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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49681-03
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38 訪問者データ・アセットの作成

Engageを使用すると、サイトの訪問者および顧客に関する情報を収集するオンライン・サイトを設計し、その情報を使用して、表示する製品の配置や販促用の提供品を訪問者別にパーソナライズできます。

オンライン・サイトのカスタマイズは、訪問者データから始まります。WebCenter Sitesデータベースでは、訪問者データのタイプの定義をアセットとして扱います。訪問者データ・アセットには、訪問者属性、履歴属性および履歴タイプの3種類があります。

この章では、訪問者データ・アセット、およびチームの作成手順について説明します。次の項で構成されます。

38.1 訪問者データ・アセットについて

訪問者データ・アセットを作成すると、そのアセットを使用してサイト訪問者をセグメントにグループ化できます。これには次の3種類があります。

訪問者データ・アセットを作成すると、WebCenter Sitesデータベース内の訪問者データ表にエントリが作成され、該当するサイト訪問者に関する情報を格納する場所がデータベース内に確保されます。

この項の内容は、次のとおりです。

38.1.1 訪問者属性の作成

訪問者属性には、1つの特性のみ(スカラー値)を指定する情報のタイプが保持されます。たとえば、「経験年数」、「職務内容」、「子供の数」のような名前の訪問者属性を作成できます。

訪問者がデータを変更すると、新しいデータによって以前のデータが上書きされます。Engageでは、訪問者属性として格納されたデータおよびリビジョンを格納していないデータにはタイムスタンプが割り当てられません。たとえば、訪問者の「職務内容」のエントリが「肉屋」から「パン屋」に変更された場合、肉屋であった以前の訪問者情報は上書きされます。「かつて肉屋であったパン屋」に基づくセグメントを作成することはできません。

履歴データには、履歴タイプを使用する必要があります。

38.1.2 履歴属性と履歴定義

履歴属性は、Engageで単一レコードとして扱われる情報のベクターを作成するためにグループ化した個々の情報タイプです。このレコードが、履歴定義です。たとえば、「購買」という履歴定義は、「SKU」、「アイテム名」、「数量」および「価格」という履歴属性で構成できます。

履歴定義として格納されている参照データを全体または集約として使用します。記録済定義の各インスタンスにタイムスタンプを割り当て、それらの各レコードを保持します。つまり、履歴定義を合計または計数でき、訪問者に関して履歴定義が記録された最初の時刻または最終時刻を判別できます。前の段落の例を使用すると、訪問者が設定された一定期間に特定のアイテムに費やした金額の合計に基づいてセグメントを作成できます。

履歴定義には履歴データが格納されます。

38.1.3 セグメント

セグメントは、共通の特徴に基づいて訪問者をグループ分けするアセットです。セグメントを作成するには、セグメントのベースとなる訪問者データ・アセットを決定し、その基準の条件を満たす値を設定します。

訪問者データ・アセットを作成するとフィールドが作成されます。このフィールドは次の2つの場所で使用できます。

  • セグメントの基準として。つまり、Engageの「セグメント・フィルタ」フォームの構成オプションとして使用します(訪問者データ・アセットを使用してセグメントを定義するため)。言い換えると、属性のデータ型に関する選択結果によって、セグメント・フォームでの外観や動作が決定されます。これらのアセットを作成すると、セグメント・フォームがカスタマイズされます。

  • 一般のサイト・ページで。つまり、登録ページやその他のページのフォーム・フィールドまたは非表示のフィールドとして使用します。

セグメントは、Engageで販促用メッセージをパーソナライズする際のキーとなります。訪問者がサイトを参照すると、訪問者の送信情報を使用して、訪問者をセグメントのメンバーに認定します。サイトに推奨やプロモーションを含むページを表示する場合は、Engageによって訪問者が属するセグメントが決定され、そのセグメント向けの製品の推奨または販売促進メッセージが表示されます。

