| Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition XMLスキーマ・リファレンス 11g リリース1 (11.1.1) B66708-04 |
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この章では、Oracle Marketing Segmentation要素、セキュリティ要素、および他のカテゴリに含まれないその他のOracle BIリポジトリ要素に関するOracle BIサーバーのXML API参照情報を提供します。
この章は、次の項で構成されています。
マーケティング要素とは、主に、Oracle Marketing Segmentation製品の機能に関連する要素です。Oracle Marketing Segmentationに関連する機能とオプションの詳細は、Oracle Marketing Segmentationアプリケーションの管理者向けドキュメントを参照してください。
マーケティング要素には次のものがあります。
カタログ・リンク要素は、マーケティング・メタデータの同ディメンションのリンク・オブジェクトに対応しています。同ディメンションのリンクでは、2つのファクト表で共有されているディメンションに沿ったナビゲーションによって、ターゲット・レベルIDを含むファクトが、ターゲット・レベルIDを含まないファクトにリンクされます。
カタログ・リンク・タグには次の子要素があります。
表10-1 カタログ・リンクの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
From |
ディメンションのリンク元であるサブジェクト・エリアの主キーを表すプレゼンテーション列を参照します。 主キー列は |
|
To |
ディメンション・リンクが指すサブジェクト・エリアの主キーを表すプレゼンテーション列を参照します。 主キー列は |
カタログ・リンク・タグには属性はありません。
構文
<CatalogLink …>
<Description />
<From>
<RefPresentationColumn …/>
</From>
<To>
<RefPresentationColumn …/>
</To>
</CatalogLink>
例
<CatalogLink name="Customer Profile->Campaign Contacts"
id="4012:280960" uid="8032f5a3-0fac-0000-714b-e31d00000000">
<Description>
<![CDATA[Used by both Contact and Account Target Levels to filter with
" Offered Product_segmentation" catalog.]]>
</Description>
<To>
<RefPresentationColumn id="4010:223709"
uid="80312fc3-0faa-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Campaign Contacts_segmentation".."
- Contact Profile"."ROW_ID""/>
</To>
</CatalogLink>
ターゲット・レベル要素は、マーケティング・メタデータのターゲット・レベル・オブジェクトに対応しています。ターゲット・レベルとは、マーケティング担当者が重視するエンティティ(一般に、個人、企業、家族などの顧客タイプ)です。
ターゲット・レベル・タグには次の属性があります。
表10-2 ターゲット・レベル・タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
hasDispName |
このターゲット・レベルがカスタムの表示名を持っているかどうかを示します。 |
|
dispName |
カスタム表示名の値(このターゲット・レベルにカスタム表示名が存在する場合)。 |
|
hasDispDescription |
このターゲット・レベルがカスタムの説明を持っているかどうかを示します。 |
|
dispDescription |
カスタム説明の値(このターゲット・レベルにカスタム説明が存在する場合)。 |
ターゲット・レベル・タグには次の子要素があります。
表10-3 ターゲット・レベルの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
PrimaryQLI |
このターゲット・レベルのプライマリ修飾リスト項目を参照します。 修飾リスト項目は |
|
PrimaryPresCatalog |
このターゲット・レベルのプライマリ・セグメンテーション・カタログを参照します。 セグメンテーション・カタログは |
|
SamplingTables |
このターゲット・レベルのサンプリング表として使用する物理表を参照します。 各物理表は |
|
Catalogs |
このターゲット・レベルのセグメンテーション・カタログ・セットを参照します。 各セグメンテーション・カタログは |
|
PresentationCatalog |
保存された結果セット(保存済結果カタログ)のサブジェクト・エリアを参照します。 保存済結果カタログは |
|
TargetColumn |
ターゲットIDプレゼンテーション列を参照します。 ターゲットID列は |
|
NodeColumn |
GUIDプレゼンテーション列を参照します。 GUID列は |
|
PhysicalTable |
このターゲット・レベルの結果セットを格納する物理表を参照します。 物理表は |
|
ConnectionPool |
このターゲット・レベルがマップされている接続プールを参照します。 接続プールは |
|
HeaderSQL |
保存済結果ヘッダーの挿入を実行する物理SQLを格納します。ユーザーによる結果セットの保存時に使用されます。 |
|
DelHeaderSQL |
保存済結果セット・ヘッダーの削除を実行する物理SQLを格納します。ユーザーによる保存済結果セットのパージ時に使用されます。 |
|
DelDataSQL |
保存済結果データ・セットの削除を実行する物理SQLを格納します。ユーザーによる保存済結果セットのパージ時に使用されます。 |
構文
<TargetLevel …
hasDispName=""
dispName=""
hasDispDescription=""
dispDescription="" >
<Description />
<PrimaryQLI>
<RefQualifiedListItem …/>
</PrimaryQLI>
<PrimaryPresCatalog>
<RefPresentationCatalog …/>
</PrimaryPresCatalog>
<SamplingTables>
<RefSamplingTable …/>
</SamplingTables>
<Catalogs>
<RefSegCatalog …/>
<RefSegCatalog …/>
</Catalogs>
<PresentationCatalog>
<RefPresentationCatalog …/>
</PresentationCatalog>
<TargetColumn>
<RefPresentationColumn …/>
</TargetColumn>
<NodeColumn>
<RefPresentationColumn …/>
</NodeColumn>
<PhysicalTable>
<RefPhysicalTable …/>
</PhysicalTable>
<ConnectionPool>
<RefConnectionPool …/>
</ConnectionPool>
<HeaderSQL …/>
<DelHeaderSQL …/>
<DelDataSQL …/>
</TargetLevel>
例
<TargetLevel name="Claims"
id="4014:280967" uid="803421c3-0fae-0000-714b-e31d00000000"
hasDispName="false" hasDispDescription="false">
<PrimaryQLI>
<RefQualifiedListItem id="4018:280971"
uid="80341f19-0fb2-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Claims""/>
</PrimaryQLI>
<PrimaryPresCatalog>
<RefPresentationCatalog id="4004:275727"
uid="803405cb-0fa4-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Insurance Claims_Segmentation""/>
</PrimaryPresCatalog>
<SamplingTables>
<RefSamplingTable id="4024:281052"
uid="80342e79-0fb8-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Claims"."M_10C_INSCLM_D""/>
</SamplingTables>
<Catalogs>
<RefSegCatalog id="4026:281080"
