この付録では、管理対象添付ファイル・ソリューションのために使用されるAXF、Oracle E-Business Suite、Oracle PeopleSoftおよびコンテンツ・サーバーの構成表について説明します。GrantAccessコマンドおよび管理対象添付ファイルURLについて説明し、実装例を示します。
ここで説明する項目は、次のとおりです。
管理対象添付ファイルの表の多くは、ビジネス・アプリケーション・プラグインの構成時(第2章または第3章を参照)および管理対象添付ファイルの構成時(第7章を参照)に自動的にデータが入力されます。この付録では、管理対象添付ファイルのための追加のページの構成方法や、必要に応じて表に変更を加える方法を説明します。
Application Extension Framework (AXF)の表によって、このソリューション、そのシステム・パラメータおよび使用されるGrantAccessコマンドが定義されます。
| 注意: 稼働中のシステムでのAXFの表の値を変更する場合は、変更を有効にするために、ドライバ・ページでDBキャッシュのクリアを実行するか、AXFアプリケーションをアプリケーション・サーバー内で再起動してください。 | 
次に示す図は、管理対象添付ファイル・ソリューションに使用されるAXFの構成表と、表の関係を表すものです。

| AXFの表 | 説明 | 
|---|---|
|  | AXFソリューションを定義し、インフラストラクチャ、サービスおよびソリューションの全般的なパラメータを定義します。 | 
| ソリューション内のAXFのコマンドを定義します。 | |
| AXFのコマンドのパラメータを定義します。 | 
AXF_SOLUTIONS表は、AXFで使用されるソリューションを定義します。これは、SOLUTION_NAMESPACE列を通してAXF_COMMANDS表にリンクしています。
この表は、インフラストラクチャ、サービスまたはソリューションで使用される、全般的な属性を定義します。

表C-3 AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| SOLUTION_NAMESPACE | このパラメータを使用するソリューション・ネームスペースを指定します。 | 
| PARAMETER_KEY | パラメータの名前。パラメータ値をデータベースから取り出すときに使用されます。適用可能なパラメータは次のとおりです。 
 | 
| PARAMETER_VALUE | パラメータの値。 | 
この表は、ソリューションのためのAXFのコマンドと、そのJavaクラスを定義します。各コマンドのパラメータの構成は、AXF_SOLUTION_PARAMETERS表で行います。
表C-5 AXF_COMMANDS表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| SOLUTION_NAMESPACE | ソリューションの名前。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。 | 
| COMMAND_NAMESPACE | ソリューション内でのコマンドの一意の名前を定義します。 | 
| COMMAND_CLASS | コマンドが定義されているクラスの完全修飾名。このクラスがロードされ、コマンドを表すexecute()メソッドが実行されます。 | 
この表は、ソリューションおよびAXFのコマンドのコマンド・パラメータを定義します。
表C-7 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| SOLUTION_NAMESPACE | ソリューション・ネームスペースを指定します。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。 | 
| COMMAND_NAMESPACE | コマンド名を指定します。これは、AXF_COMMANDS表で定義されます。 | 
| CONFIGURATION_NAMESPACE | コマンドを実装するために使用されます。実装クラスの完全なパッケージ名を指定します。このネームスペース・パスは、インスタンス化される物理Javaクラスを表します。また、このネームスペースによって、同じソリューション・ネームスペース内のコマンドが区別されます。 | 
| PARAMETER_KEY | AXFのコマンドで使用されるパラメータ・キーを指定します。パラメータは次のとおりです。 
 | 
| PARAMETER_VALUE | パラメータ・キーの値を指定します。 | 
この例では、UCM_Managed_AttachmentsソリューションのためのUCM_Managed_Attachmentsコマンドを定義します。表C-8はOracle E-Business Suiteの例で、表C-9はOracle PeopleSoftの例です。表C-10および表C-11に示すBPM用AXFの例のCONFIGURATION_NAMESPACEの値では、imagingがecmで置き換えられています。これは、BPM用AXFインフラストラクチャに必要です。これらの値は、第7.2.1項で設定されたものです。
最初の行でRIDC接続文字列を指定します。これによって、AF_GRANT_ACCESSコンテンツ・サーバー・サービスを実行します。
2番目の行で、管理対象添付ファイルURLを指定します。これによって、コンテンツ・サーバー添付ファイル・フレームワーク検索が起動されます。
3番目の行で、コンテンツ・サーバーの管理ユーザーを指定します。このユーザーがAF_GRANT_ACCESSサービスを実行します。このユーザー名は動的に取得されます。
4番目の行で、CSFキーを指定します。CSFに格納されているユーザー名が、ビジネス・アプリケーションから受け取ったリクエスト内のユーザー名の値と比較されます。
ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=UCM_Managed_Attachments
表C-8 Oracle E-Business Suite管理対象添付ファイル・ソリューションのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例(BPEL用AXF)
| COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE | 
|---|---|---|---|
| UCM_Managed_Attachments | oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | RIDC_CONNECTION_STR | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | UCM_CONNECTION_STR | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | UCM_ADMIN_USER | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | MA_CSF_KEY | 
 | 
