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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発
11gリリース1 (11.1.1.8.3)
E49666-03
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42 ピープル・コネクションREST APIの使用

この章では、ピープル・コネクションに関連するREST APIについて説明します。

この章の内容は、次のとおりです。


関連項目:

REST APIの概要は、第53章「Oracle WebCenter Portal REST APIの使用」を参照してください。


42.1 アクティビティ・ストリームREST API

アクティビティ・ストリームREST APIを使用して、アクティビティ・ストリームにおけるユーザーのアプリケーション・アクティビティを参照します。この項では、このアクションを実行するために使用できるREST APIメソッドの情報を提供します。

この項には次のサブセクションが含まれます:


注意:

REST APIは、多様な方法で構成できるので、ユーザーのアクティビティの一部を返さずに、RESTクライアントでFrameworkアプリケーションとは別にアクティビティ・ストリームがどのように動作するのかをカスタマイズできるようにすることが可能です。


42.1.1 アクティビティ・ストリーム・エントリ・ポイント

各RESTサービスは、そのサービスのエントリ・ポイントを提供するリソース索引内にリンク要素を持っています。ピープル・コネクションでは、各機能に独自のリンク要素があります。たとえば、ピープル・コネクションのアクティビティ・ストリーム機能のエントリ・ポイントを見つけるには、次のresourceTypeを持つリンク要素を見つけます。

urn:oracle:webcenter:activities:stream

対応するhrefまたはtemplate要素によって、URIエントリ・ポイントが提供され、それによってアクティビティ・ストリームから現在のユーザーのアプリケーション・アクティビティが取得されます。クライアントは、このエントリ・ポイントにHTTPリクエストを送信し、ピープル・コネクションのアクティビティ・ストリーム機能を使用します。


関連項目:

リソース索引の詳細は、第53.5.1項「リソース索引の使用」を参照してください。

リソース・タイプの詳細は、第53.5.2.1項「リソース・タイプ」を参照してください。


42.1.2 アクティビティ・ストリーム・リソース・タイプの分類

クライアントがエントリ・ポイントを識別すると、リソース・タイプの分類によりナビゲートして、必要な操作を実行できます。個々のリソース・タイプの詳細は、第42.1.4項「アクティビティ・ストリーム・リソース・タイプ」の該当の項を参照してください。

ピープル・コネクションのアクティビティ・ストリーム機能のリソース・タイプの分類は、次のとおりです。

urn:oracle:webcenter:activities:stream
urn:oracle:webcenter:activities:activity

42.1.3 アクティビティ・ストリームのセキュリティに関する考慮事項

ピープル・コネクションREST APIのいずれかにアクセスするには、RESTサービスにログインする必要があります。その後、基礎となるサービスにより、権限の確認などが処理されます。


関連項目:

一般的なセキュリティに関する考慮事項については、第53.8項「WebCenter Portal REST APIのセキュリティに関する考慮事項」を参照してください。


42.1.4 アクティビティ・ストリーム・リソース・タイプ

この項では、各リソース・タイプについて知っておく必要があるすべての情報を提供します。次のサブセクションが含まれます:

urn:oracle:webcenter:activities:stream

streamレスポンスには、アクティビティ・ストリームからのアクティビティの取得に使用するURIが含まれます。

ユーザーのストリームからアクティビティを取得するか、ユーザーのコネクションのストリームからアクティビティを取得できます。どのアクティビティを取得するのかをより細かく制御するには、アクティビティ・ストリーム問合せフィルタを使用します。問合せフィルタを使用すると、次のことを実行できます。

  • 問合せ対象のユーザーを指定します

  • ユーザーのコネクションのアクティビティを結果に含めます

  • 結果に、ホーム・ポータルなどポータルからのアクティビティを含めます

  • 結果を、特定のサービスからのアクティビティに限定します

使用できるオプションは、streamリソースにアクセスするためにたどるパスと、使用するリンクのrelに応じて異なります。たとえば、アクティビティ・ストリーム問合せフィルタは、urn:oracle:webcenter:activities:streamrel属性を持つリンクからのみ使用できます。personリソースからアクティビティ・ストリーム問合せフィルタにアクセスする場合は、personGuidパラメータが事前に設定されます。

表42-1は、リンクのrel要素に応じて返されるアクティビティを示しています。

表42-1 streamによって返されるアクティビティ

rel 戻り値

urn:oracle:webcenter:activities:stream:person

ユーザーのストリームからのアクティビティ(GUID/@self)脚注 1 

urn:oracle:webcenter:activities:stream:connections

ユーザーのコネクションのストリームからのアクティビティ(GUID/@connections)脚注 1

urn:oracle:webcenter:activities:stream

アクティビティ・ストリーム問合せフィルタによって決定されるアクティビティ

urn:oracle:webcenter:activities:stream:space

ポータル・アクティビティ・ストリームからのアクティビティ

urn:oracle:webcenter:activities:stream:list

ポータル・アクティビティ・リストからのアクティビティ


脚注 1 GUIDは、任意の有効なユーザーGUIDまたは@meです。

streamへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してこのリソースにアクセスする方法を示します:

resourceIndex
   stream (rel="urn:oracle:webcenter:activities:stream:person" or
               "urn:oracle:webcenter:activities:stream")
resourceIndex
   person
      stream (rel="urn:oracle:webcenter:activities:stream:person" or
                  "urn:oracle:webcenter:activities:stream:connections" or
                  "urn:oracle:webcenter:activities:stream")
resourceIndex
   person
      list
         stream
resourceIndex
   space
      stream
stream
   activity
      param
         stream (rel="urn:oracle:webcenter:activities:stream:space")
personReference
   stream

streamでサポートされるメソッド

次のメソッドは、streamでサポートされています。

  • GET

    • リクエスト-パラメータ:

      • startIndexitemsPerPage


      関連項目:

      startIndexitemsPerPageなど、REST APIパラメータについては、「共通のリクエスト問合せパラメータ」を参照してください。


      問合せフィルタURIに使用できる追加のパラメータは次のとおりです。

      • data: 指定したデータのみを返します(詳細は、「共通のリクエスト問合せパラメータ」を参照してください)。streamリソースの場合、定数'data'をdataパラメータとして指定すると、そのリソースに関する基本情報が、コメントおよびお気に入り登録のサマリーを除いてすべて返されます。コメントまたはお気に入り登録を返す場合は、dataパラメータ値'commentsSummary'または'likesSummary'を指定します。


        注意:

        複数のデータ値を、カンマ区切りリストとして指定できます。たとえば、data=data, commentsSummaryと指定します。


      • personGuid: (必須)指定されたユーザーのストリームからアクティビティを取得します。有効な値: 任意の有効なユーザーGUIDまたは@me

      • serviceIds: 指定されたサービスに対するアクティビティのみを返します。有効な値: アスタリスク(*)では、すべてのサービスが返されます。NULLまたは空にすると、(最上部バーの設定リンクから)サービス・フィルタのユーザー・プリファレンス設定が使用されます。

      • personal: 指定されたユーザーのアクティビティをホーム・ポータルに含めます。有効な値: trueまたはfalseデフォルト値: false

      • connections: 指定されたユーザーのコネクションのストリームからのアクティビティを含めます。有効な値: trueまたはfalseデフォルト値: false

      • groupSpaces: 指定したユーザーがメンバーとなっているすべてのポータルからのアクティビティを含めます。有効な値: trueまたはfalseデフォルト値: false

      • connectionListIds: アクティビティを表示するために使用されるコネクション・リストを指定するコネクション・リスト名のカンマ区切りリスト。

      • groupSpaceGuids: アクティビティを表示するために使用されるポータルGUIDのカンマ区切りリスト。

      • userGroupSpaceActivities: ユーザーのアクティビティをそれぞれのポータルに表示するかどうかを指定します。有効な値: trueまたはfalseデフォルト値: false

      • followedObjects: 現在のユーザーと指定されたユーザーの両方に追跡されるオブジェクトのすべてのアクティビティを表示するかどうかを指定します。有効な値: trueまたはfalseデフォルト値: false

      • followedObjectsUserActivities: 現在のユーザーと指定されたユーザーの両方が追跡するオブジェクトの指定されたユーザーのアクティビティを表示するかどうか指定します。有効な値: trueまたはfalseデフォルト値: false