uid="803421ca-0fba-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Claims"."Claims_Insurance Claims_Segmentation
""/>
<RefSegCatalog id="4026:281081"
uid="803421cb-0fba-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Claims"."Claims_Fin Accounts and
Ins Policies_segmentation""/>
<RefSegCatalog id="4026:281082"
uid="803421c8-0fba-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Claims"."Claims_Activities_segmentation
""/>
<RefSegCatalog id="4026:281083"
uid="803421c9-0fba-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Claims"."Claims_Service Requests_segmentation
""/>
</Catalogs>
<TargetColumn>
<RefPresentationColumn id="4010:226622"
uid="80342e43-0faa-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Marketing Segmentation Cache and Saved Results
".."- Claim Result Data"."Claim ID""/>
</TargetColumn>
<NodeColumn>
<RefPresentationColumn id="4010:226621"
uid="80342e45-0faa-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Marketing Segmentation Cache and Saved Results
".."- Claim Result Data"."GUID""/>
</NodeColumn>
<PhysicalTable>
<RefPhysicalTable id="3001:100690"
uid="80342d47-0bb9-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Oracle Data Warehouse"."Catalog
"."dbo"."M_SR_CLAIM""/>
</PhysicalTable>
<HeaderSQL>
<![CDATA[INSERT INTO M_SR_HEADER (GUID, SEGMENT_PATH, SR_CUSTOM_LABEL,
PRIORITY, NODE_PATH, NODE_LABEL, TARGET_LEVEL, CREATED_BY, "COUNT", DATE_
TIME, SR_PATH, CONNECTION_POOL) VALUES ('@{guid}', '@{segmentPath}',
'@{srCustomLabel}', @{priority}, '@{nodePath}', '@{nodeLabel}',
'@{targetLevel}','@{createdBy}', @{count},'@{createdTime}', '@{srPath}',
'@{connectionPool}')]]>
</HeaderSQL>
<DelHeaderSQL>
<![CDATA[DELETE FROM M_SR_HEADER WHERE GUID IN (@{guids})]]>
</DelHeaderSQL>
<DelDataSQL>
<![CDATA[DELETE FROM M_SR_CLAIM WHERE GUID IN (@{guids})]]>
</DelDataSQL>
</TargetLevel>
リスト・カタログ要素はマーケティング・メタデータのリスト・カタログ・オブジェクトに対応しています。リスト・カタログとは、ターゲット・レベルでのデータ・リストの生成に使用されるオブジェクトです。
リスト・カタログ・タグには次の子要素があります。
表10-4 リスト・カタログの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
RefPresentationCatalog |
このカタログのサブジェクト・エリアを参照します。サブジェクト・エリア名がリスト・カタログの名前として使用されます。 |
|
QualifyingKeys |
このリスト・カタログの修飾キーのセットを参照します。 各修飾キーは |
リスト・カタログ・タグには属性はありません。
構文
<ListCatalog …>
<Description />
<RefPresentationCatalog …/>
<QualifyingKeys>
<RefQualifyingKey …/>
<RefQualifyingKey …/>
</QualifyingKeys>
</ListCatalog>
例
<ListCatalog name="Campaign Load - Contacts"
id="4016:281116" uid="8032fe2c-0fb0-0000-714b-e31d00000000">
<RefPresentationCatalog id="4004:275725"
uid="8032fb8c-0fa4-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Campaign Load - Contacts""/>
<QualifyingKeys>
<RefQualifyingKey id="4020:281006"
uid="8032fe3d-0fb4-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Contacts"."Qualifying Key#29""/>
<RefQualifyingKey id="4020:281037"
uid="8032fe3e-0fb4-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Accounts"."Qualifying Key#30""/>
</QualifyingKeys>
</ListCatalog>
修飾リスト項目要素はマーケティング・メタデータの修飾リスト項目オブジェクトに対応しています。修飾リスト項目とは、セグメント基準に基づいて評価されるエンティティであり、特定の項目に関連する情報をリスト・ファイルにエクスポートする目的で使用されます。
修飾リスト項目タグには次の属性があります。
修飾リスト項目タグには次の子要素があります。
表10-6 修飾リスト項目の子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
CacheCatalog |
この修飾リスト項目のキャッシュのサブジェクト・エリアを参照します。 サブジェクト・エリアは |
|
CacheConnPool |
キャッシュ表の接続プールを参照します。 接続プールは |
|
TargetColumn |
ターゲットIDプレゼンテーション列を参照します。 ターゲットID列は |
|
NodeColumn |
GUIDプレゼンテーション列を参照します。 GUID列は |
|
PhysicalTable |
キャッシュされた完全修飾リスト項目を格納する物理表を参照します。 物理表は |
|
DeleteSQL |
キャッシュされた結果の削除に使用する物理SQLを格納します。 |
構文
<QualifiedListItem …
cacheTable="">
<Description />
<CacheCatalog>
<RefPresentationCatalog …/>
</CacheCatalog>
<CacheConnPool>
<RefConnectionPool …/>
</CacheConnPool>
<TargetColumn>
<RefPresentationColumn …/>
</TargetColumn>
<NodeColumn>
<RefPresentationColumn …/>
</NodeColumn>
<PhysicalTable>
<RefPhysicalTable …/>
</PhysicalTable>
<DeleteSQL>
<!CDATA[[…]]>
</DeleteSQL>
</QualifiedListItem>
例
<QualifiedListItem name="Service Requests"
id="4018:6474" uid="80caa1d3-0fb2-0000-714b-e31d00000000">
<DeleteSQL>
<![CDATA[DELETE FROM M_C_GENERIC WHERE GUID = '@{guid}']]>
</DeleteSQL>
</QualifiedListItem>
修飾キー要素は、マーケティング・メタデータのリスト・カタログ・オブジェクトまたはセグメンテーション・カタログ・オブジェクトで使用される修飾キーに対応しています。修飾キーによって、修飾リスト項目がプレゼンテーション列にマップされます。
修飾キー・タグには次の子要素があります。