表C-9 Oracle PeopleSoft管理対象添付ファイル・ソリューションのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例(BPEL用AXF)
| COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE | 
|---|---|---|---|
| UCM_Managed_Attachments | oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | RIDC_CONNECTION_STR | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | UCM_CONNECTION_STR | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | UCM_ADMIN_USER | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | MA_CSF_KEY | 
 | 
表C-10 Oracle E-Business Suite管理対象添付ファイル・ソリューションのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例(BPM用AXF)
| COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE | 
|---|---|---|---|
| UCM_Managed_Attachments | oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | RIDC_CONNECTION_STR | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | UCM_CONNECTION_STR | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | UCM_ADMIN_USER | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | MA_CSF_KEY | 
 | 
表C-11 Oracle PeopleSoft管理対象添付ファイル・ソリューションのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例(BPM用AXF)
| COMMAND_NAMESPACE | CONFIGURATION_NAMESPACE | PARAMETER_KEY | PARAMETER_VALUE | 
|---|---|---|---|
| UCM_Managed_Attachments | oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | RIDC_CONNECTION_STR | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | UCM_CONNECTION_STR | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | UCM_ADMIN_USER | 
 | 
| UCM_Managed_Attachments | oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand | MA_CSF_KEY | 
 | 
Oracle E-Business Suite Formsの表では、管理対象添付ファイルのページをどのように、選択されたOracle E-Business Suiteフォームの「ズーム」メニューを通してアクティブ化するかを定義します。AF統合に対して有効化されるOracle E-Business Suiteフォームのそれぞれに、AXF Oracle E-Business Suite構成が必要です。この構成で、「ズーム」メニュー項目とラベル管理対象添付ファイルを定義し、パラメータのセットを定義します。このパラメータとは、Oracle E-Business Suiteインスタンス名、ビジネス・オブジェクトのタイプ、ビジネス・オブジェクト・キーおよびビジネス・オブジェクト・インスタンスのユーザーにわかりやすい説明などです。
次に示す図は、管理対象添付ファイル・ソリューションに使用されるOracle E-Business Suite Formsの構成表と、表の関係を表すものです。

| Oracle E-Business Suite Formsの表 | 説明 | 
|---|---|
| AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite Forms) | AXFソリューションを様々なOracle E-Business Suiteフォーム上で有効化します。 | 
| AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite Forms) | Oracle E-Business Suiteに対するAXF統合のプロパティを定義します。 | 
| AXF_FND_MAP表(Oracle E-Business Suite Forms) | AfGrantAccessCommandに渡されるOracle E-Business Suiteフォームの値を定義します。この値が渡されるのは、ユーザーがOracle E-Business Suiteのフォームから管理対象添付ファイル機能をアクティブ化したときです。 | 
| AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite Forms) | ユーザーのアクティビティに基づいて実行するアクションを表します。 | 
| AXF_COMMAND_PARAMETERS表(Oracle E-Business Suite Forms) | AfGrantAccessコマンドのために送信される情報を定義します。 | 
| AXF_MA_PARAMETERS表(Oracle E-Business Suite Forms) | 管理対象添付ファイルの追加パラメータに送信される情報を定義します。 | 
AXF_CONFIGS表は、AXFソリューションを様々なOracle E-Business Suiteフォーム上で有効化するために使用します。この表では、どのフォームをAXF対応にするかを、細分化したレベルで選択できます。
アクションが発生したときに、カスタマイズ済コードによって、指定のソリューションとそのイベントに対して構成されたコマンドが起動されます。この表がコンテンツ・サーバー用のOracle E-Business Suiteアダプタのために構成されているときは、この表によってAfGrantAccessコマンドが起動されます。
表C-12 AXF_CONFIGS表の列の説明
| 列名 | 説明 | 
|---|---|
| FORMID | 表の主キーを指定します。 | 
| FORMFUNCTION | Oracle E-Business Suiteフォームのそれぞれを、フォームの機能に基づいて区別します。 | 
