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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49671-02
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10 futuretense_xcel.ini

futuretense_xcel.iniのプロパティは、プロパティ・エディタの次のタブに機能別に編成されています。

10.1 「分析」タブ

「分析」タブには、Oracle WebCenter Sites: Analyticsの構成に使用されるプロパティがあります。ここでは、これらのプロパティはアルファベット順で説明されています。

表10-1 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「分析」タブ

プロパティ 説明

analytics.datacaptureurl

Analyticsのデータ・キャプチャ・サーブレットが実行するURL。

構文: http://<ホスト>:<ポート>/sensor/statistic

analytics.enabled

Analyticsをインストールするかどうかを示します。

有効な値: true | false

analytics.piurl

Analyticsのパフォーマンス・インジケータ・サーブレットが実行するURL。

構文: http://<ホスト>:<ポート>/analytics/PI

analytics.reporturl

Analyticsのユーザー・インタフェースのURL。

構文: http://<ホスト>:<ポート>/analytics/Report.do

analytics.user

WebCenter SitesからAnalyticsにログインする、事前構成済Analyticsユーザー。

デフォルト値: csuser

注意: デフォルト名の変更はお薦めしません。


10.2 「アセットのデフォルト」タブ

「アセットのデフォルト」タブには、アセット・タイプ(キャッシュ情報、デフォルトのACL、CKEditorが存在するかどうかなど)に関するデフォルトの詳細の定義に使用されるプロパティがあります。ここでは、これらのプロパティはアルファベット順で説明されています。

表10-2 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「アセットのデフォルト」タブ

プロパティ 説明

xcelerate.asset.shareToAllAllowed

アセットをすべてのサイトで共有可能かどうかを指定します。

有効な値: true | false

xcelerate.asset.sizeofnamefield

ベーシック・アセット・タイプとフレックス・アセット・タイプの「名前」フィールドの長さを指定します。

デフォルト値: 64

xcelerate.body.length

Article表のurlbody列の「本文」フィールドに格納される文字数を指定します。

記事アセット(サンプルのサイト・アセット・タイプ)の「本文」フィールドに入力したデータは、urlbody列に書き込まれます。これはURL列のため、そのデータは、実際にWebCenter Sitesデータベースの外部のファイルとして格納されます。

ただし、最初の<n>番目の文字(<n>はこのプロパティに指定した値に等しい)は、body列にも格納されるため、記事アセットの本文のテキストを、WebCenter Sitesインタフェースの検索機能で検索できます。

デフォルト値: 1000

最大値: Windows NTまたはWindows 2000の場合は256、UNIXの場合は2000

このプロパティがない場合や設定されない場合、WebCenter Sitesでは、かわりにfuturetense.iniファイルのcc.maxvarcharsizeプロパティの値を使用します。

xcelerate.defaultacl

SiteCatalog表のページ・エントリがSiteEntryまたはテンプレート・アセットの作成によって作成される場合、そのエントリに自動で割り当てられるACLを指定します。

デフォルト値: 空白

xcelerate.defaultbase

アセットのdefdirのデフォルト・ベースを指定します。

xcelerate.defaultcscacheinfo

キャッシュに有効なSiteEntryアセットとテンプレート・アセットのキャッシュ規則(ContentServer)フィールドのデフォルト値を指定します。「詳細」キャッシュ・オプションを選択すると、値が表示されます。値はオーバーライドできます。

キャッシュ規則(ContentServer)フィールドは、SiteCatalog表のcscacheinfoフィールドにマップします。各エントリは、SiteEntryアセットまたはテンプレート・アセットに相当します。

デフォルト値: true,~0

xcelerate.defaultsscacheinfo

キャッシュに有効なSiteEntryアセットとテンプレート・アセットの「キャッシュ規則(Satellite)」フィールドのデフォルト値を指定します。「詳細」キャッシュ・オプションを選択すると、値が表示されます。値はオーバーライドできます。

「キャッシュ規則(Satellite)」フィールドは、SiteCatalog表のsscacheinfoフィールドにマップします。各エントリは、SiteEntryアセットまたはテンプレート・アセットに相当します。

デフォルト値: true,~0

xcelerate.defaultpagecriteria

SiteCatalog表のページ・エントリがテンプレート・アセットから作成される場合、そのエントリのpagecriteria列のデフォルト値を指定します。

デフォルト値: c、cid、p、rendermode、site、context

これらの変数の定義と、一般的なページ基準変数の詳細は、Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイドのページの設計とキャッシュに関する項を参照してください。

xcelerate.defaultcsstatus

SiteCatalog表のページ・エントリが(テンプレート・アセットまたはSiteEntryアセットのいずれかに対して)作成される場合、そのエントリのcsstatus列のデフォルト値を指定します。

このプロパティの値を変更しないでください

デフォルト値: live

xcelerate.defaultpagecriteriaSiteEntry

SiteEntryアセットにデフォルトで設定できるページ基準変数を指定します。このリストに変数を追加できますが、デフォルト値を削除しないでください

デフォルト値: rendermode、site、seid、Sitepfx

xcelerate.ewebeditpro

非推奨。サポートされていません。

開発者がeWebEditPro HTMLエディタを使用するアセット・タイプを設計した場合、このプロパティは、ewebeditpro.jsファイルの場所を指定します。

xcelerate.MaxLinks

リンク・セット(使用されなくなった古いアセット・タイプ)に含めることができるリンクの数を指定します。


10.3 「認可」タブ

表10-3 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「認可」タブ

プロパティ 説明

xcelerate.authorizefunctions

アセットに対して権限を生成できる機能のカンマ区切りリストを含めます。値が空の場合、可能なすべての機能が表示されます。追加のシステム定義の機能をデフォルトの機能リストに追加できます。

デフォルト値: inspect、preview、checkout、copy、edit、delete、rollback、share、approve、build

xcelerate.deny.abstainfromvoting

ワークフロー・プロセスの一環でアセットを割り当てる場合、投票の棄権が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.approve

