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Oracle® Fusion Middleware相互運用および互換性ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
B65034-04
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3 Oracle Fusion Middleware 11gコンポーネント間の相互運用性

次の項では、Oracle Fusion Middleware 11gコンポーネントを他のOracle Fusion Middleware 11gコンポーネントと使用する場合に考慮すべき相互運用性のシナリオについて説明します。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 Oracle Webサービスの相互運用性

Webサービスは、オープンなXMLベースの標準規格およびトランスポート・プロトコルを使用して、クライアントとデータを交換するWebベースのアプリケーションです。Webサービスは、統合されたWebサービス・カテゴリによって提供されるJava Technology APIとツールを使用して開発します。

Oracleは、次のWebサービス・カテゴリをサポートします。これらのWebサービス・カテゴリは、特定のOracle Fusion Middleware製品やコンポーネントに関連付けられています。

これらのOracle Webサービスのカテゴリは、Webサービスの様々なメッセージ形式、メッセージ機能およびセキュリティ機能をサポートします。このサポートはカテゴリによって異なりますが、Oracle Webサービスのすべてのカテゴリは、送受信する通信メッセージで次の標準機能をサポートしています。

したがって、これらのタイプのWebサービス・メッセージをサポートするWebサービス・アプリケーションを開発すると、作成するサービスは、Oracle Webサービスのいずれのセキュリティ・カテゴリとも相互運用可能な状態で使用できます。

カテゴリ間でサポートされるWS-Securityシナリオの詳細およびWebサービス・エンドポイントの構成方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Web Services Manager相互運用ガイド』を参照してください。

Oracle Webサービスの各カテゴリの詳細は、次の項を参照してください。

3.1.1 Oracle WebLogic ServerのJAX-WS Webサービス

JAX-WSは、WebサービスとWebアプリケーションでJAX-RPCに代わるように設計されています。JAX-WSおよびJAX-RPCでサポートされる機能を比較するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの紹介』のJAX-WSまたはJAX-RPCの選択方法に関する項を参照してください。JAX-RPC WebサービスをJAX-WSに移行する方法については、JAX-RPC WebサービスおよびクライアントのJAX-WSへの移行に関する項を参照してください。

3.1.2 ADFビジネス・コンポーネントのWebサービス

ADFビジネス・コンポーネントは、再利用可能なコンポーネントのライブラリの提供およびOracle JDeveloperの設計時機能のサポートを介して、Java EEプラットフォームのビジネス・アプリケーションの開発、配信およびカスタマイズを簡素化するものです。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』のサービス対応のアプリケーション・モジュールの統合に関する項を参照してください。

3.1.3 Oracle SOA SuiteのWebサービス

Oracle SOAコンポジット・アプリケーションには、SOAサービス・コンポーネントが含まれます。SOAサービス・コンポーネントは、SOAコンポジット・アプリケーションの基本となるビルディング・ブロックであり、全体的なビジネス・ロジック機能の一部を実装します。

SOAサービス・コンポーネントをOracle Fusion Middleware環境にデプロイできます。SOAサービス・コンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

3.1.4 Oracle Service Bus 11gのWebサービス

Oracle Service Busでは、そのセキュリティ・サービスのビルディング・ブロックとして、基礎となるWebLogicセキュリティ・フレームワークを使用します。具体的に言うと、Oracle Service Busでは、Webサービスを実装する際にWebLogic Server JAX-RPCスタックを使用します。また、WebLogic Serverセキュリティ・フレームワークは、これらのサービスを保護するために使用されます。

ポリシーの構成および添付の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Service Bus開発者ガイド』のOracle Service Bus ProxyおよびBusiness ServicesでのWS-Policyの使用方法に関する項を参照してください。

3.2 Oracle Identity Managementの相互運用性

この項では、Oracle Identity Managementの相互運用性に関する考慮事項について説明します。

3.2.1 Oracle Identity Managementと他のOracle Fusion Middleware製品の間の相互運用性

新しいOracle Identity Managementコンポーネントをインストールする前や、Oracle Identity Managementサービスを使用するためにOracle Fusion Middleware製品を構成する前には、次を確認してください。

  • 使用するOracle Fusion Middleware製品と互換性のあるOracle Identity Management製品を識別するためのOracle Fusion Middleware動作保証情報。詳細は、第1.4.3項「Oracle動作保証マトリクスの使用方法」を参照してください。

  • 既存および将来のOracle Fusion Middlewareコンポーネントと互換性のあるOracle Fusion Middlewareソフトウェアのバージョンをインストールおよび構成していることを確認するための、この章の情報。

