Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイド リリース11g (11.1.1) B66709-04 |
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この章では、PDFドキュメント・セキュリティのプロパティ、FO処理のプロパティ、フォント・マッピングのプロパティ、および各出力タイプに固有のプロパティなど、BI Publisherのプロパティの処理について説明します。
内容は次のとおりです。
「ランタイム構成」ページでは、ランタイム・プロパティをサーバー・レベルで設定できます。レポート・エディタの「プロパティ」ダイアログでは、この同じプロパティをレポート・レベルで設定できます。(『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のレポート・プロパティの定義に関する項を参照。)同じプロパティに対して各レベルで異なる値が設定された場合は、レポート・レベルが優先されます。
表12-1は、PDF出力用に使用可能なプロパティを説明しています。
表12-1 PDF出力のプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
圧縮PDF出力 |
デフォルト: true 説明: trueまたはfalseを指定して、出力PDFファイルの圧縮を制御します。 内部名: |
PDFビューア・メニュー・バーの非表示 |
デフォルト: false 説明: trueを指定すると、ドキュメントがアクティブなときにビューア・アプリケーションのメニュー・バーが非表示になります。ブラウザの外部にあるスタンドアロンAcrobat Readerアプリケーションで出力を表示する「エクスポート」ボタンを使用するときのみ、メニュー・バー・オプションは有効になります。 内部名: |
PDFビューア・ツール・バーの非表示 |
デフォルト: false 説明: trueを指定すると、ドキュメントがアクティブなときにビューア・アプリケーションのツールバーが非表示になります。 内部名: |
スマート引用符の置換 |
デフォルト: true 説明: PDF出力でカーリー引用符をスマート引用符で置き換えない場合は、falseに設定します。 内部名: |
すべてのページで1つの共有リソース・オブジェクトのみを使用 |
デフォルト: true 説明: BI Publisherのデフォルト・モードでは、1つのPDFファイルのすべてのページ用に1つの共有リソース・オブジェクトが作成されます。このモードには全体的なファイル・サイズをより小さくできる利点があります。ただし、次のようなデメリットがあります。
このプロパティをfalseに設定すると、ページごとにリソース・オブジェクトが作成されます。ファイル・サイズは大きくなりますが、PDFの表示は速くなり、PDFをさらに小さいファイルに分割する操作も容易になります。 内部名: |
PDFナビゲーション・パネルの初期表示 |
デフォルト: ブックマークを開く 説明: ユーザーが最初にPDFレポートを開いたときのナビゲーション・パネルの表示を制御します。次のオプションがサポートされています。
内部名: |
表12-2は、出力PDFドキュメントのセキュリティ設定を制御するプロパティを説明しています。
表12-2 PDFセキュリティのプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
PDFセキュリティ有効化 |
デフォルト: false 説明: trueを指定すると、出力PDFファイルが暗号化されます。次のプロパティも指定できます。
内部名: |
ドキュメント・パスワードを開く |
デフォルト: N/A 説明: このパスワードはドキュメントを開く際に必要です。ユーザーはドキュメントのみを開くことができます。このプロパティは「PDFセキュリティ有効化」をtrueに設定した場合にのみ有効化されます。BI Publisherは、Adobeのパスワード制限に従うことに注意してください。パスワードに含められるのはLatin 1の文字のみで、長さは32バイトまでです。 内部名: |
権限パスワードの変更 |
デフォルト: N/A 説明: このパスワードを使用すると、ユーザーはセキュリティ設定をオーバーライドできます。このプロパティは「PDFセキュリティ有効化」をtrueに設定した場合にのみ有効です。BI Publisherは、Adobeのパスワード制限に従うことに注意してください。パスワードに含められるのはLatin 1の文字のみで、長さは32バイトまでです。 内部名: |
暗号化レベル |
デフォルト: 2: 高 説明: 出力PDFファイルの暗号化レベルを指定します。可能な値は次のとおりです。
このプロパティは「PDFセキュリティ有効化」をtrueに設定した場合にのみ有効です。「暗号化レベル」が0に設定されている場合、次のプロパティも設定できます。
「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合、次のプロパティが使用可能です。
内部名: |
ドキュメント変更無効化 |
デフォルト: false 説明: 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、PDFファイルを編集できません。 内部名: |
印刷無効化 |
デフォルト: false 説明: 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、PDFファイルの印刷を使用できません。 内部名: |