      • advancedQuery: ストリーム・アクティビティに対するフィルタを指定します。ユーザー名、サービスIDおよびドキュメントの表示名などのオブジェクトの詳細のフィルタを作成します。


        注意:

        advancedQueryパラメータに実際の値をプラグする必要があります。EL式を直接パラメータに渡すことはできません。通常、REST APIクライアントはEL変換を手動で処理し、実際のオブジェクト・データ値をREST URLに挿入します。次に示す例、および第39.4項「アクティビティ・ストリームの詳細な問合せパラメータの設定」も参照してください。


      たとえば、次のURIでは、現在のユーザーのアクティビティ・ストリームから、そのユーザーがサービス・フィルタに対する個人プリファレンス設定で構成したサービスすべてに対して、アクティビティが返されます。これによって、ユーザーのホーム・ポータルから、およびユーザーのコネクションのストリームからアクティビティが返されます。

      http://host:port/rest/api/activities?personal=true&connections=true&personGuid=@me&token=utoken
      

      次のURIでは、ユーザーの個人プロファイルおよびコネクションのアクティビティのみが返されます。

      http://host:port/rest/api/activities?serviceIds=oracle.webcenter.peopleconn
      ections.profile,oracle.webcenter.peopleconnections.connections&personal=
      true&personGuid=@me&token=utoken
      

      この次の例では、advancedQueryパラメータの使用方法を示します。前述のとおり、EL式をadvancedQueryに渡すことはできません。REST APIクライアントは、最初に実際のデータ・オブジェクト値を取得する必要があり、そして、その値をadvancedQueryに渡すことができます。たとえば、特定のポータルのアクティビティをフィルタ処理するには、そのポータルの範囲のGUIDをadvancedQueryに渡します。

      http://host:port/rest/api/activities?personGuid=@me&advancedQuery=AE.SCOPE_ID%20%3D%20\%27s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed\%27&ttoken=token
      

      ここでs8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23edはそのポータルのGUIDです。問合せ文字列は、適切なエスケープ・コードでエンコードする必要があります。advancedQueryの値を取得するために使用できるEL式のリストは、第39.4項「アクティビティ・ストリームの詳細な問合せパラメータの設定」を参照してください。

    • レスポンス-本体: 0個以上のアクティビティ


      注意:

      streamリソースにはアクティビティ・アイテムが含まれているため、そのレスポンスでは、そのアクティビティで参照されているオブジェクトのリソース・リンクも返されることがあります。


streamからリンクされるリソース・タイプ

表42-2は、クライアントがstreamリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-2 streamに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self urn:oracle:webcenter:activities:stream:person

urn:oracle:webcenter:activities:stream


urn:oracle:webcenter:activities:activity



urn:oracle:webcenter:activities:activity

activityレスポンスには、アクティビティに関するデータと、アクティビティ・ストリームに含まれているアクティビティから必要とするデータをすべて取得する際に使用するURIが含まれます。

activityへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してactivityリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   stream
      activity
resourceIndex
   person
      stream
         activity
resourceIndex
   space
      stream
         activity

activityでサポートされるメソッド

activityでサポートされているメソッドはありません。アクティビティは、現在、streamリソース・タイプからのみ使用できます。

activityからリンクされるリソース・タイプ

表42-3は、クライアントがこのリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-3 urn:oracle:webcenter:activities:activityに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:activities:activity

icon

urn:oracle:webcenter:activities:activity:icon



activityの読取り専用要素

表42-4は、activityリソースの読取り専用要素を示しています。


関連項目:

projectionの詳細は、「共通のリクエスト問合せパラメータ」を参照してください。



注意:

アイコンが使用可能である場合は、activityによって、レスポンスのリンク・セクションのアクティビティ・アイコンへのリンクが返されます。「urn:oracle:webcenter:activities:activity:icon」を参照してください。


表42-4 activityの読取り専用要素

要素 タイプ 説明

activityType

String

アクティビティ・タイプ

サービス内で一意です。たとえば、ディスカッションはactivityType createForumを返すことができます。

commentsCount

String

dataパラメータにcommentsSummaryを指定した場合、commentsCountパラメータが返されます。

createdDate

Date (String)脚注 1 

アクティビティが作成された日付。

description

String

アクティビティの説明。

detail

String

アクティビティの詳細情報(使用可能な場合)。

たとえば、これによって、メッセージのコンテンツ、ドキュメントのファイル名、お気に入り登録が返されます。

detailURLに類似しています。両方またはいずれかを使用することも、どちらも使用しないことも可能です。detailURLは、ポータルでWikiおよびブログを作成する際に使用可能です。

detailURL

String

detailURLは、ポータルでWikiおよびブログを作成する際に使用可能です。WebベースのWebCenter Portalでは、このURLをクリックし、ポータルでWikiまたはブログのページを開くことができます。

detailに類似しています。両方またはいずれかを使用することも、どちらも使用しないことも可能です。

displayDescription

String

事前に書式設定された国際化された説明。

displayMessage

String

事前に書式設定された国際化されたメッセージ(テンプレート情報は含まれません)。

groupSpace

groupSpaceReference


アクティビティが実行されたポータルに関する情報

注意: この参照は、ポータル内で発生しなかったアクティビティ(たとえば、ホーム・ポータルで発生したアクティビティ)では存在しません。また、ポータルの作成はホーム・ポータルで発生するため、そのアクティビティにもこの要素はありません。

id

String

メッセージの一意のID

isSummary

trueまたはfalse

このアクティビティが他のアクティビティのサマリーであるのかどうかを示します。

likesCount

String

dataパラメータにlikesSummaryを指定した場合、likesCountパラメータが返されます。

message

String

このアクティビティのローカライズ済文字列

これは、中カッコ({})内に置換文字列が含まれている場合があります。

permission

PRIVATE

SHARED

PUBLIC

このアクティビティの権限レベル

scope

String

アクティビティの範囲

これは、ホーム・ポータルなどのポータルを返すことがあります。

たとえば、ポータルの場合は、次のような文字列が返されます。

s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed

serviceId

String

アクティビティを作成したサービスの一意のID

注意: WebCenter PortalのツールとサービスのIDのリストは、表F-7「サービスとツールのID」を参照してください。

sharedLink_url

String

次の例で示すように、RESTクライアントによるナビゲーション・リンクをレンダリングするために使用できます。

<param resourceType="urn:oracle:webcenter:activities:parameter">
<links>
<link href="http://www.google.com" />
</links>
<displayName>http://www.google.com</displayName>
<key>_sharedLink_url</key>
<type>custom</type>
</param> "

このパラメータはメッセージ・テンプレートで使用できないことに注意してください(例: {actor[0]}によってポータル{object[0]}はすでに作成されています)。

templateParams

urn:oracle:webcenter:activities:parameter


アクティビティに関連するデータを取得するparam要素のリスト。各templateParam <param>要素で提供されるキーによって、1つ以上のデータ・アイテムをパラメータ化したアクティビティ・メッセージにプラグインできます。「templateParams要素の理解」を参照してください。

custom

Param

カスタム・パラメータには、displayNamekeyおよびtypeがあり、URLを持つ場合と持たない場合があります。


脚注 1 DATEBOOLEANなどのデータ型は、STRINGとしてAPIに格納されます。DATEデータ型は、Java標準の日付書式、たとえば、2009-08-21T14:43:11.0013-0700を返します。ここで、0700はタイム・ゾーンを表します。

templateParams要素の理解

Carlという名前のユーザーの最新のメッセージを表示するとします。「CarlはポータルCustomer Feedbackを作成した」のような情報を表示したいと考えています。templateParams要素が、この問題の解決に役立ちます。

templateParams要素は、タイプoracle:webcenter:activities:activityのオブジェクトで返されます。この要素は、アクティビティに関連する大量のデータを取得します。たとえば、ユーザーが新しいポータルを作成する場合、そのアクティビティのtemplateParams要素が、ユーザーに関する情報およびポータルに関する情報を取得します。そのアクティビティに関連するパラメータ化されたメッセージ文字列内での文字列の置換の実行を可能にするキーが提供されています。

