5 commons-logging.properties

commons-logging.propertiesファイルは、org.apache.commons.logging.LogプロパティによってWebCenter Sitesロギング・システムを指定する場合に使用されます。新規でインストールされたWebCenter Sitesシステムでは、次のように指定されたApache log4jが使用されます。

org.apache.commons.logging.Log=com.fatwire.cs.core.logging.Log4JLogger

Apache log4jの詳細は、第12章「log4j.properties」を参照してください。

その他に様々なロガーをパブリック・ドメインで利用できます。検索された機能が利用可能なロガーに表示されない場合、各自のロガーの作成も可能です。log4j以外のロガーでCommons Loggingを使用する場合、引き続きプロパティ・エディタを使用してログ設定を表示および変更できます。

以前のContent Server 7.6のCommons Loggingシステムに切り替える必要がある場合、org.apache.commons.logging.Logを、次に示すいずれかのクラス名に手動で設定してください。

• TraditionalLog

  com.fatwire.cs.core.logging.TraditionalLog

  このロガーは、すべてのログ・メッセージを、各サーバーのWebCenter Sitesログ・ファイルに書き込みます。TraditionalLogは、ログ・ファイルのローリング、カスタム書式設定、日付のタイムスタンプ、その他各種機能をサポートします。オプションで、クライアントのIPアドレスを基にログ・メッセージをフィルタ処理することによる、ブラウザベースのログ取得がサポートされます。

• StandardLog

  com.fatwire.cs.core.logging.StandardLog

  このロガーでは、カスタム書式設定や日付のタイムスタンプなどもサポートされますが、メッセージは標準出力と標準エラー・ストリームに送信されます。つまり、メッセージはWebCenter Sitesログ・ファイルではなくJavaコンソールに送信されます。StandardLogはブラウザベースのログ取得をサポートしませんが、他に役立つ機能を備えています。この機能を使用すると、IDEデバッガでJumpStart KitまたはWebCenter Sitesを実行する開発者は、すべてのログ・メッセージを最も明確な場所で確認できます。StandardLogを使用する方法は、デフォルトでユーザーにエラーが警告されるため、すべてのテンプレート開発者に適しています。これとは対照的に、WebCenter Sitesログ・ファイルにエラーを送信する方法ではエラーの表示に一定の労力が必要となります。StandardLogは、ApacheのデフォルトのSimpleLogとほぼ同じものです。

• StandardTraditionalLog com.fatwire.cs.core.logging.StandardTraditionalLog

  このロガーでは、TraditionalLogとStandardLogの機能および出力方法がサポートされます。

commons-logging.propertiesファイルは、WebCenter Sitesに対して変更可能なロギング・プロパティをリストします。プロパティは、プロパティ・エディタの次のタブに機能別に編成されています。

• 「ファクトリ」タブ

• 「ロガー」タブ

• 「従来のログ」タブ

• 「ユーザー定義」タブ

5.1 「AsyncLog」タブ

このタブのプロパティは非推奨です。

表5-1 commons-logging.propertiesのプロパティ: 「AsyncLog」タブ

プロパティ	説明
logging.interval	非推奨。 ログ・ファイルに書き込まれる間隔(ミリ秒単位)を指定します。 デフォルト値: 5000

5.2 「ファクトリ」タブ

表5-2 commons-logging.propertiesのプロパティ: 「ファクトリ」タブ

プロパティ	説明
org.apache.commons.logging.Log	デフォルトのcommons-loggingログ・ファクトリがロガーとして使用するorg.apache.commons.logging.Logインタフェースを実装するクラス名を指定します。 デフォルト値: com.fatwire.cs.core.loggingTraditionalLog デフォルト値は、他のロガーで必ずしもサポートされない追加機能(ログ・ファイルのブラウザベースの取得、ログのローリング、タイムスタンプなど)をサポートするWebCenter Sitesの拡張ロガーを指定します。 注意: 値を変更する前に、commons-loggingのドキュメントを参照してください。
org.apache.commons.logging.LogFactory	パブリッシュ・イベントの処理中に各ログ・メッセージにpubsessionidを出力する特殊なパブリッシュ・ロガーを有効にします。このロガーを使用して、パブリッシュの失敗を分析します。 このプロパティは、手動でcommons-logging.propertiesに追加する必要があります。 有効な値: com.fatwire.cs.core.logging.ContextAwareLogFactory 注意: このロガーを有効にすると、クライアントごとのロギングが自動で無効になります(logging.per-client-logプロパティの値は無視されます)。

