Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesアップグレード・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.8.0) E49674-02 |
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Oracle WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.8.0)にアップグレードする前に、この章を参照して、アップグレード・パス、現在のリリースで提供される新機能、およびアップグレード・プロセス時に元のインストールに加えられる変更の種類について確認してください。
この章の内容は、次のとおりです。
第1.5項「FatWire Content Server 7.6パッチ2およびWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)からのアップグレード時の変更」
第1.6項「FatWire Content Server 7.6パッチ2およびWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.1)からのアップグレード時の変更」
次のインストールは、WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.8.0)に直接アップグレードできます。
FatWire Content Server 7.6パッチ2
Oracle WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)
Oracle WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.1)バンドルされたパッチ1
注意: 既存のインストールを現行バージョンのWebCenter Sitesにアップグレードする際に、アプリケーション(コミュニティ、ガジェットまたはサイト・キャプチャ)をインストールする場合、これらのアプリケーションもアップグレードする必要があります。手順は、第II部「Oracle WebCenter Sites: Community-Gadgetsへのアップグレード」および第III部「Oracle WebCenter Sites: サイト・キャプチャのアップグレード」を参照してください。 |
WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.8.0)にアップグレードすると、ユーザーには次の新機能が提供されます。
WebCenter Content (WCC)統合。この機能を使用すると、管理者は、WebCenter Content Serverの選択したコンテンツをWebCenter Sitesに統合できます。WCC統合機能は、要件に応じて、アップグレード・プロセス時に、または後から追加できます。
モビリティ・フレームワーク。この機能を使用すると、コンテンツ・コントリビュータは、携帯電話とタブレット用のサイトを作成できます。この機能は、アップグレード・プロセス時にデフォルトでインストールされます。
バニティURLのサポート。この機能を使用すると、そのユーザーは、簡単で短く意味がわかりやすいURLをWebCenter Sitesインタフェースから直接定義して、そのURLをアセットに割り当てることができます。開発者は、割り当てられたURLを使用するようにテンプレートをコード化できます。
Oracle WebCenter Sites: Engageには、セグメント、プロモーションおよび推奨を作成して管理するためのコンテンツ・エントリ・フォームの新しいセットが表示されます。
コミュニティ-ガジェット・アプリケーションで構成されるウィジェットとガジェットは、WebCenter Sitesに統合して、Contributorインタフェースから直接デプロイできます。サード・パーティのソース・システムからの外部アセット・タイプの統合もサポートされます。
コミュニティおよびガジェット・アプリケーションは、「コミュニティ-ガジェット」と呼ばれる単一のWebアプリケーションとして配布されるようになり、メンテナンスがより簡単になっています。これらはWEMフレームワーク・アプリケーションとして残り、引き続き独自のアプリケーション・アイコンとインタフェースが保持されます。
アップグレード・プロセスでは、既存のインストールに対するいくつかの変更が行われます。インストールに行われる変更の詳細は、この章の次の内容を参照してください。
FatWire Content Server 7.6パッチ2からアップグレードする場合は、次の項で全変更範囲を参照してください。
WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)からアップグレードする場合は、次の項で全変更範囲を参照してください。
WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.1)からアップグレードする場合は、次の項で全変更範囲を参照してください。
これらの項で説明する変更について質問がある場合は、アップグレードを開始する前にテクニカル・サポートにお問合せください。
Content Server 7.6パッチ2インストールをアップグレードすると、インストールに対していくつかの変更が行われます。変更の詳細は、次の項を参照してください。
FatWire Content Server 7.6パッチ2からアップグレードする場合、次の機能(以前はオプション)がアップグレード・プロセス時にデフォルトでデプロイ、インストールまたはアップグレードされ、標準機能として機能します。
