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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sites管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49682-01
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36 ユーザーの作成および認可

この章では、WEM Adminインタフェースでユーザーを作成し、サイトおよびそのサイトで使用可能なアプリケーションを管理するためにユーザーを認可する情報および手順について説明します。

この章は、次の項で構成されています。

36.1 ユーザーの作成

作成できるユーザーのタイプには一般管理者、サイト管理者および一般ユーザーがあります。


注意:

ユーザーを作成できるのは一般管理者のみです。事前定義済ユーザーの詳細は、第36.3項「事前定義済ユーザーの認可」を参照してください。


ユーザーを作成するには:

  1. WebCenter Sitesのインストール・プロセスで使用した一般管理者としてWEM Adminインタフェースにログインします。

  2. Adminメニュー・バーで、「ユーザー」をクリックします。「ユーザー」フォームが表示されます。

    図36-1 「ユーザー」フォーム

    図36-1の説明が続きます
    「図36-1 「ユーザー」フォーム」の説明

  3. 「ユーザー」フォームで、「ユーザーの追加」ボタンをクリックして「ユーザーの追加」フォームを開きます。

    図36-2 「ユーザーの追加」フォーム

    図36-2の説明が続きます
    「図36-2 「ユーザーの追加」フォーム」の説明

    次のフィールドに値を入力します。

    • イメージ・プレビュー: (オプション)「参照」ボタンを使用して、新しいユーザーに写真を関連付けます。

    • 名前: ユーザーがログインする際に使用する名前を入力します。

    • 電子メール: (オプション)有効な一意の電子メール・アドレスを入力します。

    • ロケール: (オプション)ユーザーの言語設定を選択します。言語設定を指定しない場合、WEMフレームワークは、ユーザーのブラウザに設定されているデフォルト・ロケールを使用します。

    • タイムゾーン: (オプション)ユーザーのタイムゾーン設定をドロップダウン・メニューから選択します。タイムゾーン設定を指定しない場合、ユーザーのブラウザからユーザーのタイムゾーンが自動的に検出されます。

    • ACL: ACLは、ユーザーのデータベース表に対するアクセスを制限します。すべてのユーザーに、Browser、ElementReader、PageReader、UserReaderおよびxceleditorが必要です。一般管理者とサイト管理者にはxceladminも必要です。一般管理者にはさらに、TableEditorとUserEditorも必要です(WebCenter Sites: Engageを使用する場合はVisitorAdminも必要)。

    • グループ: グループは、RESTに対するアクセスを提供します。これらはアプリケーションのリソースへのアクセスの制御に使用されます。

      • 一般管理者を作成している場合は、ユーザーをRestAdminグループ(WebCenter Sites Adminインタフェースで構成されるデフォルト・グループ)に割り当てます。このグループにはRESTリソースに対する無制限の権限があります。

      • サイト管理者を作成している場合は、ユーザーをSiteAdmin_AdminSiteグループ(WebCenter Sites Adminインタフェースで構成されるデフォルト・グループ)に割り当てます。


        注意:

        グループのセキュリティ構成は、WebCenter Sites Adminインタフェースで実行できます。第37.2.1項「RESTセキュリティ構成の表示」を参照してください。


      • 一般ユーザーを作成している場合は、とりあえずこの手順を省略します。ユーザーのグループへの割当ては、認可プロセス(第36.2項「アプリケーション使用のユーザーへの認可」)の一環として手順4で実行します。

    • 新規パスワード: パスワードを6文字以上で入力します。

    • 確認パスワード: 上で入力したパスワードを再入力します。

  4. 「保存して閉じる」をクリックします。

    この時点で、ユーザーはログインできますが、どのサイトにもアクセスできないことを示すメッセージが表示されます。

    図36-3 WebCenter Sitesログイン: アクセス拒否

    図36-3の説明が続きます
    「図36-3 WebCenter Sitesログイン: アクセス拒否」の説明

ユーザーを管理者または一般ユーザーとして有効にするには:

  1. ユーザーをサイトに割り当てます。

    1. 「ユーザー」フォームで、ユーザーの上にマウスを移動して「ユーザーの管理」を選択し、「サイトへの割当て」をクリックします。

      • 一般管理者を作成している場合は、ユーザーをAdminSiteに割り当てます。

      • サイト管理者または一般ユーザーを作成している場合は、ユーザーをAdminSite以外のサイトに割り当てます。

    2. 割り当てたサイトでロールをユーザーに割り当てます。

      • 一般管理者を作成している場合は、GeneralAdminロールを割り当てます。このロールは、システムへのアクセス権をユーザーに付与します。

        これで、ユーザーは、AdminSiteでWEM Adminアプリケーションを使用できるようになります。

        図36-4 WEM Adminアプリケーション・アイコンが表示されたWebCenter Sitesログイン

        図36-4の説明が続きます
        「図36-4 WEM Adminアプリケーション・アイコンが表示されたWebCenter Sitesログイン」の説明

      • サイト管理者を作成している場合は、SiteAdminロールを割り当てます。

        AdminSite以外のサイトでSiteAdminロールを割り当てられたユーザーは、暗黙的にAdminSiteに割り当てられ、AdminSiteのWEM Adminアプリケーションにアクセスできるようになります。ユーザーがWEM Adminアプリケーションでアクセスできるのは「サイト」フォームのみです。この画面には、ユーザーにSiteAdminロールが割り当てられているサイトのみがリストされます。

        図36-5 WEM Adminアプリケーション・アイコンが表示されたWebCenter Sitesログイン

        図36-5の説明が続きます
        「図36-5 WEM Adminアプリケーション・アイコンが表示されたWebCenter Sitesログイン」の説明

      • 一般ユーザーを作成している場合は、ユーザーにGeneralAdminでもSiteAdminでもないロールを割り当てます。

        これでユーザーは(メニューにリストされている)サイトにアクセスできるようになりますが、ユーザーに割り当てられているロールでそのサイトのアプリケーションへのアクセスが認可されない場合は、メニューの下にアプリケーション・アイコンは表示されません。

        図36-6 WebCenter Sitesログイン

        図36-6の説明が続きます
        「図36-6 WebCenter Sitesログイン」の説明

  2. アプリケーションの使用をユーザーに認可するには、次の第36.2項「アプリケーション使用のユーザーへの認可」に進みます。

36.2 アプリケーション使用のユーザーへの認可

ユーザーは、WebCenter Sites Contributorインタフェースなどのアプリケーションを使用するために認可を必要とします。

この手順では、ユーザーを認可する方法について示します。手順は次のとおりです。

  1. サイトの選択または作成

  2. サイトへのアプリケーションの割当て

  3. その同じサイトへのユーザーの割当て、およびユーザーとアプリケーションの結合

  4. グループにユーザーを割り当てることによる、REST(アプリケーションのリソース)に対するユーザー権限の有効化


    注意:

    • 一般管理者とサイト管理者はどちらもユーザーを認可できます。

    • 特定のサイト上のアプリケーションへのアクセスが必要な場合は、そのサイト上のアプリケーションへのアクセスを自身に認可します。

    • 以降の手順では、複数のアプリケーションおよび複数のユーザーを選択できます。わかりやすくするために、手順では1つのアプリケーションおよび1人のユーザーを指定します。

    • この手順では、認可対象のユーザーは、事前定義済ユーザーが指定されていないアプリケーションを使用するものと想定しています。事前定義済ユーザーの詳細は、第36.3項「事前定義済ユーザーの認可」を参照してください。


ユーザーを認可するには:

  1. サイトを選択または作成します。

    WEM AdminインタフェースのAdminメニュー・バーで「サイト」をクリックします。

    図36-7 WEM Adminの「サイト」フォーム

    図36-7の説明が続きます
    「図36-7 WEM Adminの「サイト」フォーム」の説明

    一般管理者は、サイトを選択するか、(「サイトの追加」をクリックして)サイトを追加できます。サイト管理者はサイトを選択できます。「サイト」フォームには、管理することを許可されているサイトのみがリストされます。