コメントとフォーム・フィールドの追加および変更無効化 |
デフォルト: false 説明: 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、コメントおよびフォーム・フィールドでの追加機能または変更機能を使用できません。 内部名: |
コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ無効化 |
デフォルト: false 説明: 「暗号化レベル」が0に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、コンテキストのコピー、抽出およびアクセシビリティ機能を使用できません。 内部名: |
スクリーン・リーダー用のテキスト・アクセス有効化 |
デフォルト: true 説明: 「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、スクリーン・リーダー用のテキスト・アクセスを使用できます。 内部名: |
テキストやイメージ、その他のコンテンツのコピー有効化 |
デフォルト: false 説明: 「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。trueに設定すると、テキスト、イメージ、およびその他のコンテンツをコピーできます。 内部名: |
許可変更レベル |
デフォルト: 0 説明: 「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。有効な値は次のとおりです。
内部名: |
許可印刷レベル |
デフォルト: 0 説明: 「暗号化レベル」が1以上に設定されている場合に使用できる権限。有効な値は次のとおりです。
内部名: |
表12-3では、レポートのデジタル署名を有効にし、出力PDFドキュメント内の署名場所を定義することのできる、レポート・レベルでのみ設定する必要のあるプロパティを説明しています。出力PDFドキュメントのデジタル署名を有効にする方法の詳細は、第6章「デジタル署名の実装」を参照してください。
PDFレイアウト・テンプレートまたはRTFレイアウト・テンプレートに基づいてレポートのデジタル署名を実装するには、レポートの「デジタル署名の有効化」プロパティをTrueに設定する必要があります。
出力レポートの目的の場所にデジタル署名を配置するには、プロパティを適切に設定することも必要です。デジタル署名の配置場所の選択肢は、テンプレートのタイプにより異なります。選択肢は次のようになります。
(PDFのみ)「既存の署名フィールド名」プロパティを設定し、特定のフィールドにデジタル署名を配置します。
(RTFとPDF)「署名フィールドの場所」プロパティを設定し、ページの一般的な場所(左上、上部中央または右上)にデジタル署名を配置します。
(RTFとPDF)「署名フィールドのX座標」と「署名フィールドのY座標」のプロパティを設定し、特定の場所をX座標とY座標で指定してデジタル署名を配置します。
このオプションを選択する場合、文書におけるフィールドのサイズを定義するために、「署名フィールドの幅」と「署名フィールドの高さ」を設定することもできます。
表12-3 PDFデジタル署名のプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
デジタル署名の有効化 |
デフォルト: false 説明: trueに設定すると、レポートのデジタル署名が有効になります。 内部名: |
既存の署名フィールド名 |
デフォルト: N/A 説明: このプロパティは、PDFのレイアウト・テンプレートにのみ適用されます。レポートがPDFテンプレートに基づく場合、デジタル署名の配置先であるPDFテンプレートのフィールドを入力できます。 PDFテンプレートに署名用のフィールドを定義する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のデジタル署名用フィールドの追加または指定に関する項を参照してください。 内部名: |
署名フィールドの場所 |
デフォルト: N/A 説明: このプロパティは、RTFまたはPDFのレイアウト・テンプレートに適用できます。このプロパティには、「左上」、「上部中央」、「右上」から構成されるリストがあります。これらの一般的な場所のいずれかを選択すると、デジタル署名が適切なサイズと位置に調整されて出力ドキュメントに挿入されます。このプロパティを設定する場合、X座標とY座標のプロパティまたは幅と高さのプロパティは入力しないでください。 内部名: |
署名フィールドのX座標 |
デフォルト: 0 説明: このプロパティは、RTFまたはPDFのレイアウト・テンプレートに適用できます。文書の左端をX軸の原点として使用し、その左端からのポイント値でデジタル署名の配置場所を入力します。たとえば、8.5インチx11インチ(つまり、幅が612ポイントで高さが792ポイント)の文書の中央において水平方向にデジタル署名を配置する場合は、306と入力します。 内部名: |
署名フィールドのY座標 |
デフォルト: 0 説明: このプロパティは、RTFまたはPDFのレイアウト・テンプレートに適用できます。文書の下端をY軸の原点として使用し、その下端からのポイント値でデジタル署名の配置場所を入力します。たとえば、8.5インチx11インチ(つまり、幅が612ポイントで高さが792ポイント)の文書の中央において垂直方向にデジタル署名を配置する場合は、396と入力します。 内部名: |
署名フィールドの幅 |
デフォルト: 0 説明: 挿入するデジタル署名フィールドに必要な幅をポイント単位(72ポイントで1インチ)で入力します。これは、「署名フィールドのX座標」と「署名フィールドのY座標」のプロパティも設定している場合にのみ適用されます。 内部名: |
