「結合プロパティ」ダイアログ

結合プロパティを構成するには、このダイアログを使用します。たとえば、結合の名前を変更または結合のカーディナリティ(結合関係プロパティ)を変更します。

「結合プロパティ」ダイアログには2つのタブがあります。

「結合プロパティ」ダイアログの「一般」タブ: このタブを使用して、結合を構成します。たとえば、結合の名前の変更に使用します。
「結合プロパティ」ダイアログの「依存性」タブ: このタブを使用して、この結合に依存するその他のアイテムを検出します。たとえば、結合を使用するサマリー・フォルダの確認に使用します。

注意: 「結合プロパティ」ダイアログを使用すると、一度に複数の結合アイテムを検査および編集できます。結合を選択すると、そのプロパティが表示されます。複数の結合を選択し、選択した結合に共通するプロパティを変更すると、その変更は選択されたすべての結合に適用されます。

注意: 不要な結合を削除(結合トリミングとも呼ばれます)すると、エンド・ユーザーのクエリー・パフォーマンスが向上することがあります。詳細は、「クエリー結果およびクエリーのパフォーマンスに結合が与える影響」を参照してください。

詳細は、次の項目を参照してください。

結合

結合の表示および編集方法

「結合プロパティ」ダイアログ: 「一般」タブ

このタブを使用して、結合を構成します。

名前

このフィールドを使用して、結合の名前を変更します。デフォルトでは、Discoverer Administratorは、マスターおよびディテールのフォルダ名を組み合せて、マスター・フォルダ→ディテール・フォルダの形式で結合アイテムの名前を付けます。

注意: このフィールドは、「名前の自動生成」プロパティが「はい」に設定されている場合は読取り専用になります。

名前の自動生成

このフィールドを使用して、「名前の自動生成」プロパティの値を「はい」または「いいえ」に変更します。「名前の自動生成」プロパティが「はい」に設定されている場合、Discovererでは、一部のタイプの結合の名前が、(この結合で使用されている)フォルダ名またはアイテム名の変更時に自動的に更新されるようになります。

このプロパティの詳細は、「EULアイテム名の自動生成および自動更新」を参照してください。

説明

このフィールドを使用して、結合の説明を変更します。デフォルトでは、Discoverer Administratorは、マスターおよびディテールのフォルダ名を組み合せて、マスター・フォルダ→ディテール・フォルダの形式で結合アイテムを説明します。

マスター

この読取り専用のフィールドを使用して、結合関係のマスター側のフォルダ名を確認します。

ディテール

この読取り専用のフィールドを使用して、結合関係のディテール側のフォルダ名を確認します。

計算式

このフィールドを使用して、アイテムの結合方法を指定する「結合の編集」ダイアログの「アイテム」タブを表示します。

外部結合

このフィールドを使用して、ディテール・フォルダまたはマスター・フォルダの外部結合を指定します。このフィールドには、「なし」、「マスター・アイテム」または「ディテール・アイテム」という値が表示されます。

ディテール・フォルダでは、次のものを返すときに外部結合を使用します。

対応するディテール・アイテムのないマスター行と、一致するすべてのマスター行およびディテール行。

マスター・フォルダでは、次のものを返すときに外部結合を使用します。

対応するマスター・アイテムのないディテール行と、一致するすべてのディテール行およびマスター行。実際のビジネスのシナリオでは、このような構造体はまれです。この構造体を使用するには、「結合ディテール」フィールドで「ディテール・アイテム値がマスター・フォルダに存在しない場合あり」という値を選択します。詳細は、「「結合の編集」ダイアログの「オプション」タブ」を参照してください。

結合ディテール

ディテール・アイテムが常にマスター・フォルダに存在するように指定するか、ディテール・アイテムがマスター・フォルダに存在しなくてもよいと指定するには、このフィールドを使用します。

このフィールドには、次の値が表示されます。

ディテール・アイテム値が常にマスター・フォルダに存在

詳細は、「結合の編集」ダイアログの「オプション」タブの、「ディテール・アイテム値が常にマスター・フォルダに存在(通常)」オプションを参照してください。
ディテール・アイテム値がマスター・フォルダに存在しない場合あり

詳細は、「結合の編集」ダイアログの「オプション」タブの、「ディテール・アイテム値がマスター・フォルダに存在しない場合あり」オプションを参照してください。

結合関係

結合関係(結合のカーディナリティ)の種類を次のように指定するには、このフィールドを使用します。

1対1の関係を持つ2つのテーブルを結合するには、1対1 (1:1)の結合を使用します。たとえば、各部門のマネージャが1人のみであり、各マネージャが部門を1つのみ管理する場合は、1対1の結合関係を使用します。
1対多の関係を持つ2つのテーブルを結合するには、1対多(1:n)の結合を使用します。たとえば、各従業員が所属する部門が1つのみであり、部門の従業員が1人、多数またはゼロである場合は、1対多の関係を使用します。

識別子

このフィールドには、DiscovererがEULおよびワークブック・オブジェクトの識別に使用する一意の名前が表示されます。異なるEULに共通するオブジェクトを照合する場合、Discovererでは識別子を使用して、異なるEUL内にある、同じビジネス・オブジェクトを参照するオブジェクトを検索します。

警告: EULオブジェクト間の関係に影響する可能性があるため、識別子は変更しないでください。

自動的に変更を保存

このチェック・ボックスを使用して、このダイアログのフィールドが更新されるたびに変更を保存します。

「結合プロパティ」ダイアログ: 「依存性」タブ

「依存性」タブには、他のオブジェクト(フォルダ、結合など)が選択された結合に依存する程度を示す、2つの列(タイプと名前)が表示されます。

タイプ

この列には、選択された結合への依存性を持つ、1つ以上のオブジェクト・タイプ(フォルダ、アイテムなど)が表示されます。

名前

この列には、「タイプ」列にリストされた各オブジェクトの名前が表示されます。