Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理 11gリリース1 (11.1.1.8.3) E51441-03 |
|
前 |
次 |
この章では、WSRPおよびOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサへの接続の作成方法やそれらのポートレット・プロデューサの登録方法、およびその接続を編集および削除する方法について説明します。さらに、この章では、WSRPおよびOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサのデプロイ方法についても説明します。
この章には次のトピックが含まれます:
権限: この章のタスクを実行するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールでWebLogic Serverの
ロールと権限の詳細は、第1.8項「管理操作、ロールおよびツールの理解」を参照してください。 |
システム管理者はWebCenter Portalアプリケーションをデプロイするために、Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンド行ツールを使用してWSRPおよびOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサを登録および管理できます。
アプリケーション管理者は、提供されている管理ページを使用するかポートレット・プロデューサのタスク・フローを使用して、実行時にポートレット・プロデューサを登録および管理することも可能です。
ポートレット・プロデューサを使用する際には、次の点に留意してください。
いくつかの組込みプロデューサが、WebCenter Portalに付属しています(OmniPortletおよびWSRPツール)。次のEARファイルはWebCenter Portalに同梱されています。
portalTools.ear
: OmniPortlet
wsrp-tools.ear
: WSRPツール
portalTools.ear
ファイルおよびwsrp-tools.ear
ファイルは、registerOOTBProducers
WLSTコマンドを使用してインストールできます。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のregisterOOTBProducersに関する項を参照してください。
JSR 286またはOracle PDK-Javaポートレットをページに追加する前に、所有されているWSRPおよびOracle PDK-Javaプロデューサを登録しておく必要があります。『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のregisterSampleProducersに関する項を参照してください。
Oracle Portlet Producer製品(サーバー)が本番環境にインストールされ、wsrp-tools
およびportalTools
のURLにアクセスできる必要があります。Oracle Portlet Producerがインストールされていない場合、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド』の既存ドメインの拡張に関する項を参照して、本番環境にインストールしてください。
ポートレット・プロデューサへの接続を作成するとき、プロデューサはWebCenter Portalアプリケーションにより登録され、接続はconnections.xml
ファイルに追加されます。WRSPプロデューサでは、命名規則connectionname-wsconn
に従いWebサービス接続も作成されます。Oracle PDK-Javaプロデューサでは、命名規則connectionname
-urlconn
に従い、基礎となるURL接続が作成されます。登録中に、接続メタデータがOracle Metadata Services (MDS)リポジトリおよび登録中のプロデューサに作成されます。プロデューサのポートレットが利用されると、ユーザー・カスタマイズがプロデューサに保存されます。登録解除中に、プロデューサの接続とカスタマイズは削除されます。
デプロイ後のすべての接続構成はMDSに格納されます。詳細は、第1.3.5項「Oracle WebCenter Portalの構成に関する考慮事項」を参照してください。MDSの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のメタデータ・リポジトリの管理に関する章を参照してください。
ポートレット・プロデューサの登録は動的です。新規のポートレット・プロデューサや既存のプロデューサに対する更新は、WebCenter Portalアプリケーションで即座に使用可能になります。WebCenter Portalアプリケーションや管理サーバーを再起動する必要はありません。
インスタンス間でプロデューサを移行するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』のWSRPプロデューサ永続性ストアの移行に関する項またはPDK-Javaプロデューサ永続性ストアの移行に関する項で説明している移行ユーティリティを使用してください。
ポートレット・プロデューサの保護の詳細は、第37.1項「WSRPプロデューサの保護」および第37.2項「PDK-Javaプロデューサの保護」を参照してください。
WSRPポートレット・プロデューサを登録するときには、プロデューサの運用パラメータを表す基本情報を指定する必要があります。この情報は、アプリケーションがプロデューサと通信し、プロデューサを通じてポートレットと通信するために使用されます。
Oracle WebCenter Portalは、WSPR 1.0とWSRP 2.0のプロデューサをどちらもサポートします。WSRP 2.0標準では、特にポートレット間通信と、ポートレット・カスタマイズのエクスポートおよびインポートをサポートしています。標準ベースのJSR 286ポートレットの作成時には、WSRP 2.0の利点を活用できます。
Oracle WebCenter Portalには、デプロイ済のアプリケーションにWSRPプロデューサを登録する複数のツールが用意されています。
この項には次のトピックが含まれます:
WSRPポートレット・プロデューサを登録するには:
Fusion Middleware Controlにログインし、Oracle WebCenter Portalアプリケーションのホームページに移動します。詳細は、次を参照してください。
次のいずれかを実行します。
WebCenter Portalアプリケーションの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」→「サービス構成」を選択します。
Portal Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーションのデプロイ」メニューから、「WebCenterポータル」→「サービス構成」を選択します。
「ポートレット・プロデューサ接続の追加」セクションで、WSRPプロデューサの接続情報を入力します。
パラメータの詳細は、表21-1を参照してください。
表21-1 WSRPプロデューサの接続パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
接続名 |
WebCenter Portalアプリケーション内でこのポートレット・プロデューサ登録を識別するための一意の名前を入力します。名前は、すべてのWebCenter Portal接続タイプにおいて一意である必要があります。 ここで指定した名前は、コンポーザ (「ポートレット」フォルダの下)に表示されます。 |
プロデューサ・タイプ |
このプロデューサのタイプを指定します。「WSRPプロデューサ」を選択します。 |
WSDL URL |
WSRPプロデューサの登録URL。 構文はWSRP実装によって異なります。たとえば、Oracle WSRPコンテナにデプロイされたポートレットのURL形式は次のとおりです。
ここで:
例:
WSRPプロデューサでは、次のプロデューサ・テスト・ページにアクセスすることによって、この登録URLを取得できます。
|
プロキシを使用しますか。 |
WebCenter Portalアプリケーションでこのプロデューサとの接続にHTTPプロキシを使用する場合、これを選択します。これを選択した場合は、「プロキシ・ホスト」および「プロキシ・ポート」の値を入力してください。 WebCenter Portalアプリケーションとリモートのポートレット・プロデューサがファイアウォールで分断されていて、プロデューサとの通信にHTTPプロキシが必要な場合、プロキシが必要となります。 |
プロキシ・ホスト |
プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。 プロキシ・サーバー名の先頭に |
プロキシ・ポート |
プロキシ・サーバーがリスニングするポート番号を入力します。デフォルト・ポートは |