パブリッシュのためにアセットの承認が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.authorize

アセットに対して権限の認可が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.build

コレクション・アセットの構築が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.checkout

リビジョン・トラッキング・システムからの明示的なアセットのチェックアウトが許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.copy

アセットのコピーが許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.delegate

ワークフローの他の参加者への割当て済アセットの委任が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.delete

アセットの削除が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.edit

アセットの編集が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.inspect

アセットの調査が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.placepage

SitePlanツリーへのアセットの配置が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.preview

テンプレートによるアセットのプレビューが許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.removefromgroup

ワークフロー・グループからのアセットの削除が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.removefromworkflow

ワークフローからのアセットの削除が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.rollback

以前のバージョンへのアセットのロールバックが許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.setExportData

ディスク(静的パブリッシュ)の開始ポイントへのエクスポートの設定が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

他のユーザーが開始ポイントを設定する場合、これらのユーザーにはアセットの承認とパブリッシュが引き続き許可されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.setnestedworkflow

ネストされたワークフローの設定が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.setparticipants

ワークフローの参加者の設定が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.setprocessdeadline

ワークフロー・プロセスの期限の設定が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.setstepdeadline

ワークフロー・ステップの期限の設定が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.share

他のサイト(アセットが本来作成されたサイト以外)とのアセットの共有が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.showparticipants

ワークフローに設定される参加者確認が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.showstatus

アセットの「ステータス」画面の表示が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

「ステータス」オプションは、「調査」ウィンドウの「詳細」ドロップダウン・ボックスに表示されます。画面には、調査対象のアセットに関するワークフロー、パブリッシュおよびリビジョン・トラッキング情報が表示されます。権限が拒否されるいずれかのロールにユーザーが属する場合、ステータス画面を表示するオプションは表示されません。

デフォルト値: 空白

xcelerate.deny.showversion

アセットのバージョンのリストの表示が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

注意: ユーザーは、明示的または黙示的にチェックアウトされるアセットのバージョンのリストを表示できます。権限が拒否されるいずれかのロールにユーザーが属する場合、調査フォームに「バージョンの表示」ボタンは表示されません

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.abstainfromvoting

ワークフロー・プロセスの一環でアセットを割り当てる場合、投票の棄権が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.approve

パブリッシュのためにアセットの承認が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.authorize

アセットに対して権限の認可が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: SparkAdmin、GeneralAdmin、WorkflowAdmin、SiteAdmin

xcelerate.grant.build

コレクション・アセットの構築が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.checkout

リビジョン・トラッキング・システムからのアセットの明示的なチェックアウトが許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.copy

アセットのコピーが許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.delegate

ワークフローの他の参加者への割当て済アセットの委任が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.delete

アセットの削除が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.edit

アセットの編集が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.inspect

アセットの調査が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.placepage

SitePlanツリーへのアセットの配置が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.preview

テンプレートによるアセットのプレビューが許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.removefromgroup

ワークフロー・グループからのアセットの削除が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.removefromworkflow

ワークフローからのアセットの削除が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.rollback

以前のバージョンへのアセットのロールバックが許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.setExportData

ディスク(静的パブリッシュ)の開始ポイントへのエクスポートの設定が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.setnestedworkflow

ネストされたワークフローの設定が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.setparticipants

ワークフローの参加者の設定が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.setprocessdeadline

ワークフロー・プロセスの期限の設定が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.setstepdeadline

ワークフロー・ステップの期限の設定が許可されないロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.share

他のサイト(アセットが本来作成されたサイト以外)とのアセットの共有が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.showparticipants

ワークフローに設定される参加者確認が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.showstatus

アセットの「ステータス」画面の表示が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

「ステータス」オプションは、「調査」ウィンドウの「詳細」ドロップダウン・ボックスに表示されます。画面には、調査対象のアセットに関するワークフロー、パブリッシュおよびリビジョン・トラッキング情報が表示されます。権限が付与されるいずれかのロールにユーザーが属する場合、ステータス画面を表示するオプションが表示されます。

デフォルト値: 空白

xcelerate.grant.showversion

アセットのバージョンのリストの表示が許可されるロールのカンマ区切りリストが格納されます。

注意: ユーザーは、明示的または黙示的にチェックアウトされるアセットのバージョンのリストを表示できます。権限が付与されるいずれかのロールにユーザーが属する場合、調査フォームに「バージョンの表示」ボタンが表示されます。

デフォルト値: 空白


10.4 CoSタブ

CoSタブには、Oracle WebCenter Sites: Community-GadgetsとOracle WebCenter Sites Contributorインタフェースとの統合のプロパティがあります。

表10-4 futuretense_xcel.iniのプロパティ: CoSタブ

プロパティ 説明

cg.management.url

Community-Gadgets Webアプリケーションの管理URLを指定します。Community-GadgetsとContributorインタフェースを統合する場合(統合により、ユーザーはContributorインタフェースでのアセット・タイプCGGadgetCGWidgetCGPollの使用が可能)、Community-Gadgets Webアプリケーションの管理URLをfuturetense_xcel.iniファイルの最後に追加します。

アセット・タイプCGGadgetCGWidgetおよびCGPollの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド』を参照してください。

cg.production.url

Community-Gadgets Webアプリケーションの本番URLを指定します。Community-GadgetsとContributorインタフェースを統合する場合(統合により、ユーザーはContributorインタフェースでのアセット・タイプCGGadgetCGWidgetCGPollの使用が可能)、Community-Gadgets Webアプリケーションの本番URLをfuturetense_xcel.iniファイルの最後に追加します。

アセット・タイプCGGadgetCGWidgetおよびCGPollの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド』を参照してください。

cos.hostname

Community-Gadgets Webアプリケーションをインストールするホストの名前を指定します。

cos.portnumber

Community-Gadgets Webアプリケーションのポート番号を指定します。

fwblogs.cos.enabled

Community BlogsモジュールをWebCenter Sitesに統合する前に、Community-Gadgets WebアプリケーションをWebCenter Sitesに統合するかどうかを指定します。

