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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成
11g リリース1 (11.1.1.8.0)
E49673-02
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21 Oracle WebCenter Sitesと階層スキーマLDAPサーバーの統合

この章では、WebCenter Sitesと階層スキーマLDAPサーバーを統合する手順について説明します。

この章に含まれる項は、次のとおりです。

21.1 統合手順

階層スキーマLDAPと統合するには、次の手順を完了します。


注意:

階層スキーマLDAPでは、ユーザーとACLの管理が必要です。サイトとロールの管理はオプションです。


21.1.1 手順1. WebCenter Sites LDAP接続プロパティの構成

この手順では、LDAPとの通信を確立するために、WebCenter Sitesの.iniファイルで複数のプロパティを構成します。ファイルを以下に示します。

  • futuretense.ini

  • dir.ini

  • futuretense_xcel.ini(オプション。LDAPサーバーでサイトおよびロールを直接管理する場合)。

21.1.1.1 A. プロパティ・エディタの起動

MS DOSプロンプトまたはUNIXシェルで次のスクリプトを実行します。

  • Windowsの場合: propeditor.bat。通常、<cs_install_dir/>にあります。

  • Unixの場合: propeditor.sh。通常、<$HOME/cs_install_dir>にあります。

プロパティ・エディタの起動に関する詳細な指示が必要な場合、または変更するプロパティについての詳細が必要な場合、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス』を参照してください。

21.1.1.2 B. futuretense.iniでのプロパティの構成

  1. プロパティ・エディタでfuturetense.iniを開きます。

  2. 「認証」タブを選択します。

  3. 次のプロパティを、次の表に示されているように設定します。

    プロパティ(futuretense.ini内)

    cs.manageproperty

    dir.ini

    cs.manageUser

    com.openmarket.directory.jndi.auth.JNDILogin


  4. 「ファイル」→「保存」を選択して値を保存します。

  5. 「ファイル」→「閉じる」を選択します。

21.1.1.3 C. dir.iniでのプロパティの構成

  1. プロパティ・エディタでdir.iniを開きます。

  2. 「属性名」タブを選択し、OpenLDAPプロパティに対し次の表の値を設定します。

    プロパティ(dir.ini内)

    cn

    cn

    loginattribute

    cn

    password

    userPassword

    uniquemember

    uniquemember

    username

    uid


  3. グローバル・データ・タブを選択し、OpenLDAPプロパティに対し次の表の値を設定します。

    プロパティ(dir.ini内)

    groupparent

    ou=groups,dc=companyname,dc=com

    peopleparent

    cn=People,dc=companyname,dc=com


  4. インタフェース実装タブを選択し、次のプロパティに対し次の値を指定します。

    プロパティ(dir.ini内)

    className.IDir

    com.openmarket.directory.jndi.JNDIDir

    className.IName

    com.openmarket.directory.jndi.NameWrapper

    className.IUserDir

    com.openmarket.directory.jndi.LDAPUserDir


  5. JNDI SPI Envタブを選択し、次のプロパティに対し次の値を指定します。

    プロパティ(dir.ini内)

    jndi.baseurl

    ldap://<servername:port>

    jndi.connectAsUser

    WebCenter Sitesインタフェースにログインし、問合せを行うユーザーとして、WebCenter SitesでLDAPサーバーに対して情報を問い合わせることができるようにする場合、このプロパティをtrueに設定します(同じユーザーがLDAPサーバーで定義されている必要があります)。

    WebCenter Sitesインタフェースにログインするユーザー以外の特定ユーザーとして、WebCenter SitesでLDAPサーバーに問い合わせる必要がある場合、このプロパティをfalseに設定します。次に、jndi.loginおよびjndi.passwordプロパティに対し有効なユーザー名/パスワードの組合せを指定します。

    OpenLDAP値: false

    jndi.custom

    (この値は空白のままにします。)

    jndi.login

    jndi.connectAsUserプロパティをfalseに設定した場合、WebCenter SitesがLDAPサーバーに問い合わせるために使用するユーザー・アカウントの完全修飾完全固有名を指定します。(同じユーザーをLDAPサーバーで定義する必要があります。)