たとえば、ユーザーがポータルを作成する場合、返されるアクティビティ・オブジェクトには、次のようにパラメータ化されている<message>アイテムが含まれています。

<message>{actor[0]} has created the portal {object[0]}</message>

そのアクティビティのtemplateParams要素を解析することで、文字列の置換の実行を可能にする使用可能なキーおよび、ユーザー名やアクティビティなど、表示に適したデータを見つけることができます。

アクティビティに関する情報を表示するためのtemplateParamsを使用したUIのコーディング方法の詳細な例は、第53.13.2項「アクティビティ・ストリーム・データの表示」を参照してください。

templateParams要素は、commentslikescommentsSummaryおよびlikesSummaryオブジェクトへのリンクも提供します(それらがdataパラメータを使用してリクエストされている場合)。これらのリンクによって、オブジェクトに関するすべてのコメントまたはお気に入り登録などを問い合せたり、新しいコメントまたはお気に入り登録を投稿できます。サマリー・リンクによって、コメントまたはお気に入り登録カウントおよびいくつかの最近のコメントまたはお気に入り登録が返されます。「コメントとお気に入り登録の理解」も参照してください。

templateParams要素で返されるリンクは、ユーザー、ドキュメント、ポータル、カスタム・オブジェクトなど、どのような種類のオブジェクトが返されるのかによって異なります。詳細は、「urn:oracle:webcenter:activities:parameter」を参照してください。


注意:

templateParams要素には、場合によっては、メッセージ内で直接参照されない要素が含まれることがあります。


relリンクがviaとマークされている場合、それは基盤となるRESTオブジェクト(たとえば、パラメータではなくドキュメント)へのリンクです。relリンクがalternateおよびタイプtext/htmlとマークされている場合、それはそのオブジェクトのHTMLページへのリンクです。ポータル・オブジェクトには、ポータルのためのアクティビティ・ストリーム・リンクが含まれています。ユーザーには、アイコンおよびアクティビティ・ストリーム・リンクがあります。他のオブジェクトには、タグ付けしたアイテムおよび関連するタグ付けしたアイテムのリストへのaltリンクを含めることができます(そのオブジェクトに対してタグ付けが有効化されている場合)。標準オブジェクトで、コメントまたはお気に入り登録がサポートされている場合、前述のとおり、それには、comments/commentsSummaryおよびlikes/likesSummaryを含めることができます。

コメントとお気に入り登録の理解

commentscommentsSummarylikesおよびlikesSummaryへのハイパーリンクがデフォルトで含まれます(data=data,commentsSummary,likesSummaryを指定してcommentsSummaryおよびlikesSummaryを開くことができます)。コメントおよびお気に入り登録は、アクティビティによって参照されるオブジェクトまたはアクティビティ自体と関連付けることができます。たとえば、ドキュメントを編集する場合、そのコメントはそのドキュメントと関連付けられます。アクティビティ・ストリーム・ページのドキュメント編集アクティビティにコメントを追加する場合、そのコメントは、そのドキュメント編集アクティビティと関連付けられます。

コメントおよびお気に入り登録と関連付けられているリンクは、次のとおりです。

  • comments: commentsリンクにより、1つのオブジェクトに対するすべてのコメントを問い合せることができます。このリンクで新しいコメントをPOSTすることもできます。comments POSTの場合、textフィールドが必要です。たとえば、本体データには次のように使用します。

    JSON:

               {
                 "text" : "REST Comment"
               }
    

    XML:

               <text>REST Comment</text> 
    
  • commentsSummary: commentsSummaryリンクによって、コメント・カウントおよびいくつかの最近のコメントが返されます。

  • likes - likesリンクによって、1つのオブジェクトのすべてのお気に入り登録を問い合せることができます。このリンクで新しいお気に入り登録をPOSTすることもできます。likes POSTに必要なフィールドはありません。

  • likesSummary: likesSummaryリンクによって、お気に入り登録カウントおよび現在のユーザーのお気に入り(使用可能な場合)が返されます。


注意:

Likeオブジェクト自体では、DELETEのみがサポートされ、GETはサポートされません。likesCountおよびcommentsCountアイテムによって、現在のオブジェクトのお気に入り登録またはコメントの数が返されます。


次のURLは、ドキュメント・オブジェクトのcommentscommentSummarylikesおよびlikesSummaryに対するGETリクエストの例を示しています。

"http://example.com:8892/rest/api/activities/services/oracle.webcenter.doclib/objectTypes/document/objects/(<document_object_id>)/comments?startIndex=0&amp;itemsPerPage=10&amp;utoken=FCvY3qQSBh0eAByLdxugV-lUgFO3_w**"

"http://example.com:8892/rest/api/activities/services/oracle.webcenter.doclib/objectTypes/document/objects/(<document_object_id>)/commentsSummary?utoken=FCvY3qQSBh0eAByLdxugV-lUgFO3_w**"

"http://example.com:8892/rest/api/activities/services/oracle.webcenter.doclib/objectTypes/document/objects/(<document_object_id>)/likes?startIndex=0&amp;itemsPerPage=10&amp;utoken=FCvY3qQSBh0eAByLdxugV-lUgFO3_w**"

"http://example.com:8892/rest/api/activities/services/oracle.webcenter.doclib/objectTypes/document/objects/(<document_object_id>)/likesSummary?utoken=FCvY3qQSBh0eAByLdxugV-lUgFO3_w**"

ここで<document_object_id>はドキュメント・オブジェクトIDです。

次のURLは、ドキュメント作成アクティビティのcommentscommentSummarylikesおよびlikesSummaryに対するGETリクエストの例を示しています。

"http://example.com:8892/rest/api/activities/ffa9a9f0-d02f-4e30-8c58-8a41b7a6e8a3/comments?startIndex=0&amp;itemsPerPage=10&amp;utoken=FCvY3qQSBh0eAByLdxugV-lUgFO3_w**"

"http://example.com:8892/rest/api/activities/ffa9a9f0-d02f-4e30-8c58-8a41b7a6e8a3/commentsSummary?utoken=FCvY3qQSBh0eAByLdxugV-lUgFO3_w**"

"http://example.com:8892/rest/api/activities/ffa9a9f0-d02f-4e30-8c58-8a41b7a6e8a3/likes?startIndex=0&amp;itemsPerPage=10&amp;utoken=FCvY3qQSBh0eAByLdxugV-lUgFO3_w**"
                  "http://example.com:8892/rest/api/activities/ffa9a9f0-d02f-4e30-8c58-8a41b7a6e8a3/likesSummary?utoken=FCvY3qQSBh0eAByLdxugV-lUgFO3_w**"

urn:oracle:webcenter:activities:parameter

templateParams要素によって、一連のparam要素が返されます。param要素によって、返されるアクティビティ・オブジェクトのタイプに固有のデータが返されます。param要素の使用可能なタイプには、次のものがあります。

  • user: displayNameguididkeyprimaryIdおよびtypeを返します。

  • document: displayNameiconUrlidkeyprimaryIdおよびtypeを返します。

  • custom: displayNamekeyおよびtypeを返し、URLを持つ場合と持たない場合があります。

paramは、変数の参照または一般的な形式{prefix[index].variable}のキーである場合もあります。

urn:oracle:webcenter:activities:activity:icon

このリソース・タイプを使用して、アクティビティのアイコンを取得します(使用可能な場合) (GET)。

activities:activity:iconへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してこのリソースにアクセスする方法を示します:

resourceindex
   activities
      activity
         icon

iconでサポートされるメソッド

次のメソッドは、このリソースによりサポートされています:

  • GET: 指定したアクティビティに使用されるアイコンを返します。

iconからリンクされるリソース・タイプ

表42-5は、クライアントがこのリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-5 urn:oracle:webcenter:activities:activity:iconに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:activities:activity:icon

urn:oracle:webcenter:parent

urn:oracle:webcenter:activities:activity



42.2 コネクションおよびプロファイルREST API

コネクションおよびプロファイルREST APIを使用して、プロファイルまたはコネクション・リストの参照、コネクション・リストの管理、コネクションの追加または削除、コネクションの招待の送信およびプロファイル・ステータス・メッセージの更新を行います。この項では、これらのアクションを実行するために使用するREST APIメソッドの情報を提供します。

この項には次のサブセクションが含まれます:

42.2.1 コネクションおよびプロファイル・エントリ・ポイント

各RESTサービスは、そのサービスのエントリ・ポイントを提供するリソース索引内にリンク要素を持っています。ピープル・コネクションでは、各機能に独自のリンク要素があります。たとえば、ピープル・コネクションのコネクションとプロファイル機能のエントリ・ポイントを見つけるには、次のresourceTypeを持つリンク要素を見つけます。

urn:oracle:webcenter:people (現在のユーザーのプロファイルを返します)

urn:oracle:webcenter:people:person (ユーザーに対する問合せを可能にします)

urn:oracle:webcenter:people:invitations (現在のユーザーによって送信または受信された招待を返します)


注意:

people:personおよびpeople:invitationsリソース・タイプには、templateはありますが、hrefはありません。


対応するhrefまたはtemplate要素によって、URIエントリ・ポイントが提供され、それによって人々のリスト(people)または個々のユーザー(people:person)が返されます。クライアントは、このエントリ・ポイントにHTTPリクエストを送信し、ピープル・コネクションのコネクションとプロファイル機能を使用します。


関連項目:

リソース索引の詳細は、第53.5.1項「リソース索引の使用」を参照してください。

リソース・タイプの詳細は、第53.5.2.1項「リソース・タイプ」を参照してください。


42.2.2 コネクションおよびプロファイル・リソース・タイプの分類

クライアントがエントリ・ポイントを識別すると、リソース・タイプの分類によりナビゲートして、必要な操作を実行できます。個々のリソース・タイプの詳細は、第42.2.4項「コネクションおよびプロファイル・リソース・タイプ」の該当の項を参照してください。

ピープル・コネクションのコネクションおよびプロファイル機能のリソース・タイプの分類は、次のとおりです。

urn:oracle:webcenter:people
   urn:oracle:webcenter:people:person
   urn:oracle:webcenter:people:icon
   urn:oracle:webcenter:people:person:list
      urn:oracle:webcenter:people:person:listNames
      urn:oracle:webcenter:people:person:listName
      urn:oracle:webcenter:people:person:list:member
      urn:oracle:webcenter:people:person:status
   urn:oracle:webcenter:people:invitations
      urn:oracle:webcenter:people:invitation

42.2.3 コネクションおよびプロファイルのセキュリティに関する考慮事項

ピープル・コネクションREST APIのいずれかにアクセスするには、RESTサービスにログインする必要があります。その後、基礎となるサービスにより、権限の確認などが処理されます。


関連項目:

一般的なセキュリティに関する考慮事項については、第53.8項「WebCenter Portal REST APIのセキュリティに関する考慮事項」を参照してください。


42.2.4 コネクションおよびプロファイル・リソース・タイプ

この項では、各リソース・タイプについて知っておく必要があるすべての情報を提供します。次のサブセクションが含まれます:

urn:oracle:webcenter:people

peopleレスポンスには、1人以上のユーザーのプロファイルの取得に使用するURIが含まれます。

peopleへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してpeopleリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   people

peopleでサポートされるメソッド

次のメソッドは、peopleでサポートされています。

  • GET

    • リクエスト-パラメータ:

      • startIndex - 「共通のリクエスト問合せパラメータ」を参照してください。

      • itemsPerPage - 「共通のリクエスト問合せパラメータ」を参照してください。

      • projection - 「共通のリクエスト問合せパラメータ」を参照してください。

      • data: dataパラメータは、レスポンスで返されるデータを制御するカンマ区切りのリストです。事前定義済セットのbasicは、data=guid,id,displayNameと同等です。事前定義済セットのdataは、ユーザーのすべてのデータを返す標準セットですが、statusmanagerreporteesまたはphotosは含まれていません。設定可能な値のフル・リストには、事前定義済セットのbasicdata、さらに個々のデータ値としてguididdisplayNamebirthdaylanguagetimeZonenameaddressesorganizationsworkEmailphoneNumbersmanagerreporteesphotosおよびstatusが含まれます。

        dataパラメータとして定数'data'を指定すると、リソースに対してすべての基本情報が返されます。projectiondataの両方の問合せ文字列パラメータが存在する場合は、dataパラメータを使用して返すデータを決定します。

        dataパラメータは、次の値のカンマ区切りリスト値を取って、対応するデータを返すこともできます。guididdisplayNamebirthdaylanguagetimeZonenameaddressesorganizationsworkEmailphoneNumbersmanagerreporteesphotosまたはstatus、あるいはその任意の組合せ。


        注意:

        dataパラメータは、事前定義済セット、値のコレクションまたはセットと値の組合せを受け入れることができます。たとえば、基本データおよびユーザーの生年月日を入手するには、data=basic,birthdayと指定します。


      • links: linksパラメータは、レスポンスでどのリンクが返されるのかを制御するカンマ区切りリストです。このパラメータは、事前定義済セット、個々のデータ値または事前定義済セットと個々のデータ値の組合せを受け入れることができます。事前定義済セットは、basicdataactivitiesSetconnectionsSetおよびfeedbackSetです。これらの事前定義済セットについては、「linksパラメータの事前定義済セット」を参照してください。

        linksパラメータの個々の値は、personprofileiconstatusmessageBoardactivitiespersonActivitiesconnectionActivitiesconnectionslistNamesinvitationgivenFeedbackreceivedFeedbackuserGivenFeedbackmanagerreporteesmemberです。

        projectionlinksの両方の問合せ文字列パラメータが存在する場合は、linksパラメータを使用して返すリンクを決定します。

    • レスポンス-本体: 0個以上の個人オブジェクト。

linksパラメータの事前定義済セット

次のアイテムは、linksパラメータで返すことができる事前定義済セットです。たとえば、links=basicを指定する場合、それはdata=person,profile,iconを指定することと同等です。必要に応じて、追加のパラメータを指定することもできます。たとえば、data=basic,birthdayと指定できます。


注意:

現在使用できないリンクは、それらがlinksパラメータで指定されている場合でも返されません。


  • basic: プロファイルの基本情報を返し、personprofileおよびiconを含む標準セット。

  • data: レスポンスに対してすべての基本リンクと、コネクション・リスト、ステータスおよびアクティビティ・ストリーム・テンプレートを返す標準セット。

  • activitiesSet: activitiespersonActivitiesおよびconnectionActivitiesが含まれます。

  • connectionsSet: connectionslistNamesおよびinvitationが含まれます。

  • feedbackSet: givenFeedbackreceivedFeedbackおよびuserGivenFeedbackが含まれます。

peopleからリンクされるリソース・タイプ

表42-6は、クライアントがpeopleリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-6 peopleに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

urn:oracle:webcenter:people:icon

urn:oracle:webcenter:people:person

urn:oracle:webcenter:people:person:list:connections

urn:oracle:webcenter:people:person:list

urn:oracle:webcenter:activities:stream:person

urn:oracle:webcenter:activities:stream

urn:oracle:webcenter:activities:stream:connections

urn:oracle:webcenter:activities:stream

urn:oracle:webcenter:activities:stream

urn:oracle:webcenter:activities:stream

urn:oracle:webcenter:feedback:all-received

urn:oracle:webcenter:feedback

urn:oracle:webcenter:feedback:all-given

urn:oracle:webcenter:feedback

self

urn:oracle:webcenter:people:person:status

urn:oracle:webcenter:people:person:list:list

urn:oracle:webcenter:people:person:list

self

urn:oracle:webcenter:people:person:listName

urn:oracle:webcenter:activities:stream:list

urn:oracle:webcenter:activities:stream


urn:oracle:webcenter:people:icon

このリソース・タイプを使用して、指定したプロファイルで使用されるアイコンを取得します(GET)。

people:iconへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してこのリソースにアクセスする方法を示します:

resourceindex
   people
      icon

iconでサポートされるメソッド

次のメソッドは、このリソースによりサポートされています:

  • GET: 指定したプロファイルに使用されるアイコンを返します。


    注意:

    このリソースには、使用するプロファイル・アイコンのサイズを選択できるテンプレートが含まれています。sizeテンプレート・パラメータは、smallmediumまたはlargeに設定できます。


iconからリンクされるリソース・タイプ

表42-7は、クライアントがこのリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-7 urn:oracle:webcenter:people:iconに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:people:icon


urn:oracle:webcenter:parent

urn:oracle:webcenter:people



urn:oracle:webcenter:people:person

personレスポンスには、プロファイル・データおよびユーザー・プロファイルの取得に使用するURIが含まれます。

personへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してpersonリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   people
resourceIndex
   people
      person
resourceIndex
   person
author
   person
resourceIndex
   activities:stream
      person

personでサポートされるメソッド

次のメソッドは、personでサポートされています。

  • GET

    • リクエスト-パラメータ: q

      指定した人を取得するためのqの形式は次のとおりです。

      q=[loginid:equals:username]
      Or
      q=[guid:equals:guid]
      Or
      q=[email:equals:email]
      

      注意:

      パラメータqは、personresourceIndexテンプレート上のみです。


    • レスポンス-本体: message


      関連項目:

      レスポンスmessageの詳細は、「personの読取り専用要素」を参照してください。


personの読取り専用要素

表42-8は、personリソースの読取り専用要素を示しています。


注意:

personレスポンス内に存在する要素は、ユーザー・リポジトリの構成方法およびそれによってサポートされている要素に応じて異なります。さらに、addressemailsphotosphoneNumbersorganizationなど表42-8に示すデータのいくつかは、複数のインスタンスを持つことができます。



関連項目:

表42-8に示す要素のいくつかは、「linksパラメータの事前定義済セット」で説明している事前定義済セットで返すことができます。


表42-8 personの読取り専用要素

要素 タイプ 説明

guid

String

人の一意のGUID

id

String

人の一意のログインID(つまり、ユーザー名。たとえば、pat_coi)

displayName

String

人の表示名(ユーザーの名前、たとえば、Pat Coi)。これは、リポジトリ構成に応じて、idと同じ値になる場合があります。

birthday

Date (String)脚注 1 

人の生年月日

connected

Boolean (String)1

この人が現在のユーザーにコネクションを持っているかどうか

language

String

人の優先言語

timeZone

String

人のタイムゾーン

name

name

人の名前情報

nameは、ポータブル連絡先タイプです。詳細は、第53.10.2.1項「nameポータブル連絡先タイプ」を参照してください。

address

address

人の住所情報

addressは、ポータブル連絡先タイプです。詳細は、第53.10.2.2項「addressポータブル連絡先タイプ」を参照してください。

emails

value

人の電子メール

emailsは、valueポータブル連絡先タイプから導出されます。詳細は、第53.10.2.4項「valueポータブル連絡先タイプ」を参照してください。

photos

value

人のプロファイル写真

photosは、valueポータブル連絡先タイプから導出されます。詳細は、第53.10.2.4項「valueポータブル連絡先タイプ」を参照してください。

phoneNumbers

value

人の電話番号

phoneNumberは、valueポータブル連絡先タイプから導出されます。詳細は、第53.10.2.4項「valueポータブル連絡先タイプ」を参照してください。

organizations

organization

人の組織情報

organizationは、ポータブル連絡先タイプです。詳細は、第53.10.2.3項「organizationポータブル連絡先タイプ」を参照してください。

manager

personReference


この人の上司

reportees

personReference


この人の直属の部下

status

urn:oracle:webcenter:people:person:status


人のプロファイル・ステータス・メッセージ


脚注 1 DATEBOOLEANなどのデータ型は、STRINGとしてAPIに格納されます。

personからリンクされるリソース・タイプ

表42-9は、クライアントがpersonリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-9 personに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:people:person

alternate

urn:oracle:webcenter:spaces:profile (HTML)

urn:oracle:webcenter:people:person:list:connections

urn:oracle:webcenter:people:person:list



urn:oracle:webcenter:people:person:listNames



urn:oracle:webcenter:people:person:status


urn:oracle:webcenter:activities:stream:person

urn:oracle:webcenter:activities:stream


urn:oracle:webcenter:activities:stream:connections

urn:oracle:webcenter:activities:stream


urn:oracle:webcenter:activities:stream

urn:oracle:webcenter:activities:stream



urn:oracle:webcenter:messageBoard


urn:oracle:webcenter:feedback:all-given

urn:oracle:webcenter:feedback


urn:oracle:webcenter:feedback:all-received

urn:oracle:webcenter:feedback



urn:oracle:webcenter:people:person:list

listレスポンスには、コネクション・リスト上のすべてのプロファイルの取得(GET)、ユーザーへのコネクションの招待の送信またはコネクション・リストへのコネクションの追加(POST)、およびコネクション・リストの削除(DELETE)に使用するURIが含まれます。

listへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してlistリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   person
      listNames
         list
resourceIndex
   person
      list (rel="urn:oracle:webcenter:people:person:list:connections")

listでサポートされるメソッド

次のメソッドは、listリソースでサポートされています。

  • GET

    • リクエスト-パラメータ: startIndexitemsPerPageprojection


      関連項目:

      startIndexitemsPerPageなど、REST APIパラメータについては、「共通のリクエスト問合せパラメータ」を参照してください。


    • レスポンス-本体: 0個以上のpersonアイテム

  • POST

    • リクエスト-本体: member

    • レスポンス-本体: member


    関連項目:

    リクエスト要素およびレスポンス要素におけるmemberの詳細は、「urn:oracle:webcenter:people:person:list:member」を参照してください。


  • DELETE

    • リクエスト

listからリンクされるリソース・タイプ

表42-10は、クライアントがlistリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-10 listに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self urn:oracle:webcenter:people:person:list脚注 1 

urn:oracle:webcenter:people:person:list

urn:oracle:webcenter:activities:stream

urn:oracle:webcenter:activities:stream



脚注 1 self relには、現在、urn:oracle:webcenter:people:person:listのかわりにurn:oracle:webcenter:people:person:list:listが含まれます。@connectionsデフォルト・リストの場合、これには現在、urn:oracle:webcenter:people:person:list:connectionsが含まれます。

urn:oracle:webcenter:people:person:listNames

listNamesレスポンスには、既存のコネクション・リストの名前と、リストの取得(GET)およびコネクション・リストの作成(POST)に使用するURIが含まれます。

listNamesへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してlistNamesリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   person
      listNames

listNamesでサポートされるメソッド

次のメソッドは、listNamesリソースでサポートされています。

  • GET

    • リクエスト

    • レスポンス: 本体: 0個以上のlistNameアイテム

  • POST

    • リクエスト-本体: listName

    • レスポンス-本体: listName


関連項目:

listNameの詳細は、「urn:oracle:webcenter:people:person:listName」を参照してください。


listNamesからリンクされるリソース・タイプ

表42-11は、クライアントがlistNamesリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-11 listNamesに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:people:person:listNames



urn:oracle:webcenter:people:person:listName

listNameレスポンスには、コネクション・リストの名前およびコネクション・リストへのアクセスに使用するURIが含まれます。「urn:oracle:webcenter:people:person:listNames」も参照してください。

listNameへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してlistNameリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   person
      listNames
         listName

listNameでサポートされるメソッド

次のメソッドは、listNameリソースでサポートされています。

  • DELETE

    • リクエスト

listNameの書込み可能要素

表42-12は、listNameリソースの書込み可能要素を示しています。

表42-12 listNameの書込み可能要素

要素 タイプ 必須 制約 説明

name

String

はい

1文字以上の文字

単一のリスト名


listNameからリンクされるリソース・タイプ

表42-13は、クライアントがlistNameリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-13 listNameに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self urn:oracle:webcenter:people:person:list

urn:oracle:webcenter:people:person:list


urn:oracle:webcenter:activities:stream:list

urn:oracle:webcenter:activities:stream



urn:oracle:webcenter:people:person:list:member

memberレスポンスには、コネクション・リストからのコネクションの削除に使用するURIが含まれます。

memberへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してmemberリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   person
      list
         member

memberでサポートされるメソッド

次のメソッドは、memberでサポートされています。

  • DELETE

    • リクエスト

memberの書込み可能要素

表42-14は、memberリソースの書込み可能要素を示しています。memberの書込み可能要素は、コネクションをリストに追加したり、ユーザーにコネクションの招待を送信する場合に使用されます。memberリソース自体は、コネクションを削除するためのものであり、書込み可能要素を使用しません。

