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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integrator開発者ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B62260-04
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22 統合プロセスの監視

この章では、オペレータ・ナビゲータで開発実行を管理する方法について説明します。オペレータ・ナビゲータのユーザー・インタフェースの概要も示します。

この章では、次の項目について説明します。

22.1 監視の概要

開発実行の監視には、実行が成功した場合またはエラーになった場合の実行結果の表示、および開発実行の管理が含まれます。この項では、Oracle Data Integratorの監視機能の概要を示します。実行結果の使用方法については、22.2項「実行結果の監視」を参照してください。開発実行の管理方法については、22.3項「実行の管理」を参照してください。

22.1.1 オペレータ・ナビゲータの概要

オペレータ・ナビゲータを使用すると、実行結果を表示でき、セッションの開発実行および本番のシナリオとロード計画を管理できます。

オペレータ・ナビゲータは、マスター・リポジトリに定義されているトポロジを使用して、この情報を作業リポジトリに格納します。

オペレータ・ナビゲータでは、現在のユーザーが使用できるオブジェクトが6つのアコーディオンに表示されます。

  • 「セッション・リスト」には、日付、物理エージェント、ステータス、キーワードなどの単位で編成されたすべてのセッションが表示されます。

  • 「階層セッション」には、子セッションとともに階層構造に編成された実行セッションが表示されます。

  • 「ロード計画実行」には、ロード計画インスタンスのロード計画実行が表示されます。

  • 「スケジューリング」には、物理エージェントとスケジュールのリストが表示されます。

  • 「ロード計画とシナリオ」には、使用可能なシナリオとロード計画のリストが表示されます。

  • 「ソリューション」には、ソリューションのリストが表示されます。

オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニュー

主な監視タスクは、オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから実行できます。オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから、表22-1で説明されている機能にアクセスできます。

表22-1 オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニュー項目

アイコン メニュー項目 説明

リフレッシュ・アイコン


リフレッシュ

「リフレッシュ」をクリックすると、オペレータ・ナビゲータ・アコーディオンのツリーをリフレッシュできます。

フィルタ・アイコン

アクティブ化されたフィルタ・アイコン


フィルタ

アクティブ化されたフィルタ

「フィルタ」をクリックすると、オペレータ・ナビゲータに表示するセッションに対するフィルタを定義できます。

自動リフレッシュ・アイコン


自動リフレッシュ

「自動リフレッシュ」をクリックすると、オペレータ・ナビゲータ・アコーディオンのツリーを自動的にリフレッシュできます。

「ナビゲータの接続」アイコン


ナビゲータの接続

「ナビゲータの接続」をクリックすると、オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューにアクセスできます。オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから、次の処理を実行できます。

  • シナリオのインポート

  • ログのインポートおよびエクスポート

  • 複数のエクスポートの実行

  • ログのパージ

  • スケジューリング情報の表示

  • 失効したセッションの除去


22.1.2 シナリオ

シナリオは、ソース・コンポーネント(インタフェース、パッケージ、プロシージャ、変数)を本番に移行するために設計されます。シナリオは、このコンポーネント用のコード(SQL、シェルなど)の生成結果として作成されます。

シナリオが実行されると、セッションが作成されます。

本番環境にインポートしたシナリオは、ロード計画とシナリオ・フォルダに編成できます。詳細は、22.3.4項「シナリオとロード計画の管理」を参照してください。

22.1.3 セッション

Oracle Data Integratorでは、実行がセッションになります。セッションは、オペレータ・ナビゲータで表示および管理できます。

セッションは、実行エージェントによって起動される(シナリオ、インタフェース、パッケージまたはプロシージャなどの)実行です。セッションはステップで構成され、ステップはタスクで構成されます。

ステップは、タスクとセッションの間に位置する実行単位です。パッケージまたはシナリオ内の1つのステップに対応します。たとえば、インタフェースまたは単一の変数を実行した場合、結果のセッションのステップは1つのみです。

セッションで使用するデータ・サーバーに対して接続時のコマンドと切断時のコマンドを設定した場合は、「接続時のコマンド」「切断時のコマンド」という特別な2つのステップが作成されています。詳細は、接続時または切断時のコマンドの設定を参照してください。

タスクは、最小の実行単位です。KM内のコマンド、プロシージャなどに対応します。

セッションはセッション・フォルダにグループ化できます。セッション・フォルダでは、特定のキーワードを指定して起動されたセッションが自動的にグループ化されます。詳細は、22.3.3.3項「セッション・フォルダを使用したログの編成」を参照してください。

22.1.4 ロード計画

ロード計画は、Oracle Data Integratorの最大の実行可能オブジェクトです。そのステップではシナリオが使用されます。ロード計画は、子ステップを階層に編成したものです。この階層では、ステップの条件付き処理が並列または順次で行えます。