38.1.4 訪問者データ・アセットの開発: プロセスの概要

訪問者データ・アセット(フィールド)の作成および使用には、一般的に次の5つの手順があります。

  1. 開発者およびマーケティング担当者で構成されるクロスファンクショナルな設計チームによって、サイト訪問者について収集するデータの種類が決定されます。

  2. 開発者は、Engage内のフォームを使用して、必要な訪問者属性、履歴属性および履歴定義を作成および定義します。

  3. マーケティング担当者は、Engage内の「セグメント・フィルタ」フォームを使用して、訪問者属性、履歴属性および履歴定義をベースに訪問者のグループを編成します。

  4. 開発者は、EngageのXMLまたはJSPオブジェクト・メソッドを使用して適切なサイト・ページをプログラムし、データの収集と格納を行い、サーバー側の検証またはJavascriptのいずれかを使用してページ上の入力を検証します。たとえば、JavaScriptを使用して、入力を検証する訪問者入力用のオンライン登録フォームを作成し、EngageのXMLまたはJSPタグを使用して、その情報を処理およびWebCenter Sitesデータベースに格納できます。

  5. 訪問者がサイトを参照すると、訪問者の送信情報を使用して、訪問者をセグメントのメンバーに認定します。サイトでセグメントに基づいてプロモーションと推奨を使用している場合、訪問者に表示されるメッセージは、訪問者が所属するセグメントに基づいてパーソナライズされます。

38.2 訪問者データ・アセットの作成

訪問者データ・アセットの作成を始める前に、次のタスクが完了していることを確認します。

訪問者属性および履歴属性の定義には、次のデータ定義を使用できます。

この項の内容は、次のとおりです。

38.2.1 訪問者属性の作成

Engageフォームで訪問者属性を作成するには、この項の手順を使用します。

新しい訪問者属性を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 管理者としてWebCenter Sitesにログインします。

  2. 作業場所とするサイトを選択します。

  3. Adminインタフェースを選択します。

  4. ボタン・バーで「新規」をクリックします。

  5. アセット・タイプのリストから「新規訪問者属性」を選択します。(サイト訪問者属性のアセット・タイプは、サイトに対して有効にする必要があります。)

    「サイト訪問者属性」フォームが表示されます。

    図38-1 サイト訪問者属性

    図38-1の説明が続きます
    「図38-1 サイト訪問者属性」の説明


注意:

「訪問者属性」がメニュー・リストに表示されない場合は、入力したログイン/パスワードの組合せでは管理者権限が付与されないことを意味します。サイト管理者に問い合せて、使用するユーザー名に管理ユーザー・プロファイルを割り当てるよう依頼してください。


  1. 「名前」フィールドで、属性(フィールド)を説明する一意の名前を入力します。最大32文字の英数字(スペースを含む)を入力できます。最初の文字は英字にする必要があります。

  2. 「説明」フィールドで、属性(フィールド)の説明を入力します。属性を簡単に特定できる値(英数字)を入力します(属性は、「セグメント・フィルタ」フォーム内の名前ではなく、この説明によってリストされます)。

  3. 「カテゴリ」フィールドで、属性のカテゴリを入力します。このフィールドに入力するテキストによって、「セグメント・フィルタ」フォームで属性がリストされる場所が決定されます。最大32文字の英数字を入力できます。


    注意:

    訪問者属性のカテゴリは、履歴定義のカテゴリとは別にする必要があります。


38.2.1.1 データ型の構成

  1. 「タイプ」フィールドでデータ型を選択します。

  2. 「string」を選択した場合は、「長さ」フィールドで、その属性(フィールド)に入力可能な最大の文字数を入力します。255までの値を入力できます。

  3. 「NULL値を許可」フィールドでは、「true」を選択するとNULL値が許可され、「false」を選択すると属性の入力が使用時に要求されます。たとえば、booleanデータ型の属性はNULL値を許可できません。