Central Authentication Service (CAS)がデプロイされます。CAS Webアプリケーションは、アップグレード・プロセス時にデプロイされます。Content Server 7.6パッチ2と同様に、WebCenter Sitesでは、ユーザー認証の負荷の平衡を保つCASクラスタリングがサポートされます。CASクラスタのセカンダリ・メンバーは、アップグレード後のプロセス時に手動でデプロイされます。
注意: アップグレード・プロセスが完了すると、CASをOracle Access Manager (OAM)に置き換えることができます。 |
inCacheフレームワークがインストールされます。TerracottaのEhcacheオープン・ソース製品の実装は、Apacheライセンスで入手できます。inCacheフレームワークにより、従来のページ・キャッシュ方法よりも大幅にパフォーマンスが向上します。また、アセットのキャッシュと結果セットのキャッシュの機能もあります。inCacheフレームワークは、デフォルトでインストールされて構成されます。inCacheのページ、アセットおよび結果セットのキャッシュの情報は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』にあります。結果セットのキャッシュの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』にあります。
WEMフレームワークがインストールされます(すでにインストールされている場合はアップグレードされます)。WEMログイン・ページは、新しいWebCenter Sitesログイン・ページになるため、WebCenter Sitesインタフェースへのアクセス方法に影響を与えます。WEMフレームワークは、次のコンポーネントで構成されます。
REST API: 開発者は、WEMフレームワークでアプリケーションを構築および実装する目的でWebCenter Sitesと通信できます。
汎用UIコンテナ: WEMフレームワークを介してWebCenter Sitesに統合されたカスタム構築アプリケーションにアクセスするための単一インタフェースを提供します。アプリケーションのインタフェースのレンダリングも可能です。
WEM管理インタフェース: WEMフレームワークで実行するアプリケーションへのユーザーのカップリングを有効にして、一元ユーザー管理を実現します。WEM管理インタフェースは、配信システムにはインストールされません。
RESTセキュリティ・モデル: 管理者は、WEMフレームワークで実行するアプリケーションのリソースへのアクセスを制御できます。
シングル・サインオン: WebCenter Sitesユーザーは、各アプリケーションにサインインしなくても、セッション時にアクセス権限が認可されているすべてのアプリケーションにアクセスできます。
アップグレード時、WEMフレームワークには、クラスタ化の可または不可を問わず、CASが必要です。OAM統合は、アップグレード後のオプションです。
InDis BalticのClarkii Online Image Editor (OIE)が、開発システムとコンテンツ管理システムにインストールされます。Clarkiiは、現在のOnline Image EditorのかわりにWebCenter Sites Contributor (編集用)インタフェースで有効にすることができます。ただし、ContributorインタフェースのWebモードではサポートされません。Clarkii OIEの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』および『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド』を参照してください。
また、次のアップグレード・オプションとアップグレード後のオプションもあります。
アップグレード時、Apache log4jロギング・システムに切り替えることができるため、WebCenter Sites管理インタフェースからロガーの動的な更新が可能です。
アップグレード後、Oracle Access Manager (OAM)と統合できます。統合手順は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites: サポート・ソフトウェアのインストールと構成』にあります。
WEMフレームワークを実行しないContent Server 7.6パッチ2インストールからアップグレードする場合:
WEMフレームワークがインストールされます。
CASシングル・サインオンWebアプリケーションは、アップグレード・プロセス時にデプロイされます。
CASは、WebCenter Sitesと一緒に、または個別のクラスタにインストールできます。
URLは、CASで保護されます。
RESTサーブレットがインストールされます。RESTセキュリティについては、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』および『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』で説明されています。
新しいコンテンツ管理サイト、つまりAdminSiteが作成されます。
既存のログイン・ページは、WebCenter Sitesログイン・ページに置き換えられます。
Content Server 7.6パッチ2からアップグレードする場合:
Content Server Advancedインタフェースは、WebCenter Sites管理インタフェースで置き換えられます。デフォルトでは、これは編集用インタフェースとして使用されなくなりました。ただし、編集機能をアップグレード後のプロセスで再度有効にするには、futuretense_xcel.ini
