業をすべて実行する必要があるわけではありません。状況によって実行する必要がある作業を判断するには、第6章「アンインストール・シナリオ」を参照してください。
この項は次のトピックで構成されています。
第6.4.8項「Oracle WebLogic Serverのアンインストール」を参照してください。
アンインストール・スクリプトを起動する手順は、この項で説明するように、使用しているオペレーティング・システムによって異なります。
UNIXオペレーティング・システムでアンインストール・スクリプトを起動するには、次の手順を実行します。
コマンド・ウィンドウで、次のディレクトリにナビゲートします。
ORACLE_HOME
/oui/bin
次のコマンドを実行します:
./runInstaller.sh -deinstall
Windowsオペレーティング・システムでアンインストール・スクリプトを起動するには、次のいずれかを実行します。
「スタート」をクリックし、「プログラム」→「Oracle Business Intelligence」を選択し、「アンインストール」をクリックします。
コマンド・ウィンドウで、次のディレクトリにナビゲートします。
ORACLE_HOME
\oui\bin
次のコマンドを実行します:
setup.exe -deinstall
Oracle Process Manager and Notification Server (OPMN)コマンドライン・ツールを使用して、Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを停止します(コマンドopmnctl stopall
を使用)。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のシステム・コンポーネントを起動、停止、再起動およびステータス表示するためのOPMNコマンドラインの使用に関する項を参照してください。
次に、Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールします。第6.4.3項「Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールするには、この項で示す手順に従います。
注意:
|
Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールするには:
アンインストール・スクリプトを起動します。第6.4.1項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「アンインストール・タイプの選択」画面
WebLogicドメインにより管理されているASInstanceのアンインストール→「次へ」をクリックして続行します。
「Weblogicドメインの詳細の指定」画面
次の情報を指定します。
ドメインのホスト名
ドメインのポート番号(デフォルトは7001です)
システム管理者アカウントのユーザー名
システム管理者アカウントのパスワード
「次へ」をクリックして続行します。
「管理対象インスタンスの選択」画面
アンインストールするOracle Business Intelligenceインスタンスをクリックし、インスタンス名を書き留めます。この名前はステップ9で必要になります。
「次へ」をクリックして続行します。
「アンインストール・サマリー」画面
アンインストール設定を確認します。
アンインストールをクリックし、アンインストールを開始します。確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
アンインストールの進行状況画面
この画面には、アンインストールの進行状況およびステータスが表示されます。操作の必要はありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。
アンインストールの完了画面
「終了」をクリックします。
次に進む前に、使用しているオペレーティング・システムの/instancesディレクトリにナビゲートして、アンインストール・スクリプトでOracle Business Intelligenceインスタンスを完全に削除できたかどうかを確認します。
UNIX:
MW_HOME
/instances/
Windows:
MW_HOME
\instances\
アンインストールしたインスタンスがこのディレクトリに存在しない場合は、アンインストール・スクリプトでインスタンスが完全に削除されています。ステップ10に進みます。
インスタンスがまだ存在する場合、インスタンスのOPMNにナビゲートし、opmnctl stopall
コマンドを実行します。こうすることにより、このインスタンスのすべてのOPMN制御コンポーネントが停止します。OPMNの場所は、次のようにオペレーティング・システムによって異なります。
UNIX:
MW_HOME
/instances/instance_name/bin/
Windows:
MW_HOME
\instances\instance_name\bin\
スケールアウトしたインストールにあるOracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールする場合は、次の追加の手順を実行します。
「Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control」を開きます。Fusion Middleware Controlで、「Business Intelligence」フォルダを展開して、coreapplicationノードを選択します。「容量管理」→「スケーラビリティ」→「構成をロックして編集」をクリックします。次に、構成設定を変えずに「構成の解放」をクリックします。こうすることにより、Business Intelligenceコンポーネントの参照がアンインストールしたインスタンスから削除されます。削除を完了するには、Activate Changes/Restart Allをクリックします。
「WebLogicサーバー管理コンソール」を開きます。アンインストールしたインスタンスの「管理対象サーバー」を選択し、これを停止します。次に、この「管理対象サーバー」を選択し、削除します。
次に、WebLogicドメインにあるJava Enterprise Edition (JEE)コンポーネントを停止します。第6.4.4項「Java Enterprise Edition (JEE)コンポーネントの停止」を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、WebLogicドメインにあるJava Enterprise Edition (JEE)コンポーネントを停止します。『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』の第4章「Oracle Business Intelligenceの起動と停止」のFusion Middleware Controlを使用したOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントおよびJavaコンポーネントの起動と停止に関する項を参照してください。
