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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49671-02
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9 futuretense.ini

futuretense.iniファイルは、WebCenter Sitesのメイン・プロパティ・ファイルです。そのプロパティは、プロパティ・エディタの次のタブに機能別に編成されています。

9.1 「アプリケーション・サーバー」タブ

「アプリケーション・サーバー」タブには、アプリケーション・サーバーに関する情報をWebCenter Sitesに提供するfuturetense.iniのプロパティがあります。

表9-1 futuretense.iniのプロパティ: 「アプリケーション・サーバー」タブ

プロパティ 説明

cs.eventhost

アプリケーション・サーバーでイベント・エンジンを実行するためのホスト文字列。クラスタ環境では、このプロパティはクラスタ・メンバーごとに設定し、プライマリ・クラスタ・メンバーまたはクラスタ・メンバー自体を指し示す必要があります。2番目のオプションはフェイルオーバーの場合に指定します。

有効な値: http://<ホスト名>:<ポート番号>

ft.cgipath

WebCenter SitesオブジェクトをインストールするWebサーバーのCGIディレクトリ。

URLの構築やフォームのアクションで使用されます。

値の最後は必ずフォワード・スラッシュ(/)にしてください。

可能な値:

/NASApp/CS/: Sun ONEアプリケーション・サーバー(iAS)を使用する場合、パスは、Sun ONEのインストール時に使用されるパスになるように定義されます。

/servlet/: httpサーブレット・アプリケーション環境内(WebLogicなど)。


9.2 「認証」タブ

「認証」タブには、WebCenter Sitesシステムで使用するユーザー・マネージャ・プラグインに基づき、インストール時に構成されるユーザー認証プロパティがあります。これらのプロパティの中には、どのユーザー管理モジュールを使用する場合でも適用されるものもあれば、NT認証を使用する場合のみ適用されるものもあります。

ユーザー・マネージャ・プラグインのメイン構成ファイルであるdir.iniファイルも参照してください。第7章「dir.ini」を参照してください。

表9-2 futuretense.iniのプロパティ: 「認証」タブ

プロパティ 説明

cs.manageACL

WebCenter SitesのデフォルトのACLの名前と権限の関係のマスク機能を置換するクラスを指定します。

このプロパティの値を変更しないでください

cs.manageproperty

LDAPプラグインまたはNT認証プラグインを構成する適切なプロパティ・ファイルの名前を、これらのユーザー・マネージャ・モジュールのどちらを使用するかに応じて指定します。

  • LDAPの場合、値をdir.iniに設定します。

  • NTの場合、値をfuturetense.iniに設定します。

cs.manageUser

このWebCenter Sitesシステムでどのユーザー・マネージャ・プラグインを使用するかを指定します。

  • デフォルトのWebCenter Sitesプラグインを使用する場合、値は空白です。WebCenter Sitesでは、データベースの認証と認可が使用されます。

  • LDAPを使用する場合、値はcom.openmarket.directory.jndi.auth.JNDILoginになります。

  • NT認証を使用する場合、値はcom.FutureTense.NTUserGroups.ValidateLogin.NTUserGroupsLoginになります。

WebCenter SitesシステムをLDAPまたは別の外部システムと統合する場合、このプロパティは設定されます。インストール後にその値を変更しないでください。デフォルトでは値は空白です。

注意: このプロパティを設定する場合、cs.managepropertyも設定する必要があります。

cs.manageUserAccess

WebCenter Sitesのデフォルトのリソース別のユーザーと権限の関係の参照機能を置換するクラスを指定します。

このプロパティの値を変更しないでください

cs.manageUserSystem

WebCenter SitesシステムでNT認証を使用する場合(cs.manageUserでNTプラグインを指し示す場合)のみ適用されます。

WebCenter Sitesでユーザーの認証に使用するNTドメイン名のカンマ区切りリストを指定します。

認証は、ドメインのリストで指定された順に行われます。ユーザーは、そのユーザー名とパスワードの組合せがいずれかのドメインで見つかると、有効なユーザーであることが証明されます。

ローカル・システムをピリオド(.)で指定します。

cs.manageUserでNTプラグインを指し示していても、このプロパティにドメイン名が設定されない場合、WebCenter Sitesは、ローカルNTドメインのみで認証を試みます。

この値は、インストール時に設定されました。

cs.ssovalidator

このプロパティはSSOバリデータ・プラグインを指し示します。

WEMフレームワークがデフォルトでインストールされる場合、デフォルト値は次のようになります。

com.fatwire.wem.sso.cas.cs.plugin.SSOValidatorPlugin

ntlogin.DefaultACL

NTユーザー・マネージャ・プラグインのみ。

デフォルトですべてのユーザーに割り当てられるACLのカンマ区切りリスト。

デフォルトでは、この値は空です。

ntlogin.DefaultReaderACL

NTユーザー・マネージャ・プラグインのみ。

デフォルトのリーダー・アカウントとして使用されるアカウントに割り当てられるACLリスト。

デフォルトでは、この値は空です。

ntlogin.DefaultReaderID

NTユーザー・マネージャ・プラグインのみ。

デフォルトのリーダー・アカウントとして使用されるユーザー名。

デフォルトではDefaultReaderに設定されます。

この値は空白でも構いません。

ntlogin.DefaultReaderPW

NTユーザー・マネージャ・プラグインのみ。

NT認証モジュールでデフォルトのリーダー・アカウントとして使用するユーザー名のパスワード。ntlogin.DefaultReaderIDに値がある場合は必須です。

デフォルトではSomeReaderに設定されます。値は暗号化されます。

ntlogin.LogFile

NTユーザー・マネージャ・プラグインのみ。

NT認証モジュールからのデバッグ情報が書き込まれるファイルの完全なパス。(ntlogin.Loggingtrueに設定する場合のみ使用されます。)

ntlogin.Logging

NTユーザー・マネージャ・プラグインのみ。

NT認証モジュールのデバッグを有効または無効にします。

可能な値: true | false

singlesignon

trueに設定する場合、シングル・サインオンをサポートする認証プラグインに対してシングル・サインオンを有効にします。

WEMフレームワークがデフォルトでインストールされるため、このプロパティはtrueに設定されます。


9.3 「基本」タブ

「基本」タブには、WebCenter Sitesサーブレットで使用するセキュリティ設定、セッション・タイムアウトおよびグローバル一意識別子などを制御するfuturetense.iniプロパティがあります。

表9-3 futuretense.iniのプロパティ: 「基本」タブ

プロパティ 説明

bs.security

BlobServerサーブレットがデータベースのアクセスとイメージの取得を許可する前にセキュリティをチェックするかどうかを指定します。セキュリティが有効な場合、イメージをメモリー内にキャッシュできません。

BlobServerセキュリティを有効にする場合、BlobServerサーブレットは、csblobidパラメータがURLに存在し、その値が同じ名前のセッション変数と一致する場合のみデータを処理します(例: <IMG SRC="BlobServer?blobtable=MovieImages&#38;blobcol=urlimage&#38;blobkey=id&#38;csblobid=SessionVariables.blobid&#38;blobwhere=25"/>)。

可能な値: true | false

cc.security

WebCenter Sitesがデータベースへのアクセスを許可する前にセキュリティをチェックするかどうかを指定します。このプロパティは、特別な場合を除き、必ずtrueに設定してください。

可能な値: true | false

cs.barEqualsSlash

バー(|)がページ名に含まれる場合、Internet Explorerブラウザがそれをフォワード・スラッシュ(/)として解釈するかどうかを指定します。

可能な値: true | false

たとえば、trueに設定する場合、Internet Explorerは、pagename=folder|subfolder|pagepagename=folder/subfolder/pageを同じページとして解釈します。

デフォルト値: false

cs.session

WebCenter Sitesがユーザーごとにブラウザ・セッションを開始して維持するかどうかを指定します。

可能な値: true | false

cc.securityプロパティをtrueに設定する場合、falseに設定できません。

cs.timeout

アプリケーション・サーバーが接続からログ・アウトしてブラウザ・セッションを終了するまでに、その接続がアイドル状態を保持する秒数を指定します。アイドル時間は、WebCenter Sitesのhttpリクエストの間隔になります。

