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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61383-02
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18.7 CadaverをWebDAVクライアントとして使用

Cadaverは、オープンソースのコマンドラインのUNIX用WebDAVクライアントです。Cadaverを使用するWebDAVサーバーに接続するには、メインのCadaverプログラム名の後ろにURL引数を指定します。Oracle Portalフォルダの場合は、ネットワーク プレースの追加ウィザードでPortalのWebフォルダに入力したURLを指定します。

bash$ cadaver portal_network_place_URL

コンテンツの追加、移動、名前の変更など、権限のあるユーザーのみが実行できる操作が必要な場合は、ユーザー名とパスワードの入力を求められます。

Cadaverの起動後、コマンドラインでhelpと入力すると、使用可能なコマンドのリストが表示されます。コンテンツ管理では、次のコマンドを使用できます。

Cadaverのファイルロック機能を使用して、作業中のファイルを確保します。Portal自体でアイテムをチェックアウトできない場合(ページに対して「承認付きアイテムの管理」ページ権限しか付与されていない場合など)にも、Cadaverを使用して作業中に関連ファイルをロックできます。

ロックには、アクティブ・ファイルの上書きを防ぐ他にも利点があります。たとえば、存在しないファイルをロックすることで、特定のファイル名を予約できます。この場合、指定されたファイル名のファイルが作成され、ロックされます。これにより、他のユーザーは同じ名前のファイルを作成できなくなります。ただし、他のユーザーにそのファイルを操作させる準備ができたら、ロックを解除する必要があります。

明示的にファイルをロックする場合は、作業の終了時にファイルのロックを必ず解除してください。他のユーザーによりファイルがロックされたままになっている場合は、discover filenameコマンドを使用してロック情報を取得できます。


注意:

Oracle Portalでは、ロックの検出および横取りはサポートされていません。特に、ロックを横取りすると、ユーザーが前にロックしたファイルを開こうとしたときにエラーが発生することがあります。ロックの検出および横取りはリスクを考えて行ってください。


Oracle Technology Networkの追加情報

WebDAV、Cadaver、Oracle Portalの詳細は、Oracle Technology Networkの「Using WebDAV Clients to Replicate External Content into Oracle Portal」という記事に記載されています。

http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/content_management_10g1014.html