次に、アンインストール・シナリオに応じて、次のいずれかの作業を実行します。
1台のコンピュータ上のOracle Business Intelligenceのアンインストール: 次に実行する手順は、Oracle Business Intelligenceスキーマの削除です。第6.4.5項「Oracle BIスキーマの削除」を参照してください。
複数のドメインを使用して1台のコンピュータにインストールしたOracle Business Intelligenceのアンインストール: 次に実行する手順は、Oracle Business Intelligenceドメインの削除です。第6.4.9項「Oracle Business Intelligenceドメインの削除」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceスキーマをデータベースから削除するには、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行します。
Oracle BIデータベース・スキーマを削除するには:
Oracle Business Intelligence OPMNおよびJEEコンポーネントが実行されていないことを確認してください。これらのコンポーネントを実行している状態で関連データベース・スキーマを削除しようとすると、エラーが発生する可能性があります。これらのコンポーネントを停止するには、第6.4.2項「システム・コンポーネントの停止」および第6.4.4項「Java Enterprise Edition (JEE)コンポーネントの停止」を参照してください。
オペレーティング・システムに応じて、次のディレクトリのいずれかのコマンドを使用してRCUを起動します。
UNIXの場合:
RCU_HOME
/bin
./rcu
Windowsの場合:
RCU_HOME
\bin
Run rcu.bat
RCUの.zipファイルをOTNからダウンロードした場合、このRCUはRCU_HOME
のbinディレクトリからでも起動できます。
「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。
「リポジトリの作成」画面で、「削除」を選択し、「次へ」をクリックします。
「データベース接続の詳細」画面で、データベースに接続するための資格証明を入力します。この資格証明は、Metadata Services (MDS)およびBusiness Intelligence Platform (BIPLATFORM)のスキーマを作成したときにこの画面で入力した資格証明と同じです。
「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
「コンポーネントの選択」画面で、リポジトリから削除する接頭辞およびスキーマを選択します。
「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。
「サマリー」画面で、「削除」をクリックします。
「削除」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
スキーマがエラーなしで削除されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。
「完了サマリー」画面で「閉じる」をクリックします。
次に、アンインストール・スクリプトを再起動し、Oracleホームをアンインストールします。第6.4.6項「Oracleホームのアンインストール」を参照してください。
管理対象および管理対象外のすべてのOracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールした後、Oracleホームをアンインストールします。
Oracleホームをアンインストールするには:
注意: Windows 64ビット・コンピュータ上で簡易インストールまたはエンタープライズ・インストール・タイプを使用してインストールされたOracle Business Intelligenceシステムを削除するには、JDKの依存関係により、Oracleホームを削除する前に、Oracle WebLogic Serverをアンインストールする必要があります。 |
アンインストール・スクリプトを起動します。第6.4.1項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「アンインストール・タイプの選択」画面
Oracleホームのアンインストールをクリックします。
「次へ」をクリックして続行します。
Oracleホームのアンインストール画面
アンインストールするOracleホームを確認します。
「アンインストール」をクリックして続行します。確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
アンインストールの進行状況画面
この画面には、アンインストールの進行状況およびステータスが表示されます。操作の必要はありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。
アンインストールの完了画面
「終了」をクリックします。
次に、Oracle共通ホームをアンインストールします。第6.4.7項「Oracle共通ホームのアンインストール」を参照してください。
Oracle共通ホーム(Middlewareホーム内)は、手動またはOracle共通ホームに用意されているアンインストール・スクリプトを使用してアンインストールできます。アンインストール・スクリプトを使用する場合、ご使用のJava Runtime Environment (JRE)の完全パスを指定する必要があります。Oracle Business Intelligenceを「簡易インストール」タイプまたは「エンタープライズ・インストール」タイプを使用してインストールした場合、Oracle Business Intelligence 11g インストーラによってMiddlewareホームに作成されたJDKディレクトリを指定することにより、この要件を満たすことができます。
注意: 他のOracle製品がMiddlewareホームにインストールされている場合、Oracle共通ホームをアンインストールしないでください。 |
アンインストール・スクリプトを使用してOracle共通ホームを削除するには:
オペレーティング・システムに応じて、次のディレクトリにアクセスします。
UNIX:
MW_HOME
/oracle_common/oui/bin/
Windows
MW_HOME
\oracle_common\oui\bin\
オペレーティング・システムに応じて、次のコマンドを入力します。
UNIX:
./runInstaller.sh -deinstall -jreLoc
full_path_of_jre_or_jdk
Windows:
setup.exe -deinstall -jreLoc