デフォルト値: 300 (5分)

注意: 承認システムでアセットを承認する場合、それはバックグラウンド・プロセスではありません。そのため、「複数アセットの承認」機能を使用する場合、ブラウザ・セッションがタイムアウトしないように、必ずアセットのバッチの承認にかかる時間よりも多い値をこのプロパティに設定してください。この設定で実験する必要がありますが、1800秒(30分)に設定して開始できます。

cs.uniqueidpoolsize

一度にキャッシュされる、一意でクラスタセーフのID番号の数を指定します。(WebCenter Sitesは、データベース表のすべての行に一意のIDを生成します。)

デフォルト値: 100

cs.wrapper

非推奨。WebCenter SitesのHTMLラッパー・ページを使用する(できる)かどうかを指定します。

デフォルト値: true

アプリケーション・サーバーにWebサーバーへのHTTPアクセスがない場合やセキュリティ上の理由でラッパー・ページを保持するディレクトリを削除した場合、WebCenter Sitesシステムでこの値をfalseに設定します。

『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』の外部セキュリティの設定に関する項も参照してください。

ft.version

WebCenter Sitesアプリケーションのバージョン番号を指定します。

この値は変更しないでください

secure.CatalogManager

DefaultReaderユーザーがCatalogManagerサーブレットにアクセスできるかどうかを指定します。

可能な値: true | false

インストール時、このプロパティはfalseに設定されます。インストール後に必ずこの値をtrueに変更してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』の外部セキュリティの設定に関する項を参照してください。

secure.DebugServer

セキュリティが有効な場合、指定されたサーブレットにDefaultReaderが接続できるかどうかを制御します。trueに設定する場合、DefaultReaderは接続できません。

可能な値: true | false

secure.TreeManager

DefaultReaderユーザーがTreeManagerサーブレットにアクセスできるかどうかを指定します。

デフォルト値: true

詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』の外部セキュリティの設定に関する項を参照してください。


9.4 「Blobサーバー」タブ

「Blobサーバー」タブには、BlobServerサーブレットを構成するプロパティがあります。BlobServerはBLOBを処理します。これは、表からBLOBを収集し、必要なセキュリティ・チェックをすべて実行します。BlobServerがBLOBを処理する場合、WebCenter SitesとSatellite Serverの両方にBLOBをキャッシュします。

表9-4 futuretense.iniのプロパティ: 「Blobサーバー」タブ

プロパティ 説明

bs.bCacheSize

(メモリーに)キャッシュ可能なBLOBのデフォルトの数を指定します。

デフォルト値: 100

bs.bCacheTimeout

BLOBをメモリーにキャッシュした状態にする秒数を指定します。BlobServerサーブレットを再起動する場合は必ずメモリー・キャッシュがクリアされることに注意してください。

このプロパティは、次のようにCacheManagerの操作に影響を与えます。

SystemItemCache表のBLOBに対して構成上の依存関係が記録される場合、BLOBのキャッシュ期限が切れた後、これらの依存性は表から削除されるように構成されます。これにより、SystemItemCache表のサイズが過度に大きくなることはありません。ただし、エントリを表から削除すると、CacheManagerによる第2層キャッシュからの対応するBLOBの削除が無効になり、ユーザーには失効したデータが表示されます。

可能な値: 負の整数、0、正の整数

デフォルト値: -1

最近使用されたBLOBでキャッシュが満杯になるためにBLOBが削除される場合を除き、BLOBはメモリーに永続的にキャッシュされたままになります。

注意: このプロパティの値は、次のようにcs.manage.expired.blob.inventoryに影響を与えます。

  • 値が0以下の場合、cs.manage.expired.blob.inventoryが影響を受けることはありません。

  • 正の整数でcs.manage.expired.blob.inventorytrueに設定すると、CacheManagerは正常に機能しますが、そのかわりにSystemItemCache表が拡大します。

詳細は、cs.manage.expired.blob.inventoryを参照してください。

bs.invalidheadernames

BlobServerで無視される無効なヘッダーのカンマ区切りリスト。

デフォルト値: Set-Cookie

注意: ヘッダーを有効(bs.validheadernames)と無効(bs.invalidheadernames)の両方で指定する場合、bs.validheadernamesで指定されたヘッダーが優先されます。

詳細は、bs.validheadernamesを参照してください。

bs.validheadernames

BlobServerで許可される有効なヘッダーのカンマ区切りリスト。

注意: ヘッダーを有効(bs.validheadernames)と無効(bs.invalidheadernames)の両方で指定する場合、bs.validheadernamesで指定されたヘッダーが優先されます。

詳細は、bs.invalidheadernamesを参照してください。

cs.recordBlobInventory

複合依存性をBLOBに対して記録するかどうかを指定します。CacheManagerがBLOBで機能するようにするには、このプロパティをtrue (デフォルト)に設定する必要があります。

可能な値: true | false

デフォルト値: true


9.5 「クラスタ」タブ

「クラスタ」タブには、WebCenter Sitesシステムをクラスタにインストールする場合に、WebCenter Sitesがクラスタのすべてのサーバーとの通信に使用するプロパティがあります。

表9-5 futuretense.iniのプロパティ: 「クラスタ」タブ

プロパティ 説明

cc.cacheNoSync

クラスタ・メンバーで表を更新する場合でも、WebCenter Sitesでキャッシュされるデータベース問合せのトランザクション・データを保持するかどうかを指定します。

デフォルト値: false

次の形式でプロパティを追加することで、個々の表に対して表に固有の値を設定できます。

cc.<sometable>CSync=<trueまたはfalse>

ft.sync

クラスタ化されたサーバーにシンクロナイザ・キーを定義する識別子または値。クラスタ・メンバーがその共有データベースに使用するDSNなど。各クラスタ・メンバーには同じft.syncの値が必要です。

trueまたはyesに設定すると、同期が有効になり、アセットレベルの追加ロックが機能します。このモードは、アセットを頻繁に変更する目的で設計されたアセットロック・メカニズムを使用するため、クラスタ化された編集システム向けです。

trueまたはyes以外の値に設定する場合、同期は有効になりますが、アセットレベルの追加ロックは機能しません。このモードは、アセットを不定期に変更する目的で設計されたアセットロック・メカニズムを有効にするため、クラスタ化された配信システム向けです。

注意: ft.syncに値を指定することをお薦めします。

有効な値: <文字列> | <空白>

ft.usedisksync

クラスタ間でデータを同期するための共有ファイル・システム・フォルダを指定します。

同期をft.syncプロパティで有効にする場合、このプロパティを有効なフォルダに設定します。たとえば、読取りと書込みのアクセス権を持つディレクトリに設定します。


9.6 「互換性」タブ

「互換性」タブには、以前のバージョンのWebCenter Sitesとの下位互換性に必要な値を設定するプロパティがあります。

表9-6 futuretense.iniのプロパティ: 「互換性」タブ

プロパティ 説明

cs.cookievariables

サーブレット・リクエスト情報にCookie変数を作成するかどうかを指定します。

Cookie変数を生成すると、ページ・リクエストのページ基準が混乱する可能性があるため、生成は外部ページに対してのみ機能します。

有効な値: false

cs.dataindatabase

大量のデータをアップロード列としてデータベースとファイル・システムのどちらに保存するかを指定します。

cs.httpvariables

非推奨。

4.0以前のバージョンの製品で必要なように、HTTPヘッダー情報を含むWebCenter Sites変数をページ・リクエストごとに作成するかどうかを指定します。4.0以降では、FatWire Content Serverに同じ機能を実行する変数が内蔵されています。

