Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle JDeveloperでのポータルの開発 11gリリース1 (11.1.1.8.3) E49666-03 |
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次のトピックでは、WebCenter Portalの新機能と変更された機能について、およびこのガイドに記載されるその他の重要な変更について紹介し、詳細情報へのリンクを提供します。このドキュメントは、以前Oracle WebCenter Portal開発者ガイドと呼ばれていたドキュメントの新版です。
既存のページ・テンプレートと比較して効率とパフォーマンスが向上した、4つの新しいページ・テンプレートのサポート。「新しいページ・テンプレート」を参照してください。
Folders_gのかわりとして、Oracle WebCenter Contentからスケーラブルで高パフォーマンスのフォルダ・サービスを提供するFrameworkFoldersコンポーネントのサポート。「FrameworkFoldersのサポート」を参照してください。
WebCenter Portalバンドル・パッチ11.1.1.8.3では、既存のページ・テンプレートと比較して効率とパフォーマンスが向上した、4つの新しいページ・テンプレートをサポートしています。 ファイルの内容は次のとおりです。
4つのページ・テンプレート: Skyrosサイド・ナビゲーションv2、Skyrosサイド・ナビゲーション(ストレッチ) v2、Skyrosトップ・ナビゲーションv2およびSkyrosトップ・ナビゲーション(ストレッチ) v2
1つのスキン: Skyros v2
これは、新しいページ・テンプレートの優先スキンです。既存のページ・テンプレートで新しいSkyros v2スキンを使用しないでください。同様に、新しいページ・テンプレートで既存のスキンを使用しないでください。
2つのタスク・フロー: ポータル・サイド・ナビゲーションおよびポータル・トップ・ナビゲーション
これらのタスク・フローは、横側のペインまたはポータル上部のタブにナビゲーションを実装するために、ページ・テンプレートで使用されます。これらのタスク・フローのナビゲーションのスタイルは、このパッチで使用できるスキン・ファイルのCSSに依存します。別のスキンを使用しているページ・テンプレートでこれらのタスク・フローを使用する場合は、スキンのCSSの不一致により、ナビゲーションが予期したとおりに表示されないことがあります。ただし、ナビゲーション・セクションを、新しいSkyros v2スキン・ソース・コードから現在のスキン・ソース・コードにコピーして貼り付けた場合は、予期したとおりの結果が得られます。
新しいページ・テンプレートを使用するには:
WebCenter Portalバンドル・パッチ11.1.1.8.3 (パッチ18085041)で18085041/NewAssetBP3.zip
を見つけて、内容をローカル・ディレクトリに解凍します。
WebCenter Portalにログインします。
ユーザーがAdministrator
またはApplication Specialist
ロールの権限を持っている場合は、「共有アセット」ページに移動します。
左側のペインで次のアセットを選択し、ローカル・ファイル・システム上の保存済の場所から対応するファイルをアップロードします。
アセット・タイプ | ファイル名 |
---|---|
ページ・テンプレート |
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スキン |
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タスク・フロー |
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ページ・テンプレート、スキンおよびタスク・フローをアップロードしたら、次の手順を実行して新しいページ・テンプレートを使用します。
ホーム・ポータルおよびすべての新しいポータルのページで新しいデフォルト・ページ・テンプレートを設定するには(ポータルのテンプレートで、特定のページ・テンプレートを使用するように指定されていない場合)、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のデフォルト・ページ・テンプレートの選択に関する項を参照してください。
個々のポータルで使用されているページ・テンプレートを変更するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルのページ・テンプレートの変更に関する項を参照してください。
ページ・テンプレートで使用されている優先スキンを変更するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページ・テンプレートの優先スキンの設定に関する項を参照してください。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページ・テンプレートの作業に関する章および第11章「ページ・テンプレートの開発」を参照してください。
以前のOracle WebCenter Portalでは、Folders_gのみをサポートしていました。WebCenter Portalバンドル・パッチ11.1.1.8.3では、Oracle WebCenter Portalの新しいインストールをFrameworkFoldersと統合できます。11g リリース1 (11.1.1.8.3)をリリースするためにパッチを適用したOracle WebCenter Portalの既存のインストールでは、引き続きFolders_gを使用する必要があります。
FrameworkFoldersを有効にするために満たす必要がある基準の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』のFrameworkFoldersのサポートのためのOracle WebCenter Portalの準備に関する項を参照してください。Folders_gとFrameworkFoldersのディレクトリ構造、およびFrameworkFoldersを有効にするための手順の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』の必須コンポーネントの有効化に関する項を参照してください。
WebCenter Portal 11gリリース1 (11.1.1.8.0)には、次の新機能と変更された機能が含まれています。
用語の変更:
前のリリース | 現行リリース |
