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Oracle® WebCenter Content Content Portlet Suiteデプロイメント・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B69397-01
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3 WSRPプロデューサとしてのCPSのデプロイ

この章では、Oracle Content Portlet Suite (CPS)をWSRPプロデューサとしてデプロイするために必要な情報を提供します。CPSがデプロイされると、ポートレットは他のWSRP対応ポータル・サーバーから使用可能になります。内容は次のとおりです。


重要:

コンテンツ・サーバー上のユーザーIDは、使用するポータル・サーバー上のユーザーIDに対応する必要があります。

3.1 プロデューサとしてのOracle WebCenter Portal

この項では、Content Portlet Suite (CPS)をOracle WebCenter Portal上でWSRPプロデューサとしてデプロイするための情報を提供します。

3.1.1 インストール要件

インストールには、次のサーバーとコンポーネントが必要です。

  • Oracle WebCenter Portal 11gリリース1 (11.1.1.3以降) (プロデューサとして)

  • Oracle WebCenter Content Server 11gリリース1、Oracle Content Server 11gリリース1またはOracle Content Server 10gリリース3

  • Oracle Content Portlet Suite (CPS)配布ファイル

3.1.2 サポートされるWSRPコンシューマ

Oracle WebCenter Portalをプロデューサとして使用する場合、次のWSRPコンシューマがサポートされます。

3.1.3 カスタム管理対象サーバーの作成

新しい管理対象サーバーを作成するには、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのJythonスクリプトを使用したWebLogic管理対象サーバーの作成とプロビジョニングに関する項の手順に従ってください。


注意:

targetServer.propertiesを変更する際は、serverType=Portletを設定し、mgdServerNameプロパティを設定することでサーバーに名前を付けてください(例: mgdServerName=CPS_Portlet)。

ターゲット・ライブラリ

新しく作成する管理対象サーバー(CPS_Portletなど)に対して、次のライブラリをターゲットとする必要があります。Oracle WebCenter Portalの11gR1 (11.1.1.3)インストールのライブラリは、11gR1 (11.1.1.4以降)インストールのライブラリとは異なることに注意してください。

WebCenter Portalの11gR1 (11.1.1.3)インストール用の次のライブラリは次のとおりです。

  • oracle-ridc-client-app-lib(10.3.2,10.3.2)

  • oracle-ucm-spi-app-lib(10.3.2,10.3.2)

  • p13n-app-lib-base(10.3.2,10.3.2)

  • vcr-app-lib(10.3.2,10.3.2)

  • oracle.webcenter.framework(11.1.1,11.1.1)

  • oracle.webcenter.spaces.fwk(11.1.1,11.1.1)

WebCenter Portalの11gR1 (11.1.1.4)以降のインストール用の次のライブラリは次のとおりです。

  • oracle.ucm.ridc.app-lib(11.1.1,11.1.1)

  • p13n-app-lib-base(10.3.2,10.3.2)

  • oracle.webcenter.framework(11.1.1,11.1.1)

  • oracle.webcenter.spaces.fwk(11.1.1,11.1.1)

  • oracle.webcenter.framework.core(11.1.1,11.1.1)

ライブラリをターゲットとするには、次の手順に従います。

  1. WebCenter PortalインスタンスのWebLogic Server管理コンソールで、「デプロイメント」セクションを開きます。

  2. oracle.webcenter.framework(11.1.1,11.1.1)など、ターゲットとするライブラリ名をクリックします。

  3. 選択したライブラリの設定ページで、「ターゲット」タブを開きます。

  4. 新しく作成されたサーバー(CPS_Portletなど)用のオプションを選択し、変更を保存してアクティブ化します。

  5. ターゲットとする各ライブラリについてこれを繰り返します。

データ・ソースのターゲット指定

新しく作成する管理対象サーバー(CPS_Portletなど)に対して、mds-SpacesDSデータ・ソースをターゲットとしてください。

  1. WebCenter PortalインスタンスのOracle WebLogic Server管理コンソールを使用します。「ドメイン構造」ウィンドウで、「サービス」→「JDBC」→「データ・ソース」を選択します。

  2. 「JDBCデータ・ソースのサマリー」セクションで、「mds-SpacesDS」をクリックします。

  3. mds-SpacesDSの設定ページで、「ターゲット」タブを開きます。

  4. 新しく作成されたサーバー(CPS_Portletなど)用のオプションを選択し、変更を保存してアクティブ化します。

3.1.4 WebCenter Portal上でのCPSポートレットのデプロイ

この項では、CPS用のWeb Services Remote Portlets (WSRP)を使用して、WebCenter Portalをプロデューサとして構成する方法を説明します。