full_path_of_jre_or_jdk
Oracleホームのアンインストーラの「ようこそ」画面が開きます。
「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。
Oracleホームのアンインストール画面で「アンインストール」をクリックします。確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
アンインストールが完了したら、「終了」をクリックします。
Windowsオペレーティング・システムを実行しているコンピュータでアンインストールしている場合は、コンピュータを再起動して、Oracle Business Intelligenceインスタンス、OracleホームおよびOracle共通ホームのアンインストールを完了します。
Oracle共通ホームを手動で削除するには、オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。
UNIXでは、次のコマンドを実行します。
> cd
MW_HOME
> rm -rf oracle_common
Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャのウィンドウを開き、Middlewareホームにナビゲートし、oracle_commonフォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。次に、コンピュータを再起動し、Oracle Business Intelligenceインスタンス、OracleホームおよびOracle共通ホームのアンインストールを完了します。
次に、Oracle WebLogic Serverをアンインストールします。第6.4.8項「Oracle WebLogic Serverのアンインストール」を参照してください。
注意: エンタープライズ・インストール・タイプを使用してWindowsオペレーティング・システムにOracle Business Intelligenceをインストールした場合、Oracle WebLogic Serverをアンインストールする前に、ノード・マネージャ・サービスをアンインストールする必要があります。ノード・マネージャ・サービスをアンインストールするには、WebLogicホーム内の次のディレクトリからuninstallNodeMgrSvc.cmdを実行します。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイドのノード・マネージャ・サービスのインストールとアンインストールに関する項を参照してください。 |
Oracle WebLogic Serverをアンインストールします。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイドの第7章「ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。
IBM WebSphereを使用してソフトウェアのみのインストールを実行した場合は、Oracle Fusion Middlewareサード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのOracle Business IntelligenceとIBM WebSphereのアンインストールに関する項を参照してください。
次に、Oracleホームを削除します(アンインストール・スクリプトによって削除されなかった場合)。第6.4.10項「Oracleホームの削除」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceドメインは、手動またはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して削除できます。この項では、手動で削除する方法について説明します。Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して削除する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドを参照してください。
Oracle BIドメインを手動で削除するには:
オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。
UNIXでは、次のコマンドを実行します。
> cd
MW_HOME
/user_projects/domains
> rm -rf bifoundation_domain
Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャのウィンドウを開き、MW_HOME
\user_projects\domainsディレクトリにナビゲートしてbifoundation_domainフォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。
スケールアウトしたインストールをアンインストールする場合、追加のドメイン・ディレクトリ(bifoundation_domain)がMW_HOME
/user_projects/applicationsディレクトリに存在します。前述の方法でこのディレクトリを削除することをお薦めします。
次に、Oracleホームを削除します(アンインストール・スクリプトによって削除されなかった場合)。第6.4.10項「Oracleホームの削除」を参照してください。
状況によっては、Oracle BIアンインストール・スクリプトではOracleホームが削除されないことがあります。この場合は、Oracleホームおよびそのサブディレクトリをすべて手動で削除します。
Oracleホームを手動で削除するには、オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。
UNIXでは、次のコマンドを実行します。
> cd
MW_HOME
> rm -rf Oracle_BI1
Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャのウィンドウを開き、MiddlewareホームにナビゲートしてOracle_BI1フォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。
Oracleホームおよびそのサブディレクトリをすべて手動で削除した後、アンインストール・シナリオに応じて、次のいずれかを実行します。
1台のコンピュータ上のOracle Business Intelligenceのアンインストール: 次の手順は、MiddlewareホームおよびオプションでMiddlewareホーム外部にインストールされた他のすべてのホーム(ドメイン・ホーム、アプリケーションのホームおよびインスタンス・ホーム)を削除します。第6.4.11項「MiddlewareホームおよびMiddlewareホーム外部にインストールされたホームの削除」を参照してください。