---|---|
WebCenter Portal: Spaces |
WebCenter Portal |
スペース |
ポータル |
スペース・テンプレート |
ポータル・テンプレート |
リソース |
アセット |
エンドユーザー・エクスペリエンス
更新されたプロファイル・ユーザー・インタフェースではプロファイル情報の組織が強化され、クリックにより編集、プロファイル写真機能のクリアが実行できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「プロファイルの管理」の章を参照してください。リッチ・ユーザー・プロファイルに関するその他のドキュメントは、「ポータル・ビルダー」、「管理」および「開発環境」で参照されています。
ファセット検索、ドキュメント・サムネイルなど、検索操作の向上(Oracle SES 11.2.2.2でサポートされます)。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の「情報の検索」の章を参照してください。
ポータル・ビルダー
インプレース・ページ作成など、ポータル作成の簡素化。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築の「新しいポータルの作成および構築」の章を参照してください。
タスクを統合して手順を削減する、再設計されたポータルの編集および管理ユーザー・インタフェース(ポータル・ビルダー)。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築の「ポータルの編集」および「ポータルの管理」の章を参照してください。
「Web」ビュー(編集用)、「データ」ビュー(管理用)、インライン・リソース・カタログ(コンポーネントのページへのドラッグ・アンド・ドロップのサポート付き)、「選択」ビューといった、簡素化されたページ作成および編集。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築の「ポータル・ページの使用」の章を参照してください。
新しいページの作成時のポータル・ナビゲーションの自動更新。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築の既存のポータルのページまたはサブページの作成に関する項を参照してください。
ツールの遅延プロビジョニング。WebCenter Portalでは、バックエンド・サーバーの構成を、ポータルの作成時ではなく、ツールを最初に使用する際に行い、新しいポータルをより迅速に作成できるようにします。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築の新しいポータルの作成に関する項を参照してください。
階層ページのサポート(サブページ)。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築のポータルのページまたはサブページの作成に関する項を参照してください。
更新されたプロファイル・ユーザー・インタフェースではプロファイル情報の組織が強化され、クリックにより編集、プロファイル写真機能のクリアが実行できます。新しいコンポーネント・プロパティにより、ピープル・コネクションおよびアクティビティ・グラフ・コンポーネントが強化されました。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』の「ポータルへのアクティビティ・グラフと推奨の追加」、「ポータルへのコネクションの追加」および「ポータルへのプロファイルの追加」の各章を参照してください。リッチ・ユーザー・プロファイルに関するその他のドキュメントは、「エンドユーザー・エクスペリエンス」、「管理」および「開発環境」で参照されています。
スマートフォン、タブレット、デスクトップ・ブラウザなど様々なデバイスでのポータル・ページのレンダリング方法を制御するデバイス設定。ページ・バリアントを作成し、iOS電話、iOSタブレットなど特定のデバイス・グループを対象として、そのグループでポータルを最適にレンダリングできます。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築のポータルのデバイス設定の管理に関する項、「ポータルのデバイス・グループの管理」の章、およびデバイス・グループのページ・バリアントの作成に関する項を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「管理」および「開発環境」で参照されています。
コンテンツ・プレゼンタおよびCSS3 Media Queriesを使用して、ブラウザ(スマートフォン、タブレット、デスクトップ・ブラウザなど)の幅に合せるレスポンシブ・レイアウトを生成する方法例を示すレスポンシブ・コンテンツ・プレゼンタ・テンプレート。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築のレスポンシブ・テンプレートの使用に関する項を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「開発環境」で参照されています。
開発環境
更新されたプロファイル・ユーザー・インタフェースではプロファイル情報の組織が強化され、クリックにより編集、プロファイル写真機能のクリアが実行できます。新しいコンポーネント・プロパティにより、ピープル・コネクションおよびアクティビティ・グラフ・コンポーネントが強化されました。詳細は、第37章「ピープル・コネクション・サービスの導入」、第39章「ピープル・コネクション・タスク・フロー・バインディング・パラメータの使用」および第46章「アクティビティ・グラフの統合」を参照してください。リッチ・ユーザー・プロファイルに関するその他のドキュメントは、「エンドユーザー・エクスペリエンス」、「ポータル・ビルダー」および「管理」に参照先が示されています。
開発者は、式言語(EL)を使用して、デバイス設定に関する情報を取得できます。デバイス設定では、スマートフォン、タブレット、デスクトップ・ブラウザなど様々なデバイスでのポータル・ページのレンダリング方法を制御します。第F.15項「デバイス設定に関連するEL式」を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「ポータル・ビルダー」および「管理」で参照されています。
