Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Management Business Process Composerユーザーズ・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7) B61410-08 |
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この章では、Oracle BPMでビジネス・プロセスを作成および使用する方法について説明します。ビジネス・プロセスの全般的な概要を説明し、プロセス・エディタ・ウィンドウと、プロセスを作成して使用する手順の情報について説明します。
Business Process Management Notation (BPMN)を使用したビジネス・プロセスの設計については、付録A「BPMNフロー・オブジェクト・リファレンス」を参照してください。
この章の内容は次のとおりです。
ビジネス・プロセスとは、明確に定義された結果が実行後に発生するような一連のタスクです。ビジネス・プロセスは、Oracle BPM Suiteで作成されたプロセスベースのビジネス・アプリケーションのコア・コンポーネントです。
ビジネス・アプリケーションのすべてのリソースを含む上位レベルのラッパーがプロジェクトであり、アプリケーションの動作はプロジェクト内のプロセスによって決定されます。ビジネス・プロセス内では、BPMNフロー・オブジェクトでフローおよび動作を定義します。
ビジネス・プロセスは一般にプロセス・アナリストによって作成されます。プロセス・アナリストは、対処が必要なビジネス要件を特定して、対応するプロセス・フローを定義します。
表5-1では、ビジネス・プロセスが他のビジネス・プロセスと関連してどのように動作するか、プロセスのタイプによってどのように決定されるかを説明します。
注意: デフォルトでは、新規ビジネス・プロセスは同期です。新規プロセスを作成した後は、そのプロセスを編集してタイプを変更できます。 |
表5-1 ビジネス・プロセスのタイプ
プロセス・タイプ | 説明 |
---|---|
同期サービス |
同期サービスは、別のプロセスまたはサービスから同期的に起動されるビジネス・プロセスのタイプです。同期サービスでは、コール側プロセスは、起動されたプロセスが完了するまで待ってから続行します。 |
非同期サービス |
非同期サービスは、別のプロセスまたはサービスから非同期的に起動されるビジネス・プロセスのタイプです。非同期サービスでは、コール側プロセスは、起動されたプロセスが完了するまで待たずに続行します。 |
手動プロセス |
手動プロセスは、ユーザー相互作用を必要とするプロセスです。手動プロセスは、None開始イベントで始まる必要があります。それらはNone終了イベントで終了する必要があります。 |
再使用可能なプロセス(再使用可能なサブプロセス) |
再使用可能なプロセスは、BPMNプロセスがコール可能なプロセスです。BPMN用語では、多くの場合、再使用可能なプロセスは、再使用可能なサブプロセスと呼ばれます。Oracle BPMでサポートされている様々なサブプロセスのタイプの詳細は、A.9項「Oracle BPMでのサブプロセスの使用」を参照してください。 ビジネス・プロセス内で再使用可能なサブプロセスをコールするには、コール・アクティビティを使用します。再利用可能なプロセスのコールについては、A.4.3項「コール・アクティビティの概要」を参照してください。 |
プロセス・エディタを使用すると、すばやくBPMNプロセスを作成および編集できます。プロセス・エディタは、Business Process Composerアプリケーションでタブ付きペインとして表示され、次の領域にわかれています。
プロセス・エディタ・ツールバー: プロセスの設計に関連するメニュー・アイテムにすばやくアクセスできます。詳細は、5.2.1項「プロセス・エディタ・ツールバーの概要」を参照してください。
プロセス・エディタ・キャンバス: プロセス・フローを作成するための作業領域を提供します。詳細は、5.2.2項「プロセス・エディタ・キャンバスの概要」を参照してください。
BPMNコンポーネント・パレット: BPMNプロセスを構成するフロー・オブジェクト、シーケンス・フローおよびその他の要素にすばやくアクセスできます。これらの要素は、BPMNコンポーネント・パレットからプロセス・エディタ・キャンバスにドラッグ・アンド・ドロップできます。詳細は、5.2.3項「BPMNコンポーネント・パレットの概要」を参照してください。
ビジネス・カタログ・パレット: BPMプロジェクト内で使用可能なビジネス・カタログ要素のリストを提供します。詳細は、5.2.4項「ビジネス・カタログの概要」を参照してください。
図5-1は、プロセス・エディタのタブの例を示しています。