| SOLUTIONENDPOINT | AXFへのURLを指定し、BPM用AXFとBPEL用AXFのどちらのインフラストラクチャを使用するかを定義します。BPM用AXFを指定する場合は、表C-14に示すように、この列の末尾に「2」を入力します。 この値は | 
| ENTITYNAME | 添付ファイル機能によって一意の名前として使用されます。この名前によって、添付ファイルを正しいフォームにリンクします。 | 
| LOGENABLED | 指定されたフォームに対するログを有効化または無効化します。第2.5項を参照してください。次のいずれかを指定します。 
 | 
| DATABLOCKNAME | 有効化する、フォーム上のデータブロックを指定します。 
 フォームはOracle E-Business Suiteによって再利用されることもあるので(たとえば請求書入力と請求書問合せ)、FORMFUNCTIONおよびDATABLOCKNAMEの組合せによって各フォームを一意に識別します。 | 
この例では、特定のフォームのためのAfGrantAccessコマンドをAXF_CONFIGS表内で定義します。表C-14に示す、BPM用のAXFの例でのSolutionEndpointの値では、axf-wsの後に2があります。これは、BPM用AXFインフラストラクチャの場合に必要です。
ここに示していないフィールド: ENTITYNAME=(null)、LOGENABLED=YESおよびDATABLOCKNAME=(null)
AXF_PROPERTIES表は、Oracle E-Business Suiteに対するAXF統合のプロパティを定義するために使用します。このAXF_PAPERCLIPプロパティを使用して、紙クリップ(添付されたドキュメントを表示)機能を有効にするか無効にするかを指定することもできます。第7.6.15項を参照してください。
表C-15 AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite)の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| PROPNAME | 使用するプロパティを指定します。プロパティは次のとおりです。 
 | 
| PROPVALUE | プロパティの値を指定します。 | 
この表は、AfGrantAccessCommandに渡されるOracle E-Business Suiteフォームの値に関連しています。この値が渡されるのは、ユーザーがOracle E-Business Suiteのフォームから管理対象添付ファイル機能をアクティブ化したときです。アダプタは、そのOracle E-Business Suiteフォームに対応する値をこの表の中で検索してAfGrantAccessCommandに渡します。これは、コンテンツ・サーバーのAF_GRANT_ACCESSサービスおよび添付ファイル・フレームワーク検索を実行するためです。
AXF_COMMANDS表は、ユーザーのアクティビティに応じて実行するアクションを記述するために使用します。この表は、AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite Forms)と連携します。
表C-19 AXF_COMMANDS表の列の説明
| 列名 | 説明 | NULL値可能 | 
|---|---|---|
| FORMID | いいえ | |
| EVENTID | 表の主キー。 | はい | 
| EVENTNAME | 起動するEventコマンドの名前(このアダプタの場合はZOOM)。 | はい | 
| DISPLAYMENU | コマンドのメニューのテキストを表示します。 | はい | 
| COMMANDNAMESPACE | ユーザーがこのメニューを選択したときにバックエンドに渡されるリクエスト・コマンド。 | はい | 
| REQUIRESCONVERSATION | このコマンドには有効な対話が必須かどうかを示します。このアダプタの場合は、この値はNOであることが必要です。 | はい | 
| SORTBY | このメニューを表示する順序。 | はい | 
| SOLUTIONNAMESPACE | ソリューションの名前。 | はい | 
| MENUTYPE | Oracle E-Business Suiteでユーザーに対して表示するメニューのタイプを指定します。ZOOMを指定すると、ズーム・メニューがツールバーに表示されます。 | はい | 
| SPECIAL | スペシャル・タイプ・メニューの一意の番号を入力して新しいメニュー・エントリを作成します。(このアダプタには適用されません。) | はい | 
| RESPONSIBILITY | この列は、ユーザーの職責に基づいてメニュー・オプションを絞り込むために使用されます。入力した値に関連付けられている職責を持つエンド・ユーザーに対してのみ、このメニューが表示されます。(このアダプタには適用されません。) | はい | 
AXF_COMMAND_PARAMETERS表は、定義されたコマンドのそれぞれに対して送信される情報を定義するために使用します。コマンドごとに、必須または省略可能のパラメータのセットは異なります。
表C-21 AXF_COMMAND_PARAMETERS表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| PARAMETERID | パラメータの一意のIDを定義します。 | 
| EVENTID | イベントの一意のIDを定義します。AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite Forms)からの値です。 | 
| PARAMETERNAME | 渡されるパラメータの名前。 
 | 
| DATASOURCENAME | パラメータ値のデータソース。DataまたはConstantを指定できます。 | 
| DATABLOCKNAME | 値のフェッチ元である、フォームのデータ・ブロック | 
| FIELDNAME | 値のフェッチ元である、フォーム内のフィールド名。 | 
| CONSTANTVALUE | Oracle E-Business Suiteインスタンスを一意に識別する値に設定されている必要があります。 | 
AXF_MA_PARAMETERS表を使用して、管理対象添付ファイルの追加パラメータに送信する情報を定義します。
表C-23 AXF_MA_PARAMETERS表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| PARAMETERID | パラメータの一意のIDを定義します。 | 
| FNDID | fnd map表の一意のIDを定義します。AXF_FND_MAP表(Oracle E-Business Suite Forms)から取得します。 | 
| PARAMETERNAME | 渡されるパラメータの名前。 
 | 
| DATASOURCENAME | パラメータ値のデータソース。DataまたはConstantを指定できます。 | 
| DATABLOCKNAME | 値のフェッチ元である、フォームのデータ・ブロック | 
| FIELDNAME | 値のフェッチ元である、フォーム内のフィールド名。 | 