デフォルト値: false

最適なパフォーマンスを確保するには、この値をfalseのままにします。開発者がサイト・ページのhttp変数を取得する必要がある場合、内蔵されている変数を使用して必要な変数の値を取得できます。

cs.satellitehosts

このサーバー(WebCenter Sitesをホストするサーバー)のCacheManagerが通信する必要があるSatelliteサーブレットをホストするサーバーのホスト名を指定します。

ホスト名のカンマ区切りリストを入力します。各ホストの値には、WebCenter Sitesサーブレットのパスが含まれるようにします。

次の書式を使用します。

http://<ホスト名:ポート>/<サーブレット>/

必要に応じて、httpsまたは特殊なポートを使用できます。構成で必要な場合は、必ず完全修飾ドメイン名を指定してください。

このサーバーに常駐するSatelliteサーブレットがデフォルトでリストされます。

cs.satellitepassword

cs.satelliteusersプロパティで指定されるユーザー・アカウントのパスワードを指定します。このサーバーのSatelliteサーブレットのパスワードがデフォルトでリストされることに注意してください。

このプロパティの値は、単一文字列として暗号化されます。そのため、このプロパティの値を編集する場合、カンマ・デリミタを含む、すべてのSatelliteサーブレット・ホストのパスワードをすべて入力する必要があります。

対応するユーザーをcs.satelliteusersプロパティに入力する順序に一致する順序でパスワードのカンマ区切りリストを入力します。必ず、このリストの順序もcs.satellitehostsプロパティに指定されるホスト名のリストの順序に一致するようにしてください。

cs.satelliteusers

Satellite Serverホストのユーザー名を指定します。このサーバーのSatelliteサーブレットのユーザー名がデフォルトでリストされることに注意してください。

cs.satellitepasswordプロパティに指定したパスワードのリストに一致する順序でユーザー名のカンマ区切りリストを入力します。

cs.selfmodify

ユーザーが変更できる属性のカンマ区切りリストを指定します。

現在は、passwordのみがサポートされています。

下位互換性を完全に確保するには、ユーザーがSystemUsers表への書込み権限を持つようにプロパティを空白に設定します。

cs.xmlHeaderAutoStream

プロパティcs.xmlHeaderで定義するように、XMLヘッダーをレスポンスの最初のコンテンツとして自動的に送るかどうかをWebCenter Sitesに指示します。

このプロパティをtrueに設定すると、WebCenter Sitesはヘッダーを自動的にレスポンスに挿入します。falseに設定する場合、WebCenter Sitesでは何も実行しません。レスポンスがSOAPレスポンスではない場合、このプロパティ全体が無視され、ヘッダーが挿入されることはありません。

デフォルト値: false

ft.approot

非推奨

このプロパティはすでに使用されていません。場合によっては、下位互換性に必要です。

ft.catalogmanager

CatalogManagerサービスにグローバル一意識別子(GUID)を定義します。これは参照目的の場合のみ提供されます。

デフォルト値: {40DD4E30-8DE2-11D1-8599-0080C7D07E91}

この値は変更しないでください

ft.contentserver

ContentServerサーブレットにGUIDを定義します。これは参照目的の場合のみ提供されます。

デフォルト値: {29434AD0-8DE2-11D1-8599-0080C7D07E91}

この値は変更しないでください

ft.treemanager

TreemanagerサーブレットにGUIDを定義します。

この値は変更しないでください

security.checkpagelets

WebCenter Sitesが包含ページにネストされているページレットの表示をユーザーに許可する前にセキュリティをチェックするかどうかを指定します。

セキュリティを実装するには、cc.securityプロパティもtrueに設定する必要があることに注意してください。

デフォルト値: true

falseに設定すると、次の状況が発生します。

  • Satellite Serverが共在するシステムで、cc.securitytrueに設定してもセキュリティはページまたはページレットに対してチェックされません。

  • スタンドアロンのSatellite Serverを使用するシステムまたはWebCenter Sitesのみのシステムで、セキュリティは最初または最外部のページに対してチェックされますが、ネストされているページレットに対してはチェックされません。


9.7 「コンテンツ表」タブ

「コンテンツ表」タブには、WebCenter Sitesデータベースのすべてのコンテンツ表(オブジェクト表とは対照的)のデフォルトの主キー列を指定するプロパティがあります。

ユーザーまたは開発者がオンライン・サイトをサポートするコンテンツ表を作成する場合、表に固有のプロパティを作成することで、デフォルトで指定された列以外の列がそのコンテンツ表の主キー列になるように指定できます。次の書式を使用します。

cc.<name of table>Key=<name of column>

たとえば、WebCenter SitesでCategory表(ベーシック・アセット・タイプで使用)をインストールする場合、cc.CategoryKeyというプロパティが作成されます。cc.CategoryKeyプロパティと、作成する新しいプロパティは、「コンテンツ表」タブではなく「ユーザー定義」タブに表示されます。


注意:

WebCenter Sitesのコンテンツ表に指定されたキー値を変更しないでください。


表9-7で、「コンテンツ表」タブのプロパティについて説明します。

表9-7 futuretense.iniのプロパティ: 「コンテンツ表」タブ

プロパティ 説明

cc.contentkey

WebCenter Sitesデータベースのコンテンツ表の主キーとして機能する列の名前を指定します。これは、別の主キーを設定する、表に固有のプロパティを持たないコンテンツ表に適用されるデフォルト設定です。WebCenter Sitesのコンテンツ・アプリケーションのインストール時に設定される値はidです。

注意: このプロパティの値を変更しないでください。変更した場合、WebCenter Sitesのコンテンツ・アプリケーションは機能しません。個々のコンテンツ表に異なる主キーを指定するには、この表の前のパラグラフで説明されているように、表に固有のキーのプロパティを作成します。


9.8 「データベース」タブ

「データベース」タブには、一般的なデータベース構成プロパティ(データベース名やユーザー・アクセスのプロパティなど)、およびベンダーに固有のプロパティ(データベースによる日付や時刻の値の解釈など)があります。

データベース・プロパティは、あるシステムから別のシステムにアセットや他の作業を移行できるように、WebCenter Sitesシステム(開発、管理、配信)のシステムごとに同じ値を設定する必要があります。


注意:

データベース・プロパティは、WebCenter Sitesのインストール・プロセスで設定されます。インストール・プロセスでのプロパティ値の決定や設定に関するサポートが必要な場合は、Oracleテクニカル・サポートに連絡してください。WebCenter Sitesのインストール後に、これらのプロパティの値を変更しないでください

プロパティ値の決定方法が不明な場合は、データベース管理者や、WebCenter Sitesのインストールの実行者に確認してください。


表9-8 futuretense.iniのプロパティ: 「データベース」タブ

プロパティ 説明

cc.bigint

64ビット整数フィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: NUMBER(38)

  • SQL Server: BIGINT

  • DB2: BIGINT

この表の上にある注意も参照してください

cc.bigtext

大きなテキスト・フィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: CLOB

  • SQL Server: TEXT

  • DB2: LONG VARCHAR

この表の上にある注意も参照してください

cc.blob

BLOB (バイナリ・ラージ・オブジェクト)フィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: BLOB

  • SQL Server: IMAGE

  • DB2: LONG VARCHAR FOR BIT DATA

この表の上にある注意も参照してください

cc.char

CHARデータ型を定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: CHAR

  • SQL Server: CHAR

  • SQL Server、多言語Unicode: NCHAR

  • DB2: CHAR

この表の上にある注意も参照してください

cc.datepicture

WebCenter Sitesで日付と時刻のリテラルをどのように作成するかを指定します。

デフォルト値: {ts '$date'}

この表の上にある注意も参照してください

cc.datetime

日付と時刻フィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle 8: DATE

  • Oracle 9: TIMESTAMP

  • SQL Server: DATETIME

  • DB2: TIMESTAMP

この表の上にある注意も参照してください

cc.double

doubleフィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: NUMBER(38,10)

  • SQL Server: NUMERIC(28,10)

