アクティビティ・グラフ
既存のコネクションや、ポータルで共通して使用しているオブジェクトに基づいて、ユーザーがコネクションを作成したいと考える可能性がある人物、ポータルおよびコンテンツの提案を提供します。
アクティビティ・グラフ・ツールによって使用されるエンジンは、エンタープライズ・アプリケーションによって収集されるアクションの中央リポジトリを提供します。アクティビティ・グラフに格納されたデータが分析されることで、ノードのランクが計算されたり、新しいアクションが予測されたり、推奨が行われたりします。
管理者
新しいマシンの設定、WebCenter Portal、Portal Frameworkアプリケーションおよびデータベースの管理、およびFusion Middleware Controlやコマンド・ライン・ツールなどの他のツールの操作を行う担当者。
WebCenter Portalでは、すべてのポータルでグローバル・オプションの管理と設定を行います。
Portal Frameworkアプリケーションでは、アプリケーション全体の設定、アセット、ユーザーおよびロールを管理します。
管理コンソール
適切な権限を持つユーザーがPortal Frameworkアプリケーションのデプロイ後にアプリケーションの開発を継続できます。管理コンソールを使用すると、ユーザーは実行時ポータル・リソース(アセットとも呼ばれます)をダウンロードして、さらなる開発のためにこれらのリソースをOracle JDeveloperにインポートできます。その後これらのアセットは、JDeveloperからエクスポートして、デプロイ済アプリケーションにアップロードして戻すことができます。
Ajax (Asynchronous JavaScript and XML)
データをサーバーと交換して、ページ全体を再ロードせずにWebページの部分を更新するために既存の標準を使用する手法。WebCenter Portal開発者は、ポートレットやページレットを含めて、AjaxをUIコンポーネント用に使用します。
分析
WebCenter Portalのツールとサービスは、ポータルの使用状況とアクティビティ・レポートをリアルタイムで提供します。WebCenter Portalでは、ユーザーはWebCenter Portalのトラフィックと使用状況を追跡および分析できます。
アプリケーション・カスタマイズ
管理者によって実行され、すべてのユーザーに対して表示される変更。これらはアプリケーションに対する静的な変更であり、そのアプリケーションのコードやスキーマへの変更を必要としないサイトに影響を与えます。
ユーザー・カスタマイズおよびパーソナライズも参照してください。
Application Development Framework (ADF)
開発者にとってJava EEアプリケーションの開発を迅速化および簡易化するとともに、実証済のソフトウェア・パターンを利用して、開発されるアプリケーションのスケーラビリティやパフォーマンスなどを高めることを目的とした一連のテクノロジ。
アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)
アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)は一般的に、メソッド、オブジェクト・クラス、データ構造体および変数の仕様が含まれるソフトウェア・ライブラリを示します。またAPIは、互いに通信するためにソフトウェア・コンポーネントにより使用されるインタフェースも示します。Oracle WebCenter Portalには、Java、RESTおよび式言語APIの豊富な寄集めが用意されており、これらによって、サービスとツール、外部アプリケーション、ポータル・コンポーネント、データ・コントロールなどにアクセスできます。
アプリケーション・スキン
アプリケーションの背景色と画面フォントを指定するとともに、一部のスキンでは、アプリケーションのボタンおよびアイコンに使用される形状およびイメージを指定します。WebCenter Portalでは、管理者はデフォルトのアプリケーション・スキンを選択して、ユーザーは、「プリファレンス」ダイアログの「一般」タブでアプリケーション・スキンを変更できます。
アプリケーション・スペシャリスト
ポータルとそれらのコンテンツの計画、作成および管理を行うことでポータル・ビルダーで作業してサイト構造を開発するWebCenter Portalユーザー。アプリケーション・レベルで、アプリケーション・スペシャリストは、Application Specialist
ロールに付与される権限を持っています。アプリケーション・スペシャリストが作成したポータルで、Moderator
ロールで使用できるアクションをアプリケーション・スペシャリストは実行できます。
アプリケーション・テンプレート(JDeveloper)
Oracle WebCenter Portalでは、Portal Frameworkアプリケーションおよびポートレット・プロデューサ・アプリケーションという2種類のアプリケーションを作成するためのテンプレートが用意されています。テンプレートは、正しいテクノロジ範囲が設定されて、タグ・ライブラリが追加されて、必要なJavaクラスがクラス・パスに追加されることを保証します。この操作を実行すると、関連するコンポーネントがコンポーネント・パレットに組み込まれて、関連するコンテキスト・メニューがJDeveloperで使用可能になります。
Portal Frameworkアプリケーション・テンプレートおよびWebCenterポータル・プロデューサ・アプリケーション・テンプレートも参照してください。
認証済ユーザー
WebCenter PortalやPortal Frameworkのアプリケーションにログインしているユーザー。このユーザーの資格証明はアイデンティティ・ストアと照らし合わせて検証されています。デフォルトでは、認証済ユーザーはパブリック情報にアクセスできます。ページやポートレットなどの保護された情報にアクセスするには、このユーザーはポリシー・ストアと資格証明ストアを通じて認可される必要があります。
これとは対照的に、ログインしていないパブリック・ユーザーはパブリック・コンテンツのみにアクセスできます。
認証
アイデンティティ管理システムを通じたユーザーの識別。Portal Frameworkアプリケーションのみにアクセスするユーザーに対しては、ADF認証を要求して資格証明を提供させる一方で(Portal Frameworkアプリケーション内のすべてのADFリソースには引き続きアクセス可能)、Portal FrameworkアプリケーションおよびPortal Frameworkアプリケーションで保護されている任意のADFリソースにアクセスするユーザーに対しては、認証および認可を要求して資格証明を提供させることができます。
ボックス・レイアウト・コンポーネント
Oracle WebCenter PortalのComposerを通じて使用できるレイアウト・コンポーネント。WebCenter Portalで作成されたページにコンテンツを配置可能にするコンテナ。Composerでは、ボックスは点線から成る長方形として表示されます。Portal Frameworkアプリケーションでは、これは実行時のPanel Customizableコンポーネントに相当します。
BPEL
ビジネス・プロセス実行言語(Business Process Execution Language)。一連の個別のWebサービスを組み合せて単一のエンドツーエンド・プロセス・フローを構成するためのXMLベースのマークアップ言語。
ビジネス・ロール・ページ
WebCenter Portalシステム管理者によって作成されたページであり、組織内の特定ロール用として提供されます。ビジネス・ロール・ページは、個別のロールに関連する情報を適切なタイミングで提供することで、特定ロールのユーザー向けの対象限定環境を提供します。これにより、他の事業部門から提供される無関係な情報が排除されます。ビジネス・ロール・ページは、指定されたロールに分類されるユーザーのホーム・ポータルに表示されます。
キャッシング
アクセス頻度の高い情報(Webページなど)を高速アクセス可能な場所に保管することで、同じコンテンツが繰り返し生成されることを回避するための処理。
有効期限ベースのキャッシングおよび検証ベースのキャッシングも参照してください。
チェックアウト/チェックイン
ユーザーが情報をチェックアウトすることで、その情報をロックすることを可能にするメカニズム。他のユーザーはその情報を変更できなくなります。これにより、ユーザーが相互の変更内容を上書きすることが防止されます。変更を加えた後に、ユーザーがその情報をチェックインすることで解放すると、他のユーザーが再びその情報を変更することが可能になります。
子コンポーネント
親コンポーネントに含まれているコンポーネント。たとえば、Boxレイアウト・コンポーネントに含まれているタスク・フローはBoxの子コンポーネントです。
ボックス・レイアウト・コンポーネントおよび親コンポーネントも参照してください。