5.3 「ロガー」タブ

表5-3 commons-logging.propertiesのプロパティ: 「ロガー」タブ

プロパティ	説明
com.fatwire.logging.cs	汎用WebCenter Sitesロガーのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、WebCenter Sitesのコア機能に関連します。あるいは、そのメッセージに、より適切なロガーが割り当てられていません。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.auth	ユーザー認証メッセージおよびユーザー認可メッセージのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、ユーザー・ログイン、ユーザーACLおよびユーザー・ロールに関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.blobserver	BlobServerデバッグ・メッセージのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、WebCenter Sitesのページ・キャッシュでのデータの追加、取得および変更に関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.cache.page	ページ・キャッシュのデバッグ・メッセージのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、WebCenter Sitesのページ・キャッシュでのデータの追加、取得および変更に関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.cache.resultset	結果セットのキャッシュのデバッグ・メッセージのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、WebCenter Sites結果セットのキャッシュでのデータの追加、取得および変更に関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.core.http.HttpAccess	HTTPアクセス時に生じたエラーや警告を記録するためにHttpAccess APIで使用されるロガー。このログは、ヘッダー、パラメータおよび本文のコンテンツを含むHTTPリクエストおよびレスポンス情報を生成します。DEBUGでは、通常、大量のログ・メッセージが生成されます。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.core.uri.assembler	URIアセンブラ・エンジンおよびすべてのアセンブラで使用されるロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.core.uri.definition	URI定義および関連する実装で使用されるロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.db	データベース・アクセス・メッセージのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、データベースのアクセス、問合せおよび文の実行に関連します。このロガーは、予期したとおりに動作しないデータベース問合せのデバッグに非常に有益です。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.errno	エラー番号の設定に関連する情報の表示に使用されるロガー。このロガーで書き込まれるメッセージは、WebCenter Sitesの変数Variables.errnoおよびVariables.errdetailに設定される値に関連します。エラー番号の設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』およびOracle WebCenter Sitesタグ・リファレンスを参照してください。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.event	WebCenter Sitesのイベント・エンジン・メッセージのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、WebCenter Sitesによるイベントの呼出しに関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.export	WebCenter Sitesのページ・エクスポート・エンジン・メッセージのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、WebCenter Sitesによるイベントの呼出しに関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.filelock	ファイル・ロック・メッセージのログ重大度を指定します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.firstsite.filter	FirstSite IIフィルタのロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.install	WebCenter Sitesインストーラのメッセージのログ重大度を指定します。メッセージは、インストール時にこのログにのみ書き込まれます。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.jsp	WebCenter Sitesのjsp要素のデバッグ情報のログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、WebCenter SitesによるJSP要素の呼出しに関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.realtime	リアルタイムのパブリッシュ・プロセスで行われる操作のログを記録します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.request	リクエスト処理メッセージのログ重大度を指定します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.satellite	Satellite Serverの汎用ロガー。このロガーでログが記録されるメッセージは、システム構成に関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.satellite.cache	Satellite Serverのこのロガーは、キャッシュ可能なオブジェクトの解析およびキャッシュ内のそのライフ・サイクルに関連する情報を処理します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.satellite.host	Satellite Serverのこのロガーは、Satellite ServerとそのホストであるWebCenter Sites間の通信に関連するロギング情報専用です。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.satellite.request	Satellite Serverのこのロガーは、クライアントからのリクエスト処理に関連するロギング情報専用です。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.session	WebCenter Sitesセッションのロガーのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、セッションの作成、変更およびアクセスに関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.sync	WebCenter Sitesクラスタの同期メッセージのログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、WebCenter Sitesのクラスタ同期動作に関連します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.sysinfo	WebCenter Sitesインストール時のシステム情報取得のログ重大度を指定します。このロガーは、WebCenter Sites管理者のインタフェースの「管理」タブで利用可能な「システム・ツール」ユーティリティによって使用されます。「システム・ツール」の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のシステム・ツールに関する項を参照してください。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.time	WebCenter Sitesの時刻とパフォーマンスのデバッグ情報のログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、一般にページのパフォーマンスとWebCenter Sitesのパフォーマンスのチューニングに使用可能な情報などになります。 ページとページレットの実行時間のログを記録するには、このプロパティをDEBUGに設定します。ページとページレットを実行すると、次のようなメッセージが返されます。 "Execute page OpenMarket/Xcelerate/Util/getCurrentUser Hours: 0 Minutes: 0 Seconds: 0:002" 注意: ページはキャッシュで見つからない場合のみ実行されます。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.visitor.object	訪問者オブジェクトのライフ・サイクルを追跡するためのロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.visitor.ruleset	ルール・セット・コンパイルのロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.xcelerate	Xcelerateのロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.xcelerate.advantage.recommendation	推奨処理のロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.xcelerate.approval	アセット承認処理のロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.xcelerate.asset	汎用アセット処理のロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.xcelerate.assetmaker	AssetMaker処理のロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.xcelerate.publish	このロガーは、パブリッシュ・ログを取得します。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO 注意: DEBUGおよびTRACE設定では大量のログが生成されるため、パフォーマンスに重大な影響を与える場合があります。
com.fatwire.logging.cs.xcelerate.template	テンプレート、CSElementおよびSiteEntryアセット処理のロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.cs.xml	WebCenter SitesのXML要素に関するデバッグ情報のログ重大度を指定します。このロガーに書き込まれるメッセージは、XML要素の解析と評価に関連します。このデバッグ・フラグを有効にすると、WebCenter Sitesでは、デフォルトの非検証パーサーではなく検証XMLパーサーが使用されることに注意してください。これはレンダリングされたページに影響を与える場合があります。詳細は、ドキュメントを参照してください。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.search.asset	アセット関連検索で使用されるロガー。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
org.apache.http	HttpComponentsライブラリで使用される最上位レベルのロガー。詳細は、Apache HttpComponentsのドキュメントを参照してください。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
org.apache.http.client	このロガーは、コンテキスト・ロギング用にHttpComponentsライブラリで使用されます。詳細は、Apache HttpComponentsのドキュメントを参照してください。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
org.apache.http.impl.client	このロガーは、コンテキスト・ロギング用にHttpComponentsライブラリで使用されます。詳細は、Apache HttpComponentsのドキュメントを参照してください。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
org.apache.http.impl.conn	このロガーは、接続管理用にHttpComponentsライブラリで使用されます。詳細は、Apache HttpComponentsのドキュメントを参照してください。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
org.apache.http.headers	このロガーは、httpヘッダーのログのみを記録する場合に使用されます。詳細は、Apache HttpComponentsのドキュメントを参照してください。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
org.apache.http.wire	このロガーは、HTTPリクエストの実行時にサーバーに送信されたデータとサーバーから送信されたデータのログをすべて記録する場合に使用されます。このロガーは、かなり大量のログ・データ(その一部はバイナリ形式)を生成するため、デバッグの場合のみ有効にする必要があります。詳細は、Apache HttpComponentsのドキュメントを参照してください。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO

5.4 「従来のログ」タブ

次の表では、TraditionalLog (プロパティorg.apache.commons.logging.Logで指定されるデフォルトのロガー)に固有のプロパティがリストされています。TraditionalLogは、他のロガーでサポートされない多くの機能をサポートします。スパークのインストールで、別のロガーを各自のプロパティ・セットで使用するように選択できます。

表5-4 commons-logging.propertiesのプロパティ: 「従来のログ」タブ

プロパティ	説明
logging.file	ログ・ファイルのフルパスを指定します。これは必須です。競合を回避するため、VMごとに異なる値に設定する必要があります。 注意: この値は指定してください。指定しない場合、ロギングは失敗します。
logging.format	ログ・ファイルに書き込まれるタイムスタンプで使用されるjava.text.SimpleDateFormatを指定します。構文情報については、APIドキュメントのjava.text.SimpleDateFormatを参照してください。指定しない場合、デフォルトのSimpleDateFormatが使用されます。
logging.maxlogsize	ログ・ファイルの最大サイズをバイト数で指定します。ログ・ファイルが指定したサイズになると、ローリングするか、削除されます。ログのサイズを無限にするには、-1に設定します。 デフォルト値: 10MB
logging.per-client-log	WebCenter Sitesからデータをリクエストする個別のIPアドレスごとにログ・ファイルを保持するかどうかを指定します。このプロパティでは、Webブラウザからログ・ファイルを取得するためにCatalogManagerを使用できます。 このプロパティをtrueに設定すると、WebCenter Sitesは、ブラウザのIPアドレスごとにログ・ファイルを作成します。各ファイルはWebCenter Sitesのログ・ファイルと同じディレクトリに格納され、命名規則futuretense.IPaddress.txtに従って作成されます。CATALOGMANAGERタグのexportlog引数で、使用するブラウザのIPアドレスのログ・ファイルを取得できます。 可能な値: true | false 注意: ContextAwareLogFactoryパブリッシュ・ロガーが有効な場合、クライアントごとのロギングは自動で無効になります(ContextAwareLogFactoryを有効にするためにorg.apache.commons.logging.LogFactoryを設定する場合、logging.per-client-logの値は無視されます)。
logging.roll	ログ・ファイルをローリングする際に保持されるログの数を指定します。以前のバージョンの名前が変更され、利用可能なすべてのバージョンが使用されると、最も古いログが削除されます。ログ・ファイルのローリングを無効にするには、0に設定します。保持するログの数を指定するには、正の整数に設定します。 デフォルト値: 0
logging.timestamp	ロギング・エントリごとにタイムスタンプをログ・ファイルに書き込むかどうかを指定します。 可能な値: true | false デフォルト値: true

5.5 「ユーザー定義」タブ

デフォルトでは、このタブには次のプロパティが含まれます。

表5-5 commons-logging.propertiesのプロパティ: 「ユーザー定義」タブ

プロパティ	説明
com.fatwire.logging.ui.model	このロガーは、ユーザー・インタフェースのモデル・コンポーネントで使用されます。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.ui.phase	このロガーは、JSFライフ・サイクルのフェーズを表示する場合にDebugPhaseListenerで使用されます。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.logging.ui.view	このロガーは、ユーザー・インタフェースのビュー・コンポーネントで使用されます。このロガーの目的は、ユーザー・インタフェースのコンポーネントとそのライフ・サイクルをデバッグすることです。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO
com.fatwire.search.lucene	このロガーは、Luceneの統合で使用されます。 可能な値: TRACE、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL デフォルト値: INFO