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Oracle® Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B61006-10
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22 Oracle Business Intelligenceのパフォーマンス・チューニング

この章では、Oracle Business Intelligenceのパフォーマンス・チューニングのヒントを示します。内容は次のとおりです。

22.1 Oracle Business Intelligenceについて

Oracle Business Intelligence (BI) Enterprise Edition (Oracle Business Intelligence)には、あらゆるビジネス・インテリジェンス機能が装備されており、組織からの最新データの収集、わかりやすい形式(表やグラフなど)でのデータの表示、組織内の人々への短時間でのデータの配信を行うことができます。

これらの機能によって、組織では、よりよい決定、詳細な情報に基づいた措置、より効率的なビジネス・プロセスの実装が可能になります。

22.2 Oracle BIサーバーの問合せのパフォーマンス・チューニング

この項では、Oracle BIサーバーにおいて問合せのパフォーマンスを向上する上で重要ないくつかの考慮事項について説明します。

BIのパフォーマンス・チューニングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のパフォーマンス・チューニングと問合せキャッシュの管理に関する項を参照してください。

問合せのパフォーマンス向上に使用できる方法の概要を、次に示します。

22.3 Oracle BIサーバーの問合せキャッシュのパフォーマンス・チューニング

Oracle BIサーバーを構成して、問合せ結果セットのディスクベース・キャッシュをローカルに保持できます(問合せキャッシュ)。問合せキャッシュを使用すると、Oracle BIサーバーがバックエンド・データ・ソース(OracleやDB2など)にアクセスせずに、後続の多数の問合せリクエストを処理できます。このような通信コストの削減により、問合せに対するレスポンス時間を大幅に短縮できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle BIサーバーの問合せキャッシュの概要に関する項を参照してください。

22.4 Oracle BI Webクライアントのパフォーマンス・チューニング

すべての静的ファイルを処理するようにWebサーバーを構成し、さらに静的リソースと動的リソースを両方とも圧縮することによって、Oracle BI Webクライアント(UI)のパフォーマンスを向上できます。BI 11gはBI WebクライアントのデフォルトHTTPサーバーとして動作するWebLogic Server (WLS)に同梱されています。かわりに、Oracle HTTP Server (OHS)にWLSへのリクエストをプロキシすることを許可することで、BI Webクライアントのパフォーマンスが向上する場合があります。『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle BI Webクライアントのパフォーマンスの向上に関する項を参照してください。