ファイルのプロパティadvancedUI.enableAssetForms
をtrue
に設定します)。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス』を参照してください。
Advancedadministrativeインタフェースのカスタマイズは、アップグレード後は機能しません。そのため、データベース、インストール・フォルダ、共有フォルダおよびWebアプリケーションに格納されているすべてのカスタマイズをバックアップします。次に、WebCenter Sitesへのアップグレードの完了後、このバックアップからカスタマイズを再適用します。
WebCenter Sites Contributorインタフェースがインストールされます。インタフェースの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Content Server Dashインタフェースは完全に削除されます。パッチ2でDashインタフェースに行われるカスタマイズは、アップグレード時に適用されません。
Content Server InSiteインタフェースは完全に削除されます。パッチ2でInSiteインタフェースに行われるカスタマイズは、アップグレード時に適用されません。
WEMフレームワークを含まないインストールからアップグレードする場合、AdminSiteがインストールされます。一般管理者はAdminSiteに割り当てられます。
Content Server 7.6パッチ2からアップグレードする場合:
SitesUser
ロールが追加され、WebCenter Sites Contributorインタフェースへのアクセス権限がユーザーに付与されます。
DashUser
ロールは削除されます。
WEMフレームワークを実行しないインストールからアップグレードする場合、SiteAdmin
ロールは一般管理者に割り当てられます。一般管理者もRestAdmin
グループに追加されます。
Content Server 7.6パッチ2からアップグレードする場合、ページ・アセット・タイプは、拡張可能ページ・アセット・タイプになるようにアップグレードされます。これで、この拡張可能ページ・アセット・タイプには、属性、フィルタおよび定義(フレックス・アセットの定義と同様)が含まれるようになります。サブタイプは定義に変更されます。また、外部テンプレートは、新しいテンプレート・タイプ「レイアウト」に変更されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。
注意: アップグレード後、管理者は、これらのアセット・タイプを使用できるように、 |
Content Server 7.6パッチ2からアップグレードする場合:
RememberME
は非推奨のためサポートされません。
PickOrderAsset
は非推奨のためサポートされません。
すべての複数値属性の並替えが可能になりました。
CKEditorは、現在サポートされているバージョンに更新され、デフォルトではすべてのインタフェースへの読込みが遅くなります。開発者は、引き続きフレックス・アセットとベーシック・アセットのどちらにも既存のFCKEditor属性定義を使用できます。
注意: アップグレード後、属性エディタをFCKEditorからCKEditorに変更することをお薦めします。 |
次の新しい属性エディタがインストールされます。
TypeAhead
Uploader
URL属性はBLOBに置き換えられます。ただし、アップグレード後、既存のURL属性は引き続き機能します。
Content Server 7.6パッチ2からアップグレードする場合、Apache log4jに切り替えるオプションがあります。このオプションを使用すると、WebCenter Sites管理インタフェース内でそのシステム・ツールを使用してログ・レベルを変更できます。
従来のページ・キャッシングを使用するContent Server 7.6パッチ2インストールからアップグレードする場合:
Content Serverの既存のキャッシュ(データベースベースおよびハッシュベース)は、inCache、つまりTerracottaによるEhcacheを基にしたメモリー中心のキャッシュに置き換えられます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。
キャッシュの切替えの結果、キャッシュの再調整が必要になります。
inCacheはメモリーベースのため、追加のJVMヒープが必要です。
Content Server 7.6パッチ2インストールからアップグレードする場合:
AssetStubElementCatalog
表のすべての要素は、WebCenter Sites 11gR1のネイティブ・コードで上書きされます。
Advanced管理インタフェースのカスタマイズされた要素は、WebCenter Sites 11gR1のネイティブ・コードで上書きされます。
Content Server 7.6パッチ2インストールからアップグレードする場合、リビジョン・トラッキングが変更されます。新しいリビジョン・トラッキングの動作を有効にするには、すべてのアセット・タイプに対するリビジョン・トラッキングを無効にしてから、リビジョン・トラッキングを再度有効にする必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Content Server 7.6パッチ2インストールからアップグレードする場合、アップグレード・プロセス時に次の変更がデータベース表に加えられます。データベース・タイプに適用される変更のみが行われます。
DB2およびMicrosoft SQL Serverの場合、StringValue
は、255
から2000
に変更されます。
_Mungo
表では、StringValue