Business Process Composerで同じプロジェクト内にある複数のプロセスを同時に開くことができます。各プロセスはエディタ・ウィンドウ内の専用タブで開きます。
プロセス・エディタ・ウィンドウにはツールバーがあり、このツールバーを使用してBusiness Process Composerの機能(表5-2を参照)にアクセスできます。
表5-2 プロセス・エディタのメニュー
メニュー・アイテム | 説明 |
---|---|
元に戻す |
プロセスに対して実行した直前の変更を元に戻します。 |
再実行 |
直前に実行した元に戻すアクションを再実行します。 |
切取り |
選択したアイテムを切り取り、クリップボードにコピーします。 |
コピー |
選択したアイテムをクリップボードにコピーします。 |
貼付け |
現在クリップボードにあるアイテムを貼り付けます。 |
削除 |
選択した要素をプロセスから削除します。 |
自動レイアウト |
プロセスのレイアウトを自動的に調整します。 |
グリッド表示の切替え |
プロセス・エディタ・ウィンドウのグリッドを表示または非表示にします。 |
グリッドにスナップ |
プロセス内のフロー・オブジェクトを最も近いグリッド軸に基づいて中央に配置します。既存のフロー・オブジェクトは、自動的に中央に配置されます。新しいフロー・オブジェクトは、追加されるときに自動的に中央に配置されます。 このメニュー・アイテムは、グリッド表示の切替えが有効になっている場合にのみアクティブになります。 |
印刷 |
ブラウザのプリンタの設定を使用してプロセスを印刷します。 |
会話の編集 |
会話エディタを開きます。このエディタを使用して、入力および出力データ・オブジェクトを決定するインタフェースを定義します。 |
プロセス使用方法の検索 |
現在のプロセスが、現在のプロジェクト内の他のどのプロセスによって呼び出されるかを確認します。 |
コラボレーションの表示 |
プロセス・エディタをコラボレーション・ビューに切り替えます。 |
データ・オブジェクト |
データ・オブジェクト・エディタを開きます。詳細は、12.3項「データ・オブジェクトの使用」を参照してください。 |
ビジネス・インジケータ |
ビジネス・インジケータ・エディタを開きます。 |
プレーヤ |
プロセス・プレーヤを起動します。詳細は、第7章「プロセス・プレーヤの使用」を参照してください。 |
ズーム・スライダ |
プロセスにズーム・インおよびプロセスからズーム・アウトします。 |
プロセス・エディタ・キャンバスは、プロセス・エディタ・ウィンドウの中央の領域です。プロセス・エディタ・キャンバスを使用して、BPMNコンポーネント・パレットで使用可能な要素を使用してプロセスのグラフィカル表現を作成します。プロセス・エディタ・キャンバスにはプロセス・フロー以外にスイムレーンも表示されます。
BPMNコンポーネント・パレットを使用して、プロセスにフロー・オブジェクト、シーケンス・フローおよびビジネス・カタログの要素を追加します。図5-2は、コンポーネント・パレットを示しています。
コンポーネント・パレットを使用して、アーティファクトをプロセス・エディタ・ウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップします。
注意: コンポーネント・パレットは、プロジェクト編集モードに切り替えるまでグレー表示されています。 |
コンポーネント・パレットを使用すると、BPMN要素を次のグループに分類できます:
アクティビティ
対話型
ゲートウェイ
捕捉イベント
スロー・イベント
ノート
測定
Business Process Composerには、フロー・オブジェクトをプロセスに追加するために、次の2つのモードが用意されています:
単一オブジェクト・モード: 一度に1つのフロー・オブジェクトを追加できます。このモードでは、図5-3に示すように、青い円内に「1」と表示されます。
複数オブジェクト・モード: 同じタイプの複数のフロー・オブジェクトを簡単に追加できます。このモードでは、青い円内に「N」と表示されます。
図5-3に表示されている青い円をクリックすると、2つの入力モードを切り替えることができます。
このパネルを使用して、再使用可能なサービスをビジネス・カタログから選択します。図5-4は、ビジネス・カタログを示しています。
これらのサービスは、次のようにグループ化されます。
サービス
外部参照
ヒューマン・タスク
ビジネス・ルール
注意: Business Process Composerを使用して、外部参照を作成することはできません。外部参照を作成するには、Oracle BPM Studioを使用します。 参照を含むプロジェクトは、BPMリポジトリを使用して共有するか、プロジェクト・テンプレートの一部として含めます。 Business Process Composerを使用して、Webサービスに基づくサービスを作成できます。ただし、アダプタや他のSOAコンポーネントに基づくサービスは、Oracle BPM Studioで作成する必要があります。それらは、プロジェクト・テンプレートまたは共有プロジェクトに含めることができます。 |