表10-7 修飾キーの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
RefSegCatalog |
この修飾キーが属するセグメンテーション・カタログを参照します。 |
|
RefListCatalog |
この修飾キーが属するリスト・カタログを参照します。 |
|
RefPresentationColumn |
この修飾キーのプレゼンテーション列を参照します。 |
この修飾キー・タグには属性はありません。
構文
<QualifyingKey …> <Description /> <RefSegCatalog ../> <RefListCatalog ../> <RefPresentatonColumn ../> </QualifyingKey>
例
<QualifyingKey name="MKTG_QK_4020:125971262767661"
parentName=""Customers""
parentId="4018:6474" parentUid="80caa1d3-0fb2-0000-714b-e31d00000000"
id="4020:12597" uid="80cab8c6-0fb4-0000-714b-e31d00000000">
<RefSegCatalog id="4026:12596"
uid="80cab8c7-0fba-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Customers"."Customers_A - Sample Sales""/>
<RefPresentationColumn id="4010:12527"
uid="80cab87f-0faa-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""A - Sample Sales".."More Customer Objects"
."X20 Cust Key (Segmentation)""/>
</QualifyingKey>
サンプリング表要素はマーケティング・メタデータのサンプリング表オブジェクトに対応しています。サンプリング表はターゲット・レベル・オブジェクトの一部として作成および管理されます。
サンプリング表タグには次の属性があります。
サンプリング表タグには次の子要素があります。
構文
<SamplingTable …
factor="">
<Description />
<RefPhysicalTable …/>
</SamplingTable>
例
<SamplingTable name="M_10C_PERSON_D"
parentName=""Contacts""
parentId="4014:280966" parentUid="802ba17b-0fae-0000-714b-e31d00000000"
id="4024:281051" uid="80331464-0fb8-0000-714b-e31d00000000"
factor="0.1">
<RefPhysicalTable id="3001:86873"
uid="002261ab-0bb9-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Oracle Data Warehouse"."Catalog"
."dbo"."Dim_W_PARTY_PER_D_Contact""/>
</SamplingTable>
セグ・カタログ要素はマーケティング・メタデータのセグメンテーション・カタログ・オブジェクトに対応しています。セグメンテーション・カタログは、セグメンテーションに対して有効なOracle BIサブジェクト・エリアです。セグメンテーション・カタログは、セグメント基準の作成に使用できるディメンションとファクト・メジャーのセットを提供します。
セグ・カタログ・タグには次の子要素があります。
表10-10 セグ・カタログの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
RefPresentationCatalog |
このセグメンテーション・カタログのサブジェクト・エリアを参照します。 |
|
QualifyingKeys |
このリスト・カタログの修飾キーのセットを参照します。 各修飾キーは |
セグ・カタログ・タグには属性はありません。
構文
<SegCatalog …>
<Description />
<RefPresentationCatalog …/>
<QualifyingKeys>
<RefQualifyingKey …/>
</QualifyingKeys>
</SegCatalog>
例
<SegCatalog name="Customers_A - Sample Sales"
parentName=""Customers""
parentId="4014:6473" parentUid="80caa1d2-0fae-0000-714b-e31d00000000"
id="4026:12596" uid="80cab8c7-0fba-0000-714b-e31d00000000">
<RefPresentationCatalog id="4004:12383"
uid="80cab7ef-0fa4-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""A - Sample Sales""/>
<QualifyingKeys>
<RefQualifyingKey id="4020:12597"
uid="80cab8c6-0fb4-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Customers"."
MKTG_QK_4020:125971262767661""/>
</QualifyingKeys>
</SegCatalog>
セキュリティ要素とは、主に、Oracle Business Intelligenceのセキュリティ機能に関連する要素であり、たとえば変数、認証、権限、ユーザー、アプリケーション・ロールなどに関連する要素を指します。セキュリティ要素には次のものがあります。
変数要素は、リポジトリの物理レイヤー内の変数オブジェクトに対応しています。
変数タグには次の属性があります。
表10-11 変数タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
securityMask |
セッション変数にのみ使用されます。この属性は次のオプションの値を格納します。
|
|
isSessionVar |
trueに設定されている場合は、この変数がセッション変数であることを示します。リポジトリ変数の値が静的であるのに対し、セッション変数は、各ユーザーのログオン時に作成され、値が代入されます。 |
変数タグには次の子要素があります。
構文
<Variable …
securityMask=""
isSessionVar="">
<Description />
<Expr>...</Expr>
</Variable>
例
<Variable name="DYNAMIC_PRODUCT_TABLE"
parentName=""DUAL Prod Table""
parentId="3033:81463" parentUid="80cc200a-0bd9-0000-714b-e31d00000000"
id="3031:7079" uid="80caa443-0bd7-0000-714b-e31d00000000"
securityMask="2" isSessionVar="true">
<Expr>
<![CDATA['SAMP_PRODUCTS_D']]>
</Expr>
</Variable>
LDAPサーバー要素は、管理ツールの「Identity Manager」ダイアログにあるLDAPサーバー・オブジェクトに対応しています。
LDAPサーバー・タグには次の属性があります。
表10-13 LDAPサーバー・タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
hostName |
LDAPサーバーのホスト名。 |
|
port |
LDAPサーバーのポート番号(389など)。 |
|
baseDN |
認証検索の開始点を識別するベース識別名(DN)。 |
|
bindDN |
LDAPサーバーへのバインドに必要なオプションのDN。 |
|
userNameAttrType |
ユーザーID、RDN(相対識別名)、sAMAccountName(ADSIの場合)などの、ユーザーを一意に識別する値。 |
|
domainID |
LDAPオブジェクトの担当範囲のドメインを一意に識別するドメイン識別子。これはLDAPオブジェクトが複数存在する場合に特に役立ちます。 |
|
password |
バインドDNに関連付けられたユーザー・パスワード。 |
|
timeout |
管理ツールによるインポート試行またはOracle BIサーバーによるユーザーの認証試行がタイムアウトになるまでの時間。 |
|
cacheExpiry |
LDAPキャッシュ内の、ログオンしたユーザーの認証キャッシュ・エントリをリフレッシュする間隔。 このオプションは、管理ツールの「オプション」ダイアログの「リポジトリ」タブにある「キャッシュ・リフレッシュ間隔」に対応しています。 |
|
isADSI |
trueに設定されている場合は、Active Directory LDAPサーバーであることを示します。 |
|
useSSL |