注意:

Oracle Content Portlet Suite 11gR1 (11.1.1.4)をOracle WebCenter Portal 11gR1 (11.1.1.4)以降で使用すると、次の例外が発生します。
java.lang.IllegalArgumentException: IdcContext.setUser() method not valid, do not use this method,

この問題を解決するために、次の2つの回避策のいずれかを実行できます。

回避策1: weblogic-application.xmlの編集

  1. ライブラリoracle-ridc-client-app-lib(10.3.2,10.3.2)をデプロイし、CPS用に作成された管理対象サーバーでのみそれをターゲットとします。このライブラリがない場合は、Oracleサポートに連絡してください。

  2. StellentPortlets.earファイルからweblogic-application.xmlファイルを抽出します。

  3. ファイルを編集し、最初のライブラリ参照として次のエントリを追加します。

    <library-ref>
    <library-name>oracle-ridc-client-app-lib</library-name>
    </library-ref>
    
  4. 更新したweblogic-application.xmlファイルを使用してStellentPortlets.earファイルを更新します。

  5. 管理対象サーバーにStellentPortlets.earをデプロイします。

回避策2: Oracle UCM 11gR1 (11.1.1.5)またはOracle WebCenter Content 11gR1 (11.1.1.6)のStellentPortlets.earの使用

Oracle UCM 11gR1 (11.1.1.5)およびOracle WebCenter Content 11gR1 (11.1.1.6)のStellentPortlets.earファイルには、この問題の修正が含まれています。したがって、Oracle UCM 11gR1 (11.1.1.4)にバンドルされているEARファイルのかわりに、このEARファイルを使用できます。


EARファイルのデプロイ

  1. ローカル・ディレクトリにCPS配布ファイルを解凍して、CPS zipファイルを抽出します。

    例:

    /oracle/apps/webcenter/cps
    
  2. WebCenter PortalインスタンスのWebLogic Server管理コンソールを起動します。

  3. ロックして編集」をクリックします。

  4. 「ドメイン構造」セクションで、「デプロイメント」をクリックします。

  5. 「デプロイメントのサマリー」セクションで、「制御」タブを開き、「インストール」をクリックします。

  6. 「アプリケーション・インストール・アシスタント」セクションで、「ファイルをアップロード」リンクをクリックします。

  7. 「デプロイメント・アーカイブ」セクションで、「参照」ボタンをクリックします。

  8. 解凍したCPS zipファイルの/portletsディレクトリを参照し、StellentPortlets.earファイルを選択します。

  9. 「次へ」をクリックします。

  10. CPS EARファイルがアップロードされ、使用可能なファイルのリストに表示されます。

  11. CPS EARファイルに対応するオプション・ボタンを有効にします。

  12. 「次へ」をクリックします。

  13. 「このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールする」オプションを選択します。

  14. 「次へ」をクリックします。

  15. 第3.1.3項「カスタム管理対象サーバーの作成」で作成した新しいカスタム管理対象サーバー(CPS_Portletなど)を選択します。

  16. 「終了」をクリックしてアプリケーションをデプロイします。

  17. WSDL URLにアクセスします。WebCenter PortalにプロデューサとしてCPS EARファイルをデプロイした後は、WebCenter Portalの11gR1 (11.1.1.3)インストールのWSDL URLは11gR1 (11.1.1.4)以降のインストールのWSDL URLとは異なることに注意してください。

    WebCenter Portalの11gR1 (11.1.1.3)インストールのWSRP URLは次のとおりです。

    http://Host_Name:Port/cps/portlets/wsrp1?wsdl
    

    WebCenter Portalの11gR1 (11.1.1.4)以降のインストールのWSRP URLは次のとおりです。

    http://Host_Name:Port/cps/portlets/wsrp2?WSDL
    

WSDLの登録

  1. コマンドラインでWebLogic Scripting Tool (WLST)を起動します。次に例を示します。

    WLS_HOME/as11r1wc/common/bin/wlst.sh
    

    注意:

    WebLogic Scripting Tool (WLST)は、WebLogic Serverドメインの作成、管理および監視に使用できるコマンドライン・スクリプト環境です。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Toolを参照してください。

  2. WebLogic Scripting Toolの初期化後に、connect()と入力して[Enter]キーを押します。

  3. ユーザー名、パスワードおよび管理サーバーのURLを入力するように求められます。これらの値を入力して[Enter]キーを押します。

  4. サーバーに接続したら、次のコマンドを実行してWSDLを登録します。

    registerWSRPProducer('webcenter','Provide_Any_Name_for_WSDL_Handle', 'Your_WSDL>',timeout=500)
    

    例:

    registerWSRPProducer('webcenter','StellentWSRP','http://Host_Name:Port/cps/portlets/wsrp1?WSDL',timeout=500
    

コンテンツ・サーバーの参照

次のWLSTコマンドを使用して、Oracle WebCenter Content Serverの接続を作成、削除およびリセットします。


注意:

次のコマンドの実行後は、変更を有効にするために、CPSをデプロイしたカスタム管理対象サーバーとWLS_Spacesサーバーを再起動する必要があります。

  • 次のWLSTコマンドを実行して、Oracle WebCenter Content Server接続を作成します。

    createJCRContentServerConnection('CPS_Application_Name', 'CSConnection', socketType='socket', serverHost='Content_Server_Host', serverPort='Content_Server_Port')
    

    次に例を示します(CPSアプリケーション名がStellentPortletsの場合)。

    createJCRContentServerConnection('StellentPortlets', 'CSConnection', socketType='socket', serverHost='192.0.2.250', serverPort='4444')
    

    CPSポートレットを有効にするには、接続名はCSConnectionにする必要があります。他の接続名は認識されません。

  • 次のWLSTコマンドを実行して、Oracle WebCenter Content Server接続を削除します。

    deleteConnection(appName='CPS_Application_Name', name='CSConnection')
    
  • 次のWLSTコマンドを実行して、既存のOracle WebCenter Content Server接続をリセットします。

    setJCRContentServerConnection('CPS_Application_Name', 'CSConnection', socketType='socket', serverHost='New_Content_Server_Host', serverPort='New_Content_Server_Port')
    
  • 次のWLSTコマンドを実行して、既存のOracle WebCenter Content Server接続をリストします。

    listJCRContentServerConnections(appName='CPS_Application_Name')
    

コンテンツ・サーバーとCPSの通信の有効化

Oracle WebCenter Content ServerインスタンスとCPSの通信を有効にする必要があります。手順の詳細は、第3.4項「CPS通信用のOracle WebCenter Content Serverの構成」を参照してください。

3.2 プロデューサとしてのOracle WebLogic Portal

この項では、Content Portlet Suite (CPS)をOracle WebLogic Portal上でWSRPプロデューサとしてデプロイする際の情報を提供します。

3.2.1 インストール要件

インストールには、次のサーバーとコンポーネントが必要です。

  • Oracle WebLogic Portal 10gリリース3 (プロデューサとして)

  • Oracle WebCenter Content Server 11gリリース1、Oracle Content Server 11gリリース1またはOracle Content Server 10gリリース3

  • Oracle Content Portlet Suite (CPS)配布ファイル

3.2.2 サポートされるWSRPコンシューマ

Oracle WebLogic Portalをプロデューサとして使用する場合、次のWSRPコンシューマがサポートされます。

3.2.3 WebLogic Portal上でのCPSポートレットのデプロイ

この項では、CPS用のWeb Services Remote Portlets (WSRP)を使用して、WebLogic Portalをプロデューサとして構成する方法を説明します。


重要:

CPSポートレットをデプロイする前に、既存のWebLogicドメインを選択するか、新しいWebLogicドメインを作成してください(例: cps_domain)。このドメインは、WebLogic Server、Workshop for WebLogicおよびWebLogic Portalをサポートするように構成する必要があります。