署名フィールドの高さ |
デフォルト: 0 説明: 挿入するデジタル署名フィールドに必要な高さをポイント単位(72ポイントで1インチ)で入力します。これは、「署名フィールドのX座標」と「署名フィールドのY座標」のプロパティも設定している場合にのみ適用されます。 内部名: |
PDF/A出力を構成するには、表12-4で説明するプロパティを設定します。PDF/A出力の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のPDF/A出力とPDF/X出力の生成に関する項を参照してください。
表12-4 PDF/A出力のプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
PDF/A ICCプロファイル・データ |
デフォルト: JVMで指定されるデフォルトのプロファイル・データ 説明: ICCプロファイル・データ・ファイルの名前。例: CoatedFOGRA27.icc ICC (International Color Consortium)プロファイルは、このPDF/Aファイルの表示が予定される環境の色特性を記述したバイナリ・ファイルです。(詳細はhttp://en.wikipedia.org/wiki/ICC_profileの記事を参照してください)。 選択するICCプロファイルの主要バージョンは、4より低い必要があります。 JVMでデフォルト設定以外の特定のプロファイル・データ・ファイルを使用するには、そのファイルを取得し、 内部名: |
PDF/A ICCプロファイル情報 |
デフォルト: sRGB IEC61966-2.1 説明: ICCプロファイル情報(pdfa-icc-profile-dataが指定されている場合に必須) 内部名: |
PDF/Aファイル識別子 |
デフォルト: 自動的に生成されるファイル識別子 説明: メタデータ・ディクショナリのxmpMM:Identifierフィールドに設定されている、1つ以上の有効なファイル識別子。複数の識別子を指定するには、値をカンマ(,)で区切ります。 内部名: |
PDF/AドキュメントID |
デフォルト: なし 説明: 有効なドキュメントID。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:DocumentIDフィールドに設定されています。 内部名: |
PDF/AバージョンID |
デフォルト: None 説明: 有効なバージョンID。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:VersionIDフィールドに設定されています。 内部名: |
PDF/Aレンディション・クラス |
デフォルト: None 説明: 有効なレンディションID。この値は、メタデータ・ディクショナリのxmpMM:RenditionClassフィールドに設定されています。 内部名: |
表12-5で説明するプロパティを設定して、PDF/X出力を構成します。これらのプロパティに設定する値は、印刷デバイスに応じて異なります。他のプロパティに対する次の制限事項に注意してください。
pdf-version
- PDF/X-1a出力には、1.4を超える値は許容されません。
pdf-security
- Falseに設定する必要があります。
pdf-encryption-level
- 0に設定する必要があります。
pdf-font-embedding
- trueに設定する必要があります。
PDF/X出力の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のPDF/A出力とPDF/X出力の生成に関する項を参照してください。
表12-5 PDF/X出力のプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
PDF/X ICCプロファイル・データ |
デフォルト: None 説明: (必須) ICCプロファイル・データ・ファイルの名前。例: CoatedFOGRA27.icc. ICC (International Color Consortium)プロファイルは、想定される出力デバイスの色特性を記述したバイナリ・ファイルです(詳細はhttp://en.wikipedia.org/wiki/ICC_profileの記事を参照してください)。本番環境では、カラー・プロファイルは、生成されたPDF/Xファイルを印刷する印刷会社により提供されます。このファイルは プロファイルはAdobe(http://www.adobe.com/support)またはcolormanagement.org ( 内部名: |
PDF/X出力条件識別子 |
デフォルト: None 説明: (必須) ICC (International Color Consortium)に登録された標準の印刷条件のいずれかの名前。PDF/X-1aで使用する標準のCMYK印刷条件のリストは、次のICC Webサイトで提供されています: 想定される印刷環境に適した値を選択します。この名前は、PDF/Xドキュメントの使用者により、ファイルの自動処理をガイドするのに使用されたり、対話型のアプリケーションでデフォルトの設定を通知するのに使用される場合が多くあります。 内部名: |
PDF/X出力条件 |
デフォルト: None 説明: 交換ファイルを受信するサイトで人間のオペレータが意味を把握できる形式で、目的の印刷条件を記述する文字列。この値は、OutputIntentsディクショナリのOutputConditionフィールドで設定されています。 内部名: |
