ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング
11g リリース1 (11.1.1)
B72426-04
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
目次へ移動
目次

前
 
次
 

43 コンテンツ追跡の問題のトラブルシューティング

Content Trackerは、Webサーバー・フィルタ・プラグインおよびJavaコードの2つの実行トレース・メカニズムを備えています。これらは、顧客のインストールにおける問題を診断することを目的としており、本番環境では使用されません。

ブラウザのハング: データ・エンジン・コントロール・センターの実行中にコンテンツ・サーバーが終了した場合、ブラウザもハングすることがあります。この問題は、ブラウザ・ウィンドウを閉じると解決します。

この章の内容は次のとおりです。

43.1 Webサーバー・フィルタ・プラグインのデバッグ・サポート

Webサーバー・フィルタ・プラグインでは、PLUGIN_DEBUGが重要です。「フィルタ管理」ページでPLUGIN_DEBUGを有効化すると、Content TrackerのWebサーバー・フィルタ・プラグインによって実行トレース情報が発行されます。トレースは、ソースにアクセスするユーザーに対してのみ意味があります。顧客は、問題が発生した場合に、PLUGIN_DEBUGを有効化し、テスト・シナリオを実行して、ログ・セグメントをカスタマ・サービスに送信して評価を受ける必要があります。それ以外の場合は、PLUGIN_DEBUGをオフにします。

PLUGIN_DEBUGを設定するには:

  1. 「メイン」メニューから「管理」「管理アプレット」を選択します。

  2. 「フィルタ管理」をクリックします。

  3. Webサーバー・フィルタ・プラグインの構成ページで、PLUGIN_DEBUGを選択します。

  4. 「更新」をクリックします。

43.2 Javaコードのデバッグ・サポート

デバッグをサポートするために、コンテンツ・サーバーのシステム監査機能を使用します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』のシステム監査情報に関する項を参照してください。contenttrackerを「アクティブなセクション」リストに追加します。リストが更新されると、Content Trackerの実行トレース情報が他のアクティブなセクションとともに表示されます。

43.3 DataBinderダンプ機能

Content Trackerによって特定のサービスがログ・ファイルに記録されると、そのサービスのDataBinderオブジェクトの内容が、シリアル化されたダンプ・ファイルに記録されます。これらのファイルの内容は、拡張されたサービス・コール・トラッキング機能を使用するフィールド・マップのデバッグに役立ちます。これらのダンプ・ファイルを使用して、記録されたサービスに使用可能なLocalDataフィールドを確認できます。

Content Trackerサービス・ハンドラ・フィルタによってDataBinderオブジェクトのダンプ・ファイルが作成されるのは、関連付けられたサービスがSctServiceFilter.hdaファイル内に定義されている場合のみです。


注意:

DataBinderオブジェクトのダンプ・ファイルは、手動で削除しないかぎり蓄積され続けます。SctDebugServiceBinderDumpEnabled構成変数は、必要な場合にのみ使用してください。


サービス・ハンドラ・フィルタを構成してオブジェクトをダンプ・ファイルに書き込むように、SctDebugServiceBinderDumpEnabled構成変数を設定します。Tracker構成変数の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Content構成リファレンス』を参照してください。

ファイルは/ContentTracker/DEBUG_BINDERDUMPディレクトリに格納されます。ファイル名は、service_name_filter_function_serial_number.hdaの3つの部分で構成されます。

例:

GET_SEARCH_RESULTS_End_1845170235.hda