Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス 11gリリース1 (11.1.1.8.0) E49671-02 |
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Apache log4jは、新しいWebCenter Sites 11gR1インストールのロギング・システムとして使用されます。
注意: Apache log4jはWebCenter Sites 11gR1へのアップグレードの過程でサポートされますが、ソース・システム(FatWire Content Server 7.6パッチ1またはパッチ2)がJakarta Commons Loggingを使用するように設定された場合、インストール・エンジニアは、Jakarta Commons Loggingを引き続き使用できます。システムをアップグレードすると、Apache log4jへの切替えは手動プロセスになります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のApache log4jの設定に関する項を参照してください。 |
Apache log4jを設定する場合、次の2つのファイルが構成されます。
commons-logging.properties
ファイル。このファイルでは、プロパティorg.apache.commons.logging.Log
はLog4JLoggerを指定する場合に設定されます(その値はクラス名com.fatwire.cs.core.logging.Log4JLogger
になります)。
log4j.properties
ファイルは、情報のログをどのように記録するか、どのタイプの情報のログを記録するかを指定する場合に作成されます。log4j.properties
ファイルには次のエントリが含まれます。
FWDefaultAppender
というアペンダのセット。情報のログをどのように記録する必要があるかを指定します。たとえば、プロパティFWDefaultAppender.File
は、WebCenter Sitesのログ・ファイルとその場所を指定します。プロパティのリストは、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のlog4jの構成に関する項で入手できます。これらのプロパティとlog4jに固有のその他のプロパティについては、Apache log4jのドキュメントを参照してください。
WebCenter Sitesのロガー。ログが記録される情報のタイプと重大度レベルを決定します。ロガーは、commons-logging.properties
ファイル(第5章「commons-logging.properties」を参照)からlog4j.properties
ファイルにコピーされ、その名前の先頭にはlog4j.logger
が付きます。
たとえば、commons-logging.properties
ファイルでは、データベースのアクセス、問合せおよび文実行に関連するメッセージのログ重大度を指定する場合に次のロガーが使用されます。
logger.com.fatwire.logging.cs.db
log4j.properties
ファイルにコピーする場合、ロガーの名前は次のようになります。
log4j.logger.com.fatwire.logging.cs.db
WebCenter Sitesのロガーについては、第5章「commons-logging.properties」を参照してください。
log4jを設定する場合、WebCenter Sites管理インタフェースでは、「管理」タブの「システム・ツール」ノードに「log4jの構成」ツールが表示されます。「log4jの構成」ツールを使用すると、一般の管理者は、現在のロガーを表示したり、ロガー・レベルを一時的に変更したり、管理者のインタフェースから直接新しいロガーを追加したりすることができます。管理インタフェースから行われた変更は、WebCenter Sitesを再起動するまで有効です。それらは、テキスト・バージョンのロガー・プロパティをインタフェースからlog4j.properties
ファイルにコピーする場合のみ、再起動時に存続されます。(log4j.properties
ファイルで直接行われる変更は、システムを再起動するまでWebCenter Sitesに適用されません。)「log4jの構成」ツールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。