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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites: Analytics管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.6.0)
E49679-01
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2 Oracle WebCenter Sites: Analyticsの構成

Analyticsの動作条件は、いくつかのファイルで構成できます。この章では、特にセンサーの過負荷のしきい値について説明し、その他のタイプのパラメータを設定できる様々な構成ファイルも取り上げます。

この章の内容は、次のとおりです。

2.1 センサーの過負荷アラート

サイトに大量のトラフィックが存在するときには、Analyticsセンサーが受信データで過負荷になり、正常に応答しなくなる場合があります。Analyticsセンサーがファイル・システムへの書き込みを中止し、受信データをメモリーに格納するので、やがてメモリー不足状態になります。

Analytics管理者インタフェース(図2-1)では、Analyticsセンサー・ボタンが黄色または赤色で表示されることによって、過負荷状態のアラートが示されるようになっています。黄色はWARNING状態を示します。赤色はCRITICAL状態(センサーは動作していると想定される)を示します。


注意:

停止しているか、機能していないAnalyticsセンサーも赤で表示されます。


この項の内容は、次のとおりです。

2.1.1 「過負荷アラート」のしきい値の設定

WARNINGまたはCRITICAL状態のトリガーとなるしきい値は、global.xmlのプロパティで決定されます。該当するプロパティは、sensor.requestqueue.warnsizesensor.requestqueue.maxsizeです。これらのプロパティを、インストール済Analyticsの構成とサイトのトラフィック量に合った一定のしきい値に設定します。これらのプロパティの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド』を参照してください。

2.1.2 赤の状態への対応

ステータス・サマリー・パネル(図2-1、管理インタフェース内)を監視していて、Analyticsセンサー・ボタンが赤く表示されていることに気付いた場合は、センサーが、停止、障害発生、過負荷のどの状態にあるかを判別する必要があります。過負荷の場合は、メモリーを消去してシステムをリセットし、正常な機能を再開する必要があります。


注意:

メモリーから消去されたデータの復元はできないため、このデータは失われます。


図2-1 Analytics管理者インタフェースのステータス・サマリー・パネル

図2-1の説明が続きます
「図2-1 Analytics管理者インタフェースのステータス・サマリー・パネル」の説明

赤の状態に対応するには:

Analyticsセンサー・ボタンをクリックして、メイン・パネルを注意深く確認します。

  • No data availableと表示されている場合は、Analyticsセンサーが停止しているか、センサーに障害が発生しています。

  • センサーの詳細パネルが表示される場合は、Analyticsセンサーは動作していますが、過負荷になっています。保存領域のクリアというラベルのアイコンをクリックして、メモリーを消去します。

2.2 構成ファイル

Analyticsの動作条件は、次のファイルで定義されます。

構成ファイルの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sitesインストレーション・ガイド』を参照してください。