複数のドメインを使用して1台のコンピュータにインストールされたOracle Business Intelligenceのアンインストール: これがアンインストール・プロセスの最後の手順です。その他の作業は必要ありません。
Oracle BIホームおよびそのサブディレクトリすべてを削除した後、MiddlewareホームおよびMiddlewareホーム外部にインストールされたホーム(ドメイン・ホーム、アプリケーションのホーム、インスタンス・ホームなど)を手動で削除します。
Middlewareホームを手動で削除するには、オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。
UNIXでは、次のコマンドを実行します。
> cd
MW_HOME_parent_dir
> rm -rf
MW_HOME
Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャのウィンドウを開き、Middlewareホームの親ディレクトリにナビゲートしてMW_HOME
フォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。
通常、ドメイン・ホーム、アプリケーションのホーム、およびインスタンス・ホームは、Middlewareホーム内部にインストールされています。ただし、状況によっては、これらをMiddlewareホーム外部にインストールできます。これらのホームのいずれかがMiddlewareホーム外部にインストールされていて、これを削除する場合、手動で削除する必要があります。
1台のコンピュータ上のOracle Business Intelligenceまたは複数のドメインを使用したOracle Business Intelligenceをアンインストールする場合は、これがアンインストール・プロセスの最後の手順です。Oracle Business Intelligenceのスケールアウトしたインストールをアンインストールする場合は、第6.4.3項「Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール」に戻り、Oracle Business Intelligenceが存在する他のすべてのコンピュータでアンインストール・プロセスを繰り返します。
サイレント・アンインストール(または自動インストール)では、Oracle Business Intelligenceインスタンスおよびホームは、ユーザーとの対話なしでアンインストールされます。
サイレント・アンインストールでは、グラフィカルな出力が表示されず、ユーザーによる直接入力の必要がないため、Oracle Business Intelligenceインスタンスおよびホームのアンインストールを監視する必要はありません。コマンドラインから-d
パラメータまたは–deinstall
パラメータを使用し、インストーラにレスポンス・ファイルを指定します。レスポンス・ファイルは、アンインストール・スクリプトのプロンプトへの回答となる変数値およびパラメータ値を記述したテキスト・ファイルです。レスポンス・ファイルは、それを作成したコンピュータと同じディレクトリ構造を持つコンピュータであれば、変更せずに使用できます。
Oracle Business Intelligenceのサイレント・アンインストールでは次の作業を実行します。
Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成します。第6.5.1項「Oracle Business Intelligenceをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルの作成」を参照してください。
Oracleホームをアンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成します。第6.5.1項「Oracle Business Intelligenceをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルの作成」を参照してください。
ステップ1で作成したレスポンス・ファイルを使用してOracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールします。コマンドラインからレスポンス・ファイルを使用するか、レスポンス・ファイルを使用するバッチ・プログラムまたはシェル・プログラムを実行して、Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールできます。第6.5.2項「Oracleインスタンスのサイレント・アンインストール」を参照してください。
すべてのOracle Business Intelligenceのプロセスおよびサーバー(すべてのOPMN制御のコンポーネントおよびJEEコンポーネントを含む)を停止します。第6.4.4項「Java Enterprise Edition (JEE)コンポーネントの停止」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceスキーマを削除します。第6.4.5項「Oracle BIスキーマの削除」を参照してください。
ステップ2で作成したレスポンス・ファイルを使用してOracleホームをアンインストールします。コマンドラインからレスポンス・ファイルを使用するか、あるいはレスポンス・ファイルを使用するバッチ・プログラムまたはシェル・プログラムを実行して、Oracleホームをアンインストールできます。第6.5.3項「Oracleホームのサイレント・アンインストール」を参照してください。
手動または付属のアンインストール・スクリプトを実行して、Oracle共通ホームをアンインストールします。第6.4.7項「Oracle共通ホームのアンインストール」を参照してください。
Oracle WebLogic Serverをアンインストールします。第6.4.8項「Oracle WebLogic Serverのアンインストール」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceドメインを削除します。第6.4.9項「Oracle Business Intelligenceドメインの削除」を参照してください。
Oracleホームを削除します。第6.4.10項「Oracleホームの削除」を参照してください。
Middlewareホームと、Middlewareホーム外部にインストールされた可能性がある他のすべてのホーム(ドメイン・ホーム、アプリケーション・ホーム、およびインスタンス・ホーム)を削除します。第6.4.11項「MiddlewareホームおよびMiddlewareホーム外部にインストールされたホームの削除」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceをサイレント・アンインストールするには、インストール固有の情報をレスポンス・ファイルに保存する必要があります。正しく構成されていないレスポンス・ファイルを使用してアンインストールしようとすると、アンインストール・プログラムが失敗する可能性が非常に高くなります。