本番環境にインポートしたロード計画は、ロード計画とシナリオ・フォルダに編成できます。詳細は、22.3.4項「シナリオとロード計画の管理」を参照してください。

22.1.5 ロード計画の実行

ロード計画を実行すると、ロード計画インスタンスとそのインスタンスの最初のロード計画実行が作成されます。このロード計画インスタンスは元のロード計画から切り離されるため、個別に変更できます。ロード計画インスタンスが再開されるたびに、そのロード計画インスタンスのロード計画実行が作成されます。ロード計画実行は、インスタンスの実行の試行に対応しています。詳細は、14.1.1項「ロード計画実行ライフ・サイクル」を参照してください。

実行時に、ロード計画実行では、ロード計画で順番に並べられたシナリオに対応するセッションを開始します。

ロード計画実行のリストには、ロード計画実行のみが表示されることに注意してください。各実行は、ロード計画インスタンスIDと試行(実行)番号で識別されます。

22.1.6 スケジュール

シナリオとロード計画の実行は、Oracle Data Integratorの組込みスケジューラまたは外部スケジューラを使用してスケジュールできます。これらの方法については、21.9項「シナリオとロード計画のスケジューリング」を参照してください。

スケジュールは、デザイナ・ナビゲータおよびオペレータ・ナビゲータ内で、シナリオまたはロード計画の「スケジューリング」ノードの下に表示されます。各スケジュールで、開始日と反復サイクルを指定できます。

22.1.7 ログ

Oracle Data Integratorのログは、リポジトリに格納されているすべてのセッションおよびロード計画のインスタンス/実行に対応します。このログは、監視のためにエクスポート、パージまたはフィルタ処理できます。詳細は、22.3.3項「ログの管理」を参照してください。

22.1.8 ステータス

セッション、ステップ、タスクまたはロード計画実行には、常にステータスが割り当てられます。表22-2に、割り当てられる可能性がある6つのステータス値を示します。

表22-2 ステータス値

ステータス名 セッションのステータス・アイコン ロード計画のステータス・アイコン ステータスの説明

完了

「完了」ステータス・アイコン
LPの「完了」ステータス・アイコン

ロード計画、セッション、ステップまたはタスクは正常に実行されました。

前回の実行で完了


LPの前回完了ステータス・アイコン

ロード計画ステップは前回のロード計画実行で実行されました。このアイコンは再開後に表示されます。

エラー

「エラー」ステータス・アイコン
「エラー」ステータス・アイコン

ロード計画、セッション、ステップまたはタスクは、エラーのために終了しました。

実行中

「実行中」ステータス・アイコン
LPの「実行中」ステータス・アイコン

ロード計画、セッション、ステップまたはタスクは実行中です。

待機中

「待機中」ステータス・アイコン
「待機中」ステータス・アイコン

ロード計画、セッション、ステップまたはタスクは実行を待機中です。

警告(セッションとタスクのみ)

「警告」ステータス・アイコン
  • セッションの場合: セッションは正常に完了しましたが、データ品質チェック中にエラーが検出されました。

  • タスクの場合: タスクはエラーで終了しましたが、このタスクではエラーが許容されるため、セッションは停止されませんでした。

キュー(セッションのみ)

「キュー」ステータス・アイコン

セッションは、エージェントが実行可能な状態になるのを待機中です。


セッションが終了すると、そのステータスは最後に実行されたステップのステータス(「完了」または「エラー」)になります。ステップが終了すると、そのステータスは最後に実行されたタスクのステータスになります(タスクによって「警告」が戻された場合を除きます。この場合、ステップのステータスは「完了」になります)。

ロード計画のすべての子ステップが正常に実行された場合、そのロード計画は成功(「完了」ステータス)です。ロード計画の子ステップの少なくとも1つがエラーになり、ルート・ステップに対して例外が生成された場合は、ステータスが「エラー」になります。

22.2 実行結果の監視

Oracle Data Integratorでロード計画が実行された場合は、実行がセッションまたはロード計画実行になります。セッションはステップで構成され、ステップはタスクで構成されます。セッションは、オペレータ・ナビゲータで表示および管理できます。

ロード計画実行はオペレータ・ナビゲータに表示されます。ロード計画実行の各ステップを確認するには、その実行用のエディタを開きます。ロード計画に関連付けられているセッションが、残りのセッションとともにオペレータ・ナビゲータに表示されます。

22.2.1 セッションの監視

セッションを監視するには:

  1. オペレータ・ナビゲータで、「セッション・リスト」アコーディオンを展開します。

  2. 「すべての実行」ノードを展開し、ナビゲータのツールバーの「リフレッシュ」をクリックします。

  3. オプションで、フィルタをアクティブ化し、表示されるセッションの数を削減します。詳細は、22.3.3.1項「セッションのフィルタ処理」を参照してください。

  4. セッションのリストで、セッションのステータスを確認します。

22.2.2 ロード計画実行の監視

ロード計画実行を監視するには:

  1. オペレータ・ナビゲータで、「ロード計画実行」アコーディオンを展開します。

  2. 「すべての実行」ノードを展開し、ナビゲータのツールバーの「リフレッシュ」をクリックします。

  3. リストで、ロード計画実行のステータスを確認します。

  4. ロード計画実行をダブルクリックし、ロード計画実行エディタを開きます。

  5. ロード計画実行エディタで、「ステップ」タブを選択します。

  6. ロード計画の各ステップの状態を確認します。このタブで、次のタスクを実行できます。

    • エディタのツールバーで「リフレッシュ」をクリックし、表の内容を更新します。

    • シナリオ実行ステップの場合は、「セッションID」列内をクリックし、このロード計画によって開始されたステップのセッションを開きます。

22.2.3 失敗したセッションの処理

セッションがエラーまたは警告で終了した場合は、エラーをオペレータ・ナビゲータで分析できます。

エラーを分析するには:

  1. オペレータ・ナビゲータで、エラーが発生したセッション、ステップおよびタスクを識別します。

  2. エラーが発生したタスクをダブルクリックします。タスク・エディタが開きます。

  3. 「実行統計」セクションの「定義」タブに、セッションを停止したエラーを示すリターン・コードとメッセージが表示されます。

  4. 「コード」タブにタスクのソース・コードとターゲット・コードが表示され、確認および編集できます。

    オプションで、解決済の変数値および順序値とともにコードを表示するには、「値の表示/非表示」をクリックします。次の点に注意してください。

    • 変数値が表示されている場合、コードは読取り専用になります。これで変数値を追跡できます。

    • パスワードとして使用される変数は表示されません。

    詳細は、12.2.3.11項「変数と順序の追跡」を参照してください。

  5. 「接続」タブで、コードが実行されたソース接続とターゲット接続を確認できます。

「コード」タブでコマンドのコードを修正して、変更内容を適用します。このアクションの実行後、セッションの再開が可能です。セッションは、エラーが発生したタスクから再開されます。


注意:

セッションのタスクのコードを修正しても、実行されたソース・オブジェクト(インタフェース、プロシージャ、パッケージまたはシナリオ)は修正されません。このソース・オブジェクトはデザイナ・ナビゲータで修正する必要があり、シナリオ(ある場合)は再生成する必要があります。セッション内のコードの変更は、問題をデバッグするために有効です。



警告:

セッションが失敗した場合は、ソース・システムとターゲット・システムに対するすべての接続およびトランザクションがロールバックされます。この結果、トランザクションでコミットされていない文は適用されません。


22.2.4 成功したセッションの確認

セッションが正常に終了した場合は、実行された変更をオペレータ・ナビゲータで表示できます。これらの変更には、挿入、更新、削除、エラーの数、合計行数などのレコード統計の他、実行の開始時間と終了時間、継続時間(秒)、リターン・コードおよびメッセージ(ある場合)などの実行統計があります。

セッション・レベルの統計では、このセッションの全ステップの統計が集計され、各ステップの統計では、このステップ内の全タスクの統計が集計されます。

実行統計を確認するには:

  1. オペレータ・ナビゲータで、確認するセッション、ステップまたはタスクを識別します。

  2. セッション、ステップまたはタスクをダブルクリックします。対応するエディタが開きます。

  3. レコード統計および実行統計が「定義」タブに表示されます。インタフェースまたはデータストア・チェックが実行されたセッション・ステップの場合は、ターゲット表の詳細も表示されることに注意してください。

レコード統計

プロパティ 説明

挿入数

セッション/ステップ/タスク中に挿入された行数。

更新数

セッション/ステップ/タスク中に更新された行数。

削除数

セッション/ステップ/タスク中に削除された行数。

エラー数

セッション/ステップ/タスク中にエラーが発生した行数。

行数

セッション/ステップ/タスク中に処理された合計行数。


実行統計

プロパティ 説明

開始

セッション/ステップ/タスクの実行開始日時。

終了

セッション/ステップ/タスクの実行終了日時。

期間(秒)

