この章には次の項が含まれます。
「Recommendations」サンプル・アプリケーションは、WebCenter SitesおよびSatellite ServerのRESTリソースを作成する方法を示しています。アプリケーションは、GET
およびPOST
操作で、新しいRESTリソースsample/recommendations/<id>
を登録します。これによって、静的リスト推奨を取得し変更できます。また、アプリケーションは、Satellite Serverキャッシング・システムをどのように活用できるかについても示しています。
この項の内容は、次のとおりです。
「Recommendations」サンプル・アプリケーションは、WebCenter Sitesインストール・ディレクトリ内のMisc/Samples
フォルダにあります。recommendations
に移動し、build.properties
ファイルを編集します。cs.webapp.dir
およびss.webapp.dir
プロパティに適切なパスを指定します。
recommendations
フォルダでApache ant
を実行します。これにより、サンプル・アプリケーションのビルドとデプロイが行われます。
catalogmover
アプリケーションを起動します。「サーバー」→「接続」メニューを使用して、WebCenter Sitesに接続します。「カタログ」→「カタログの自動インポート」に移動し、src\main\schema\elements.zip
ファイルを選択します。ACLのリストを指定する場合は、xceladmin
、xceleditor
を追加します。
WebCenter Sites Webアプリケーション・フォルダに移動します。WEB-INF/classes/custom/RestResource.xml
ファイルを編集します。recommendationService
、recommendationConfig
およびresourceConfigs
の各Beanを非コメント化します。
Satellite Server Webアプリケーション・フォルダに移動します。WEB-INF/classes/custom/RestResource.xml
ファイルを編集します。recommendationService
、recommendationConfig
およびresourceConfigs
の各Beanを非コメント化します。
WebCenter SitesおよびSatellite Serverを再起動します。
URL http://<hostname>:<port>/<contextpath>/REST/sample/recommendations/<recommendationid>
に対する既存の静的リスト・リコメンデーションIDを使用します(または新しいリコメンデーションを作成します)。WebCenter SitesおよびSatellite Serverの各インストールで同じURLを使用します。たとえば、http://localhost:8080/cs/REST/sample/recommendations/1266874492697
を使用します。WebCenter SitesおよびSatellite ServerのXMLレスポンスを確認します。
この項の内容は、次のとおりです。
「Recommendations」サンプル・アプリケーションは、独自のRESTリソースを作成する過程を通じて手順を説明することを目的に作成されています。
スキーマ・ファイル: src/main/schema
elements.zip
には、サンプル・エレメントが含まれます。Satellite Serverでキャッシュ目的に使用されます。
jaxb.binding
は、JAXBデフォルト・バインディングのカスタマイズです。Beanの生成プロセスで使用されます。
recommendation.xsd
は、RecommendationService
BeanのXMLスキーマです。
Javaソース・ファイル: src/main/java/ ... /sample
RecommendationResource
には、RESTリソース実装が含まれます。これは、WebCenter SitesとSatellite Serverの両方で使用されます。
RecommendationService
は、RecommendationResource
クラスの機能を提供するインタフェースです。これは、リソースがローカル(WebCenter Sites上)またはリモート(Satellite Server上)のいずれでホストされているかによって、異なる方法で実装されます。
beans/*
クラスは、Java xjc
コンパイラを使用して生成されます。これらのクラスは、アプリケーションに事前にパッケージされています。Beanを再生成する場合(recommendation.xsd
ファイルを変更する場合)は、build.xml
のantタスク「generate
」を実行します。
LocalRecommendationService
は、RecommendationService
インタフェースのローカル(WebCenter Sites)実装です。
RemoteRecommendationService
は、RecommendationService
インタフェースのリモート(Satellite Server)実装です。
RESTサービスを記述したXSDファイル(recommendations.xsd
ファイル)を作成します。
JAXB xjc
ユーティリティ(「generate
」antタスク)を使用してBeanを生成します。
RESTインタフェースを作成します。WebCenter SitesとSatellite Serverとでは実装が異なります。
クラスcom.fatwire.rest.BaseLocalService
およびcom.fatwire.rest.BaseRemoteService
を拡張して、RESTインタフェースを実装します。
次の手順は、Satellite Serverキャッシュを利用する場合のオプションです。
WebCenter Sites側でエレメントを作成します。このエレメントは、ローカル実装と同じアセットをロードします。
com.fatwire.rest.BaseResource
クラスを拡張して、RESTリソース・クラスを作成します。
WebCenter Sites側およびSatellite Server側の両方で、RESTサービスと構成をWEB-INF/classes/custom/RestResources.xml
ファイルに登録します。
custom/RestResources.xml
ファイルには次のコンポーネントが含まれます。
resourceConfigs
idを含むBeanのみが必須Beanです。resourceConfigs
プロパティには、使用されるすべてのREST構成への参照が含まれます。
注意: カスタム |
リソース構成は、タイプcom.fatwire.rest.ResourceConfig
にする必要があります。通常は、このクラスの1つのインスタンスのみが登録されます(構成ごとに複数のサービスを登録できます)。
注意: 複数のサービスの場合は、RESTサービスの非結合グループごとに新しい構成を作成します。通常は個別のXSDファイルで指定します。 |
resourceClasses
プロパティには、使用されるすべてのリソースのリストが含まれます。
beanPackage
には、xjc
ユーティリティの実行時に出力Beanに指定したJavaパッケージ名が含まれます。
schemaLocation
は、RESTサービスで生成されるすべての出力XMLファイルに配置されるxsi:schemaLocation
属性です。