レスポンス・ファイルは、テキスト・エディタで手動で作成するか、またはOracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを実行して自動で作成できます。この項の手順では、後者の方法について説明します。
Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを使用してレスポンス・ファイルを作成するには、「Oracleホームのアンインストール」画面(Oracleホームのアンインストールを選択した場合)または「アンインストール・サマリー」画面(Oracleインスタンスのアンインストールを選択した場合)で、「保存」をクリックします。アンインストール・スクリプトを使用すると、レスポンス・ファイルの名前および保存場所の入力を求めるプロンプトが表示されます。レスポンス・ファイルを作成した後、必要に応じてテキスト・エディタでこれを変更してこのファイルを使用し、他のシステムのアンインストールを複製できます。
サイレント・アンインストール用のレスポンス・ファイルを作成するには、次の項のいずれかまたは両方を参照してください。
Oracle Business Intelligenceインスタンスをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成するには:
アンインストール・スクリプトを起動します。第6.4.1項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「アンインストール・タイプの選択」画面
WebLogicドメインにより管理されているASInstanceのアンインストール→「次へ」をクリックして続行します。
「Weblogicドメインの詳細の指定」画面
次の情報を指定します。
ドメインのホスト名
ドメインのポート番号(デフォルトは7001です)
システム管理者アカウントのユーザー名
システム管理者アカウントのパスワード
「次へ」をクリックして続行します。
「管理対象インスタンスの選択」画面
アンインストールするOracle Business Intelligenceインスタンスをクリックします。
「次へ」をクリックして続行します。
「アンインストール・サマリー」画面
アンインストール設定を確認します。
「保存」をクリックして、アンインストール設定をレスポンス・ファイルに保存します。
「保存」ウィンドウで、レスポンス・ファイルの名前および保存場所を指定し、「保存」をクリックします。ファイルに忘れずに.rspファイル拡張子を付けて保存します。また、レスポンス・ファイルの名前および保存場所をメモします。
次のいずれか1つを実行します。
アンインストール・スクリプトを終了するには、「取消」→「はい」をクリックします。
Oracleホームをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成するには、「アンインストール・タイプの選択」画面が表示されるまで「戻る」をクリックし、第6.5.1.2項「Oracleホームをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルの作成」のステップ3以降を実行します。
Oracle Business Intelligenceインスタンスをサイレント・アンインストールするには、第6.5.2項「Oracleインスタンスのサイレント・アンインストール」を参照してください。
Oracleホームをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成するには:
アンインストール・スクリプトを起動します。第6.4.1項「アンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「アンインストール・タイプの選択」画面
Oracleホームのアンインストールをクリックします。
「次へ」をクリックして続行します。
Oracleホームのアンインストール画面
アンインストールするOracleホームを確認します。
「保存」をクリックして、アンインストール設定をレスポンス・ファイルに保存します。
「保存」ウィンドウで、レスポンス・ファイルの名前および保存場所を指定し、「保存」をクリックします。ファイルに忘れずに.rspファイル拡張子を付けて保存します。また、レスポンス・ファイルの名前および保存場所をメモします。
次のいずれか1つを実行します。
アンインストーラ・スクリプトを終了するには、「取消」→「はい」をクリックします。
Oracleインスタンスをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルを作成するには、「アンインストール・タイプの選択」画面が表示されるまで「戻る」をクリックし、第6.5.1.1項「Oracle Business Intelligenceインスタンスをサイレント・アンインストールするためのレスポンス・ファイルの作成」のステップ3以降を実行します。
Oracleホームをサイレント・アンインストールするには、第6.5.3項「Oracleホームのサイレント・アンインストール」を参照してください。
Oracleインスタンスをサイレント・アンインストールするには:
コマンド・ウィンドウで、オペレーティング・システムに応じて、次のディレクトリにアクセスします。
UNIX:
ORACLE_HOME
/oui/bin/
Windows:
ORACLE_HOME
\oui\bin\
オペレーティング・システムに応じて、次のコマンドを実行します。
UNIX:
./runInstaller -silent -deinstall -response
path_to_deinstall_instance_file
/
deinstall_instance_filename
.rsp
Windows:
setup.exe -silent -deinstall -response
path_to_deinstall_instance_file
\deinstall_instance_filename
.rsp
Oracleホームをサイレント・アンインストールするには:
コマンド・ウィンドウで、オペレーティング・システムに応じて、次のディレクトリにアクセスします。
UNIX:
ORACLE_HOME
/oui/bin/
Windows:
ORACLE_HOME
\oui\bin\
オペレーティング・システムに応じて、次のコマンドを実行します。
UNIX:
./runInstaller -silent -deinstall -response
path_to_deinstall_home_file
/
deinstall_home_filename
.rsp
Windows:
setup.exe -silent -deinstall -response
path_to_deinstall_home_file
\deinstall_home_filename
.rsp