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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49681-03
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94 カスタム・ソース・システムとの統合

この章では、Oracle WebCenter Sites: Content Integration Platformを拡張して、カスタム・ソース・システムからOracle WebCenter Sitesへのコンテンツ配信をサポートする方法について説明します。

この章には次の項が含まれます。

94.1 WebCenter Sites: Content Integration Platformのカスタマイズ

デフォルトでは、Content Integration Platform (CIP)は、ファイル・システム、Microsoft SharePoint、EMC DocumentumからOracle WebCenter Sitesへコンテンツを配信します。開発者は、ソース・アダプタとプラグインで構成される、またはアダプタのみで構成されるJavaベースの実装を記述することによって、Content Integration Platformを拡張してデータベースやカスタム・コンテンツ管理システムなどの任意のシステムから公開できます。アダプタとプラグインはいずれも、Content Integration Agentコンポーネントによってサポートされます。第94章「カスタム・ソース・システムとの統合」を参照してください。

Oracle WebCenter Sitesに配信されるコンテンツを保持している各ソース・システムでは、Javaソース・アダプタを記述する必要があります。このアダプタはソース・システムに問い合せて、そのメタデータとバイナリ・コンテンツを取得します。アダプタは、catalog.xmlファイル内の文で、Content Integration Agentに登録する必要があります。

プラグインが必要になるのは、WebCenter Sitesに公開する前に、アダプタで取得した項目を処理する必要がある場合のみです。たとえば、イメージ・ファイルからサムネイルを抽出したり、公開時に検証手順を実行したりする処理が考えられます。通常、プラグインは、各種のファイル形式をサポートしたり、公開プロセスから項目を選択してフィルタリングする場合に記述されます。どのアダプタでも、任意の数のプラグインを使用できます。アダプタの場合と同様に、プラグインも(types.xmlファイル内で)Content Integration Agentに登録する必要があります。

94.2 Content Integration Agent

Content Integration AgentはC++で記述されており、Javaベースのカスタム・コネクタおよびプラグインをサポートする次のコンポーネントを提供します。

Javaベースのアダプタを作成してJVMを有効にしたら、C++エージェント・ランタイム・システムでJVMを使用して、ネイティブ・アダプタを介したJavaコードのコールを実行できるようになります(プラグインでもプロセスは同じです)。

Javaベースのコネクタとプラグインを作成する手順、および統合の実行手順については、第95章「アダプタおよびプラグインの作成」を参照してください。

図94-1 Content Integration Platform

図94-1の説明が続きます
「図94-1 Content Integration Platform」の説明