デフォルトの実行タイムアウト(秒) |
プロデューサとの通信で適切なタイムアウト時間(秒単位)を入力します。たとえば、プロデューサがWebCenter Portalアプリケーションのページでポートレットを登録、登録解除または表示するのに許される最長所要時間を入力します。デフォルトは30秒です。 個々のポートレットに固有のタイムアウト時間を定義できますが、その場合ここで指定した値よりも優先されます。 |
「セキュリティ」セクションを使用して、アイデンティティ伝播またはアサーションに使用するセキュリティ・トークンのタイプを指定します。
伝播またはアサートされたユーザー情報が含まれるセキュリティ・トークンは、SOAPヘッダー内のXML要素として表されます。セキュリティ・トークンおよびSOAPメッセージ本文はデジタル署名されて、WebCenter PortalアプリケーションからのSOAPメッセージ送信元の真正性が証明されます。WebCenter Portalアプリケーションがサポートするセキュリティ・トークンは、WSS 1.0ユーザー名トークン(パスワードなし)、WSS 1.0ユーザー名トークン(パスワードあり)、WSS 1.0 SAMLトークン、メッセージ整合性付きWSS 1.0 SAMLトークン、メッセージ保護付きWSS 1.0 SAMLトークンおよびメッセージ保護付きWSS 1.1 SAMLトークンの6種類です。
SAMLは、Security Assertion Markup Languageの省略形です。
注意: PeopleSoft WSRPプロデューサは、ユーザー名トークン(パスワードあり)およびメッセージ整合性付きSAMLトークンの2種類のプロファイルをサポートします。Oracle Portal (コンシューマとして)は、ユーザー名トークン(パスワードなし)、ユーザー名トークン(パスワードあり)、メッセージ整合性付きSAMLトークンの3種類のプロファイルをサポートします。その他のOracle WSRPプロデューサでは、6種類のプロファイルすべてがサポートされています。その他のWSRPコンテナについては、サポートされているトークン形式を各ベンダーに確認してください。 |
パラメータの詳細は、表21-2を参照してください。
表21-2 WSRPプロデューサのセキュリティの接続パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
トークン・プロファイル |
このWSRPプロデューサでの認証に使用するトークン・プロファイルのタイプを選択します。次から選択します。
これらの各オプションの説明は、表21-3を参照してください。 |
構成 |
次を選択します。
|
発行者名 |
SAMLトークンの発行者の名前を入力します。 例: 発行者名は、サブジェクトの検証を保証する証明エンティティです。これはプロデューサ側で信頼されたSAML発行者である必要があります。 有効なトークン: メッセージ整合性付きWSS 1.0 SAMLトークン、メッセージ保護付きWSS 1.0 SAMLトークン。WSS 1.0 SAMLトークン、メッセージ保護付きWSS 1.1 SAMLトークン |
デフォルト・ユーザー |
ユーザーがWebCenter Portalアプリケーションで認証されていない場合、リモート・プロデューサに対してアサートするユーザー名を入力します。 認証されていない場合は、anonymousというアイデンティティがアプリケーション・ユーザーに関連付けられます。anonymousの値がリモート・プロデューサに適していない場合、ここに別のアイデンティティを指定する必要がある場合があります。ただし、この場合、WebCenter Portalアプリケーションがユーザーを認証していないため、指定したデフォルト・ユーザーはリモート・プロデューサで権限の低いユーザーになることに注意してください。ユーザーがアプリケーションで認証されている場合、デフォルト・ユーザーではなくそのユーザーのアイデンティティがアサートされます。 WSRPリモート・プロデューサはこの情報を受け入れるように設定する必要があります。第21.2.3項「マップされたユーザーIDのための権限のポリシー・ストアへの追加」の説明に従ってポリシー・ストアに権限を追加する必要もあります。 有効なトークン: メッセージ整合性付きWSS 1.0 SAMLトークン、メッセージ保護付きWSS 1.0 SAMLトークン、WSS 1.0 SAMLトークン、メッセージ保護付きWSS 1.1 SAMLトークン、WSS 1.0ユーザー名トークン(パスワードなし)。 |
関連付けられている外部アプリケーション (ユーザー名(パスワードあり)) |
このプロデューサが認証に外部アプリケーションを使用する場合、「関連付けられている外部アプリケーション」ドロップダウン・リストを使用してアプリケーションを指定します。目的のアプリケーションがリストに表示されない場合は、「新規作成」を選択して、ここで外部アプリケーションを定義します。 「WSS 1.0ユーザー名(パスワードあり)」セキュリティ・オプションを使用してプロデューサをサポートするには、外部アプリケーションが必要です。外部アプリケーションが、ユーザー資格証明を格納および提供します。第23.2項「外部アプリケーションの登録」も参照してください。 有効なオプション: 「WSS 1.0ユーザー名(パスワードあり)」のみ。 |
表21-3に、WebCenter Portalアプリケーションでサポートされるセキュリティ・トークンのタイプを示します。
表21-3 トークン・プロファイルのオプション
トークン・プロファイル | 説明 |
---|---|
メッセージ整合性付きWSS 1.0 SAMLトークン
|
このポリシーでは、WS-Security 1.0標準に従って、メッセージレベルの整合性保護およびアウトバウンドSOAPリクエストのSAMLベースの認証が実施されます。SAMLトークンはSOAPメッセージに含まれ、送信者保証確認によるSAMLベース認証で使用されます。このポリシーは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジBasic 128スイートおよびSHA-1ハッシュ・アルゴリズムを使用してメッセージの整合性を保護します。 |
メッセージ保護付きWSS 1.0 SAMLトークン
|
このポリシーでは、WS-Security 1.0標準に従って、メッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびアウトバウンドSOAPリクエストのSAMLベースの認証が実施されます。Webサービス・コンシューマは、SOAPヘッダーにSAMLトークンを含み、確認タイプは送信者保証です。このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートを使用します。特に、メッセージ機密性用のRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性用のSHA-1ハッシュ・アルゴリズムおよびAES-128ビット暗号化が使用されます。 |
WSS 1.0ユーザー名トークン(パスワードなし)
|
このポリシーでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対して、証明書ベースのメッセージ保護を使用したパスワード付きのユーザー名トークン・プロファイル・ベースのアイデンティティ伝播が実施されます。資格証明(ユーザー名のみ)は、WS-Security UsernameTokenヘッダーによりアウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージに含められます。パスワードは含められません。メッセージの保護は、WS-Security 1.0の非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートを使用して提供されます。特に、メッセージ機密性用のRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性用のSHA-1ハッシュ・アルゴリズムおよびAES-128ビット暗号化が使用されます。 |
WSS 1.0ユーザー名トークン(パスワードあり)
|
このポリシーでは、WS-Security v1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対して、証明書ベースのメッセージ保護を使用したパスワード付きのユーザー名トークン・プロファイル・ベースのアイデンティティ伝播が実施されます。プレーン・テキストとダイジェストの両方のメカニズムがサポートされています。このポリシーでは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートを使用します。特に、メッセージの機密性のためのRSA鍵メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズムおよびAES-128ビット暗号化が使用されます。 WSRPプロデューサが別のアイデンティティ・ストアを持つ場合は、このトークン・プロファイルを使用してください。プロデューサに関連する外部アプリケーションを定義し、外部アプリケーションをこのプロデューサに関連付ける必要があります。 |