trueに設定されている場合は、LDAPサーバーへの接続にSecure Sockets Layer(SSL)を使用することを示します。 |
|
keyFile |
クライアント証明書と認証局(CA)証明書を格納するキー・ファイルの名前。useSSLがtrueに設定されている場合は必須です。 このオプションは、管理ツールの「オプション」ダイアログの「リポジトリ」タブにある「キー・ファイル名」に対応しています。 |
|
keyPassword |
セキュアなLDAPの場合、必要な証明書が格納されているkeydbファイルが存在します。keyPasswordは、そのkeydbファイルにアクセスするためのパスワードです。 |
|
version |
LDAPサーバーのLDAPバージョン番号2または3のいずれか。デフォルトは3です。 |
|
cacheEntries |
Oracle BIサーバーの起動時に事前割当てされる認証キャッシュの最大エントリ数。ユーザー数がこの制限を超えると、キャッシュ・エントリはLRUアルゴリズムを使用して置換されます。この値が0の場合は、認証キャッシュは無効になります。 このオプションは、管理ツールの「オプション」ダイアログの「リポジトリ」タブにある「キャッシュ・エントリ数」に対応しています。 |
LDAPサーバー・タグには子要素はありません。
構文
<LDAPServer …
hostName=""
port=""
baseDN=""
bindDN=""
userNameAttrType=""
domainID=""
password=""
timeout=""
cacheExpiry=""
entities=""
isADSI=""
useSSL=""
keyFile=""
keyPassword=""
version=""
cacheEntries="">
<Description />
</LDAPServer>
例
<LDAPServer name="L1"
id="3035:44085" uid="c39e1310-0c00-1000-806e-0a9702490000"
hostName="sdacns05" port="389" version="3" baseDN="name1" bindDN="name2"
userNameAttrType="sAMAccountName"
password="6C6F0BE01FC4111F3AC2236A364D912E6CC6E805A7729CECC34915F82D6CA5D1B19
AF813BD5ADC908750471E8F5D151A A886F77E060E2E17F45AD8D18CAB2E4D3EFA15B75E30D8
B4BFA8C7B2D70552BD"
timeout="60" cacheExpiry="86400" cacheEntries="1000"
isADSI="true" useSSL="true"
keyPassword="E3130008E1C4CAD47041E4AE68B048E6 7C2E35213306F12832914CBE7A9DD95
561D771DED06484112B1FC6F27B6D0D58">
</LDAPServer>
初期化ブロック要素は、物理レイヤーの初期化ブロック・オブジェクトに対応しています。初期化ブロックは、動的リポジトリ変数、システム・セッション変数、およびシステム以外のセッション変数を初期化するために使用されます。
初期化ブロック・タグには次の属性があります。
表10-14 初期化ブロック・タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
isSessionVar |
trueに設定されている場合は、この初期化ブロックがセッション初期化ブロックであることを示します。セッション初期化ブロックはセッション変数とともに使用されます。 デフォルト値はfalseです。 |
|
refreshPeriod |
この初期化ブロックのリフレッシュ間隔(秒数)。リポジトリ初期化ブロックに対してのみ使用されます。 デフォルト値は0です。 |
|
baseTime |
この初期化ブロックの開始日時。リポジトリ初期化ブロックに対してのみ使用されます。 デフォルト値は |
|
isRowWiseInit |
trueに設定されている場合は、行単位の初期化が有効化されていることを示します。行単位の初期化では、セッションの開始時にセッション変数を動的に作成して値を設定できます。セッション初期化ブロックに対してのみ使用されます。 デフォルト値はfalseです。 |
|
isRowWiseCacheEnabled |
trueに設定されている場合は、「キャッシュの使用」オプションが有効化されていることを示します。このオプションを指定すると、Oracle BIサーバーは問合せの結果をメイン・メモリー・キャッシュに格納します。このオプションは、行単位の初期化が有効化されている場合にのみ使用できます。 デフォルト値はtrueです。 |
|
isSuccRequired |
管理ツールでこの初期化ブロックに対して「認証のために必要」オプションが選択されていることを示します。 このオプションが選択されている場合、ユーザーがログインするためには、この初期化ブロックの実行に成功する必要があります。つまり、初期化ブロックの実行に失敗すると、ユーザーはOracle BI EEへのアクセスを拒否されます。実行の失敗は、初期化ブロックで誤った資格証明が定義されているか、またはデフォルトの初期化文字列にエラーがある場合に発生することがあります。 デフォルト値はfalseです。 |
|
isEnabled |
trueに設定されている場合は、この初期化ブロックが有効であることを示します。セッション初期化ブロックに対してのみ使用されます。 デフォルト値はtrueです。 |
|
isDeferredExecution |
trueに設定されている場合は、この初期化ブロックの遅延実行が有効であることを示します。 遅延実行を使用し、サーバー起動時に初期化ブロックのSQL実行を保留することによって、サーバーの起動時間を短縮します。いずれかの変数が使用される場合のみ、SQLが発行され、変数が初期化されます。 |
|
isDBIndependentSQL |
trueに設定されている場合は、データベースに依存しないSQLが有効であることを示します。 このSQLは論理SQLで、Oracle BIサーバーによってデータベース固有のSQLに翻訳されます。 |
初期化ブロック・タグには次の子要素があります。
表10-15 初期化ブロックの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
RefConnectionPool |
この初期化ブロックの接続プールを参照します。 この要素は、この初期化ブロックのデータ・ソース・タイプがデータベースまたはXMLの場合にのみ使用されます。 |
|
RefCustomAuthenticator |
この初期化ブロックのカスタム認証システムを参照します。 |
|
DBMap |
データベース固有の文字列の値を格納します。次に示すように、 <Item name=""> <Value /> </Item> |
|
Predecessors |
この初期化ブロックの前に初期化する初期化ブロックがある場合は、その初期化ブロックを参照します。 各初期化ブロックは |
|
Variables |
この初期化ブロックに関連付けられた変数を参照します。 各変数は |
|
InitString |
変数に移入する必要があるSQL初期化文字列。 この要素は、この初期化ブロックのデータ・ソース・タイプがデータベースまたはXMLの場合にのみ使用されます。 |
|
LDAPServers |
この初期化ブロックに関連付けられたLDAPサーバーを参照します。 各LDAPサーバーは この要素は、この初期化ブロックのデータ・ソース・タイプがLDAPの場合にのみ使用されます。 |
構文
<InitBlock …
isSessionVar=""
refreshPeriod=""
baseTime=""
isRowWiseInit=""
isRowWiseCacheEnabled=""
isSuccRequired=""
isEnabled=""
isDeferredExecution=""
isDBIndependentSQL="">
<Description />
<RefConnectionPool …/>
<RefCustomAuthenticator …/>
<DBMap>
<Item name="">
<Value …/>
</Item>
</DBMap>
<Predecessors>
<RefInitBlock …/>
</Predecessors>
<Variables>
<RefVariable …/>
<RefVariable …/>
</Variables>
<InitString …/>
<LDAPServers>
<RefLDAPServer …/>
<RefLDAPServer …/>
</LDAPServers>
<InitBlock>
例
<InitBlock name="DUAL Prod Table"
id="3033:81463" uid="80cc200a-0bd9-0000-714b-e31d00000000"
isSessionVar="true">
<RefConnectionPool id="3029:1159"
uid="80ca62c5-0bd5-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""01 - Sample App Data (ORCL)"."