| CONSTANTVALUE | Oracle E-Business Suiteインスタンスを一意に識別する値に設定されている必要があります。 | 
Oracle E-Business Suite OAFの表では、管理対象添付ファイル・ページをどのようにアクティブ化するかを定義します。このアクティブ化に使用されるボタンは、選択されたOAFページに、パーソナライズを通して追加されます。このページは、コンテンツ・サーバー内の管理対象添付ファイルURLにリダイレクトします。
次に示す図は、管理対象添付ファイル・ソリューションに使用されるOracle E-Business Suite OAFの構成表と、表の関係を表すものです。

| Oracle E-Business Suite OAFの表 | 説明 | 
|---|---|
| OAF_AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite OAF) | Oracle E-Business Suite OAFの様々なページ上でAXFソリューションを有効にします。 | 
| OAF_AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite OAF) | Oracle E-Business Suiteに対するAXF統合のプロパティを定義します。 | 
| OAF_AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite OAF) | ユーザーのアクティビティに基づいて実行するアクションを表します。 | 
| OAF_AXF_CMD_PARAMS表(Oracle E-Business Suite OAF) | AfGrantAccessコマンドのために送信される情報を定義します。 | 
OAF_AXF_CONFIGS表は、特定のOAFページに対応するAXFエンドポイントを格納するために使用されます。複数のエンドポイントを同じページに対して定義できます。
アクションが発生したときに、カスタマイズ済コードによって、指定のソリューションとそのイベントに対して構成されたコマンドが起動されます。この表がコンテンツ・サーバー用のOracle E-Business Suiteアダプタのために構成されているときは、この表によってAfGrantAccessコマンドが起動されます。
この例では、指定したOracle E-Business Suite OAFページ上でAXFソリューションを有効にします。最初の2行に示す2つのコマンドは同じページに対するものですが、それぞれ別のエンドポイントを指しています。これらのコマンドは、それぞれ別の操作を実行するように構成されます。たとえば、管理対象添付ファイル・ボタンと、請求書処理ボタンです。(管理対象添付ファイル・ボタンは、1つのOAFページ上に1つだけ配置することをお薦めします。)
ここに示していないフィールド: AXF_VERSION=2
表C-26 OAF_AXF_CONFIGS表の例
| AXF_CONFIG_ID | AXF_OAF_PAGE | AXF_END_POINT | 
|---|---|---|
| 1 | /oracle/apps/icx/por/reqmgmt/webui/ReqDetailsPG | http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService | 
| 2 | /oracle/apps/icx/por/reqmgmt/webui/ReqDetailsPG | http://ImagingServerHostname2:Port2/axf-ws/AxfSolutionMediatorService | 
| 3 | /oracle/apps/po/document/order/webui/OrderPG | http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService | 
| 4 | /oracle/apps/pos/changeorder/webui/PosViewPOPG | http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService | 
| 5 | /oracle/apps/pos/supplier/webui/QuickUpdatePG | http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService | 
| 6 | /oracle/apps/pon/negotiation/creation/webui/ponDefineHdrPG | http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService | 
| 7 | /oracle/apps/pon/negotiation/creation/webui/ponItemHeaderPG | http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService | 
| 8 | /oracle/apps/pa/project/webui/ProjAttachmentPG | http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService | 
OAF_AXF_PROPERTIES表は、Oracle E-Business Suite OAFアプリケーションに対するAXF統合のプロパティを定義するために使用されます。
表C-27 OAF_AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite)の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| PROPNAME | 使用するプロパティを指定します。プロパティは次のとおりです。 
 | 
| PROPVALUE | プロパティの値を指定します。 | 
この例の表には、デフォルトのプロパティ値を示します。
表C-28 OAF_AXF_PROPERTIES表の例
| PROPNAME | PROPVALUE | 
|---|---|
| SecureMode | OFF | 
| AXFWalletPath | file:walletpath | 
| AXFWalletKey | AXFWalletKey | 
| AXF_SOAP_POLICY | USER_NAME_TOKEN | 
| AXF_SOAP_SECURITY | TRUE | 
| AXF_SOAP_USER | weblogic | 
| AXF_OAF_REDIRECT_PAGE_URL | http://EBSホスト : EBSポート/OA_HTML/OA.jsp?page=/oracle/apps/ak/ucm/axf/webui/RedirectToAxfPG | 
この表には、特定のOAFページに対して構成される様々なコマンドが格納されます。各コマンドにはEVENT_IDが関連付けられます。このIDは、パーソナライズ(第2.3項で構成されます)を通してOAFページに埋め込まれたボタン/リンクのIDを指します。
