Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理 11gリリース1 (11.1.1.8.3) E51441-03 |
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この章では、WebCenter Portalのお知らせおよびディスカッションを構成および管理する方法について説明します。お知らせおよびディスカッションは両方とも、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーへの同一の接続を使用します。
特に明記しないかぎり、WebCenter Portalのディスカッション・サーバー内では構成変更を行わないでください。WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションのバックエンド・サービスを確認および構成するには、常にFusion Middleware ControlまたはWLSTコマンド行ツールを使用してください。WebCenter Portalのディスカッション・サーバーに関するトラブルシューティングのヒントは、第12.13項「お知らせおよびディスカッションに関する問題のトラブルシューティング」を参照してください。
デプロイ後に加えた構成変更は、MDSメタデータ・ストアにカスタマイズとして格納されます。第1.3.5項「Oracle WebCenter Portalの構成に関する考慮事項」を参照してください。
注意: Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して行ったディスカッションとお知らせの構成の変更は動的ではありません。変更を有効にするには、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。第7.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。 |
この章には次のトピックが含まれます:
権限: この章のタスクを実行するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールでWebLogic Serverの
ロールと権限の詳細は、第1.8項「管理操作、ロールおよびツールの理解」を参照してください。 |
お知らせおよびディスカッションにより、ユーザーは、WebCenter Portalでのディスカッションを開始、公開および保管できるようになります。ユーザーは、お知らせおよびディスカッションをポータル・ページに作成して公開できます。
ディスカッションおよびお知らせには、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーへの単一の接続が必要です。WebCenter Portalのディスカッション・サーバーは、Oracle Fusion Middlewareを使用してインストールできます。
Fusion Middleware ControlコンソールまたはWLSTを使用して追加のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、同時にアクティブにできる接続は1つのみです。次を参照してください。
WebCenter Portal
WebCenter Portalでディスカッションおよびお知らせを使用するには、いくつかの追加構成が必要になります。これには、WebCenter Portalのすべてのディスカッションとお知らせを格納する(ディスカッション・サーバー上の)カテゴリの選択などが含まれます。この構成はWebCenter Portal内で行います。詳細は、第12.12項「WebCenter Portalのディスカッション・フォーラム・オプションの構成」を参照してください。
この項には次のサブセクションが含まれます:
WebCenter Portalのインストール時に、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーのインストールを選択します。リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用してDISCUSSIONS
スキーマを作成します。
Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによって、選択したWebCenter Portalコンポーネントをホストする管理対象サーバーがドメインに自動的に作成されます。
関連項目: Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド |
注意: クラスタ化キャッシュを有効にしていると、ディスカッション・コンテンツへの更新がすぐにはリフレッシュされなくなります。ユーザーは、「リフレッシュ」アイコンをクリックして、いつでも手動リフレッシュを強制実行できます。 |
WebCenter Portalのディスカッション・サーバーを高可用性に対応するように設定するには:
クラスタ化された環境にWC_Collaboration
ドメインをインストールします。
次のURL書式を使用して管理者としてディスカッション・サーバー管理コンソールにログオンします。http://
host:port/owc_discussions/
admin
「キャッシュ機能」ページに移動し、クラスタリングを有効化します(図12-1)。
注意: 新規またはパッチ適用済のWebCenter Portalインスタンスでは、割り当てられたセキュリティ/ポリシーの構成は、セキュリティ・ポリシーなしに設定されます。Oracle Web Services Manager (OWSM)のセキュリティ・ポリシーを、WebCenter PortalのWebサービス・エンドポイントおよびディスカッションの認証Webサービス・エンドポイントに添付する必要があります。 詳細は、第36.1.3.1項「WebCenter PortalおよびディスカッションWebサービス・エンドポイントに対するセキュリティ・ポリシーの添付」を参照してください。 |
ディスカッション・サーバーを構成するための多数のWLSTコマンドがあります。
表12-1で説明されているように、次のWLSTコマンドを使用して、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーのシステム・プロパティを表示、設定および削除できます。
注意:
WLSTコマンドの詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』の「WebCenter PortalのカスタムWLSTコマンド」のディスカッションおよびお知らせに関する項を参照してください。 |