コンテンツ・サーバーの参照

  1. ローカル・ディレクトリにCPS配布ファイルを解凍して、WebLogic CPS zipファイルを抽出します。

  2. /WEB-INF/configディレクトリを見つけます。

  3. テキスト専用エディタでcps-initialization.propertiesファイルを開きます。使用するコンテンツ・サーバー・インスタンスのIPアドレスまたはホスト名を参照するようにホスト・プロパティ値を編集します。コンテンツ・サーバーが、デフォルト・ポートである4444以外のポートで実行されている場合は、ポート・プロパティ値を編集します。ファイル先頭の改行文字は削除しないでください。

    例:

    Host=192.0.2.254
    Port=4448
    

ポータルWebプロジェクトの作成

  1. Workshop for WebLogicを起動します。

  2. 「ファイル」「新規」「プロジェクト」を選択します。

  3. 「新規プロジェクト」ダイアログで、「WebLogic Portal」ノードを開きます。

  4. ポータルWebプロジェクトを選択します。

  5. 「次へ」をクリックします。

    新規ポータルWebプロジェクト・ウィザードが表示されます。

  6. 新規Oracle WebLogic Portal Webプロジェクトの作成の手順で、プロジェクト名を入力します(例: CPS)。

  7. 「終了」をクリックします。

  8. 関連付けられているパースペクティブを開くダイアログが表示されたら、「はい」をクリックします。

ポータルEARプロジェクトの作成

  1. Workshop for WebLogicで、「ファイル」「新規」「プロジェクト」を選択します。

  2. 「新規プロジェクト」ダイアログで、「WebLogic Portal」ノードを開きます。

  3. ポータルEARプロジェクトをクリックします。

  4. 「次へ」をクリックします。

    新規ポータルEARプロジェクト・ウィザードが表示されます。

  5. 新規Oracle WebLogic Portal EARプロジェクトの作成の手順で、プロジェクト名を入力します(例: CPS Consumer-EAR)。

  6. 「次へ」をクリックします。

  7. プロジェクト・ファセットの手順で、ドロップダウン・リストからWebLogic Portal EARプロジェクト・ファセットを選択します。

  8. 「次へ」をクリックします。

  9. EARへのJ2EEモジュールの追加の手順で、作成したポータルWebプロジェクトを選択します(例: CPS)。

  10. 「終了」をクリックします。

  11. 関連付けられているパースペクティブを開くダイアログが表示されたら、「はい」をクリックします。

CPSポートレットのインポート

  1. プロジェクト・エクスプローラ・ビューを選択して、新しいポータルWebプロジェクトのノードを開きます(例: CPS)。

  2. 「WebContent」ノードを右クリックし、「インポート」を選択します。

    インポート・ウィザードが表示されます。

  3. インポート・ソースを選択する手順で、「一般」ノードを開きます。

  4. 「ファイルシステム」を選択します。

  5. 「次へ」をクリックします。

  6. ファイル・システムの手順で、コピー元ディレクトリフィールドに関連付けられた「参照」をクリックします。

  7. 解凍したCPS配布ファイルの/portletsディレクトリを参照して、「OK」をクリックします。

  8. ローカル・ファイル・システムからリソースをインポートする手順で、ポートレットオプションを有効にします。

  9. 「終了」をクリックします。

  10. Manifest.MFファイルを上書きするかどうか尋ねられたら、「はい」をクリックします。

  11. ポートレット・フォルダのインポート後に、Webプロジェクトのエラーが表示される場合があります。エラー・ファイルには、プロジェクト・エクスプローラ・ビューでファイルの先頭に赤い×印が表示されます。エラーのあるファイルを選択して削除します。

EARファイルの公開

  1. Workshop for WebLogicで、「サーバー」ビューを選択します。

  2. 「サーバー」ビューを右クリックし、「新規」「サーバー」をクリックします。

    新規サーバー・ウィザードが表示されます。

  3. 作成するサーバーのタイプを選択する手順で、デフォルト設定を受け入れて、「次へ」をクリックします。

  4. WebLogicドメイン・ディレクトリを指定する手順で、「参照」をクリックします。

  5. 新しいCPSドメイン・ディレクトリを参照して、「OK」をクリックします。

    たとえば次のようにします(Windowsの場合)。

    C:/oracle_weblogic/user_projects/domains/cps_domain
    
  6. 「次へ」をクリックします。

  7. プロジェクトを追加および削除する手順で、「使用可能なプロジェクト」セクションからCPS EARファイルを選択し、「追加」をクリックして構成されたプロジェクトにそれを追加します。