表42-14 memberの書込み可能要素

要素 タイプ 必須 制約 説明

guid

String

はい

1文字以上の文字

ユーザーのGUID

message

String

いいえ

0文字以上の文字

招待メッセージ

これは、ユーザーにコネクションの招待を送信する場合(つまり、ユーザー作成のコネクション・リストではなく、@connectionsリストにPOSTする場合)にのみ使用します。


urn:oracle:webcenter:people:person:status

statusレスポンスには、指定したユーザーのプロファイル・ステータス・メッセージの取得(GET)および更新(PUT)に使用するURIが含まれます。

statusへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してstatusリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   people
      person
         status

statusでサポートされるメソッド

次のメソッドは、statusリソースでサポートされています。

  • GET

    • リクエスト

    • レスポンス-本体: status

  • PUT

    • リクエスト-本体: status

    • レスポンス-本体: status

statusの書込み可能要素

表42-15は、statusリソースの書込み可能要素を示しています。

表42-15 statusの書込み可能要素

要素 タイプ 必須 制約 説明

note

String

はい

1文字以上の文字

ステータス・メッセージの内容


statusからリンクされるリソース・タイプ

表42-16は、クライアントがstatusリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-16 statusに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:people:person:status


urn:oracle:webcenter:people:invitations

invitationsレスポンスには、招待の取得に使用するURIが含まれます(GET)。別のユーザーに招待を送信(POST)することもできます。

invitationsへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してinvitationsリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   invitations

ユーザーに対してコネクションをまだ持っていない場合、彼らにコネクションの招待を送信するために、そのユーザーのプロファイルからinvitationsリソースにナビゲートすることもできます。このパスは、POSTに対してのみ使用されます。

resourceIndex
   person
      invitations

invitationsでサポートされるメソッド

次のメソッドは、invitationsリソースでサポートされています。

  • GET

    • リクエスト-パラメータ: q

      現在のユーザーに送信された招待を取得するためのqの形式は次のとおりです。

      q=[invitee:equals:@me]
      

      現在のユーザーから送信された招待を取得するためのqの形式は次のとおりです。

      q=[invitor:equals:@me]
      
    • レスポンス-本体: 0個以上の招待

  • POST

    • リクエスト-本体: invitation

    • レスポンス-本体: invitation

invitationsの書込み可能要素

表42-17は、invitationsリソースの書込み可能要素を示しています。

表42-17 invitationsの書込み可能要素

要素 タイプ 必須 制約 説明

message

String

いいえ

1文字以上の文字

招待に添付されるメッセージ


invitationsからリンクされるリソース・タイプ

表42-18は、クライアントがinvitationsリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-18 invitationsに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:people:invitation



urn:oracle:webcenter:people:invitation

invitationレスポンスには、送信した招待の削除(DELETE)、または受信した招待の削除(DELETE)または更新(PUT)に使用するURIが含まれます。

invitationへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してinvitationリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   invitations
      invitation

invitationでサポートされるメソッド

次のメソッドは、invitationリソースでサポートされています。

  • PUT

    • リクエスト-本体: invitation

    • レスポンス-本体: invitation

  • DELETE

    • リクエスト

invitationの書込み可能要素

表42-19は、invitationリソースの書込み可能要素を示しています。

表42-19 invitationの書込み可能要素

要素 タイプ 必須 制約 説明

status

String

はい(PUT)

ACCEPTED

IGNORED

招待のステータス。

注意: 招待を受け入れるか無視するときに、それが自身の招待のリストから削除されます。


invitationの読取り専用要素

表42-20は、invitationリソースの読取り専用要素を示しています。

表42-20 invitationの読取り専用要素

要素 タイプ 説明

id

String

招待の一意のID

invitee

personReference


招待の送信先のユーザー

invitor

personReference


招待の送信元のユーザー

sentDate

Date (String)脚注 1 

招待が送信された日付


脚注 1 DATEBOOLEANなどのデータ型は、STRINGとしてAPIに格納されます。

invitationからリンクされるリソース・タイプ

表42-21は、クライアントがinvitationリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-21 invitationsに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:people:invitation



42.3 フィードバックREST API

フィードバックREST APIを使用して、フィードバックを読み取り、削除します。この項では、これらのアクションを実行するために使用するREST APIメソッドの情報を提供します。

この項には次のサブセクションが含まれます:

42.3.1 フィードバック・エントリ・ポイント

各RESTサービスは、そのサービスのエントリ・ポイントを提供するリソース索引内にリンク要素を持っています。ピープル・コネクションでは、各機能に独自のlink要素があります。ピープル・コネクションのフィードバック機能のエントリ・ポイントを見つけるには、次のresourceTypeを持つlink要素を見つけます。

urn:oracle:webcenter:feedback

対応するhrefまたはtemplate要素によって、URIエントリ・ポイントが提供され、それによって現在のユーザーの受信したフィードバックがすべて返されます。クライアントは、このエントリ・ポイントにHTTPリクエストを送信し、ピープル・コネクションのフィードバック機能を使用します。


関連項目:

リソース索引の詳細は、第53.5.1項「リソース索引の使用」を参照してください。

リソース・タイプの詳細は、第53.5.2.1項「リソース・タイプ」を参照してください。


42.3.2 フィードバック・リソース・タイプの分類

クライアントがエントリ・ポイントを識別すると、リソース・タイプの分類によりナビゲートして、必要な操作を実行できます。個々のリソース・タイプの詳細は、第42.3.4項「フィードバック・リソース・タイプ」の該当の項を参照してください。

ピープル・コネクションのフィードバック機能のリソース・タイプの分類は、次のとおりです。

urn:oracle:webcenter:feedback
   urn:oracle:webcenter:feedback:message

42.3.3 フィードバックのセキュリティに関する考慮事項

ピープル・コネクションREST APIのいずれかにアクセスするには、RESTサービスにログインする必要があります。その後、基礎となるサービスにより、権限の確認などが処理されます。


関連項目:

一般的なセキュリティに関する考慮事項については、第53.8項「WebCenter Portal REST APIのセキュリティに関する考慮事項」を参照してください。


42.3.4 フィードバック・リソース・タイプ

この項では、各リソース・タイプについて知っておく必要があるすべての情報を提供します。次のサブセクションが含まれます:

urn:oracle:webcenter:feedback

feedbackレスポンスには、フィードバック・メッセージの読取りに使用するURIが含まれます。

feedbackへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してfeedbackリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   feedback
resourceIndex
   person
      feedback

feedbackでサポートされるメソッド

次のメソッドは、feedbackリソースでサポートされています。

  • GET

  • POST: 許可されている場合は、ターゲット・ユーザーに対するフィードバックを追加できます。このメソッドは、現在のユーザーがターゲット・ユーザーへのコネクションを持っており、そのユーザーに対するフィードバックを追加する権限を持っている場合にのみ使用可能です。

    • リクエスト - 本体: feedback

    <message resourceType="urn:oracle:webcenter:feedback:message">
        <body>test from REST API</body>
        <receivedUser>
        <guid>4F16DD80393611DFBF895F177662C511</guid>
        </receivedUser>
    </message>
    

feedbackからリンクされるリソース・タイプ

表42-22は、クライアントがfeedbackリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-22 feedbackに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self urn:oracle:webcenter:feedback:all-received

urn:oracle:webcenter:feedback

self urn:oracle:webcenter:feedback:all-given

urn:oracle:webcenter:feedback


urn:oracle:webcenter:feedback:message



urn:oracle:webcenter:feedback:message

messageレスポンスには、フィードバック・メッセージ・データおよびフィードバック・メッセージの削除に使用するURIが含まれます。

messageへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してmessageリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   feedback
      message
resourceIndex
   person
      feedback
         message

messageでサポートされるメソッド

次のメソッドは、messageでサポートされています。

  • DELETE

    • リクエスト

messageの読取り専用要素

表42-23は、messageリソースの読取り専用要素を示しています。

表42-23 messageの読取り専用要素

要素 タイプ 説明

body

String

メッセージ・コンテンツ

id

String

メッセージの一意のID

author

personReference


メッセージを作成したユーザー

created

Date (String)脚注 1 

リストが作成された日付

receivedUser

personReference


フィードバックを受信したユーザーへの人の参照


脚注 1 DATEBOOLEANなどのデータ型は、STRINGとしてAPIに格納されます。

feedbackからリンクされるリソース・タイプ

表42-24は、クライアントがfeedbackリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-24 messageに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:feedback:message