  • DB2: FLOAT

この表の上にある注意も参照してください

cc.forcelower

WebCenter Sitesで作成する表の列名をすべて小文字にするかどうかを指定します。

可能な値:

  • Oracle: true

  • SQL Server: false

  • DB2: true

この表の上にある注意も参照してください

cc.ignoreTblCase

WebCenter Sitesで表名を評価するときに大文字と小文字の区別を無視するかどうかを決定します。

可能な値:

yes | no

たとえば、データベースで「tablename」と「TABLENAME」を異なる表とみなす場合は、この値をnoに設定します。

可能な値:

  • Oracle: yes

  • SQL Server: yes

  • DB2: yes

この表の上にある注意も参照してください

cc.integer

32ビット整数フィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: NUMBER(10)

  • SQL Server: INT

  • DB2: INTEGER

この表の上にある注意も参照してください

cc.maxvarcharsize

データベースのvarchar列の最大サイズを指定します。

可能な値:

  • Oracle: 2000

  • SQL Server: 8000

  • DB2: 4000

この表の上にある注意も参照してください

cc.null

NULL値を許可するフィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。これは標準ではありませんが、ほとんどのデータベースでNULLはサポートされます。

可能な値:

  • Oracle: NULL

  • SQL Server: NULL

  • DB2: 空白

この表の上にある注意も参照してください

cc.numeric

数値フィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: NUMBER

  • SQL Server: NUMERIC

  • DB2: NUMERIC

この表の上にある注意も参照してください

cc.primary

主キーを定義するSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: PRIMARY KEY NOT NULL

  • SQL Server: PRIMARY KEY NOT NULL

  • DB2: PRIMARY KEY NOT NULL

この表の上にある注意も参照してください

cc.queryablemaxvarcharlength

使用するデータベース・ドライバに基づき、問合せの実行が可能なvarchar列の最大サイズを指定します。

  • Oracle Thin: 255

  • Oracle TypeII: 2000

  • SQL Server: 255

  • DB2: 255

cc.rename

データベース・ベンダーで必要な、データベースの表名を変更するSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: rename %1 to %2

  • SQL Server: execute sp_rename %1,%2

  • DB2: rename %1 to %2

この表の上にある注意も参照してください

cc.smallint

16ビット整数フィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: NUMBER(5)

  • SQL Server: SMALLINT

  • DB2: SMALLINT

この表の上にある注意も参照してください

cc.stringpicture

WebCenter Sitesで文字列のリテラルをどのように作成するかを指定します。

可能な値:

  • Oracle: '$string'

  • SQL Server: '$string'

  • SQL Server、多言語Unicode: N '$string'

  • DB2: '$string'

この表の上にある注意も参照してください

cc.unique

一意のフィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値:

  • Oracle: UNIQUE NOT NULL

  • SQL Server: UNIQUE NOT NULL

  • DB2: UNIQUE NOT NULL

この表の上にある注意も参照してください

cc.varchar

VARCHARデータ型を定義するためのSQL文字列を指定します。

可能な値: VARCHAR (SQL Server、およびNVARCHARに設定される多言語Unicodeを除くサポート対象のすべてのデータベースの場合)

この表の上にある注意も参照してください

cs.dbconnpicture

JNDIデータソースで使用されるデータベース接続文字列の形式を指定します。

この表の上にある注意も参照してください

cs.dbtype

接続先のデータベースのタイプを定義します。

この表の上にある注意も参照してください

cs.dsn

データベースに接続するためのデータベースJNDIデータソース名が含まれます。

この表の上にある注意も参照してください

cs.privpassword

読取りと書込みのアクセスに使用されるデータベース・アカウント名(cs.privuser)のパスワードを指定します。値は暗号化されます。

cs.privuser

データベースへの読取りおよび書込みのアクセスに使用するデータベース・アカウント名を指定します。セキュリティ上の理由で、ユーザー名とパスワードのデフォルトの組合せを使用しないようにしてください。

可能な値: ftuser (インストール・プロセスで設定)


9.9 「デバッグ」タブ


注意:

デバッグ・ロギングの有効化については、第5章「commons-logging.properties」を参照してください。また、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』のエラーのロギングとデバッグに関する項も参照してください。

デバッグのロギングを有効にする場合、次の点に注意してください。

  • WebCenter Sitesのログ・ファイルを頻繁に削除またはアーカイブする場合。これは、大容量のログ・ファイルがWebCenter Sitesのパフォーマンスに影響を与えることがあるためです。

  • デフォルトでは、すべてのデバッグ・ログ・メッセージが1つのログ・ファイルに送られるため、デバッグがより困難になる可能性があります。デバッグ・メッセージを個別のログ・ファイルに配置するには、logging.per-client-logプロパティをtrueに設定します。このプロパティは表5-4で定義されています。


表9-9 futuretense.iniのプロパティ: 「デバッグ」タブ

プロパティ 説明

ft.debugport

非推奨DebugServerがテンプレート・デバッガ・ユーティリティとの通信に使用するポートを指定します。ポート番号は1024よりも大きくしてください。

デフォルト値: 1025

ft.suppressPasswords

名前に文字列passwordまたはPASSWORDを含む入力変数やセッション変数のログが記録されないようにします。

デフォルト値: true

ログにパスワードを含めるにはfalseを指定します。

ft.suppressPasswordNames

ft.suppressPasswordstrueに設定された場合に、パスワードとして使用され、抑制される変数名を指定します。

Cheetahインストーラでは、このプロパティがREMOTEPASS;pubtgt:factors;factorsに設定され、ログでミラー・パブリッシュ・ターゲット・パスワードが抑制されるようになります。


9.10 「電子メール」タブ

「電子メール」タブには、WebCenter Sitesの電子メール・システム機能を構成するプロパティがあります。futuretense_xcel.iniでは、「プリファレンス」タブの追加のプロパティxcelerate.emailnotificationを使用すると、WebCenter Sitesのワークフロー電子メール・システムは、アセットがワークフロー参加者にワークフロー・プロセス経由で割り当てられたときにその参加者に通知を送信できます。

表9-10 futuretense.iniのプロパティ: 「電子メール」タブ

プロパティ 説明

cs.emailaccount

送信メールの送信に使用されるユーザー・アカウント名を指定します。これはSMTPサーバーのアカウント名です。

SMTP認証が必要な場合、このプロパティに値を設定する必要があります。

cs.emailauthenticator

メール操作のオーセンティケータとして使用されるクラスを指定します。

デフォルト値: com.openmarket.framework.mail.ICSAuthenticator

cs.emailcharset

電子メール・メッセージの件名のテキストに使用されるデフォルトの文字セットを指定します。

例:

  • Latin1: ISO-8859-1

  • 日本語(Shift_JIS): Shift_JIS

  • UTF-8: UTF-8

このプロパティが空白の場合、その値はデフォルトのUTF-8に戻ります。

cs.emailcontenttype

電子メール・メッセージの本文のテキストに使用されるデフォルトの文字セットを指定します。

例:

  • Latin1: text/html; charset=ISO-8859-1

  • 日本語(Shift_JIS): text/html; charset=Shift_JIS

  • UTF-8: text/html; charset=UTF-8

このプロパティが空白の場合、その値はデフォルトのtext/plainに戻ります。

cs.emailhost

ContentServerサーブレットが電子メール・メッセージの作成と配信に使用するSMTP (電子メール・サーバー)ホストを定義します。

メールを送受信するには、有効な値が必要です。

cs.emailpassword

WebCenter Sitesで使用される電子メール・アカウント(cs.emailaccountで指定)のパスワードを指定します。

メールを受信するには、有効な値が必要です。

cs.emailreturnto

メールの送信元の電子メール・アドレスを指定します。つまり、電子メール・メッセージの送信者フィールドに表示される電子メール・アドレスです。

次の書式のいずれかを使用します。

user@domain.com

フルネーム<user@domain.com>

メールを送信するには、有効な値が必要です。


9.11 「エクスポート/ミラー」タブ

「エクスポート/ミラー」タブには、WebCenter Sitesパブリッシュ・システムで使用されるWebCenter SitesのエクスポートおよびミラーAPIを構成するプロパティがあります。これらのプロパティは、futuretense_xcel.iniファイルの「パブリッシュ」タブにあるプロパティと連動します。