表C-29 OAF_AXF_COMMANDS表の列の説明
| 列名 | 説明 | 
|---|---|
| AXF_CMDS_ID | 表の主キーを指定します。これは、一意のコマンドを特定するために使用されます。 | 
| AXF_CONFIG_ID | OAF_AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite OAF)への外部キーを指定します。これによって、この一意のコマンドと特定のページおよびそのページ上のコンポーネントが関連付けられます。 | 
| AXF_EVENT_ID | ユーザー・インタフェースで実行されるイベントを指定します。AXF_EVENT_IDは、AXF機能を起動するためにパーソナライズを通して追加されたボタンまたはリンクのIDに対応します。使用可能なオプションは次のとおりです。 
 | 
| AXF_SOL_NAMESPC | 実行するコマンドのソリューション・ネームスペースを指定します。 | 
| AXF_CMD_NAMESPC | 実行するコマンドのコマンド・ネームスペースを指定します。 | 
| AXF_REQ_CONV | このコマンドの実行前に対話が必須かどうかを指定します。 | 
この例では、UCM_Managed_Attachmentsコマンドが複数のOAFページに対して定義されます。各コマンドにはEVENT_IDが関連付けられます。このIDは、パーソナライズを通してOAFページに埋め込まれたボタン/リンクのIDを指します。2行目では、Imaging (IPM)のボタンを構成しています。このボタンは、ImagingソリューションのSupplierMaintenanceコマンドにリンクしています。このタイプの構成の説明は、第2.3.3項を参照してください。
ここに示していないフィールド: AXF_REQ_CONV=N
表C-30 OAF_AXF_COMMANDS表の例
| AXF_CMDS_ID | AXF_CONFIG_ID | AXF_EVENT_ID | AXF_SOL_NAMESP | AXF_CMD_NAMESPC | 
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | MAButton | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 
| 2 | 2 | IPM_BUTTON | SupplierMaintenance | StartSupplierMaintenance | 
| 3 | 3 | MAButton | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 
| 4 | 4 | MAButton | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 
| 5 | 5 | MAButton | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 
| 6 | 6 | MAButton | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 
| 7 | 7 | MAButton | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 
| 8 | 8 | MAButton | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 
各コマンドには、SOAPコールに必要な、様々なパラメータが関連付けられます。このパラメータは、定数値のこともあれば、ビュー属性名を指すこともあります。この属性値は、ページ・コンテキストのビュー・オブジェクトから取得できます。
表C-31 OAF_AXF_CMD_PARAMS表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| AXF_CMD_PARAMS_ID | 表の主キーを指定します。 | 
| AXF_CMDS_ID | OAF_AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite OAF)への外部キーを指定します。これによって、この一意のパラメータと特定のコマンドとが関連付けられます。 | 
| AXF_PARAM_NAME | パラメータ名を定義します。 
 | 
| AXF_DATASOURCE | パラメータ値の取得元を指定します。 
 | 
| AXF_VIEW_OBJ_NAME | OAF ViewObject名を指定します。これは、実行時にコマンド・パラメータ値を取得するために使用されます。第7.2.3.2項を参照してください。 | 
| AXF_ATTRIBUTE_NAME | AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときに使用されます。この属性名によって、実際の実行時値がコントローラ・クラス内のビュー・オブジェクトから取得されます。 | 
| AXF_CONSTANT_VALUE | AXF_DATASOURCEがCONSTANTに設定されているときに定数値として使用されます。 | 
次のOAF_AXF_CMD_PARAMSの例では、複数のOAFページのためにAfGrantAccessコマンドに対して構成されているフィールドを示します。このページのキー値は、第7.2.3.2項で指定したものです。
表C-32 OAF_AXF_CMD_PARAMS表の例
| AXF_CMD_PARAMS_ID | AXF_CMDS_ID | AXF_PARAM_NAME | AXF_DATASOURCE | AXF_VIEW_OBJ_NAME | AXF_ATTRIBUTE_NAME | AXF_CONSTANT_VALUE | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | application | CONSTANT | EBS_instanceA | ||
| 2 | 1 | businessObjectType | CONSTANT | REQ_HEADERS | ||
| 3 | 1 | businessObjectKey1 | CONSTANT | REQUISITION_HEADER_ID | ||
| 4 | 1 | businessObjectValue1 | DATA | ReqHeaderVO | RequisitionHeaderId | |
| 5 | 1 | labelValue1 | DATA | ReqHeaderVO | PreparerName | |
| 6 | 1 | labelValue2 | DATA | ReqHeaderVO | ReqNum | |
| 7 | 1 | businessObjectContext | CONSTANT | ScanContext | ||
| 8 | 3 | application | CONSTANT | EBS_instanceA | ||
| 9 | 3 | businessObjectType | CONSTANT | PO_HEADERS_MERGE_V | ||