    OpenLDAP: cn=Manager,dc=companyname,dc=com

    注意: jndi.connectAsUserにより、WebCenter SitesユーザーがLDAPサーバーに接続する方法が決まり、LDAPユーザーが管理ユーザーまたは非管理ユーザーとして定義されます。

    • jndi.connectAsUser=trueの場合、WebCenter Sitesにより、LDAPユーザーがWebCenter Sitesにログインする同じユーザーとして定義され、そのユーザーがLDAPサーバーに接続します。たとえば、jndi.connectAsUser=trueでは、WebCenter Sites管理者が、LDAPシステムの管理者としてLDAPに接続します。

    • jndi.connectAsUser=falseの場合、WebCenter Sitesにより、LDAPユーザーがjndi.loginプロパティ(dir.ini内)で指定されたユーザーとして定義され、そのユーザーがLDAPサーバーに接続します。

    jndi.password

    jndi.connectAsUserプロパティをfalseに設定した場合、WebCenter SitesがLDAPサーバーに問い合わせるために使用するユーザー・アカウントのパスワードを指定します。

    この値は暗号化されます。


  6. スキーマ・デフォルト・タブを選択し、OpenLDAPプロパティ(「値」列がOpenLDAPで始まっている)とその他のプロパティに対し次の表の値を指定します。

    プロパティ(dir.ini内)

    defaultGroupAttrs

    OpenLDAP: objectclass\=top&objectclass\=groupOfUniqueNames

    defaultPeopleAttrs

    OpenLDAP: objectclass\=top&objectclass\=Person&objectclass\=organizationalPerson

    objectclassGroup

    OpenLDAP: groupOfUniqueNames

    objectclassPerson

    OpenLDAP: organizationalPerson

    requiredGroupAttrs

    (この値は空白のままにします。)

    requiredPeopleAttrs

    このLDAPサーバーの必要なすべてのユーザー属性を指定します。

    例: sn=Last Name&cn=Full Name


  7. 「ファイル」→「保存」を選択します。

  8. 「ファイル」→「閉じる」を選択します。

21.1.1.4 D. futuretense_xcel.iniでのプロパティの構成


注意:

LDAPサーバーでサイトまたはロールを管理しない場合、この項の手順はスキップしてください。


  1. プロパティ・エディタでfuturetense_xcel.iniを開きます。

  2. Xcelerateタブを選択します。

  3. 次のプロパティに対し値を設定します。

    プロパティ(futuretense_xcel.ini内)

    xcelerate.usermanagerclass

    この値は、使用するデプロイメントのタイプにより決まります。

    値の例:

    com.openmarket.xcelerate.user.UserManager

    xcelerate.rolemanagerclass

    値の例:

    com.openmarket.xcelerate.roles.RoleManager


  4. ユーザー管理タブを選択します。

  5. 次のプロパティに対し値を設定します。

    プロパティ(futuretense_xcel.ini内)

    xcelerate.sitesroot

    値の例: ou=sites.dc=<domainname>.dc=com

    xcelerate.sitenameattr

    値の例: ou

    xcelerate.displayablenameattr

    表示名を示すユーザー属性の名前(ログイン名と異なる場合)。


  6. 「ファイル」→「保存」を選択します。

  7. 「ファイル」→「閉じる」を選択します。

  8. 変更を有効にするために、アプリケーション・サーバーを停止し、再起動します。

21.1.2 手順2. LDAPサーバーの構成

  1. jndi.connectAsUserおよびjndi.loginプロパティ(第21.1.1.3項「C. dir.iniでのプロパティの構成」の手順5の表を参照)で指定したユーザーを認識するようにLDAPサーバーを構成します。

  2. LDAPへの接続、グループの検索、ユーザー属性の検索などを実行できる正しい権限を同じユーザーに割り当てます。


    注意:

    権限はよく考慮して割り当ててください。WebCenter SitesとLDAPが統合された後も、書込み権限のあるユーザーとしてLDAPサーバーに接続するWebCenter Sites管理者は、WebCenter SitesインタフェースからACL、ユーザー、サイトおよびロールを管理できます。一部の操作はLDAPサーバーに伝播され、その他の操作はエラーとなる場合があります。