WSS 1.0 SAMLトークン
|
このポリシーでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージのSAMLベースの認証が実施されます。このポリシーはユーザーIDを伝播するため、通常はメッセージ保護および整合性チェックを必要としない部署内デプロイに使用されます。 このポリシーではキーストアの構成は必要ありません。 |
メッセージ保護付きWSS 1.1 SAMLトークン
|
このポリシーでは、WS-Security 1.1標準に従って、メッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびアウトバウンドSOAPリクエストへのSAMLトークンの移入が実施されます。SAMLトークンはSOAPメッセージに含まれ、送信者保証確認によるSAMLベース認証で使用されます。このポリシーでは、署名および暗号化に対称鍵テクノロジ、署名の承認にWS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートが使用されます。 |
なし |
トークンなし。「なし」を選択した場合、WS-SecurityヘッダーはSOAPメッセージに添付されません。 |
「キー・ストア」セクションを使用して、SOAPメッセージの一部分(セキュリティ・トークンとSOAPメッセージ本文)の署名に使用する証明書および秘密鍵が含まれるキーストアの場所を指定します。
これらのプロパティは、ドメインに指定された構成を無効にする場合にのみ構成してください。
パラメータの詳細は、表21-4を参照してください。
表21-4 WSRPプロデューサのキーストアの接続パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
受信者の別名 |
プロデューサの証明書に関連付けられたキーストア別名を指定します。 この証明書は、プロデューサに対してメッセージを暗号化するために使用されます。 |
ストア・パス |
SOAPメッセージ(セキュリティ・トークンとメッセージ本文)の署名または暗号化に使用する証明書および秘密鍵が含まれるキーストアの絶対パスを入力します。この表に示されている署名、暗号化および受信者キーはこのキーストアで使用できる必要があります。 指定されたキーストア・ファイルは、JDKのキーツール・ユーティリティを使用して作成されている必要があります。 |
パスワード |
キーストアの作成時に設定されたキーストアへのパスワードを指定します。パスワードが使用できない場合や正しくない場合、プロデューサを使用できません。 |
署名キーの別名 |
署名キーの別名を入力します。 「署名キーの別名」は、署名に使用される秘密鍵に関連付けられた証明書の識別子です。 |
署名キーのパスワード |
「署名鍵の別名」に指定された別名によって識別されるキーにアクセスするためのパスワードを指定します。 |
暗号化キーの別名 |
返されるメッセージを暗号化するには、プロデューサによって使用されるキーの別名を入力します。有効な値は、指定されたキーストアにあるキーの別名の1つです。 このプロパティはオプションです。指定しないと、プロデューサは返されるメッセージを暗号化するための署名キーを使用します。 |
暗号化キーのパスワード |
暗号化キーにアクセスするためのパスワードを入力します。 |
「OK」をクリックします。
新しいプロデューサが接続表に表示されます。
WLSTコマンドのregisterWSRPProducer
を使用して、WSRPポートレット・プロデューサとの接続を作成し、WebCenter Portalアプリケーションにプロデューサを登録します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のregisterWSRPProducerに関する項を参照してください。
関連項目:
|
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
Default User
フィールドを使用して別のユーザーIDにマップする場合、次のいずれかを実行してポリシー・ストアに権限を追加する必要もあります。
次の権限を直接ポリシー・ストアに追加します。
<grant> <grantee> <codesource> <url>file:${common.components.home}/modules/oracle.wsm.agent.common_11.1.1/wsm-agent.jar</url> </codesource> </grantee> <permissions> <permission> <class>oracle.wsm.security.WSIdentityPermission</class> <name>resource=MyAppID</name> <actions>assert</actions> </permission> <permissions> <grant>
前述の行でバージョン番号(ある場合)を含むクライアント・アプリケーション名にMyAppID
を置き換えます。
次のWLSTコマンドを実行して権限を付与します。
grantPermission(codeBaseURL='file:${common.components.home}/modules/oracle.wsm.agent.common_11.1.1/wsm-agent.jar',
permClass='oracle.wsm.security.WSIdentityPermission',
permTarget='resource=MyAppID', permActions='assert')
バージョン番号(ある場合)を含むクライアント・アプリケーション名にMyAppID
を置き換えます。
WebCenter Portalでポートレット・プロデューサを登録するには、次に示すロールと権限が必要になります。
AppConnectionManager
ロール - ポートレット・プロデューサを管理できます。
デフォルトでは、WebCenter PortalのAdministrator
ロールを持つユーザーには、このロールが割り当てられているため、管理者はポートレット・プロデューサを構成できます。Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドgrantAppRole
を使用すると、この権限を別のユーザーに付与できます。たとえば、次に示すWLSTコマンドgrantAppRole
は、AppConnectionManager
ロールをユーザーmonty
に付与します。
grantAppRole(appStripe='webcenter', appRoleName='AppConnectionManager', principalClass='weblogic.security.principal.WLSUserImpl', principalName='monty')
第32.6.2.1項「Fusion Middleware Controlを使用したアプリケーション・ロールの付与」を参照してください。
Application - Manage Configuration
権限 - WebCenter Portalの管理ページにアクセスできます。第49章「ポータル間のセキュリティの管理」を参照してください。
WebCenter PortalでWSRPプロデューサを登録するには:
WebCenter Portal管理を開きます。
詳細は、第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照してください。
「ツールとサービス」をクリックして、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
または、次のURLを使用して、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
http://host:port/webcenter/portal/admin/tools
メニュー・バーの「登録」をクリックします。
「ポートレット・プロデューサの登録」ページで、WSRPポートレット・プロデューサの接続の詳細を入力します。詳細は、表21-1を参照してください。
「セキュリティ」セクションを使用して、アイデンティティ伝播またはアサーションに使用するセキュリティ・トークンのタイプを指定します。
伝播またはアサートされたユーザー情報が含まれるセキュリティ・トークンは、SOAPヘッダー内のXML要素として表されます。セキュリティ・トークンおよびSOAPメッセージ本文はデジタル署名されて、WebCenter PortalアプリケーションからのSOAPメッセージ送信元の真正性が証明されます。
詳細は、表21-5を参照してください。
表21-5 WSRPポートレット・プロデューサの登録: セキュリティ
フィールド | 説明 |
---|---|
トークン・プロファイル |
アイデンティティ伝播またはアサーションに使用する、セキュリティ・トークンのタイプを選択します。 WebCenter Portalでは、次に示す6つのタイプのセキュリティ・トークンをサポートします。
