Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B55932-05 |
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この章では、インストールまたは最新バージョンへのパッチ適用後にApplication Developerを構成して、WebLogicドメインを作成または拡張する方法について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
インストールが完了したら、Fusion Middleware構成ウィザードを使用して、コンポーネントを構成できます。この項では構成手順について説明します。
この項の内容は次のとおりです。
構成ウィザードは、Oracle WebLogicホーム内のcommon/bin
ディレクトリにあります。構成ウィザードを起動する手順は次のとおりです。
UNIXの場合:
cd MW_HOME/wlserver_10.3/common/bin ./config.sh
Windowsの場合:
cd MW_HOME\wlserver_10.3\common\bin config.cmd
これが新規インストールであり、新しいWebLogicドメインを作成する必要がある場合は、第3.1.3項の手順に従ってください。第3.1.4項に説明されているように、構成ウィザードを実行して、既存のWebLogicドメインを拡張することもできます。
32ビット・オペレーティング・システムを使用している場合は、Oracle WebLogicインストールの一部としてOracle JRockit SDKがインストールされます。これは構成ウィザードによりデフォルトで使用されるJDKです。Sun JDKを使用して構成ウィザードを起動する場合は、構成ウィザードを起動する前に次の手順を実行します。
JAVA_HOME
環境変数をSun JDKの場所に設定します。たとえば、その環境変数を、Oracle WebLogic ServerとともにMW_HOME
/jdk160_29
ディレクトリ(UNIXの場合)またはMW_HOME
\jdk160_29
ディレクトリ(Windowsの場合)にインストールされたSun JDKに設定できます。
JAVA_VENDOR
環境変数をSun
に設定します。
構成セッションのログ・ファイルを作成するには、構成ウィザードを実行するときに-log=
log_filename
パラメータを使用します。
UNIXの場合:
./config.sh -log=log_filename
Windowsの場合:
config.cmd -log=log_filename
構成セッションのログ・ファイルは、MW_HOME
/oracle_common/common/bin
ディレクトリ(UNIXの場合)またはMW_HOME
\oracle_common\common\bin
ディレクトリ(Windowsの場合)に作成されます。構成ウィザードのログ・ファイルの詳細は、第D.2.2項を参照してください。
『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』ガイドのWebLogicドメインの作成に関する項の手順に従って、Oracle Application Developerコンポーネントの新規WebLogicドメインを作成します。
この項の内容は次のとおりです。
ドメイン内でOracle Enterprise Managerを構成する場合は、次に示すように、「ドメイン・ソースの選択」画面で「Oracle Enterprise Manager - 11.1.1.0 (oracle_common)」を選択する必要があります。
「Oracle JRF - 11.1.1.0 (oracle_common)」は、依存先として自動的に選択されます。
Oracle Web Services Manager(OWSM)ポリシー・マネージャでドメインを作成して、現在の環境にデプロイされているJAX-WSクライアントやWebサービスを保護できます。構成ウィザードの「ドメイン・ソースの選択」画面で、次の図のとおりにオプションを選択します。
「Oracle WSM Policy Manager - 11.1.1.0 (oracle_common)」
「Oracle Enterprise Manager - 11.1.1.0 (oracle_common)」
「Oracle JRF - 11.1.1.0 (oracle_common)」
Java Required Files (JRF)は、Oracle WebLogic Serverインストールに含まれていないコンポーネントで構成されています。これには、Oracleビジネス・アプリケーションおよびアプリケーション・フレームワークの共通機能が用意されています。
JRFは他に依存することなく開発されたライブラリやアプリケーションで構成されており、これらが共通の場所にデプロイされます。Java Required Filesの一部とみなされるコンポーネントは次のとおりです。
Oracle Application Development Framework
Oracle Fusion Middleware監査フレームワーク
ダイナミック・モニタリング・サービス
インフラストラクチャ・セキュリティ
Javaオブジェクト・キャッシュ
Oracle Platform Security Services
ロギング
MDS
Oracle Web Services
Oracle Web Services Manager。
特定の状況では、JRFを管理対象サーバーまたはクラスタに適用する必要があります。JRFは、JRFが構成されているドメイン内の管理対象サーバーにのみ適用できます。つまり、ドメインを作成または拡張した場合は、構成ウィザードでOracle JRFを選択しておく必要があります。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の管理対象のサーバーまたはクラスタへのJava Required Filesの適用に関する項を参照してください。
WebLogicドメインの作成時に、「ドメイン・ソースの選択」画面ですべてのコンポーネントの構成をするわけではない場合は、後日ドメインを拡張してそれらのコンポーネントを追加できます。これが初めてのインストールである場合、またはコンポーネントを追加しない場合は、この項をスキップし、次の項に進むことができます。
注意: 先に進む前に、ドメインの拡張時に、構成するコンポーネントのデータベースにスキーマが存在していることを確認してください。たとえば、ドメインを拡張し、Oracle WSM Policy Managerを構成する予定である場合は、続行する前に、このコンポーネントに必要なスキーマ( |
『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』ガイドのWebLogicドメインの拡張に関する項の手順に従って、既存のドメインを拡張します。
デプロイメントを稼動させるには、新しいドメインを作成したディレクトリで、startWebLogic.sh
スクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはstartWebLogic.cmd
スクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行して管理サーバーを起動する必要があります。
UNIXの場合:
DOMAIN_HOME/startWebLogic.sh
Windowsの場合:
DOMAIN_HOME\startWebLogic.cmd
構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面でドメイン名と場所を指定してください。
インストールを確認するには、ブラウザを起動して次のURLを入力します。
http://administration_server_host:administration_server_port/console
管理サーバーがSSL接続を受け入れるように構成されている場合は、次のURLを使用して、管理サーバー・コンソールに保護モードでアクセスします。
https://administration_server_host:secure_administration_server_port/console
Enterprise Managerにアクセスするには、次のURLを使用します。
http://administration_server_host:administration_server_port/em