Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド 11gリリース1 (11.1.1.8.3) B55910-08 |
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この章は、Oracle WebCenter Portalコンポーネントを稼働し、使用できるようにするための構成方法について説明します。
この章には次のトピックが含まれます:
Oracle WebCenter Portalをインストールすると、インストール時に選択したコンポーネントが様々なデフォルトの管理対象サーバーにデプロイされます。表4-1に、Oracle WebCenter Portalコンポーネントがデプロイされる管理対象サーバーおよびポート番号のリストを示します。
表4-1 Oracle WebCenter Portalコンポーネントと管理対象サーバー
コンポーネント | 管理対象サーバー | ポート |
---|---|---|
WebCenter Portal |
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8888 |
Oracle WebCenter Portalのディスカッション・サーバー |
|
8890 |
Oracle WebCenter PortalのPortlet Producers |
|
8889 |
Oracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサ |
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8889 |
Oracle WebCenter Portalのアクティビティ・グラフ・エンジン |
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8891 |
Oracle WebCenter PortalのPersonalization |
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8891 |
Oracle WebCenter PortalのAnalyticsコレクタ |
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8891 |
カスタム・ポータル管理対象サーバー |
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8892 |
カスタム・サービス・プロデューサ管理対象サーバー |
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8793 |
Oracle WebCenter Portalでは、個人およびグループがより効率的に作業し協力できる構成可能な作業環境とともに、エンタープライズ対応のカスタマイズが可能なWebCenter Portalというアプリケーションがデフォルトで用意されています。WebCenter Portalにアクセスするには、WC_Spaces
管理対象サーバーを起動します。その後、次のURLフォーマットを使用して、管理者としてWebCenter Portalにログオンします。
http://host:port/webcenter
ここでのhost:portは、WebCenter Portalがインストールされているシステムのホスト名とポート番号を示します。デフォルトでは、WebCenter Portalはポート8888でインストールされます。
Oracle WebCenter Portalドメインの作成時に、ドメイン管理者としてweblogic
以外のユーザーを指定した場合、WebCenter Portalの非デフォルト・ユーザーに対して管理者ロールを手動で付与する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWebCenter Portal管理者ロールの付与に関する項を参照してください。
WebCenter Portalでは、一部のツールおよびサービスの自動サービス構成をサポートしています。WebCenter Portalを起動するたびに、特定の様々なツールおよびサービスに対して自動的に接続の作成を試みます。ただし、接続がすでに存在する場合は除きます。したがって、特定の接続を手動で作成する必要はありません。表4-2は、自動サービス構成の実行対象となるツールおよびサービスをリストしています。
表4-2 WebCenter Portalに対して自動的に構成される接続
コンポーネント/ツール/サービス | デフォルトの接続名 |
---|---|
ディスカッションおよびお知らせ |
|
ドキュメント |
|
ページレット・プロデューサ |
|
事前構成済ポートレット・プロデューサ |
|
ワークリストおよびWebCenter Portalワークフロー |
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WebCenter Portal接続が自動的に構成されるには、次の一般的な条件を満たす必要があります。
WebCenter Portalとターゲット・コンポーネントは、同じドメインにインストールされる必要があります。
ターゲット・コンポーネントの管理対象サーバーは、明示的なリスニング・アドレスを持つ必要があります。そのリスニング・アドレスが空、nullまたはlocalhostである場合、そのアドレスには明示的アドレスを持つシステムが関連付けられている必要があります。リスニング・アドレスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』の管理対象サーバーの構成に関する項を参照してください。
ターゲット・コンポーネントが、クラスタにデプロイされる必要はありません。