可能な値: TRUE | FALSE


10.5 「デバッグ」タブ

「デバッグ」タブには、WebCenter Sitesの各種デバッグ・ユーティリティを有効にするプロパティがあります。

表10-5 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「デバッグ」タブ

プロパティ 説明

am.debug

AssetMakerが作成するアセット・タイプに関するデバッグ情報のログを記録するかどうかを指定します。このプロパティをonに設定する場合、アセット・タイプの作成に関する情報は、WebCenter Sitesのログ・ファイルに書き込まれます。

デフォルト値: off

asset.debug

Desktopと、XMLにアセットをエクスポートするパブリッシュ・メソッドが、アセットを操作する際にデバッグ情報のログを記録するかどうかを指定します。このプロパティをonに設定する場合、アセットの操作に関する情報は、WebCenter Sitesのログ・ファイルに書き込まれます。

デフォルト値: off


10.6 「ディレクトリ」タブ

「ディレクトリ」タブには、WebCenter Sitesの各種ディレクトリ(ユーティリティなど)を有効にするプロパティがあります。ここでは、これらのプロパティはアルファベット順で説明されています。

表10-6 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「ディレクトリ」タブ

プロパティ 説明

xcelerate.locallanguagedir

サイト・デスクトップ・クライアントのインストールのディレクトリ・パスを指定します。

この値はWebCenter Sitesのインストールで設定されます。

デフォルト値: C:/FutureTense/futuretense_cs/xcelerate/Client/ClientInstall/CSDesktop

xcelerate.lockdir

データベース操作時にデータに適用されるロックに関する情報が格納されるディレクトリに、ディレクトリ・パス(最後のスラッシュを含む)を指定します。このWebCenter Sitesシステムをクラスタにインストールする場合、このディレクトリには、クラスタのすべてのメンバー用の書込み権限が必要であり、そのメンバーからアクセスできる必要があります。

この値はWebCenter Sitesのインストールで設定されます。

デフォルト値: c:/FutureTense/lock/

xcelerate.objpubdir

パブリッシュされるオブジェクトが一時的に格納されるクラスタ共有ファイル・スペースのディレクトリのパス(最後のスラッシュを含む)を指定します。

この値はWebCenter Sitesのインストールで設定されます。

デフォルト値: C:/FutureTense/objpubdir/

xcelerate.pubkeydir

パブリッシュ・システムが、各種ターゲット・システムにパブリッシュされた項目に関する情報を書き込むディレクトリを指定します。

この値はWebCenter Sitesのインストールで設定されます。

デフォルト値: c:/FutureTense/pubkeys/

xcelerate.saveSearchdir

SaveSearch表のDefDir (デフォルトのストレージ・ディレクトリ)を指定します。この表には、保存した検索を開発または管理システムで保持するURL列があります。

この値はWebCenter Sitesのインストールで設定されます。

デフォルト値: c:/FutureTense/Storage/SaveSearch

xcelerate.sePath

WebCenter Sitesシステムで検索エンジンを使用する場合に検索索引が格納されるディレクトリを指定します。

この値を変更する場合、必ず存在するディレクトリを指定してください。(このプロパティではディレクトリは作成されません。)

有効な値:

  • Windows NTまたはWindows 2000: c:/FutureTense/sedb

  • SolarisまたはAIX:/export/home/FutureTense/sedb

xcelerate.tempobjectsdir

TempObjects表(アップロードされるオブジェクトや作成途中のオブジェクトの保存または取消しが行われるまで、そのオブジェクトに関する情報を格納するWebCenter Sitesの表)のDefDir (デフォルトのストレージ・ディレクトリ)を指定します。

この値はWebCenter Sitesのインストールで設定されます。

デフォルト値: c:/FutureTense/tempobjectsdir/

xcelerate.thumbnaildir

テンプレート・アセットが、テンプレート・バリアント・サムネイルに関連付けられたサムネイル・イメージを格納するディレクトリを指定します。

この値はWebCenter Sitesのインストールで設定されます。

デフォルト値: C:/FutureTense/thumbnaildir/

xcelerate.workflowdir

ワークフロー・プロセスに関連するファイルを保持するディレクトリの名前を指定します。

この値はWebCenter Sitesのインストールで設定されます。

デフォルト値: C:/FutureTense/workflowdir

値をデフォルトから変更する場合、必ずディレクトリが存在することを確認してください。


10.7 「要素のオーバーライド」タブ

「要素のオーバーライド」タブには、ユーザー・インタフェースのカスタマイズに役立つプロパティがあります。ここでは、これらのプロパティはアルファベット順で説明されています。

表10-7 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「要素のオーバーライド」タブ

プロパティ 説明

xcelelem.manageuserpub

ユーザーがWebCenter Sitesのサイトで実行するロールを管理するために、WebCenter Sitesが使用する要素を定義します。

デフォルト値: Openmarket/Xcelerate/Actions/Security/AccessUserPublication

xcelelem.publishfactors

追加のパブリッシュ制御ファクタの提供に使用される要素の名前。空で構いません。

デフォルト値: Openmarket/Xcelerate/Actions/Publish/OverrideFactor

xcelelem.publishoptions

このプロパティでは、パブリッシュ・フォームの共通のオプション領域部分のカスタマイズが可能です。

これはAction/Publish/PublishOptions要素で使用されます。

これを定義する場合、すべてのパブリッシュ・フォームのパブリッシュ・オプション・セクションをレイアウトする要素をコールするように指定します。

デフォルト値: empty

xcelelem.setpubid

非推奨

訪問者がサイトに動的URLで初めてアクセスする場合に、pubidセッション変数を設定する要素の名前を指定します。これは、訪問者のセッションごとに一度実行されます。

