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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49680-01
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37 デプロイされたガジェットのテスト

この項では、デプロイされたダッシュボードおよび個別のガジェットを(認証済および匿名の)Webサイト・ビジターとして使用する方法の詳細および手順について説明します。

この章は、次の項で構成されています。

37.1 Webサイト上にデプロイされたサンプル・ダッシュボード

ダッシュボードとは、特定のサイト・ガジェット・カタログで有効になっているガジェットに対するコンテナのことです。Gadgets Userインタフェースの同じインスタンス上にあるサイト・ガジェット・カタログとダッシュボードは動的な関係を共有します。つまり、サイト・ガジェット・カタログで有効になっているガジェットはすべて、ダッシュボードのガジェット選択パネルで自動的に利用可能になります。ダッシュボードをWebページにデプロイすると、ダッシュボード・パネルに対して構成されたガジェット、レイアウトおよびテーマが、デフォルトとしてビジターに表示されます(図37-1を参照)。

デプロイされたダッシュボードは個人用に設定できます。つまり、(認証済および匿名の)ビジターは、好みのガジェット、レイアウトおよび色テーマを表示するように自分のダッシュボードのインスタンスを変更できます。認証済ビジターが加えた変更内容は、自動的に保存されます。ゲストが加えた変更内容は、セッションの期間中のみ持続します。ダッシュボードの個人用設定の詳細は、第37.2項「ビジターとしてのダッシュボードの使用」を参照してください。

図37-1 Webページにデプロイされるサンプル・ダッシュボード

図37-1の説明が続きます
「図37-1 Webページにデプロイされるサンプル・ダッシュボード」の説明

37.2 ビジターとしてのダッシュボードの使用

すべてのビジターは、好みのガジェット、レイアウトおよび色テーマを表示するように、デフォルトのダッシュボード・パネルを個人用に設定できます。匿名ユーザーが加えた変更内容は、そのビジターのブラウザに保存されます。これらの変更内容は一時的なものであり、ビジターがブラウザをリセットすると、ダッシュボードはそのデフォルトの外観に戻ります。認証済ビジターは、ダッシュボードの独自のインスタンスを持っています。認証済ビジターがダッシュボード・パネルの外観を変更すると、変更内容はGadgetsアプリケーション・サーバーに保存されます。

この項の内容は、次のとおりです。

37.2.1 Webサイトへのログイン

Webサイトにログインすると、ダッシュボードの独自のカスタマイズ可能なインスタンスが表示されます。

Webサイトにログインするには

  1. ダッシュボードがデプロイされているWebページにアクセスします。

  2. 「ログイン」をクリックします。

    「ログイン」フォーム(図37-2を参照)がダッシュボード・パネルの上に開きます。

    図37-2 「ログイン」フォーム

    図37-2の説明が続きます
    「図37-2 「ログイン」フォーム」の説明

  3. Webサイトに対する資格証明を使用して「ユーザー名」および「パスワード」フィールドに入力します。ログイン資格証明は大/小文字が区別されます

  4. 「ログイン」をクリックします。

    ダッシュボードの独自のインスタンスが表示されます(図37-3を参照)。

    図37-3 ダッシュボードの個人用のインスタンス

    図37-3の説明が続きます
    「図37-3 ダッシュボードの個人用のインスタンス」の説明

37.2.2 ダッシュボードの個人用設定

ダッシュボード・パネルを個人用に設定するためのオプションは、次のとおりです。

37.2.2.1 ガジェットのダッシュボード・パネルへの追加またはダッシュボード・パネルからの削除

ガジェット選択パネルには、ビジターがダッシュボード・パネルに追加できるすべての利用可能なガジェットがサムネイルとして表示されます。ダッシュボード・パネルにガジェットを追加することで、これらのガジェットのコンテンツを表示するようにダッシュボードを構成します。ビジターがダッシュボード・パネルからガジェットを削除しても、そのガジェットは引き続きダッシュボードのガジェット選択パネルからサムネイルとして利用可能になります。

ガジェットをダッシュボード・パネルに追加するには

  1. ダッシュボードがデプロイされているWebページにアクセスします。

  2. 匿名ビジターの場合は、手順3にスキップします。認証済ビジターの場合は、割り当てられた資格証明を使用してWebサイトにログインし、ダッシュボードの独自のインスタンスにアクセスします。

  3. ダッシュボードのツールバーで、「コンテンツの追加」をクリックします。

    ガジェット選択パネルがダッシュボード・パネルの上に開きます(図37-4を参照)。

    図37-4 ダッシュボード: ガジェット選択パネル

    図37-4の説明が続きます
    「図37-4 ダッシュボード: ガジェット選択パネル」の説明

  4. ガジェット選択パネルで、ダッシュボード・パネルに目的のガジェットを追加します。

    1. コンテンツをダッシュボード・パネルに表示するガジェットに移動します。

    2. ガジェットのコンテンツをダッシュボード・パネルに追加する前にプレビューする場合は、ガジェットのサムネイル・イメージをクリックします。

    3. 「追加」をクリックします。

    4. 「終了」をクリックします。

      ガジェット選択パネルが閉じ、追加されたガジェットのコンテンツがダッシュボード・パネルに表示されます。

  5. ダッシュボード・パネル上のガジェットの配置を変更する場合は、ガジェットのタイトル・バーをクリックして、ダッシュボード・パネル上の目的のスロットにドラッグします。

ガジェットをダッシュボード・パネルから削除するには

  1. ダッシュボードがデプロイされているWebページにアクセスします。

  2. 匿名ビジターの場合は、手順3にスキップします。認証済ビジターの場合は、割り当てられた資格証明を使用してWebサイトにログインし、ダッシュボードの独自のインスタンスにアクセスします。