表12-1 ディスカッション・サーバーのWLSTコマンド
WLSTコマンド | 用途 | 詳細 |
---|---|---|
|
ディスカッション・サーバーのプロパティ値を返します |
『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のgetDiscussionsServerPropertyに関する項を参照してください。 |
|
ディスカッション・サーバーのプロパティを設定します |
『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsetDiscussionsServerPropertyに関する項を参照してください。 |
|
現在設定されているディスカッション・サーバーのプロパティ値を削除します |
『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のremoveDiscussionsServerPropertyに関する項を参照してください。 |
|
ディスカッション・サーバーのシステム管理者権限をユーザーまたはグループに付与します このコマンドは、現在の管理者を含まない新規のアイデンティティ・ストアにディスカッション・サーバーを接続するときに便利です。 |
『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のaddDiscussionsServerAdminに関する項を参照してください。 |
|
(WebCenter Portalのみ) サブポータルに対して、親に適用したディスカッション・サーバーの権限の変更を継承するようにします ポータル階層のディスカッションまたはお知らせの権限を更新した場合、ディスカッション・サーバーの対応する権限変更はサブポータルに自動的に継承されません。 |
『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsyncDiscussionServerPermissionsに関する項を参照してください。 |
WS-Securityによって、WebCenter PortalとWebCenter Portalのディスカッション・サーバーとの間に信頼関係を確立すると、WebCenter Portalは、ユーザーの資格証明がなくてもディスカッション・サーバーにユーザー・アイデンティティ情報を渡せるようになります。
WebCenter Portalのディスカッション・サーバーのOWSM WS-Securityを構成するために、次のいずれかの手順をトポロジに応じて実行してください。
WebCenter Portalからディスカッション・サーバーに送信される、WebCenter Portalのディスカッション・サーバー固有のWebサービス・メッセージは暗号化されません。メッセージの機密保護のために、Secure Socket Layer (SSL)を介してディスカッション・サーバーのURLにアクセスするか、OWSMポリシーでWebサービスのエンド・ポイントを保護してください。詳細は、第35章「SSLの構成」および第36章「WS-Securityの構成」を参照してください。
WebCenter Portalのディスカッション・サーバーはフォルトで、組込みLDAPアイデンティティ・ストアを使用するように構成されています。組込みLDAPストア内のすべてのユーザーがディスカッション・サーバーにログオンできます。また、Administrators
グループ内のすべてのユーザーがディスカッション・サーバーの管理権限を所持します。
本番環境では、第31.1項「外部LDAPサーバーへのアイデンティティ・ストアの再関連付け」の説明に従って、アイデンティティ・ストアを外部LDAPサーバーに再度関連付ける必要があります。 さらに、システム管理者アカウントを外部LDAPに移行するか(第31.4項「外部LDAPサーバーへの管理者アカウントの移行」を参照)、管理者アカウントを移行しない場合は、ディスカッション・サーバーの新しい管理者アカウントを指定するために追加の手順が必要になります(第31.4.1項「外部LDAPを使用するためのディスカッション・サーバーの移行」を参照)。
Oracle Access Manager、Oracle Single Sign-OnまたはSAMLベースのシングル・サインオンを使用したシングル・サインオン・セキュリティを利用するように、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーを構成できます。
注意: SSOの構成後は、ディスカッション・サーバーへの直接のログインはサポートされません。Oracle HTTP Server URLからログインします。 |
詳細は、第33章「シングル・サインオンの構成」を参照してください。 Oracle Access Manager (OAM)に関する、ディスカッション固有の追加構成の手順については、第33章の「SSO用のディスカッション・サーバーの構成」を参照してください。
注意: WebCenter Portalをソース・アプリケーションとし、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーをターゲット・アプリケーションとして、SAMLシングル・サインオンを設定した場合は、WebCenter PortalからWebCenter Portalのディスカッション・サーバーの管理ページに次のようにアクセスできます。
ただし、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーの管理ページはシングル・サインオンに参加しないため、管理ページに直接アクセスすると、ディスカッション・サーバーへの再ログインが求められます。 |
WebCenter Portalがシングル・サインオン・ソリューションに統合されていない場合は、owc_discussion
ユーザー(/owc_discussions
)とowc_discussion
管理ユーザー(/owc_discussions/admin
)で異なるログイン・セッションが必要になります。
ユーザー・アイデンティティ: ユーザー・アイデンティティ管理は、Oracle WebLogic ServerでカスタムのJPS認証ファクトリを使用して指定された認証プロバイダ設定によって処理されます。適切な認証ファクトリが実行されていることを調べるには、WebCenter Portalのディスカッション・サーバー管理コンソールの「システム・プロパティ」ページに移動し、次のプロパティ値を確認します。
owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0=true
AuthFactory.className=oracle.jive.security.JpsAuthFactory
AuthFactory.className
がこの値に設定されている場合は、owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0
プロパティをfalse
に設定して、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーを再起動します。それによって、適切な初期化がアプリケーションに対して実行されるようになります。
WebCenter Portalのディスカッション・サーバーURLでは、ラベルの表示に英語とスペイン語のみをサポートしていますが、UTF-8形式でのデータの入力が可能です。ディスカッション・サーバーでのユーザーの操作には、WebCenter Portal (すべてのサポート対象言語を含む)を使用することをお薦めします。ディスカッション・トピックやお知らせなどのデータで、WebCenter Portalでサポートされているすべての言語がサポートされ、ディスカッション・サーバーでも表示されます。
WebCenter PortalインスタンスがMicrosoft Windows上でネイティブ・エンコーディングで実行されている場合、ディスカッションとお知らせでは、ASCII以外のユーザー名がサポートされません。Linux環境の場合、ディスカッションとお知らせでASCII以外のユーザー名をサポートするには、WebCenter Portalがデプロイされているサーバーの環境変数LC_ALL
をutf-8
に設定しておく必要があります。
WebCenter Portal
ディスカッション・サーバーでユーザー権限を変更すると、予期しない動作を引き起こす可能性があるため、この変更は行わないでください。ディスカッションとお知らせのユーザー権限は常にWebCenter Portalで管理してください。詳細は、第43.4.2.2.2項「ディスカッション・サーバーのロール・マッピング」を参照してください。
WebCenter Portalには複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、同時にアクティブにできる接続は1つのみです。
新しい(アクティブな)接続の使用を開始するには、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。
この項には次のサブセクションが含まれます:
ディスカッション・サーバーを登録する手順は次のとおりです。
Fusion Middleware Controlにログインし、アプリケーションのホームページに移動します。
詳細は、次を参照してください。
次のいずれかを実行します。
WebCenter Portalの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」→「サービス構成」を選択します。
Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「WebCenterポータル」→「サービス構成」を選択します。
「WebCenter Portalサービス構成」ページで、「ディスカッションおよびお知らせ」を選択します。
新規のディスカッション・サーバーに接続するには、「追加」をクリックします(図12-2)。
この接続の一意の名前を入力し、この接続をWebCenter Portalのアクティブな(またはデフォルトの)接続にするかどうかを指定します(表12-2)。
ディスカッション・サーバーの接続の詳細を入力します。詳細は、表12-3を参照してください。
表12-3 ディスカッションおよびお知らせ接続: 接続の詳細
フィールド | 説明 |
---|---|
サーバーURL |
ディスカッション・フォーラムおよびお知らせをホストするディスカッション・サーバーのURLを入力します。 例: |
管理者ユーザー名 |
ディスカッション・サーバー管理者のユーザー名を入力します。 このアカウントは、WebCenter Portalユーザーのかわりにディスカッションおよびお知らせツールで管理操作を実行するために使用されます。 WebCenter Portalアプリケーションでは、このアカウントは、主にポータル関連のディスカッションおよびお知らせの管理を行う場合に使用されます。このユーザーは必ずしも 注意: アプリケーションにポータル関連の機能が含まれていない場合は、管理者のユーザー名は不要です。 |
認証されたユーザーのWebサービス・ポリシーURI |
ディスカッション・サーバーWebサービスへの認証アクセス用に、この接続で使用するポリシーを選択します。 SAML (Security Assertion Markup Language)は、認証および認可の権限を定義するセキュリティ・トークンを渡すためのXMLベースの標準です。(レシーバとの信頼関係をすでに持っている)証明エンティティは、送信者保証と呼ばれる方式によってサブジェクトの検証を保証します。 指定するクライアント・ポリシーは、ディスカッション・サーバーで 使用可能なオプションは次のとおりです。
使用している環境でグローバル・ポリシー・アタッチメントをサポートしている場合は、WLSTコマンド |
パブリック・ユーザーのWebサービス・ポリシーURI |
ディスカッション・サーバーWebサービスへのパブリック・アクセスにメッセージのセキュリティおよび整合性を強制するために、この接続で使用するクライアント・ポリシーを選択します。 指定するクライアント・ポリシーは、ディスカッション・サーバーで 使用可能なオプションは次のとおりです。
使用している環境でグローバル・ポリシー・アタッチメントをサポートしている場合は、WLSTコマンド |
受信者キーの別名 |
メッセージ保護付きポリシーに使用する受信者キー別名( 第36章「WS-Securityの構成」も参照してください。 |
ディスカッションおよびお知らせ接続の詳細オプションを構成します(表12-4)。
ディスカッション・サーバーへの接続には、追加のパラメータ(表12-5に示すものなど)が必要になる場合があります。
表12-5 追加のディスカッション接続プロパティ
追加の 接続プロパティ |
説明 |
---|---|
|
(WebCenter Portalのみ)すべてのディスカッション・フォーラムを格納する、ディスカッション・サーバー上のアプリケーション・ルート・カテゴリID。たとえば、3に設定すると、すべてのフォーラムがID 3のカテゴリに格納されます。 |