クロム
ポートレットやタスク・フローを囲んでいる視覚要素であり、アクションのアクセス・ポイントとなります。これらのアクションとしては、「アクション」メニューに含まれているものや、クロム自体に埋め込まれているものがあります(最小化アイコンやサイズ変更ハンドルなど)。
CMIS
CMIS (Content Management Interoperability Services)標準では、ドメイン・モデル、WebサービスおよびRestful AtomPubバインディングが規定されます。各種アプリケーションはRestful AtomPubバインディングを使用して、1つ以上のコンテンツ管理リポジトリまたはコンテンツ管理システムと連携できます。
コンポーネント・カタログ
Composerからアクセスできるダイアログであり、このダイアログからは、WebCenter Portalアプリケーションのページに追加できるすべてのコンテンツにアクセスできます。
コンポーネント・プロパティ
Composerからアクセスできるダイアログであり、このダイアログからは、コンポーネントのパラメータ、表示オプション、子コンポーネント、スタイル設定および関連イベントにアクセスできます。
Composer
ポータル・ページへの移入、ポータル・ページの修正および構成を行うためのシームレスな統合環境。Composerを使用すると、ページのレイアウトおよびコンテンツを簡単に構築または変更できます。また、タスク・フロー、ポートレット、コンテンツおよびその他のオブジェクトなどの様々なコンポーネントをページに追加し、それらのコンポーネントをリンクして、さらに適切なまたはパーソナライズされた情報のビューを作成することもできます。
コンテンツ統合ツール
WebCenter Portalのツールとサービスによって提供されるサービスであり、開発者がデータ・コントロールを作成するなどして、コンテンツ・リポジトリのコンテンツを表示できます。
コンテンツ・リポジトリ
作成者ベースのバージョン管理、全文テキスト検索、コンテンツの分類や属性設定などの機能を提供する特殊なストレージと管理のメカニズム。コンテンツ・リポジトリは非構造化情報を格納するために最適化されており、この点でデータ・リポジトリと異なります。
コンテンツ・リポジトリ・データ・コントロール
コンテンツ・リポジトリから提供されるデータ・コントロール。Portal Frameworkアプリケーションでは、コンテンツ・リポジトリ用のコンテンツ・リポジトリ・データ・コントロールを作成できます。これらのコンテンツ・リポジトリは、Oracle Portal、Oracle WebCenter Content、Javaコンテンツ・リポジトリ(JCR)標準をサポートしているサードパーティ・リポジトリ、およびローカル・ファイル・システムです。
資格証明プロビジョニング・ページ
外部アプリケーションから認証を受けるために使用されるJSF (*.jspx
)ページ。実行時には、資格証明プロビジョニング・ページには、外部アプリケーション登録を通じて指定されるデータ・フィールドで構成されるログイン・データ・フィールドが表示されます。ログイン情報はプロデューサに渡され、プロデューサはこのログイン情報を外部アプリケーションに渡します。このアプリケーションは、プロデューサに要求されたポートレットを提供します。
認証後に、ユーザーのログイン資格証明は資格証明ストアに保存されて、それ以降のセッションでは、このストアからこの資格証明情報が提供されます。したがって、この資格証明情報が変更されないかぎり、このユーザーは自身の資格証明を最初に1回提供するだけです。
資格証明ストア
関連ドメインのログイン資格証明を格納します。このストアには、ユーザーが外部アプリケーションから認証を受けるために提供するログイン資格証明も保存されます。通常は、資格証明ストアとポリシー・ストアの組合せによって、単一の論理ストアが構成されます。
資格証明ストアに格納された資格証明は、後続のログイン時に認証のために使用されますが、このストアの主な役割はこれらのアカウントを認可することです。
CSS
カスケード・スタイル・シート(Cascading Style Sheet)。一貫性のあるルック・アンド・フィールを実現したり、フォント、色、間隔などのスタイルをWebドキュメントに追加したりするためのシンプルなメカニズム。
カスタム・アクション
タスク・フローを囲んでいるShow Detail Frameコンポーネントのアクション・メニューやヘッダーに表示されるアイコンやメニュー項目。カスタム・アクションは、タスク・フローの作成時にそのタスク・フローで定義されたアクションを表すことができます。たとえば、開発者は設計時に、カスタム・パーソナライズ設定を使用してタスク・フローを作成できます。実行時に、ユーザーは、そのタスク・フローを囲んでいるクロム(または「詳細フレームの表示」)に表示される「アクション」メニュー項目やアイコンを通じて、これらの設定にアクセスできます。
カスタム属性
WebCenter Portalでは、カスタム属性によって、デフォルト属性では指定されない追加情報を指定します。カスタム属性を使用すると、渡されるパラメータに基づいて、ポータルでコンポーネントのコンテンツを決定できます。たとえば、顧客IDを渡すことで、特定の顧客のデータをコンポーネントで表示できます。カスタム属性は単純に名前と値のペアであり、たとえば、customerId=400、orderId=11、userName=Smithなどです。カスタム属性は、ポータル・テンプレートに格納されます。
カスタム表示テンプレート
コンテンツ・プレゼンタの表示テンプレートは、コンテンツ・プレゼンタによってPortal Frameworkアプリケーション・ページにコンテンツ・アイテムを表示する方法を指定したJSFFファイル(JSFページ・フラグメント)です。WebCenter Portalでは、ベースとして使用できるいくつかのデフォルト表示テンプレートが用意されていますが、独自の表示テンプレートを作成することもできます。
カスタマイズ可能コンポーネント
実行時にページに追加できるWebCenter Portalコンポーネントであり、エンド・ユーザーはこれらのコンポーネント内のコンテンツで移動、最小化、復元、削除などのパーソナライズ作業を実行できます。カスタマイズ可能コンポーネントに該当するのは、Panel CustomizableコンポーネントおよびShow Detail Frameコンポーネントです。
データ・コントロール
ビジネス・サービスのデータ・モデルを抽象化するメカニズム。ADFデータ・コントロールは、データ・オブジェクト、コレクション、メソッドおよび操作にアクセスするための一貫したメカニズムをクライアントおよびWebアプリケーション・コントローラに提供します。
デフォルト言語(アプリケーションレベル)
システム管理者によって指定される表示言語であり、ユーザーがWebCenter Portalにログインする際に使用されます。管理者は、アプリケーションレベルのデフォルト言語を「管理」ページの「一般」タブで設定します。個別のユーザーは、自身のユーザーレベル・デフォルト言語を「プリファレンス」ダイアログの「一般」タブで設定できます。
デフォルト言語(ユーザー・プリファレンス)
ユーザーによって指定される表示言語であり、そのユーザーがWebCenter Portalにログインする際に表示されます。この指定された言語は、そのユーザーが別のデフォルト言語を指定するまで使用され続けます。デフォルト言語はセッション言語によって上書きできますが、セッションCookieがパージされたときや有効期限が切れたときにデフォルトとして戻されます。この値は、「プリファレンス」ダイアログの「一般」タブで設定します。
委任管理
ユーザー・ロールに基づいてポータル・リソースを保護するためのメカニズムを提供します。委任管理をページ階層に適用すると、特定のセキュリティ割当てがその階層の下位のページやサブ・ページを通じて自動的に伝播されます。
デプロイメント・プロファイル
次の情報を指定するためにアプリケーション・デプロイメントで使用されるファイル。
ソース・ファイルやデプロイメント・ディスクリプタなどの、パッケージである補助ファイル
作成されるアーカイブ・ファイルの種類と名前
依存性情報
プラットフォーム固有の指示
その他の情報
デザイン・ビュー(コンポーザ)
コンポーザのビューであり、ページとそのコンテンツのWYSIWYG表示が提供され、各コンポーネントでコントロールを直接選択できます。リソース・カタログはページの右側にインライン表示され、コンポーネントを選択してページに追加できます。
構造ビュー(コンポーザ)と選択ビュー(コンポーザ)も参照してください。
デバイス・グループ
類似の表示要件を共有するデバイスのコレクションを示します。デフォルトで、WebCenter Portalには事前に構成されているデバイス・グループ(デスクトップ・ブラウザ、iOSフォン、Androidフォン、iOSタブレットおよびAndroidタブレット)が付属しています。
検出可能なポータル