  4. 「NULL値を許可」フィールドで「false」を選択した場合は、「デフォルト値」フィールドで、その属性のデータ型に適合するデフォルト値を入力します。たとえば、データ型がintegerの場合は、デフォルト値を数値にする必要があります。


注意:

データ型に「binary」を選択した場合、その属性のデフォルト値は指定できません。


38.2.1.2 制約基準の構成

属性への入力の検証に使用可能な制約オプションは、その属性に指定したデータ型によって異なります。

オプション1: フリーフォーム・テキストを受け入れる属性の構成

「制約タイプ」フィールドで、ドロップダウン・リストから「なし」を選択します。たとえば、string型のresidenceという訪問者属性で、制約のないテキストを入力として受け入れる場合があります。

オプション2: 値の範囲から入力を受け入れる属性の構成

特定の値の範囲を受け入れる属性を構成するには、データ型をinteger、short、long、doubleまたはmoneyにする必要があります。

  1. 「制約タイプ」フィールドで「範囲」を選択します。

    フォームに「範囲」フィールドが表示されます。

  2. 「下限域制限」フィールドで、フィールドとして使用される際に属性で受入れ可能な最小値を指定します。この値を負の数値にはできません。

  3. 「上限域制限」フィールドで、フィールドとして使用される際に属性で受入れ可能な最大値を入力します。(データ型がshortでは255まで、integerでは65,535まで、doubleでは4,294,967,295まで、moneyでは無制限に値を入力できます。)

    たとえば、「年齢」という名前の属性で、1から110の間の値のみを受け入れるように制限できます。

    図38-2 「制約タイプ」の各範囲フィールド

    図38-2の説明が続きます
    「図38-2 「制約タイプ」の各範囲フィールド」の説明

オプション3: ドロップダウン・リストに値のリストを提供する属性の構成

  1. 「制約タイプ」フィールドで、「列挙」を選択します。

    このフォームでは、オプション追加用のテキスト・ボックスが表示されます。

  2. 「列挙値の追加」フィールドで、最初のオプションの名前を入力します。たとえば、「性別」という名前の属性に、オプションとして「女性」を含めることができます。

  3. 「追加」をクリックします。

    オプションがリストに移動します。

    図38-3 列挙の制約

    図38-3の説明が続きます
    「図38-3 列挙の制約」の説明

  4. この属性(フィールド)で使用可能にするオプションごとに、この手順を繰り返します。

38.2.1.3 属性の保存

  1. (オプション)2つ以上のサイトを設定していて、それらのサイトにもアクセスできる場合は、この属性を他のサイトで共有するかどうかを指定します。「調査」フォームの「詳細」メニューで、「訪問者属性の共有」を選択します。

  2. 訪問者属性の構成が終了したら、「保存」をクリックします。

    WebCenter Sitesデータベースの訪問者データ・アセット表にこの属性に対するエントリが作成され、該当するサイト訪問者に関する情報を格納する場所がデータベースに確保されます。

    Engageにより、「調査」フォームの属性の概要が表示されます。

これで、この訪問者属性をセグメント内で使用できるようになります。


注意:

訪問者属性を使用してセグメントを定義した後、属性を削除するとセグメントが無効になります。属性を削除した場合は、セグメントを必ず修正してください。


38.2.2 履歴属性の作成

訪問者属性とは異なり、履歴属性は履歴定義で使用するために作成します。それらを使用して履歴定義を定義するまで、「セグメント・フィルタ」フォームでそれらを使用できません。

Engageフォームを使用して履歴属性を作成するには、この項の手順を使用します。


注意:

履歴定義の定義に使用している履歴属性は、編集または削除できません。履歴定義から削除することもできません。履歴定義の定義に使用した履歴属性を変更する場合は、該当する履歴定義の使用を停止することお薦めします。新しい履歴属性を作成し、新しい履歴定義を作成した後、その新しい履歴定義を使用するようにしてください。