linkURL |
ディスカッション・サーバーの管理コンソールにユーザーをリンクするために使用するURL。「サーバーURL」プロパティと異なる場合にのみ、指定する必要があります(たとえば、SSOまたはHTTPSが構成されている場合)。 次の形式で代わりのパブリック外部URLを指定します: 例: |
ディスカッション・サーバーへの接続に追加のパラメータが必要な場合は、「追加プロパティ」を開き、必要な詳細を入力します(表12-6)。
表12-6 ディスカッションおよびお知らせ接続: 追加プロパティ
フィールド | 説明 |
---|---|
追加 |
「追加」をクリックして、追加の接続パラメータを指定します。
|
削除 |
「削除」をクリックして、選択したプロパティを削除します。 「削除」をクリックする前に、正しい行を選択します。 注意: 「OK」をクリックするまで、削除された行は無効として表示されます。 |
「OK」をクリックして、この接続を保存します。
新しい(アクティブな)接続の使用を開始するには、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。
詳細は、第7.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。
WebCenter Portalの場合、ディスカッションに対していくつかの追加構成を行うことをお薦めします。詳細は、第12.12項「WebCenter Portalのディスカッション・フォーラム・オプションの構成」を参照してください。
WLSTコマンドのcreateDiscussionForumConnection
を使用して、ディスカッション・サーバー接続を作成します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のcreateDiscussionForumConnectionに関する項を参照してください。
新規の接続をアクティブに使用するようにディスカッションおよびお知らせを構成するには、default=true
を設定します。
WS-Security用の追加プロパティを必ず設定します。第12.5.2項「WLSTを使用したディスカッション・サーバー接続の詳細の変更」を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
注意: 新しい(アクティブな)接続の使用を開始するには、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、第7.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。 |
WebCenter Portalには複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、同時にアクティブにできる接続は1つのみです。アクティブな接続は、次のもののバックエンド・ディスカッション・サーバーになります。
ディスカッション・タスク・フロー(ディスカッション・フォーラム・マネージャ、ディスカッション、ポピュラー・トピック、最近のトピック、監視フォーラム、監視トピック)
お知らせタスク・フロー(お知らせマネージャ、お知らせ)
この項には次のサブセクションが含まれます:
アクティブな接続を変更するには:
Fusion Middleware Controlにログインし、アプリケーションのホームページに移動します。
詳細は、次を参照してください。
次のいずれかを実行します。
WebCenter Portalの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」→「サービス構成」を選択します。
Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「WebCenterポータル」→「サービス構成」を選択します。
「WebCenter Portalサービス構成」ページで、「ディスカッションおよびお知らせ」を選択します。
「ディスカッションおよびお知らせ接続の管理」表に、現在のアクティブな接続(ある場合)が示されます。
アクティブな(またはデフォルトの)接続にする接続を選択し、「編集」をクリックします。
「アクティブな接続」チェック・ボックスを選択します。
「OK」をクリックして、接続を更新します。
新しい(アクティブな)接続の使用を開始するには、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。
第7.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。
WLSTコマンドsetDiscussionForumConnection
をdefault=1
で使用して、既存の接続をアクティブ化します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsetDiscussionForumConnectionに関する項を参照してください。
ディスカッションおよびお知らせの接続を無効にするには、その接続を削除するか、別の接続を「アクティブな接続」にするか、またはremoveDiscussionForumServiceProperty
コマンドを使用します。
removeDiscussionForumServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')
このコマンドを使用すると、接続の詳細は保持されますが、この接続はアクティブな接続として示されなくなります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のremoveDiscussionForumServicePropertyに関する項を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
注意: 新しい(アクティブな)接続の使用を開始するには、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のWLSTを使用した管理対象サーバーの起動および停止に関する項を参照してください。 |
ディスカッション・サーバー接続の詳細はいつでも変更できます。
変更後の(アクティブな)接続の使用を開始するには、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。
この項には次のサブセクションが含まれます:
ディスカッション・サーバー接続の詳細を更新する手順は次のとおりです。