WebCenter Portalにログインしている任意のユーザーが検索などを通じて検出できるポータル。任意のパブリック・ポータルやプライベート・ポータルを検出できます。検出可能なポータルは、「表示」リストから「すべてのポータル」を選択したときに、「ポータル」ページに一覧表示されます。このポータルへの参加を希望するユーザーは、セルフサービス(有効な場合)を通じてまたはポータル・モデレータに連絡して、メンバーシップをリクエストできます。
表示言語
ボタン、フィールド・ラベル、画面テキストなどのアプリケーション・ユーザー・インタフェース要素をブラウザに表示するために使用される言語。WebCenter Portalの表示言語設定の優先順位は低いものから順に、ブラウザ設定、アプリケーション設定、ポータルのデフォルト言語、ユーザー・プリファレンス設定、「言語の変更」タスク・フローおよびグローバル言語スイッチャ(パブリックCookie)です。
ドキュメント
フォルダやファイルをページに表示するための様々な形式を提供します。ポータルに適したタスク・フローを選択して、フォルダやファイルのアクセス、追加および管理、ファイルやフォルダのプロパティの構成および表示、接続されたコンテンツ・リポジトリでのファイルやフォルダの内容の検索を行う機能を提供できます。
ドメイン
WebLogic Serverインスタンスの基本的な管理単位。Oracle WebCenter Portal開発者は、JDeveloperを使用して、DefaultDomain内で管理される統合WebLogic Serverにデプロイします。本番では、Oracle WebCenter Portalの一部が管理対象サーバーのインスタンスにデプロイされます。ドメインは、任意の数の管理対象サーバーを含むことができます。テスト環境、ステージ環境または本番環境、あるいはそれら3つすべてにおいてアプリケーションを実行するように、管理対象サーバーを構成できます。
EAR
エンタープライズ・アーカイブ・ファイル。Java EEアプリケーション・サーバーにアプリケーションをデプロイするために使用されるJava EEアーカイブ・ファイル。Portal Frameworkアプリケーションは、汎用EARファイルと対象限定EARファイルの両方を使用してデプロイされます。前者には、アプリケーションとそれぞれの実行時カスタマイズが含まれており、後者には、アプリケーション・サーバーにデプロイするためのアプリケーションのみが含まれています。EARファイルは、アプリケーションをデプロイメント環境からテスト環境を経て本番環境に移行する際のエラーの可能性を低減することで、アプリケーションのデプロイメントを簡易化します。
ECMAScript
ECMA-262仕様に従ってEcma Internationalによって標準化されたスクリプト・プログラミング言語。ECMAScriptの呼称としてよく使用されるJavaScriptやJScriptは、どちらもECMA-262仕様を拡張したものです。
デフォルトの編集モード
(JSR 286ポートレットのみ)JSR 286ポートレットのパーソナライズを可能にするポートレット・モード。デフォルトの編集モードは、JSR 286ポートレットのプロパティ用の表示モードです。Portal Frameworkアプリケーションでは、デフォルトの編集モードは、ポートレットの「アクション」メニューに「カスタマイズ」コマンドとして表示されます。
編集モードも参照してください。
EL
式言語(Expression Language)。Java EE Webコンテナに格納されたアプリケーション・データを取得して操作するための演算子を提供することで、Webアプリケーション・データの簡単な操作方法を提供します。Portal Frameworkアプリケーションでは、ELの式は#{と}の記号で囲まれており、通常は#{object.data}の形式で表現されます。ここでobjectは、Java EE Webコンテナのページ、リクエスト、セッションまたはアプリケーションのスコープに配置された任意のJavaオブジェクトまたはOracle ADFコンポーネントです。
イベント
会議や予定などをスケジューリングするためのカレンダを提供します。WebCenter Portalでは、特定のポータルに関連するイベントを記録するためのカレンダを提供します。イベントをMicrosoft Exchange Serverと統合することで、個別のユーザーがホーム・ポータルの個人用カレンダにもアクセスできます。個人用カレンダは、Portal Frameworkアプリケーションでも使用できます。
有効期限ベースのキャッシング
保存期間という形でキャッシュ内のアイテムの有効期間を指定するキャッシング方式。この有効期間を過ぎると、リフレッシュを行う必要があります。保存期間を過ぎたアイテムがリクエストされると、そのアイテムはキャッシュ内でリフレッシュされます。
検証ベースのキャッシングも参照してください。
外部アプリケーション
シングル・サインオン・サーバーに認証を委任しないアプリケーション。かわりに、外部アプリケーションは、アプリケーション・ユーザーの名前とパスワードを要求するHTMLログイン・フォームを表示します。初回ログイン時に、ユーザーはシングル・サインオン・サーバーにこれらの資格証明を取得させるかどうかを選択できます。そのように選択した後は、ユーザーはログイン情報を入力することなくこれらのアプリケーションにログインできるようになります。
ファーム
Fusion Middleware Controlによって管理されるコンポーネントの集合。ファームには、1つの管理対象サーバー・ドメインと、このドメイン上でインストール、構成および実行される他の複数のOracle Fusion Middlewareシステム・コンポーネントを含めることができます。
Portal Frameworkアプリケーション
Portal Frameworkアプリケーションは、Oracle JDeveloper用のWebCenter Portals拡張を使用してADFをベースにして構築されています。このアプリケーションは、エンド・ユーザー向けの共同作業サービス、Webコンテンツ、ポートレットおよびコンテンツ統合を組み合せます。開発者や管理者は、組織で自身のロールとスキル・レベルに基づいてPortal Frameworkアプリケーションを作成できます。
ポータルには、ページ階層、ナビゲーション・モデルおよび委任管理も含まれています。
Portal Frameworkアプリケーション管理者
Portal Frameworkアプリケーションの管理と保守を担当する管理者。たとえば、管理者は、アプリケーション全体オプションの設定、アセットの管理、権限の付与と取消しができます。
また、Fusion Middleware Controlにより、Portal Frameworkアプリケーションや他のOracle WebCenter Portalコンポーネントにおいて、Fusion Middlewareの管理、Portal Frameworkアプリケーションのデプロイおよび継続的な管理タスクの実行も行います。
Portal Frameworkアプリケーション開発者
Oracle Application Development Framework、Oracle JDeveloperおよびWebCenter Portalのツールとサービスを使用して、Portal Frameworkアプリケーションを計画、作成および管理する開発者。
Portal Frameworkアプリケーション・テンプレート
サイト・ナビゲーション、ページ階層、委任管理、ページ・テンプレートなどのWebCenter Portal Framework機能が含まれたJDeveloperテンプレート。
アプリケーション・テンプレート(JDeveloper)およびWebCenterポータル・プロデューサ・アプリケーション・テンプレートも参照してください。
全画面モード(ポートレット)
(PDK-Javaポートレットのみ)ポートレットが他のポートレットと1つのページを共有している場合に、そのポートレットに表示できるより多くのコンテンツを提供するポートレット・モード。
Fusion Middleware Control
Oracle WebCenter Portalのインストール時にデプロイされるブラウザベースの管理アプリケーション。Fusion Middleware Controlからは、ファーム(Oracle WebCenter Portalなど)を監視および管理できます。
ホーム・ポータル
個別ユーザーにプライベート・ポータルを提供するWebCenter Portal内の作業領域。個別ユーザーはこのプライベート・ポータルで、個人用コンテンツの保管、ノートの保存、割当ての表示や割当てへの応答、オンライン友人リストの保持など、固有の業務に関連する様々なタスクを実行できます。ユーザーは、追加の個人用ページやカスタム・コンテンツを作成することで、この環境を拡張することもできます。
HTML Markupレイアウト・コンポーネント
