Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理 11gリリース1 (11.1.1.8.3) E51441-03 |
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この章では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールにアクセスする方法と、必要なすべての構成、モニタリングおよび管理作業を実行できるOracle WebCenter Portal関連ページを表示する方法について説明します。
この章には次のトピックが含まれます:
権限: この章のタスクを実行するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールでWebLogic Serverの 第1.8項「管理操作、ロールおよびツールの理解」も参照してください。 |
システム管理者は、Fusion Middleware Controlコンソールにログインして、Oracle WebCenter Portalを管理するページにアクセスできます。この場合、ロールにより、ログイン後に表示できる内容および実行できる操作が決定されます。詳細は、第1.8項「WebCenterポータルの操作およびOracle WebLogic Serverロール」を参照してください。
Fusion Middleware Controlコンソールにアクセスする手順は、次のとおりです。
Fusion Middleware Controlを起動します。
Fusion Middleware Controlはドメインに対して構成されており、Oracle WebLogic Server管理サーバーの起動時に自動的に起動されます。『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のFusion Middleware Controlの起動および停止に関する項を参照してください。
ブラウザに次のURLを入力します: http://
hostname
.
domain
:
port
/em
例: http://myhost.mycompany.com:7001/em
ポート番号は管理サーバーのポート番号です。デフォルトのポート番号は7001です。ポート番号はconfig.xml
のリストにあります
Windows上: DOMAIN_HOME
\config\config.xml
UNIX上: DOMAIN_HOME
/config/config.xml
『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のポートの管理の概要に関する項も参照してください。
ファームの管理者「ユーザー名」および「パスワード」の有効な詳細を入力します。
管理者ユーザーのためのデフォルトのユーザー名は、weblogic
です。これは、最初にFusion Middleware Controlにログインするために使用できるアカウントです。
「ログイン」をクリックします。
最初に表示されるページは、「ファーム」ホームページです。このページは、ナビゲーション・ペイン(図6-1)でファーム名を選択すると、いつでも表示できます。
ヒント: ログインできない場合は、WebLogic管理コンソールにログインし、ホスト、ポートおよび資格証明の確認を試みてください。Weblogic管理コンソールはFusion Middleware Controlと同じホストおよびポートでアクセスできます( |
ナビゲーション・ペインからドリルダウンして、WebCenter Portalおよびデプロイした可能性のある任意のPortal Frameworkアプリケーションを含む、ファーム内のすべてのコンポーネントを表示および管理できます。詳細な手順は、次の項を参照してください。
Oracle WebCenter Portalの初期設定のアプリケーションであるWebCenter Portalを管理するための最初のページは、WebCenter Portalのホームページ(図6-2)です。このページには、WebCenter Portalアプリケーションを構成する、すべてのコンポーネントとツール/サービスのステータス、パフォーマンスおよび可用性が表示されます。
注意: Fusion Middleware ControlでWebCenter Portal製品およびコンポーネント名とともに表示されるバージョンは、インストールされている製品の実際のバージョン番号と一致していません。インストールされているWebCenter Portalのバージョンを確認するには、付録G「インストールされているOracle WebCenter Portalのバージョンを調べる方法」を参照してください。 |
このページからは、次の操作を実行できます。
WebCenter Portalのホームページに表示されるメトリックを使用すると次のことができます。
WebCenter Portalアプリケーションのステータスの確認と主要なパフォーマンス・データの表示。
即時報告するグラフによって、想定通りにアプリケーションが実行されているかどうかを迅速に確認:
ページ、ドキュメントおよびポートレットの可用性およびパフォーマンスの問題
WebLogicサーバーとバックエンドLDAPサーバーの一般的なヘルス
「WebCenter Portalメトリック」と「WebLogicサーバー・メトリック」セクションのリンクにマウスを移動すると表示情報の簡単な説明が表示され、リンクをクリックすると詳細がドリルダウンされます。
CPUとヒープ・メモリー使用率のグラフをモニターし、システム・リソースが低下した状態で実行されているかどうかを検出。
アプリケーションが様々な負荷の下でどのように実行されるかを確認するためとシステム・リソースの問題を診断するための、ユーザー・アクセス率と比較した全体的なレスポンス時間の追跡。
最も使用されるポータル、最も遅い実行者の迅速な確認、および最も多くのエラーを記録しているポータルの判別とドリルダウン。
アプリケーションで使用されるWebCenter Portalツール/サービスのステータスおよび主要なパフォーマンス・メトリックの表示。
個々のポータル、ツール/サービス、外部アプリケーション、ポートレットおよびプロデューサの詳細なパフォーマンス情報へのドリルダウン。
WebCenter Portalアプリケーションが実行されているWebLogic Server管理対象サーバーおよびMDSリポジトリを含む、他の主要なコンポーネントへの移動。
注意: ホームページに表示されるパフォーマンス・メトリックの詳細、注意点およびインストールに関する問題の診断方法は、第27.1.3項「主要なパフォーマンス・メトリック・データによるシステム・ヘルスの分析および診断」を参照してください。 |
WebCenter Portalのホームページには、「WebCenterポータル」メニュー(図6-3)も表示されます。