これらの各セキュリティ・トークンの詳細は、表21-3を参照してください。 |
受信者の別名 |
プロデューサの証明書に関連付けられたキーストア別名を指定します。 この証明書は、プロデューサに対してメッセージを暗号化するために使用されます。 有効なトークン: メッセージ保護付きWSS 1.0 SAMLトークン、メッセージ保護付きWSS 1.1 SAMLトークンおよびWSS 1.0ユーザー名トークン(パスワードなし)。 |
デフォルト・ユーザー |
ユーザーがWebCenter Portalで認証されていない場合、リモート・プロデューサに対してアサートするユーザー名を入力します。 認証されていない場合は、anonymousというアイデンティティがアプリケーション・ユーザーに関連付けられます。現時点では、OWSMはanonymousアイデンティティの伝播をサポートしていないため、ここには別のアイデンティティを指定する必要があります。この場合、WebCenter Portalではユーザーを認証していないため、指定したデフォルト・ユーザーはリモート・プロデューサでの権限の低いユーザー(パブリック・コンテンツの表示に適したアイデンティティ)になることに注意してください。たとえば、この目的のために、アイデンティティ・ストアにゲスト・アカウントを作成できます。ユーザーがアプリケーションで認証されている場合は、そのユーザーのアイデンティティが、デフォルト・ユーザーのかわりにアサートされます。 WSRPリモート・プロデューサはこの情報を受け入れるように設定する必要があります。第21.2.3項「マップされたユーザーIDのための権限のポリシー・ストアへの追加」の説明に従ってポリシー・ストアに権限を追加する必要もあります。 有効なトークン: メッセージ整合性付きWSS 1.0 SAMLトークン、メッセージ保護付きWSS 1.0 SAMLトークン、WSS 1.0 SAMLトークン、メッセージ保護付きWSS 1.1 SAMLトークン、WSS 1.0ユーザー名トークン(パスワードなし)。 |
関連付けられている外部アプリケーション |
このプロデューサが認証に外部アプリケーションを使用する場合は、「関連付けられている外部アプリケーション」ドロップダウン・リストを使用してアプリケーションを指定します。 「WSS 1.0ユーザー名トークン(パスワードあり)」セキュリティ・オプションを使用してプロデューサをサポートするには、外部アプリケーションが必要です。外部アプリケーションが、ユーザー資格証明を格納および提供します。第23.2項「外部アプリケーションの登録」も参照してください。 有効なオプション: 「WSS 1.0ユーザー名(パスワードあり)」のみ。 |
「テスト」をクリックして、指定したサーバーの詳細が正しいことを確認します。
サーバーに接続できると、成功メッセージが表示されます。サーバーがダウンしている、またはホスト情報が正しくないか有効でない場合、接続の失敗メッセージが表示されます。
注意: テストでは、サーバー(ホスト/ポート)の単純なPINGテストが実行されます。プロデューサがアクセス可能かどうかを確認するには、ブラウザでプロデューサのテスト・ページにアクセスします。詳細は、第21.3項「WSRPプロデューサの接続テスト」を参照してください。 |
「OK」をクリックします。
設計時に、Portal FrameworkアプリケーションでWSRPポートレット・プロデューサを登録する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』のWSRPポートレット・プロデューサの登録方法に関する項を参照してください。
実行時に、Portal FrameworkアプリケーションでWSRPポートレット・プロデューサを登録する方法の詳細は、第21.9.1項「管理コンソールを使用したポートレット・プロデューサの登録」を参照してください。
WSRPプロデューサ接続を検証するには、最初にプロデューサのURLを取得します。
http://host_name:port_number
/context_root/info
次に、ブラウザ・ウィンドウでプロデューサのURLを実行します。
WSRP v1プロデューサ接続の場合、URL形式は次のとおりです。
http://host_name
:port_number
/context_root/portlets/wsrp1?WSDL
例:
http://myhost.com:7778/MyPortletApp/portlets/wsrp1?WSDL
WSRP v2プロデューサ接続の場合、URL形式は次のとおりです。
http://host_name
:port_number
/context_root/portlets/wsrp2?WSDL
例:
http://myhost.com:7778/MyPortletApp/portlets/wsrp2?WSDL
PDK-Javaポートレット・プロデューサを登録するときには、プロデューサの運用パラメータを表す基本情報を指定する必要があります。この情報は、WebCenter Portalがプロデューサと通信し、プロデューサを通じてポートレットと通信するために使用されます。
WebCenter Portalには、デプロイ済のアプリケーションにOracle PDK-Javaプロデューサを登録する複数のツールが用意されています。
この項には次のトピックが含まれます:
第21.4.1項「Fusion Middleware Controlを使用したOracle PDK-Javaプロデューサの登録」
第21.4.4項「WebCenter Portal FrameworkアプリケーションでのOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの登録」
Oracle PDK-Javaポートレット・プロデューサを登録するには:
Fusion Middleware Controlにログインし、Oracle WebCenter Portalアプリケーションのホームページに移動します。詳細は、次を参照してください。
次のいずれかを実行します。
WebCenter Portalアプリケーションの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」→「サービス構成」を選択します。
Portal Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーションのデプロイ」メニューから、「WebCenterポータル」→「サービス構成」を選択します。
「ポートレット・プロデューサ接続の追加」セクションで、Oracle PDK-Javaプロデューサの接続情報を入力します。
パラメータの詳細は、表21-6を参照してください。
表21-6 Oracle PDK-Javaプロデューサの接続パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
接続名 |
WebCenter Portalアプリケーション内でこのポートレット・プロデューサ登録を識別する一意の名前を入力します。名前は、すべてのWebCenter Portal接続タイプにおいて一意である必要があります。 ここで指定した名前は、コンポーザ (「ポートレット」フォルダの下)に表示されます。 |
プロデューサ・タイプ |
このプロデューサのタイプを指定します。「Oracle PDK-Javaプロデューサ」を選択します。 |
URLエンドポイント |
次の構文を使用して、Oracle PDK-JavaプロデューサのURLを入力します。
ここで:
例:
|
サービスID |
このプロデューサの一意の識別子を入力します。 PDK-Javaを使用すると、単一のアダプタ・サーブレットの下に複数のプロデューサをデプロイできます。プロデューサは、それぞれ一意のサービスIDによって識別されます。サービスIDが必要なのは、URLエンドポイントにサービスIDが追加されていない場合のみです。 たとえば、次のURLエンドポイントには、サービスIDとして
しかし、次のURLエンドポイントにはサービスIDは不要です。
サービスIDは |
プロキシを使用しますか。 |
WebCenter Portalアプリケーションでこのプロデューサとの接続にHTTPプロキシを使用する場合、このチェック・ボックスを選択します。これを選択した場合は、「プロキシ・ホスト」および「プロキシ・ポート」の値を入力してください。 WebCenter Portalアプリケーションとリモートのポートレット・プロデューサがファイアウォールで分断されていて、プロデューサとの通信にHTTPプロキシが必要な場合、プロキシが必要となります。 |
プロキシ・ホスト |
プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを入力します。 プロキシ・サーバー名の先頭に |
プロキシ・ポート |
プロキシ・サーバーがリスニングするポート番号を入力します。デフォルト・ポートは |
関連付けられている外部アプリケーション |
このプロデューサのポートレットの1つが認証を必要とする場合は、「関連付けられている外部アプリケーション」ドロップダウンを使用して、正しい外部アプリケーションを指定します。 目的のアプリケーションがリストに表示されない場合は、「新規作成」を選択して、ここで外部アプリケーションを定義します。 第23.2項「外部アプリケーションの登録」も参照してください。 |