Composerを通じて使用できるレイアウト・コンポーネント。Raw HTMLとJavaScriptのマークアップをページ上にインライン表示するシンプルなHTMLコンポーネント。
Hyperlinkレイアウト・コンポーネント
Composerを通じて使用できるレイアウト・コンポーネント。内部または外部のWebページへのリンク。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとっては、これは実行時のGo Linkコンポーネントに相当します。
アイデンティティ伝播
Portal Frameworkアプリケーションおよび関連コンテンツ・リポジトリについては、このオプションを選択すると、現在のユーザーのアイデンティティをアプリケーションとプロセス全体に伝播できます。伝播されたアイデンティティは、受信側で検証されてから、ロール・ベースのアクセス制御の割当てなどの決定を下すために使用されます。
イメージ・レイアウト・コンポーネント
Composerを通じて使用できるレイアウト・コンポーネント。ハイパーリンクを含むことができる図。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとっては、これは実行時のImage Linkコンポーネントに相当します。
初期化パラメータ
標準のJSR 286ポートレットの起動時に初期化されるパラメータ。初期化パラメータは、JNDI (Java Naming and Directory Interface)変数の代替として使用できます。JNDIのかわりに初期化パラメータを使用して、ポートレットのすべての各種コンポーネント(サーブレットや他のポートレットなど)の動作を互換性のある方法で構成できます。WebCenter Portalのツールとサービスでは、初期化パラメータはportlet.xml
ファイルに入力します。
統合開発環境(IDE)
視覚的なアプリケーション開発ツールであり、エディタ、デバッガ、スクリーン・ペインタ、オブジェクト・ブラウザなどを備えています。タスク・フロー、データ・コントロール、マネージドBean、シナリオなど、カスタム・ポータル・コンポーネントを構築するためにフル装備の環境がOracle JDeveloper IDEで実現されます。
統合WebLogic Server
ローカル・コンピュータにデプロイされたPortal Frameworkアプリケーションを事前テストするためのプラットフォームとして使用されるWebLogic Serverインスタンス。統合WebLogic Serverには、事前構成済ポートレット・プロデューサといくつかの有用な事前作成済ポートレットも含まれています。
反復型開発
反復型開発では、統合WebLogic Serverで実行中のPortal Frameworkアプリケーションに変更を加えて、ブラウザで現在のページをリフレッシュするだけで、これらの変更がもたらす影響をただちに確認できます。反復型開発機能は、特定の最適化機能を無効化することで機能します。反復型開発によって、開発者はPortal Frameworkアプリケーションの作成を迅速化および効率化できます。
Java Portlet Specification
ポータル・サーバー用のコンポーネントの開発方法を標準化します。この仕様では、パーソナライズ、プレゼンテーションおよびセキュリティの機能を提供するインフラストラクチャおよび共通ポートレットAPIが規定されています。この仕様に準拠してこのAPIを使用しているポートレットは製品に依存しないため、この仕様に準拠している任意のポータル製品にデプロイできます。JSR 286も参照してください。
JCR 1.0
Javaコンテンツ・リポジトリ1.0。JSR 170とも呼ばれます。コンテンツ・リポジトリ向けの標準アクセスと相互作用APIを提唱するものであり、データベースにとってJDBCとよく似ています。
JSF
JavaServer Faces。Webアプリケーションを作成するための標準のJavaフレームワーク。JSFは、Java Webユーザー・インタフェースを開発するためのコンポーネントベースのアプローチを提供することで、開発を簡易化します。JSFは、柔軟なプログラミングを可能にする広範かつ堅牢なAPIを提供するとともに、モデル・ビュー・コントローラ(MVC)設計パターンをJSFのアーキテクチャに組み込むことで、通常よりメンテナンス性の高い優れた設計のアプリケーションを開発可能にします。JSFは、Javaコミュニティ・プロセスを通じて開発されたJava標準であるため、Oracle JDeveloperのような開発ツールは、使いやすくて生産性の高い視覚的なJSF用開発環境を提供できます。
JSF JSP
JavaServer Faces JavaServer Page。JSF JSPが通常のJSPと異なる点は、ユーザー・インタフェース用にOracle ADF Facesコンポーネントをサポートしており、ページ・ナビゲーション用にJSFテクノロジをサポートしていることです。JSF JSPページでは、ページ内のコンポーネント用にADFモデル・バインディング機能を使用することで、Oracle Application Development Framework (ADF) (Oracle ADF)の利点を活用しています。
JSP
JavaServer Page。Webページに対するシンプルなプログラム・インタフェースを提供するサーブレット拡張機能。JSPは、Webサーバーやアプリケーション・サーバー上で実行されるJavaコードと特殊なタグが埋め込まれたHTMLページです。JSPは、HTMLページに動的機能を追加します。JSPは実際には、初めて呼び出されたときにコンパイルされてサーブレットに変換されて、サーブレット・コンテナ内で実行されます。
JSPタグも参照してください。
JSPタグ
Javaコードを囲むためにJSPに埋め込むことができるタグ。これらのタグでは<jsp:
構文が使用され、begin
タグとend
タグによってJSP内のアクション要素が囲まれます(XML要素と同様)。
JSR 286
Java Specification Request (JSR) 286。Javaを使用して標準ベースのポートレットを作成するための一連のAPIを規定しています。この仕様に従って作成されたポートレットは、ポータルにローカルで表示することも、ポートレットをリモート表示するためのWSRPコンテナにデプロイすることもできます。詳細は、http://jcp.org/en/jsr/detail?id=286
を参照してください。
キーストア
認証とデータ整合性のために使用できる公開鍵と秘密鍵に関する情報を提供するファイル。ピアの証明書を検証するために必要なトラスト・ポイントおよびユーザー証明書も、キーストアに安全に保管されます。
ナレッジ・ワーカー
コンテンツを用意して他人のコンテンツをレビューすることに重点を置くWebCenter Portalユーザー。アプリケーション・レベルで、ナレッジ・ワーカーは、Authenticated-User
ロールに付与される権限を持っています。ポータル・レベルで、ナレッジ・ワーカーには、Viewer
やParticipant
のロールが付与されている可能性が高いです。
レイアウト・コンポーネント
ページの有用性と外観を向上させるためのオブジェクト。レイアウト・コンポーネントとしては、レイアウト・ボックス、リッチ・テキスト・エディタ、イメージ、ハイパーリンクなどがあげられます。
Layout Customizableコンポーネント
Composerタグ・ライブラリで提供されるコンポーネントであり、ユーザーが一連の事前定義済レイアウト(2列、3列、2行など)から選択して、ページに適用することを可能にします。ユーザーは、これらのレイアウトをページの特定領域に適用することも、ページ全体に適用することもできます。
ライフ・サイクル
ポータルやPortal Frameworkアプリケーションを設計時環境で作成およびテストして、本番システムにデプロイしてから、パフォーマンスの監視やカスタマイズ・データの移行などの日常メンテナンスを実行するプロセス。ポータルやPortal Frameworkアプリケーションのライフ・サイクルには、追加の拡張を実行して、再ステージングした後、本番システムに再デプロイすることも含まれます。
管理対象サーバー
本番環境で、管理対象サーバーは、アプリケーションおよびこれらのアプリケーションで必要なリソースをホストします。ドメインは、論理的に関連のあるOracle WebLogic Serverリソースのグループであり、任意の数の管理対象サーバーを含むことができます。管理サーバーによってこれらのサーバーが管理されます。
マッシュアップ
エンド・ユーザーが様々なソースから情報を取得して、各自の要件を完全に満たすカスタマイズ済アプリケーションを作成できるWebアプリケーション。
エンタープライズ・マッシュアップも参照してください。
MDS
