Oracle® WebCenter Content Content Portlet Suiteデプロイメント・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B69397-01 |
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この章では、Content Portlet Suite (CPS)のアーキテクチャの概要を説明し、ポートレットのリクエスト処理のためのイベントについて大まかなシーケンスを説明します。内容は次のとおりです。
CPSポートレットはRemote Intradoc Client (RIDC) APIを使用して、Oracle WebCenter Content Serverと通信します。ポートレットAPIファサードは、ポートレット・コンテナ内に共通の操作を抽象化するので、Oracleのフレームワークは、同じハンドラ・コードを使用する様々なプラットフォームで動作できます。ポートレットの動作はカスタムMVCフレームワークにマッピングされ、このフレームワークがRIDC APIを使用して必要なタスクを実行します。
ポートレットは、CHECKIN_UNIVERSALおよびGET_SEARCH_RESULTSといった標準コンテンツ・サーバー・サービスのコンシューマです。これらのサービスは、RIDC APIを使用してポートレット・コントローラからディスパッチ・ハンドラによってコールされます。詳細は、Oracle WebCenter Content Content Server開発者ガイドのRemote Intradoc Client (RIDC)に関する章を参照してください。
CPSでは、オープン・ソースのStruts and Tilesフレームワークに基づいて、Model-View-Controller設計パターンが使用されますデータのプレゼンテーションは、データを取得および整理するロジックから分離されます。model(モデル)はデータ・アクセス層をカプセル化するUCPMレイヤー、view(ビュー)はユーザー・インタフェース要素としてモデルをレンダリングするJSPページ、controller(コントローラ)はイベント(通常はユーザーのアクション)を処理してイベントに応答し、モデル上で変更を呼び出すPortletDispatchハンドラです。
ポートレット・リクエスト処理のイベントの大まかなシーケンスを次に示します(Searchポートレットに基づきます)。
ユーザーが問合せを入力して、「検索」ボタンをクリックします。
アクション URLが構築されて、ポートレット・コンテナにルーティングされます。ポートレット・コンテナは、適切なポートレット(この場合はSearchポートレット)にコマンドをルーティングします。
Searchポートレットは検索パラメータ(構築されたURLの一部)を取得してRIDCメソッドをコールし、これによってコンテンツ・サーバーのSEARCHサービスが実行されて、検索レスポンスがポートレットに返されます。
ポートレット・コンテナは、ページ上の各ポートレット(Searchポートレットを含む)でレンダリングをコールし、各ポートレットは受信したデータを使用して(つまりデータをリフレッシュして)、HTMLフラグメントをユーザーに表示します。
注意A: The アクション・リクエストはレンダリング・リクエストの開始前に終了する必要があります。
注意B: レンダリング・リクエストがトリガーされる順番は決まっていません。これらは順次または同時に実行されます。
ポートレットAPIファサード
ポータル・ベンダーは標準を様々に実装するので、各アクション・ハンドラは、様々なポータル・ベンダー間のコードの非互換性からファサードのユーザーを保護するインタフェースを提供するファサード・オブジェクトにアクセスできます。