Oracle Fusion Middleware Adapter for Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) 部品番号 B61389-04 | 目次 | 前 | 次 |
この付録では、Adapter for Oracle Applicationsに適用可能な次のプロパティについて説明します。
JCAプロパティの詳細は、次を参照してください。
すべてのOracle JCAアダプタに適用されるプロパティについては、『Oracle Fusion Middlewareテクノロジ・アダプタ・ユーザーズ・ガイド』の汎用的なOracle JCAアダプタ・プロパティに関する項
『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』のOracle JCAアダプタのエンドポイント・プロパティに関する項
『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』の付録H「正規化されたメッセージ・プロパティ」。
次の表に、Adapter for Oracle Applicationsで使用されるJCAプロパティを示します。
プロパティ | 説明 |
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SchemaName | Oracle E-Business Suiteのスキーマ。通常、「Apps」またはAppsと同等のスキーマを指します。 |
PackageName | PL/SQLパッケージまたはラッパー・パッケージの名前。 |
ProcedureName | 起動するプロシージャまたはファンクションの名前。ラッパー・プロシージャまたはファンクションが存在する場合、それを指します。 |
DataSecurityCheck | このプロパティに値「yes」を渡すと、PL/SQI APIおよびコンカレント・プログラムの機能セキュリティ・チェックが有効になります。 |
QueryTimeout | このプロパティは、JDBCドライバが、指定されたストアド・プロシージャまたはファンクションの実行を待機する最大秒数を指定します。しきい値に達すると、SQLExceptionがスローされます。値が0の場合は、ドライバは無期限で待機します。 |
APIErrorHandler | このプロパティを渡すと、コール元が、別途明示的なコールで取得する必要なく、FND_MSG_PUBメッセージ・スタックからエラー・メッセージを取得できるようになります。 |
GetActiveUnitOfWork | 「True」に設定すると、この高度な設定は、同じグローバル・トランザクションで起動されたすべてのアクティビティで同じデータベースに接続する場合に、同じSQL接続を使用するように強制します。これにより、後から起動されたアクティビティが前に起動されたアクティビティの変更を確認することができます。 (ただし、エミュレートされた2フェーズ・コミットを使用している場合、自動的に同じ接続を使用するため、これは不要な場合があります。) |
IRepOverloadSeq | これは自動的に移入され、ユーザーによる構成はできません。これは「DataSecurityCheck」プロパティと連携して動作します。
注意: このプロパティを変更すると予期しない結果につながるおそれがあるため、エンド・ユーザーは変更しないでください。 |
IRepInternalName | Adapter for Oracle Applicationsによって使用される内部値を保持します。
注意: このプロパティを変更すると予期しない結果につながるおそれがあるため、エンド・ユーザーは変更しないでください。 |
次のJCAプロパティは、XML Gatewayおよびビジネス・イベントのアウトバウンド・インタフェースに適用される「エンキュー」および「デキュー」操作に固有のものです。
プロパティ | 説明 |
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QueueName | 読取りまたは書込みが行われるAQキューの名前。 |
DatabaseSchema | Oracle E-Business Suiteのスキーマ。通常、「Apps」またはAppsと同等のスキーマを指します。 |
Consumer | メッセージをAQキューからデキューするAQコンシューマの名前。 |
MessageSelectorRule | メッセージをスクリーニングして条件に合うもののみを受け入れるために、ペイロードまたはキュー・ヘッダーの値に基づく条件を指定します。
注意: このプロパティを変更すると予期しない結果につながるおそれがあるため、エンド・ユーザーは変更しないでください。 |
AppsEventSchema | ビジネス・イベント・ペイロードに使用するために、次のいずれかのイベント・スキーマ選択オプションを渡します。
各スキーマ選択オプションの詳細は、「イベント・スキーマの指定」を参照してください。 |
次の表に、Adapter for Oracle Applicationsで使用されている正規化されたメッセージ・プロパティを示します。
プロパティ | 説明 |
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jca.apps.Username | このプロパティは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションのユーザー名情報を指定します。NULLまたは空の値の場合、デフォルトのユーザー名はSYSADMINです。 |
jca.apps.Responsibility | このプロパティは、アプリケーションの設定用にOracle E-Business Suiteアプリケーションの職責を指定します。デフォルトの職責は、「システム管理者」です。 |
jca.apps.ORG_ID | このプロパティは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションで使用する組織IDを指定します。 |
