Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナ・ユーザーズ・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) E52964-01 |
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Oracle Business Intelligence Mobileアプリケーション・デザイナは、携帯電話やタブレット用の目的の明確なアプリケーションを設計するためのツールです。この章では、BI Mobileアプリケーション・デザイナの概要について説明します。内容は、次のとおりです。
Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナは、あらゆるビジネスライン用の目的の明確なアプリケーションを作成するための強力なデザインタイム・スタジオおよびランタイム・エンジンで、ショーケース・インサイトを効果的に支援して、タッチやスワイプするだけで一目でわかる概要情報を詳細情報付きで提供します。
BI Mobileアプリケーション・デザイナで作成するアプリケーションは、プラットフォームおよびデバイスに依存していません。生成されたアプリケーションは、最新のHTML5標準に基づいていて、モバイル・デバイスの最新のブラウザで実行可能であることを意味しています。クライアントによるインストールは必要ありません。
BI Mobileアプリケーション・デザイナのレスポンシブWebエンジンにより、デバイスの画面サイズが検出され、アプリケーションの表示を自動的に調整し、PCを含むあらゆるサイズのデバイスの同じアプリケーションを開くことが可能であることを意味します。
直観的な設計スタジオのユーザー・インタフェースにより、ビジネス・ユーザーが見事で対話的な分析アプリケーションを作成できるようにします。
BI Mobileアプリケーション・デザイナはOracle Business Intelligence Enterprise Editionと統合されているため、組織のデータ用にすでに作成されているデータ・モデルを利用できます。BIモバイル・アプリケーションの作成時に、次のデータ・ソースからデータを使用できます。
BIサブジェクト領域
BI Publisherデータ・モデル
Excelスプレッドシート
インストール後、Oracle BI Mobileアプリケーション・デザイナは、BI作成者ロールを持つユーザーに利用できるようになります。初めてアプリケーションの設計を開始するには、図1-1に示すように、ホーム・ページの「作成」メニュー、またはグローバル・ヘッダーの「新規」メニューから「モバイル・アプリケーション」を選択します。
アプリケーション・ライブラリは、アプリケーションを管理し、新規アプリケーションへサブスクライブする場所です。モバイル・デバイスからアプリケーション・ライブラリを開く場合は、アクセスする権限があるアプリケーションへサブスクライブすることを選択できます。
アプリケーションへサブスクライブすると、自分のアプリケーション・ライブラリのビューアで利用できるようになります。自分のアプリケーション・ライブラリと共有されているアプリケーション・ライブラリを切り替えて、さらに多くのアプリケーションへサブスクライブできます。
新規アプリケーションを作成する場合、それをライブラリへ公開するオプションがあります。一度公開すると、ライブラリへのアクセス権があり、そのアプリケーションを表示する権限のある他のユーザーに即座に利用できます。ユーザーがアプリケーションへサブスクライブすると、自分独自のアプリケーション・ライブラリに追加できます。アプリケーションを更新する場合、ユーザーは新規バージョンが利用可能であることを通知されます。
アプリケーション・ライブラリは、管理者が設定する必要があります。第A.2項「アプリケーション・ライブラリの場所の設定」を参照してください。