指定されたツールまたはサービスに関連付けられた管理対象サーバーを最初に起動する必要があります。その後、WC_Spaces
管理対象サーバーを起動します。
ターゲット・コンポーネントがアプリケーション起動時にすでに自動的に構成されている場合、その結果(失敗または成功)に関係なく、ターゲット・コンポーネントが再度構成されることはありません。サービスの自動接続構成は、ターゲットのコンポーネントがターゲット・コンポーネントに固有のルールを渡さないと失敗します。特定のコンポーネントの自動構成が失敗する場合、そのサービスは手動で構成する必要があります。詳細は、この章の必要なターゲット・コンポーネント固有の項を参照してください。
必要に応じて、次のJavaプロパティを設定することによって、自動構成機能を無効にできます。
-Dwebcenter.spaces.disableAutoConfigure=true
このJavaプロパティは、2つの方法で設定できます。domain_home
/bin/setDomainEnv.sh
(UNIX)、またはdomain_home
\bin\setDomainEnv.cmd
(Windows)で、JAVA_PROPERTIES
にこのプロパティを追加できます。または、WC_Spaces
管理対象サーバーの起動時に、スクリプトの末尾に追加できます。例:
domain_home
/bin/startManagedWebLogic.sh WC_Spaces -Dwebcenter.spaces.disableAutoConfigure=true
WebCenter Portalの開始に関する情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の「WebCenter Portalの起動と実行」を参照してください。
注意: WebCenter Portalは、Oracle WebLogic Server管理コンソールから直接起動または停止することはできません。WebCenter Portalがデプロイされている |
管理対象サーバーの起動時に、WebCenter Portalに対してツールおよびサービスの接続が自動的に構成されているかどうかを確認するには次の手順を実行します。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールに、http://
host_name.domain_name:port_number
/em
のURL形式を使用してアクセスします。
例: http://myhost.mycompany.com:7001/em
ファームの有効な管理者ユーザーの名前とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
Enterprise Managerコンソールで次に移動します。
「farm_wc_domain」
→「WebCenter」→「Portal」→「スペース」→「WebCenter Portal」
WebCenter Portalホーム・ページが「WebCenter Portal」メニューに表示されます。
「WebCenter Portal」メニューから「設定」→「サービス構成」を選択します。
別のツールおよびサービスを選択し、自動サービス構成をサポートするツールとサービスが構成されたことを確認します。
図4-1には、WebCenter Portalに構成されたポートレット・プロデューサの接続が示されています。
Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーには、Portal FrameworkアプリケーションおよびWebCenter Portalにディスカッション・フォーラムとお知らせを統合する機能があります。WC_Collaboration
管理対象サーバーにデプロイされます。Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーは、第3章「Oracle WebCenter Portalの構成」の説明のとおり、Oracle WebCenter Portalのインストール時か、その後にOracle WebCenter Portalドメインを拡張することによってインストールできます。
Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーにアクセスするには:
管理対象サーバーWC_Collaboration
を起動します。
詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の「Oracle Fusion Middlewareの起動と停止」を参照してください。
次のURLへ移動します。
http://host:port/owc_discussions
ここで、host:portは、Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーがインストールされているシステムのホスト名とポート番号です。デフォルトでは、ポート8890でインストールされます。
注意: Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーは、Oracle WebLogic Server管理サーバーから直接起動または停止することはできません。ディスカッション・サーバーを起動または停止するには、管理対象サーバーの |
WebCenter Portalに作成されるデフォルトのドメイン管理者は、Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーの管理者でもあります。ドメインの作成中に、weblogic
以外のユーザーをドメイン管理者として指定した場合は、そのユーザーにすべてのドメイン管理権限が付与されます。ドメインを作成した後に、ディスカッション・サーバーの非デフォルト・ユーザーには管理者ロールを手動で付与する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のディスカッション・サーバーの管理者ロールの付与に関する項を参照してください。
Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーをOracle WebCenter Portalで使用できるようにするには、次のタスクを実行します。
Webサービスのセキュリティ・ポリシー構成をアタッチします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWebCenter PortalおよびディスカッションのWebサービス・エンドポイントのセキュリティ・ポリシーのアタッチに関する項を参照してください。
トポロジに応じて、Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーのWS-Securityの信頼できる認証を有効にします。単純なトポロジでは、ディスカッション・サーバーがWebCenter Portalと同じドメインに存在し、Oracle WebCenter Portalドメインに構成されたキーストア構成がディスカッションにも使用されるため、追加のキーストア構成が必要ありません。ただし、本番環境では、ディスカッションのWebサービス・エンドポイントをOWSMポリシーで保護して、ディスカッション・サーバーの接続設定を構成する必要があります。
WS-Securityを使用すると、Portal FrameworkアプリケーションとOracle WebCenter Portalディスカッション・サーバー間に信頼関係が確立されるため、アプリケーションはユーザーの資格証明を認識しなくてもサーバーにユーザーのアイデンティティ情報を渡すことができます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のディスカッション・サーバーのセキュリティの考慮事項に関する項を参照してください。
WebCenter Portalディスカッション・サーバーへの接続を登録します。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイドのディスカッション・サーバーの登録に関する項を参照してください。
注意: WebCenter Portalについては、Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーへの接続を手動で登録する必要がない場合があります。次の条件を満たす場合は、WebCenter Portalを起動すると、
詳細は、第4.2項「WebCenter Portalの使用」を参照してください。 |
Oracle WebCenter Portalのポートレット・プロデューサには、事前構成済のポートレット・プロデューサがいくつか用意されています。ポートレット・プロデューサをインストールすると、WC_Portlets
管理対象サーバーが作成され、次のアプリケーションがサーバーにデプロイされます。
portalTools
- OmniPortletおよびWebクリッピングがサポートされます。
wsrp-tools
- WSRPツールがサポートされます。
事前構成済のポートレット・プロデューサにアクセスするには、アクセスする事前構成済ポートレット・プロデューサに応じて、次のURLを使用できます。
OmniPortletおよびWebクリッピング・ポートレット
http://host:port/portalTools
WSRPツール
http://host:port/wsrp-tools/
ここでのhost:portは、ポートレット・プロデューサがインストールされているシステムのホスト名とポート番号を示します。デフォルト・ポート番号は8889です。
Oracle WebCenter Portalで利用可能な事前構成済ポートレットを使用するには、次の手順に従う必要があります。
WC_Portlet
管理対象サーバーを起動します。
詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の「Oracle Fusion Middlewareの起動と停止」を参照してください。
必要な事前構成済ポートレット・プロデューサを登録します。
ポートレットの登録の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の「ポートレット・プロデューサの管理」を参照してください。
ポートレット・プロデューサを保護する場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の「ポートレット・プロデューサのセキュリティの構成」を参照してください。
注意: WebCenter Portalについては、事前構成済ポートレット・プロデューサへの接続を手動で登録する必要がない場合があります。WebCenter Portalを起動すると、次の条件を満たす場合に、接続が自動的に構成されます。
詳細は、第4.2項「WebCenter Portalの使用」を参照してください。 |
事前構成済のポートレット・プロデューサを登録すると、アプリケーション開発者またはWebCenter Portalユーザーは自分のポータル・ページにポートレットを追加できるようになります。
Oracle WebCenter Portalページレット・プロデューサ(以前のOracle WebCenter Ensemble)には、動的なページレット開発が容易になる便利なツールおよび機能のコレクションが用意されています。
ページレット・プロデューサは、WC_Portlet
管理対象サーバーにデプロイされます。ページレット・プロデューサにアクセスするには、次のURLを使用します。
http://
host:port
/
pagelets
/
ここで、host:port
はページレット・プロデューサがインストールされているシステムのホスト名およびポート番号です。デフォルトのコンテキスト・ルートはpagelets