Fusion Middleware Controlにログインし、アプリケーションのホームページに移動します。
詳細は、次を参照してください。
次のいずれかを実行します。
WebCenter Portalの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」→「サービス構成」を選択します。
Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「WebCenterポータル」→「サービス構成」を選択します。
「WebCenter Portalサービス構成」ページで、「ディスカッションおよびお知らせ」を選択します。
接続名を選択し、「編集」をクリックします。
「OK」をクリックして、変更を保存します。
更新された(アクティブな)接続の使用を開始するには、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。第7.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。
WLSTコマンドのsetDiscussionForumConnection
を使用して、接続の詳細を編集します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsetDiscussionForumConnectionに関する項を参照してください。
追加パラメータを設定するには、setDiscussionForumConnectionProperty
コマンドを使用します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsetDiscussionForumConnectionPropertyに関する項を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
注意: 更新された(アクティブな)接続の使用を開始するには、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のWLSTを使用した管理対象サーバーの起動および停止に関する項を参照してください。 |
ディスカッション・サーバー接続はいつでも削除できますが、アクティブな接続を削除する際には注意が必要です。ディスカッション・タスク・フローとお知らせタスク・フローはいずれもバックエンド・ディスカッション・サーバーを必要とするため、アクティブな接続を削除すると機能しなくなります。
この項には次のサブセクションが含まれます:
ディスカッション・サーバー接続を削除するには:
Fusion Middleware Controlにログインし、アプリケーションのホームページに移動します。
詳細は、次を参照してください。
次のいずれかを実行します。
WebCenter Portalの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」→「サービス構成」を選択します。
Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「WebCenterポータル」→「サービス構成」を選択します。
「WebCenter Portalサービス構成」ページで、「ディスカッションおよびお知らせ」を選択します。
接続名を選択し、「削除」をクリックします。
注意: 管理対象サーバーを再起動する前に、他の接続をアクティブとして選択してください。そうしないとディスカッションおよびお知らせの機能が無効になります。 |
この変更を行うには、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。
詳細は、第7.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。
WLSTコマンドのdeleteConnection
を使用して、接続を削除します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のdeleteConnectionに関する項を参照してください。
別の接続がアクティブとしてマークされていることを確認します。アクティブな接続がないと、ツールが無効化されます。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
注意: この変更を有効にするには、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のWLSTを使用した管理対象サーバーの起動および停止に関する項を参照してください。 |
WLSTコマンドのsetDiscussionForumServiceProperty
を使用して、アプリケーション内のディスカッションに対するデフォルトを設定します。
topics.fetch.size
: ディスカッションによってフェッチされ、トピックのビューに表示される最大トピック数。
forums.fetch.size
: ディスカッションによってフェッチされ、フォーラムのビューに表示される最大フォーラム数。
recentTopics.fetch.size
: ディスカッションによってフェッチされ、最近のトピックのビューに表示される最大トピック数。
watchedTopics.fetch.size
: ディスカッションによってフェッチされ、監視トピックのビューに表示される最大トピック数。
watchedForums.fetch.size
: ディスカッションによってフェッチされ、監視フォーラムのビューに表示される最大フォーラム数。
application.root.category.id
: すべてのディスカッション・フォーラムを格納する、ディスカッション・サーバー上のアプリケーション・ルート・カテゴリID。たとえば、3
に設定すると、すべてのフォーラムがID 3のカテゴリに格納されます。
ForumGatewayManager.AUTO_START
: 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のディスカッション・フォーラムでのポータル・メールの公開に関する項で説明しているように、メール配信リストによる通信をディスカッション・フォーラム投稿としてディスカッション・サーバー上で公開できます。このパラメータはこの通信のゲートウェイを起動または停止します。
WebCenter Portalの場合、デフォルト値は1
(true
)です。これは、管理からメール・サーバー設定を構成するとすぐにゲートウェイが起動することを意味します。ゲートウェイを停止し、この機能を無効化するには、この値を0