新しい履歴属性を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 作業場所とするサイトを選択します。

  2. Adminインタフェースを選択します。

  3. ボタン・バーの「新規」をクリックして、リストから「新規履歴属性」を選択します。

    「履歴属性」フォームが表示されます。

    図38-4 「履歴属性」フォーム

    図38-4の説明が続きます
    「図38-4 「履歴属性」フォーム」の説明


注意:

「履歴属性」がメニュー・リストに表示されない場合は、入力したログイン/パスワードの組合せでは管理者権限が付与されないことを意味します。サイト管理者に問い合せて、使用するユーザー名に管理ユーザー・プロファイルを割り当てるよう依頼してください。


  1. 管理者としてWebCenter Sitesにログインします。

  2. 「名前」フィールドで、属性(フィールド)を説明する一意の名前を入力します。最大32文字の英数字(スペースを含む)を入力できます。最初の文字は英字にする必要があります。

  3. 「説明」フィールドで、属性(フィールド)の説明を入力します。属性を簡単に特定できる値(英数字)を入力します(属性は、「セグメント・フィルタ」フォーム内の名前ではなく、この説明によってリストされます)。

  4. 「タイプ」フィールドでデータ型を選択します。

  5. 「string」を選択した場合は、「長さ」フィールドで、その属性(フィールド)に入力可能な最大の文字数を入力します。

  6. セグメントの定義に使用する履歴定義でこの属性を必須フィールドにする場合は、「指定が必要」フィールドで、「true」を選択します。

  7. 「フィルタ条件」フィールドをクリックして、「true」を選択します。

    「フィルタ条件」を「true」に設定しない場合は、マーケティング担当者がセグメントを作成する際に、その属性(フィールド)が所属するいずれの履歴定義に対してもその属性を制約として使用できません。

    この属性のデータ型が数値の場合は、「フィルタ条件」をtrueまたはfalseのいずれに設定しても、セグメント内の合計制約に選択可能な属性のリストにデフォルトでこの属性が追加されます。ただし、その他の方法で制約として数値属性を使用する場合は、「フィルタ条件」をtrueに設定する必要があります。

  8. 「NULL値を許可」フィールドをクリックして「true」を選択するとNULL値が許可され、「false」を選択すると属性の入力が使用時に要求されます。たとえば、booleanデータ型の属性はNULL値を許可できません。

  9. 「NULL値を許可」フィールドで「false」を選択した場合は、「デフォルト値」フィールドで、その属性のデータ型に適合するデフォルト値を入力します。たとえば、データ型がintegerの場合は、デフォルト値を数値にする必要があります。

38.2.2.1 制約基準の構成

属性への入力の検証に使用可能な制約オプションは、その属性に指定したデータ型によって異なります。

フリーフォーム・テキストを受け入れる属性の構成

「制約タイプ」フィールドをクリックして、ドロップダウン・リストから「なし」を選択します。たとえば、string型のStreet Nameという履歴属性で、制約のないテキストを入力として受け入れる場合があります。

値の範囲から入力を受け入れる属性の構成

特定の値の範囲を受け入れる属性を構成するには、データ型をinteger、short、long、doubleまたはmoneyにする必要があります。

  1. 「制約タイプ」フィールドで、「範囲」を選択します。

    フォームに「範囲」フィールドが表示されます。

  2. 「下限域制限」フィールドで、フィールドとして使用される際に属性で受入れ可能な最小値を指定します。この値を負の数値にはできません。

  3. 「上限域制限」フィールドで、フィールドとして使用される際に属性で受入れ可能な最大値を入力します。(データ型がshortでは255まで、integerでは65,535まで、doubleでは4,294,967,295まで、moneyでは無制限に値を入力できます。)

    たとえば、「項目数」という名前の属性で、1から50の間の値のみを受け入れるように制限できます。

    図38-5 範囲の制約と関連フィールド

    図38-5の説明が続きます
    「図38-5 範囲の制約と関連フィールド」の説明

固有の値のドロップダウン・リストを提供する属性の構成

  1. 「制約タイプ」フィールドで、「列挙」を選択します。

    このフォームでは、オプション追加用のテキスト・ボックスが表示されます。

  2. 「列挙値の追加」フィールドで、最初のオプションの名前を入力します。.