セッションを確立しますか。 |
これを選択した場合、このプロデューサからポートレットを実行するときにユーザー・セッションが有効化されます。セッションが有効な場合、それらはプロデューサのサーバーに保持されます。これによりポートレット・コードはセッションに情報を保持できます。 メッセージ認証はセッションを使用します。このため、共有鍵を指定するには、このオプションを選択する必要があります。 プロデューサとサーバーの間でセッションレス通信を行う場合は、このオプションを選択しないでください。 |
デフォルトの実行タイムアウト(秒) |
プロデューサとの通信で適切なタイムアウト時間(秒単位)を入力します。たとえば、プロデューサがWebCenter Portalアプリケーションのページでポートレットを登録、登録解除または表示するのに許される最長所要時間を入力します。これはデフォルトで 個々のポートレットに固有のタイムアウト時間を定義できますが、その場合ここで指定した値よりも優先されます。 |
サブスクライバID |
登録するプロデューサのコンシューマを識別する文字列を入力します。 プロデューサがアプリケーションに登録されると、プロデューサのコールが送信されます。コール中、コンシューマ(このインスタンスのWebCenter Portalアプリケーション)は、「サブスクライバID」の値をプロデューサに渡します。「サブスクライバID」がプロデューサの予測した値でない場合、プロデューサは登録コールを拒否することがあります。 |
共有鍵 |
暗号化を処理するように設定されているプロデューサに使用する共有鍵を入力します。 共有鍵は、メッセージ認証用のメッセージ署名を生成するための暗号化アルゴリズムで使用されます。共有鍵を使用してプロデューサが設定されている場合、ここに間違った共有鍵を入力すると、プロデューサ登録は失敗するので注意してください。共有鍵には、英数字10から20文字を含めることができます。 このキーは、フェデレーテッド・ポータル・アダプタ(FPA)を使用してプロデューサを登録するときにも使用されます。共有鍵はHMACキーとも呼ばれます。 |
「OK」をクリックします。
新しいプロデューサが接続表に表示されます。
WLSTコマンドのregisterPDKJavaProducer
を使用して、PDK-Javaポートレット・プロデューサとの接続を作成し、WebCenter Portalアプリケーションにプロデューサを登録します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のregisterPDKJavaProducerに関する項を参照してください。
関連項目:
|
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
WebCenter Portalでポートレット・プロデューサを登録するには、次に示すロールと権限が必要になります。
AppConnectionManager
ロール - ポートレット・プロデューサを管理できます。
デフォルトでは、ポータル・ビルダーのAdministrator
ロールを持つユーザーには、このロールが割り当てられているため、管理者はポートレット・プロデューサを構成できます。Fusion Middleware ControlまたはWLSTコマンドgrantAppRole
を使用すると、この権限を別のユーザーに付与できます。たとえば、次に示すWLSTコマンドgrantAppRole
は、AppConnectionManager
ロールをユーザーmonty
に付与します。
grantAppRole(appStripe='webcenter', appRoleName='AppConnectionManager', principalClass='weblogic.security.principal.WLSUserImpl', principalName='monty')
第32.6.2.1項「Fusion Middleware Controlを使用したアプリケーション・ロールの付与」を参照してください。
Application - Manage Configuration
権限 - 「ポータル・ビルダー管理」ページにアクセスできます。第49章「ポータル間のセキュリティの管理」を参照してください。
WebCenter PortalでOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサを登録するには:
WebCenter Portal管理を開きます。
詳細は、第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照してください。
「ツールとサービス」をクリックして、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
または、次のURLを使用して、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
http://host:port/webcenter/portal/admin/tools
メニュー・バーの「登録」をクリックします。
「ポートレット・プロデューサの登録」ページで、Oracle PDK-Javaプロデューサの接続の詳細を入力します。詳細は、表21-6を参照してください。
「テスト」をクリックして、指定したサーバーの詳細が正しいことを確認します。
サーバーに接続できると、成功メッセージが表示されます。サーバーがダウンしている、またはホスト情報が正しくないか有効でない場合、接続の失敗メッセージが表示されます。
注意: テストでは、サーバー(ホスト/ポート)の単純なPINGテストが実行されます。プロデューサがアクセス可能かどうかを確認するには、ブラウザでプロデューサのテスト・ページにアクセスします。詳細は、第21.5項「Oracle PDK-Javaプロデューサの接続テスト」を参照してください。 |
「OK」をクリックします。
設計時に、Portal FrameworkアプリケーションでOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサを登録する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』のWebCenter Portal FrameworkアプリケーションでのOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサの登録に関する項を参照してください。
実行時に、Portal FrameworkアプリケーションでOracle PDK-Javaポートレット・プロデューサを登録する方法の詳細は、第21.9.1項「管理コンソールを使用したポートレット・プロデューサの登録」を参照してください。
Oracle PDK-Javaプロデューサ接続を検証するには、次の形式のプロデューサURLをブラウザ・ウィンドウで実行します。
http://host_name:port_number
/context-root
/providers/producer_name
例:
http://domain.example.com:7778/axyz/providers/sample
プロデューサ登録情報はいつでも更新できます。
プロデューサが別の場所に移動する場合、そのプロデューサに定義した接続を再構成する必要があります。Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用してURLプロパティを編集できます。
WSRPプロデューサのWDSL URL
Oracle PDK-JavaプロデューサのURLエンド・ポイント
ユーザーがWebCenter Portalアプリケーションで作業している間に行ったポートレットのカスタマイズとパーソナライズをすべて保持するには、プロデューサのカスタマイズとパーソナライズもプロデューサの新しい場所に移行する必要があります。ポートレット・クライアントのメタデータを別の場所に移行するには、WLSTコマンドexportPortletClientMetadata
およびimportPortletClientMetadata
を使用します。
Portal Frameworkアプリケーションを移行する場合は、第44.1.3項「Portal Frameworkアプリケーションのポートレット・クライアント・メタデータのエクスポート」および第44.1.4項「Portal Frameworkアプリケーションのポートレット・クライアント・メタデータのインポート」を参照してください。
WebCenter Portalの場合は、第41.6.10.1項「ポートレット・クライアント・メタデータのバックアップ(エクスポート)」および第41.6.10.1項「ポートレット・クライアント・メタデータのバックアップ(エクスポート)」を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
ポートレット・プロデューサの接続情報を更新するには:
Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalアプリケーションのホームページに移動します。詳細は、次を参照してください。
次のいずれかを実行します。
WebCenter Portalアプリケーションの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」→「サービス構成」を選択します。
Portal Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーションのデプロイ」メニューから、「WebCenterポータル」→「サービス構成」を選択します。
「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
「ポートレット・プロデューサ接続の管理」セクションで、変更するプロデューサを選択して「編集」をクリックします。
「ポートレット・プロデューサ接続の編集」セクションで、必要に応じて接続情報を変更します。詳細は、次を参照してください。
「OK」をクリックします。
次のWLSTコマンドを使用して、ポートレット・プロデューサの接続を編集します。
WSRPプロデューサ: setWSRPProducer
PDK-Javaプロデューサ: setPDKJavaProducer
コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
WebCenter Portalでは、ポートレット・プロデューサに指定された多くの登録情報にアクセスして変更できます。
WebCenter Portalでポートレット・プロデューサの登録情報を編集するには:
WebCenter Portal管理を開きます。
詳細は、第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照してください。
「ツールとサービス」をクリックして、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
または、次のURLを使用して、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
http://host:port/webcenter/portal/admin/tools
編集するポートレット・プロデューサを選択します。
メニュー・バーの「編集」をクリックします。
プロデューサ登録のプロパティを必要に応じて編集します。
WSRPプロデューサ
Oracle PDK-Javaプロデューサ
「プロデューサ名」または「プロデューサ・タイプ」は編集できません。
注意: 「WSDL URL」または「URLエンドポイント」の値は編集可能ですが、たとえば、プロデューサのポートが変更されたときに別のプロデューサをポイントするには、新しいプロデューサが元のプロデューサの永続性ストアにアクセスできるか、または元のプロデューサの永続性ストアが新しいプロデューサの永続性ストアに移行されていることが必要です。詳細は、第41.6.5項「他のスキーマ・データ(ACTIVITIESとPORTLET)のバックアップおよびリストア」を参照してください。 |
必要な設定をすべて変更したら、「テスト」をクリックして、指定したサーバーの詳細が正しいことを確認します。
サーバーに接続できると、成功メッセージが表示されます。サーバーがダウンしている、またはホスト情報が正しくないか有効でない場合、接続の失敗メッセージが表示されます。
注意: テストでは、サーバー(ホスト/ポート)の単純なPINGテストが実行されます。 |
完了したら、「OK」をクリックします。
設計時に、Portal Frameworkアプリケーションでポートレット・プロデューサの登録情報を編集する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』のポートレット・プロデューサの登録設定の編集方法に関する項を参照してください。
実行時に、Portal Frameworkアプリケーションでポートレット・プロデューサの登録情報を編集する方法の詳細は、第21.9.2項「管理コンソールを使用したポートレット・プロデューサの登録情報の編集」を参照してください。
WSRPプロデューサを新しいWSDL URLに移動する場合、WLSTコマンドのexportPortletClientMetadata
、setWSRPProducer
およびimportPortletClientMetadata
を使用して、既存のプロデューサのメタデータを新しい場所に移行できます。
WSRPプロデューサのメタデータを新しいURLエンドポイントに移行する手順は、次のとおりです。
WLSTコマンドのexportPortletClientMetadata
を使用して、プロデューサのメタデータをエクスポートします。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のexportPortletClientMetadataに関する項を参照してください。
WLSTコマンドsetWSRPProducer
を使用して、プロデューサのWSDL URLを変更します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsetWSRPProducerに関する項を参照してください。
WLSTコマンドのimportPortletClientMetadata
を使用して、プロデューサのメタデータをインポートします。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のimportPortletClientMetadataに関する項を参照してください。
adf-config.xml
ファイルには、WebCenter Portalサービスの構成情報が含まれています。ポートレット・クライアント構成の詳細は、このファイルのadf-portlet-config
セクションで指定されています。
例21-1に、adf-config.xml
ファイルのadf-portlet-config
要素を示します。
例21-1 adf-config.xmlのadf-portlet-configセクション
<adf-portlet-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/portlet/config"> <supportedLocales> <value>en</value> <value>fr</value> <value>de</value> <value>es</value> </supportedLocales> <portletTechnologies> <value>oracle.portlet.client.containerimpl.web.WebPortletTechnologyConfig</value> <value>oracle.portlet.client.containerimpl.wsrp.WSRPPortletTechnologyConfig</value> </portletTechnologies> <defaultTimeout>20</defaultTimeout> <minimumTimeout>1</minimumTimeout> <maximumTimeout>300</maximumTimeout> <resourceProxyPath>/portletresource</resourceProxyPath> <cacheSettings> <maxSize>10000000</maxSize> <subscriber default="true"> <systemLevel> <maxSize>5000000</maxSize> </systemLevel> <userLevel> <maxSize>8000000</maxSize> </userLevel> </subscriber> </cacheSettings> </adf-portlet-config>
アプリケーション開発者は、アプリケーションのadf-config.xml
ファイルを編集して、ポートレット・クライアント構成を編集できます。ただし、この場合は、変更後にアプリケーションの再デプロイが必要になります。アプリケーションを再デプロイせずに、実行時にポートレット・クライアントの構成を編集するには、WLSTコマンドを使用します。
WLSTコマンドのsetPortletClientConfig
を使用して、ポートレット・クライアントの構成情報を編集します。コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』のsetPortletClientConfigに関する項を参照してください。
このWLSTコマンドの使用後は、WebCenterアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、第7.2項「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。
関連項目:
|
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