(false
)に設定し、管理対象サーバーを再起動します。
Portal Frameworkアプリケーションの場合、デフォルト値は0
です。ゲートウェイを起動し、この機能を有効化するには、この値を1
に設定し、管理対象サーバーを再起動します。
コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsetDiscussionForumServicePropertyに関する項を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
WLSTコマンドのsetAnnouncementServiceProperty
を使用して、お知らせのデフォルトを設定します。
miniview.page_size
: お知らせのクイック・ビューに表示する最大お知らせ数。
mainview.page_size
: お知らせのメイン・ビューに表示する最大お知らせ数。
linksview.page_size
: お知らせのリンク・ビューに表示する最大お知らせ数。
announcements.expiration.days
: お知らせを表示し、編集可能にする日数。
コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsetAnnouncementServicePropertyに関する項を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
次のURLを使用してディスカッション・サーバーへのアクセスを試みます。
http://host:port/owc_discussions
すべての公開情報をリストするページが表示されるはずです。
WLSTコマンドaddDiscussionsServerAdmin
は、ディスカッション・サーバーのシステム管理者権限をユーザーまたはグループに付与します。WLSTコマンドaddDiscussionsCategoryAdmin
は、ディスカッション・サーバーのカテゴリ管理者権限を特定のカテゴリIDのユーザーまたはグループに付与します。
これらのコマンドは、現在の管理者を含まない新規のアイデンティティ・ストアにディスカッション・サーバーを接続するときに便利です。
コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のaddDiscussionsServerAdminに関する項およびaddDiscussionsCategoryAdminに関する項を参照してください。
WebCenter Portalに対して作成されるデフォルト・ドメイン管理者は、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーの管理者でもあります。デフォルト以外のユーザーをディスカッション・サーバーの管理者にすることも可能です。
ドメインの作成時に、他の任意のユーザーをドメイン管理者として指定すると、ドメインのすべての管理権限がそのユーザーに付与されます。ただし、ドメイン作成後に、WebCenter Portalとディスカッション・サーバーの両方で、そのデフォルト以外のユーザーに管理者ロールを手動で付与する必要があります。WebCenter Portalのデフォルト以外のユーザーに管理者権限を付与する方法の詳細は、第32.6.1項「WebCenter Portal管理者ロールの付与」を参照してください。
WebCenter Portalのディスカッション・サーバーの場合、デフォルト・ユーザーはスーパー管理者です。この項では、デフォルト以外のユーザーに管理者権限を付与する方法について説明します。
WLSTコマンドのaddDiscussionsServerAdmin
では、ディスカッション・サーバーのシステム管理者権限をユーザーまたはグループに付与できます。これは、ディスカッション・サーバーを新しいアイデンティティ・ストアに接続するときに役立ちます。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のaddDiscussionsServerAdminに関する項を参照してください。
WebCenter Portalのディスカッション・サーバーの管理者ロールをデフォルト以外のユーザーに付与するには:
次のURL書式を使用して管理者としてディスカッション・サーバー管理コンソールにログオンします。http://
host:port/owc_discussions/
admin
ページの一番上にあるリンクのリストで「設定」リンクをクリックします。
左側のナビゲーション・パネルで、「管理者/モデレータ」リンクが選択されていない場合は、これをクリックします。
「管理者およびモデレータ」ページで、「新規権限の付与」タブをクリックします。
「システム管理」チェック・ボックスを選択します。
「特定のユーザー」チェック・ボックスを選択して、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーの管理権限を付与するユーザーを指定します。
「新規権限の付与」をクリックします。
これで、管理権限を割り当てたユーザーとして、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーにログオンできるようになりました。
デフォルト以外の必要なユーザーにディスカッション・サーバー管理者ロールを割り当てた後に、デフォルト・ユーザーの管理者ロールを取り消すことができます。
管理者ロールを取り消す手順は次のとおりです。
管理者ロールが割り当てられたデフォルト以外のユーザーとして、ディスカッション・サーバー管理コンソールにログオンします。
第12.12.1項「ディスカッション・サーバー管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
ページの一番上にあるリンクのリストで「設定」リンクをクリックします。
左側のナビゲーション・パネルで、「管理者/モデレータ」リンクが選択されていない場合は、これをクリックします。
「管理者およびモデレータ」ページの「権限のサマリー」タブで、必要なユーザー(例: weblogic)の「システム管理」チェック・ボックスの選択を解除します。(図12-4)
「変更の保存」をクリックします。
これで、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーの管理権限がデフォルトのユーザーから取り消されました。
ディスカッション・フォーラムでは、メンバーはプロジェクトやコミュニティの目標に関連するコンテンツを取得、共有および保存できます。