WebCenter Sitesシステムのパブリッシュ操作を構成する場合、個々のシステム(開発、管理、配信)の次の用語について考えます。

パブリッシュの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

表9-11 futuretense.iniのプロパティ: 「エクスポート/ミラー」タブ

プロパティ 説明

cs.mirrorhttpversion

WebCenter Sitesターゲット・データベースとの通信に使用するHTTPプロトコル・バージョンを指定します。

デフォルト値: 1

cs.mirrorpassword

このシステムがパブリッシュするターゲット・システムのミラー・ユーザーのパスワードを指定します。パブリッシュするためにWebCenter Sitesシステムを設定する場合、この値を設定します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のサーバーへのミラー・パブリッシュ・プロセスに関する項を参照してください。

cs.mirrorproxyserver

ターゲットとソースがファイアウォールで分離される場合、この(ソース)システムがパブリッシュするターゲット・システムのファイアウォール・サーバーのIPアドレスまたは名前を指定します。パブリッシュするためにWebCenter Sitesシステムを設定する場合、この値を設定します。

可能な値:

your_server_nameまたは

your_server_ip_address

詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のサーバーへのミラー・パブリッシュ・プロセスに関する項を参照してください。

cs.mirrorproxyserverport

ターゲット・システムがファイアウォールでソースと分離される場合、このシステムがパブリッシュするWebCenter Sitesシステムのファイアウォール・サーバーのポート番号を指定します。パブリッシュするためにWebCenter Sitesシステムを設定する場合、この値を設定します。

可能な値: port_number

詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のサーバーへのミラー・パブリッシュ・プロセスに関する項を参照してください。

cs.mirrorrowsperpost

ミラー操作時にHTTP POSTごとにミラーリングできる表の行数を指定します。

URLフィールドを含むデータをミラーリングする場合、Webサーバーによって投稿パケットのサイズが制限されるため、この値は低く設定する必要があります。

テキストのみのデータをミラーリングする場合は、値を高く設定できます。

デフォルト値: 6

注意: 最適なパフォーマンスを確保するには、値を12よりも上に増やさないでください。データベースをUTF-8に構成し、そのデータベースにASCII以外のコンテンツが含まれる場合、この値を4以下に設定する必要があります。

cs.mirrorthreads

ミラー操作に割り当てるスレッドの数を指定します。

デフォルト値: 2

注意: 最適なパフォーマンスを確保するには、値を8よりも上に増やさないでください。

cs.mirroruser

この(ソース)システムがパブリッシュするターゲット・システムのミラー・ユーザーの名前を指定します。パブリッシュするためにシステムを設定する場合、この値を設定します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のサーバーへのミラー・パブリッシュ・プロセスに関する項を参照してください。

cs.pgexportfolder

ディスクにエクスポートする配信タイプでアセットをパブリッシュする場合に作成されるHTMLファイルのベース・エクスポート・ディレクトリを指定します。

  • Windows NTの例: c:/FutureTense/export

  • Solarisの例: /export/home/FutureTense/pgexport


9.12 「JSP」タブ

「JSP」タブには、JavaServer Pagesファイルの処理時にWebCenter Sitesが参照する情報を提供するプロパティがあります。

表9-12 futuretense.iniのプロパティ: 「JSP」タブ

プロパティ 説明

cs.jspclear

WebCenter Sitesでデプロイされる最初のJSPをWebCenter Sitesエンジンが実行する際に、以前にデプロイされたJSPファイルを削除してアプリケーション・サーバーの作業フォルダ(一時ファイルとクラス・ファイル)をクリアするようにWebCenter Sitesエンジンを構成します。

作業フォルダはアプリケーション・サーバーで定義されます。

可能な値: true | false

cs.jsppath

デプロイされたJSPページを実行するための仮想ルート(ゾーン)を指定します。このプロパティはcs.jsprootと連動して使用されるため、2つのプロパティは同期する必要があります。

デフォルト値: cs.jsprootのWebLogic設定と同期し、インストール時に設定される値。

注意: インストール後にこのプロパティの値を変更しないでください。

cs.jsprefresh

WebCenter Sitesエンジンで新規または変更されたJSP要素をデプロイする場合、JSPのデプロイメントを完了するには、アプリケーション・サーバーで特殊な処理が必要になります。このような場合、このプロパティは、デプロイメントを完了するクラスの名前を指定します。その他の場合は空白のままです。

cs.jspresponsewrapper

アプリケーション・サーバーでJSP要素を実行する場合にPrintWriterが必要かどうかを指定します。WebCenter Sitesインストールでは、使用するアプリケーション・サーバーのタイプに基づき、これを適切な値に設定します。

このプロパティの値を変更しないでください。

cs.jsproot

アプリケーション・サーバーがJSPファイルの検索で予測するディレクトリを指定します。一部のアプリケーション・サーバーでは、プロパティ設定を使用することでこの値を変更できます。WebLogicでは、そのJSPServletオブジェクトにweblogic.httpd.initArgsを定義します。

cs.jsprootプロパティはcs.jsppathと連動して使用されるため、2つのプロパティが同期する必要があり、どちらもインストール時に設定されます。

インストール後にこのプロパティの値を変更しないでください

cs.jspwork

JSPページの実行時にクラス・ファイルがアプリケーション・サーバーで作成されるディレクトリを指定します。これは必須のプロパティではなく空白で構いませんが、通常はインストール時に設定されます。

詳細は、cs.jspclearを参照してください。

cs.use.short.jsp.names

一部のファイル・システムでは、絶対パスの長さが制限されます。このようなファイル・システムで長いJSP名を使用すると、ファイル・システムでエラーが生じる場合があります。

このようなファイル・システムを使用する場合、このプロパティをtrueに設定して短縮されたJSP名を使用します。

このプロパティをfalseに設定すると、JSP名は要素名に相当します。

このプロパティはWebCenter Sitesインストーラによって自動的に設定されます。つまり、絶対に必要な場合のみ変更してください。

デフォルト値: false


9.13 「その他」タブ

「その他」タブには、その他のプロパティ(WebCenter Sitesが接続からログ・アウトするまでに接続を保持するアイドル時間や、WebCenter Sitesがキャッシュの同期処理をロードするかどうかなど)があります。

表9-13 futuretense.iniのプロパティ: 「その他」タブ

プロパティ 説明

cs.charset

HTMLフォームに含めることができる変数を非表示変数として指定します。ブラウザで設定される変数は、WebCenter Sitesで処理する必要があるフォーム・データのテキスト・エンコーディングを指定します。

デフォルト値: _charset_

このプロパティの値を変更しないでください

cs.contenttype

HTTPヘッダー(ストリーム・テキスト)に使用するデフォルトの文字セットを指定します。

デフォルト値: text/html; charset=UTF-8

WebCenter Sitesシステムで配信するオンライン・サイトに適した値を指定します。

例:

  • Latin1: text/html; charset=ISO-8859-1

  • 日本語(Shift_JIS): text/html; charset=Shift_JIS

cs.disksize

アップロードされたファイルの投稿中にそのファイルをメモリー内に保持しておくためのサイズ制限をバイト数で指定します。アップロードされたファイルが指定の値よりも大きい場合、WebCenter Sitesは、ページの評価を終了するまでそのファイルを一時ファイルに送ります。これにより、メモリーが過剰に使用されることがなくなり、サービス拒否攻撃の防止に役立ちます。