  3. 「追加」をクリックします。

    図38-6 列挙の制約のフィールド

    図38-6の説明が続きます
    「図38-6 列挙の制約のフィールド」の説明

  4. この属性で使用可能にするオプションごとに、この手順を繰り返します。

38.2.2.2 履歴属性の保存

履歴属性の構成が終了したら、「保存」をクリックします。

WebCenter Sitesデータベースの訪問者データ・アセット表にこの属性に対するエントリが作成され、該当するサイト訪問者に関する情報を格納する場所がデータベースに確保されます。

これで、履歴属性を使用して、履歴定義を定義できるようになります。

38.2.3 履歴定義の作成

履歴定義は履歴属性で構成されます。したがって、履歴定義を作成するには、少なくとも1つの履歴属性が必要になります。

Engageフォームを使用して履歴定義を作成するには、次の手順を使用します。

  1. Engageが開いていない場合は、ログインします。

  2. 「新規」をクリックして、リストから「履歴定義」を選択します。

    次のような「履歴定義」フォームが表示されます。

    図38-7 履歴定義のフィールド

    図38-7の説明が続きます
    「図38-7 履歴定義のフィールド」の説明


    注意:

    「履歴定義」がメニュー・リストに表示されない場合は、入力したログイン/パスワードの組合せでは管理者権限が付与されないことを意味します。サイト管理者に問い合せて、使用するユーザー名に管理ユーザー・プロファイルを割り当てるよう依頼してください。


  3. 「名前」フィールドで、履歴定義(レコード)を説明する一意の名前を入力します。最大32文字の英数字(スペースを含む)を入力できます。最初の文字は英字にする必要があります。

  4. 「説明」フィールドで、履歴定義の説明を入力します。属性を簡単に特定できる値(英数字)を入力します(履歴定義は、「セグメント・フィルタ」フォーム内の名前ではなく、この説明によってリストされます)。

  5. 「カテゴリ」フィールドで、履歴定義のカテゴリを入力します。このフィールドに入力するテキストによって、「セグメント・フィルタ」フォームでの履歴定義のソート方法および表示方法が決定されます。最大32文字の英数字を入力できます。


    注意:

    履歴定義のカテゴリは、訪問者属性のカテゴリとは別にする必要があります。


  6. 「フィールド」領域で、この履歴定義を構成する履歴属性を選択します。属性を選択して右矢印をクリックすることで、その属性が右のリストに移動します。Ctrlを押しながらクリックすると、2つ以上の属性を同時に選択できます。


    注意:

    履歴定義の定義に使用した履歴属性を編集または削除することはできません。


  7. 「保存」をクリックします。

    WebCenter Sitesデータベースの訪問者データ・アセット表にこの履歴定義(記録)に対するエントリが作成され、該当するサイト訪問者に関する情報を格納する場所がデータベースに確保されます。

    次に、「調査」フォームの履歴定義の概要が表示されます。

これで、この履歴定義をセグメント内で使用できるようになります。

38.3 訪問者データ・アセットの確認

訪問者属性、履歴属性および履歴定義が正しく設定されていることを確認するには、「セグメント・フィルタ」フォームを調査して、作成した訪問者アセットが正しく構成されているかどうかを判断します。

38.4 訪問者データ・アセットの承認

訪問者データ・アセットの準備が整ったら、それを承認して配信システムにパブリッシュできるようにします。

履歴定義がパブリッシュされると、その定義に使用される履歴属性もパブリッシュされます。つまり、履歴定義をパブリッシュできるようにするには、履歴定義内のすべての履歴属性を承認する必要があります。

すべてのアセットを承認するには、そのアセットの「編集」フォームまたは「調査」フォームのアイコン・バーにあるドロップダウン・リストから「パブリッシュの承認」を選択します。