同様に、Oracle Fusion Middlewareパッチ・セットを適用する前に、現在の環境をチェックして、そのパッチ・セットの適用がOracle Identity Managementコンポーネントとそれらに依存するOracle Fusion Middleware製品間の相互運用性に影響を与えないことを確認してください。詳細は、第3.4項「パッチ・セットの相互運用性」を参照してください。

3.2.2 Oracle Identity ManagementコンポーネントとOracle Identity and Access Managementコンポーネントの間の相互運用性

Oracleは次の2つの異なるID管理ソリューションを提供しています。

  • Oracle Identity Management

    現在のリリースで利用可能なOracle Identity Managementソフトウェア・コンポーネントの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイドを参照してください。

  • Oracle Identity and Access Management

    現在のリリースで利用可能なOracle Identity and Access Managementコンポーネントの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイドを参照してください。

表3-1には最近の11gパッチ・セットにおけるOracle Identity ManagementとOracle Identity and Access Managementソフトウェアの利用可能状況が示されていますが、この表でわかるように、多くの場合これら2つのID管理ソリューションは個々に更新されます。緑色のチェック・マーク緑色のチェック・マークは、そのリリースのソリューションが更新されていることを示します。赤色の「×」文字赤色の「X」イメージは、そのリリースのソリューションが更新されていないことを示します。

そのため、Oracle Identity ManagementコンポーネントとOracle Identity and Access Managementコンポーネントの利用可能なバージョンやパッチ・セットの間の相互運用性の問題を認識する必要があります。

別途注記されている場合を除いて、通常、これらのソリューションの異なるバージョンは、同じドメイン内に構成されていないかぎり、一緒に使用できます。詳細は、第3.4.4項「Oracle Identity ManagementとOracle Identity and Access Management間のパッチ・セットの相互運用性」を参照してください。

表3-1 Oracle Identity Managementパッチ・セット・リリースとOracle Identity and Access Managementパッチ・セット・リリースの要約


Oracle Identity Managementの利用可能状況 Oracle Identity and Access Managementの利用可能状況

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.2.0)

緑色のチェック・マーク
緑色のチェック・マーク

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.3.0)

緑色のチェック・マーク
緑色のチェック・マーク

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.4.0)

緑色のチェック・マーク
赤色の「X」アイコン

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.5.0)

緑色のチェック・マーク
緑色のチェック・マーク

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.6.0)

緑色のチェック・マーク
赤色の「X」アイコン

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.7.0)

緑色のチェック・マーク
緑色のチェック・マーク

3.2.3 Oracle Identity ManagementでのOracle HTTP Server 11g Webゲートの使用方法

Oracle HTTP ServerのWebGateは、次の製品を介してOracle Fusion Middleware 11gと統合します。

  • Weblogic

    • Weblogic Serverに配置されるWeblogic IDアサーション・プロバイダ

    • Oracle HTTP Server 11g Web Tier Utilities

    • Oracle HTTP Server 11gのWebGate

    詳細は、『Oracle Fusion Middlewareアプリケーション・セキュリティ・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのシングル・サインオンの概要に関する項を参照してください。

  • Websphere

    • Websphereに配置されるWebsphereコネクタ

    • IBM HTTP Server 11g Web Tier Utilities

    • IBM HTTP Server用の11gのWebGate

    詳細は、Oracle Fusion Middleware IBM WebSphere Application Server構成ガイドを参照してください。

Oracle Access Management (OAM)との統合に関する次の考慮事項を確認してください。

  • OAM 10gリリース3 (10.1.4.3)バックエンドまたはサーバーを使用している場合は、OAM 10gリリース3 (10.1.4.3)バージョンのOHS 11g Webゲートを使用してOracle Fusion Middlewareコンポーネントと統合してください。

  • OAM 11gリリース1 (11.1.1)を使用している場合は、OAM 11gリリース1 (11.1.1)バージョンのOHS 11gR1 Webゲートを使用してください。


注意:

個々のOracle Fusion Middleware製品とOAMとの統合方法の詳細は、製品固有のドキュメントを参照してください。

動作保証されているバージョンの詳細は、Oracle Identity Managementの動作保証マトリクスを参照してください。http://www.oracle.com/technetwork/middleware/id-mgmt/identity-accessmgmt-11gr1certmatrix-161244.xls.