デフォルト値: 102400

cs.documentation

WebCenter SitesドキュメントのURLを指定します。

デフォルトでは、このプロパティはOracleドキュメントのWebサイトに設定されています。

必要に応じて、そのWebサイトから最新のドキュメント・キットをダウンロードし、それをネットワーク上のいずれかの場所にインストールしてから、OracleドキュメントのWebサイトではなくその場所を指し示すようにこのプロパティを設定できます。

cs.HTTP_HOST

Webサーバーがアプリケーション・サーバー・マシン(Webコネクタのインストール)に常駐しないWebCenter Sitesシステム、または代替のWebサーバーがページの処理に使用される場合のWebCenter SitesシステムのHTTPホストを指定します。

次の書式のいずれかを使用します。

<hostname>:<port>
<IPaddress>:<port>

デフォルト値: 空白

cs.HTTP_PROTOCOL

Webサーバーがアプリケーション・サーバー・マシン(Webコネクタのインストール)に常駐しないWebCenter Sitesシステム、または代替のWebサーバーがページの処理に使用される場合のWebCenter SitesシステムのHTTPプロトコルを指定します。

可能な値: httpまたはhttpsあるいは空白

デフォルト値: 空白(プロトコルはhttpであることが前提)。

cs.sitepreview

このプロパティは、「サイト・プレビュー」機能の動作の制御に使用されます。このプロパティの値によって、次に説明するように、フィルタ・タグ(asset:filterassetsbydate)の出力が決まります。

注意: コンテンツ管理環境で「サイト・プレビュー」を使用するには、このプロパティをcontentmanagementに設定する必要があります。

可能な値:: disabledcontentmanagementdelivery

  • 値がdisabledの場合:

    フィルタ・タグではフィルタ処理しません。単に入力アセットのセットを返すのみです。

    キャッシュでは、有効期間の計算の開始日と終了日を考慮しません。テンプレートへの日付入力による影響はありません。

  • 値がcontentmanagementの場合:

    フィルタ・タグは、指定の日付に従ってアセットの入力セットをフィルタ処理します。指定の日付がNULLの場合、タグは現在のサーバー日付を使用します。

    レンダリング・テンプレートでフィルタ・タグを使用するページはキャッシュされません。

    フィルタ・タグを使用しないページの場合、キャッシュはデフォルト方式で機能し、有効期間の計算で開始日と終了日は考慮されません。

  • 値がdeliveryの場合:

    フィルタ・タグは、渡されるすべての日付を無視し、フィルタ処理に現在のサーバー日付を使用します。

    フィルタ・タグを使用するページの場合、キャッシュでは有効期間の計算の開始日と終了日を考慮します。

    フィルタ・タグを使用しないページの場合、キャッシュはデフォルト方式で機能し、有効期間の計算で開始日と終了日は考慮されません。

デフォルト値: disabled

cs.urlfilerollup

URL列のファイルの変更をどのように追跡するかを決定します。

このプロパティをtrueに設定すると、以前のバージョンの関連ファイルが名前順で追跡されます。たとえば、filename.txtというファイルを3回編集した場合、filename.txtが最も古く、filename,1.txtが次に古いバージョン、filename,2.txtが現在のバージョンとなります。

このプロパティをfalseに設定すると、ファイル名は、更新ごとにfilename.txtfilename,0.txtが切り替わります。

cs.xmlfolder

HTMLフィルタ処理の作業ディレクトリを指定します。つまり、システムの要素でXMLFILTERタグを使用する場合、一時ファイルはこのディレクトリに書き込まれます。

デフォルト値: $HOME/FutureTense/xmltemp

cs.xmlHeader

これは、SOAPレスポンスに関して送られるXMLヘッダーです。


9.14 「ページ・キャッシュ」タブ

「ページ・キャッシュ」タブには、WebCenter Sitesのページ・キャッシュ設定を構成するプロパティがあります。WebCenter Sitesのページ・キャッシュは、CacheManagerで監視および維持されます。WebCenter Sitesのキャッシュを使用すると、Webページとその個々のコンポーネント(ページレット)の両方をすべてキャッシュできます。

WebCenter Sitesシステムでページ・キャッシュを設定するには、CacheManagerとSatellite Serverサーブレットのプロパティを構成します。さらに、BlobServer (WebCenter SitesとSatelliteサーブレットの両方でBLOBを処理してキャッシュするサーブレット)を構成するためのプロパティがあります。

詳細は、次を参照してください。

9.15 「結果セットのキャッシュ」タブ

「結果セットのキャッシュ」タブには、WebCenter Sitesの結果セットのキャッシュを構成するプロパティがあります。WebCenter Sitesシステムでの結果セットのキャッシュと問合せの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。

「結果セットのキャッシュ」タブには、次のプロパティがあります。

ページ・キャッシュのプロパティの詳細は、第9.14項「「ページ・キャッシュ」タブ」を参照してください。BlobServerキャッシュのプロパティの詳細は、第9.4項「Blob Serverタブ」を参照してください。


注意:

WebCenter Sitesでは、ハッシュ表ではなくinCacheフレームワーク内に結果セットを格納します。どちらのキャッシュ・フレームワークでもJavaメモリーが使用されます。フレームワークを切り替えるには、futuretense.inirsCacheOverinCacheプロパティをtrueまたはfalseに設定します。詳細は、表9-17「rsCacheOverinCache」を参照してください。


表9-15で、「結果セットのキャッシュ」タブの各プロパティについて説明しています。

表9-15 futuretense.iniのプロパティ: 「結果セットのキャッシュ」タブ

プロパティ 説明

cc.cacheResults

メモリーにキャッシュする結果セットのデフォルトの数を指定します。これは、結果セットのレコードの数ではなく、結果セットの数を示すことに注意してください。

注意: デバッグする場合を除き、このプロパティを0または-1に設定しないでください。設定した場合、WebCenter Sitesでアセットを適切に保存できません。(このプロパティを0または-1に設定すると、各自のキャッシュ・プロパティが構成されていないすべての表の結果セットのキャッシュが無効になります。)

可能な値: <n> (結果セットの数)

デフォルト値: 500

注意: 特定の表に異なる値を設定するには、形式cc.<表名>CSz=<結果セットの数>を使用して該当の表にプロパティを作成します。

cc.cacheResultsAbs

結果セットのキャッシュの結果セットの有効期限をどのように計算するかを指定します。

  • このプロパティをtrueに設定すると、結果セットの有効期限は無制限になります。たとえば、cc.cacheResultsTimeoutを5分に設定する場合、結果セットのキャッシュ後の5分で、結果セットはキャッシュからフラッシュされます。

  • このプロパティをfalseに設定すると、結果セットの有効期限はそのアイドル時間に基づきます。たとえば、cc.cacheResultsTimeoutを5分に設定する場合、結果セットが最初にキャッシュされた後の5分ではなく、最後にリクエストされた後の5分で、結果セットはキャッシュからフラッシュされます。

注意: 特定の表に有効期限を設定するには、形式cc.<表名>CAbs=<trueまたはfalse>を使用して該当の表にプロパティを作成します。

cc.cacheResultsTimeout

メモリーにキャッシュされた結果セットを保持しておく分数を指定します。

このプロパティを-1に設定すると、各自のキャッシュ・プロパティが構成されていない表に対するタイムアウト値はありません。

可能な値:: <n> (分単位)、またはこのデフォルトのプロパティを使用する表のタイムアウトを無効にする場合は-1

デフォルト値: 5

注意: 特定の表にタイムアウトを設定するには、形式cc.<表名>Timeout=<分数>を使用して該当の表にプロパティを作成します。

cc.ElementCatalogCSz

ElementCatalog表に対してキャッシュする結果セットの数を指定します。

最適なパフォーマンスを確保するには、この値を表の行数に設定してください。

デフォルト値: 1000

cc.ElementCatalogTimeout

ElementCatalog表の結果セットを、結果セットのキャッシュでアイドル状態にしておく分数を指定します。

タイムアウトを無効にするには-1を使用します。

デフォルト値: 60

cc.SiteCatalogCSz

SiteCatalog表に対してキャッシュする結果セットの数を指定します。

最適なパフォーマンスを確保するには、この値を表の行数に設定してください。

デフォルト値: 1000

cc.SiteCatalogTimeout

SiteCatalog表の結果セットを、結果セットのキャッシュでアイドル状態にしておく分数を指定します。

タイムアウトを無効にするには-1を使用します。

デフォルト値: 60

cc.SystemACLCSz

SystemACL表に対してキャッシュする結果セットの数を指定します。

最適なパフォーマンスを確保するには、この値が表の行数に比例するようにしてください。

デフォルト値: 25

cc.SystemACLTimeout

SystemACL表の結果セットを、結果セットのキャッシュでアイドル状態にしておく分数を指定します。

デフォルト値: -1 (この表のタイムアウトを無効にします)

