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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49671-02
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17 visitor.ini

visitor.iniファイルは、WebCenter Sitesによってインストールされます。ただし、ファイルのプロパティは、WebCenter SitesではなくWebCenter Sites: Engageを構成します。プロパティは、WebCenter Sites: Engageで提供される訪問者データ・コレクションとその他の機能を構成します。

visitor.iniファイルのプロパティは、プロパティ・エディタの次のタブに機能別に編成されています。

17.1 「訪問者データ」タブ

「訪問者データ」タブには、ファイルの主なプロパティがあります。

表17-1 visitor.iniのプロパティ: 「訪問者データ」タブ

プロパティ 説明

vis.adminrole

Engageユーザーが訪問者属性、履歴属性、履歴タイプおよび推奨アセット・タイプを使用するために必要なACLを指定します。

デフォルト値: VisitorAdmin

このプロパティの値を変更しないでください

vis.compileclasspath

ルールをコンパイルするクラスパスを指定します。

この値はインストール時に設定されるため、それ以降に変更しないでください。

vis.editrole

次の2種類のEngageユーザーが必要とするACLを指定します。

  • WebCenter Sitesシステムを使用してセグメントとプロモーションを作成するコンテンツ・プロバイダ。

  • オンライン・サイトの訪問者。Engageを使用して、セグメントについてその訪問者に関する情報を収集します。

デフォルト値: Visitor

このプロパティの値を変更しないでください

vis.genclasspath

訪問者データのrules-engine-generatedクラス・ファイルが格納されるディレクトリ(最後のスラッシュを含む)を指定します。

この値はインストール時に設定されるため、それ以降に変更しないでください。

vis.money

通貨の値を保持するフィールドを定義するためのSQL文字列を指定します。

データベース管理者に連絡せずに、このプロパティの値を変更しないでください

vis.path

ruleset.dtdファイルを保持するディレクトリ(通常はインストール・ディレクトリ)を指定します。この値は、インストール時に設定されます。

このプロパティの値を変更しないでください

vis.rulesetxmlpath

XMLバージョンのルール・セットのDefDir (デフォルトのストレージ・ディレクトリ)を指定します。

この値は、インストール時に設定されます。

このプロパティの値を変更しないでください

vis.sessiondata

訪問者セッション・データを格納するためのDefDir (デフォルトのストレージ・ディレクトリ)を指定します。

この値は、インストール時に設定されます。

このプロパティの値を変更しないでください

vis.update

ページにアクセスするたびに訪問者データの訪問者のタイムスタンプを更新するかどうかを指定します。

可能な値: true | false

ページにアクセスするたびに訪問者データの訪問者のタイムスタンプを更新する場合はtrueに設定し、更新しない場合はfalseにします。

デフォルト値: true

vis.url

タイプURLの訪問者属性と履歴属性を定義するためのSQL文字列を指定します。

デフォルト値: VARCHAR(128)

データベース管理者に連絡せずに、このプロパティの値を変更しないでください

vis.urlpath

バイナリの訪問者属性と履歴属性のDefDirを指定します。

デフォルト値: /futuretense/visurl/

vis.useSessionVisitorConnection

このプロパティは、Engage訪問者をデータベース中心とメモリー中心のどちらの方法で追跡するかどうかを決定します。これより、Engageアセットを備える、アクセス量が多いサイトのパフォーマンスが改善されます。メモリー中心のトラッキングでは、WebCenter Sitesは、訪問者のスカラー属性値をアドオン・リポジトリに格納し、訪問者の履歴属性値を各自のデータベースに格納します。訪問者のセグメントを決定する計算はすべてメモリーで実行され、結果がキャッシュされます。

デフォルトでは、このプロパティは、visitor.iniに自動で含まれません。この場合、その値はfalse (データベース中心)になるように解釈されます。

このプロパティは、次のいずれかの方法で配信システムで設定する必要があります。

  • データベース中心の方法を有効にする場合は、このプロパティをfalseに設定するか、空白のままにするか、ファイルから省略します。

  • メモリー中心の方法を有効にする場合は、このプロパティをtrueに設定するか、サポートするテンプレート・コードが配信システムに存在することを確認します(存在しない場合、Engage訪問者は正確に追跡されません)。必要なコードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』のメモリー中心の訪問者のトラッキングに関する項を参照してください。

コンテンツ管理システムでは、データベース中心のトラッキングに有効なCMシステムでのみ訪問者属性を作成して管理する場合、このプロパティをfalseに設定するか省略する必要があります。訪問者属性の管理は配信システムではサポートされません。属性を配信システムにパブリッシュする必要があります。


17.2 「ユーザー定義」タブ

表17-2 visitor.iniのプロパティ: 「ユーザー定義」タブ

プロパティ 説明

このタブには、デフォルトでプロパティはありません。

該当なし