Business Process Composerを使用して、ビジネス・カタログから対応するフロー・オブジェクトに再使用可能サービスを割り当てることができます。
詳細は、4.1.1.2項「ビジネス・カタログ」を参照してください。
次の各項では、ビジネス・プロセスを作成したり削除する方法、および開く方法について説明します。
Oracle BPMプロジェクト内にビジネス・プロセスを作成します。1つ以上のプロセスをプロジェクトに追加できます。
新しいビジネス・プロセスを作成するには
プロジェクトのようこそページに移動します。
共有プロジェクトを編集する場合は、現在そのプロジェクトを編集中であることを確認します。
「プロセス」をクリックし、次に「新規プロセス」をクリックします。
プロセスの名前を入力し、「作成」をクリックします。
新規プロセスがプロセスのリストに表示されます。
新しいビジネス・プロセスを作成すると、そのプロセスには、デフォルト・シーケンス・フローで接続された開始イベントと終了イベントが含まれます。デフォルトでは、開始イベントと終了イベントはいずれもNoneイベントです。ビジネス・プロセスの要件にあわせてタイプを変更できます。
詳細は、付録A「プロセスの開始点および終了点の定義」を参照してください。
Oracle BPMプロジェクトを開いた後、このプロジェクトに含まれる任意のプロセスを開くことができます。
ビジネス・プロセスを開くには
プロジェクトのようこそページに移動します。
「プロセス」をクリックします。
開くプロセスの名前をクリックします。
プロセス・エディタ・ウィンドウでプロセスが開きます。プロセスを編集する前に、編集モードであることを確認する必要があります。
この項では、プロセス・エディタを使用してプロセスにフロー要素を追加する方法の基本メカニズムについて説明します。BPMN 2.0を使用したビジネス・プロセス設計については、付録A「BPMNフロー・オブジェクト・リファレンス」を参照してください。
プロセスにフロー・オブジェクトを追加するには、コンポーネント・パレットからプロセス・エディタ・キャンバスにフロー・オブジェクトをドラッグします。
コンポーネント・パレットからフロー要素を追加するには:
フロー要素を追加するプロセスを開きます。
編集モードであることを確認します。
コンポーネント・パレットで、追加するフロー・オブジェクトのタイプをダブルクリックします。
使用するオブジェクト入力モードを選択します。
単一のフロー・オブジェクトを入力するか、または同じタイプの複数のフロー・オブジェクトを入力するかを選択できます。詳細は、5.2.3項「BPMNコンポーネント・パレットの概要」を参照してください。
追加するフロー・オブジェクトをクリックし、このフロー・オブジェクトを配置するプロセス・エディタ・キャンバス内の領域にドラッグします。
カーソルに、フロー・オブジェクトのタイプに関連付けられているアイコンが表示されます。
フロー・オブジェクトを追加するプロセス内のポイントにカーソルを置いてから、マウスをクリックします。
複数オブジェクト・モードで作業している場合は、引き続きプロセス・エディタ・キャンバス内をクリックして、同じタイプのフロー・オブジェクトを追加できます。
注意: シーケンス・フローにカーソルを置くと、Business Process Composerによって、新規フロー・オブジェクトの受信シーケンス・フローと送信シーケンス・フローが自動的に作成されます。 |
プロセス・エディタ・ウィンドウ内で、フロー・オブジェクトの切取り、コピーまたは削除を行うことができます。
フロー・オブジェクトの切取り、コピーまたは削除を行うには:
切取り、コピーまたは削除を行うフロー・オブジェクトまたはシーケンス・フローを選択します。
プロセス・エディタ・ツールバーから「切取り」、「コピー」または「削除」を選択します。
注意: 受信シーケンス・フローおよび送信シーケンス・フローを含むフロー・オブジェクトの切取りまたは削除を行うと、Business Process Composerによって、そのフロー・オブジェクトが送信シーケンス・フローに自動的に接続されます。ただし、周囲のフロー・オブジェクトを手動で再構成する必要が生じる場合があります。 |
事前に切取りまたはコピーしたフロー・オブジェクトを貼り付けることができます。
プロセスにフロー・オブジェクトを貼り付けるには:
フロー・オブジェクトを貼り付けるプロセス・エディタ・キャンバスの領域で右クリックします。
「貼付け」を選択します。