cc.SystemInfoCSz

SystemInfo表に対してキャッシュする結果セットの数を指定します。

最適なパフォーマンスを確保するには、この値を表の行数に設定してください。

デフォルト値: 500

cc.SystemInfoTimeout

SystemInfo表の結果セットを、結果セットのキャッシュでアイドル状態にしておく分数を指定します。

デフォルト値: -1 (この表のタイムアウトを無効にします)

cc.SystemUsersCSz

SystemUsers表に対してキャッシュする結果セットの数を指定します。

最適なパフォーマンスを確保するには、この値が表の行数に比例するようにしてください。

デフォルト値: 100

cc.SystemUsersTimeout

SystemUsers表の結果セットを、結果セットのキャッシュでアイドル状態にしておく分数を指定します。

デフォルト値: -1 (この表のタイムアウトを無効にします)

ft.filecheck

データがアップロードされた項目(要素など)がリクエストされるたびに、アップロード・フィールドに保持されるデータのタイムスタンプをWebCenter Sitesで検証するかどうかを指定します。

管理または配信システムでは、同じ項目が繰り返しリクエストされ、この値をyesに設定すると、システムのパフォーマンスが低下することがあります。管理または配信システムでは、このプロパティをnoに設定します。開発システムではyesに設定できます。

デフォルト値: no


9.16 Satellite Serverタブ

Satellite Serverタブには、Satelliteサーブレット(Satellite Server)と通信する方法、およびサーブレットがローカル・サーバーとリモート・サーバーのどちらで実行するかについて説明するプロパティがあります。

また、Satellite Serverは、WebCenter Sitesアプリケーションをホストするサーバーにデフォルトでインストールされるため、各WebCenter Sitesシステムには、ローカルSatelliteサーブレットを構成するsatellite.propertiesファイルもあります。(Satellite Serverがリモート・サーバーでも実行する場合、そのサーバーにはsatellite.propertiesファイルもあることに注意してください。)このファイルのプロパティの詳細は、第15章「satellite.properties」を参照してください。

次の表では、すべてのSatelliteサーブレットとの通信をサポートするWebCenter Sitesをホストするサーバーのプロパティについて説明します。

各プロパティの値はカンマ区切りのリストになります。リストの項目の序数位置は、各Satelliteサーブレットのホスト、ユーザー名およびパスワードを連想する内容になります。たとえば、cs.satellitehostsで指定される3番目のホストには、cs.satelliteusersで指定される3番目のユーザー・アカウントを使用し、cs.satellitepasswordにリストされる3番目のパスワードを指定してアクセスします。

表9-16 futuretense.iniのプロパティ: Satellite Serverタブ

プロパティ 説明

cs.PastramiEngine

PastramiEngineインタフェースの実装クラスの名前を定義します。この機能全体を無効にするには、このプロパティをNULLのままにします。このプロパティの標準値はcom.divine.pastrami.PushEngineです。

satellite.blob.cachecontrol.default

satellite.blobcachecontrolパラメータのデフォルト値、およびRENDER.SATELLITEBLOBタグとそれに対応するJSPを指定します。

デフォルト値: 空白

このプロパティを、大多数のBLOBに適した値に設定し、cachecontrolパラメータをsatellite.blobタグおよびRENDER.SATELLITEBLOBタグと一緒に使用して個々のBLOBに対してこの値をオーバーライドします。

次の形式を使用して値を設定します。

hours:minutes:seconds daysOfWeek/daysOfMonth/months

この形式の詳細は、第15章「satellite.properties」expirationプロパティの説明を参照してください。

satellite.page.cachecontrol.default

非推奨

satellite.pagecachecontrolパラメータのデフォルト値、およびRENDER.SATELLITEPAGEタグとそれに対応するJSPを指定します。

デフォルト値: 空白

このプロパティを、大多数のページとページレットに適した値に設定し、cachecontrolパラメータをsatellite.pageタグおよびRENDER.SATELLITEPAGEタグと一緒に使用して個々のページとページレットに対してこの値をオーバーライドします。

次の形式を使用して値を設定します。

<hours>:<minutes>:<seconds> <daysOfWeek>/<daysOfMonth>/<months>

この形式の詳細は、第15章「satellite.properties」expirationプロパティの説明を参照してください。


9.17 「検索」タブ

「検索」タブのプロパティは非推奨のためサポートされていません。

9.18 「ユーザー定義」タブ

「ユーザー定義」タブには、カスタム・プロパティが表示されます。これらのプロパティは、コアWebCenter Sites製品では作成されませんが、WebCenter Sitesとそのコンテンツ・アプリケーションで使用されます。

このタブには、次の種類のプロパティが表示されます。

次の表は、WebCenter Sites製品がfuturetense.iniファイルで作成するプロパティの一覧です。これらは「ユーザー定義」タブに表示されます。システムにはこのリストに含まれない追加のプロパティがあることに注意してください。

表9-17 futuretense.iniのプロパティ: 「ユーザー定義」タブ

プロパティ 説明

analysisconnector.version

非推奨

Analytics Bridgeがインストールされる場合はそのバージョン番号。

このプロパティの値を変更しないでください

catalogcentre.version

非推奨

CS-Direct Advantageがインストールされる場合はそのバージョン番号。以前のバージョンの製品でのCS-Direct Advantageの旧称はCatalog Centreです。

このプロパティの値を変更しないでください

cc.AssetTypeCSz

WebCenter Sitesインストールで作成されるオブジェクト表であるAssetType表に対してキャッシュする結果セットの数。

デフォルト値: 50

cc.CategoryCSz

WebCenter Sitesインストールでアセット・タイプに作成するオブジェクト表である、Category表に対してキャッシュされる結果セットの数。

デフォルト値: 50

cc.ComparatorsKey

WebCenter Sitesインストールでフィールド・コンパレータ・クラスを保持するために作成されるコンテンツ表であるComparator表の主キー。

デフォルト値: name

このプロパティの値を変更しないでください

cc.FiltersKeyXX

デフォルト値: name

cc.MimeTypeKey

WebCenter Sitesインストールで処理するドキュメントのMIMEタイプを格納するために作成されるコンテンツ表であるMimeType表の主キー。

デフォルト値: mimetype

このプロパティの値を変更しないでください

cc.PreviewgenKey

デフォルト値: name

cc.SourceKey

WebCenter Sitesインストールでアセット・タイプに作成されるンテンツ表であるSource表の主キー。

デフォルト値: source

このプロパティの値を変更しないでください。

cc.StatusCodeCSz

WebCenter Sitesインストールでアセット・タイプに作成されるコンテンツ表であるStatusCode表に対してキャッシュする結果セットの数。

デフォルト値: 10

cc.StatusCodeKey

StatusCode表の主キー。

デフォルト値: statuscode

このプロパティの値を変更しないでください。

commerceconnector.version

コマース・コネクタ・ユーティリティがインストールされる場合はそのバージョン番号。

このプロパティの値を変更しないでください

contentcentre.version

非推奨

CS-Directがインストールされる場合はそのバージョン番号。以前のバージョンの製品でのCS-Directの旧称はContent Centreです。

このプロパティの値を変更しないでください

cs.approvalLockStriping

承認ロックが次のどちらであるかを指定するために使用されます。

  • グローバルおよびデフォルト(false)または

  • ターゲット別(true)。ターゲットでの承認およびパブリッシュ・アクティビティの競合がなくなります。このプロパティをtrueに設定する場合、cs_targetというNULL以外の列をApprovalQueue表に追加する必要があります。列のデータ型は、(futuretense.iniの)cc.bigintプロパティの値と一致する必要があります。