jca.apps.RespApplication | このプロパティは、アプリケーションのコンテキスト設定に使用する職責アプリケーションの短縮名情報を指定します。これは、値としてアプリケーションの短縮名(FNDなど)を受け入れます。 |
jca.apps.SecurityGroup | このプロパティは、アプリケーションのコンテキスト設定に使用するセキュリティ・グループ情報を指定します。デフォルトの「セキュリティ・グループ・キー」は「標準」です。 |
jca.apps.NLSLanguage | このプロパティはNLS言語情報を指定します。デフォルトの「NLS言語」はUSで、 Oracle E-Business Suiteの複数言語サポート(MLS)機能で使用します。 |
jca.apps.ecx.TransactionType | 取引先表から、ビジネス文書の外部トランザクション・タイプを指定します。インバウンドXML文書については、「取引先」フォームで定義したものと同じトランザクション・タイプを指定する必要があります。 このプロパティは、XML Gatewayのインバウンド・トランザクションに必要なXML Gatewayヘッダーを設定します。 |
jca.apps.ecx.TransactionSubtype | 取引先表から、ビジネス文書の外部トランザクション・サブタイプを指定します。インバウンドXML文書については、「取引先」フォームで定義したものと同じトランザクション・サブタイプを指定する必要があります。 このプロパティは、jca.apps.ecx.TransactionTypeと同様に、XML Gatewayのインバウンド・トランザクションに必要なXML Gatewayのメッセージ・ヘッダーを設定します。 |
jca.apps.ecx.PartySiteId | このプロパティは、インバウンドXMLドキュメントのパーティ・サイトIDを指定します。「取引先」フォームで定義されているソース取引先ロケーションと同じパーティ・サイトを指定する必要があります。 このプロパティは、XML Gatewayのメッセージ・ヘッダーの設定に使用します。 |
jca.apps.ecx.MessageType | このプロパティは、XML Gatewayのメッセージ・ヘッダーをペイロード・メッセージ形式用に設定します。デフォルトはXMLです。 |
jca.apps.ecx.MessageStandard | このプロパティは、XML Gatewayのメッセージ標準を設定します。 「トランザクションの定義」フォームに表示され、「XML標準の定義」フォームに入力するメッセージ書式の標準。デフォルトはOAGです。インバウンドXML文書については、取引先設定と同じメッセージ標準を入力する必要があります。 |
jca.apps.ecx.DocumentNumber | このプロパティは、XML Gatewayのドキュメント番号を設定します。 発注番号や請求書番号など、トランザクションの識別に使用する文書ID。 |
jca.apps.ecx.ProtocolType | このプロパティは、XML Gatewayのメッセージ・ヘッダーを設定するためのプロトコル・タイプを指定します。 |
jca.apps.ecx.ProtocolAddress | このプロパティは、XML Gatewayのメッセージ・ヘッダーを設定するためのプロトコル・アドレスを指定します。 |
jca.apps.ecx.Username | このプロパティは、XML Gatewayのメッセージ・ヘッダーを設定するためのユーザー名を指定します。ユーザー名は取引先表で定義されています。 |
jca.apps.ecx.Password | このプロパティは、取引先表に定義されているユーザー名に関連付けられたパスワードを指定します。 |
jca.apps.ecx.Attribute1 | このプロパティは、ベース・アプリケーションで定義可能なAttribute1パラメータを指定します。 |
jca.apps.ecx.Attribute2 | このプロパティは、ベース・アプリケーションで定義可能なAttribute2パラメータを指定します。 |
jca.apps.ecx.Attribute3 | このプロパティはAttribute3パラメータを指定します。 アウトバウンド・メッセージの場合、このパラメータには取引先表の「目的取引先ロケーション・コード」の値が設定されます。インバウンド・メッセージの場合、この値があると、取引先表の「目的取引先ロケーション・コード」で識別された取引先に送信される別のXMLメッセージが生成されます。XMLメッセージを最終受信者に転送するには、この値がハブで認識される必要があります。 詳細は、『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』の取引パートナのロケーション・コードについての説明を参照してください。 |
jca.apps.ecx.Attribute4 | このプロパティは、ベース・アプリケーションで定義可能なAttribute4パラメータを指定します。 |
jca.apps.ecx.Attribute5 | このプロパティは、ベース・アプリケーションで定義可能なAttribute5パラメータを指定します。 |
jca.apps.ecx.Payload | このプロパティは、XML Gatewayのトランザクションのペイロード情報を指定します。 |
次の表に、Adapter for Oracle Applicationsで使用されているバインディング・プロパティを示します。
プロパティ | 説明 |
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DequeueTimeOut | インバウンド・キューでメッセージが受信されない場合にdequeue()APIがタイムアウトになるまでの間隔。デフォルト値は1です。 |
ConnectionRetryDelay | 接続が失われてから接続の再作成を試みるまでにAdapter for Oracle Applicationsが待機する時間。デフォルト値は15です。 |
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