42.4 メッセージ・ボードREST API

メッセージ・ボードREST APIを使用して、ユーザーのメッセージ・ボードまたはポータル・メッセージ・ボードへのメッセージの投稿、読取りおよび削除を行います。この項では、これらのアクションを実行するために使用するREST APIメソッドの情報を提供します。

この項には次のサブセクションが含まれます:

42.4.1 メッセージ・ボード・エントリ・ポイント

各RESTサービスには、そのサービスのエントリ・ポイントを提供するリソース索引内にlink要素があります。ピープル・コネクションでは、各機能に独自のlink要素があります。ピープル・コネクションのメッセージ・ボード機能のエントリ・ポイントを見つけるには、次のresourceTypeを持つlink要素を見つけます。

urn:oracle:webcenter:messageBoard


注意:

リソース索引からのエントリ・ポイントに加えて、個々のユーザーのメッセージ・ボードにナビゲートするために、メッセージ・ボード機能には、ポータル・メッセージ・ボードのポータル・レスポンスからのエントリ・ポイントもあります。


対応するhrefまたはtemplate要素によって、URIエントリ・ポイントが提供され、それによって現在のユーザーのメッセージ・ボードが返されます。クライアントは、このエントリ・ポイントにHTTPリクエストを送信し、ピープル・コネクションのメッセージ・ボード機能を使用します。


関連項目:

リソース索引の詳細は、第53.5.1項「リソース索引の使用」を参照してください。

リソース・タイプの詳細は、第53.5.2.1項「リソース・タイプ」を参照してください。


42.4.2 メッセージ・ボード・リソース・タイプの分類

クライアントがエントリ・ポイントを識別すると、リソース・タイプの分類によりナビゲートして、必要な操作を実行できます。個々のリソース・タイプの詳細は、第42.4.4項「メッセージ・ボード・リソース・タイプ」の該当の項を参照してください。

ピープル・コネクションのメッセージ・ボード機能のリソース・タイプの分類は、次のとおりです。

urn:oracle:webcenter:messageBoard
   urn:oracle:webcenter:messageBoard:message

42.4.3 メッセージ・ボードのセキュリティに関する考慮事項

ピープル・コネクションREST APIのいずれかにアクセスするには、RESTサービスにログインする必要があります。その後、基礎となるサービスにより、権限の確認などが処理されます。


関連項目:

一般的なセキュリティに関する考慮事項については、第53.8項「WebCenter Portal REST APIのセキュリティに関する考慮事項」を参照してください。


42.4.4 メッセージ・ボード・リソース・タイプ

この項では、各リソース・タイプについて知っておく必要があるすべての情報を提供します。次のサブセクションが含まれます:

urn:oracle:webcenter:messageBoard

messageBoardレスポンスには、ポータルおよび個々のユーザーのメッセージ・ボード・メッセージの読取り(GET)および投稿(POST)に使用するURIが含まれます。

messageBoardへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してmessageBoardリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   messageBoard
resourceIndex
   person
      messageBoard

resourceIndex
   spaces
      space
         messageBoard

messageBoardでサポートされるメソッド

次のメソッドは、messageBoardリソースでサポートされています。

  • GET


    注意:

    メッセージを読み取る(取得する)ためのREST GETコマンドは、デフォルトで表示されているメッセージをすべて取得します。第42.4.5項「可視性に基づくメッセージのフィルタリング」で説明されるように、アプリケーション・ユーザー・インタフェースを介してプライベートまたは非表示のメッセージも取得できます。メッセージの非表示および表示の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築の「ポータルへのメッセージおよびフィードバックの追加」を参照してください。


  • POST

    • リクエスト-本体: message

      メッセージのPOSTでは、メッセージへのリンクURLの組込みがサポートされています。


      関連項目:

      messageの詳細は、「urn:oracle:webcenter:messageBoard:message」を参照してください。


messageBoardの読取り専用要素

表42-25は、messageBoardリソースの読取り専用要素を示しています。

表42-25 messageの読取り専用要素

要素 タイプ 説明

messageType

String

メッセージにリンクがある場合、linkを返します。それ以外の場合は、nullを返します。

link

String

リンクとともにメッセージの次のリンク・データを含みます。nameurlicondescriptionmimeTypeobjectIdobjectTypeserviceId


messageBoardからリンクされるリソース・タイプ

表42-26は、クライアントがmessageBoardリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-26 messageBoardに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:messageBoard


urn:oracle:webcenter:messageBoard:message



urn:oracle:webcenter:messageBoard:message

messageレスポンスには、メッセージ・ボード・メッセージ・データと、ポータルまたは個々のユーザーのメッセージ・ボード・メッセージの読取り(GET)、改訂(PUT)および削除(DELETE)に使用するURIが含まれます。

messageへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してmessageリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   messageBoard
      message
resourceIndex
   person
      messageBoard
         message

resourceIndex
   spaces
      space
         messageBoard
            message

messageでサポートされるメソッド

次のメソッドは、messageリソースでサポートされています。

  • GET

    • リクエスト

    • レスポンス-本体: message

  • PUT

    • リクエスト-本体: message

    • レスポンス-本体: message

  • DELETE

    • リクエスト

messageの書込み可能要素

表42-27は、messageリソースの書込み可能要素を示しています。

表42-27 messageの書込み可能要素

要素 タイプ 必須 制約 説明

body

String

はい

1文字以上の文字

メッセージ・コンテンツ


messageの読取り専用要素

表42-28は、messageリソースの読取り専用要素を示しています。

表42-28 messageの読取り専用要素

要素 タイプ 説明

id

String

メッセージの一意のID

author

personReference


メッセージを作成したユーザー

created

Date (String)脚注 1 

リストが作成された日付


脚注 1 DATEBOOLEANなどのデータ型は、STRINGとしてAPIに格納されます。

messageからリンクされるリソース・タイプ

表42-29は、クライアントがmessageリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表42-29 messageに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:messageBoard:message


42.4.5 可視性に基づくメッセージのフィルタリング

メッセージを取得するREST GETコマンドでデフォルトにより、表示されるすべてのメッセージを取得しても、一連の可視性フィルタを使用するアプリケーション・ユーザー・インタフェースを介して、プライベートまたは非表示のメッセージも取得できます。

メッセージ・ボードに投稿されたメッセージは次の可視性条件を持つことができます。

  • パブリック

  • プライベート

  • 非表示

  • パブリックかつ非表示

  • プライベートかつ非表示

デフォルトでは、メッセージはパブリックです。

プライベート・メッセージ:

メッセージ・ボードの所有者は、任意のメッセージをプライベートとしてマークできます。メッセージがプライベートとしてマークされると、そのメッセージは、メッセージの所有者がプライベート・メッセージを選択して他の人に送信しないかぎり、所有者以外には表示されません。そうでない場合、他のユーザーがプライベート・メッセージを含むメッセージ・ボードを表示しても、パブリック・メッセージのみが表示されます。

非表示のメッセージ:

メッセージ・ボードの所有者は、任意のメッセージを非表示としてマークできます。メッセージが非表示としてマークされると、そのメッセージはメッセージ・ボードの所有者には表示されませんが、メッセージ・ボードを表示する他のユーザーには表示されたままになります。

メッセージ・ボードのREST URL:

メッセージ・ボードURLフィルタのコンテキストは次のとおりです。

rest/api/messageBoards/<BOARD-TYPE>/<GUID>/<FILTER-TYPE>

ここで:

  • <BOARD-TYPE>personまたはspaceのいずれか

  • <GUID >@meperson <GUID> (<BOARD-TYPE>がpersonの場合)またはspace <GUID> (<BOARD-TYPE>portalの場合)のいずれか