Sample Relational Connection""/>
<DBMap>
<Item name="DefaultMulDB">
<Value>
<![CDATA[Select 'SAMP_PRODUCTS_D' From Dual]]>
</Value>
</Item>
</DBMap>
<Variables>
<RefVariable id="3031:7079"
uid="80caa443-0bd7-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""DUAL Prod Table"."
DYNAMIC_PRODUCT_TABLE""/>
</Variables>
<InitString>
<![CDATA[Select 'SAMP_PRODUCTS_D' From Dual]]>
</InitString>
</InitBlock>
カスタム認証要素は、管理ツールの「Identity Manager」ダイアログにあるカスタム認証システム・オブジェクトに対応しています。
カスタム認証システム・タグには次の属性があります。
表10-16 カスタム認証システム・タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
cacheExpiry |
このカスタム認証システムで、ログオンしたユーザーの認証キャッシュ・エントリをリフレッシュする間隔。 |
|
path |
プラグインdllのパスと名前。 |
|
configParam |
このカスタム認証システムの、構成用に明示的に公開されているパラメータをリストします。 |
|
hiddenParam |
このカスタム認証システムの暗号化されているパラメータ(パスワードなど)をリストします。 |
|
cacheEntries |
Oracle BIサーバーの起動時に事前割当てされる、このカスタム認証システムの認証キャッシュの最大エントリ数。ユーザー数がこの制限を超えると、キャッシュ・エントリはLRUアルゴリズムを使用して置換されます。この値が0の場合は、認証キャッシュは無効になります。 |
|
csfKey |
この属性は使用されていません。 |
カスタム認証システム要素には子要素はありません。
構文
<CustomAuthenticator …
cacheExpiry=""
path=""
configParam=""
hiddenParam=""
cacheEntries="">
<Description />
</CustomAuthenticator>
例
<CustomAuthenticator name="NEWCA"
id="3047:44086" uid="c467a4a0-0c00-1000-806e-0a9702490000"
cacheExpiry="86400" cacheEntries="1000"
path="authenticate.dll"
configParam="ABC"
hiddenParam="D7EDED84BC624A917F5B462A4DCA05CDCE256EEEEEDC97D5B383E1888393F558
5DA9CAC25EA1FA59">
</CustomAuthenticator>
権限パッケージ要素は他の権限のコンテナです。これは、リポジトリ・メタデータ内の特定のユーザーまたはアプリケーション・ロール・オブジェクトに適用される権限セットに対応しています。権限パッケージ要素は、管理ツールの「ユーザー/アプリケーション・ロール権限」ダイアログの「オブジェクト権限」タブ、「問合せ制限」タブおよび「データ・フィルタ」タブに表示される情報を格納します。
権限パッケージは複数のユーザーまたはアプリケーション・ロールと関連付けることができるので、権限パッケージの総数はユーザー・ロールおよびアプリケーション・ロールの総数と一致しない場合があります。
権限パッケージ・タグには次の属性があります。
権限パッケージ・タグには次の子要素があります。
表10-18 権限パッケージの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
QueryPrivileges |
この権限パッケージに属する問合せ権限および対応するデータベースを参照します。 問合せ権限とデータベースの各ペアは 各
|
|
Filters |
オブジェクト名とフィルタ式のマッピングによって、この権限パッケージに属するデータ・フィルタを参照します。 オブジェクト名とフィルタ式の各ペアは 各
|
|
ObjectPrivileges |
この権限パッケージに属するオブジェクト権限を参照します。 各オブジェクト権限は |
スキーマでnone、 read、write、readwrite、delete、grantおよびallの属性をリストしていますが、これらの属性は使用されません。これらの権限は子要素定義の一部として公開されます。
構文
<PrivilegePackage …
isFineGrainedMode="">
<Description />
<QueryPrivileges>
<Mapping>
<RefDatabase …/>
<RefQueryPrivilege …/>
</Mapping>
</QueryPrivileges>
<Filters>
<Mapping status="">
<RefObject …/>
<Expr …/>
</Mapping>
</Filters>
<ObjectPrivileges>
<RefObjectPrivilege …/>
</ObjectPrivileges>
</PrivilegePackage>
例
<PrivilegePackage name="PrivPack_4209:3417381144981469"
id="4209:281602" uid="808626e7-1071-0000-714b-e31d00000000">
<QueryPrivileges>
<Mapping>
<RefDatabase id="3023:68561"
uid="0023840a-0bcf-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Oracle Data Warehouse""/>
<RefQueryPrivilege id="4204:281350"
uid="808626e8-106c-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""QueryPriv_4204:3417391144981469""/>
</Mapping>
</QueryPrivileges>
<Filters>
<Mapping status="disable">
<RefObject id="2035:365983"
uid="80d105ed-07f3-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Core"."Fact - Sourcing - Response""/>
<Expr>
<![CDATA[cast("Core"."Dim - Procurement Business Unit"."Key Id" AS DOUBLE)
= valueof(NQ_SESSION.PRC_BU_MANAGE_NEG) AND ("Core"."Dim - Purchase
Buyer"."Purchase Buyer Login" = valueof(NQ_SESSION."USER") OR
cast("Core"."Dim - Procurement Business Unit"."Key Id" AS DOUBLE)=
valueof(NQ_SESSION.PRC_BU_MANAGE_NEG_ViewOthers))]]>
</Expr>
</Mapping>
<Mapping status="disable">
<RefObject id="2035:366000"
uid="80d105fe-07f3-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Core"."Fact - Sourcing - Negotiation Award
""/>
<Expr>
<![CDATA[cast("Core"."Dim - Procurement Business Unit"."Key Id" AS DOUBLE)
= valueof(NQ_SESSION.PRC_BU_MANAGE_NEG) AND ("Core"."Dim - Purchase
Buyer"."Purchase Buyer Login" = valueof(NQ_SESSION."USER") OR
cast("Core"."Dim - Procurement Business Unit"."Key Id" AS DOUBLE) =
valueof(NQ_SESSION.PRC_BU_MANAGE_NEG_ViewOthers))]]>
</Expr>
</Mapping>
<Mapping status="disable">
<RefObject id="2035:366038"
uid="80d10624-07f3-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Core"."Fact - Sourcing - Negotiation
""/>
<Expr>
