Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド 11g リリース1 (11.1.1) E51909-02 |
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この章では、Discovererで使用可能なサーバーの診断機能およびロギング機能について説明します。この章の内容は次のとおりです。
Discovererでは、問題のトレースおよび診断に役立つ次のような診断機能を提供します。たとえば、パフォーマンスが低下した場合、Discovererの中間層コンポーネントが正しく構成されているか確認する必要があります。
ログ・ファイル:
Discovererサービス・ログ・ファイル
詳細は、第11.3項「Fusion Middleware Controlを使用してDiscovererのログ・ファイルを表示する方法」を参照してください。
Discoverer Plus、Viewer、Portlet Provider、およびWebサービスのログ・ファイル
詳細は、第11.3項「Fusion Middleware Controlを使用してDiscovererのログ・ファイルを表示する方法」を参照してください。
CollectLogsスクリプト
collectlogs
ユーティリティを使用して、すべてのDiscovererログを1箇所に収集できます。
collectlogsスクリプトの使用の詳細は、第11.5項「Discovererログ・ファイルのコピー方法」を参照してください。
CheckDiscovererユーティリティ
checkdiscoverer
ユーティリティを使用してDiscovererの構成を確認し、障害または異常についてレポートできます。ユーティリティの詳細は、第11.2項「checkdiscovererユーティリティとは」を参照してください。
Discoverer Plus (OLAP)の診断ユーティリティ。
詳細は、第5.6項「Discoverer Plus OLAPの構成診断ユーティリティ」を参照してください。
ログ・メッセージ
「ファーム」メニューから「モニタリング」を選択した後、「ログ」を選択して「ログ・メッセージ」ページに移動し、表示するログ・ファイルを検索および選択します。詳細は、第11.3項「Fusion Middleware Controlを使用してDiscovererのログ・ファイルを表示する方法」を参照してください。
注意
Discovererセッション情報を診断するときには、多くの場合、モニターするDiscoverer PlusセッションのセッションIDが必要になります。セッションIDは、エンド・ユーザーのDiscovererへのログイン時に開始し、Discovererからのログアウト時に終了するセッションを一意に識別します。このセッションIDを使用して、対応するサーバー・ログを検索できます。
シングル・サインオンをデプロイしている場合には、シングル・サインオン・ユーザー名を使用してDiscovererセッションをモニターできます。
Discoverer PlusユーザーのセッションのセッションIDは、Discoverer PlusユーザーのJConsoleにアクセスし、Session ID: <番号>
の値で確認できます。
checkdiscovererユーティリティは、Discoverer中間層および中間層コンポーネントの構成を確認し、障害または異常をレポートするためのスクリプトです。
checkdiscovererユーティリティの詳細は、第A.1項「Discovererファイルの場所」を参照してください。
注意: Discoverer Plus OLAPには、独自の診断ユーティリティがあります。詳細は、第5.6項「Discoverer Plus OLAPの構成診断ユーティリティ」を参照してください。
Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用すると、Oracle Fusion Middlewareアプリケーションのログ・ファイルを検索して表示することができます。たとえば、特定のDiscoverer中間層のマシン上で実行中のすべてのDiscovererセッションのリストを調べることができます。
Fusion Middleware Controlを使用してログ・ファイルを表示するには:
Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを起動します。
詳細は、第4.1.2項「Fusion Middleware Controlを起動してファーム・ホームページを表示する方法」を参照してください。
Discovererホームページに移動します。
詳細は、第4.1.3項「Fusion Middleware ControlのDiscovererホームページとDiscovererコンポーネント・ホームページを表示する方法」を参照してください。
「Discoverer」メニューから、「モニタリング」→「ログ」を選択します。
「ログ・メッセージ」ページが表示されます。
(オプション)特定のログ・ファイルを検索する場合は、検索基準を入力し、「検索」をクリックします。
ログ・ファイルのリストを表示するには、「ログ・ファイル」ボタンをクリックします。
「ログ・ファイル」ページが表示されます。
表示するログ・ファイルに対応する行を選択し、「ログ・ファイルの表示」をクリックします。
「ログ・ファイルの表示」ページが表示されます。そこでは選択されたログ・ファイルのエントリが表示されます。
特定のログ・エントリの詳細を表示するには、そのエントリを選択します。
選択したログ・エントリの詳細が、エントリのリストの下に表示されます。
詳細は、Enterprise Manager Fusion Middleware Controlのヘルプを参照してください。
Oracle Fusion Middlewareは、Discovererコンポーネントについて、次のログ出力を提供します。
ORACLE.DISCOVERER.SERVER: Discovererセッション・サーバー用
ORACLE.DISCOVERER.VIEWER: Discoverer Viewer用
ORACLE.DISCOVERER.WEB_SERVICES: Discoverer Web Services用
ORACLE.DISCOVERER.PORTLET_PROVIDER: Discoverer Portlet Provider用
ORACLE.DISCOVERER.MODEL: Viewer、PlusおよびWeb Servicesコンポーネントで使用される共通の内部コンポーネントに関するロギング・メッセージ用
これらのログ出力ごとに、Oracle Diagnostic Logging (ODL)レベルを構成できます。Discovererコンポーネントのセッション・アクティビティを特定の詳細度でモニターする場合は、個別のDiscovererコンポーネントにログ・レベルを設定します。
Discovererコンポーネント・ログ・ファイルにログ・レベルを構成するには:
Fusion Middleware Controlを起動します。詳細は、第4.1.2項「Fusion Middleware Controlを起動してファーム・ホームページを表示する方法」を参照してください。
Fusion Middleware ControlのDiscovererホームページに移動します。詳細は、第4.1.3項「Fusion Middleware ControlのDiscovererホームページとDiscovererコンポーネント・ホームページを表示する方法」を参照してください。
「Discoverer」メニューから、「ログ」→「ログ構成」を選択します。
「ログ構成」ページが表示されます。
「表示」リストから「ランタイム・ログ出力」を選択します。
各Discovererコンポーネントのログ・レベルを、「Oracle Diagnostic Loggingレベル(Javaレベル)」リストから選択します。
「適用」をクリックします。
これで、指定した詳細レベルでDiscovererセッション・ログ・ファイルをモニターできます。詳細は、第11.3項「Fusion Middleware Controlを使用してDiscovererのログ・ファイルを表示する方法」を参照してください。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のログ・ファイルと診断データの管理に関する項を参照してください。
すべてのDiscovererログを1箇所にコピーする必要がある場合があります(Discoverer中間層マシンのスナップショットが必要な場合や、Discovererログ・ファイルをアーカイブする場合など)。
Discovererのログを1箇所にコピーするには、collectlogs
ユーティリティを使用します。
Discovererログ・ファイルを1箇所にコピーするには、Discoverer中間層マシンで次のコマンドを実行します。
collectlogs <logs_target_location>
ターゲットの場所は、TARファイル名(UNIX)またはフォルダ名(Windows)です。
これで、Discovererログ・ファイルは指定した場所にコピーされます。
collectlogs
ユーティリティの詳細は、第A.1項「Discovererファイルの場所」を参照してください。
注意: collectlogs スクリプトは、次の情報を収集します。
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