デフォルト値: OpenMarket/Xcelerate/Actions/Publish/SetPubid


10.8 「プリファレンス」タブ

「プリファレンス」タブには、システムで使用される検索機能、ツリーおよび文字セットの構成に使用するプロパティがあります。ここでは、これらのプロパティはアルファベット順で説明されています。

表10-8 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「プリファレンス」タブ

プロパティ 説明

cs.tree.defaultFunction.child

このプロパティでは、WebCenter Sites Contributorインタフェースで子ツリー・ノードをダブルクリックすると子アセットがどのように開くかを指定できます。

有効な値: openinspectedit

デフォルト値: open

注意: このプロパティをopenに設定し、すでにタブに開いている子ノードをダブルクリックすると、アセットが現在表示されているビューのタブに該当のアセットが表示されます。子が現在タブに開いていない場合、アセットはその「調査」ビューで開きます。

cs.tree.defaultFunction.parent

このプロパティでは、WebCenter Sites Contributorインタフェースで親ツリー・ノードをダブルクリックすると、親アセットがどのように開くかを指定できます。

有効な値: browseopeninspectedit

デフォルト値: browse

注意: このプロパティをbrowseに設定する場合、親ツリー・ノードをダブルクリックすると、その親アセットに関連付けられている子アセットの一覧を表示する「参照」タブが開きます。このプロパティをopenに設定し、すでにタブに開いている親をダブルクリックすると、親が現在表示されているビューのタブに該当の親が表示されます。親が現在タブに開いていない場合、親はその「調査」ビューで開きます。

xcelerate.charset

WebCenter Sitesがサーバーとの通信に使用する文字セットを指定します。

デフォルト値: UTF-8

このプロパティをデフォルト値から変更すると、サポートされる文字が制限されます。

xcelerate.emailnotification

非推奨

WebCenter Sitesのワークフロー電子メール通知機能を有効にするかどうかを指定します。

このプロパティをtrueに設定すると、アセットをワークフロー・プロセスを介してユーザーに割り当てる場合、ワークフロー・システムによって、そのユーザーに電子メール・メッセージが送信されます。

デフォルト値: false

詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』の電子メール機能の有効化に関する項を参照してください。

xcelerate.restrictSiteTree

ツリーの切替えがデフォルトでオフになるように構成されている場合(xcelerate.showSiteTreeプロパティをfalseに設定)、管理ユーザー以外のユーザーがWebCenter Sites管理インタフェースでツリーをオンに切り替えられるかどうかを指定します。

xceladmin ACLを持つユーザーのみがツリーをオンに切り替えられるようにするには、trueに設定します。

デフォルト値: false

この機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

xcelerate.seLimit

内部で実行された検索エンジン問合せから返される問合せ結果の最大数を指定します。

デフォルト値: 10000

xcelerate.showSiteTree

ユーザーがWebCenter Sites管理インタフェースにログインしたときにツリーをデフォルトで表示するかどうかを指定します。

デフォルトでツリーの切替えをオフにする場合はfalseに設定します。

デフォルト値: true

この機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

xcelerate.treehierassettype

SiteEntry、CSElement、TemplateおよびRecommendationアセットの階層表示モードを有効にします。

このプロパティの値は、階層に表示するアセット・タイプのカンマ区切りリストになります。

アセットが階層に表示されないアセット・タイプはリストに含めないでください。

階層構造は、アセット名の「/」に基づきます。アセット名のそれぞれの/が1つの階層レベルを表します。たとえば、/AssetNameは最上位レベル、//AssetNameは次のレベルのようになります。

デフォルト値: SiteEntry,CSElement,Template,Recommendation

xcelerate.treeMaxNodes

WebCenter Sites管理インタフェースのツリーのノード下に表示される項目の数を指定します。この項目数を超える項目がノードにある場合、検索基準を入力して数を減らすようにWebCenter Sitesからプロンプトが表示されます。

デフォルト値: 100

この機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

xcelerate.treeType

WebCenter Sites管理インタフェースで使用されるツリーの種類を指定します。

有効な値: OMTree、またはカスタマイズされた代替ツリーを指定する値

デフォルト値: OMTree

最初にOracleサポート担当者に連絡せずに、このプロパティを変更しないでください

xcelerate.usese

インストールされた検索エンジンをWebCenter Sitesで使用するかどうかを指定します。

有効な値: true | false

デフォルト値: false


10.9 「パブリッシュ」タブ

「パブリッシュ」タブには、WebCenter Sitesパブリッシュ・システムに情報を提供するプロパティがあります。このシステムでもfuturetense.iniファイルのプロパティ(「エクスポート/ミラー」タブ)を使用します。プロパティの説明については、第9.11項「エクスポート/ミラータブ」を参照してください。

表10-9 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「パブリッシュ」タブ

プロパティ 説明

xcelerate.batchhost

パブリッシュ・プロセスが実行するサーバーのホスト名とポート番号を指定します。

クラスタ化されたWebCenter Sites環境では、1つのバッチ・ホストのみがサポートされます。このプロパティは、同じ専用ホストを指し示すように各クラスタ・メンバーに対して設定する必要があります。

有効な値: <ホスト名>:<ポート番号>

xcelerate.batchmode

バッチ・パブリッシュ・モードを定義します。

有効な値:

  • single: バッチ・ホストは専用IPアドレスです。

  • multiple: バッチ・ホストはクラスタIPアドレスです。

デフォルト値: single

xcelerate.batchloadsizeonpublish

パブリッシュ・イベントでロードされるアセットのバッチ・サイズを制御します。

デフォルト値: 250

xcelerate.batchpass

バッチ・ユーザーのパスワードを指定します。

デフォルト値: xceladmin

この値は、このWebCenter Sitesシステムのバッチ・ユーザーの作成後に必ず変更してください。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

xcelerate.batchsavesizeonpublish

パブリッシュ・イベントで保存されるアセットのバッチ・サイズを制御します。

デフォルト値: 250

xcelerate.batchuser

WebCenter Sitesパブリッシュ・システムがバックグラウンド・プロセスで実行するため、使用するパブリッシュ・システムのバッチ・ユーザー・アカウントを制御する必要があります。このプロパティは、バッチ・ユーザーのユーザー名を指定します。