| 10 | 3 | businessObjectKey1 | CONSTANT | PO_HEADER_ID | ||
| 11 | 3 | businessObjectValue1 | DATA | POHeaderMergeVO | POHeaderId | |
| 12 | 4 | application | CONSTANT | EBS_instanceA | ||
| 13 | 4 | businessObjectType | CONSTANT | PO_HEADERS | ||
| 14 | 4 | businessObjectKey1 | CONSTANT | PO_HEADER_ID | ||
| 15 | 4 | businessObjectValue1 | DATA | PosViewHeadersVO | PO_HEADER_ID | |
| 16 | 5 | application | CONSTANT | EBS_instanceA | ||
| 17 | 5 | businessObjectType | CONSTANT | PO_VENDORS | ||
| 18 | 5 | businessObjectKey1 | CONSTANT | VENDOR_ID | ||
| 19 | 5 | businessObjectValue1 | DATA | SupplierVO | VendorID | |
| 20 | 6 | application | CONSTANT | EBS_instanceA | ||
| 21 | 6 | businessObjectType | CONSTANT | PON_AUCTION_HEADERS_ALL | ||
| 22 | 6 | businessObjectKey1 | CONSTANT | AUCTION_HEADER_ID | ||
| 23 | 6 | businessObjectValue1 | DATA | AuctionHeadersAllVO | AuctionHeaderId | |
| 24 | 7 | application | CONSTANT | EBS_instanceA | ||
| 25 | 7 | businessObjectType | CONSTANT | PON_AUCTION_ITEM_PRICES_ALL | ||
| 26 | 7 | businessObjectKey1 | CONSTANT | AUCTION_HEADER_ID | ||
| 27 | 7 | businessObjectValue1 | DATA | ActionItemPricesAllVO | AuctionHeaderId | |
| 28 | 7 | businessObjectKey2 | CONSTANT | LINE_NUMBER | ||
| 29 | 7 | businessObjectValue2 | DATA | AuctionItemPricesAllVO | LineNumbers | |
| 30 | 8 | application | CONSTANT | EBS_instanceA | ||
| 31 | 8 | businessObjectType | CONSTANT | PA_PROJECTS | ||
| 32 | 8 | businessObjectKey1 | CONSTANT | PROJECT_ID | ||
| 33 | 8 | businessObjectValue1 | DATA | ProjAttachmentsVO | PROJECT_ID | 
Oracle PeopleSoftの表では、管理対象添付ファイル・ページをどのように、選択されたOracle PeopleSoftのページ上のボタン、リンクまたはメニューを通してアクティブ化するかを定義します。
AXFをOracle PeopleSoft用に構成するには、次に示すAXF関連の表をOracle PeopleSoftで構成する必要があります。
次の図は、AXFソリューションの中でOracle PeopleSoftシステムによって使用される表どうしの関係を示すものです。

| 注意: AXFの表フィールドはすべて、null以外の値を必要とします。適用されないフィールドについては、スペースを入れておくことができます。 | 
PS_AXF_CONFIG表は、AXFソリューションをOracle PeopleSoftの様々なコンポーネント上で有効にするために使用します。この表では、どのページやコンポーネントをAXF対応にするかを、細分化したレベルで選択できます。
イベントは、Oracle PeopleSoftのページに対してアクションが実行されたときに、自動的に起動されます。AXF_PS_Integrationプロジェクト・コンポーネントによってPRE-およびPOST- saveイベントがキャッチされるので、これらのイベントがカスタマイズ可能になります。どのイベントを使用するか、およびいつ、どのように使用するかを指定できます。
表C-33 PS_AXF_CONFIG表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| AXF_CONFIG_ID | 表の主キーを指定します。 | 
| AXF_COMPONENT_NAME | 有効にするOracle PeopleSoftコンポーネントの名前を指定します。 | 
| AXF_CONNECT_NAME | Oracle PeopleSoftインテグレーション・ブローカー接続名(コールするサービス操作)を指定します。これは、Oracle PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの管理インタフェースで定義されます。 デフォルトのサービス操作はAXF_EXECUTEです。他の接続を設定して使用することができます。 | 
| AXF_VERSION | 接続のAXFバージョンを指定します。この値は、 | 
PS_AXF_COMMANDS表は、ユーザーのアクティビティに応じて実行するアクションを記述するために使用します。この表は、PS_AXF_CONFIG表と連携します。
表C-35 PS_AXF_COMMANDS表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| AXF_CMDS_ID | 表の主キーを指定します。これは、一意のコマンドを特定するために使用されます。 | 
| AXF_CONFIG_ID | PS_AXF_CONFIG表への外部キーを指定します。これによって、この一意のコマンドと特定のページおよびコンポーネントとが関連付けられます。 | 
| AXF_EVENT_NAME | 実行されるイベントを指定します。AXF_EVENT_NAMEは、既存のOracle PeopleSoftページに組み込まれるサブページに対応します。たとえば、AXFの機能(イメージ・ビューアやタスク・リストなど)を起動するためにOracle PeopleSoftページに追加されるボタン、リンクまたはメニューです。使用可能なオプションは次のとおりです。 
 | 
| AXF_SELECT_LABEL | ドロップダウン・コンポーネント(たとえばAXF_COMBO_1)を使用する場合に表示するラベルを表します。 | 