Oracle Metadata Services。Application Development Framework (ADF)のコア・テクノロジ。MDSは、拡張とカスタマイズが可能な方法でメタデータを定義および使用するための統一アーキテクチャを提供します。
MDSリポジトリ
ファイルベースのリポジトリ、組込み関数によってアクセスされるディクショナリ表、およびメタデータ・レジストリという領域内にメタデータを保持するOracleリレーショナル・データベースおよびアプリケーション・サーバー。MDSの主な用途の1つは、Oracleアプリケーションのカスタマイズ内容と永続化されたパーソナライズ内容を保管することです。
メタデータ
タイトル、作成者、セキュリティ・グループなどのコンテンツ・アイテムに関する情報。メタデータを使用して、コンテンツ・アイテムを説明、検索およびグループ化します。メタデータはコンテンツ情報とも呼ばれます。
モデレータ
特定ポータルの管理を担当するWebCenter Portalユーザー。ポータル・モデレータは、メンバーの追加と削除、新規メンバーの招待、自己登録の有効化、ポータル・メタデータの提供と更新、およびそのポータルで使用できるツールとサービスの管理ができます。
移動可能ボックス・レイアウト・コンポーネント
Composerを通じて使用できるレイアウト・コンポーネント。WebCenter Portalで作成されたページにコンテンツを配置可能にするコンテナ。Movable Boxは、それらのコンテンツとともに、ページ上の様々な位置に移動できます。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとっては、これは実行時のShow Detail Frameコンポーネントに相当します。
MVC
モデル・ビュー・コントローラ(Model-View-Controller)。同じデータの複数のビューを保持する機能を必要とするアプリケーションで一般に使用される従来型の設計パターン。MVCパターンでは、オブジェクトがモデル、ビューおよびコントローラという3つのカテゴリに明確に分けられます。モデルはデータを管理し、ビューはこのデータのすべてまたは一部を表示し、コントローラはモデルやビューに影響を与えるイベントを処理します。このように分けられることで、複数のビューとコントローラが同じモデルと連携できます。それまでまったく存在していなかった新しいタイプのビューやコントローラであっても(ポートレットなど)、モデル設計の変更を必要とすることなく、モデルと連携できます。
ナビゲーション
WebCenter Portalでは、ポータル・ナビゲーションを作成するための3つのナビゲーション・コンポーネントが用意されています。これらのコンポーネントは、ブレッドクラム・ナビゲーション、メニュー・ナビゲーションおよびツリー・ナビゲーションです。
ナビゲーション・モデル
ナビゲーション・モデルは、ナビゲーション・ユーザー・インタフェースにデータを提供して、ポータル内のアセットへのナビゲーションができます。これらのアセットとしては、ページ、ページ階層、タスク・フロー、外部サイト、ポートレットおよびその他のエンティティがあります。
通知
電話、メール、ワークリストなどの複数のメッセージング・チャネルにおいて通知を発行するための自動化された手段を提供します。メッセージは、サブスクライブしているポータルおよびアプリケーション・オブジェクトが変更されたときにトリガーされます。
OmniPortlet
WebCenter Portalのツールとサービスのコンポーネントであり、ポータル的な機能(ポートレット、コンテンツ統合、カスタマイズなど)をOracle ADF Facesアプリケーションに追加できます。
Oracle ADF
Oracle Application Development Framework。開発者にとってJava EEアプリケーションの開発を迅速化および簡易化するとともに、実証済のソフトウェア・パターンを利用して、開発されるアプリケーションのスケーラビリティやパフォーマンスなどを高めることを目的とした一連のテクノロジ。
Oracle Access Manager (OAM)
Oracle Access Managerは、アイデンティティの管理とセキュリティのためにエンタープライズ・クラスのOracle製品スイートの一部であり、アイデンティティの管理とセキュリティに関する幅広い機能を提供します(WebCenter PortalアプリケーションとPortal Frameworkアプリケーション用の複数のシングル・サインオン・オプションなど)。OAMは、Oracle WebCenter Portal 11gのインストール環境向けに推奨されるシングル・サインオン・ソリューションです。
Oracle ADF Faces
Oracle ADF Facesは、新しいJavaServer Faces JSR (JSR 127)に基づいた幅広いユーザー・インタフェース・コンポーネントのセットです。Oracle ADF Facesは、組込み機能を備えた各種のユーザー・インタフェース・コンポーネントを提供します。これらのコンポーネントは、データ表、階層表、カラー・ピッカー、日付ピッカーなどであり、カスタマイズして任意のアプリケーションで再利用できます。
Oracle Enterprise Manager
管理者が単一の環境から複数のOracle Fusion Middlewareサービスを管理することを可能にするコンポーネント。管理者は、Enterprise Managerを使用してPortal Frameworkアプリケーションを構成、管理および監視します。
Oracle HTTP Server (OHS)
HTTP (Hypertext Transfer Protocol)を使用するWebトランザクションを処理するソフトウェア。Oracleは、Apache Groupによって開発されたHTTPソフトウェアを使用しています。
Oracle Internet Directory
OracleのLDAP V3準拠のLDAPサーバー。Oracle Internet Directoryは、ユーザーとグループをプロビジョニングするためのリポジトリとして使用されます。デフォルトでは、Oracle Single Sign-On (OSSO)によって、分散したユーザーとネットワーク・リソースに関するOracle Internet Directory情報と照らし合わせて、ユーザー資格証明が認証されます。Oracle Internet Directoryは、LDAPバージョン3と、Oracleデータベースの高いパフォーマンス、スケーラビリティ、堅牢性および可用性を組み合せたものです。
Oracle JDeveloper
Oracle JDeveloperは、Java、XMLおよびSQLに関する最新の業界標準を使用してアプリケーションやWebサービスを作成するための統合開発環境です。開発者はOracle JDeveloperを使用して、Javaポートレット、Portal Frameworkアプリケーション、ポートレット、スキン、ポータル・テンプレート、タスク・フロー、MBean、データ・コントロールなどを作成できます。
Oracle JSF Portlet Bridge
Oracle JSF Portlet Bridgeは、JSR 329をベースにしてJSR 329に準拠しており、アプリケーション開発者がJSFのアプリケーションまたはタスク・フローを別のアプリケーションで使用できるようにJSR 286ポートレットとして公開することを可能にします。
Oracle Secure Enterprise Search (SES)
一般公開されたデータと保護されたデータを簡単に検索して、統一されたランキング結果を表示することを可能にします。Portal Frameworkアプリケーションでは、Oracle SESはデフォルトの推奨検索プラットフォームとして設定されています。
WebCenter Portalでは、WebCenter Portalの内部ライブ検索アダプタがデフォルトの検索プラットフォームとして設定されていますが、大規模な実装環境では、最適なパフォーマンスを得るためにOracle SESを使用するように構成する必要があります。
Oracle Single Sign-On (OSSO)
ユーザーが単一のユーザー名とパスワードを使用して、Oracle Fusion Middleware製品スイートのすべての機能および他のWebアプリケーションにログインすることを可能にするコンポーネント。
Oracle WebCenter Content
コンテンツ・ライフ・サイクルのすべてのフェーズを管理する柔軟でセキュアな集中化されたWebベース・リポジトリを提供します。これらのフェーズとしては、作成、承認、公開、検索、失効、アーカイブ、廃棄があげられます。Oracle WebCenter Contentを使用すると、投稿者は、ネイティブ・デスクトップ・アプリケーションからコンテンツを投稿したり、幅広いライブラリ・サービスを通じてビジネス・コンテンツを効率的に管理したり、Webブラウザを使用してどこからでもそのコンテンツに安全にアクセスしたりできます。すべてのコンテンツは、コンテンツ・タイプにかかわらず、管理、再利用およびアクセスのためにWebリポジトリまたはデータベースに格納されます。