セッション/ステップ/タスクの実行に要した時間。

リターン・コード

セッション/ステップ/タスクのリターン・コード。


ターゲット表の詳細

プロパティ 説明

表名

ターゲット・データストアの名前。

モデル・コード

ターゲット・データストアが保存されているモデルのコード。

リソース名

ターゲット・データストアのリソース名。

論理スキーマ

このデータストアの論理スキーマ。

強制コンテキスト・コード

ターゲット・データストアのコンテキスト。


22.2.5 失敗したロード計画の処理

ロード計画がエラーで終了した場合は、失敗したセッションおよびロード計画の失敗の原因となったセッションを確認します。失敗したセッションのソースを修正します。

ロード計画インスタンスは再開できます。詳細は、21.7項「ロード計画実行の再開」を参照してください。

ロード計画インスタンスは、そのステップに定義されている再開タイプに基づいて再開されることに注意してください。詳細は、14.2.4項「ロード計画の例外および再開可能の処理」を参照してください。

また、ロード計画実行が次回再開したときに、ロード計画のこの特定のステップを無視するように、ロード計画実行エディタの「ステップ」タブで、失敗したロード計画ステップの実行ステータスを「エラー」から「完了」に変更することもできます。これは、このロード計画ステップが失敗する原因のエラーを現時点では修正できない場合や、このロード計画ステップに関係なく残りのロード計画を実行する必要がある場合などに便利です。

22.2.6 成功したロード計画の確認

ロード計画が正常に終了した場合は、ロード計画実行エディタから実行統計を確認できます。

ロード計画で開始した各セッションの統計は、セッション・エディタで確認することもできます。

ロード計画実行の実行統計を確認するには:

  1. オペレータ・ナビゲータで、確認するロード計画実行を識別します。

  2. ロード計画実行をダブルクリックします。対応するエディタが開きます。

  3. 「ステップ」タブに、レコードと実行統計が表示されます。

22.3 実行の管理

開発実行の管理は、オペレータ・ナビゲータで実行します。実行するアクションに応じて、実行プロセス中または実行終了後に実行を管理できます。実行可能なアクションは、次のとおりです。

22.3.1 セッションの管理

セッションの管理には、次のタスクが含まれます。

  • ランタイム・オブジェクトまたはシナリオを実行することで新規セッションを作成できます。セッションの開始の詳細は、第21章「統合プロセスの実行」を参照してください。

  • 進行中のセッションを中断できます。セッションの停止方法については、21.5項「セッションの停止」を参照してください。

  • 失敗したセッションまたはユーザー・アクションによって停止されたセッションを再開できます。セッションの再開については、21.4項「セッションの再開」を参照してください。

これらのタスクに加えて、本番では失効したセッションの処理が必要になる場合があります。

22.3.1.1 失効したセッションの除去

失効したセッションとは、エージェントまたはリポジトリのクラッシュ後、誤って実行状態のままになったセッションのことです。

セッションが失効した場合は、このセッションを開始したエージェントによって自動的に検出され、そのステータスが「エラー」に変更されます。オペレータ・ナビゲータまたはトポロジ・ナビゲータで、特定のエージェントに対して、失効したセッションを除去するように手動でリクエストできます。

失効したセッションを手動で除去するには:

  1. 次のいずれかの操作を行います。

    • オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから「失効したセッションの除去」を選択します。

    • トポロジ・ナビゲータで、「物理アーキテクチャ」アコーディオンから「エージェント」を選択し、右クリックして「失効したセッションの除去」を選択します。

    「失効したセッションの除去」ダイアログが開きます。

  2. 「失効したセッションの除去」ダイアログで、失効したセッションを除去するための基準を指定します。

    • リストから、失効したセッションを除去するエージェントを選択します。

      すべてのエージェントの失効したセッションを除去する場合は、「すべてのエージェントを除去」を選択します。

    • リストから、除去する作業リポジトリを選択します。

      すべての作業リポジトリの失効したセッションを除去する場合は、「すべての作業リポジトリを除去」を選択します。

  3. 「OK」をクリックすると、除去処理を開始します。除去処理の進行状況が進行状況バーに示されます。

22.3.2 ロード計画実行の管理

ロード計画実行の管理には、次のタスクが含まれます:

  • ロード計画を実行することで新規ロード計画のインスタンスと実行を作成できます。ロード計画の開始については、21.6項「ロード計画の実行」を参照してください。

  • 進行中のロード計画実行を中断できます。ロード計画実行の停止方法については、21.8項「ロード計画実行の停止」を参照してください。

  • 失敗したロード計画実行またはユーザー・アクションによって停止されたロード計画実行を再開できます。ロード計画実行の再開については、21.7項「ロード計画実行の再開」を参照してください。

22.3.3 ログの管理

Oracle Data Integratorには、ログ・データを管理するためのソリューションが複数用意されています。

22.3.3.1 セッションのフィルタ処理

ユーザー、ステータス、セッション継続時間などのパラメータに基づいてログ・セッションをフィルタ処理すると、オペレータ・ナビゲータに特定の実行セッションのみを表示できます。現在のフィルタに一致しないセッションは、ビューで非表示になりますが、ログからは削除されません。