は2000
に変更されます。
アセット・タイプの_TGROUP
表では、Ordinal
列が追加されます。
ApprovalQueue
表では、cs_target
列が追加されます。
ApprovedAssets
表では、changedby
列が追加されます。
AssetPublistList
表では、tag
列が追加されます。
アップグレードにより、txRTInfo
表が作成されます。アップグレード後、この表を手動で削除します。
IndexSourceMetaDataConfig
表では、fieldescriptor
列はurlfielddescriptor
に変更され、その値は2048
から255
に変更されます。
Mimetype
表では、mimetype
列のサイズは、64
から128
に変更されます。
FW_PUBDATASTORE
表では、encoding
列のサイズは、255
に変更されます。
SAVESEARCH
表では、spostpage
列は、NULL値可能になるように変更されます。
editorid
列は、すべての属性アセット・タイプに追加されます。
Flex Definition
アセット・タイプと親定義アセットは、Mungo
表にcs_ordinal
列が確保されるように変更されます。
Page
表では、flextemplateid
列が追加されます。
Publication
表では、cs_wrapperasset
列が追加されます。
PubTarget
表では、FACTORS
列のサイズは、1000
に変更されます。
RTInfo
表では、newerformat
列が追加されます。
Template_Subtypes
表では、subtype
列のサイズは、64
に変更されます。
表Workflow_DlgA
、WorkflowGroups_Dlock
、WorkflowRoutes_Comp
、WorkflowRoutes_Cond
、WorkflowRoutes_Dead
では、Ordinal
列が追加されます。
AssetEditPane
表は削除されます。アップグレード後も引き続きこの表が存在する場合は、手動で削除する必要があります。
表1-1に示す表が追加されます。
表1-1 FatWire Content Serverからのアップグレード時に追加されるデータベース表
追加される表 | 追加される表 |
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ASSETTYPE
_Rtgs
表は、すべてのフレックス・アセット・タイプまたは親アセット・タイプに追加されます。定義または属性アセット・タイプは無視されます。一部の特別なコア・アセット・タイプを除き、ベーシック・アセット・タイプにも同じ表が追加されます。
ASSETTYPE
_SubTypes
表は、すべての属性アセット・タイプ(MEDIA_A_SUBTYPES
など)に追加されます。
Content Server 7.6パッチ2インストールからアップグレードする場合、DashインタフェースがWebCenter Sites Webアプリケーションから削除されるため、次の変更が生じます。
web.xml
ファイルでは、次のようになります。
csRedirect
、trinidad
、adfFaces
フィルタが削除されます。
org.apache.myfaces.webapp.StartupServletContextListener
リスナーが削除されます。
FacesServlet
とFacesサーブレットが削除されます。
WEB-INF
フォルダでは、web.xml
、weblogic.xml
(該当する場合)およびapplicationContext.xml
を除くすべてのファイルが削除されます。
ReqAuthConfig.xml
ファイルが、アプリケーション・サーバーのWEB-INF/classes
フォルダに追加されます。このファイルを使用すると、Cross-Site Request Forgery (CSRF)保護に対して挿入や除外が行われるURLを指定できます。
Content Server 7.6パッチ2インストールからアップグレードする場合、次のタグが追加されます。
insite:list
insite:slotlist
insite:ifedit
タグの詳細は、Oracle WebCenter Sitesタグ・リファレンスを参照してください。
Content Server 7.6パッチ2インストールからアップグレードする場合:
デフォルトでは、WebCenter Sitesは、日付とタイムスタンプにミリ秒を使用します。
アップグレード後、属性フォームには、フレッシュ・インストールで表示されない追加フィールドが表示されます。属性フォームとフレッシュ・インストールのフォームが一致するようにするには、mwb.externalattributes
プロパティをfalse
に設定してgator.ini
ファイルを編集します(gator.ini
ファイルは<cs_install_folder>
にあります)。
アセット・タイプ検索が、アップグレード前にアセット・タイプに構成される場合、日付は、アップグレード後の検索結果に正しく表示されません。ユーザーは、日付が正しく表示されるように、アセット・タイプの索引を再作成する必要があります。同様に、グローバル検索の索引もアップグレード・プロセス後に再作成する必要があります。
futuretense_xcel.ini
ファイルでは、eWebEditProがサポートされないため、xcelerate.ewebeditpro
プロパティの値が削除されます。
レイアウト・テンプレート:
使用タイプ「エレメントはHTMLページ全体を定義するため、外部から呼び出すことができます。」のテンプレートは、インストーラによって、使用タイプ「エレメントはレイアウトとして使用されます。」に変換されます。他の使用タイプのテンプレートは変換されません。このようなテンプレートを使用するアセットを編集する場合、そのアセットにはレイアウト・テンプレートが割り当てられます。
承認されたアセットのパブリッシュは、アップグレード・ユーティリティを実行するまで正しく機能しません。WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)以降では、日付はミリ秒単位で正確に管理されます。FatWire Content Serverでは、承認関連のデータに関してミリ秒単位の精度が確保されないため、アップグレード後にデータが正しく解釈されないことがあります。この状況を回避するために、アップグレード・ユーティリティでは、承認表にミリ秒の精度が追加され、アップグレード後の承認状態が正しく保存されます。ApprovedAssets
、ApprovedAssetDeps
およびPublishAssets
表のエントリは、このユーティリティによる影響を受けます。
Content Server 7.6パッチ2インストールからアップグレードする場合、次の項でContent Server 7.6パッチ2に適用される追加の変更について参照してください。
Upgrading a WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)インストールをアップグレードすると、インストールにいくつかの変更が行われます。変更の詳細は、次の項を参照してください。
WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)からアップグレードする場合、開発ツール機能が強化され、リモート接続がサポートされます。
WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)からアップグレードする場合、データベース表は次のように変更されます。
すべてのASSETTYPE
_Ratings
表の名前は、ASSETTYPE
_Rtgs
に変更されます。
TempObjects
表が削除されます。この表は、createddate
という新しい列を含めて再作成されます。
アセット・タイプ表FW_UIConfiguration
およびFW_AttributeEditor
が、その関連表とともに削除されます。
FW_AttributeEditor_Config, FW_AttributeEditor_ConfigVals, FW_AttributeEditor_Dim, FW_AttributeEditor_DimP, FW_AttributeEditor_Publish, FW_UIConfiguration, FW_UIConfiguration_Dim, FW_UIConfiguration_DimP
表FW_MSGBUS
、FW_PUBDATASTORE
およびPUBSESSION
がアップグレードされます。
WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)からアップグレードする場合、timezoneattr
という新しいプロパティがfuturetense_xcel.ini
ファイルに追加されます。このプロパティの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス』を参照してください。
WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)インストールからアップグレードする場合、次の項でWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)に適用される追加の変更について参照してください。
WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.1)インストールをアップグレードすると、インストールにいくつかの変更が行われます。変更の詳細は、次の項を参照してください。
注意: 同じ項が、FatWire Content Server 7.6パッチ2およびWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.0)に適用されます。 |
WEM AdminアプリケーションがAdminSite以外のサイトに割り当てられていた場合、そのアプリケーションの割り当ては解除されます。アップグレード・プロセス後、AdminSite以外のサイトに手動で再度割り当てる必要があります。
デフォルトのプロパティのカスタム値は、アップグレード・インストーラによってオーバーライドされ、デフォルト値で置き換えられます。
カスタム・プロパティのカスタム値は、アップグレード・プロセスによる影響を受けません。
アップグレードがWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.6.x)から実行される場合、PageAttribute
表のeditorid
列が削除されます。
SYSTEMUSERS
表では、password
列のサイズは、40から256に変更されます。
表1-2に示す表が、WebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.8.0)に追加されます。
表1-2 新しいデータベース表
新しい表 | 新しい表 |
---|---|
CONTENTQUERY |
DEVICEGROUP |
CONTENTQUERY_DIM |
DEVICEGROUP_DIM |
CONTENTQUERY_DIMP |
DEVICEGROUP_DIMP |
CONTENTQUERY_RTGS |
DEVICEIMAGE |
SITEPLAN |
DEVICEIMAGE_DIM |
SITEPLAN_DIM |