  2. アプリケーションをサイトに割り当てます。

    1. 「サイト」フォームで、サイト名の上にマウスを移動して「サイト・アプリケーションの管理」をクリックします。

      図36-8 「サイト」フォーム

      図36-8の説明が続きます
      「図36-8 「サイト」フォーム」の説明

    2. 「アプリケーションの割当て」をクリックします。


      注意:

      WEMフレームワークにアプリケーションが登録されていない場合、「アプリケーションの割当て」ボタンは淡色で表示されます。


      図36-9 「サイトのアプリケーションの選択」フォーム

      図36-9の説明が続きます
      「図36-9 「サイトのアプリケーションの選択」フォーム」の説明

    3. サイトに割り当てるアプリケーションを選択し、「選択済」リスト・ボックスに移動します。(アプリケーションを検索するには、その名前を「フィルタ・リスト」フィールドに入力します。結果は「使用可能」リスト・ボックスに表示されます。)

    4. 「続行」をクリックして、ロールをアプリケーションに割り当てます。

    5. 「アプリケーションへのロールの割当て」フォームで、アプリケーションに割り当てるロールを選択し、「選択済」リスト・ボックスに移動します。


      注意:

      アプリケーションがWebCenter Sites Adminインタフェースである場合は、AdvancedUserロールを割り当てます。アプリケーションがWebCenter Sites Contributorインタフェースである場合は、SitesUserロールを割り当てます。

      割り当てているロールを書き留めます。このサイトで、これらのロールのうち少なくとも1つをユーザーに割り当てて、ユーザーにこのアプリケーションへのアクセス権を付与します。


    6. 「保存して閉じる」をクリックします。

  3. ユーザーをサイトに割り当てます。

    1. Adminメニュー・バーで、「サイト」をクリックします。

    2. 新しいサイトの名前の上にマウスを移動して、「サイト・ユーザーの管理」をクリックします。

      図36-10 「サイト」フォームの「ユーザー・サイトの管理」リンク

      図36-10の説明が続きます
      「図36-10 「サイト」フォームの「ユーザー・サイトの管理」リンク」の説明

    3. 「ユーザーの割当て」をクリックします。

      図36-11 ユーザーの割当てフォーム

      図36-11の説明が続きます
      「図36-11 ユーザーの割当てフォーム」の説明

    4. 「サイトのユーザーの選択」フォームでサイトに割り当てるユーザーを選択し、「選択済」リスト・ボックスに移動します。

    5. 「続行」をクリックして、ロールをユーザーに割り当てます。

    6. ユーザーをアプリケーションに結合します(アプリケーション・レベルの認可)。

      「ユーザーへのロールの割当て」フォームで、手順eでアプリケーションに割り当てたロールのうち少なくとも1つをユーザーに割り当てます。


      注意:

      • すべてのアプリケーションの場合。サイトのユーザーおよびアプリケーションでロールを共有すると、そのサイトの当該アプリケーションへのアクセス権がユーザーに付与されます。アプリケーションがWebCenter Sites Adminインタフェースである場合は、ユーザーにAdvancedUserロールを割り当てる必要があります。アプリケーションがWebCenter Sites Contributorインタフェースである場合は、ユーザーにSitesUserロールを割り当てる必要があります。

      • WebCenter Sites以外のアプリケーションの場合。アプリケーションにロールによって保護されているインタフェース機能(「編集」など)がある場合、機能のロール(仕様はアプリケーション開発者から入手可能)のうち少なくとも1つをユーザーに割り当てることによって、各機能に対するアクセスを構成します。それによって、ユーザーがアプリケーション・レベルで完全に認可されます。ただし、ユーザーはRESTレベルで認可されないかぎり、アプリケーションのリソースを使用することはできません。「保存して閉じる」をクリックして、手順5に進みます。