ですが、ページレット・プロデューサは選択した任意の場所にデプロイできます。
例:
http://myhost.com:8889/pagelets/
ページレット・プロデューサ・コンソールにアクセスするには、URL: http://
host:port
/pagelets/admin
を使用します。
すべてのデプロイメント後の接続構成は、Oracle Metadata Services (MDS)リポジトリに格納されます。ページレット・プロデューサは、RCUのMDSスキーマの別のパーティションですべての構成データを格納します。通常、このスキーマは、Oracle WebCenter Portalインストールの一部としてインストールされます。この構成データは、他のサービスに属するデータとは競合しません。ページレット・プロデューサ・ドメイン・テンプレートをデプロイすると、構成ウィザード・プロンプトによって、スキーマが作成されているデータベースへの接続情報の入力が求められます。ページレット・プロデューサが期待する名前は、次のとおりです。
データソース名前: mds-PageletProducerDS
JNDI名: jdbc/mds/PageletProducerDS
MDSパーティション名: pageletproducer
ページレット・プロデューサを使用するには:
WC_Portlet
管理対象サーバーを起動します。
Portal FrameworkアプリケーションおよびWebCenter Portalのページレット・プロデューサを登録します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のページレット・プロデューサの管理に関する章を参照してください。
JavaScriptまたはREST APIを使用してページレット・プロデューサにアクセスすることもできます。
注意: WebCenter Portalについては、接続を手動で登録する必要がない場合があります。次の条件を満たす場合は、WebCenter Portalを起動すると、
詳細は、第4.2項「WebCenter Portalの使用」を参照してください。 |
Oracle WebCenter PortalのAnalyticsコレクタは、Portal Frameworkアプリケーションの使用状況およびパフォーマンス・メトリックをユーザーが表示できるAnalytics機能をサポートしています。Analytics機能には、Analyticsスキーマ(ACTIVITIES
)がインストールされている必要があります。デフォルトでは、AnalyticsコレクタはWC_Utilities
管理対象サーバーにポート8891でインストールされます。
Analyticsコレクタは、そのままの状態で、インストール時のデフォルトを使用してイベントを受信するように構成されています。ただし、WebCenter Portalは、Analyticsコレクタにイベントを送信するようには構成されていません。WebCenter Portal (または任意のPortal Frameworkアプリケーション)の使用状況とパフォーマンス・メトリックを収集する場合は、Analyticsコレクタを登録してイベント収集を有効にする必要があります。アクティビティ・グラフがインストールされている場合、ACTIVITIES
スキーマをアプリケーション間で共有することはできません。
Oracle WebCenter Portal Analyticsコレクタを使用するには:
WC_Utilities
管理対象サーバーを起動します。
アプリケーションのAnalyticsコレクタを登録します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の「Analyticsの管理」を参照してください。
Oracle WebCenter Portalアクティビティ・グラフ・エンジンを使用すると、ユーザーはAnalyticsで収集される様々な統計を分析できるようになります。アクティビティ・グラフによる分析の出力は、オブジェクトおよびユーザーについて収集されたスコアであり、推奨事項を示すために使用されます。そのスコアはアクティビティ・グラフ・データベースに格納されます。アクティビティ・グラフ・エンジンは、WC_Utilities
管理対象サーバー上のアプリケーションとしてインストールされます。
アクティビティ・グラフ・エンジンにアクセスするには、次のURLを使用します。
http://host:port
/activitygraph-engines
アクティビティ・グラフのデフォルトのポート番号は、8891です。
アクティビティ・グラフ・エンジン・テンプレートがデプロイされると、構成ウィザードによって、スキーマが作成されているデータベースへの接続情報の入力が求められます。アクティビティ・グラフ・エンジンが期待する名前は、次のとおりです。
データソース名前: ActivitiesDS
JNDI名: jdbc/ActivitiesDS
Oracle WebCenter Portalアクティビティ・グラフ・エンジンを使用するには:
WC_Utilities
管理対象サーバーを起動します。
WebCenter PortalおよびPortal FrameworkアプリケーションのAnalyticsコレクタを登録します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のアプリケーション用のAnalyticsコレクタの登録に関する項を参照してください。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の「アクティビティ・グラフの管理」を参照してください。
注意: Analyticsとアクティビティ・グラフは、WebCenter Portalアプリケーションであるか、Portal Frameworkアプリケーションであるかにかかわらず、ドメイン内の単一アプリケーションでのみ使用できます。アクティビティ・グラフがインストールされていない場合でも、 |