PDF/Xレジストリ名 |
デフォルト: http://www.color.org 説明: レジストリ名。このプロパティは、 内部名: |
PDF/Xバージョン |
デフォルト: PDF/X-1a:2003 説明: InfoディクショナリのGTS_PDFXVersionフィールドおよびGTS_PDFXConformanceフィールドに設定されているPDF/Xバージョン。現在サポートされている値はPDF/X-1a:2003のみです。 内部名: |
表12-6は、RTF出力ファイルを制御するプロパティを説明しています。
表12-6 RTF出力のプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
変更トラッキング有効化 |
デフォルト: false 説明: trueに設定すると、出力RTFドキュメントでの変更追跡が使用可能になります。 内部名: |
追跡済変更のためのドキュメントの保護 |
デフォルト: false 説明: trueに設定すると、変更記録用に文書が保護されます。 内部名: |
デフォルト・フォント |
デフォルト: Arial:12 説明: このプロパティは、他のフォントが定義されていない場合にRTF出力のフォント・スタイルとサイズを定義する目的で使用されます。これは、生成されたレポートにおいて空の表セルのサイズを制御する場合に特に便利です。<FontName>:<size>の書式でフォント名とサイズを入力します。例: Arial:12。選択するフォントは、実行時にBI Publisher処理エンジンで使用可能である必要があります。BI Publisherサーバー用のフォントのインストール方法およびBI Publisher用に事前定義されているフォントのリストは、第12.16項「フォント・マッピングの定義」を参照してください。 内部名: |
表12-7は、HTML出力ファイルを制御するプロパティを説明しています。
表12-7 HTML出力のプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
ヘッダーの表示 |
デフォルト: true 説明: falseに設定すると、HTML出力でテンプレート・ヘッダーが非表示になります。 内部名: |
フッターの表示 |
デフォルト: true 説明: falseに設定すると、HTML出力でテンプレート・フッターが非表示になります。 内部名: |
スマート引用符の置換 |
デフォルト: true 説明: HTML出力でカーリー引用符をスマート引用符で置き換えない場合は、falseに設定します。 内部名: |
キャラクタ・セット |
デフォルト: UTF-8 説明: 出力HTMLキャラクタ・セットを指定します。 内部名: |
HTML出力のアクセス可能化 |
デフォルト: false 説明: HTML出力をアクセス可能にする場合はtrueを指定します。 内部名: |
デフォルト: true 説明: このプロパティをtrueに設定すると、ポイント単位の値ではなく表の幅全体に対するパーセンテージ値に応じて表の列がレンダリングされます。このプロパティは、ブラウザで列幅が非常に広い表がレンダリングされる場合に特に便利です。このプロパティをtrueに設定すると、表が見やすくなります。 内部名: |
|
ページ区切りで表示 |
デフォルト: false 説明: trueに設定すると、HTML出力がレポート・ビューアにページ区切り機能付きでレンダリングされます。次の機能があります。
これらの機能はレポート・ビューアからのオンライン表示の場合にのみサポートされます。 |
表12-8は、FO処理を制御するプロパティを説明しています。
表12-8 FO処理のプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
BI PublisherのXSLTプロセッサの使用 |
デフォルト: true 説明: BI Publisherのパーサーの使用を制御します。falseに設定すると、XSLTは解析されません。 内部名: |
XSLTプロセッサのスケーラブル機能有効化 |
デフォルト: false 説明: XDOパーサーのスケーラブル機能を制御します。このプロパティを有効にするには、プロパティ「BI PublisherのXSLTプロセッサの使用」をtrueに設定する必要があります。 内部名: |
XSLTランタイム最適化の有効化 |
デフォルト: true 説明: trueに設定すると、FOプロセッサのパフォーマンス全体が向上し、一時ディレクトリに生成される一時FOファイルのサイズが大幅に減少します。レポートが小さい場合(1から2ページ程度)、パフォーマンスの向上は顕著ではありません。このプロパティをtrueに設定した場合のパフォーマンスをさらに向上させるために、「属性セットの抽出」プロパティをfalseに設定することをお薦めします。第12.10項「RTFテンプレートのプロパティ」を参照してください。 内部名: |
XPATH最適化の有効化 |
デフォルト: false 説明: trueに設定すると、XMLデータファイルの要素頻度が分析されます。この情報はXSLでのXPathの最適化に使用されます。 内部名: |
処理中にキャッシュされたページ |
デフォルト: 50 説明: このプロパティは、「一般」プロパティで「一時ディレクトリ」を指定した場合のみ有効になります。目次の生成に、FOプロセッサでは、ページ数がこのプロパティで指定した値を超えるまでページをキャッシュします。その後、キャッシュしたページを一時ディレクトリ内のファイルに書き込みます。 内部名: |
