Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureのためのスクリプトの開発 11g リリース1 (11.1.1) E51442-01 |
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この章では、Oracle WebCenter Captureのためのスクリプト開発の概要を説明します。
スクリプトは、Captureクライアントまたはバッチ・プロセッサ(インポートまたは認識)で使用されるカスタム・コードであり、これを利用すると既存の構成設定ではできない機能のカスタマイズが可能になります。たとえば、名前の最初の英字を大文字に変更するときや、トランザクションで使用されるアカウント番号を独自の計算を使用して検証するときにスクリプトを使用します。
スクリプトを開発してキャプチャのコンポーネントに取り込むための主なステップを次に示します。
そのコンポーネント用のJavaScriptを、次に示すコンポーネントの章で説明しているイベント、クラスおよび情報を使用して記述します。
第2章「キャプチャのスクリプト処理のサンプル」を参考にしてください。
WebCenter Captureワークスペース・コンソールで選択したワークスペースの「詳細」タブで、ワークスペース・マネージャがスクリプトを追加し、スクリプトのコンポーネント・タイプを指定してスクリプト・ファイルをロードします。
クライアント・プロファイル、またはインポートまたは認識プロセッサ・ジョブの中で、ワークスペース・マネージャが使用するスクリプトを選択します。ワークスペース・マネージャは、1つのクライアント・プロファイルに複数のクライアント・スクリプトを取り込んで、それらを実行する順序を指定できます。
キャプチャのスクリプト処理には、Java Runtime Environmentに含まれているJavaScriptスクリプト・エンジンが使用されます。詳細は、Oracle Javaのドキュメントを参照してください。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureのマネージング』で説明しているように、スクリプトは次に示すCaptureのコンポーネントに取り込むことができます。
クライアント
クライアント・スクリプトは、特定のクライアント・イベントの動作をカスタマイズできるJavaScriptモジュールです。クライアント・プロファイルでスクリプトを使用するには、ワークスペース・マネージャが拡張プロファイルでスクリプトを選択して順序を指定します。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureのマネージング』を参照してください。
インポート・プロセッサ
インポート・プロセッサ・スクリプトを使用すると、特定のインポート・ジョブ・イベントの動作をカスタマイズできます。
認識プロセッサ
認識プロセッサ・スクリプトを使用すると、特定の認識ジョブ・イベントの動作をカスタマイズできます。