デフォルト値: admin

この値は、このWebCenter Sitesシステムのバッチ・ユーザーの作成後に必ず変更してください。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

xcelerate.blobref

BLOBのパブリッシュ参照を管理するクラスの名前。ここでは、デフォルトcom.openmarket.xcelerate.publish.BlobRefは、参照目的の場合のみ提供されます。

このプロパティの値を変更しないでください

パブリッシュ参照の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

xcelerate.bulkapprovechunk

いずれかのユーザーがWebCenter Sites管理インタフェースの「複数アセットの承認」機能を使用する場合、同じバッチまたは「チャンク」で同時に承認するアセットの数を指定します。

この機能はバッチで承認用に選択されるアセットをすべて承認し、各バッチのアセットの数はこのプロパティで設定されます。

デフォルト値: 500

「複数アセットの承認」機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

xcelerate.donotregenerate

キャッシュされたページをパブリッシュ・セッション後に再生成するかどうかを指定します。

有効な値:

  • 空白の(値がない)場合、パブリッシュ・セッションの影響を受けたキャッシュのページはすべてリフレッシュされます。

  • unknowndepsの場合、RENDER.UNKNOWNDEPSタグを使用した要素から生成されたキャッシュ済ページはリフレッシュされません。

  • * (アスタリスク)の場合、キャッシュのページはいずれもリフレッシュされません。つまり、影響を受けたページは、訪問者がページをリクエストする場合のみリフレッシュされます。

デフォルト値: 空白

最初にOracleサポート担当者に連絡せずに、このプロパティの値を変更しないでください。

xcelerate.exportmaxfilename

エクスポートのパブリッシュで生成されるファイル名の最大長です。

Windows NTFSを実行する場合、ディスクにエクスポートするパブリッシュ・プロセスによって作成されるファイルの再エクスポート、削除または名前の変更が可能になるようにこの値を低く設定できます。NTFSのパス名の上限は255文字です。

xcelerate.mirrorini

xcelerate.remotecallプロパティで識別される要素を、futuretense.ini以外の追加のプロパティ・ファイルの情報が必要な方法で変更した場合、このプロパティは、必要なすべてのプロパティ・ファイルの名前を指定します。

デフォルト値: futuretense.ini

最初にOracleサポート担当者に連絡せずに、追加のプロパティ・ファイルを含めるようにこのプロパティを変更しないでください

xcelerate.pageref

ページのパブリッシュ参照を管理するクラスの名前を指定します。ここでは、デフォルトは参照目的の場合のみ提供されます。

com.openmarket.xcelerate.publish.PageRef.

このプロパティの値を変更しないでください

xcelerate.presaveelt

アセットのプライマリ行がミラーリングされた後、フレックス・アセットとコンプレックス・アセットのデシリアライゼーションおよびasset.saveの前に、パブリッシュ時にミラー・ターゲットに対してコールされる要素の名前を指定します。標準のミラー・パブリッシュの場合、PresaveElementを使用します。

xcelerate.pubabortelt

パブリッシュに失敗した場合にミラー・ターゲットに対してコールされる要素の名前を指定します。

デフォルト値: 標準のミラー・パブリッシュの場合はPubAbortElement

xcelerate.pubcleanupelt

ミラー・パブリッシュ操作のクリーンアップ・フェーズのときにパブリッシュ・システムで使用する要素の名前を指定します。

デフォルト値: PubCleanupElement

Oracleサポート・サービスに連絡せずに、この値を変更しないでください

xcelerate.publishallassettypes

ミラー・パブリッシュですべてのアセット・タイプをパブリッシュするかどうかを指定します。

有効な値: true | false

デフォルト値: true

trueに設定すると、すべてのアセット・タイプがパブリッシュされます。

falseに設定すると、パブリッシュに必要なアセットのアセット・タイプとその依存アセット・タイプのみがパブリッシュされます。

注意: このプロパティをfalseに設定する場合、ソース・サーバーに存在するすべてのアセット・タイプもパブリッシュの宛先に存在することを確認する必要があります。

xcelerate.publishinvalidate

アセットをパブリッシュする場合、宛先システムでアセットを変更済にマークするかどうかを指定します。変更済にマークする場合、該当システムから新しい宛先にパブリッシュする前に、システムでアセットを承認する必要があります。

有効な値: true | false

デフォルト値: true

パブリッシュ・システムで、アセットが宛先で変更されたことをマークするには時間が必要で、パブリッシュ・セッションの時間が長くなるため、通常は、開発および管理システムでこのプロパティをtrueに設定したままにしますが、配信システムではfalseに変更します。

xcelerate.pubsetupelt

ミラー・パブリッシュの設定フェーズでパブリッシュ・システムが使用する要素の名前を指定します。

デフォルト値: PubSetupElement

Oracleサポート担当者に相談せずに、この値を変更しないでください

xcelerate.remotecall

ミラー・パブリッシュ・セッション時にターゲット・システムに対して呼び出されるページ名を指定します。

デフォルト値:

Openmarket/Xcelerate/PrologActions/Publish/Mirror1/RemoteCall

Oracleサポート担当者に相談せずに、この要素やこのプロパティの値を変更しないでください

xcelerate.templatedefault

アセット・タイプをレンダリングするテンプレートが見つからない場合に使用するテンプレートの名前。

デフォルト値: Openmarket/TemplateDefault


10.10 「トランスフォーマ」タブ

「トランスフォーマ」タブには、サイト・デスクトップで作成されるコンテンツに適用されるプロパティがあります。ここでは、テキストと単一イメージの両方が同じBLOB属性に保存され、形式が維持されます(つまり、アセットに変換される場合、テキストとイメージはどちらも保存されます)。『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』では、プロパティの設定が不要な単一タイプのデータを保持するBLOB属性などの残りのシナリオについて説明しています。