ターゲットごとの承認ロックからデフォルトの動作(グローバル・ロック)に切り替える場合:

  1. ApprovalQueue表からcs_target列を削除します。

  2. cs.approvalLockStripingfalseに設定します(あるいは、このプロパティを削除します。デフォルトではfalse)。

cs.parentfoldercount

WebCenter Sitesで<cs_install_dir>/Sharedのサブディレクトリに生成可能な親フォルダの最大数を指定します。親フォルダは、WebCenter Sitesで生成される、番号付けされた第1レベルのフォルダです。たとえば、このプロパティを500に設定する場合、WebCenter Sitesは、<cs_install_dir>/Shared/ccurl (フレックス・アセットが格納される場所)に500以下の親フォルダを生成します。

このプロパティを使用する場合、futuretense.iniに追加する必要があります。追加しない場合、WebCenter Sitesではデフォルト値が使用されます。このプロパティを使用する場合、既存の親フォルダ構造はそのまま変わらないことに注意してください。使用されなくなった親フォルダは手動で削除する必要があります。

親フォルダ内に、WebCenter Sitesは子フォルダを生成します。生成可能な子フォルダの最大数を指定する場合、cs.childfoldercountプロパティを使用します。

デフォルト値: 1024

cs.childfoldercount

WebCenter Sitesで<cs_install_dir>/Sharedのサブディレクトリ下の親フォルダに生成可能な子フォルダの最大数を指定します。子フォルダは、WebCenter Sitesが親フォルダ内に生成する番号付きサブフォルダです。たとえば、このプロパティを300に設定する場合、WebCenter Sitesは、<cs_install_dir>/Shared/ccurl下の親フォルダに300以下の子フォルダを生成します。

このプロパティを使用する場合、futuretense.iniに追加する必要があります。追加しない場合、WebCenter Sitesではデフォルト値が使用されます。このプロパティを使用する場合、既存の子フォルダ構造はそのまま変わらないことに注意してください。使用されなくなった子フォルダは手動で削除する必要があります。

WebCenter Sitesで生成可能な親フォルダの最大数も指定する必要がある場合は、cs.parentfoldercountプロパティを使用します。

デフォルト値: 1024

cs.dbencoding

デフォルト値: UTF-8

cs.invalMemWindow

このプロパティはinCacheフレームワークに適用されます。これは、該当表に対してデータ格納期間の観点でFW_InvalidationMemory表のサイズを定義する場合に使用されます(秒単位)。データ格納期間はローリング・ウィンドウになります。

たとえば、プロパティを20000に設定する場合、20,000秒に値するデータを表に蓄積できます。追加のデータが引き続き到着すると、そのデータは格納されますが、20,000秒よりも古いデータは表のクリーンアップ・メカニズムによって削除されます。inCacheフレームワークとFW_InvalidationMemory表の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のinCacheフレームワークに関する項を参照してください。

このプロパティを使用する場合、futuretense.iniファイルに追加して必要な値に設定します。プロパティを追加しない場合、WebCenter Sitesではデフォルト値が使用されます。

デフォルト値: 259200 (3日)

cs.requestfactory

デフォルト値: com.fatwire.cs.portals.portlet.PortletRequestFactory

cs.TempObjectsDaysToKeep

TempObjects表にデータを格納する日数の指定に使用されます。たとえば、このプロパティに値7を指定する場合、7日よりも古い、TempObjects表に格納されているデータは、CleanTempObjectsイベント(SystemEvents表で指定され、午前零時に毎日実行してTempObjects表から古いデータを削除する)によって削除されます。

有効な値: 0よりも大きい整数

デフォルト値: 5

注意: デフォルトでは、このプロパティはfuturetense.iniファイルにはなく、その値は5に設定されています。このプロパティの値を変更するには、このプロパティを手動でfuturetense.iniファイルに追加する必要があります。

ft.servletoutputstream

デフォルト値: false

image.time

非推奨

デフォルト値: 5:0:0 */*/*

marketingstudio.version

Engageのバージョン番号。

このプロパティの値を変更しないでください

page.time

非推奨

デフォルト値: *:0,5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55:0 */*/*

propagatecache

inCacheページ・キャッシュのフレームワークに有効なノード間で、ページの伝播を有効にする場合に使用されます。inCacheの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

rsCacheOverinCache

結果セットのキャッシュ・メディアの切替えに使用されます。このプロパティはデフォルトでtrueに設定されます。この場合、WebCenter Sitesは、inCacheフレームワークに結果セットをキャッシュします。このプロパティをfalseに設定する場合、WebCenter Sitesは、ハッシュ表に結果セットをキャッシュします。どちらのキャッシュ・メディアでもJVMメモリーが使用されます。

このプロパティは、WebCenter Sitesのインストール・プロセスでtrueに設定されます。プロセスでは次の手順もすべて行われます。

  • linked-cache.xml構成ファイルを、アプリケーション・サーバーのクラスパス(WEB-INF/classesディレクトリ)に配置します。

  • 結果セットのキャッシュのプロパティcc.cacheResults cc.cacheResultsTimeoutcc.cacheResultsAbs(第9.15項「「結果セットのキャッシュ」タブ」を参照)を設定します。

インストール・プロセスが完了すると、「システム・ツール」ノード(管理インタフェースの「管理」タブにある)には、キャッシュとそのコンテンツに関する統計情報を提供するinCacheツールによって結果セットが表示されます。

注意: inCacheによる結果セットのキャッシュは、inCacheによるページとアセットのキャッシュとは関係なく機能します。inCacheフレームワーク、そのキャッシュ・モデルおよびシステム・ツールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』の章「システム・ツール」を参照してください。結果セットのキャッシュの追加情報については、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』の章「結果セットのキャッシュと問合せ」を参照してください。

デフォルト値: true

可能な値: true | false

rtd.choiceId.pattern

Oracle Real-Time Decisions (RTD)エンジンをOracle WebCenter Sitesに統合する場合、このプロパティをfuturetense.iniファイルに追加します。このプロパティを使用して、RTD動的選択IDの値をどのように構築するかを構成できます。選択IDの値は、アセットの選択ラベルとしてRTDデシジョン・センターで使用されます。選択IDのパターンによって、各アセットに一意の選択IDが確保され、アセットはデシジョン・センターに複数回表示されないため、ユーザーはデシジョン・センターのユーザー・インタフェースで項目(アセット)を簡単に見つけることができます。

デフォルト値:

rtd.choiceId.pattern={assettype}:{name} ({assetid}

ここで、{assettype}はアセットのタイプ、{name}はアセットの名前、{assetid}はアセットの数値IDになります。

rtd.host

Oracle Real-Time Decisions (RTD)エンジンをOracle WebCenter Sitesに統合する場合、このタグをfuturetense.iniファイルに追加して、Oracle RTDが実行するURLとして値を設定します。

rtd.inline.service.name

Oracle Real-Time Decisions (RTD)エンジンをWebCenter Sitesに統合する場合、このタグをfuturetense.iniファイルに追加して、Oracle RTDインライン・サービスの名前として値を設定します。

soap.binaryRowsType

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.iList

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.likeConstraint

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.listRowsType

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.nestedConstraint

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.rangeConstraint

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.richTextConstraint

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.searchstate

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.standardConstraint

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.stringRowsType

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.stringVarsType

デフォルト値: com.openmarket.basic.objects.StringVarsType

soap.urlRowsType

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください

soap.URLType

Webサービスから行われたSOAPリクエストに対してサーバー側オブジェクトのインスタンス化に使用されるWebCenter Sitesシステムのプロパティ。

このプロパティの値を変更しないでください