セッションをフィルタ処理するには:

  1. オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューで、「フィルタ」をクリックします。フィルタの定義エディタが開きます。

  2. フィルタの定義エディタで、必要に応じてフィルタ基準を設定します。デフォルト設定ではすべてのセッションが選択されることに注意してください。

    • セッション番号: すべてのセッションを表示する場合は、空白を使用します。

    • セッション名: ワイルドカードとして%を使用します。たとえば、DWH%と指定すると、名前がDWHで始まるすべてのセッションが一致します。

    • セッションの実行コンテキスト

    • セッションの実行に使用されるエージェント

    • セッションを開始したユーザー

    • ステータス: 「実行中」、「待機中」など。

    • 実行の日付: 開始日または終了日(あるいはその両方)を指定します。

    • 継続時間が次より長い: 基準となる秒数を指定します。

  3. 「適用」をクリックして現在のフィルタをプレビューします。

  4. 「OK」をクリックします。

これらの基準と一致しないセッションは、「セッション・リスト」アコーディオンで非表示になります。ツールバーの「フィルタ」ボタンがアクティブ化されます。

フィルタを解除するには、オペレータのツールバー・メニューにある「フィルタ」をクリックします。現在のフィルタが解除され、すべてのセッションがリストに表示されます。

22.3.3.2 ログのパージ

ログのパージを使用すると、過去のセッションおよびロード計画実行をログから削除できます。この方法は、作業リポジトリにアーカイブされたセッションおよびロード計画の量を適切に保つために使用されます。パージは定期的に実行することをお薦めします。このパージは、シナリオでOdiPurgeLogツールを使用して自動化できます。

ログをパージするには:

  1. オペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから、「ナビゲータの接続」「ログのパージ」の順に選択します。ログのパージ・エディタが開きます。

  2. ログのパージ・エディタで、削除するセッションまたはロード計画実行に対して、表22-3にリストされている基準を設定します。

    表22-3 ログのパージ・パラメータ

    パラメータ 説明

    パージ・タイプ

    パージするオブジェクトを選択します。

    範囲

    この時間範囲のセッションまたはロード計画実行(あるいはその両方)が削除されます。

    セッション・ログのみのパージを選択した場合、ロード計画実行の一部として起動したセッションはフィルタ基準と一致した場合でもパージされません。ロード計画実行をパージした場合は、フィルタ基準に一致したロード計画実行、およびそのロード計画実行の一部として直接開始したセッションとその子/孫セッションが削除されます。

    コンテキスト

    このコンテキストで実行されたセッションまたはロード計画実行(あるいはその両方)が削除されます。

    エージェント

    このエージェントによって実行されたセッションまたはロード計画実行(あるいはその両方)が削除されます。

    ステータス

    このステータスのセッションまたはロード計画実行(あるいはその両方)が削除されます。

    ユーザー

    このユーザーによって実行されたセッションまたはロード計画実行(あるいはその両方)が削除されます。

    名前

    このセッション名と一致するセッションまたはロード計画実行(あるいはその両方)が削除されます。%をワイルドカードとして使用して、セッション名マスクを指定できます。

    シナリオ・レポートのパージ

    「シナリオ・レポートのパージ」を選択した場合は、シナリオ・レポート(各シナリオの実行ノードの下に表示されるレポート)もパージされます。


    指定したフィルタと一致するセッションまたはロード計画実行(あるいはその両方)のみが次のように削除されます。

    • セッション・ログのみのパージを選択した場合、ロード計画実行の一部として開始したセッションはフィルタ基準と一致した場合でもパージされません。

    • ロード計画実行をパージした場合は、フィルタ基準に一致したロード計画実行、およびそのロード計画実行の一部として直接開始したセッションとその子/孫セッションが削除されます。

    • ロード計画実行がフィルタと一致した場合は、関連するすべてのセッションもフィルタ基準と一致するかどうかに関係なくパージされます。

  3. 「OK」をクリックします。

Oracle Data Integratorによって、セッションまたはロード計画実行(あるいはその両方)がログから削除されます。


注意:

オペレータ・ナビゲータで1つ以上のセッションまたはロード計画実行を選択して[Delete]キーを押す方法で、セッションまたはロード計画実行を削除することもできます。この方法でロード計画実行を削除すると、対応するセッションが削除されます。


22.3.3.3 セッション・フォルダを使用したログの編成

セッション・フォルダを使用すると、ログを編成できます。セッション・フォルダでは、特定のキーワードを使用して開始されたセッションおよびロード計画実行を自動的にグループ化します。セッション・フォルダは、「セッション・リスト」または「ロード計画実行」アコーディオンの「キーワード」ノードの下に作成されます。