Bidi言語の桁代替タイプ |
デフォルト: 国別 説明: 有効な値は、NoneとNationalです。Noneに設定すると、東ヨーロッパの数字が使用されます。Nationalに設定すると、ヒンディー形式(アラビア・インド数字)が使用されます。この設定は、ロケールがアラビア語の場合のみ有効です。それ以外の場合は無視されます。 内部名: |
変数ヘッダー・サポート無効化 |
デフォルト: false 説明: trueの場合は、変数ヘッダーのサポートが無効になります。変数ヘッダーをサポートすると、ヘッダーのサイズがコンテンツに応じて自動的に拡張されます。 内部名: |
FOのマージ時にプリフィクスをIDに追加 |
デフォルト: false 説明: 複数のXSL-FO入力をマージすると、FOプロセッサはIDの競合を解決するために、自動的にランダム・プリフィックスを追加します。このプロパティをtrueにすると、この機能が無効になります。 内部名: |
マルチスレッド有効化 |
デフォルト: false 説明: マルチプロセッサ・マシンまたはデュアルコアの単一プロセッサ搭載マシンを使用している場合は、このオプションをTrueに設定することにより、ドキュメントの生成を高速化できる可能性があります。 内部名: |
外部参照無効化 |
デフォルト: true 説明: true(デフォルト)に設定すると、XSL処理とXML解析の実行時に、セカンダリ・ファイル(サブ・テンプレートや他のXMLドキュメントなど)のインポートが無効になります。これにより、システムのセキュリティが向上します。レポートやテンプレートで外部ファイルがコールされている場合は、falseに設定します。 内部名: |
FO解析バッファ・サイズ |
デフォルト: 1000000 説明: FOプロセッサのバッファ・サイズを設定します。バッファがフルになると、バッファの要素はレポートでレンダリングされます。大きな表やピボット・テーブルのあるレポートでは複雑なフォーマット処理や計算処理が必要になりますが、これらのオブジェクトをレポートにおいて適切にレンダリングするには、大きなバッファが必要になる場合があります。このようなレポートの場合は、レポート・レベルでバッファのサイズを大きくします。この値を大きくすると、システムのメモリー使用量に影響します。 内部名: |
サブテンプレートのXSLTランタイム最適化の有効化 |
デフォルト: true 注意: BI Publisherサーバーでは、デフォルトはtrueです。FOProcessorを直接コールする場合、デフォルトはfalseです。 説明: 1つのXSLのみをXDKに渡してさらに処理する前に、FOプロセッサでXSLインポートを実行するオプションです。これにより、サブテンプレートがすでに含まれているメインXSLテンプレート全体にxslt-optimizationを適用できます。 内部名: |
PPTXネイティブ・チャート・サポートの有効化 |
デフォルト: false 説明: このプロパティは、PowerPoint 2007出力に適用されます。trueに設定すると、PowerPoint 2007出力のチャートはネイティブのPowerPoint(PPTX)チャートとしてレンダリングされます。falseに設定すると、チャートは埋込みPNGイメージとしてレンダリングされます。 内部名: |
レポート・タイムゾーン |
デフォルト: ユーザー 説明: 有効な値: ユーザーまたはJVM。 「ユーザー」に設定されている場合、BI Publisherはレポートにユーザー・レベルのレポート・タイムゾーンを使用します。ユーザーのレポート・タイムゾーンはアカウント設定で設定されます。 「JVM」に設定されている場合、BI Publisherはすべてのユーザーのレポートに、サーバーのJVMタイムゾーン設定を使用します。したがって、個々のユーザー設定にかかわらず、すべてのレポートで同じ時間が表示されます。この設定は、レポート・レベルで上書きできます。 内部名: |
表12-9は、RTFテンプレートを制御するプロパティを説明しています。
表12-9 RTFテンプレートのプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
属性セットの抽出 |
デフォルト: 自動 説明: RTFプロセッサにより、生成されたXSL-FO内に属性セットが自動的に抽出されます。抽出されたセットは追加FOブロックに配置され、参照できます。これにより、処理パフォーマンスが向上し、ファイル・サイズが縮小されます。有効な値は次のとおりです。
内部名: |
XPathリライト有効化 |
デフォルト: true 説明: RTFテンプレートをXSL-FOに変換する際、RTFプロセッサによりXMLタグ名がフルXPath表記を表すように自動的に書き換えられます。この機能を無効にするには、このプロパティをfalseに設定します。 内部名: |
チェックボックスに使用する文字 |
デフォルト: Albany WT J;9746;9747/A 説明: BI PublisherのデフォルトのPDF出力フォントには、チェック・ボックスを表す絵文字は含まれていません。テンプレートにチェック・ボックスが含まれている場合は、このプロパティを使用して、PDF出力でチェック・ボックスを表示するためのUnicodeフォントを定義します。選択された状態と選択解除の状態を表すUnicodeフォント番号を定義する必要があります。構文は、 たとえば、Albany WT J;9746;9747/Aです。指定するフォントは、実行時にBI Publisherで使用可能である必要があります。 内部名: |
表12-10は、PDFテンプレートを制御するプロパティを説明しています。