<![CDATA[cast("Core"."Dim - Procurement Business Unit"."Key Id" AS DOUBLE)
= valueof(NQ_SESSION.PRC_BU_MANAGE_NEG) AND ("Core"."Dim - Purchase
Buyer"."Purchase Buyer Login" = valueof(NQ_SESSION."USER") OR
cast("Core"."Dim - Procurement Business Unit"."Key Id" AS DOUBLE) =
valueof(NQ_SESSION.PRC_BU_MANAGE_NEG_ViewOthers))]]>
</Expr>
</Mapping>
</Filters>
<ObjectPrivileges>
<RefObjectPrivilege id="1500:281254"
uid="808626e9-05dc-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""ObjPriv_1500:3417401144981469""/>
</ObjectPrivileges>
</PrivilegePackage>
オブジェクト権限要素は、論理列やプレゼンテーション列などのメタデータ・オブジェクトに適用できるオブジェクト権限のセットに対応しています。オブジェクト権限は、管理ツールのプレゼンテーション・レイヤーか、または「ユーザー/アプリケーション・ロール権限」ダイアログの「オブジェクト権限」タブで設定できます。
オブジェクト権限タグには次の属性があります。
表10-19 オブジェクト権限タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
type |
オブジェクトに適用される権限のタイプを格納します。有効な値は次のとおりです。
この権限には、 |
オブジェクト権限タグには次の子要素があります。
構文
<ObjectPrivilege …
type="">
<Description />
<Objects>
<RefObject …/>
<RefObject …/>
</Objects>
</ObjectPrivilege>
例
<ObjectPrivilege name="ObjPriv_1500:64621257864270"
id="1500:6462" uid="80caa1bb-05dc-0000-714b-e31d00000000"
type="read">
<Objects>
<RefObject id="4008:43061"
uid="80cb6a2f-0fa8-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Sample Sales".."Time""/>
<RefObject id="4008:43085"
uid="80cb6a47-0fa8-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Sample Sales".."More Time Objects""/>
<RefObject id="4008:43103"
uid="80cb6a59-0fa8-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Sample Sales".."Products""/>
</Objects>
</ObjectPrivilege>
問合せ権限要素は、ユーザーまたはアプリケーションのロールに適用できる問合せ権限のセットに対応しています。問合せ権限は、管理ツールの「ユーザー/アプリケーション・ロール権限」ダイアログにある「問合せ制限」タブで設定できます。
問合せ権限タグには次の属性があります。
表10-21 問合せ権限タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
maxExecTime |
データベースで実行可能なクエリーの最大分数。 |
|
maxExecTimePrivilege |
クエリーの最大実行時間制限のステータスを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
|
maxRows |
ユーザーがデータベースから取得する最大行数。 |
|
maxRowsPrivilege |
最大行数制限のステータスを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
|
populatePrivilege |
データベースに対する移入権限を付与するか、否認するかを指定します。移入ストアド・プロシージャは、基準ブロックのキャッシュ時に、キャッシュ/保存済結果セットの値をデータベースに書き込みます。有効な値は次のとおりです。
|
|
execPhysicalPrivilege |
直接データベース・リクエストがデフォルトで実行可能かどうかを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
問合せ権限タグには次の子要素があります。
表10-22 問合せ権限の子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
ExecTimeTable |
データベースへのアクセスが特定の期間に制限されている場合に、期間とアクセスの許可または拒否をリストします。 各期間は |
構文
<QueryPrivilege …
maxExecTime=""
maxExecTimePrivilege=""
maxRows=""
maxRowsPrivilege=""
populatePrivilege=""
execPhysicalPrivilege="">
<Description />
<ExecTimeTable>
<Item allow="" startTime="" endTime=""/>
<Item allow="" startTime="" endTime=""/>
</ExecTimeTable>
</QueryPrivilege>
例
<QueryPrivilege name="QueryPriv_4204:275811265643135"
id="4204:27581" uid="80cb1ae1-106c-0000-714b-e31d00000000"
maxExecTime="600" maxRows="100000"
populatePrivilege="enable" execPhysicalPrivilege="enable">
</QueryPrivilege>
ユーザー要素はリポジトリのユーザー・オブジェクトに対応しています。これらのオブジェクトは外部で管理されるユーザー・オブジェクトのメタデータ・リポジトリのコピーまたはバージョンを表します。
ユーザー・タグには次の属性があります。
表10-23 ユーザー・タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
fullName |
このユーザーのフルネーム。 |
|
loggingLevel |
このユーザーのロギング・レベル。 |
|
logStatisticsStatus |
この属性は使用されていません。 |
|
guid |
特定のユーザーに対するグローバルな一意の識別子で、ユーザー名とは無関係です。 |
ユーザー・タグには次の子要素があります。
表10-24 ユーザーの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
RefPrivilegePackage |
このユーザーに適用される権限パッケージ(オブジェクト権限、データ・フィルタおよび問合せ権限のセット)を参照します。 |
|
Groups |
このユーザーが属するアプリケーション・ロールを参照します。 各アプリケーション・ロールは |
|
DBSignOnList |
このユーザーに対してデータベース固有のログインが定義されている場合に、データベース・ログイン・ユーザー名およびパスワードと、対応するデータベースを参照します。 データベース資格証明とデータベース名の各ペアは 各
|
構文
<User …
fullName=""
loggingLevel=""
guid="">
<Description />
<RefPrivilegePackage …/>
<Groups>
<RefGroup …/>
<RefGroup …/>
</Groups>
<DBSignOnList>
<Mapping>
<RefDBSignOn …/>
<RefDatabase …/>
</Mapping>
</DBSignOnList>
</User>
例
<User name="mgr" id="1501:577531"
uid="80ca34ae-05dd-0000-714b-e31d00000000"
guid="D289B2F1E54411DEBFF92BEEA2576FF2">
<RefPrivilegePackage id="4209:588476"
uid="80d92bbd-1071-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""PrivPack_4209:5884761253725358""/>
<Groups>
<RefGroup id="4206:577530"
uid="80ca34b7-106e-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Mgr""/>