各セッション・フォルダには、関連付けられた1つ以上のキーワードがあります。セッション・フォルダのすべてのキーワードを使用して起動されたセッションは、そのフォルダの下に自動的に分類されます。

新規セッション・フォルダを作成するには:

  1. オペレータ・ナビゲータで、「セッション・リスト」または「ロード計画実行」アコーディオンに移動します。

  2. 「キーワード」ノードを右クリックして、「新規セッション・フォルダ」を選択します。

  3. 「フォルダ名」を指定します。

  4. 「追加」をクリックして、キーワードをリストに追加します。追加するキーワードごとにこの手順を繰り返します。


注意:

特定のセッション・フォルダの中ですべてのキーワードを含むセッションまたはロード計画のみが、そのセッション・フォルダの下に表示されます。キーワードの照合では、大文字と小文字が区別されます。


表22-4は、セッション・フォルダ・キーワードの照合方法の例を示しています。

表22-4 セッション・フォルダ・キーワードの照合

セッション・フォルダ・キーワード セッション・キーワード 一致

DWH、Test、Batch

Batch

いいえ - すべてのキーワードが一致する必要があります。

Batch

DWH、Batch

はい - セッションのその他のキーワードは無視されます。

DWH、Test

Test、dwh

いいえ - 照合では大文字と小文字が区別されます。


キーワードを使用してセッションを開始するには、たとえば、-KEYWORDSパラメータを使用してコマンドラインからシナリオを開始できます。詳細は、第21章「統合プロセスの実行」を参照してください。


注意:

セッション・フォルダのキーワード照合は動的に処理されます。セッション・フォルダのキーワードが変更されるか、新規フォルダが作成されると、既存のセッションは即時に再分類されます。


22.3.3.4 ログ・データのエクスポートおよびインポート

アーカイブ目的でログ・データをエクスポートおよびインポートします。

ログ・データのエクスポート

ログ・データのエクスポートでは、アーカイブ目的でログ・ファイルをエクスポートできます。

ログをエクスポートするには:

  1. デザイナ、トポロジ、セキュリティまたはオペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから「エクスポート」を選択します。

  2. 「選択項目のエクスポート」ダイアログで、「ログのエクスポート」を選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

  4. 「ログのエクスポート」ダイアログで、表22-5の説明に従って、ログ・エクスポート・パラメータを設定します。

    表22-5 ログ・エクスポート・パラメータ

    プロパティ 説明

    ディレクトリへエクスポート

    エクスポート・ファイルが作成されるディレクトリ。

    ZIPファイルにエクスポート

    このオプションを選択した場合は、すべてのログ・エクスポート・ファイルを含んだ単一の圧縮ファイルが作成されます。選択しない場合は、ログ・エクスポート・ファイルのセットが作成されます。

    ZIPファイル名

    圧縮されたエクスポート・ファイルの名前。

    フィルタ

    この一連のオプションによって、指定したパラメータに応じてエクスポートするログ・ファイルをフィルタ処理できます。

    ログ・タイプ

    ログを取得するオブジェクトをリストから選択します。選択可能な値は、「すべて」、「ロード計画実行およびアタッチされたセッション」または「セッション」です。

    開始および終了

    実行日: 「開始」の日付または「終了」の日付、またはその両方を指定します。

    エージェント

    セッションの実行に使用されるエージェント。特定のエージェントに基づいたフィルタ処理を行わない場合は、デフォルトの「すべてのエージェント」の値をそのまま使用します。

    コンテキスト

    セッションの実行コンテキスト。コンテキストに依存したフィルタ処理を行わない場合は、デフォルトの「すべてのコンテキスト」の値をそのまま使用します。

    ステータス

    指定できる状態はDoneErrorQueuedRunningWaitingWarningAll Statesです。特定のセッション状態に基づいたフィルタ処理を行わない場合は、デフォルトの「すべての状態」の値をそのまま使用します。

    ユーザー

    セッションを起動したユーザー。特定のユーザーに基づいたフィルタ処理を行わない場合は、デフォルトの「すべてのユーザー」の値をそのまま使用します。

    セッション名

    ワイルドカードとして%を使用します。たとえば、DWH%と指定すると、名前がDWHで始まるすべてのセッションが一致します。

    拡張オプション

    この一連のオプションによって、出力ファイル形式をパラメータ化できます。

    キャラクタ・セット

    エクスポート・ファイルに指定するエンコーディング。XMLファイル・ヘッダーのパラメータencodingの値です。

    <?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>

    Javaキャラクタ・セット

    ファイル生成に使用されるJavaキャラクタ・セット。


  5. 「OK」をクリックします。

ログ・データは、指定した場所にエクスポートされます。

OdiExportLogツールを使用してログ・データのエクスポートを自動化することもできます。

ログ・データのインポート

ログ・データのインポートでは、アーカイブ目的でエクスポートされたログ・ファイルを作業リポジトリにインポートできます。

ログをインポートするには:

  1. デザイナ、トポロジ、セキュリティまたはオペレータ・ナビゲータのツールバー・メニューから「インポート...」を選択します。

  2. 「選択項目のインポート」ダイアログで、「ログのインポート」を選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

  4. 「ログのインポート」ダイアログで、次の手順を実行します。

    1. インポート・モードを選択します。セッションは、「シノニム・モードINSERT」モードでのみインポートできることに注意してください。詳細は、20.1.3項「インポート・タイプ」を参照してください。

    2. ファイルをフォルダからインポートするか、ZIPファイルからインポートするかを選択します。

    3. ファイル・インポート・フォルダまたはzipファイルを入力します。

    4. 「OK」をクリックします。

指定したフォルダまたはZIPファイルが作業リポジトリにインポートされます。

22.3.3.5 ODIコンポーネントのランタイム・ロギング

ランタイム・ロギングを設定してODIコンポーネントを追跡したり、様々な問題の調査やシステムの監視のために詳細なレベルに設定することができます。ODI Studio、ODI Java EEエージェントおよびODIスタンドアロン・エージェントのODIコンポーネントを追跡できます。


注意:

詳細なロギングでは、ODIのパフォーマンスは低下します。


ログ・レベル

ログ・レベルは、log_handler要素またはlogger要素(あるいはその両方)に対して設定できます。ログ・レベルを設定する場合は、次の点に注意してください。

  • log_handlerに対して設定した場合は、そのlog_handlerのすべての使用に適用されます。

  • loggerに対して設定した場合は、そのハンドラのすべてと、明示的にレベルが設定されていない下位のすべてのloggerに適用されます。

  • メッセージのログ・レベルが次の条件に該当する場合、そのメッセージはログに記録されます。

    • そのloggerのレベル以上(>=)、かつ

    • そのlog_handlerのレベル以上(>=)

表22-6に、Javaのログ・レベルとOracle Javaデバッグ・レベル(OJDL)のマッピングを示します。

表22-6 Javaのログ・レベルとOJDLのログ・レベルのマッピング

Javaのログ・レベル OJDLのログ・レベル

SEVERE intValue()+100

INCIDENT_ERROR:1

SEVERE

ERROR:1

WARNING

WARNING:1

INFO

NOTIFICATION:1

CONFIG

NOTIFICATION:16

FINE

TRACE:1

FINER

TRACE:16

FINEST

TRACE:32


ランタイム・ロギングの設定

ランタイム・ロギングを設定するには、それぞれのODIログ出力とログ・ハンドラを有効にして、ODIロギング・システム構成ファイルの関連するログ・レベルを設定する必要があります。

  1. ODIコンポーネントのODIロギング・システム構成ファイルを開きます。

    各コンポーネントは、それぞれ固有の構成ファイルを持っています。

    • ODI Studio:

      $ODI_HOME/oracledi/client/odi/bin/ODI-logging-config.xml
      
    • ODI Java EEエージェント:

      ../user_projects/domains/odi11115/config/fmwconfig/logging/oraclediagent-logging.xml
      
    • ODI Standalone Agent:

      $ODI_HOME/oracledi/agent/bin/ODI-logging-config.xml
      
  2. ログ・ファイルのパスが有効で、既存のパスであることを確認します。

    <log_handler name="ODI-file-handler" class="oracle.core.ojdl.logging.ODLHandlerFactory"
    level="ALL">
      <property name="format" value="ODL-Text"/>
      <property name="path" value="/u01/oracle/odi11g/oracledi/agent/log/${LOG_FILE}"/>
      <property name="maxFileSize" value="1000000"/> <!-- in bytes -->
      <property name="maxLogSize" value="50000000"/> <!-- in bytes -->
      <property name="encoding" value="UTF-8"/>
    </log_handler>
    

    ログ・ファイルのパスについては、次の点に注意してください。

    • ODIスタンドアロン・エージェントの場合、デフォルト値は既存のフォルダを指していません。ログ・フォルダを作成するか、別のパスを設定してください。

    • Windowsの場合、次のようなパスになります。

      %ODI_HOME%\oracledi\agent\log\${LOG_FILE}
      
    • WindowsおよびUnixでは、相対パスを使用できます。

  3. ログ出力を有効にして、ログ・レベルを設定します。たとえば、oracle.odi.agentのログ出力の場合、次のようにして最も詳細なロギング設定を有効にできます。

    <logger name="oracle.odi.agent" level="TRACE:32" useParentHandlers="false">
      <handler name="ODI-file-handler"/>
      <handler name="ODI-console-handler"/>
    </logger>
    