| AXF_DISPLAY_NAME | Oracle PeopleSoftページ上に表示されるボタンまたはリンクの名前を定義します。 | 
| AXF_SOL_NAMESPC | 実行するコマンドのソリューション・ネームスペースを指定します。 | 
| AXF_CMD_NAMESPC | 実行するコマンドのコマンド・ネームスペースを指定します。 | 
| AXF_PSFT_ROLE | コマンドへのアクセス権を持つOracle PeopleSoftのロールを指定します。ロールをカンマ区切りのリストとして指定します。各ロールは単一引用符で囲みます(例: 'Role1','Role2','Role3')。 | 
| AXF_SORT_ORDER | 選択フィールドに表示される項目の順序を指定します。ソート順序が適用されるのは選択フィールドのみです。 | 
| AXF_REQ_CONV | このコマンドの実行前に対話が必須かどうかを指定します。たとえば、UpdateTaskコマンドを実行するには、対話が実行中であることが必要です。これは、ユーザーが現在のタスクを選択できるようにするためです。 | 
この例では、UCM_Managed_AttachmentsコマンドをリンクとしてOracle PeopleSoftのページに追加します。
コマンドの使用を許可するために、Oracle PeopleSoftロールの1つをAXF_PSFT_ROLEフィールドで指定する必要があります。ユーザーに、コマンドを使用する許可が付与されていない場合は、コマンドは表示されません。コマンドが表示されるが機能しない場合は、そのコマンドが正しく構成されていません。
表C-36 PS_AXF_COMMANDS表の例
| AXF_CMDS_ID | AXF_CONFIG_ID | AXF_EVENT_NAME | AXF_SELECT_LABEL | AXF_DISPLAY_NAME | AXF_SOL_NAMESPC | AXF_CMD_NAMESPC | AXF_PSFT_ROLE | AXF_SORT_ORDER | AXF_REQ_CONV | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 101 | 101 | AXF_LINK_1 | (Null) | 管理対象添付ファイル | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 'Employee' | 1 | N | 
| 102 | 102 | AXF_LINK_1 | (Null) | 管理対象添付ファイル | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 'Employee' | 1 | N | 
| 103 | 103 | AXF_LINK_1 | (Null) | 管理対象添付ファイル | UCM_Managed_Attachments | UCM_Managed_Attachments | 'Employee' | 1 | N | 
PS_AXF_COMMAND_PARAMS表は、定義されたコマンドのそれぞれに対して送信される情報を指定するために使用します。コマンドごとに、必須または省略可能のパラメータのセットは異なります。
PS_AXF_CMD_PARAMS表は、属性リストのラベルを構成するために使用します。定数とデータ値の組合せを使用してキー情報を表示することができます。ラベルを構成するのと同様に、追加のメタデータ値を渡すための行を追加できます。第7.6.16項を参照してください。
表C-37 PS_AXF_CMD_PARAMS表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| AXF_CMD_PARAM_ID | 表の主キーを指定します。 | 
| AXF_CMD_ID | PS_AXF_COMMANDS表への外部キーを指定します。これによって、一意のパラメータと特定のコマンドとが関連付けられます。 | 
| AXF_PARAM_NAME | パラメータ名を定義します。 
 | 
| AXF_DATASOURCE | パラメータ値の取得元を指定します。 
 | 
| AXF_RECORD_NAME | Oracle PeopleSoftページ内のフィールドのレコードを指定します。これは、AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときに取得するターゲット値として使用されます。 | 
| AXF_FIELD_NAME | AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときに定数値として使用されます。 | 
| AXF_CONSTANT_VALUE | AXF_DATASOURCEがCONSTANTに設定されているときに定数値として使用されます。 | 
この例では、UCM_Managed_Attachmentsコマンドのために送信される情報を示します。たとえば、アプリケーションやビジネス・オブジェクト・タイプです。
labelValueのエントリは、添付ファイルのキー・ラベル/値を表示するために構成されます。たとえば、この表のとおりにlabelValueが構成されているときは、作業オーダーについて次のように管理対象添付ファイル・ページに表示されます。
[Business Unit], [US001], [Work Order], [123456]
表C-38 PS_AXF_CMD_PARAMS表の例
| AXF_CMD_PARAM_ID | AXF_CMD_ID | AXF_PARAM_NAME | AXF_DATASOURCE | AXF_RECORD_NAME | AXF_FIELD_NAME | AXF_CONSTANT_VALUE | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| 101 | 101 | application | CONSTANT | PSFT_INSTANCE_A | ||
| 102 | 101 | businessObjectType | CONSTANT | WM_WO_HDR | ||
| 103 | 101 | businessObjectKey1 | CONSTANT | BUSINESS_UNIT | ||
| 104 | 101 | businessObjectValue1 | DATA | WM_WO_HDR | BUSINESS_UNIT | |
| 105 | 101 | businessObjectKey2 | CONSTANT | WO_ID | ||
| 106 | 101 | businessObjectValue2 | DATA | WM_WO_HDR | WO_ID | |
| 107 | 101 | labelValue1 | CONSTANT | 事業単位 | ||
| 108 | 101 | labelValue2 | DATA | WM_WO_HDR | BUSINESS_UNIT | |
| 109 | 101 | labelValue3 | CONSTANT | Work Order | ||
| 110 | 101 | labelValue4 | DATA | WM_WO_HDR | WO_ID | |