WebCenter Portalのメイン・ホームページに移動するには:
Fusion Middleware Controlにログインします。
第6.1項「Fusion Middleware Controlコンソールの表示」を参照してください。
ナビゲータ(図6-4)で、「WebCenter」→「ポータル」→「Spaces」を開きます。
「WebCenter Portal」を選択して、WebCenter Portalのインストールのホームページに移動します(図6-4)。
ナビゲータ・メニューがどのように「WebCenterポータル」に変わるかに注意してください(図6-5)。
特定のコンポーネントのためのコンテキスト・メニューにアクセスする別の方法は、ナビゲーション・ツリーでノードを右クリックすることです。たとえば、WebCenter Portal (11.1.1)ノード(図6-5の左のSpacesノードの下)を右クリックすると、同じWebCenter Portalメニューが表示されます。
「WebCenterポータル」メニューから、次のことが行えます。
すべてのコンポーネントの詳細なパフォーマンス・メトリックのドリルダウン
ライブ・メトリックの選択および図表化
WebCenter Portalアプリケーションの起動および停止
診断情報の分析およびログの構成
WebCenter Portalアプリケーションのエクスポートおよびインポート
ポートレット・プロデューサの登録および管理
アプリケーション設定の構成
バックエンド・サービスの管理
外部アプリケーションの管理
セキュリティ・ポリシーおよびロールの構成
ADFおよびMDSオプションの構成
Webサービス関連の情報の表示
WebCenter Portalのホームページから実行するほとんどのタスクは、このガイドで説明されています。該当する章または項は、第2章「WebCenter Portalの起動および実行」を参照してください。
WebCenter Portal Frameworkアプリケーション・テンプレートを使用して、Oracle JDeveloperで開発および構築されたポータル・アプリケーション・デプロイメントを管理するための最初のページは、J2EEの「アプリケーション・デプロイメント」ホームページ(図6-6)です。このページには、Portal Frameworkアプリケーションを構成するすべてのコンポーネントとツール/サービスのステータス、パフォーマンスおよび可用性が表示されます。
注意: Oracle WebCenter Portalの初期設定のポータル・アプリケーションであるWebCenter Portalには、別のホームページがあります。第6.2項「WebCenter Portalのホームページへの移動」を参照してください。 |
このページからは、次の操作を実行できます。
Portal Frameworkアプリケーションのステータスの確認
Oracle WebLogic Server管理コンソールへの移動
様々な標準「アプリケーション・デプロイメント」メニュー・オプションへのアクセス
アプリケーションの起動、再起動および停止
ログ・ファイルの表示および構成
アプリケーションのアンデプロイおよび再デプロイ
セキュリティ・ポリシーおよびロールの構成
ADFおよびMDSオプションの構成
パフォーマンス・サマリーの表示、アプリケーションのエントリ・ポイントの表示、アプリケーションに関連付けられたWebサービスとモジュールの表示、および秒当たりのリクエスト数とリクエスト処理時間を示すレスポンス・データとロード・データの表示。
Portal Frameworkアプリケーションの主要コンポーネントへの移動。
個々のモジュールおよびツール/サービスの詳細なパフォーマンス情報へのドリルダウン。
注意: ホームページに表示されるパフォーマンス・メトリックの詳細、注意点およびインストールに関する問題の診断方法は、第27.1.3項「主要なパフォーマンス・メトリック・データによるシステム・ヘルスの分析および診断」を参照してください。 |
Portal Frameworkアプリケーションのメイン・ホームページに移動するには:
Fusion Middleware Controlにログインします。
第6.1項「Fusion Middleware Controlコンソールの表示」を参照してください。
ナビゲータ(図6-7)で、「アプリケーション・デプロイメント」を開きます。
Frameworkアプリケーションの名前を選択して、アプリケーションのホームページを表示します。
「アプリケーション・デプロイメント」メニューに追加で「WebCenterポータル」メニュー・オプションが表示されます(図6-8)。
「WebCenterポータル」メニューからは、次のようなWebCenter Portal固有の作業を実行できます。
詳細なWebCenter Portalパフォーマンス・メトリックのモニター:
最近のページ、ドキュメント、ポートレット・プロデューサおよびWebLogicサーバー・メトリック。
全体的なページおよびツール/サービス・メトリック。
(第27章「Oracle WebCenter Portalのパフォーマンスのモニタリング」を参照してください。)
ポートレット・プロデューサの登録と管理(第21章「ポートレット・プロデューサの管理」を参照)。
アプリケーション設定の構成(どの検索クローラを使用するかなど)、様々な検索設定の微調整、通知用チャネルの設定、およびプロキシ・サーバーの構成。
バックエンド・サービスへの接続の管理(第8章「ツールおよびサービスの管理」を参照)。
外部アプリケーションの管理(第23章「外部アプリケーションの管理」を参照)。
WebCenter Portalのページから、WebLogic Serverドメイン、サーバー、Javaコンポーネント、MDSリポジトリなどの関連するコンポーネントに属するページに移動することは簡単です。
WebCenter Portal: ホームページから「関連コンポーネント」内のリンクをクリックして、WebCenter Portalアプリケーション自体、WebLogic Serverインストール・ページ、およびFusion Middleware Control内のMDSリポジトリ・ページへ移動します。第6.2項「WebCenter Portalのホームページへの移動」も参照してください。
Portal Frameworkアプリケーション: J2EEアプリケーションのホームページ上の「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、Oracle WebLogic Server管理コンソール、およびWebCenter Portal、ADF、MDSリポジトリおよびセキュリティの構成と管理に関連するページへ直接移動できます。第6.3項「Portal Frameworkアプリケーションのホームページへの移動」も参照してください。