Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites: Analytics管理者ガイド 11g リリース1 (11.1.1.6.0) E49679-01 |
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Analyticsの動作条件は、いくつかのファイルで構成できます。この章では、特にセンサーの過負荷のしきい値について説明し、その他のタイプのパラメータを設定できる様々な構成ファイルも取り上げます。
この章の内容は、次のとおりです。
サイトに大量のトラフィックが存在するときには、Analyticsセンサーが受信データで過負荷になり、正常に応答しなくなる場合があります。Analyticsセンサーがファイル・システムへの書き込みを中止し、受信データをメモリーに格納するので、やがてメモリー不足状態になります。
Analytics管理者インタフェース(図2-1)では、Analyticsセンサー・ボタンが黄色または赤色で表示されることによって、過負荷状態のアラートが示されるようになっています。黄色はWARNING
状態を示します。赤色はCRITICAL
状態(センサーは動作していると想定される)を示します。
注意: 停止しているか、機能していないAnalyticsセンサーも赤で表示されます。 |
この項の内容は、次のとおりです。
WARNING
またはCRITICAL
状態のトリガーとなるしきい値は、global.xml
のプロパティで決定されます。該当するプロパティは、sensor.requestqueue.warnsize
とsensor.requestqueue.maxsize
です。これらのプロパティを、インストール済Analyticsの構成とサイトのトラフィック量に合った一定のしきい値に設定します。これらのプロパティの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド』を参照してください。
ステータス・サマリー・パネル(図2-1、管理インタフェース内)を監視していて、Analyticsセンサー・ボタンが赤く表示されていることに気付いた場合は、センサーが、停止、障害発生、過負荷のどの状態にあるかを判別する必要があります。過負荷の場合は、メモリーを消去してシステムをリセットし、正常な機能を再開する必要があります。
注意: メモリーから消去されたデータの復元はできないため、このデータは失われます。 |
赤の状態に対応するには:
Analyticsセンサー・ボタンをクリックして、メイン・パネルを注意深く確認します。
No data available
と表示されている場合は、Analyticsセンサーが停止しているか、センサーに障害が発生しています。
センサーの詳細パネルが表示される場合は、Analyticsセンサーは動作していますが、過負荷になっています。保存領域のクリアというラベルのアイコンをクリックして、メモリーを消去します。
Analyticsの動作条件は、次のファイルで定義されます。
global.xml
: インストール・ディレクトリ、生データの処理方法、データ処理条件、およびシステム管理者の連絡先情報を定義するAnalyticsファイル。
log4j.properties
: Hadoopのジョブ・スケジューラのロギングを定義します。
futuretense_xcel.ini
: WebCenter Sitesのプロパティ・ファイルで、Analyticsサーブレットや生成されたレポートのURLなどを定義するAnalyticsのプロパティが含まれます。
構成ファイルの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド』を参照してください。