プロデューサの登録はいつでも解除できますが、登録解除されたプロデューサと関連付けられたポートレットは機能しなくなるため、WebCenter Portalアプリケーションへの影響を考慮してください。ポートレット・プロデューサ呼出しのメトリックをチェックして、プロデューサの使用頻度を確認します。詳細は、第27.2項「Fusion Middleware Controlを使用したパフォーマンス・メトリックの表示」を参照してください。
プロデューサの登録を解除すると、登録データはWebCenter Portalアプリケーションとリモート・プロデューサの両方から削除されます。
WebCenter Portalアプリケーション: プロデューサ接続は削除され、プロデューサのメタデータも削除されます。
リモート・プロデューサ: (ポートレット自体ではなく)ポートレット・インスタンスが削除されます。
ポートレット・インスタンスはWebCenter Portalアプリケーション・ページから削除されません。ユーザーには、ポートレットのかわりに「ポートレットがありません」
というメッセージが表示されます。
注意: このポートレット・プロデューサに関連付けられている外部アプリケーションの目的がこのプロデューサをサポートすることのみであれば、その外部アプリケーションを削除することも考慮してください。第23.6項「外部アプリケーション接続の削除」を参照してください。 |
この項には次のトピックが含まれます:
ポートレット・プロデューサを登録解除するには:
Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalアプリケーションのホームページに移動します。詳細は、次を参照してください。
次のいずれかを実行します。
WebCenter Portalアプリケーションの場合: 「WebCenterポータル」メニューから、「設定」→「サービス構成」を選択します。
Portal Frameworkアプリケーションの場合: 「アプリケーションのデプロイ」メニューから、「WebCenterポータル」→「サービス構成」を選択します。
「WebCenter Portalサービス構成」ページのサービスのリストから、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
削除するプロデューサの名前を選択し、「削除」をクリックします。
接続の詳細が削除されます。このプロデューサに関連付けられたポートレットに、WebCenter Portalアプリケーションからアクセスできなくなります。
次のWLSTコマンドを使用して、ポートレット・プロデューサ接続を登録解除します。
WSRPプロデューサ: deregisterWSRPProducer
PDK-Javaプロデューサ: deregisterPDKJavaProducer
次のWLSTコマンドを使用して、Oracle WebCenter Portalに用意されている組込みプロデューサまたはサンプルのプロデューサの登録を解除します。
組込みプロデューサ: deregisterOOTBProducers
サンプルのプロデューサ: deregisterSampleProducers
コマンドの構文と例は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』を参照してください。
WLSTコマンドの実行方法の詳細は、第1.13.3.1項「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。
WebCenter Portalの特定のプロデューサを使用する必要がなくなった場合には、そのプロデューサを登録解除できます。プロデューサの登録を解除すると、WebCenter Portalとリモート・プロデューサの両方から登録データが削除されます。
WebCenter Portal - プロデューサ接続は削除され、プロデューサのメタデータも削除されます。
リモート・プロデューサ - ポートレットのインスタンスが削除されます(ポートレット自体ではありません)。
ポートレット・プロデューサを登録解除するには:
WebCenter Portal管理を開きます。
詳細は、第47.2項「「ポータル・ビルダー管理」ページへのアクセス」を参照してください。
「ツールとサービス」をクリックして、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
または、次のURLを使用して、「ポートレット・プロデューサ」を選択します。
http://host:port/webcenter/portal/admin/tools
削除するポートレット・プロデューサを選択します。
メニュー・バーの「登録解除」をクリックします。
「削除の確認」ダイアログで、「登録解除」をクリックして登録解除のプロセスを完了します。
設計時に、Portal Frameworkアプリケーションでポートレット・プロデューサを登録解除する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』のポートレット・プロデューサの削除方法に関する項を参照してください。
実行時に、Portal Frameworkアプリケーションでポートレット・プロデューサを登録解除する方法の詳細は、第21.9.3項「管理コンソールを使用したポートレット・プロデューサの登録解除」を参照してください。
Portal Frameworkアプリケーション内でポートレット・プロデューサを登録して管理するには、ユーザーにAppConnectionManager
ロールが割り当てられている必要があります。デフォルトでは、Administrator
ロールを持つユーザーにAppConnectionManager
ロールが割り当てられているため、アプリケーション管理者は、管理コンソールを通じてポートレット・プロデューサを構成できます。第43.4.4項「アプリケーション・ロールおよび権限の管理」も参照してください。
ポートレット・プロデューサを登録すると、そのプロデューサが所有するすべてのポートレットは、アプリケーションのリソース・カタログを通じて自動的に使用可能になります。一度登録されると、編集ページの適切な権限を持つユーザーは、そのプロデューサのポートレットを自分のページに追加できるようになります。アクセスする必要がある特定のポートレットがリソース・カタログ内に見つからない場合は、それに関連付けられたプロデューサの登録を管理者に依頼します。
この項の内容は次のとおりです。
注意: システム管理者は、Fusion Middleware ControlとWLSTコマンドを使用して、Portal Frameworkアプリケーションのポートレット・プロデューサを登録することもできます。詳細は、第21.2項「WSRPプロデューサの登録」を参照してください。 |
実行時に、Portal Frameworkアプリケーションのポートレット・プロデューサを登録するには:
管理コンソールの「サービス」タブを開きます。
左側にあるナビゲーション・パネルで、「ポートレット・プロデューサ」をクリックします(図21-1)。
メニュー・バーの「登録」をクリックします。
ポートレット・プロデューサの接続の詳細を入力します。
1つ以上のフィールドの詳細は、次の表を参照してください。
WSRPプロデューサ
Oracle PDK Javaプロデューサ
「テスト」をクリックして、接続の詳細を検証します。
「OK」をクリックして、ポートレット・プロデューサを登録します。
実行時に、Portal Frameworkアプリケーションのポートレット・プロデューサを変更するには:
管理コンソールの「サービス」タブを開きます。
左側にあるナビゲーション・パネルで、「ポートレット・プロデューサ」をクリックします(図21-1)。
必要なポートレット・プロデューサを選択してから、メニュー・バーの「編集」をクリックして、その接続の詳細を更新します。
プロデューサ登録のプロパティを必要に応じて編集します。
WSRPプロデューサ
Oracle PDK-Javaプロデューサ
「プロデューサ名」または「プロデューサ・タイプ」は編集できません。
「テスト」をクリックして、修正した接続の詳細を検証します。
「OK」をクリックして、変更を保存します。
実行時に、Portal Frameworkアプリケーションのポートレット・プロデューサを削除するには:
管理コンソールの「サービス」タブを開きます。
左側にあるナビゲーション・パネルで、「ポートレット・プロデューサ」をクリックします(図21-1)。
必要なポートレット・プロデューサを選択してから、メニュー・バーの「登録解除」をクリックして、プロデューサを登録解除します。
これにより、登録データがPortal Frameworkアプリケーションとリモート・プロデューサの両方から削除されます。
登録を解除しても、Portal Frameworkアプリケーション・ページからポートレットのインスタンスは削除されません。ユーザーには、ポートレットのかわりに「ポートレットがありません」
というメッセージが表示されます。
このポートレット・プロデューサに関連付けられている外部アプリケーションの目的がこのプロデューサをサポートすることのみであれば、その外部アプリケーションを削除することも考慮してください。第23.4.2項「外部アプリケーションの編集と削除」を参照してください。