3.3 Middlewareホームとドメインの相互運用性

複数のOracle Fusion Middleware製品を同一のMiddlewareホームにインストールした場合、または既存のドメインを別のOracle Fusion Middleware製品で拡張した場合は、相互運用性および互換性に関して考慮事項があります。

詳細は、次の項を参照してください。

3.3.1 ソフトウェアのインストールまたはドメインの拡張時の一般的な相互運用性のルール

通常、表3-2で説明されている特定のシナリオ以外では、1つのMiddlewareホームにインストールするOracle Fusion Middleware製品はすべて同じバージョンである必要があります。

同様に、表3-2の特定のシナリオ以外では、1つのドメイン内に構成するOracle Fusion Middleware製品は同じバージョンであることを確認する必要があります。

特にOracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.8.0)に関しては、Oracle WebCenter PortalとOracle WebCenter Contentの両方を同一ドメイン内に構成する場合は、両方の製品が同じパッチ・セット・レベルであることを確認する必要があります。


注意:

ここで説明するガイドラインは、Oracle Fusion Middlewareと、Oracle WebLogic Server(インストールするOracle Fusion Middleware製品に付属しているか、その製品での動作が保証されているバージョン)とともにインストールすることを前提としています。

詳細は、第3.4.5項「Oracle WebLogic Serverでのパッチ・セットの相互運用性」を参照してください。


表3-2 同一のMiddlewareホームまたはドメイン内に複数のバージョンのOracle Fusion Middleware製品が存在できるシナリオ

製品 同一Middlewareホームへのインストール、または同一ドメインでの構成が可能な製品

Oracle WebCenter Content 11g リリース1 (11.1.1.8.0)

Oracle SOA Suite 11g リリース1 (11.1.1.7.0)

Oracle WebCenter Portal 11g リリース1 (11.1.1.8.0)

Oracle SOA Suite 11g リリース1 (11.1.1.7.0)

Oracle Identity Manager (Oracle Identity and Access Managementのコンポーネント) 11g リリース2 (11.1.2.0)

Oracle SOA Suite 11g リリース1 (11.1.1.5.0)

Oracle Identity Manager (Oracle Identity and Access Managementのコンポーネント) 11g リリース2 (11.1.2.1)

Oracle SOA Suite 11g リリース1 (11.1.1.6.0)


3.3.2 特定のOracle Fusion Middlewareディストリビューション内での相互運用性

一部のOracle Fusion Middleware製品は、既存の以前リリースされたOracle Fusion Middlewareソフトウェアに基づくインフラストラクチャ・コンポーネントとともに配付されます。

特に、表3-3に示すOracle Fusion Middleware製品は、以前のバージョンのOracle JRFソフトウェアを含み、それに基づいています。Oracle JRFは、コアのOracle Fusion Middlewareインフラストラクチャ・コンポーネント(Oracle ADF、Fusion Middleware Control、Metadata Services (MDS)など)を表します。

表3-3 特定のOracle Fusion Middleware製品に付属のコンポーネントの相互運用性

製品 付属する既存のOracle Fusion Middlewareコンポーネント

Oracle WebCenter Portal 11g リリース1 (11.1.1.8.0)

Oracle JRF 11g リリース1 (11.1.1.7.0)

Oracle WebCenter Content 11g リリース1 (11.1.1.8.0)

Oracle JRF 11g リリース1 (11.1.1.7.0)

Oracle Identity and Access Management 11g リリース2 (11.1.2.0)

Oracle JRF 11g リリース1 (11.1.1.5.0)

Oracle Identity and Access Management 11g リリース2 (11.1.2.1)

Oracle JRF 11g リリース1 (11.1.1.6.0)

Oracle Forms and Reports 11g リリース2 (11.1.2.0)

Oracle JRF 11g リリース1 (11.1.1.5.0)

Oracle Forms and Reports 11g リリース2 (11.1.2.1)

Oracle JRF 11g リリース1 (11.1.1.6.0)


3.3.3 その他のドメイン相互運用性のシナリオ

表3-4では、考慮するその他のドメイン相互運用性のシナリオについて説明します。

表3-4 その他のドメイン拡張相互運用性のシナリオ

シナリオ 説明 解決策

WebLogic SIP Serverによるドメインの拡張

SIPサーバーは、既存のFusion Middlewareドメイン内には配置できません。

既存のFusion Middlewareドメインを拡張するには、ベーシックのWebLogic SIP Serverドメインの選択を解除します。

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびBI Discovererによるドメインの拡張

Oracle Portal、Forms、ReportsおよびBI Discovererは、他のOracle Fusion Middlewareコンポーネントと同じ場所に配置しないでください。

Portal、Forms、ReportsおよびBusiness Intelligence Discoverer用に別個のドメインを作成します。

Oracle Identity Managementドメインの拡張

現時点で、Oracle Identity Managementは、他のいずれの製品ともドメインを共有できません。

Oracle Identity Managementドメインは、SOA Suiteに含まれるコンポーネントを除き、他のOracle Fusion Middlewareコンポーネントを使用して拡張しないでください。


3.4 パッチ・セットの相互運用性

この章では、Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1)パッチ・セットを既存のOracle Fusion Middleware環境に適用する際の一般的な相互運用性のガイドラインと考慮事項を説明します。