DEVICEIMAGE_DIMP |
SITEPLAN_DIMP |
WCCBATCH |
WEBREFERENCES |
WCCORPHAN |
WEBREFERENCESPATTERNS |
WCCPOLLER |
WEBROOT |
WCCSIGNALS |
WEBROOT_DIM |
WEBROOT_RTGS |
WEBROOT_DIMP |
SYSTEMUSERPREFERENCES |
次のロールがWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.8.0)に追加されます。
WCC統合の場合、ConnectorAdmin
ロールが追加されます。
モビリティ機能の場合、MobileSitesDeveloper
ロールが追加されます。
次の構成ファイルがWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.8.0)に追加され、モビリティ・フレームワーク、空のURL、コミュニティ-ガジェット、より厳重なセキュリティがサポートされます。
ESAPI.properties
MobilityService.xml
SitesSecurityWrapper.xml
validation.properties
webreference.xml
cg.tld
device.tld
proxy.tld
customBeans.xml
注意:
|
次の新しいアセット・タイプがWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.8.0)に追加され、モビリティ機能、空のURL、ContentQueryアセットがサポートされます。
CONTENTQUERY
DeviceGroup
DeviceImage
SitePlan
WebRoot
表1-3に示すタグは、アップグレード・プロセス時にWebCenter Sites 11gR1 (11.1.1.8.0)に対して追加、更新および削除されます。タグの詳細は、Oracle WebCenter Sitesタグ・リファレンスを参照してください。
表1-3 新規タグ、更新されるタグ、削除されるタグ
タグのタイプ | 変更のタイプ | タグ |
---|---|---|
外部アセット |
新規 新規 新規 新規 |
|
モビリティ |
新規 新規 新規 新規 |
|
リアルタイム・デシジョン |
新規 更新 |
|
Insite |
更新 削除 削除 削除 削除 削除 削除 削除 削除 削除 |
|
その他 |
更新 更新 更新 更新 更新 更新 更新 更新 |
|
「配置済ページ」サイト・プランの名前は、「デフォルト」サイト・プランに変更されています。「配置済ページ」に以前存在していたアセットはすべて、「デフォルト」サイト・プランにあります。
WebCenter Sites管理インタフェースのナビゲーション・ツリーが再編成され、新しいタブとノードが次のように追加されます。
「モビリティ」タブと「コネクタ管理者」タブがツリーに追加されます。
「ユーザー・アクセス管理」ノードが「管理」タブに作成されます。このノードには次のサブノードが含まれます。
ユーザー
ロール
ACL
ユーザー・プロファイル
RESTセキュリティ
「管理ツール」ノードと「ソース」ノードが「管理」タブから削除されています。
「ワークフロー」タブに含まれるノードは次のようになります(「状態」ノードと「プロセス」ノードは残り、次に示すノードは「管理」タブから移動しました)。
アクション(「ワークフロー・アクション」から名称変更)
時間指定アクション・イベント
電子メール
割当てのクリア
検索関連要素は、次のように置き換えられます。
UI/Data/Search/ListAction
はUI/Data/Search/SearchAction
に置き換えられます。
UI/Data/Search/ListJson
はUI/Data/Search/SearchJson
に置き換えられます。
UI/Data/Search/ThumbnailAction
はUI/Data/Search/BrowseAction
に置き換えられます。
UI/Data/Search/ThumbnailJson
はUI/Data/Search/BrowseJson
に置き換えられます。
元の要素がカスタマイズされた場合、第3章「WebCenter Sitesの最新バージョンへのアップグレード」に示すように、変更を新しい要素に移植する必要があります。
コンテキスト・メニュー構成は、クライアント側に移動します。検索またはダッシュボードのコンテキスト・メニューが、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ContextMenuConfig
要素またはUI/Layout/CenterPane/DashBoard/ContextMenuConfig
要素によってカスタマイズされた場合、第3章「WebCenter Sitesの最新バージョンへのアップグレード」に示すように、要素を削除してクライアント側で再度カスタマイズする必要があります。
WebCenter Sitesユーザーのパスワード暗号化形式は、アップグレード後に更新されます。カスタム・ユーザーの場合、ユーザーがログインすると、パスワードは新しい暗号化形式に更新されます。パスワードの暗号化形式はINI
ファイルでも更新されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド』を参照してください。
次の言語パックが、アップグレード・プロセス時にデフォルトでインストールされます。
中国語(簡体字)
中国語(繁体字)
英語(米国)
フランス語(フランス)
ドイツ語(ドイツ)
イタリア語(イタリア)
日本語(日本)
韓国語(韓国)
ポルトガル語(ブラジル)
スペイン語(スペイン)