Oracle WebCenter Content Server
チェックインとチェックアウト、リビジョン管理、およびWeb対応形式での自動発行の機能を備えたセキュアなビジネス・ライブラリを作成するためのコンテンツ・リポジトリ。現在の情報は、権限を持つユーザーがいつでもどこでも表示できます。
Oracle WebCenter Content Serverは、Oracle WebCenter Contentのコンポーネントです。
Oracle WebCenter ContentのSite Studio
強力かつ柔軟なWeb開発アプリケーション・スイートであり、エンタープライズ規模のWebサイトを設計、作成および保守するための包括的なアプローチを提供します。Site Studioでは、Webサイト用のメイン・リポジトリとしてOracle WebCenter Content: Content Serverが使用されます。
WebCenterでは、コンテンツ・プレゼンタはSite Studioと統合して、Site Studioリージョン・テンプレート内またはコンテンツ・プレゼンタ表示テンプレート内のSite Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、アクセス、編集および表示を可能にします。
Oracle WebCenter Portal Framework
WebCenter Portal Frameworkアプリケーションは、ナビゲーション、ページ、ページ・テンプレート、コンテンツ統合など、ポータル機能が含まれる標準ADF Webアプリケーションです。
Oracle WebLogic Server管理コンソール
デプロイ済アプリケーション、ドメイン、セキュリティ、クラスタなどを含めて、WebLogic Serverを管理するためのブラウザベース型環境。
OTN
Oracle Technology Network。Oracleベースのアプリケーションを作成するための様々な技術リソースを提供するオンラインのOracle技術コミュニティ。OTNには、http://www.oracle.com/technetwork
からアクセスできます。
Page Customizableコンポーネント
Composerタグ・ライブラリで提供されるコンポーネントであり、実行時にページの編集可能領域を指定します。この領域内では、ユーザーはコンポーネントのプロパティを編集したり、ページにコンテンツを追加したり、コンテンツを並べ替えたりできます。
ページ階層
Portal Frameworkアプリケーションにおいて、親子関係でページを関連付けるモデルであり、どのページも1つ以上のサブページを持つことができます。この親子モデルは、ポータルの全体的な構造を決定するのに役立つだけでなく、子ページが親ページからセキュリティ・ポリシーを継承することも可能にします。
ページ・パラメータ
ページに関連付けられたパラメータであり、そのページ上のコンポーネントに渡すことができる値を格納できます。ページ・パラメータを使用すると、ページのURLを通じてページに値を渡すこともできます。ページ・パラメータは、PageDef.xml
の先頭の<parameter>
タグを使用して設定します。ページ・パラメータはページ変数にバインドできます。
ページ・スキーム
ページで使用される背景イメージを指定します。WebCenter Portalでは、いくつかのデフォルト・ページ・スキームとカスタム・ページ・スキーム指定用オプションが用意されています。
ページ・スタイル
初期ページ構造を指定します(1列や2列など)。一部のデフォルト・ページ・スタイルには、特定の目的に役立つタスク・フロー、コンポーネントおよびページ・プロパティも含まれています。たとえば、「テキスト」ページ・スタイルを使用して作成されたページにはテキスト・レイアウト・コンポーネントが含まれています。
ページ・テンプレート
自身のすべてのページで共有するビュー要素を指定することを可能にします。ページ・テンプレート・ファイルは、ADFレイアウト・コンポーネントや他の要素が含まれたJSPXファイルです。一般にページ・テンプレートでは、ヘッダー、フッターおよびコンテンツ領域で構成されるページ・レイアウトが指定されます。さらに、ページ・テンプレートでは通常、ページのナビゲーションUIの位置とスタイルも指定されます。
ページ変数
パブリック・ポートレット・パラメータをページにバインドする変数。ページ変数は、PageDef.xml
の<variableIterator>
内で設定します。同じページ変数を複数のパブリック・ポートレット・パラメータにバインドできます。
Panel Customizableコンポーネント
Composerタグ・ライブラリで提供されるコンポーネントであり、実行時にカスタマイズできる一連のOracle ADFコンポーネントおよびポートレット用のコンテナ領域を提供します。Panel Customizableコンポーネントに子コンポーネントとして追加されたShow Detail Frameコンポーネントおよびポートレットはすべて、Panel Customizableコンポーネントとともに移動または最大化できます。
親コンポーネント
他のコンポーネントが含まれているコンポーネント。たとえば、タスク・フローが含まれているBoxレイアウト・コンポーネントなどです。この場合、ボックスはタスク・フローの親コンポーネントです。反対に、タスク・フローはボックスの子コンポーネントです。
子コンポーネントも参照してください。
参加者
ポータルのコンテンツを操作できるWebCenter Portalユーザー。参加者は、ドキュメントのアップロードと共有、他のメンバーとのチャットの開始と参加、ディスカッション・トピックの作成、新規リストの作成や既存リストの表示を行うことができます。
PDK-Java
Java Portlet Developer Kit。WebコンテンツとWebアプリケーションを作成してWebCenter Portalのツールとサービスと統合するために使用される開発フレームワーク。これには、ポータル開発を簡素化するのに役立つツールキット、サンプルおよび技術記事が含まれています。既存のJavaサーブレット、JSP、URLを介してアクセスできるコンテンツおよびWebサービスをポートレットに変換できます。これは一般に、ポートレットやサービスを作成するために外部の開発者とベンダーによって使用されます。
ピープル・コネクション
企業コネクションのアクティビティを作成、操作および追跡するためのソーシャル・ネットワーキング・ツールを提供します。
アクティビティ・ストリーム、コネクション、フィードバック、メッセージ・ボードおよびプロファイルも参照してください。
パーソナライズ
ユーザー・コンテキストに基づいたアプリケーションの動作に対する動的な変更であり、WebCenter Portalのパーソナライズによって簡易化されます。
アプリケーション・カスタマイズおよびユーザー・カスタマイズも参照してください。
WebCenter Portalのパーソナライズ
選択した条件に基づいて、アプリケーション内のコンテンツを対象のユーザーに配信できます。WebCenter Portalのパーソナライズは、動的アプリケーション・フローを指定するための宣言型手段も提供します。
投票
ポータル・ページでオンライン投票を作成、編集および実施できます。投票を実施することで、対象者へのアンケート(意見や経験レベルなど)、重要な情報を覚えているかどうかの確認、およびプレゼンテーションの有効性に関するフィードバックの収集を行うことができます。
ポータル・ビルダー
WebCenter Portalにおいてポータルの作成、編集および管理の領域で構成されます。ポータル・ビルダーでは、ポータルの作成、ページ・エディタ(コンポーザ)におけるポータルのページの追加と編集、およびポータル所有者として単一ポータルの管理ができます。システム管理者は、すべてのポータルを管理できるポータル・ビルダー管理領域にアクセスできます。
「ポータル」ページ
ポータル・ビルダーの事前定義済ページ。現在ログイン中のユーザーが使用できるすべてのポータルを一覧表示します。「すべてのポータル」、そのユーザーがメンバーであるポータルのみ(「参加済」)、そのユーザーがモデレータであるポータルのみ(「モデレート」)、全員がアクセスできるポータル(「パブリック」)および検出可能なポータル(「検出可能」)を表示するのかをユーザーは選択できます。
ポートレット
様々なソースからコンテンツを取得できる再利用可能なWebコンポーネント。ポートレットでは、他のWebサイトからの引用の表示、主な情報のサマリーの生成、検索の実行、および様々なデータソースから収集した情報へのアクセスが可能です。各種のポートレットを共通のページに配置できるため、コンテンツが複数のソースから得られた場合でも、ユーザーにとっては単一ソースからのコンテンツであるかのように見えます。ポートレット・リソースには、標準で用意されている多くの事前作成済ポートレットや、WebCenter PortalのJSR 286、PDK-Javaポートレット・ウィザードなどのポートレット作成ツールで作成されプログラムによるポートレットが含まれます。