</Groups>
</User>
グループ要素はメタデータ・リポジトリのアプリケーション・ロール・オブジェクトに対応しています。
グループ・タグには次の属性があります。
表10-25 グループ・タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
displayName |
このアプリケーション・ロールのカスタム表示名です。 |
|
logLevel |
この属性は使用されていません。 |
|
logStatisticsStatus |
この属性は使用されていません。 |
|
guid |
特定のアプリケーション・ロールに対するグローバルな一意の識別子で、ロール名とは無関係です。 |
グループ・タグには次の子要素があります。
表10-26 グループの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
RefPrivilegePackage |
このアプリケーション・ロールに適用される権限パッケージ(オブジェクト権限、データ・フィルタおよび問合せ権限のセット)を参照します。 |
|
ChildGroups |
このアプリケーション・ロールに属するアプリケーション・ロールのセットを参照します。 各子要素は |
構文
<Group …>
displayName=""
guid="">
<Description />
<RefPrivilegePackage …/>
<ChildGroups>
<RefGroup …/>
</ChildGroups>
</Group>
例
<Group name="Marketing Analytics User" id="4206:10"
uid="0023e1a4-106e-0000-714b-e31d00000000"
guid="Marketing Analytics User">
<RefPrivilegePackage id="4209:281517"
uid="0023e206-1071-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""PrivPack_4209:651191007624440""/>
<ChildGroups>
<RefGroup id="4206:26"
uid="0023e1b5-106e-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""CM Marketing Analytics User""/>
</ChildGroups>
</Group>
DBサインオン要素は、ユーザー・オブジェクトの「ログオン」タグに表示される情報に対応しています。データベース固有のログインIDとパスワード用にリポジトリが設定されている場合は、データベース固有の資格証明を設定して、権限のあるユーザーが、基礎となるデータベースに接続できます。この場合ユーザーのアクセスは、そのデータベースにおいてそのユーザーに付与されている認可レベルで行われます。
DBサインオン・タグには次の属性があります。
表10-27 DBサインオン・タグの属性
| 属性名 | 説明 |
|---|---|
|
user |
基礎となるデータベースのユーザー名。 |
|
password |
基礎となるデータベースの対応するパスワード。パスワードは暗号化されていることに注意してください。 |
DBサインオン・タグには子要素はありません。
構文
<DBSignOn …
user=""
password="">
<Description />
</DBSignOn>
例
<DBSignOn name="LOGON_4211:2559932074113"
id="4211:158" uid="309a5c29-0bf7-1000-8f7c-0ae593260000"
user="my_db_user"
password="BA0EAAB163">
</DBSignOn>
SetPermission要素は、リポジトリ・オブジェクトを表さないという点で特殊な要素です。この要素の用途は、オブジェクト権限および権限パッケージの各オブジェクトを明示的に定義しなくても自動的に追加される権限を定義することです。これらの権限の定義対象となるオブジェクトの詳細は、第10.2.5項「XML要素: 権限パッケージ」および第10.2.6項「XML要素: オブジェクト権限」を参照してください。
SetPermission要素は、実質的にはオブジェクトに対してユーザーおよびロールの権限を設定するためのコマンドです。
SetPermissionを使用すると、選択したサブ要素に応じて、次のような各種のプレゼンテーション・オブジェクトおよびマーケティング・オブジェクトに対してユーザー権限とロール権限を追加したり、抑制することができます。
接続プール
リスト・カタログ
プレゼンテーション・カタログ
プレゼンテーション列
プレゼンテーション階層
プレゼンテーション・レベル
プレゼンテーション表
ターゲット・レベル
選択したサブ要素およびサブ要素の値が指定されているSetPermission要素は、まずXMLファイルに追加されてから、XMLコマンドライン・ツールのbiserverxmlexecおよびbiserverxmlcliに入力されます。コマンドライン・ツールの詳細は、第6.2項「XMLの生成と実行」を参照してください。
これらのツールを実行すると、出力RPDで自動的に生成されたオブジェクト権限および権限パッケージの各オブジェクトに、SetPermissionによって適切な権限が設定されます。オブジェクト権限および権限パッケージの各オブジェクトがすでにRPDに存在している場合は、SetPermissionコマンドの実行時に上書きされます。
|
注意: SetPermission要素は、リポジトリへの情報の追加のみに使用されます。リポジトリの管理ツールで生成できる出力XMLファイルには表示されません。 |
SetPermission要素の最小要件として、この要素は少なくとも1つのオブジェクトと1つのロールまたはユーザーで構成される必要があります。XML入力ファイル内またはRPD内(あるいはその両方)に存在するオブジェクトを指定できます。ロールおよびユーザーは、セキュリティ・レルム内、およびRPD内またはXML入力ファイル内(あるいはその両方)に存在している必要があります。
SetPermissionタグには属性はありません。
SetPermissionタグには次の子要素があります。
表10-28 SetPermissionの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
Objects |
このSetPermissionが適用されるオブジェクトのセットを参照します。 各オブジェクトは、 |
|
Role |
|
|
User |
|
構文
<SetPermission>
<Objects>
<RefPresentationCatalog…/>
<RefPresentationTable…/>
<RefPresentationColumn…/>
<RefPresentationHierarchy…/>
<RefPresentationLevel…/>
<RefTargetLevel…/>
<RefListCatalog…/>
</Objects>
<Role name="" permission=""/>
<User name="" permission=""/>
</SetPermission>
例
<SetPermission>
<Objects>
<RefPresentationCatalog
qualifiedName=""custExt3c2ce61c_0dc2_420c_b785_cf6b451deda5"" />
</Objects>
<Role name="SALES_EXECUTIVE_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY" permission="none" />
<Role name="SALES_CAMPAIGN_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY" permission="read" />
<Role name="SALES_MANAGERIAL_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY" permission="read" />
<Role name="SALES_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY" permission="read" />
</SetPermission>
FMWセキュリティ要素は使用されません。
この項では、他のどのカテゴリにも該当しないその他の要素について説明します。次の要素があります。
プロジェクト要素はリポジトリ・メタデータのプロジェクト・オブジェクトに対応しています。プロジェクトは、マルチユーザー開発をサポートし、複数の開発者がそれぞれの担当領域で作業を行えるようにします。
プロジェクト・タグには次の子要素があります。
表10-29 プロジェクトの子要素
| 要素名 | 説明 |
|---|---|
|
Catalogs |
プロジェクトに属するサブジェクト・エリアを参照します。 各サブジェクト・エリアは |
|
FactTables |
プロジェクトに属する論理ファクト表を参照します。 各ファクト表は |