    WebCenter Sitesインタフェースでの管理操作とそれらのLDAPサーバーへの影響の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』の付録のLDAP統合サイト・システムでのユーザー、サイトおよびロールの管理に関する項を参照してください。


21.1.3 手順3. mail属性の確認

各WebCenter Sitesユーザーにはmail属性(電子メール・アドレスを格納する属性)が必要です。続行する前に、LDAPサーバーのユーザー・エントリにmail属性があることを確認してください。WebCenter Sitesのmail属性の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

21.1.4 手順4. LDAPユーザー・グループ(WebCenter Sites ACL)の作成

LDAPサーバーが提供しているツールを使用して、WebCenter Sites ACLに対応するグループを作成します。必要なACLは、この項にリストされています。


注意:

ldifの使用: この手順で指定するグループ、および第21.1.5項「手順5. 必要なユーザーの作成とLDAPグループへの割当て」のユーザーおよびグループ・メンバーシップを含むldifファイルを書き込むことで、LDAPサーバーでグループを作成できます。その後、ldifファイルをユーザー・ディレクトリにインポートできます。

ldifファイルをインポートする方法はディレクトリごとに異なりますが、ファイルの構造はLDAPサーバー間で標準化されています。ldifファイルの例については、第22章「リファレンス: 階層スキーマLDAPのサンプルLDIF」を参照してください。

命名規則: この後の手順で、WebCenter SitesユーザーおよびACL(オプションでサイトおよびロール)をLDAPサーバーに複製します。すべての名前を、スペースおよび特殊文字を含め、大/小文字を区別して正確に複製する必要があります。


21.1.4.1 デフォルトACL

次のリストに、WebCenter SitesシステムのデフォルトACLの名前を示します。次のACL名に正確に一致する名前のグループをLDAPサーバーで作成する必要があります。これらのACLで付与されるアクセス権限の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』の付録のシステム・デフォルトに関する項を参照してください。

  • Browser

  • ContentEditor

  • ContentReader

  • ElementEditor

  • ElementReader

  • PageEditor

  • PageReader

  • RemoteClient

  • SiteGod

  • TableEditor

  • TableReader

  • UserEditor

  • UserReader

  • Visitor

  • VisitorAdmin

  • xceladmin

  • xceleditor

  • xcelpublish

21.1.4.2 WebサービスACL

Webサービスを使用する場合、次のACLごとにLDAPグループを作成します。グループ名はACL名に正確に一致させる必要があります。

  • WSAdmin

  • WSEditor

  • WSUser

これらのACL(グループ)で付与されるアクセス権限の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』の付録のシステム・デフォルトに関する項を参照してください。

21.1.4.3 カスタムACL

WebCenter Sitesのインストール後、WebCenter SitesでカスタムACLを作成した場合、それらのACLをグループとしてLDAPサーバーで複製します。グループ名はACLの名前に正確に一致させる必要があります。

21.1.5 手順5. 必要なユーザーの作成とLDAPグループへの割当て

この手順では、次のユーザーとそれらのグループ・メンバーシップをLDAPサーバーで複製します。

21.1.5.1 WebCenter Sitesのデフォルト・ユーザー

  1. 表21-1に、WebCenter Sitesアプリケーションのデフォルト・ユーザーをリストします。LDAPサーバーでデフォルト・ユーザーを複製します。ユーザー名は表21-1に示されている名前に正確に一致させる必要があります。

  2. 複製したユーザーを、表21-1に示されているグループのメンバーにします。

    表21-1 WebCenter Sitesのデフォルト・ユーザー

    デフォルト・ユーザー グループ・メンバーシップ(ACL)

    ContentServer

    (WebCenter Sitesインストール時にデータベースに作成されるユーザー)

    Browser、ContentEditor、ElementEditor、ElementReader、PageEditor、PageReader、SiteGod、TableEditor、TableReader、UserEditor、UserReader

    fwadmin

    Browser、ElementEditor、PageEditor、RemoteClient、TableEditor、UserEditor、UserReader、Visitor、VisitorAdmin、xceladmin、xceleditor

    DefaultReader

    Browser、Visitor


21.1.5.2 カスタム・ユーザー

  1. LDAPサーバーで、WebCenter Sitesのすべてのアクティブ・カスタム・ユーザー(WebCenter SitesのアクティブCMサイトに割り当てられているすべてのユーザー)を複製します。ユーザーの名前は、WebCenter Sitesでのユーザー名に正確に一致させる必要があります。