表12-10 PDFテンプレートのプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
出力からPDFフィールドを削除 |
デフォルト: false 説明: trueを指定すると、出力からPDFフィールドが削除されます。PDFフィールドを削除した場合、フィールドに入力されたデータは抽出できません。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のフィールドの更新可能または読取り専用としての設定に関する項を参照してください。 内部名: |
出力ですべてのフィールドを読取専用に設定 |
デフォルト: true 説明: BI Publisherでは、デフォルトで、PDFテンプレートの出力PDFの全フィールドが読取り専用に設定されます。すべてのフィールドを更新可能に設定する場合は、このプロパティをfalseに設定します。 詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のPDFテンプレートの作成に関する項を参照してください。 内部名: |
各フィールドの読取専用設定を保持 |
デフォルト: false 説明: 各フィールドの読取り専用設定をPDFテンプレートの定義どおりに保持する場合は、このプロパティをtrueに設定します。このプロパティは「出力ですべてのフィールドを読取専用に設定」の設定よりも優先されます。 詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のPDFテンプレートの作成に関する項を参照してください。 内部名: |
表12-11は、Flashテンプレートを制御するプロパティを説明しています。
表12-11 Flashテンプレートのプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
ラッパー・ドキュメントのページ幅 |
デフォルト: 792 説明: 出力PDFドキュメントの幅をポイント単位で指定します。デフォルトは792(11インチ)です。 内部名: |
ラッパー・ドキュメントのページの高さ |
デフォルト: 612 説明: 出力PDFドキュメントの高さをポイント単位で指定します。デフォルトは612(8.5インチ)です。 内部名: |
PDFのフラッシュ領域の開始X位置 |
デフォルト: 18 説明: ドキュメントの左端を軸の原点として使用し、PDFドキュメント内のFlashオブジェクトの横方向の開始位置をポイント単位で指定します。デフォルトは18(0.25インチ)です。 内部名: |
PDFのフラッシュ領域の開始Y位置 |
デフォルト: 18 説明: ドキュメントの左上隅を軸の原点として使用し、PDFドキュメント内のFlashオブジェクトの縦方向の開始位置をポイント単位で指定します。デフォルトは18(0.25インチ)です。 内部名: |
フラッシュ領域の幅 |
デフォルト: SWFでのFlashの幅(ポイント単位)と同じ 説明: ドキュメントでFlashオブジェクトが占有する領域の幅をポイント単位で入力します。デフォルトはSWFオブジェクトの幅です。 内部名: |
フラッシュ領域の高さ |
デフォルト: SWFでのFlashの高さ(ポイント単位)と同じ 説明: ドキュメントでFlashオブジェクトが占有する領域の高さをポイント単位で入力します。デフォルトはSWFオブジェクトの高さです。 内部名: |
表12-12は、カンマ区切り値出力を制御するプロパティを説明しています。
表12-13は、Excel 2007出力を制御するプロパティを説明しています。
表12-13 EXCEL 2007出力のプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
グリッド線の表示 |
デフォルト: false 説明: trueに設定すると、レポート出力でExcel表のグリッド線が表示されます。 |
新規シートとして改ページ |
デフォルト: true 説明: Trueに設定すると、レポート・テンプレートに指定された改ページにより、Excelワークブックに新しいシートが生成されます。 |
列の最小幅 |
デフォルト: 3 (ポイント単位、0.04インチ) 説明: 列幅が指定された最小値より小さく、列にデータが含まれない場合、その列は前の列とマージされます。値はポイント単位で設定する必要があります。このプロパティの有効な範囲は0.5ポイントから20ポイントです。 |
行の最小高 |
デフォルト: 1 (ポイント単位、0.01インチ) 説明: 行の高さが指定された最小値より小さく、行にデータが含まれない場合、その行は前の行とマージされます。値はポイント単位で設定する必要があります。このプロパティの有効な範囲は.001ポイントから5ポイントです。 |
表12-14のプロパティは、すべての出力に適用されます。
表12-14 すべての出力
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
出力のバージョン番号を非表示 |
デフォルト: false 説明: 一部のレポート出力ドキュメントでは、ドキュメント・プロパティにOracle BI Publisherが表示されます。たとえば、PDF文書は、文書のプロパティでOracle BI PublisherをPDF Producerとして識別します。文書を生成したBI Publisherのバージョン(Oracle BI Publisher 11.1.1.4.0など)を含めない場合は、このプロパティをtrueに設定します。 |
11.1.1.5互換モードの使用 |