  4. 対象を変更するには、構成ファイルを保存します。

例 INFO (NOTIFICATION:1)メッセージ

次の場合、INFO (NORTIFICATION:1)メッセージはログに記録されます。

  • loggerのレベル(継承されている場合を含む)が<= NOTIFICATION:1

  • log_handlerのレベルが<= NOTIFICATION:1 (例: TRACE:1)

次の場合、INFO (NORTIFICATION:1)メッセージはログに記録されません

  • loggerのレベル(継承されている場合を含む)が> NOTIFICATION:1

  • log_handlerのレベルが> NOTIFICATION:1 (例: WARNING:1)

ランタイム・ログ出力はoracle.odi.agentがコールされます。各メッセージ・レベルで対象となる内容は次のとおりです。

NOTIFICATION:1 (or INFO) Agent Level
NOTIFICATION:16 (or CONFIG) the above + Session Level
TRACE:1 (or FINE) the above + Step Level
TRACE:16 (or FINER) the above + Task + SQL
TRACE:32 (or FINEST) the above + more detail

oracle.odi.agentのコンソール・レベルは、エージェントの起動メッセージ(NOTIFICATION:1)が表示されるように設定することをお薦めします。

22.3.4 シナリオとロード計画の管理

オペレータ・ナビゲータで、シナリオまたはロード計画を使用して実行を管理することもできます。

シナリオを実行する前に、シナリオをデザイナ・ナビゲータで生成するか、またはファイルからインポートする必要があります。第13章「シナリオの使用」を参照してください。ロード計画はデザイナ・ナビゲータを使用して作成することもできますが、オペレータ・ナビゲータを使用して変更することもできます。詳細は、第14章「ロード計画の使用」を参照してください。

オペレータ・ナビゲータからのシナリオの起動については、21.3.1項「ODI Studioからのシナリオの実行」を、ロード計画の実行方法については、21.6項「ロード計画の実行」を参照してください。

22.3.4.1 ロード計画とシナリオ・フォルダ

オペレータ・ナビゲータでは、複数のシナリオとロード計画をロード計画とシナリオ・フォルダにグループ化して簡単に編成できます。ロード計画とシナリオ・フォルダには、別のロード計画とシナリオ・フォルダを含めることができます。

ロード計画とシナリオ・フォルダを作成するには:

  1. オペレータ・ナビゲータで、「ロード計画とシナリオ」アコーディオンに移動します。

  2. 「ロード計画とシナリオ」ツールバー・メニューから、「新規ロード計画とシナリオ・フォルダ」を選択します。

  3. ロード計画とシナリオ・フォルダ・エディタの「定義」タブで、フォルダの名前を入力します。

  4. 「ファイル」メニューから、「保存」を選択します。

これでシナリオとロード計画を再編成できます。シナリオとロード計画をロード計画とシナリオ・フォルダにドラッグ・アンド・ドロップします。

22.3.4.2 ロード計画、シナリオおよびソリューションの本番へのインポート

デザイナから生成されたロード計画またはシナリオをエクスポートして、開発リポジトリまたは実行リポジトリにインポートできます。この操作は、ロード計画またはシナリオを別のリポジトリ(異なる環境やサイト上など)にデプロイするために使用されます。

開発リポジトリへのロード計画またはシナリオのインポートは、デザイナ・ナビゲータまたはオペレータ・ナビゲータで実行します。実行リポジトリの場合、この目的で使用できるのはオペレータ・ナビゲータのみです。

本番へのシナリオのインポート方法の詳細は、13.6項「本番へのシナリオのインポート」を、ロード計画インポートの詳細は、14.4.3.2項「ロード計画のインポート」を参照してください。

同様に、複数のシナリオが含まれるソリューションをインポートすると、シナリオのグループを一度に簡単に転送およびリストアできます。詳細は、第19章「バージョン管理の使用」を参照してください。実行リポジトリへの接続時は、ソリューションからリストアできるのはシナリオのみであることに注意してください。

22.3.5 スケジュールの管理

1つのシナリオまたは1つのロード計画には必ず1つのスケジュールが関連付けられます。スケジュールはオペレータ・ナビゲータで作成できます。詳細は、21.9項「シナリオとロード計画のスケジューリング」を参照してください。

シナリオまたはロード計画のインポート時にすでに存在しているスケジュールを一緒にインポートすることもできます。詳細は、13.6項「本番へのシナリオのインポート」および14.4.3項「ロード計画のエクスポート、インポートおよびバージョニング」を参照してください。

すべてのエージェントのスケジュールされたタスク、または特定のエージェントのスケジュールされたタスクを表示できます。詳細は、21.9.1.3項「スケジュールの表示」を参照してください。