Oracle WebCenter PortalのPersonalizationを使用すると、ユーザーは選択した基準に基づいて対象ユーザーにアプリケーション・コンテンツを配信できます。アプリケーションとして、WC_Utilities
管理対象サーバーにポート8891でインストールします。
クライアント・アプリケーションは、RESTfulサービスを使用し、HTTPを介してリモートからPersonalizationにアクセスします。Oracle WebCenter PortalのPersonalizationには、コンダクタおよびプロパティ・サービスが含まれています。
パーソナライズ・サーバーのプロパティ・サービスにアクセスするには、次のURLを使用します。
http://
host:port
/wcps/api/property/resourceIndex
ここで、host:port
は、Oracle WebCenter PortalのPersonalizationがインストールされているシステムのホスト名とポート番号です。
パーソナライズ・サーバーのコンダクタにアクセスするには、次のURLを使用します。
http://
host:port
/wcps/api/conductor/resourceIndex
Oracle WebCenter PortalのPersonalizationを使用するには:
WC_Utilities
管理対象サーバーを起動します。
Oracle WebCenter PortalのPersonalizationへの接続を登録します。この手順では、コンダクタとプロパティの接続の登録を行います。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の「Personalizationの管理」を参照してください。
注意: WebCenter Portalについては、接続を手動で登録する必要がない場合があります。WebCenter Portalを起動すると、存在しない場合、
詳細は、第4.2項「WebCenter Portalの使用」を参照してください。 |
アプリケーション開発者は、Oracle JDeveloperを使用して、Portal Frameworkアプリケーションおよびポートレット・プロデューサ・アプリケーションを開発できます。これらのアプリケーションをデプロイするには、第3.2.3.2項「カスタム管理対象サーバーを作成するためのドメインの拡張」に従って、カスタム管理対象サーバーを作成する必要があります。これらのカスタム管理対象サーバーを使用するには、他に構成は必要ありません。
注意: Portal Frameworkアプリケーションまたはポートレット・プロデューサ・アプリケーションは、管理サーバーや、Oracle WebCenter Portalのインストール時に作成したデフォルトの管理対象サーバーにデプロイしないことをお薦めします。 |
Portal Frameworkアプリケーションおよびポートレット・プロデューサ・アプリケーションでは、RCUを実行してWebCenter
スキーマを作成する必要があります。このスキーマは、WebCenter Portalで使用されるWebCenter
スキーマとは別であることに注意してください。WebCenter
スキーマを必要とするOracle WebCenter Portalのツールおよびサービスの詳細は、表5-1を参照してください。スキーマの作成方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの作成に関する項を参照してください。
Oracle WebCenter Portalのサービス・ポートレットは、事前定義されたデフォルトのプロデューサであり、これによりアプリケーション開発者は、Oracle Portal、Oracle WebLogic PortalおよびOracle WebCenter Interactionといったアプリケーションでツールおよびサービスのタスク・フローをWSRPポートレットまたはページレットとして公開できます。
サービス・ポートレットには、ドキュメント・マネージャ、コンテンツ・プレゼンタ、ブログ、ディスカッション・フォーラム、お知らせ、リスト、投票マネージャ、投票の実施、ワークリストといったツールおよびサービスのタスクフローがポートレットとして用意されています。ほとんどのツールおよびサービスにおいてバックエンド・サーバーへの接続か完全に機能している必要があります。たとえば、ドキュメント機能では、Oracle WebCenter Contentへの接続が必要です。
サービス・ポートレットを使用するには:
WC_Portlet
管理対象サーバーを起動します。
詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』の「Oracle Fusion Middlewareの起動と停止」を参照してください。
必要なバックエンド・コンポーネントがインストールされていることを確認します。必要なツールおよびサービスに対してこれらのバックエンド・コンポーネントへの接続を構成します。
詳細は、第5章「WebCenter Portalのツールおよびサービス用のバックエンド・コンポーネントの準備」を参照してください。
サービス・ポートレットのセキュリティを構成します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWSRPプロデューサの保護に関する項を参照してください。
サービス・ポートレットの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWebCenterサービス・ポートレットの構成に関する項を参照してください。他のアプリケーションでのサービス・ポートレットの使用の詳細は、『Oracle WebCenter Framework開発者ガイド』のWebCenterサービス・ポートレットの使用に関する項を参照してください。