ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの使用
11g リリース1 (11.1.1)
B72428-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
目次へ移動
目次

前
 
次
 

6 フォルダの理解

この章では、フォルダについて説明し、ドキュメントの整理と検索支援のためにOracle WebCenter Contentでフォルダがどのように使用されるか説明します。次の項で構成されています。

6.1 フォルダについて

Oracle WebCenter Contentでは、フォルダはドキュメントを整理するために使用されます。WebCenter Contentユーザー・インタフェースでは、フォルダは常にライブラリのコンテキスト内に作成され、ライブラリと同様に、共有、フォロー、コピー、移動および保護が可能です。フォルダを使用してコンテンツを整理すれば、次のような利点があります。

6.2 WebCenter Contentインタフェースとネイティブ11gインタフェースのフォルダの相違点

WebCenter Contentユーザー・インタフェースのフォルダは、デフォルトではネイティブ11gユーザー・インタフェースでは参照できませんが、有効にすることができます。有効にした場合、WebCenter Contentインタフェースで使用されているフォルダは、「フォルダ」の下の「コンテンツの参照」トレイに表示されます。フォルダの使用方法は、WebCenter Contentユーザー・インタフェースとネイティブ11gユーザー・インタフェースで異なります。この章では、共通機能を中心に説明します。機能が異なる場合、この章ではWebCenter Contentインタフェースを中心に説明します。ネイティブ11gインタフェースのフォルダの概要および使用方法の詳細は、21.1.2項を参照してください。

図6-1 インタフェース間のフォルダの比較

フォルダの比較

6.3 フォルダ階層の参照

WebCenter Contentインタフェースの結果リストからライブラリを開くと、フォルダの階層がサイド・バーに表示されます。従来のフォルダ階層と同様に、フォルダを開いてサブフォルダ(子フォルダとも呼ばれます)を表示できます。階層内のフォルダを選択すると、そのフォルダのコンテンツが結果リストに表示されます。

ネイティブ11gユーザー・インタフェースで「コンテンツの参照」トレイを開くと、表6-1にリストされているいくつかのフォルダ・オプションが使用可能になります。ネイティブ11gユーザー・インタフェースでフォルダ・オプションが有効になっている場合は、仮想フォルダが作成され、コンテンツの整理に役立てることができます。

表6-1 フォルダ・オプション

名前 説明

ライブラリ・フォルダ

ネイティブ11gユーザー・インタフェースのライブラリ・フォルダは、従来の意味での整理用フォルダではありません。かわりにこれらのフォルダは、システム管理者によってあらかじめ定義されたWebページを参照します。

フォルダ

フォルダは、コンテンツを整理する仮想フォルダです。これらのフォルダはデフォルトでは使用できず、システム管理者が有効にする必要があります。

問合せフォルダ

問合せフォルダは、保存された検索とよく似た動作をする仮想フォルダで、フォルダにアクセスするたびにそのフォルダに関連した問合せが開始されます。問合せフォルダのコンテンツは、問合せから返されたコンテンツ・アイテムです。問合せフォルダのコンテンツは、リポジトリのコンテンツの変更に伴って動的に変更される場合があります。


6.4 フォルダの検索

WebCenter Contentユーザー・インタフェースでは、サイド・バーの階層の上にある検索フィールド、またはバナー領域の検索ボックスを使用してフォルダを検索できます。結果は、検索フィールドを使用した場合はサイド・バーに、検索ボックスを使用した場合は結果リスト領域に表示されます。

6.5 フォルダの操作

WebCenter Contentインタフェースでは、サイド・バーの階層でフォルダを右クリックしてコンテキスト・メニューを使用するか、結果リストでフォルダを選択してツールバーを使用し、新しいフォルダの作成、フォルダ・プロパティの変更、フォルダをお気に入りとして設定またはフォルダに対して他の変更を行います。

図6-2 フォルダのコンテキスト・メニュー

フォルダのコンテキスト・メニュー

6.6 フォルダ・セキュリティの理解

WebCenter Contentユーザー・インタフェースでは、セキュリティは、ライブラリとフォルダのレベルで設定することも、ドキュメント・レベルで設定することもできます。セキュリティは、独立して設定されないかぎり、フォルダを含むライブラリから継承されます。詳細は、4.5.1項を参照してください。


注意:

アクセス権限を持っていないライブラリまたはフォルダに含まれるフォルダに対して、権限が設定されている可能性があります。この場合は、参照ではなく検索によってフォルダを見つけることができます。参照の権限がないので、そのフォルダを含んでいるライブラリまたはフォルダを参照することはできません。フォルダが見つかったら、ドキュメントをすばやく見つけるために、そのフォルダにお気に入りのマークを付けるか、アクセス権を持っているフォルダにショートカットを作成することができます。


6.7 保存された検索とショートカット

フォルダに加え、フォルダ内で作成したすべての保存された検索またはショートカットが、フォルダ階層に表示されます。使用するには、保存された検索またはショートカットをダブルクリックする必要があります。