|
Groups |
プロジェクトに属するアプリケーション・ロールを参照します。 各アプリケーション・ロールは |
|
Users |
プロジェクトに属するユーザーを参照します。 各ユーザーは |
|
Variables |
プロジェクトに属する変数を参照します。 各変数は |
|
InitBlocks |
プロジェクトに属する初期化ブロックを参照します。 各初期化ブロックは |
|
ListCatalogs |
プロジェクトに属するリスト・カタログを参照します。 各リスト・カタログは |
|
Tables |
プロジェクトに属するプレゼンテーション表を参照します。 各プレゼンテーション表は |
|
Columns |
プロジェクトに属するプレゼンテーション列を参照します。 各プレゼンテーション列は |
|
Hierarchies |
プロジェクトに属するプレゼンテーション階層を参照します。 各プレゼンテーション階層は |
|
Levels |
プロジェクトに属するプレゼンテーション・レベルを参照します。 各プレゼンテーション・レベルは |
|
ExcludedCatalogs |
プロジェクトに属さないが、プロジェクトに属する論理オブジェクトにマップされているサブジェクト・エリアを参照します。 各サブジェクト・エリアは |
|
ExcludedTables |
プロジェクトに属さないが、プロジェクトに属する論理オブジェクトにマップされているプレゼンテーション表を参照します。 各プレゼンテーション表は |
|
ExcludedColumns |
プロジェクトに属さないが、プロジェクトに属する論理オブジェクトにマップされているプレゼンテーション列を参照します。 各プレゼンテーション列は |
|
ExcludedHierarchies |
プロジェクトに属さないが、プロジェクトに属する論理オブジェクトにマップされているプレゼンテーション階層を参照します。 各プレゼンテーション階層は |
|
ExcludedLevels |
プロジェクトに属さないが、プロジェクトに属する論理オブジェクトにマップされているプレゼンテーション・レベルを参照します。 各サブジェクト・エリアは |
プロジェクト・タグには属性はありません。
構文
<Project …>
<Description />
<Catalogs>
<RefPresentationCatalog…/>
</Catalogs>
<FactTables>
<RefLogicalTable …/>
</FactTables>
<Groups>
<RefGroup…/>
</Groups>
<Users>
<RefUser …/>
</Users>
<Variables>
<RefVariable …/>
</Variables>
<InitBlocks>
<RefInitBlock…/>
</InitBlocks>
<ListCatalogs>
<RefListCatalog …/>
</ListCatalogs>
<Tables>
<RefPresentationTable…/>
</Tables>
<Columns>
<RefPresentationColumn…/>
</Columns>
<Hierarchies>
<RefPresentationHierarchy…/>
</Hierarchies>
<Levels>
<RefPresentationLevel…/>
</Levels>
<ExcludedCatalogs>
<RefPresentationCatalog…/>
</ExcludedCatalogs>
<ExcludedTables>
<RefPresentationTable…/>
</ExcludedTables>
<ExcludedColumns>
<RefPresentationColumn…/>
</ExcludedColumns>
<ExcludedHierarchies>
<RefPresentationHierarchy…/>
</ExcludedHierarchies>
<ExcludedLevels>
<RefPresentationLevel…/>
</ExcludedLevels>
</Project>
例
<Project name="FUSION_SPE"
id="4213:281691" uid="80ca6265-1075-0000-714b-e31d00000000">
<Catalogs>
<RefPresentationCatalog id="4004:275486"
uid="80ca9dbb-0fa4-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Sales Manager Dashboard - Campaign""/>
<RefPresentationCatalog id="4004:275495"
uid="80ca9e05-0fa4-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Sales Manager Dashboard - Lead""/>
...
</Catalogs>
<FactTables>
<RefLogicalTable id="2035:9160"
uid="00224fb6-07f3-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Core"."Fact - CRM - Order Item""/>
<RefLogicalTable id="2035:9371"
uid="00224fb8-07f3-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Core"."Fact - CRM - Service Request""/>
...
</FactTables>
<Groups>
<RefGroup id="4206:1"
uid="0023e1a2-106e-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""BIAdministrators""/>
</Groups>
<Users>
<RefUser id="1501:2"
uid="0021f847-05dd-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Administrator""/>
</Users>
<Variables>
<RefVariable id="3031:250"
uid="808466f1-0bd7-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""User Hierarchy Level"."HIER_LEVEL""/>
<RefVariable id="3031:337"
uid="80c96155-0bd7-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""GetCRMCalendar"."CRM_CAL_ID""/>
...
</Variables>
<InitBlocks>
<RefInitBlock id="3033:68605"
uid="808466f2-0bd9-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""User Hierarchy Level""/>
<RefInitBlock id="3033:68645"
uid="80c9615a-0bd9-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""GetCRMCalendar""/>
...
</InitBlocks>
<ExcludedColumns>
<RefPresentationColumn id="4010:1181008"
uid="80ec06eb-0faa-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Sales Manager Dashboard - Customer".."
Date"."Day of Week""/>
<RefPresentationColumn id="4010:1181009"
uid="80ec06ec-0faa-0000-714b-e31d00000000"
qualifiedName=""Sales Manager Dashboard - Customer".."
Date"."Day of Year""/>
...
</ExcludedColumns>
</Project>
問合せオブジェクト要素は、リポジトリ・メタデータの保存済問合せオブジェクトに対応しています。問合せの保存は、管理ツールの「リポジトリの問合せ」ダイアログで行えます。
問合せオブジェクト・タグには次の子要素があります。
問合せオブジェクト・タグには属性はありません。
構文
<QueryObject …> <Description /> <QueryString …/> </QueryObject>
例
<QueryObject name="samplequery"
id="4217:970" uid="c7fdc3b1-0c00-1000-8e0b-0a9702490000">
<QueryString>
<![CDATA[ (128 = "*") AND (6 = Business Model) AND (0) ]]>
</QueryString>
</QueryObject>