表10-10 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「トランスフォーマ」タブ

プロパティ 説明

transformer.imgdir

Wordドキュメントをアセットに変換する場合にサイト・デスクトップで使用するイメージ・ファイルのパスを指定します。このプロパティは、サイト・デスクトップで作成されるアセットにのみ適用されます。サイト・デスクトップでは、テキストと単一イメージがどちらも同じBLOB属性に保存され、形式が維持されます。

注意: このプロパティはインストーラでは設定されません。空白のままにすると、サイト・デスクトップでは<transformer.imgdir>ディレクトリを無視するため、Wordドキュメントから作成するアセットのイメージ・ファイルを省略します。

指定のアセット・タイプのBLOB属性がサイト・デスクトップに有効で、複合タイプのデータがサポートされる場合、ユーザーはWordドキュメントの作成または編集時にテキストおよび単一イメージをBLOB属性に保存できます。Wordドキュメントを保存する場合、そのコンテンツはアセットに変換されます。変換時に、イメージ・ファイルは<transformer.imgdir>ディレクトリに書き込まれますが、テキストはWebCenter SitesデータベースのURL列にHTMLとして格納されます。HTMLファイルには、<transformer.imgdir>ディレクトリのイメージに対する管理対象外のリンクがあります。(アセットにはWebCenter Sitesユーザー・インタフェースからアクセスできます。Wordドキュメントは変更されておらず、サイト・デスクトップによって編集できます。)複合タイプのデータを含むBLOBフィールドの場合、<transformer.imgdir>ディレクトリを配信システムに定期的にミラーリングするプロセスを実装する必要があります。これは、パブリッシュ・システムでこのディレクトリをミラーリングしないためです。

<transformer.imgdir>パスを設定するには:

  1. すべてのクラスタ・メンバーからアクセス可能な共有ファイル・システムのディレクトリを指し示すWebRootのいずれかの場所を定義します。

  2. transformer.imgurlを、定義したWebRootの相対URLパス(/で開始)、またはWebRootの絶対URL (httpで開始)のいずれかになるように設定します。

  3. transformer.imgdirを、WebRootが指し示すディレクトリ・パスに設定します。

サイト・デスクトップで作成(または編集)されるコンテンツの格納の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

transformer.imgurl

このプロパティは、Wordドキュメントをアセットに変換する場合に、サイト・デスクトップがWordドキュメントから抽出するイメージ・ファイルの格納に使用するWebRootの相対URLパスまたは絶対パスのいずれかを指定します。(Wordドキュメントは変更されていません。)

注意: このプロパティは、transformer.imgdirプロパティと一緒に使用され、サイト・デスクトップで作成されるアセットにのみ適用されます。サイト・デスクトップでは、テキストと単一イメージがどちらも同じBLOB属性に保存され、形式が維持されます。

このプロパティはインストーラでは設定されません。空白のままにすると、サイト・デスクトップではイメージ・ファイルを含むディレクトリ(<transformer.imgdir>)を無視するため、Wordドキュメントから作成するアセットのイメージ・ファイルを省略します。

このプロパティの使用の詳細は、transformer.imgdirを参照してください。


10.11 xcelerateタブ

xcelerateタブには、(Site Contributorインタフェースの)Webモードを有効にするかどうか、ワークフロー構成と検索エンジンを使用するかどうか、LDAPを使用するかどうかなどのデフォルトの管理設定を指定するプロパティがあります。ここでは、これらのプロパティはアルファベット順で説明されています。

表10-11 futuretense_xcel.iniのプロパティ: xcelerateタブ

プロパティ 説明

cs.binarypath

インストール時に設定します。このプロパティは、WebCenter Sitesとサード・パーティのバイナリ(共有オブジェクト)を格納する場所を指し示します。

注意: このプロパティの値を変更しないでください。

wem.enabled

これはシステム・プロパティです。その値は、サイレントまたはGUIインストーラを使用する場合を除き、変更しないでください。

デフォルト値: true

(WEMフレームワークがデフォルトでインストールされる場合。)

xcelerate.adminacl

ユーザーが管理者機能(WebCenter Sites管理インタフェースの「管理」タブに表示される機能)にアクセスできるように割り当てられる必要があるACLを指定します。

デフォルト値: xceladmin

このプロパティの値を別のACLに変更する場合、現在xceladmin ACLが割り当てられているすべての表にそのACLを必ず割り当ててください。

xcelerate.adminrole

インストール時にすべての管理表に設定されるACLを指定します。

デフォルト値: xceladmin

システムのインストール後に、このプロパティの値を変更しないでください。

xcelerate.approval.dependency.chunksize

このプロパティは、承認で使用されるチャンク・サイズを定義します。(チャンク・サイズは、パブリッシュの目的で承認時にWebCenter Sitesが所定の時間に処理するアセットの数です。処理には依存性の計算が関連します。)

デフォルト値: 250 (下位互換性を保持する場合)

有効な値: 1から1000までの整数

推奨値: 1

xcelerate.base

WebCenter Sites要素の最上位(ベース)ディレクトリを指定します。インストール時、インストーラは、WebCenter Sitesの要素がインストールのどこにあるかを示すようにこの値を編集する必要があります。

デフォルト値:

  • Windows NTまたはWindows 2000: c:/Fatwire/elements/OpenMarket/Xcelerate

  • SolarisまたはAIX: /export/home/Fatwire/elements/OpenMarket/Xcelerate

システムのインストール後に、このプロパティの値を変更しないでください。

xcelerate.crosssiteassign

複数のサイトのユーザーが同じワークフロー・プロセスに参加できるかどうかを指定します。

有効な値: true | false

デフォルト値: false

xcelerate.defaultlang

デフォルトの言語を指定します。

デフォルト値: en_US

xcelerate.defaultpreviewurlgenerator

サイトに固有の言語について記述しない場合、プレビュー用のURLを生成するプレビュー・ジェネレータ名に設定します。

xcelerate.domain

サーバー(マシン)名を含まない、システムのドメイン名を指定します。このプロパティは、WebCenter Sitesに統合された、ブラウザ・インタフェースを持つアプリケーションによって使用されます。

xcelerate.editrole

インストール時に編集表に設定されるACLを指定します。

デフォルト値: xceleditor

システムのインストール後に、このプロパティの値を変更しないでください。

xcelerate.enableinsite

このWebCenter Sitesシステムに対して、(Sites Contributorインタフェースの)Webモードの有効と無効を切り替えます。値がtrueの場合、Webモードは有効になります。

デフォルト値: false

WebCenter Sites配信システムでWebモードを有効にしないでください

xcelerate.imageurl

アプリケーションで使用されるすべてのイメージURLのWebRootを指定します。

xcelerate.previewhost

プレビュー・ホスト機能を有効にする2つのプロパティのいずれか。このプロパティは、使用するプレビュー・ホストのプロトコル、サーバーおよびポートを定義します。

この機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のプレビューの個別ブラウザ・セッションの管理に関する項を参照してください。

このプロパティに値を指定する場合、次の構文を使用します。

http://<サーバー名>:<ポート>

xcelerate.previewservlet

プレビュー・ホスト機能を有効にする2つのプロパティのいずれか。このプロパティは、プレビュー・ホストが使用するサーブレットを指定します。

この機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のプレビューの個別ブラウザ・セッションの管理に関する項を参照してください。

有効な値: ContentServerまたはSatellite

デフォルト値: Satellite

xcelerate.previewurlpagename

プレビューのURLを生成するページの名前に設定します。

このプロパティの値を変更しないでください

xcelerate.publishquerystyle

パブリッシュの目的で承認されるアセットのリストを取得する際に使用する問合せスタイルを定義します。

有効な値: subquery,join

xcelerate.rolemanagerclass

ロール・マネージャ・クラスの名前を指定します。デフォルトでは、このプロパティの値は、WebCenter Sitesロール管理システムに設定されます。

デフォルト値: com.openmarket.xcelerate.roles.RoleManager

  • Sun ONE埋込みIdentity Serverを使用する場合、このプロパティを正確にcom.openmarket.xcelerate.roles.IdentityServerRoleManagerに設定します。

  • WebLogic埋込みLDAPを使用する場合、このプロパティを正確にcom.openmarket.xcelerate.roles.FlatLDAPRoleManagerに設定します。

xcelerate.searchResultCols

WebCenter Sites管理インタフェースの検索結果リストにどの列を表示するかを指定します。(カスタム列は追加できません。)

デフォルト値: name,modified,locale,startDate,endDate,assetType

その他の値: description,status

注意: 列名では大文字と小文字が区別されます。このプロパティで指定した列順は、検索結果リストの実際の列順に影響しません。実際の順序(列の表示名基準)は、NameDescriptionType (ここではTypeassetTypeを示す)、LocaleStatusModifiedStart DateEnd Dateになります。

xcelerate.systemid

このWebCenter Sitesシステムの識別子を指定します。これは、エクスポートされたデータの一意の識別子を生成する場合に使用されます。

既知のすべてのWebCenter SitesシステムのIDとは異なる値を選択します。そうしない場合、IDの競合が生じます。

デフォルト値: CSSystem

有効な値: 1から255文字の英数字の文字列

xcelerate.transformpath

インストール時に設定します。このプロパティは、WebCenter Sitesがアセットに変換するMicrosoft Wordファイルをサイト・デスクトップで一時的に格納するディレクトリのパスを設定します。

注意: このプロパティの値を変更しないでください。

xcelerate.treetabmanagerclass

WebCenter Sitesのツリー・タブについて説明するITreeTabManagerを実装するクラス。

デフォルト値: com.openmarket.xcelerate.treetab.TreeTabManager

ここでは、デフォルトは参照目的の場合のみ提供されます。このプロパティの値を変更しないでください。

xcelerate.usermanagerclass

WebCenter Sitesのユーザー・サービスを提供するIUserManagerを実装するクラス。

デフォルト値: com.openmarket.xcelerate.user.UserManager

  • サイト名とロール名のLDAP属性マッピングを実装する場合は、このプロパティを正確にcom.openmarket.xcelerate.user. LDAPSchemaUserManagerに設定します。

  • WebLogicまたはSun ONEアプリケーション・サーバー埋込みLDAPを使用する場合、このプロパティを正確にcom.openmarket.xcelerate.user. FlatLDAPSchemaUserManagerに設定します。

xcelerate.workflowengineclass

WebCenter Sitesのワークフロー・サービスを提供するIWorkflowEngineを実装するクラス。ここでは、デフォルトは参照目的の場合のみ提供されます。

com.openmarket.xcelerate.workflow.WorkflowEngine

このプロパティの値を変更しないでください。


10.12 「ユーザー管理」タブ

「ユーザー管理」タブには、ユーザーに関する様々な情報(パブリケーション用にユーザーが保持するロールのリスト、ユーザーが使用する画面名、ユーザーが有効なサイトのリストなど)を保持する各種ユーザー属性名を指定するプロパティがあります。

表10-12 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「ユーザー管理」タブ

プロパティ 説明

xcelerate.displayablenameattr

表示可能な名前について説明するユーザー属性の名前(ログイン名とは異なる場合)を指定します。

xcelerate.emailattr

WebCenter Sitesシステムに対するユーザーの電子メール・アドレスを識別する際に使用されるユーザー属性の名前を指定します。これらの属性はSystemUserAttr表に保持されます。