コンテンツ・プレゼンタおよびCSS3 Media Queriesを使用して、ブラウザ(電話、タブレット、パーソナル・コンピュータなど)の幅に合せる応答レイアウトを生成する方法例を示すレスポンシブ・コンテンツ・プレゼンタ・テンプレート。第27.3.4項「レスポンシブ・テンプレートの使用」および第27.3.5項「レスポンシブ・テンプレートの拡張」を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「ポータル・ビルダー」で参照されています。
カスタムの共有ライブラリの開発およびデプロイメントの簡素化。WebCenter Portalでは、タスク・フロー、データ・コントロール、マネージドBeanなどのカスタム・コンポーネントを構築し、共有ライブラリにあるそれらを直接WebCenter Portalサーバーにデプロイできる新しいJDeveloperテンプレートを提供します。第55章「JDeveloperを使用したWebCenter Portalのコンポーネントの開発」を参照してください。
管理
レガシーWebCenter Portalの顧客にとってなじみのある概念の、パワー・ユーザー指向の操作性を持つ、簡素化されたWebCenter Portal管理。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のポータル・ビルダー管理におけるポータルの管理に関する項を参照してください。
新しいプロファイルの構成設定には、新規プロファイル・ユーザー・インタフェースもしくはレガシー・プロファイル・ユーザー・インタフェースのどちらを表示するかを指定したり、プロファイルの同期設定を指定するためのプロパティが含まれています。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「ピープル・コネクションの管理」の章を参照してください。リッチ・ユーザー・プロファイルに関するその他のドキュメントは、「エンドユーザー・エクスペリエンス」、「ポータル・ビルダー」および「開発環境」で参照されています。
スマートフォン、タブレット、デスクトップ・ブラウザなど様々なデバイスでのポータル・ページのレンダリング方法を制御するデバイス設定。ページ・バリアントを作成し、iOS電話、iOSタブレットなど特定のデバイス・グループを対象として、そのグループでポータルを最適にレンダリングできます。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のデバイスおよびデバイス・グループのデプロイに関する項、デバイス・グループに対するシステム・ページのページ・バリアントの作成に関する項、および「デバイス設定の管理」の章を参照してください。モバイル・サポートに関するその他のドキュメントは、「ポータル・ビルダー」および「開発環境」で参照されています。
偽装。これにより、権限のあるユーザーは、別のユーザーを偽装し、別のユーザーのWebCenter Portalでの操作を検証して、予期しない結果に対するトラブルシューティングを行うことができます。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「偽装の管理」の章を参照してください。
ポータルのライフサイクル・ツールの向上。これにより、最小のダウンタイムで、1つ以上のポータルのエクスポート/インポートおよびバックアップ/リカバリが可能となります。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「ポータル、テンプレート、アセットおよび拡張機能のデプロイ」および「WebCenter Portalのバックアップ、リカバリおよびクローニングの管理」の章を参照してください。
WebCenter Portalの管理ユーザー・インタフェース内の統合Oracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサ。これにより、システム管理者はページレット・プロデューサのページレットの存在を認識し、エンド・ユーザーに対してこれらのページレットを使用可能にできます。UIを統合することにより、ページレット・プロデューサの開発者は、ページレットを表示するWebCenter Portalからページレット・プロデューサの管理UIに容易に移動して、新しいページレットを作成したり、既存のページレットを編集することが可能となります。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の「ページレット・プロデューサの管理」の章を参照してください。
新しいページ・パフォーマンス・アナライザ。これにより、個々のコンポーネントのポータル・ページへの表示に要する時間、およびページの表示に要するすべての時間が示されます。初期レベルのパフォーマンス分析を行う開発者、独自のページを構築する顧客、およびWebCenter Portalでページをカスタマイズするユーザーにとって、この新しいツールは便利です。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の動作の遅いページ・コンポーネントを特定する方法に関する項を参照してください。
ペルソナおよびそのWebCenter Portal内でのロールに応じて再構成されたドキュメント・ライブラリ。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』(このガイド)は、主にJDeveloperを使用してポータルとWebCenter Portal Frameworkアプリケーションの両方をサポートする開発者が必要とする情報を提供します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』は、一般的にWebCenter Portalを使用して、コンテンツの提供およびレビューを行ったり、社会的な交流に参加したり、ホーム・ポータルを利用して独自のドキュメントやプロファイルを管理するナレッジ・ワーカーが必要とする情報を提供します。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築は、ポータル・ビルダーで作業し、ポータルとその構造(ページ階層、ナビゲーション、セキュリティ)およびそのコンテンツ(ページ上のコンポーネント、レイアウト、動作など)を作成および管理するアプリケーション・スペシャリストが必要とする情報を提供します。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理は、IT担当者やビジネス・ユーザーからの要求を処理して新しいマシンを設定したり、既存のアプリケーション・システムやデータベースのクローニングやバックアップを行ったり、パッチ、パッケージおよびアプリケーションをインストールしたり、その他管理関係のタスクを実行するシステム管理者が必要とする情報を提供します。
詳細は、「ペルソナ一覧」を参照してください。