予約済。オラクル社から指示された場合を除き、更新はしないでください。 |
BI Publisherのフォント・マッピング機能を使用すると、RTFテンプレートまたはPDFテンプレートのベース・フォントを、発行文書で使用されるターゲット・フォントにマップできます。フォント・マッピングは、サイト・レベルまたはレポート・レベルで指定できます。フォント・マッピングはPDF出力およびPowerPointの出力でのみ実行されます。
フォント・マッピングには次の2種類があります。
RTFテンプレート - RTFテンプレートおよびXSL-FOテンプレートからPDFおよびPowerPointの出力フォントにフォントをマッピングします。
PDFテンプレート - PDFテンプレートから別のPDF出力フォントにフォントをマッピングします。
BI PublisherではType1フォントおよびTrueTypeフォントのセットが用意されています。これらのセットのフォントは、ターゲット・フォントとして追加設定なしで選択できます。事前定義済フォントの一覧は、第12.16.4項「BI Publisherの事前定義済のフォント」を参照してください。
事前定義済のフォントは、$JAVA_HOME/jre/lib/fontsにあります。別のフォントにマップするには、目的のフォントをこのディレクトリに配置して、BI Publisherで実行時に使用できるようにします。環境がクラスタ化されている場合は、フォントを各サーバーに配置する必要があります。
フォント・マッピングは、サイト・レベルまたはレポート・レベルで定義できます。
サイト・レベルでマッピングを設定するには、「管理」ページで「フォント・マッピング」リンクを選択します。
レポート・レベルでマッピングを設定するには、レポートの「プロパティ」を表示し、「フォント・マッピング」タブを選択します。この設定は、選択したレポートにのみ適用されます。
レポート・レベルの設定は、サイト・レベルの設定よりも優先されます。
「管理」ページの「ランタイム構成」で、「フォント・マッピング」を選択します。
フォント・マッピングを作成するには:
「RTFテンプレート」または「PDFテンプレート」で、「フォント・マッピングの追加」を選択します。
「フォント・マッピングの追加」ページで、次を入力します。
ベース・フォント - 新しいフォントにマップするフォント・ファミリを入力します。たとえば、Arialと入力します。
スタイル: 「標準」または「斜体」を選択します(「PDFテンプレート」フォント・マッピングには適用されません)。
重み: 「標準」または「太字」を選択します(「PDFテンプレート」フォント・マッピングには適用されません)。
ターゲット・フォント・ファイル: 「Type 1」または「Truetype」を選択します。
「ターゲット・フォント」を入力します。
「Truetype」を選択した場合、コレクション内の番号付きフォントを入力できます。目的のフォントのTrueTypeコレクション(TTC)番号を入力します。
事前定義済フォントの一覧は、第12.16.4項「BI Publisherの事前定義済のフォント」を参照してください。
次のType1フォントはAdobe Acrobatに組み込まれており、BI Publisherには、デフォルトでこれらのフォントとのマッピングが用意されています。これらのフォントは、ターゲット・フォントとして追加設定なしで選択できます。
表12-15は、Type1フォントのリストです。
表12-15 Type1フォント
番号 | フォント・ファミリ | スタイル | 太さ | フォント名 |
---|---|---|---|---|
1 |
serif |
normal |
normal |
Time-Roman |
1 |
serif |
normal |
bold |
Times-Bold |
1 |
serif |
italic |
normal |
Times-Italic |
1 |
serif |
italic |
bold |
Times-BoldItalic |
2 |
sans-serif |
normal |
normal |
Helvetica |
2 |
sans-serif |
normal |
bold |
Helvetica-Bold |
2 |
sans-serif |
italic |
normal |
Helvetica-Oblique |
2 |
sans-serif |
italic |
bold |
Helvetica-BoldOblique |
3 |
monospace |
normal |
normal |
Courier |
3 |
monospace |
normal |
bold |
Courier-Bold |
3 |
monospace |
italic |
normal |
Courier-Oblique |
3 |
monospace |
italic |
bold |
Courier-BoldOblique |
4 |
Courier |
normal |
normal |
Courier |
4 |
Courier |
normal |
bold |
Courier-Bold |
4 |
Courier |
italic |
normal |
Courier-Oblique |
4 |
Courier |
italic |
bold |
Courier-BoldOblique |
5 |
Helvetica |
normal |
normal |
Helvetica |
5 |
Helvetica |
normal |
bold |
Helvetica-Bold |
5 |
Helvetica |
italic |