      • WebCenter Sitesのアプリケーションおよびユーザーの場合。WebCenter Sitesには、ロールによって保護されているインタフェース機能があります。WebCenter Sitesで直接構成されているユーザーの場合、そのロールはWEMフレームワークで維持されます。それらは、WEM Adminインタフェースでサイト別にリストされます。また、application RESTサービスによって、RESTレベルでWebCenter Sitesユーザーが認可されます(管理者が手順4を実行する必要がなくなります)。「保存して閉じる」をクリックして、手順5に進みます。


  4. ユーザーをRESTレベルで認可します。

    この手順では、(手順2で選択した)アプリケーションで使用されているリソースを操作する権限をユーザーに付与します。


    注意:

    前述したように、WEMフレームワークからWebCenter SitesアプリケーションへのアクセスをWebCenter Sites専用ユーザーに認可している場合は、この手順を省略します。手順5に進んでください。


    1. Adminメニュー・バーで、「ユーザー」をクリックします。

    2. 「ユーザー」フォームで、認可するユーザーの上にマウスを移動して「編集」をクリックします。

    3. 「ユーザーの編集」フォームで、ユーザーのグループを選択します。各グループは、特定のオブジェクト(アセット・タイプ、アセットなど)を操作する特定の権限で構成されています。オブジェクトはアプリケーションで使用されるRESTリソースにマップされます。リストされているRESTグループの権限を決定するか、またはグループを作成してその権限を構成するには、第37.2項「アプリケーション・リソースへのアクセスのユーザーへの認可」を参照してください。

    4. 「保存して閉じる」をクリックします。

  5. ユーザーが新しいアプリケーションにアクセスできることを検証します。

    ログイン・ダイアログの「サイト」ドロップダウン・メニューにユーザーの新しいサイトがリストされ、メニューの下にアプリケーション・アイコンが表示されます。

    図36-12 WebCenter Sitesのログイン・ダイアログ

    図36-12の説明が続きます
    「図36-12 WebCenter Sitesのログイン・ダイアログ」の説明

    新しいサイトは、ログイン・ユーザーの名前の横にあるドロップダウン・メニューにもリストされます。アプリケーション・アイコンは左上隅に表示されます。

    図36-13 WEM Adminの「サイト」フォーム

    図36-13の説明が続きます
    「図36-13 WEM Adminの「サイト」フォーム」の説明

  6. まだRESTに対する権限をユーザーに付与していない場合は、第37章「RESTセキュリティの構成」の手順を完了してください。

36.3 事前定義済ユーザーの認可

開発者は、管理者の認可プロセスを単純化するために、アプリケーションで事前定義済ユーザーを指定します。各ユーザーを個別にRESTレベルで認可するかわりに、事前定義済ユーザーを認可します。アプリケーションへのアクセス権を持つログイン・ユーザーは、事前定義済ユーザーがRESTグループに属することを通じて、アプリケーションのリソースにアクセスできます。

アプリケーションに事前定義済ユーザーが構成されている場合は、WEM Adminアプリケーションで次の手順を完了します。

  1. 事前定義済ユーザーを作成します。次の情報を準備します。

    • ログイン名。この名前は、アプリケーションで指定されている事前定義済ユーザーの名前と正確に一致する必要があります。

    • パスワード。このパスワードは、アプリケーションで指定されている事前定義済ユーザーのパスワードと正確に一致する必要があります。

    • ACL。データベース表へのユーザーのアクセスを制限します。事前定義済ユーザーには、アプリケーションにアクセスするログイン・ ユーザーのACLが割り当てられている必要があります。すべてのユーザーに、Browser、ElementReader、PageReader、UserReaderおよびxceleditorが必要です。一般管理者とサイト管理者にはxceladminも必要です。一般管理者にはさらに、TableEditorとUserEditorも必要です(WebCenter Sites: Engageを使用する場合はVisitorAdminも必要)。