この項には次のトピックが含まれます:

3.4.1 同じMiddlewareホーム内への異なるパッチ・セットのインストール

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1)パッチ・セットを適用する際は、選択されたMiddlewareホーム内の全製品がそのパッチ・セットでサポートされていることを確認してください。

複数のOracle Fusion Middleware製品のOracleホームを含むMiddlewareホームにパッチを適用する場合は、第3.3項「Middlewareホームとドメインの相互運用性」で説明されている一般ルールおよび例外に従います。

3.4.2 シングル・ドメイン内での異なるパッチ・セットのインストール

ドメインを構成する場合は、同一ドメイン内に複数のOracle Fusion Middleware製品を構成する際に、第3.3項「Middlewareホームとドメインの相互運用性」の一般ルールに従います。

3.4.3 Oracle Identity Managementと他のOracle Fusion Middleware製品間のパッチ・セットの相互運用性

Oracle Identity Management製品は多くの場合、他のOracle Fusion Middleware製品とは異なるスケジュールでリリースされます。そのため、同じドメイン内に構成されていないかぎり、一般的には、Oracle Fusion Middleware製品とは異なるリリースやパッチ・セットのOracle Identity Management製品が使用されます。

たとえば、別々のドメインであれば、Oracle Identity and Access Management 11gリリース1 (11.1.1.5.0)製品とOracle SOA Suite 11gリリース1 (11.1.1.6.0)製品を一緒に使用できます。これらのシナリオでは、Oracle Identity Management製品は通常、別個のホストの別個のMiddlewareホームにインストールされます。

他のOracle Fusion Middleware製品とともに使用できるサポートされているOracle Identity Managementパッチ・セットとバージョンの全情報は、Oracle Technology Network (OTN)で動作保証情報を参照してください。詳細は、第1.4.3項「Oracle動作保証マトリクスの使用方法」を参照してください。

3.4.4 Oracle Identity ManagementとOracle Identity and Access Management間のパッチ・セットの相互運用性

製品が同じドメイン内に構成されていないかぎり、Oracle Identity ManagementコンポーネントとOracle Identity and Access Managementコンポーネントが異なるパッチ・セットを使用するOracle Fusion Middleware環境を構成できます。

異なるパッチ・セットを使用するOracle Identity ManagementコンポーネントとOracle Identity and Access Managementコンポーネントを含むシングル・ドメインは構成しないでください。

たとえば、Oracle Identity Management 11gリリース1 (11.1.1.6.0)コンポーネントとOracle Identity and Access Management 11gリリース1 (11.1.1.5.0)コンポーネントを含むドメインの構成はサポートされていません。

さらに、Oracle Identity ManagementコンポーネントとOracle Identity and Access Managementコンポーネントの両方を含む既存のドメインがある場合は、Oracle Identity ManagementコンポーネントとOracle Identity and Access Managementコンポーネントの両方にパッチ・セットを適用できる場合を除き、パッチ・セットを適用しないでください。

Oracle Identity ManagementとOracle Identity and Access Managementの相互運用性の詳細は、第3.2.2項「Oracle Identity ManagementコンポーネントとOracle Identity and Access Managementコンポーネントの間の相互運用性」を参照してください。

3.4.5 Oracle WebLogic Serverでのパッチ・セットの相互運用性

Oracle Fusion Middlewareのそれぞれのバージョンとパッチ・セットは、Oracle WebLogic Serverの特定リリースで動作保証されています。特定のOracle Fusion Middleware製品リリースのドメインは、動作保証されたバージョンのOracle WebLogic Serverのみを使用して作成してください。表3-5では、各Oracle Fusion Middleware 11gパッチ・セットでサポートされているWebLogic Serverのバージョンをまとめています。


注意:

Oracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.8.0)の時点で、Oracle Fusion Middlewareで動作保証されているのはOracle WebLogic Server 10.3.6のみです。現在実行しているのがWebLogic Serverバージョン10.3.5 (以下)の場合は、バージョン10.3.6にアップグレードした後に、Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.8.0)をインストールして構成できるようになります。

Oracle WebLogic Server 11g (10.3.6)で使用できる新機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。


表3-5 各Oracle Fusion Middleware 11gパッチ・セットがサポートするOracle WebLogic Serverバージョンの要約

Oracle Fusion Middlewareのバージョン Oracle WebLogic Serverのバージョン

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.2.0)

10.3.2

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.3.0)

10.3.3

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.4.0)

10.3.4

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.5.0)

10.3.5

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.6.0)

10.3.5または10.3.6

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.7.0)

10.3.5または10.3.6

Oracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1.8.0)

10.3.6