  2. WebCenter SitesのユーザーのACLに対応するLDAPグループ(第21.1.4.3項「カスタムACL」で作成)に各カスタム・ユーザーを割り当てます。

21.1.5.3 サンプル・サイト・ユーザー

サンプル・サイトをインストールした場合、関連するサンプル・ユーザーをLDAPサーバーで作成します。(手順はカスタム・ユーザーの作成手順と同じです。)サンプル・ユーザーおよびサンプル・サイトの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

21.1.6 手順6. LDAPサーバーでのサイトおよびロールの作成


注意:

ハイブリッド統合を使用する場合、各サイトのユーザーにどのロールが割り当てられるかがUserPublication表によって指定されます。しかし、この表には統合前のすべてのデータがまだ格納されています。ログインするには、LDAP用の正しいUserPublication表レコードを持ったユーザーが少なくとも1人は存在している必要があります。たとえば、fwadminユーザーの場合、ユーザー名をLDAPのdnに更新する必要があります。UserPublication表の元のユーザー名は、userid=1230987654321,ou=Peopleのような形式で格納されています。1230987654321は、SystemUsers表のユーザーIDです。必要なレコードは次のとおりです。

  • Id = {一意の番号}

  • username = "cn=fwadmin,ou=People,dc=fatwire,dc=com" (ユーザーのdn)

  • acl = {割り当てられるロール。たとえば、GeneralAdmin}

  • pubid = {このユーザーにこのロールが割り当てられているサイトのID}

上のレコードがないと、ログインしても、どのサイトに対するアクセス権もないというメッセージが表示されます。1人のユーザーを構成した後は、(ユーザーが必要なロールを持っているかぎり)そのユーザーを使用して、インタフェース経由で他のユーザーにロールを割り当てることができます。


LDAP属性マッピングを使用してLDAPサーバーでサイトおよびロールを管理する場合、図21-1の例に示されれているように、サイトおよびロールを階層構造にする必要があります(システム定義のロールは表21-2にリストされています)。引き続きこの項の手順を実行してください。

表21-2 システム定義のロール

ロール 説明

GeneralAdmin

グローバルWebCenter Sites管理者のデフォルト・システム・ロール。

ツリー内の「管理」タブ(および他のすべての使用可能機能)にアクセスする必要があるユーザーに対して必要です。

注意: GeneralAdminロールを持つユーザーは、「管理」タブの機能を使用するために、xceladmin ACLも所有する必要があります。

SiteAdmin

サイト管理者のデフォルト・システム・ロール。

選択したサイトの管理者であるユーザー、つまり、「サイト管理者」タブ(「管理」タブの機能のサブセットが表示されます)にアクセスする必要があるユーザーに対して必要です。

SiteAdminロールは、他のサイト・ユーザーを管理する一方で、それらのユーザーを作成しないユーザーに割り当てます。

注意: SiteAdminロールを持つサイト・ユーザーは、「サイト管理者」タブの機能を使用するために、xceladmin ACLも所有する必要があります。

WorkflowAdmin

ワークフロー管理者のデフォルト・システム・ロール。

ツリー内の「ワークフロー」タブにアクセスする必要があるユーザーに対し必要です。

注意: WorkflowAdminロールを持つユーザーは、「ワークフロー」タブの機能を使用するために、xceladmin ACLも所有する必要があります。

AdvancedUser

WebCenter Sites管理インタフェースへのアクセス権がWebCenter Sitesユーザーに付与されます。

SitesUser

WebCenter Sites Contributorインタフェースへのアクセス権がWebCenter Sitesユーザーに付与されます。


階層スキーマを作成するには、LDAPサーバーで次の手順を完了します。

  1. サイトの組織単位を作成します。例については、図21-1の手順1を参照してください。

  2. サイトの組織単位の下位にサイト・エントリを作成します。

    アクティブなWebCenter Sites CMサイトの名前を、WebCenter Sitesインタフェース(「管理」タブ)で示されているとおりに正確に複製することで、この手順を完了します。例については、図21-1の手順2を参照してください。