シーケンス・フローは、プロセス内で処理が実行される順序(シーケンス)を定義します。詳細は、A.6項「シーケンス・フローを使用したプロセス・フローの制御」を参照してください。
プロセスにシーケンス・フローを追加するには:
プロセスを開きます。
送信シーケンス・フローを作成するフロー・オブジェクトにカーソルを移動します。
「シーケンス・フローの追加」ボタンをクリックします。
このボタンは、フロー・オブジェクトに送信シーケンス・フローが含まれていない場合のみ表示されます。
接続するフロー・オブジェクトにカーソルを移動してクリックします。
BPMNプロセスからシーケンス・フローを削除できます。
プロセスからシーケンス・フローを削除するには:
プロセス・エディタ・キャンバスで、削除するシーケンス・フローを右クリックします。
「削除」を選択します。
シーケンス・フローの基本プロパティを編集できます。
フロー・オブジェクトのプロパティを編集するには:
フロー・オブジェクトを右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
フロー・オブジェクトのプロパティを編集します。
プロパティの編集を終了した後は、「プロパティ」ダイアログ・ウィンドウの外側をクリックします。
変更内容が自動的に保存され、ダイアログ・ウィンドウが閉じます。
次の各項では、Business Process Composerでビジネス・カタログを使用する際に必要な情報について説明します。ビジネス・カタログの詳細は、4.1.1.2項「ビジネス・カタログ」を参照してください。
Business Process Composerを使用して、ビジネス・カタログのコンポーネントをフロー・オブジェクトに割り当てることにより、フロー・オブジェクトの実装の詳細を構成します。
ビジネス・カタログのコンポーネントは、次のフロー・オブジェクトに割り当てることができます。
ビジネス・ルール・タスク
サービス・タスク
ユーザー・タスク
メッセージ・イベントと受信タスク
ビジネス・カタログのコンポーネントをフロー・オブジェクトに割り当てるには:
プロセスを開きます。
ビジネス・カタログのコンポーネントを追加するフロー・オブジェクトを右クリックします。
「実装」を選択します。
「参照」を選択し、リストからビジネス・カタログのコンポーネントを選択します。
「OK」をクリックします。
「変更の適用」をクリックします。
注意: フロー・オブジェクトの実装に対する変更内容を保存するには、「変更の適用」をクリックする必要があります。プロジェクトを保存しても、「変更の適用」をクリックしないと実装の変更内容は保存されません。 |
ビジネス・カタログ内に新しいヒューマン・タスクを作成できます。詳細は、第11章「ヒューマン・タスクの使用」を参照してください。
ヒューマン・タスクを作成した後は、そのヒューマン・タスクをプロセス内のユーザー・タスクに割り当てることができます。BPMNプロセス内のヒューマン・タスクの使用方法については、付録A「プロセスへのユーザー相互作用の追加」を参照してください。
Oracle BPMを使用して、ドラフト・プロセスを作成およびデプロイできます。
ドラフト・プロセスには、実装が未定義のフロー・オブジェクトが1つ以上含まれます。ドラフト・プロセスをデプロイすると、プロセス内で完了している部分をテストできるため、すべてのフロー・オブジェクトが実装されるのを待機する必要がありません。ドラフト・プロセスを作成するには、プロセス内の1つ以上のフロー・オブジェクトをドラフトとしてマークします。
フロー・オブジェクトをドラフトとしてマークした場合、そのフロー・オブジェクトのデータ・アソシエーションは構成できません。すでにデータ・アソシエーションを構成済のフロー・オブジェクトをドラフトとしてマークすると、データ・アソシエーションは失われます。
ドラフト・フロー・オブジェクトの実装の詳細を定義できます。ただし、これは必須ではありません。ドラフトのフロー・オブジェクトに実装が定義されていなくても、プロジェクトの検証時にエラーは発生しません。
ドラフトのフロー・オブジェクトが含まれるプロジェクトをデプロイする場合、それらのフロー・オブジェクトの実装の詳細は無視されます。たとえば、ドラフトとしてマークされたユーザー・タスクがプロセスに含まれている場合、ランタイム・エンジンは関連付けられたヒューマン・タスクのインスタンスを作成しません。
ドキュメント・エディタを使用して、プロセスのドキュメントを作成できます。プロセス全体のドキュメント、およびプロセス内の個々のフロー・オブジェクトのドキュメントを追加できます。
Oracle BPMを使用して、2つの異なるタイプのドキュメントを作成できます。
エンド・ユーザー: プロセス・ワークスペースを使用したプロセスベースのアプリケーションのエンド・ユーザーが表示可能なドキュメント。