デフォルト値: mail

xcelerate.localeattr

WebCenter Sitesシステムにインストールされた言語パックが複数ある場合、ユーザーが指定するロケールを識別するユーザー属性の名前を指定します。

デフォルト値:

  • 言語が1つの場合は空白です。

  • 複数の言語がある場合はlocaleです。

xcelerate.pubrolesattr

ユーザーがパブリケーション用に保持するロールをリストするユーザー属性の名前を指定します。

このプロパティは、xcelerate.usermanagerclasscom.openmarket.xcelerate.user. LDAPAttrUserManagerに設定する場合のみ使用されます。

これは、パブリケーションIDと組み合せて、ユーザーがパブリケーション用に保持するロールを含む属性名を取得します。

値を設定しない場合、UserPublication表が使用されるか、他のLDAPユーザー・マネージャ・プラグインが使用されます。

xcelerate.sitenameattr

サイト・エントリのネーミング属性を指定します。

このプロパティは、xcelerate.usermanagerclasscom.openmarket.xcelerate.user.LDAPSchemaUserManagerに設定する場合のみ使用されます。

デフォルトでは値は空白です。この場合、ユーザーのロールに関する情報はUserPublication表に格納されるか、他のLDAPユーザー・マネージャ・プラグインが使用されます。

このプロパティに値が指定されている場合、xcelerate.usermanagerclassxcelerate.sitesrootプロパティも正確に構成する必要があります。

xcelerate.sitesattr

ユーザーがロールを保持するパブリケーションについて説明するユーザー属性の名前を指定します。

このプロパティは、xcelerate.usermanagerclasscom.openmarket.xcelerate.user.LDAPAttrUserManagerに設定する場合のみ使用されます。

このプロパティに値がある場合、pubid列の値およびxclerate.pubroleattrプロパティの値と組み合せて、WebCenter Sitesインタフェースでのユーザーのアクセス権限を決定します。

デフォルトでは値は空白です。この場合、ユーザーのロールに関する情報はUserPublication表に格納されるか、他のLDAPユーザー・マネージャ・プラグインが使用されます。

xcelerate.sitesroot

サイトが配置されるルート・ノード(dn)を指定します。

このプロパティは、xcelerate.usermanagerclasscom.openmarket.xcelerate.user.LDAPSchemaUserManagerに設定する場合のみ使用されます。

デフォルトでは値は空白です。この場合、ユーザーのロールに関する情報はUserPublication表に格納されるか、他のLDAPユーザー・マネージャ・プラグインが使用されます。

このプロパティに値が指定されている場合、xcelerate.usermanagerclassxcelerate.sitenameattrプロパティも正確に構成する必要があります。

xcelerate.userimageattr

このプロパティは、WEMフレームワークのユーザーのアカウント(WEM管理インタフェースからアクセス可能)のimagesrc属性を指し示します。属性には、ベース64エンコード文字列のイメージ・データが含まれます。このプロパティはイメージをフェッチします。


10.13 「ユーザー定義」タブ

表10-13 futuretense_xcel.iniのプロパティ: 「ユーザー定義」タブ

プロパティ 説明

xcelerate.ckeditor.basepath

CKEditorベースパス。つまり、WebCenter SitesアプリケーションのCKEditorファイルの場所。

デフォルト値: /<URI>/ckEditor/

ckeditor.showIncludedElementInSpan

テキスト内にアセットを含める場合のCKEditorの動作を制御します。

<div>タグを使用するアセットを含める場合、CKEditorはこれらを<span>タグに変更しません。

CKEditorで<div>タグを<span>タグに変更するには、このプロパティを追加してtrueに設定します。

xcelerate.imageeditor.basepath

Online Image Editor (OIE)ベースパス。つまり、OIEアーカイブの場所(相対URL)、ファイル名およびバージョン。

デフォルト値: <URI>/ImageEditor/OIE.cab#version=3,0,1,10

xcelerate.imageeditor.clarkii.basepath

WebCenter SitesアプリケーションのClarkii Online Image Editorファイルのパス。

デフォルト値: <application_context_ root>/ImageEditor/clarkii/

xcelerate.useDimensionAssets

このプロパティは、配信システムでのみサポートされます。このプロパティは、WebCenter Sites配信システムがディメンション・アセットについてDimおよびDimPデータベース表に問合せを行うかどうかを制御します。

ディメンション・アセットを使用しない場合(多言語サポートの場合など)、配信システムが不必要にDimDimP表に問合せを行わないように次の操作を実行します。

  1. このプロパティをfuturetense_xcel.iniに追加してfalseに設定します。

  2. アプリケーション・サーバー起動スクリプトでJVMの-Dcs.disable.dimensions.in.uitrueに設定します。

advancedUI.enableAssetForms

コンテンツ・コントリビュータについて、WebCenter Sites管理インタフェースの有効と無効の切替えに使用されます。次のアセットへのアクセスが影響を受けます。

  • すべてのフレックス・アセットとその親アセット

  • すべてのベーシック・アセット

  • 推奨、セグメントおよびプロモーションなどのEngageアセット

  • 問合せ、コレクションおよびページ・アセット

デフォルトでは、このプロパティはfalseに設定されるため、コンテンツ・コントリビュータについてWebCenter Sites管理インタフェースは無効になります。アセットがデフォルトでサポートされるWebCenter Sitesコントリビュータ・インタフェースを使用する場合を除き、前述のアセットの作成、編集、検索または削除を行うことはできません。

注意: コントリビュータ・インタフェースでは、開発者向けのアセット・タイプとアセットは、調査の場合のみ利用できます。あるいは、これらにはアクセスできません。アセットにはWebCenter Sites管理インタフェースからアクセスしてください。

デフォルト値: false

cos.protocol

Community-Gadgets Webアプリケーションをインストールするプロトコルの名前を指定します。

cos.contextroot

Community-Gadgetsアプリケーションをインストールするコンテキスト・ルートの名前を指定します。