normal |
Helvetica-Oblique |
5 |
Helvetica |
italic |
bold |
Helvetica-BoldOblique |
6 |
Times |
normal |
normal |
Times |
6 |
Times |
normal |
bold |
Times-Bold |
6 |
Times |
italic |
normal |
Times-Italic |
6 |
Times |
italic |
bold |
Times-BoldItalic |
7 |
Symbol |
normal |
normal |
Symbol |
8 |
ZapfDingbats |
normal |
normal |
ZapfDingbats |
表12-16に、TrueTypeフォントを示します。すべてのTrueTypeフォントは、サブセット化されてPDFに埋め込まれます。
表12-16 TrueTypeフォント
番号 | フォント・ファミリ名 | スタイル | 太さ | 実際のフォント | 実際のフォント・タイプ |
---|---|---|---|---|---|
1 |
Albany WT |
normal |
normal |
ALBANYWT.ttf |
TrueType(Latin1のみ) |
2 |
Albany WT J |
normal |
normal |
ALBANWTJ.ttf |
TrueType(日本語用) |
3 |
Albany WT K |
normal |
normal |
ALBANWTK.ttf |
TrueType(韓国語用) |
4 |
Albany WT SC |
normal |
normal |
ALBANWTS.ttf |
TrueType(簡体字中国語用) |
5 |
Albany WT TC |
normal |
normal |
ALBANWTT.ttf |
TrueType(繁体字中国語用) |
6 |
Andale Duospace WT |
normal |
normal |
ADUO.ttf |
TrueType(Latin1のみ、固定幅) |
6 |
Andale Duospace WT |
bold |
bold |
ADUOB.ttf |
TrueType(Latin1のみ、固定幅) |
7 |
Andale Duospace WT J |
normal |
normal |
ADUOJ.ttf |
TrueType(日本語用、固定幅) |
7 |
Andale Duospace WT J |
bold |
bold |
ADUOJB.ttf |
TrueType(日本語用、固定幅) |
8 |
Andale Duospace WT K |
normal |
normal |
ADUOK.ttf |
TrueType(韓国語用、固定幅) |
8 |
Andale Duospace WT K |
bold |
bold |
ADUOKB.ttf |
TrueType(韓国語用、固定幅) |
9 |
Andale Duospace WT SC |
normal |
normal |
ADUOSC.ttf |
TrueType(簡体字中国語用、固定幅) |
9 |
Andale Duospace WT SC |
bold |
bold |
ADUOSCB.ttf |
TrueType(簡体字中国語用、固定幅) |
10 |
Andale Duospace WT TC |
normal |
normal |
ADUOTC.ttf |
TrueType(繁体字中国語用、固定幅) |
10 |
Andale Duospace WT TC |
bold |
bold |
ADUOTCB.ttf |
TrueType(繁体字中国語用、固定幅) |
管理ランタイム構成ページで定義された通貨書式は、システム・レベルで適用されます。通貨書式はレポート・レベルにも適用できます。レポート・レベルの設定は、ここでのシステム・レベルの設定より優先されます。レポート・レベルの通貨書式の設定方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』の通貨書式の構成に関する項を参照してください。
「通貨書式」タブでは、レポートに、複数の通貨を対応する書式設定で表示できるように、特定の通貨に数値書式マスクをマップできます。通貨書式は、RTFおよびXSL-FOテンプレートのみでサポートされています。
RTFテンプレートでこれらの通貨書式を適用するには、format-currency関数を使用します。手順の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』の通貨書式に関する項を参照してください。
通貨書式を追加するには:
「追加」アイコンをクリックします。
USD、JPY、EUR、GBP、INRのように、ISO通貨コードを入力します。
この通貨に対して適用する書式マスクを入力します。
書式マスクは、Oracleの数値書式である必要があります。Oracleの数値書式では、たとえば、「9」、「0」、「D」、および「G」という要素を使用して9G999D00のような書式を構成します。
各項目の意味は次のとおりです。
9がデータに存在するときは、表示数を表します。
Gは、グループ・セパレータを表します。
Dは、小数点セパレータを表します。
0は、着信データにかかわらず明示的に表示される数値を示します。
これらの書式マスクのコンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のOracle書式マスクの使用に関する項を参照してください。
図12-1は、通貨書式の例を示しています。