内部(ユースケース): ビジネス・プロセスをコラボレーションしていたり、後で改訂を行う可能性があるプロセス・アナリストおよび開発者向けのドキュメント。
プロセス内のアクティビティ、イベントおよびゲートウェイごとにユースケース・ドキュメントを定義できます。
注意: シーケンス・フローまたは測定マークのドキュメントは作成できません。 |
Business Process Composerを使用して、プロセスおよびプロセス内のフロー・オブジェクトにドキュメントを追加します。
プロセスにドキュメントを追加するには:
プロセスを開きます。
ペインのリストアをクリックして、ドキュメント・エディタを表示します。ペインのリストア・アイコンはBusiness Process Composerアプリケーションの右下隅にあります。
「ドキュメント」タブをクリックしてから、プロセスのタブを選択します。
「ドキュメント・タイプ」ドロップダウン・メニューから、作成するドキュメントのタイプを選択します。
エディタ・ウィンドウでドキュメントを入力します。
「適用」をクリックして、変更を保存します。
注意: 別のプロセスまたはプロセス要素を選択する前に、変更を適用する必要があります。変更を適用する前にドキュメント・エディタ以外の機能にナビゲートすると、その変更は保存されません。 |
プロセス内の特定のフロー・オブジェクトにドキュメントを追加するには:
ドキュメントを追加するプロセスを開きます。
ドキュメントを追加するフロー・オブジェクトを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「ドキュメント」をクリックします。
「ドキュメント・タイプ」ドロップダウン・メニューから、作成するドキュメントのタイプを選択します。
エディタ・ウィンドウでドキュメントを入力します。
「適用」をクリックして、変更を保存します。
注意: 別のプロセスまたはプロセス要素を選択する前に、変更を適用する必要があります。変更を適用する前にドキュメント・エディタ以外の機能にナビゲートすると、その変更は保存されません。 |
Business Process Composerを使用して、他のプログラムで作成されたプロセス・モデルをインポートおよびエクスポートします。
Business Process Composerを使用して、プロセス・モデルをインポートし、それらをBPMN表記に変換します。Oracle BPMでは、次のフォーマットのプロセス・モデルのインポートおよび変換がサポートされています。
Visio
ワークフロー
XPDL
Oracle Tutor(ファイルは拡張子.docxで保存されます)
VisioおよびXPDLのプロセスは、正しく変換されるように、変換前にプロセスへの変更が必要な場合があります。詳細は、付録E「BPMNにインポートするためのプロセスの準備」を参照してください。
注意: 元のファイルにBPMNでサポートされていないプロパティおよびアーティファクトが含まれている場合は、サポートされていない要素は変換されず、BPMNの最終プロセスから省略されます。 たとえば、元のファイルの標準アクティビティにループ特性が含まれている場合、これはBPMNではサポートされていないため、変換後のBPMNプロセスにループ特性は含まれません。 |
プロセス・モデルをインポートするには:
メイン・メニューの「インポート」を選択し、「モデルのインポート」を選択します。
ローカル・ファイル・システムでインポートするファイルを参照し、「OK」をクリックします。
VisioファイルまたはXPDLファイルをインポートする場合は、次のいずれかを選択します。
各プールから個別のモデルを作成
プールを1つのモデルにマージ
このダイアログは、元のファイルに複数のプールが含まれていない場合でも表示されます。
「OK」をクリックします。
新しく作成されたBPMNプロセスは、プロジェクトのようこそページから表示できます。
Business Process Composerを使用して、BPMNプロセスをOracle Tutorにエクスポートします。これらのファイルはMicrosoft Word(.docx)ファイルとしてエクスポートされ、Oracle Tutorの書式設定が含まれています。
BPMNプロセスをOracle Tutorにエクスポートするには:
メイン・メニューの「エクスポート」を選択し、Wordにエクスポートを選択します。
次の中から選択します。
アクティブ・プロセス
開かれているすべてのプロセス:
プロジェクトのすべてのプロセス:
変換されたプロセスは.zipファイル形式でローカル・ファイル・システムにダウンロードされます。
「保存」をクリックします。
エクスポートされたプロセスを表示するには、.zipファイルを展開する必要があります。それぞれのプロセス・ファイルには、変換時に変更されたオブジェクトに関する変換ノートが含まれます。