    注意:

    使用するサイトがWebCenter Sitesにまだ存在しない場合、最初にLDAPサーバーでそれらのサイトを作成し、次にWebCenter Sitesでそれらを同一の名前(大/小文字も一致させる)で複製します。


  3. 各サイトにグループを割り当てます。

    サイトに割り当てられているWebCenter Sitesロールの名前を正確に複製することで、サイトごとにこの手順を完了します。例については、図21-1の手順3を参照してください。

    システム・デフォルト・ロールのグループを作成する場合、グループの名前は、以下にリストされているロールの名前に正確に一致させます。

    • GeneralAdmin(このグループはサイトに必ず割り当てます)

    • SiteAdmin

    • WorkFlowAdmin

    • AdvancedUser

    • SitesUser


      注意:

      使用するロールがWebCenter Sitesにまだ存在しない場合、最初にLDAPサーバーでグループとしてロールを作成し、次にWebCenter Sitesでそれらを同一の名前(大/小文字も一致させる)でロールとして複製できます。システム定義のロールのリストについては、表21-2を参照してください。


  4. ユーザーをグループに割り当てます。ユーザーの名前は、WebCenter Sitesでのユーザー名に正確に一致させる必要があります。例については、図21-1の手順4を参照してください。


    注意:

    フラット・スキーマの手動統合プロセス(第20章)を完了する場合、WebCenter Sitesユーザーのパスワードをリセットします。詳細は、第20.3項「統合の完了」の手順3を参照してください。


21.1.7 手順7. 手順6を完了した場合

  1. 前の手順で、LDAPサーバーでサイトおよびロールを作成した一方で、それらがWebCenter Sitesデータベースに存在しない場合、WebCenter Sitesで同じサイトおよびロールを作成します。これらの名前は、LDAPサーバーでの名前と正確に一致させます。WebCenter Sitesデータベースでのサイトおよびロールの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。

  2. ユーザーを関連サイトに割り当てます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』のサイトへのアクセス権のユーザーへの付与に関する項を参照してください。

21.1.8 手順8. 統合後の手順: CMサイトが作成されていない場合

指定のシステムでCMサイトが作成されていない場合、WebCenter SitesとLDAPの統合後、ログインできません。この解決策は、LDAPサーバーで次の新しいグループ・エントリを手動で作成し、fwadminをこれらの各グループの割り当てることです。

Management Site-SiteAdmin
Management Site-GeneralAdmin
Management Site-WorkflowAdmin

さらに、コンテンツ管理モードで実行されているインストールに対してのみSitesUserグループを作成します。このグループにより、fwadminユーザーはWebCenter Sites Contributorインタフェースにアクセスできます。

Management Site-SitesUser

例21-1を参照してください。

例21-1 サンプルLDIF

dn: cn=Management Site-SiteAdmin,ou=Groups,dc=fatwire,dc=com
objectClass: top
objectClass: groupOfUniqueNames
uniqueMember: cn=fwadmin,ou=People,dc=fatwire,dc=com

dn: cn=Management Site-GeneralAdmin,ou=Groups,dc=fatwire,dc=com
objectClass: top
objectClass: groupOfUniqueNames
uniqueMember: cn=fwadmin,ou=People,dc=fatwire,dc=com

dn: cn=Management Site-WorkflowAdmin,ou=Groups,dc=fatwire,dc=com
objectClass: top
objectClass: groupOfUniqueNames
uniqueMember: cn=fwadmin,ou=People,dc=fatwire,dc=com

dn: cn=Management Site-SitesUser,ou=Groups,dc=fatwire,dc=com
objectClass: top
objectClass: groupOfUniqueNames
uniqueMember: cn=fwadmin,ou=People,dc=fatwire,dc=com

21.2 統合のテスト

ブラウザを開き、次のURLを入力して、LDAP統合システムをテストします。

http://<servername>:<port>/servlet/CatalogManager?ftcmd=login&<username>=ContentServer&<password>=password

ここで、

<servername>は、WebCenter Sitesシステムをホストするマシンの名前です。

<port>は、そのサーバーのポート番号です。

<username>はユーザー定義です(この例ではContentServer)。

<password>はユーザー定義です(この例ではpassword)。