  8. 「終了」をクリックします。

  9. 「サーバー」ビューで、新しいサーバーを右クリックして公開を選択し、サーバーを起動してEARファイルを公開します。

  10. WSDL URLを通してWSRP対応CPSポートレットが使用可能になります。

    URLは次の書式になります。

    http://host_server:host_port/context-root-specified-in-portal-web-project/producer?wsdl
    

    host_serverhost_portおよびcontext-root-specified-in-portal-web-projectは、適切な値で置き換えます。

コンテンツ・サーバーとCPSの通信の有効化

コンテンツ・サーバー・インスタンスとCPSの通信を有効にする必要があります。手順の詳細は、第3.4項「CPS通信用のOracle WebCenter Content Serverの構成」を参照してください。

3.3 プロデューサとしてのIBM WebSphere Portal

この項では、Content Portlet Suite (CPS)をIBM WebSphere Portal上でWSRPプロデューサとしてデプロイするための情報を提供します。

3.3.1 インストール要件

インストールには、次のサーバーとコンポーネントが必要です。

  • IBM WebSphere Portal Version 6.1 (プロデューサとして)

  • Oracle WebCenter Content Server 11gリリース1、Oracle Content Server 11gリリース1またはOracle Content Server 10gリリース3

  • Oracle Content Portlet Suite (CPS)配布ファイル

3.3.2 サポートされるWSRPコンシューマ

IBM WebSphere Portalをプロデューサとする場合は、次のWSRPコンシューマがサポートされます。

3.3.3 WebSphere Portal上でのCPSポートレットのデプロイ

この項では、CPS用のWeb Services Remote Portlets (WSRP)を使用して、WebSphere Portalをプロデューサとして構成する方法を説明します。

EARファイルのデプロイ

  1. ローカル・ディレクトリにCPS配布ファイルを解凍して、WebSphere CPS zipファイルを抽出します。

  2. サーバーを起動してWebSphere Portalを開始します。

  3. メイン・メニューで「Administration」をクリックします。

  4. 「Portlet Administration」セクションで、「Web Modules」をクリックします。

  5. 「Manage Web Modules」セクションで、「Install」をクリックします。

  6. 解凍したWebSphere CPS zipファイルの/portletsディレクトリを参照し、StellentPortlets.earファイルを選択します。

  7. 「次へ」をクリックします。

  8. エンタープライズ・アプリケーション表示名とコンテキスト・ルートを指定します。

  9. 「Start Application」オプションが有効(デフォルト)になっていることを確認します。

  10. 「終了」をクリックします。

    インストールに成功すると、「Manage Web Modules」セクションに確認のメッセージが表示されます。

コンテンツ・サーバーの参照

  1. StellentPortlets WEB-INF/configディレクトリを見つけます。

    WebSphere_Portal_Home\wp_profile\installedApps\Node_Name\CPS_App_Display_Name\StellentPortlets.war\WEB-INF\config
    
  2. テキスト専用エディタでcps-initialization.propertiesファイルを開きます。コンテンツ・サーバーのインスタンスを参照するように、ホストとポートのプロパティを編集します。

    例:

    Host=192.0.2.254
    Port=4448
    
  3. サーバーを停止して再起動します。

CPSポートレットの検索

  1. WebSphere Portalを起動し、メイン・メニューで「Administration」をクリックします。

  2. 「Portlet Management」セクションで、「Portlets」をクリックします。

  3. 使用可能なポートレットのリストでCPSポートレットを検索します。

リソース権限の割当て

各CPSポートレットで、次の手順を実行します。

  1. 「Provide Portlet」アイコンをクリックします。

  2. 「OK」をクリックします。

  3. 「Assign Access to Portlet」アイコンをクリックします。

    「Resource Permissions」ページが表示されます。

  4. 「Roles」列で、「User」の役割の「Edit Role」アイコンをクリックします。

  5. 「Add」をクリックします。

  6. 「Anonymous Portal User」オプションを有効にします。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「Add」セクションで、ポートレット名をクリックします。

