この章では、Oracle WebCenter Contentシステムにおけるコントリビューション・フォルダ構造のバックアップとリカバリについての情報を提供します。
この章の内容は、次のとおりです。
コントリビューション・フォルダは、Folders_gコンポーネントによりサポートされるオプション機能です。「コントリビューション・フォルダ」を有効にすると、コントリビューション・フォルダ(階層フォルダとも呼ばれます)の形式で階層フォルダ・インタフェースが提供され、マルチレベル・フォルダ構造を作成できます。
注意: Oracle WebCenter Content 11gリリース1 (11.1.1)以降の「コントリビューション・フォルダ」は、FrameworkFoldersコンポーネントによりサポートされる「フォルダ」に置き換えられています。 |
フォルダ・アーカイブ機能を使用すると、コントリビューション・フォルダ構造をバックアップおよびリカバリできます。この機能は、Folders_gコンポーネントの一部であり、次に示す機能があります。
フォルダ階層のエクスポート: エクスポートしたアーカイブ・ファイルにファイル名を割り当て、そのファイルを指定した場所に保存するために使用します。
フォルダ階層のインポート: インポートするアーカイブのファイル名を指定するために使用します。インポートされたフォルダ構造では、現在のフォルダがすべて削除されて、フォルダ階層に置き換えられます。
「仮想フォルダの管理構成」ページを使用して、フォルダのインポートとエクスポートのタスクを実行します。
フォルダ階層をアーカイブ・ファイルとしてエクスポートする手順は、次のとおりです。
コンテンツ・サーバー・インスタンスに管理者としてログインします。
「管理」→「フォルダ構成」を選択します。
「アーカイブのエクスポート」をクリックします。
「ファイルのダウンロード」ウィンドウで「保存」をクリックします。
フォルダのアーカイブ・ファイルを保存するディレクトリに移動します。
アーカイブ・ファイルを容易に識別できるように新しいファイル名を指定します(例: 041127_CollectionArchive)。
注意: Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・タイプを「テキスト・ドキュメント」のままにした場合、 |
「Save」をクリックします。
指定したファイルにフォルダ階層がエクスポートされます。
注意: アーカイブ・ファイルとしてエクスポートされるフォルダ階層のサイズによっては、JVMのデフォルトのヒープ・サイズの値が十分でない場合があります。エクスポート手順の実行中にメモリー・エラーが発生した場合は、ヒープ・サイズを増やす必要があります。 |
アーカイブ済フォルダをインポートする手順は、次のとおりです。
注意: この手順では、現在のフォルダがすべて削除されて、インポートされたフォルダ階層に置き換えられます。通常、この手順はリポジトリ内にコンテンツ・アイテムがないコンテンツ・サーバー・インスタンスでのみ実行します。 |
コンテンツ・サーバー・インスタンスに管理者としてログインします。
「管理」→「フォルダ構成」を選択します。
「参照」をクリックし、インポートするアーカイブ・ファイルに移動します。
「開く」をクリックします。
パスとファイル名がフィールドに表示されます。
「アーカイブのインポート」をクリックします。
「OK」をクリックします。
アーカイブ済フォルダがインポートされて、再作成されます。
フォルダのエクスポートおよびインポートの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング』を参照してください。