注意: この項で説明するタスクを実行するには、WebCenter Portalの |
管理者は、WebCenter Portalの「管理」ページ(図12-5)から、アプリケーション全体に対するディスカッション・フォーラム・オプションの設定を行います。
「ディスカッション」ページから、ディスカッション関連の設定の構成と、ディスカッション・サーバー管理ページへのアクセスを行えます。
注意: システム管理者は、WebCenter Portalとディスカッション・サーバーとの間の接続をメンテナンスします。この接続に問題がある場合は、その問題について、システム管理者に報告してください。第12.3項「ディスカッション・サーバーの登録」も参照してください。 |
便宜性のために、ディスカッション・サーバーの管理コンソール(ディスカッション・フォーラムの構成と管理のためのWebベースのツール)には、WebCenter Portalの「管理」ページからアクセスできます。ディスカッション・サーバーの管理コンソールでは、すべてのカテゴリおよびフォーラムに移動して、それらのプロパティを編集したり、新しいカテゴリおよびフォーラムを作成することができます。また、ディスカッション・サーバーのキャッシュ、セキュリティ、およびその他の各種プロパティを設定できます。
WebCenter Portalの「管理」ページを開きます。
詳細は、第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照してください。
「ツールとサービス」をクリックして、「ディスカッション」を選択します。
「フォーラムの管理」をクリックします(図12-6)。
ログイン・ページが表示されたら、ディスカッション・サーバーの管理者ログイン資格証明を入力します。
注意: 「フォーラム管理」リンクが動作しない場合は、シングル・サインオンまたはHTTPSが構成されている可能性があります。システム管理者は、パブリックの外部URLを指定( |
WebCenter Portalの管理者は、WebCenter Portalのすべてのディスカッションとお知らせが格納されるディスカッション・サーバー上のルート・カテゴリを変更できます。
デフォルトのシステム・ルート・カテゴリは、ほとんどの場合で適切ですが、別の場所を選択することもできます。これは、WebCenter Portalが、複数のアプリケーションのディスカッション・フォーラムをホストしているディスカッション・サーバーに接続しているときに役立つことがあります。
推奨事項:
WebCenter Portalに専用のカテゴリを選択してください。複数のWebCenter Portalが同一のルート・カテゴリを共有すると、競合が発生する可能性があります。
WebCenter Portalの稼働後に、ルート・カテゴリを切り替えないでください。ルート・カテゴリを変更すると、古いルートに含まれるすべてのディスカッション・フォーラムは引き続き動作しますが、古いカテゴリに格納されたディスカッションまたはお知らせへのリンクは作成できなくなります。
既存のディスカッションは、データ・コピー・オプションで保存したポータル・テンプレートに維持できます。たとえば、WebCenter Portalの「管理」の「ツールとサービス」→「ディスカッション」ページで、テンプレートにコピーする最近のトピックと返信の数(1から25まで)を入力します。
ポータルのテンプレートは、指定したルート・カテゴリで1つまたは複数のフォーラムをサポートします。いくつかのテンプレートでは、そのテンプレートに基づいた新しいポータルごとに、ルート・カテゴリに1つのフォーラムが自動的に作成されます。
ディスカッション・フォーラムの格納場所を指定するには:
WebCenter Portal管理を開きます。
詳細は、第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照してください。
「ツールとサービス」をクリックして、「ディスカッション」を選択します(図12-7)。
ディスカッションの格納に適した「ルート・カテゴリ」を指定します。
「検索」アイコンをクリックし、選択可能なカテゴリを見つけて、最適な場所を選択します。
新しいカテゴリを作成する場合は、「カテゴリの作成」をクリックします。新しいカテゴリを作成するには、ディスカッション・サーバーのシステム管理者権限が必要になります。
「適用」をクリックして、設定を保存します。
WebCenter Portalの管理者は、ポータル・テンプレートにコピーする最近のトピックと返信の数を制限できます。大量のデータをコピーすることはパフォーマンスに影響するため、トピックまたは返信には25件までの上限があります。ポータル・テンプレートに最近のトピックまたは返信を含めないようにするには、ゼロを指定します。
WebCenter Portal管理を開きます。
詳細は、第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照してください。
「ツールとサービス」をクリックして、「ディスカッション」を選択します(図12-8)。
ポータル・テンプレートに保存する適切な「トピック」数と「返信」数を指定します。
「適用」をクリックして、設定を保存します。
このトラブルシューティングの項の内容は次のとおりです。
問題
WebCenter Portalとバックエンド・ディスカッション・サーバー間の接続に対してWS-Securityが正しく設定されていないようです。次のエラーが表示されることがあります。
failure to authenticate the user WebLogic, due to: Authentication Failed
解決策
このエラーは様々な理由で発生する可能性があります。次のことを確認します。
ディスカッション接続とディスカッション・サーバー間でOWSM SAMLポリシー設定が正しく定義されていることを確認します。
WebCenter Portalのディスカッション・サービスに関連するエラーと例外について、WC_Spaces-diagnostic.log
を確認します。エラーの修正に必要な十分な情報をログから得られない場合は、oracle.webcenter.collab.share
およびoracle.webcenter.collab.forum
パッケージに対してデバッグを有効にします。
ディスカッション・サーバーについては、ドメイン内のDOMAIN_HOME
/config/fmwconfig/servers/SERVER_NAME/owc_discussions/logs
ディレクトリにあるWC_Collaboration-diagnostics.log
およびjive.error.log