  9. 「Privileged User」の役割について前述の手順を繰り返します。「Edit Role」アイコン→「Add」をクリックし、「Anonymous Portal User」オプションを有効にして「OK」をクリックします。

  10. それぞれのCPSポートレットについて前述の手順を完了したら、「Done」をクリックします。

プロデューサの作成

  1. 「Portlet Management」セクションで、「Web Services」をクリックします。

  2. 「New Producer」をクリックして、プロデューサのタイトルを指定します。CPSポートレットを使用するときに、このWebサービス・プロデューサを選択します。詳細は、第4.3項「コンシューマとしてのOracle WebLogic Portal」および第4.4.3項「使用手順」を参照してください。

  3. 構成エントリが正しいことを確認します。

    • 「URL to WSDL Service Definitions」フィールドを確認し、必要に応じて編集します。

    • ホスト名を確認します。デフォルトのホスト名はlocalhostです。IPアドレスまたはマシン名の使用をお薦めします。

    • ポート番号を確認します。デフォルトのポート番号は10040です。ポート番号は、WebSphere Portalがデプロイされているポートと一致する必要があります(これはWebブラウザのアドレス・バーに表示されます)。

  4. エントリを確認したら、「Next」をクリックします。

  5. 「次へ」をクリックします。

    「Created the Producer successfully」という確認のメッセージが表示されます。

  6. プロデューサのWSDLは次になります。

    Host_Name:Port/wps/wsdl/service.wsdl
    

    例:

    http://localhost:10039/wps/wsdl/service.wsd
    

コンテンツ・サーバーとCPSの通信の有効化

コンテンツ・サーバー・インスタンスとCPSの通信を有効にする必要があります。手順の詳細は、第3.4項「CPS通信用のOracle WebCenter Content Serverの構成」を参照してください。

3.4 CPS通信用のOracle WebCenter Content Serverの構成

コンテンツ・サーバー・インスタンスとCPSとの通信を有効にするには、ポータル・サーバーのIPアドレスを定義して、そのIPアドレスを使用したサーバー通信ができるようにコンテンツ・サーバーの構成ファイル(config.cfg)を編集する必要があります。

この項の項目は次のとおりです。

3.4.1 コンテンツ・サーバー上のIPアドレスの有効化

アプリケーション・サーバーのIPアドレスを有効にする必要があります。これによって、コンテンツ・サーバーはアプリケーション・サーバーからの接続をリスニングできます。

  1. システム・プロパティ・エディタを起動します。

    「コンテンツ・サーバー」インスタンス名「ユーティリティ」「システム・プロパティ」を選択します。

  2. 「サーバー」タブを開きます。

  3. ホスト名フィルタとIPアドレス・フィルタに、アプリケーション・サーバー固有の情報を入力します。

    ワイルドカード(*)を使用できますが、IPアドレスはワイルドカードに関係なくx.x.x.xの形式をとる必要があり、垂直バーで区切る必要があります。

    例:

    12.34.56.*|12.34.57.*|12.35.*.*
    
  4. 変更内容を反映するには、コンテンツ・サーバーを再起動する必要があります。

3.4.2 コンテンツ・サーバーの構成ファイルの編集

コンテンツ・サーバーの構成ファイル(config.cfg)を編集する必要があります。このファイルはMW_HOME/user_projects/domains/cs_domain_name/ucm/cs/configにあります。

IntradocServerPort構成変数を追加または編集して、CPSが使用するポート番号を含めます。このエントリは、Content Server 10gの場合はデフォルトで示されますが、Content Server 11gの場合は構成ファイルに追加する必要があります。

次の手順に従って、構成ファイルを編集してください。

  1. コンテンツ・サーバーに管理者としてログインします。

  2. 管理サーバーを起動します。

  3. 「一般構成」をクリックします。

  4. 「追加の構成変数」フィールドに、IntradocServerPortエントリとポート番号を追加または編集します。

    例:

    IntradocServerPort=4444
    
  5. 「保存」をクリックします。

  6. コンテンツ・サーバーを再起動します。