| 111 | 101 | businessObjectContext | CONSTANT | ScanContext | ||
| 112 | 102 | application | CONSTANT | PSFT_INSTANCE_A | ||
| 113 | 102 | businessObjectType | CONSTANT | CA_CONTR_HDR | ||
| 114 | 102 | businessObjectKey1 | CONSTANT | BUSINESS_UNIT | ||
| 115 | 102 | businessObjectValue1 | DATA | CA_CONTR_HDR | BUSINESS_UNIT | |
| 116 | 102 | businessObjectKey2 | CONSTANT | CONTRACT_NUM | ||
| 117 | 102 | businessObjectValue2 | DATA | CA_CONTR_HDR | CONTRACT_NUM | |
| 118 | 102 | labelValue1 | CONSTANT | 事業単位 | ||
| 119 | 102 | labelValue2 | DATA | CA_CONTR_HDR | BUSINESS_UNIT | |
| 120 | 102 | labelValue3 | CONSTANT | Contract Number | ||
| 121 | 102 | labelValue4 | DATA | CA_CONTR_HDR | CONTRACT_NUM | |
| 122 | 103 | application | CONSTANT | PSFT_INSTANCE_A | ||
| 123 | 103 | businessObjectType | CONSTANT | REQ_HDR | ||
| 124 | 103 | businessObjectKey1 | CONSTANT | BUSINESS_UNIT | ||
| 125 | 103 | businessObjectValue1 | DATA | REQ_HDR | BUSINESS_UNIT | |
| 126 | 103 | businessObjectKey2 | CONSTANT | REQ_ID | ||
| 127 | 103 | businessObjectValue2 | DATA | REQ_HDR | REQ_ID | |
| 128 | 103 | labelValue1 | CONSTANT | 事業単位 | ||
| 129 | 103 | labelValue2 | DATA | REQ_HDR | BUSINESS_UNIT | |
| 130 | 103 | labelValue3 | CONSTANT | Requisition | ||
| 131 | 103 | labelValue4 | DATA | REQ_HDR | REQ_ID | 
PS_AXF_PROPERTIES表は、Oracle PeopleSoftとのAXF統合のプロパティを定義するために使用します。第7.6.17項を参照してください。
コンテンツ・サーバーの表では、コンテンツ・サーバーのドキュメントをどのようにOracle E-Business SuiteまたはOracle PeopleSoftのビジネス・オブジェクトにマッピングするか、および特定のビジネス・オブジェクトに関連付けられたドキュメントへの一時的なアクセス権をどのようにユーザーに付与するかを定義します。
次の追加のデータベース表がアダプタで利用されます。
これらの表のデータは、実行時に自動的に入力されます。AFGrantsの初期データが入力されるのは、ユーザーがコンテンツ・サーバーにビジネス・アプリケーションからアクセスして、AF_GRANT_ACCESSサービスが実行されたときです。AFObjectsのデータが入力されるのは、ユーザーが管理対象添付ファイルのページからドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインしたときです。
この表には、ユーザーに付与される権限が格納されます。これによって、ユーザーは、特定のビジネス・オブジェクトに関連付けられたドキュメントに一時的にアクセスできるようになります。
表C-41 AFGrants表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| dUserName | ユーザーの名前を格納します。 | 
| dAFApplication | ビジネス・アプリケーションのインスタンス名を格納します(たとえばPSFT_Instance1)。 | 
| dAFBusinessObject | ビジネス・アプリケーションのオブジェクトを格納します。 | 
| dAFBusinessObjectType | ビジネス・アプリケーションのオブジェクト・タイプを格納します。 | 
| dPrivilege | ユーザーに付与する権限を格納します。R (読取り)、W (書込み)、D (削除)またはA (管理者)です。 このパラメータはオプションです。指定されていない場合は、AppAdapterGrantPrivilege構成変数で指定されたアクセス・レベルが使用されます。第7.5項を参照してください。 | 
| dExpirationDate | この権限の有効期限である日時を格納します。 | 
| dMaxExpiration | 最大アクセス期間(時間単位)の終了時刻を格納します。 | 
この表は、コンテンツ・サーバーのドキュメントをAFビジネス・オブジェクトにN対N関係でマッピングします。これによって、複数のコンテンツ・アイテムを1つのビジネス・オブジェクトに関連付けることや、複数のビジネス・オブジェクトに同じコンテンツ・アイテムを格納することが可能になります。
ユーザーがドキュメントの添付や添付解除を行うたびに、この表のレコードが追加または更新されます。
表C-42 AFObjects表の列の説明
| 列 | 説明 | 
|---|---|
| dAFID | 各添付ファイルの一意のIDを格納します。 | 
| dAFApplication | ビジネス・アプリケーションのインスタンス名を格納します(たとえばPSFT_InstanceやEBS_Instance)。 | 
| dAFBusinessObjectType | ビジネス・アプリケーションのオブジェクト・タイプを格納します(たとえばCallRecordsやHRMS)。 | 
| dAFBusinessObject | ビジネス・アプリケーション・インスタンスでのビジネス・オブジェクトのIDを格納します。 | 
| dDocName | ビジネス・オブジェクトに関連付けられているコンテンツ・アイテムのIDを格納します。 | 
| DID | ビジネス・エンティティに関連付けられているドキュメントのIDを格納します。リビジョン固有添付ファイル・モードでは、ドキュメントの特定バージョンを返すときにこのIDが使用されます。詳細は、第7.6.11項を参照してください。 | 
この表は、添付ファイルに関連付けられているリレーションシップ属性を格納します。詳細は、第7.6.10項を参照してください。リレーションシップ属性の構成に応じて、1つのドキュメントが0個以上のリレーションシップ属性を持つことができます。