を確認します。エラーを修正するための十分な情報がログから得られない場合は、ディスカッション・サーバーのデバッグを有効にします。デバッグ・ログを有効にするには、ディスカッション・サーバー管理コンソールにログオンし、ページのログに移動して「デバッグ」タブを選択し、デバッグを有効化します。WC_Collaboration管理対象サーバーを再起動すると、ロギング設定が変更されます。
WebCenter Portalとバックエンド・ディスカッション・サーバーで時間設定が同期されていることを確認します。OWSM WS-Securityでは、これが重要です。
問題
WebCenter Portalのインストール環境のどのポータルでもディスカッションを有効化できません。
解決策
このエラーは様々な理由で発生する可能性があります。次のことを確認します。
バックエンド・ディスカッション・サーバーが稼働しており、このサーバーにアクセス可能なこと。第12.9項「ディスカッション・サーバー接続のテスト」を参照してください。
アクティブな接続の管理者ユーザー名(adminUser
)プロパティが正しく構成され、このプロパティがアプリケーション・ルート・カテゴリ(WebCenter Portal用に構成されたカテゴリ)に対する管理権限を所持していること。第12.3項「ディスカッション・サーバーの登録」を参照してください。
このユーザーは必ずしもsuper admin
である必要はありません。ただし、このユーザーは、WebCenter Portal用に構成されたアプリケーション・ルート・カテゴリ、つまりWebCenter Portalのすべてのディスカッションとお知らせを格納する(ディスカッション・サーバー上の)カテゴリの管理権限を所持している必要があります。
WebCenter Portalのすべてのディスカッションとお知らせを格納するアプリケーション・ルート・カテゴリがバックエンド・ディスカッション・サーバー上に存在すること。
WebCenter Portal用に構成されたアプリケーション・ルート・カテゴリIDは、WebCenter Portalの「管理」に移動して、「ツールとサービス」→「ディスカッション」を選択することによって確認できます。第12.12.2項「ディスカッションおよびお知らせを格納するディスカッション・サーバー上の場所の指定」を参照してください。
問題
次のログイン例外が表示されることがあります。
caught exception running task oracle.webcenter.collab.share.LoginFailedException: failure to authenticate the user monty, due to: Failed to read user monty from database. at oracle.webcenter.collab.forum.internal.jive.JiveAuthenticator.login(JiveAuthenticator.java:213)
これは、正しくない管理ユーザー名が指定されたときに発生します。
解決策
次の手順に従ってください。
ディスカッション・フォーラム接続の作成時に指定された管理ユーザーがディスカッション管理コンソール(http://
host:port
/owc_discussions/admin
)にアクセスできることを確認します。
このユーザーが管理権限を保有していない場合は、WLSTコマンドaddDiscussionsServerAdmin
を使用してユーザーのプロビジョニングを行います。詳細は、第12.11.1項「WLSTを使用したディスカッション・サーバー管理者ロールの付与」を参照してください。
適切なDISCUSSIONS
スキーマとともにディスカッション・サーバーが構成されていることを確認します。このように構成されていない場合は、config.sh
またはwas_config.sh
を使用してドメインを作成または拡張します。
問題
Oracle Access Managerシングル・サインオンを構成した後に、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーにログインすると、500 - Internal Server Error
が発生します。
解決策
スーパー管理者が存在しない場合は、WLSTコマンドaddDiscussionsServerAdmin
を使用して、WebCenter Portalのディスカッション・サーバーでユーザーをスーパー管理者として追加します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のaddDiscussionsServerAdminに関する項を参照してください。
スーパー管理者アカウントを使用してディスカッション管理コンソールにログオンし、「システム」→「システム・プロパティ」に移動します。
第12.12.1項「ディスカッション・サーバー管理コンソールへのアクセス」を参照してください。
owc_discussions.sso.mode
プロパティを作成または編集して、値をtrue
に設定します。
詳細は、第33.2.6.2項「SSO用のディスカッション・サーバーの構成」を参照してください。
WebCenter Portalのディスカッション・サーバーを再起動します。
問題
別のディスカッション・サーバーを使用するために接続を変更した場合や、「管理」→「ツールとサービス」→「ディスカッション」からWebCenter Portalのルート・カテゴリIDを変更した場合に、「カテゴリが見つかりません。」のような例外が表示されることがあります。
解決策
WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動します。
問題
ディスカッション・サイト・テンプレートから作成されたポータルのホームページには、最近のトピックと監視トピックのワークフローが組み込まれています。デフォルトでは、これらのタスクは、どちらも1つのフォーラムの情報を表示するように構成されています。複数のフォーラムをサポートするようにポータルが構成されている場合、他のフォーラムからのトピックは、これらのタスク・フローに表示されません。
解決策
監視トピックと最近のトピックのタスク・フローを編集して、「フォーラムID」フィールドからタスク・フローのパラメータを削除します。この場合、「フォーラムID」が${sessionContext['oracle.webcenter.collab.forum'].groupInfo[portalContext.currentPortalName].forumId}
に設定されています。この値を削除して、ページを保存します。