    • グループ割当て。(アプリケーション・リソースを管理するために)RESTレベルでユーザーを認可します。事前定義済ユーザーを使用しない場合にアプリケーション・ユーザーに付与していたセキュリティ権限を持つグループに、事前定義済ユーザーを割り当てる必要があります。RESTセキュリティの構成の詳細は、第37章「RESTセキュリティの構成」を参照してください。

    ユーザーを作成する手順の詳細は、第36.1項「ユーザーの作成」を参照してください。

  2. 事前定義済ユーザーをアプリケーションに割り当てます。手順は、第36.2項「アプリケーション使用のユーザーへの認可」を参照してください。

  3. (第36.2項「アプリケーション使用のユーザーへの認可」の手順を使用して)ユーザーをアプリケーションに割り当てます。ただし、グループへの割当て(手順4)は省略してください。

36.4 アプリケーション登録の開発者への認可

アプリケーションをWEMフレームワークで公開するには、アプリケーションを登録(つまりアセットとして作成)して、WEM Adminインタフェースの「アプリケーション」ページにRESTサービスを介して表示できるようにする必要があります。これによって管理者は、ユーザーによるアプリケーションの使用を認可できるようになります。

図36-14 WEM Adminの「アプリケーション」フォーム

図36-14の説明が続きます
「図36-14 WEM Adminの「アプリケーション」フォーム」の説明

通常は開発者が自身の作成したアプリケーションを登録します。望ましいのは、プログラムによる方法です。開発者がアプリケーションを手動で登録する場合は、WebCenter Sites Adminインタフェースを使用して、FW_ApplicationタイプおよびFW_Viewタイプのアセットを作成する必要があります。これらのアセット・タイプはAdminSiteで有効です。(アプリケーションの登録の詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebCenter Sites開発者ガイド』を参照してください。)

開発者を認可するには、開発者が一般管理者であること(すなわち、RESTサービスも含めて、システムに対する全権限を持っていること)を確認します。一般管理者を作成する手順の詳細は、第36.1項「ユーザーの作成」を参照してください。

36.5 開発者への確認

アプリケーションおよびユーザーの効率的な管理を実践するために、WEMフレームワーク向けに作成されているアプリケーションに関する情報をその開発者から入手する必要があります。

この項は、次のトピックで構成されています。

36.5.1 リソースとアプリケーション

カスタム構築アプリケーションで使用されているリソースについて、その開発者に確認します。

ユーザーが使用するアセット・タイプ、アセットおよび他のリソースが判明したら、それらのリソースに対してユーザーに付与する必要がある権限(作成、更新など)を決定し、それらの権限を持つグループにユーザーを割り当てることができます。グループの構成およびユーザーの割当ての詳細は、第37章「RESTセキュリティの構成」を参照してください。

36.5.2 ロールとアプリケーション

アプリケーションのインタフェース機能がロールで保護されているかどうかを開発者に確認します。

WEMでは、アプリケーションへのアクセスを管理するためにロールを使用します。同一サイトのユーザーおよびアプリケーションでロールを共有すると、そのサイトの当該アプリケーションへのアクセス権がユーザーに付与されます。ロールをアプリケーション・コードで使用して、「編集」などのインタフェース機能を保護することもできます。ロールで保護する機能が指定されているアプリケーションでは、アプリケーション・ユーザーは各インタフェース機能と少なくとも1つのロールを共有する必要があります。適切に認可するには、第36.2項「アプリケーション使用のユーザーへの認可」を参照してください。

36.5.3 事前定義済ユーザー

アプリケーションで事前定義済ユーザーが構成されているかどうかを開発者に確認します。

アプリケーションで事前定義済ユーザーが指定されている場合、アプリケーションのすべてのユーザーを個別に認可するのではなく、RESTレベルで事前定義済ユーザーを認可する必要があります。グループに属していることによって事前定義済ユーザーに付与されているセキュリティ権限は、ログイン・ユーザーがアプリケーションにアクセスする際に、ログイン・ユーザーに付与されます。事前定義済ユーザーの認可手順は、第36.3項「事前定義済ユーザーの認可」を参照してください。