  • <FILTER-TYPE>person <BOARD-TYPE>の場合にのみ適用され、次のうちのいずれかです。

    • null: (デフォルト)すべてのメッセージを表示

    • private: プライベート・メッセージを表示

    • public: パブリック・メッセージを表示

    • hidden: 非表示かつパブリックのメッセージを表示

    • private_hidden: プライベートかつ非表示のメッセージを表示

適用されるHTMLメソッドのコンテキストで、使用可能なフィルタを次に示します。

GET

  • @me

    • すべて
      rest/api/messageBoards/person/@me

    • プライベート
      rest/api/messageBoards/person/@me/private

    • パブリック
      rest/api/messageBoards/person/@me/public

    • 非表示かつパブリック
      rest/api/messageBoards/person/@me/hidden

    • プライベートかつ非表示
      rest/api/messageBoards/person/@me/private_hidden

  • person

    rest/api/messageBoards/person/<GUID>

    GUIDがログイン・ユーザーのGUIDと一致する場合は、@meと同じフィルタ操作が適用されます。GUIDが異なる場合は、使用可能なフィルタ操作はありません。

  • space

    rest/api/messageBoards/space/<GUID>

    可視性に基づくフィルタ操作は使用できません。

POST

  • @me

    • すべて
      rest/api/messageBoards/person/@me

    • プライベート

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "private"}
      
    • パブリック

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "public"}
      
    • 非表示かつパブリック

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "hidden"}
      
    • プライベートかつ非表示

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "private_hidden"}
      
  • person
    rest/api/messageBoards/person/<GUID>

    GUIDがログイン・ユーザーのGUIDと同じ場合は、GETのフィルタが適用されます。ユーザーが異なる場合は、次のフィルタが適用されます。

    • パブリック

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "public"}
      
    • プライベート

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "private"}
      
  • space

    rest/api/messageBoards/space/<GUID>

    可視性に基づくフィルタ操作は使用できません。

PUT

  • @me

    • すべて
      est/api/messageBoards/person/@me/messages/<msg guid>

    • プライベート

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "private"}
      
    • パブリック

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "public"}
      
    • 非表示かつパブリック

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "hidden"}
      
    • プライベートかつ非表示

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "private_hidden"}
      
  • person
    rest/api/messageBoards/person/<GUID>/messages/<msg guid>

    GUIDがログイン・ユーザーのGUIDと同じ場合は、GETのフィルタが適用されます。ユーザーが異なる場合は、次のフィルタが適用されます。

    • パブリック

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "public"}
      
    • プライベート

      {"body" : "<BODY_CONTENT>",
       "visibilityType" : "private"}
      
  • space

    rest/api/messageBoards/space/<GUID>/messages/<msg guid>

    可視性に基づくフィルタ操作は使用できません。

42.5 招待の作成

この項では、ピープル・コネクション・サービスREST APIを使用して別のユーザーを招待してコネクション・リストに追加する方法を示します。招待が作成された後、招待を受けた人は、受け入れるか拒否するかを選択できます。この例では、招待の削除方法も示します。

この項には次のサブセクションが含まれます:

42.5.1 招待の作成

  1. 最初の手順は、REST APIメソッドでの通常の場合と同様に、リソース索引を取得することです。

    GET http://<host:port>/rest/api/resourceIndex
    
  2. 次に、コネクションを持ちたい人を見つけます。これを行うには:

    1. リソース索引リストで、次のリソース・タイプを持つリンクについてスキャンします。

      urn:oracle:webcenter:people:person
      
    2. 招待したいユーザーの検索を実行します。この例では、ユーザーの名前はMontyです。

      GET http://<host:port>/rest/api/people?q=loginid:equals:monty&utoken=ASDF
      
    3. 図42-1に示すようにレスポンスでMontyのGUIDを見つけます。

      図42-1 ユーザーのGUIDを含むレスポンス

      図42-1の説明が続きます
      「図42-1 ユーザーのGUIDを含むレスポンス」の説明

    4. GUIDを保存し、それを使用してそのユーザーとコネクションを持てるようにします。

  3. 招待を受ける人のGUIDを把握したら、その人を追加するリソースを見つける必要があります。この場合は、自身のconnectionsにその人を追加します。

    自身のconnectionsリストを見つけるには、connectionsについてピープル・コネクションのドキュメント(この章)をスキャンします。表42-9「personに関連するリソース・タイプ」で、personリソースからconnectionsにリンクしていることがわかります。便宜のために、この表を図42-2に示します。

    図42-2 connectionsリンクを見つける

    図42-2の説明が続きます
    「図42-2 connectionsリンクを見つける」の説明

    connectionspersonリソースからリンクしていることがわかったので、personリソースを見つける必要があります。URNが示すように、次の手順に従ってpeopleリソースからpersonリソースにナビゲートします。

  4. 次のように、リソース索引に戻ります(または、前回表示したresourceIndexのキャッシュされたバージョンを使用します)。

    GET http://<host:port>/rest/api/resourceIndex
    
  5. peopleリソースについてスキャンして、次のものを見つけます。

    urn:oracle:webcenter:people
    
  6. peopleリソースのリンクを使用して自身のリストにアクセスします。

    GET http://<host:port>/rest/api/people/@me/lists/@self?utoken=ASDF
    
  7. 表42-9に示されているresourceTypeおよびrelについて、返されたリンクをスキャンします。

    resourceType="urn:oracle:webcenter:people:person:list
    rel="urn:oracle:webcenter:people:person:list:connections
    
  8. 自身のconnectionsリストのURIを使用して招待を作成し、次のようにPOSTを実行します。

    POST http://<host:port>/rest/api/people/@me/lists/@connections?utoken=ASDF
     
    Headers --  Accept:application/json, Content-Type:application/json
    Body -- {"message":"Monty, do you want to join my connections list?","guid":"1AE5AF102E2611E09F062B573E287934"}
    
  9. これで、Montyのアカウントにログインしたときに、図42-3のように、招待が追加されていることを確認できるようになります。

    図42-3 招待が表示されているアクティビティ・ストリーム

    図42-3の説明が続きます
    「図42-3 招待が表示されているアクティビティ・ストリーム」の説明

42.5.2 招待の受入れ

招待が送信された後、次のステップでは、招待を受けた人(Monty)が招待を受け入れます。

  1. 2番目のRESTクライアントを使用して、次のようにリソース索引を取得します。

    GET http://<host:port>/rest/api/resourceIndex
    
  2. Montyとしてログインします。

  3. 次のリクエストを実行して、Montyに送信されたすべての招待をリストします。

    GET http://<host:port>/rest/api/people/invitations?q=invitee:equals:@me&utoken=ASDF
    

    レスポンスにリストされている各招待要素には、UPDATE操作をサポートするリンクが含まれており、それは次のようなものになります。

    <links>
    <link capabilities="urn:oracle:webcenter:delete urn:oracle:webcenter:update"
    href="http://<host:port>/rest/api/people/invitations/<invitationid>?utoken=ASDF"
    rel="self" resourceType="urn:oracle:webcenter:people:invitation"/>
    </links>
    <id><invitationid></id> 
    
  4. 招待を受け入れるには、次のリクエストを実行します。

    PUT http://<host:port>/rest/api/people/invitations/<invitationid>?utoken=ASDF
    
    Headers
      Accept -> application/xml
      Content-Type -> application/xml
     
    Body
      <invitation>
          <id><invitationid></id>
          <status>accepted</status>
      </invitation> 
    

42.5.3 招待の削除

招待を開始した後、invitor:equals:@meを指定することで、自身のアカウントからその招待を表示できます。例:

GET http://<host:port>/rest/api/people/invitations?q=invitor:equals:@me&utoken=ASDF

レスポンスにリストされている各招待要素には、DELETE操作をサポートするリンクが含まれており、それは次のようなものになります。

<links>
<link resourceType="urn:oracle:webcenter:people:invitation" 
rel="self"
href="http://host_name:port_name/rest/api/people/invitations/
   e9073cdb-56ab-423d-8b1f-1220c802bdd4?
   utoken="FN0SEFwX42OCntwtx9a1dSbhqocO_w**" 
   capabilities="urn:oracle:webcenter:delete"/>
</links>

招待を受けた人は、自身のアカウントから招待を削除することもできます。招待を受けた人は、次のように指定することで自身の招待のリストを取得できます。

GET http://<host:port>/rest/api/people/invitations?q=invitee:equals:@me&utoken=ASDF

DELETEからのレスポンスは、単に204のステータス・コードです。