ポートレット・フィルタ
ポートレットへのリクエストやポートレットからのレスポンスに含まれる情報をその場で変換することを可能にするJSR 286機能。ポートレット・フィルタは、ポートレット・リクエストやポートレット・レスポンスのコンテンツを変換できる再利用可能なコード断片です。
事前定義済ページ
特定の機能を実行するためにWebCenter Portalによって作成されたページ。事前定義済ページの例としては、「ようこそ」ページ、「検索」ページ、「ドキュメント」ページなどがあげられます。
プレデプロイメント・ツール
Portal Frameworkアプリケーション用のユーティリティであり、Oracle JDeveloperでアプリケーションに追加した新しいプロデューサ登録でターゲット・システムを構成することを支援します。このユーティリティは、アプリケーションをデプロイする前に実行する必要があります。このユーティリティをデプロイメント後に使用して、メタデータをステージ環境から本番環境に移行することで、たとえば、カスタマイズ内容をエクスポートおよびインポートすることもできます。このユーティリティを使用すると、実行時カスタマイズ内容を移行可能にするためにMDSリポジトリの場所を指定することもできます。
プライベート・パラメータ
ポートレット自体のみに認識されているポートレット・パラメータであり、そのポートレットが配置されているページとはまったく関係ありません。
パブリック・パラメータと対比してください。
プロデューサ
ポートレット・コンシューマ(Portal Frameworkアプリケーションやポータルなど)との間の通信リンク。コンシューマ・アプリケーションは、ポートレットを表示する際にそのポートレットのプロデューサを呼び出し、次にプロデューサはそのポートレットを実行して、ポートレット・コンテンツという形で結果を返します。プロデューサは1つ以上のポートレットを格納できます。複数のプロデューサが同じポートレットを格納することはできません。
WebCenter Portalのツールとサービスは、次の2種類のプロデューサをサポートしています。
Oracle PDK-Javaプロデューサ: Java EEアプリケーション・サーバーにデプロイされます。デプロイ先のアプリケーション・サーバーは、多くの場合はリモートであり、SOAP (Simple Object Access Protocol) over HTTPを介して通信します。
Web Services for Remote Portlets (WSRP): ポータルなどの中間Webアプリケーションを使用してユーザーに接する視覚的Webサービスのプラグアンドプレイを可能にするWebサービス標準。標準であるため、WSRPでは特定の言語(JSR 286、.NET、Perlなど)に基づいた標準対応コンテナと任意のWSRPポータル間の相互運用が有効になります。WSRP対応コンテナにデプロイされたポートレット(言語に関係なく)は、この標準をサポートしている任意のアプリケーションで表示できます。
プロファイル
自分自身に関する情報(連絡先情報、マネージャ、直属の部下など)を表示および管理したり、他のアプリケーション・ユーザーに関する情報を表示するための機能(ピープル・コネクション・サービスの一部)。
パブリック・ユーザー
ポータルやFrameworkアプリケーションにログインしていないがアクセスできるユーザー。パブリック・ユーザーは、パブリックとして指定された任意のページを表示できますが、どのコンテンツもパーソナライズおよび編集することはできず、なんらかのアクセス制御が設定されたページを表示することもできません。
認証済ユーザーと対比してください。
アセット
ポータルのコンテンツ、構造またはルック・アンド・フィールを定義するオブジェクト。アセットには、ページ・テンプレート、ナビゲーション・モデル、リソース・カタログ、スキン、ページ・スタイル、コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレート、タスク・フロー・スタイル、ページレット、タスク・フローおよびデータ・コントロールが含まれます。
リソース・カタログ
本来は関連のない1つ以上のリポジトリの統合ビューを、検索と参照のための統一ユーザー・インタフェースで表示するカタログ。リソースは、各リソースのソース・リポジトリで作成および発行されてから、JDeveloperのリソース・パレットで開発者に公開され、リソース・カタログ・ビューアでエンド・ユーザーに公開されます。リソース・カタログには、レイアウト・コンポーネント、Oracle ADFコンポーネント、ポートレット、タスク・フローおよびドキュメントを格納できます。
リソース索引
WebCenter Portal REST APIにアクセスするための開始点。GETリクエストをリソース索引のURIに送信すると、すべての使用可能なサービスのエントリ・ポイントへのリンクのリストが返されます。
リソース・タイプ
WebCenter Portal REST APIリンクによって識別されるリソースのタイプを指定します。リソース・タイプを使用して、GETリクエストのレスポンス本体とPOSTとPUTの許容可能なリクエスト本体を指定します。エンティティ上でresourceType
も使用して、これらのタイプを一意に識別します。
REST API
Oracle WebCenter Portalは、サーバーのデータをクライアントから動的に取得して変更するための一連のWebベースのREST (REpresentational State Transfer) APIを提供します。REST APIは、WebCenter Portalの多くのツールとサービスで利用できます。
リバース・プロキシー・サーバー
内部サーバーを単一のパブリック・サイトとして公開することで、これらの内部サーバーの物理的な場所を非公開にするサーバー・プロセス。このパブリック・サイトへのリクエストは、適切な内部サーバーにルーティングされます。
ラウンドトリップ開発
ラウンドトリップ開発とは、デプロイ済の実行時ポータルからリソースを取得して、メンテナンスや拡張のためにこれらのリソースをJDeveloperに戻すことを可能にする機能や技法を指します。JDeveloperでリソースを変更した後、管理コンソールを使用してそのリソースをデプロイ済ポータルにアップロードして戻すことができます。WebCenter Portalのラウンドトリップ開発機能は、アプリケーション全体を再デプロイすることなくポータル・リソースを変更するためのシンプルで便利な方法を提供します。
RSSリーダー
WebCenter Portalで提供されるRSSリーダーであり、外部ソースからのパブリック・ニュース・フィードをポータル・ページに取り込みます。このRSSリーダーは、WebCenter Portalでのみ使用可能であり、Portal Frameworkアプリケーションでは使用できません。
選択ビュー(コンポーザ)
コンポーザのビューであり、ページとそのコンテンツのWYSIWYG表示が提供され、コンポーネントを選択してその親コンポーネントのプロパティやそのプロパティに迅速にアクセスできます。コンポーネントは選択ビューで削除できません。
構造ビュー(コンポーザ)とデザイン・ビュー(コンポーザ)も参照してください。
「自己登録」ページ
ユーザーがWebCenter Portalに登録して、ユーザー自身でアイデンティティ・ストアのログイン・アカウントを作成するための事前定義済ページ。管理者は、このページの特定の外観をカスタマイズできます。
サービスID
式言語で、特定のサービスを識別する文字列。たとえば、oracle.webcenter.collab.announcement
という文字列は、お知らせサービスのサービスIDです。
PDK-Javaプロデューサの一意の識別子。PDK-Javaを使用すると、1つのアダプタ・サーブレットに複数のプロデューサをデプロイできます。各種のプロデューサは、そのプロデューサの一意のサービスIDによって識別されます。サービスIDが必要なのは、サービスID/プロデューサ名がURLエンドポイントの末尾に付加されていない場合のみです。
サーブレット
通常はWebサーバーで実行されて、そのWebサーバーの機能を拡張するJavaプログラム。HTTPサーブレットは、クライアントのHTTPリクエストを受け取り、動的コンテンツを生成して(データベースに対する問合せなどを通じて)、HTTPレスポンスを返します。
セッション言語
ユーザーによって指定される表示言語であり、セッションCookieの有効期間中(ログオンからログオフまで)は適用されたままになります。ユーザーがブラウザのCookieをクリアした場合、表示言語はユーザーレベルのデフォルト言語に戻されてから(指定されている場合)、管理者によって設定されアプリケーションレベルのデフォルト言語に戻されます。セッション言語は、「ようこそ」ページからアクセスできる「言語の変更」ポップアップで設定します。