  3. ダッシュボード・パネルで、ダッシュボード・パネルから削除するガジェットに移動し、(ガジェットのタイトル・バーに配置されている)Xアイコンをクリックします。

    ガジェットはダッシュボード・パネルから削除されますが、ビジターは引き続きガジェット選択パネルからアクセス可能です。

37.2.2.2 ダッシュボードのデフォルトのレイアウトの変更

ビジターはレイアウト・パネルで、ダッシュボード・パネル上に表示されるガジェットの配置を変更できます。

ダッシュボードのレイアウトを変更するには

  1. ダッシュボードがデプロイされていたWebページにアクセスします。

  2. 匿名ビジターの場合は、手順3にスキップします。認証済ビジターの場合は、割り当てられた資格証明を使用してWebサイトにログインし、ダッシュボードの独自のインスタンスにアクセスします。

  3. 「レイアウトの変更」をクリックします。

    レイアウト・パネルがダッシュボード・パネルの上に開きます(図37-5を参照)。

    図37-5 ダッシュボード: 「レイアウトの変更」パネル

    図37-5の説明が続きます
    「図37-5 ダッシュボード: 「レイアウトの変更」パネル」の説明

  4. レイアウト・パネルで、ダッシュボード・パネルに適用するレイアウトを選択します。

  5. 「終了」をクリックします。

    選択したレイアウトがダッシュボード・パネルに適用されます。

37.2.2.3 ダッシュボードの色テーマの変更

ビジターは、ダッシュボードのテーマ・パネルから利用できる色オプションを使用して、ダッシュボード・パネルの背景およびガジェットのタイトル・バーの色スキームを管理できます。

ダッシュボードの色テーマを変更するには

  1. ダッシュボードがデプロイされていたWebページにアクセスします。

  2. 匿名ビジターの場合は、手順3にスキップします。認証済ビジターの場合は、割り当てられた資格証明を使用してWebサイトにログインし、ダッシュボードの独自のインスタンスにアクセスします。

  3. 「テーマの変更」をクリックします。

    テーマ・パネルがダッシュボード・パネルの上に開きます(図37-6を参照)。

    図37-6 ダッシュボード: テーマ・パネル

    図37-6の説明が続きます
    「図37-6 ダッシュボード: テーマ・パネル」の説明

  4. テーマ・パネルで、ダッシュボード・パネルに適用する色を選択します。

  5. 「終了」をクリックします。

    選択した色が、ダッシュボード・パネルの背景およびガジェットのタイトル・バーに適用されます。

37.2.3 ガジェットのビジターのプリファレンスの変更

特定のガジェットは、ガジェットの開発方法に応じて、ビジターのプリファレンスを編集するための「設定」オプションをビジターに提供にします。たとえば、天気ガジェットは、ビジターが指定した場所の天気予報がガジェットに表示されるように、ロケール・オプションをビジターに提供できます。

ガジェットのビジターのプリファレンスを変更するには

  1. ダッシュボードがデプロイされていたWebページにアクセスします。

  2. 匿名ビジターの場合は、手順3にスキップします。認証済ビジターの場合は、割り当てられた資格証明を使用してWebサイトにログインし、ダッシュボードの独自のインスタンスにアクセスします。

  3. ダッシュボード・パネルで、目的のガジェットに移動し、ガジェットのタイトル・バーで「設定」オプションをクリックします。たとえば、図37-7は、「最新ギア」サンプル・ガジェットの変更可能な設定を示しています。(ガジェットに「設定」オプションがない場合、そのガジェットのビジターのプリファレンスは変更できません。)

    図37-7 「最新ギア」サンプル・ガジェットのビジターのプリファレンス

    図37-7の説明が続きます
    「図37-7 「最新ギア」サンプル・ガジェットのビジターのプリファレンス」の説明

  4. ガジェットの目的のプリファレンスを選択します。たとえば、ビジターは「最新ギア」ガジェットで、そのリストにレンダリングされるアイテムの数を選択できます。

  5. 「保存」をクリックして、プリファレンスを保存します。

37.3 Webサイト上にデプロイされたサンプル・ガジェット

特定のサイト・カタログで有効になっているすべてのガジェットを、個別にWebページにデプロイして、ガジェットのコンテンツをビジターに表示きます。これは、サイト・ガジェット・カタログと「単一ガジェットのデプロイメント」画面が、Gadgets Userインタフェースの同じインスタンス上で動的な関係を共有するからです。ガジェットが表示されると、Gadgets Userインタフェースでガジェット用に構成された現在の設定とメタデータが表示されます。図37-8は、サンプルWebページ上で個別にデプロイされた2つのガジェットを示しています。

図37-8 Webページ上で個別にデプロイされたガジェット

図37-8の説明が続きます
「図37-8 Webページ上で個別にデプロイされたガジェット」の説明

37.4 個別にデプロイされたガジェットの設定の変更

個別にデプロイされたガジェットは、(認証済および匿名の)すべてのビジターに表示されます。特定のガジェットでは、ビジターがガジェットの設定を変更できます。すべてのビジターは、(ガジェットの開発方法に応じて)特定のガジェットのビジターのプリファレンスを個人用に設定できます。たとえば、最新ギア・サンプル・ガジェットの「設定」リンクを使用して、ビジターはガジェットのコンテンツにリストされた製品のサムネイル・イメージの表示と非表示を切り替えることができます。またビジターは、ガジェットに一度に表示する製品の数量を指定することもできます。

図37-9 「設定」リンクが表示された「最新ギア」ガジェット

図37-9の説明が続きます
「図37-9 「設定」リンクが表示された「最新ギア」ガジェット」の説明

設定を変更できるガジェットを使用する手順については、第37.2.3項「ガジェットのビジターのプリファレンスの変更」を参照してください。