共有画面モード
ポートレットの本体を表示するポートレット・モードであり、このモードでは、他のポートレットを配置できるページ上にポートレットを表示できます。すべてのポートレットは少なくとも1つの共有画面モードを持っている必要があります。
ビュー・モードも参照してください。
Show Detail Frameコンポーネント
Composerタグ・ライブラリで提供されるコンポーネントであり、子コンポーネントの周囲に枠線またはクロムを表示します。アクション・メニュー付きのヘッダーを提供することで、子コンポーネントの表示をカスタマイズするためのユーザー・インタフェース(UI)・コントロールを提供します。ただし、子コンポーネントの表示をカスタマイズするには、Show Detail FrameコンポーネントをPanel Customizableコンポーネント内に組み込む必要があります。
詳細ページの表示モード
ポートレットの完全ブラウザ表示を可能にするポートレット・モード。たとえば、ページの表示モードでは、提出された経費レポートのうち最新の10件のみをポートレットに表示するように制限できるのに対して、詳細ページの表示モードでは、同じポートレットにすべての提出されたレポートを表示できます。
ページの表示モードと対比してください。
ページの表示モード
ブラウザ・ウィンドウで追加のポートレットや他のオブジェクトのための領域をポータルが確保できるように、通常より小さめにポートレットを表示するポートレット・モード。たとえば、ページの表示モードでは、提出された経費レポートのうち最新の10件のみをポートレットに表示するように制限できるのに対して、詳細ページの表示モードでは、同じポートレットにすべての提出されたレポートを表示できます。
詳細ページの表示モードと対比してください。
類似度計算
アクティビティ・グラフによって使用され、特定の基準に関する2つのオブジェクトの相互類似度を表す類似度スコア(0から1の間の数値)を算出します。各計算の重み付けにより、全体の推奨スコアを決定する重要性が決まります。推奨は、その推奨スコアの合計により順序づけられます。
スキン
CSS 3.0構文に基づいたスタイル・シートであり、1箇所で指定されてポータル全体に適用されます。コンポーネントごとにスタイル・シートを用意したり、各ページにスタイル・シートを挿入するかわりに、1つのスキンをポータル全体用として作成できます。
構造ビュー(コンポーザ)
コンポーザのビュー。WYSIWYGレンダリングと階層レンダリングを組み合せてページ・コンポーネントが表示され、階層リスト・ペインのヘッダーでコントロールを使用して、ページ・コンポーネントの追加、編集、削除、非表示および再配置ができます。
デザイン・ビュー(コンポーザ)と選択ビュー(コンポーザ)も参照してください。
ポータル・テンプレート
新規ポータルを作成するためのベース。WebCenter Portalには、ベースとなるデフォルト・テンプレートがいくつか用意されており、既存のポータルを使用してカスタム・ポータル・テンプレートを作成できます。
ポータル・スイッチャ
ユーザーが移動先のポータル・メンバーを選択できるポップアップ・ウィンドウへのアクセスを提供します。「最近のポータル」には、最近アクセスされたポータルが最大10個表示され、その後ろに、現在のユーザーが最近アクセスしたポータルが表示されます。「ポータル」には、現在のユーザーがアクセスできるすべてのポータルがアルファベット順に一覧表示されます。リンクのリストを使用すると、メニューから、「ホーム・ポータル」、「ポータル・ブラウザ」ページ、「ポータルの作成」ダイアログおよび「ポータル・ビルダー」に直接アクセスできます。
タスク・フロー
ユーザーがタスクを完了することを可能にするために連携動作するADF Controllerアクティビティ、制御フロー・ルールおよびマネージドBeanのセット。タスク・フローは、ポータルの制御フローを定義するためのモジュール式手法を提供します。開発者は、ポータルを単一のJSFページ・フローとして表現するかわりに、再利用可能な一連のタスク・フローに分割できます。
テンプレート
ポータル・テンプレート、アプリケーション・テンプレート(JDeveloper)、Portal Frameworkアプリケーション・テンプレート、WebCenterポータル・プロデューサ・アプリケーション・テンプレート、ページ・テンプレートおよびカスタム表示テンプレートを参照してください。
テキスト・レイアウト・コンポーネント
Composerを通じて使用できるレイアウト・コンポーネント。静的ページ・テキストを提供するためのリッチ・テキスト・エディタ。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとっては、これは実行時のRich Text Editorコンポーネントに相当します。
ビュー・モード
(JSR 286ポートレットのみ)他のポートレットを配置できるページ上にJSR 286ポートレットを表示できるポートレット・モード。これは、JSR 286ポートレットに対する唯一の必要なモードです。
共有画面モードも参照してください。
WebCenter Portal
JSF、Oracle ADF、WebCenter Portal Framework、WebCenter Portalのツールとサービス、およびComposerを使用して作成された即時利用可能なアプリケーション。エンタープライズ・ポータル、複数のサイトとコミュニティ、ユーザーごとのホーム・ポータル、およびディスカッション・スレッド、ブログ、Wiki、ワークリスト、お知らせ、RSS、最近のアクティビティ、検索などを作成するためのブラウザベース型プラットフォームがWebCenter Portalで実現されます。
WebCenterポータル・プロデューサ・アプリケーション・テンプレート
JDeveloperによって提供されるアプリケーション・テンプレートであり、ポートレットを開発するために必要なテクノロジ・スコープと推奨プロジェクトに基づいてアプリケーションを作成するためのものです。ポートレット・プロデューサ・アプリケーション・テンプレートは、ポートレット作成(ポートレット)を範囲とする単一のプロジェクトからなります。
Portal Frameworkアプリケーション・テンプレートおよびプロデューサも参照してください。
Webページ・レイアウト・コンポーネント
Composerを通じて使用できるレイアウト・コンポーネント。WebCenter Portalで作成されたページのコンテキスト内に別のWebサイト、Wikiまたはブログを埋め込むための手段。Portal Frameworkアプリケーションの設計者にとっては、これはInline Frameコンポーネントに相当します。
Oracle JDeveloper用のWebCenter Portal拡張
Oracle JDeveloperでPortal Frameworkアプリケーションを作成してデプロイするために必要なライブラリ、テンプレート、ウィザードおよびダイアログをインストールするOracle JDeveloper更新ウィザードを通じて提供される拡張機能。
「ようこそ」ページ
次の2種類の「ようこそ」ページがあります。
パブリックの「ようこそ」ページ: ユーザーがWebCenter Portalにログインする前に表示される事前定義済ページ。
個人用の「ようこそ」ページ: ユーザーを各自のホーム・ポータルに誘導する事前定義済ページ。
WebLogic Server (WLS)
WebLogic Server。エンタープライズ環境に適応したスケーラブルなJava EE (Java Platform, Enterprise Edition)アプリケーション・サーバー。WebLogic Serverインフラストラクチャは、様々な分散アプリケーションのデプロイメントをサポートしており、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいてアプリケーションを作成するための理想的な基盤です。
統合WebLogic Serverも参照してください。
WLST
WebLogic Scripting Tool。Oracle WebCenter PortalなどのOracle Fusion Middlewareコンポーネントを管理するためのコマンドライン・ツール。
WSRP
WSRP (Web Services for Remote Portlets)は、ポータルなどの中間Webアプリケーションを使用して、ユーザーに接する視覚的Webサービスのプラグアンドプレイを可能にするWebサービス標準です。標準であるため、WSRPでは特定の言語(JSR 286、.NET、Perlなど)に基づいた標準対応コンテナと任意のWSRPポータル間の相互運用が有効になります。WSRP対応コンテナにデプロイされたポートレット(言語に関係なく)は、この標準をサポートしている任意のポータルで表示できます。