「削除の確認」ダイアログで、「登録解除」をクリックして登録解除のプロセスを完了します。
プロデューサの登録タスク・フローでポートレット・プロデューサを管理するには、次に示すロールと権限が必要になります。
AppConnectionManager
ロール - ポートレット・プロデューサを管理できます。
View Page
権限 - タスク・フローを含んでいるページにアクセスできます。
この項には次のトピックが含まれます:
プロデューサの登録タスク・フローを追加するには:
タスク・フローを追加するページに移動して、そのページをコンポーザで開きます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のページ・エディタ(コンポーザ)でページを開く方法に関する項を参照してください。
コンポーザで、「コンテンツの追加」ボタンをクリックします。
「コンテンツの追加」ダイアログで、「UIコンポーネント」→「ポートレット」を開きます。
「ポートレット」フォルダで、「ポートレット管理」を開きます。
「ポートレット管理」フォルダで、「プロデューサの登録」タスク・フローの横にある「追加」リンクをクリックします。これにより、ページにタスク・フローが追加されます。
「閉じる」をクリックして、「コンテンツの追加」ダイアログを終了します。
ページにプロデューサの登録タスク・フローを追加しておくと、次の表で説明するように、任意のポートレット・プロデューサを追加できるようになります。
WSRPプロデューサ
Oracle PDK-Javaプロデューサ
第21.6.3項「WebCenter Portalでのプロデューサの登録情報の編集」および第21.8.3項「WebCenter Portalでのプロデューサの登録解除」も参照してください。
プロデューサの登録タスク・フローには関連するプロパティがあり、十分な権限を持つユーザーは、コンポーザの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログから、これらのプロパティにアクセスできます(図21-2)。
タスク・フローのプロパティと、それらのプロパティへのアクセス方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のコンポーネントの変更に関する項を参照してください。
Oracle WebLogic管理対象サーバー・インスタンスにポートレット・プロデューサをデプロイするために、Fusion Middleware Control、Oracle WebLogic Server管理コンソールまたはWLSTを使用できます。
この項には次のトピックが含まれます:
第21.11.3項「Fusion Middleware Controlを使用したポートレット・プロデューサ・アプリケーションのデプロイ」
第21.11.4項「Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用したポートレット・プロデューサ・アプリケーションのデプロイ」
第21.11.6項「Oracle JDeveloperを使用したポートレット・プロデューサ・アプリケーションのデプロイ」
アプリケーションのデプロイの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「アプリケーションのデプロイ」を参照してください。
ポートレット・プロデューサ・アプリケーションは、WebCenter Portalポートレット・プロデューサをサポートするように構成されたOracle WebLogic管理対象サーバーにデプロイできます。アプリケーションを管理対象サーバーにデプロイするには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control、Oracle WebLogic管理コンソールまたはWLSTを使用できます。これらの管理ツールの詳細は、第1.13項「Oracle WebCenter Portalの管理ツール」を参照してください。
WebCenter Portalには、必要な構成をポートレット・プロデューサ・アプリケーションのEARファイルに追加し、WSRP上でポートレットを公開する事前デプロイ・ツールがあります。事前デプロイ・ツールは、次の状況で実行する必要があります。
JDeveloper外でアプリケーションのWARファイルを作成した。
JDeveloperでアプリケーションのWARファイルを作成したが、WSRPアプリケーションとしてアプリケーションを公開しないことを選択した。つまり、「デプロイメント・タイプの選択」ダイアログで「いいえ」を選択した。
必要な構成をポートレット・プロデューサ・アプリケーションのEARファイルに追加し、WSRP上でポートレットを公開するには、次のようにMiddlewareディレクトリWCP_ORACLE_HOME
/webcenter/modules/oracle.portlet.server_11.1.1
にあるWSRPプロデューサ事前デプロイ・ツールを実行します。
java -jar wsrp-predeploy.jar source EAR target EAR
サーブレットv2.3でデプロイされたJSR 286ポートレットの場合、次のコマンドを使用してWebプロキシを指定する必要があります。
java -Dhttp.proxyHost=proxy host
-Dhttp.proxyPort=proxy port
-jar wsrp-predeploy.jarsource EAR
target EAR
ここで:
proxy host
は、プロデューサがデプロイされているサーバーです。
proxy port
は、HTTPリスナーのポートです。
wsrp-predeploy.jar
は、WCP_ORACLE_HOME
/webcenter/modules/oracle.portlet.server_11.1.1
ディレクトリにあります。
source EAR
は、JSR 286 EARファイルの名前です。
target EAR
ファイルは、新規に作成されるEARファイルの名前です。ターゲットのEARファイルに名前が指定されていない場合、WSRP-
source EAR
という名前の新しいEARファイルが作成されます。
次の例ではWebプロキシが指定されます。
java -Dhttp.proxyHost=myhttpproxy.com -Dhttp.proxyPort=80 -jar wsrp-predeploy.jar wsrp-samples.ear
この例ではWSRP-wsrp-samples.ear
が作成されます。
wsrp-predeploy.jar
事前デプロイ・ツールは、Oracleポートレット・コンテナへのデプロイを可能にするために必要なすべての変更をJSR 286ポートレットに実施し、それをWSRPプロデューサとして公開します。事前デプロイ・ツールが実行する処理の例を次に示します。
java.io.tmpdir
フォルダにwsdldeploy
ディレクトリを作成します。
UNIXでは、このプロパティのデフォルト値は/tmp
または/var/tmp
です。
Microsoft Windowsでは、このプロパティのデフォルト値はc:\temp
です。
EARファイルをwsdldeploy/EAR
に解凍します。
WARファイルをwsdldeploy/[warfilename.war]/
に解凍します。
解凍したアプリケーションにWEB-INF/
WSDLs
を挿入します。
解凍したWARファイルのWEB-INF/web.xml
を修正します。
WARファイルにWEB-INF/webservices.xml
を挿入するか修正します。
WARファイルにWEB-INF/oracle-webservices.xml
を挿入するか修正します。
WARファイルを再度パッケージ化し、新しいEARファイルを作成します。
Fusion Middleware Controlを使用したポートレット・プロデューサ・アプリケーションのデプロイの詳細は、第42.1.6.4項「Fusion Middleware Controlを使用したアプリケーションのデプロイ」を参照してください。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用したポートレット・プロデューサ・アプリケーションのデプロイの詳細は、第42.1.6.6項「WLS管理コンソールを使用したアプリケーションのデプロイ」を参照してください。
WLSTコマンドを使用したポートレット・アプリケーションのデプロイの詳細は、第42.1.6.5項「WLSTを使用したアプリケーションのデプロイ」を参照してください。
WebLogicサーバーへのアクセスに必要な資格証明がある場合は、Oracle JDeveloperを使用してポートレット・アプリケーションを開発環境からOracle WebLogic管理対象サーバー・インスタンスに直接デプロイできます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』の「ポートレット・プロデューサのデプロイ」を参照してください。
WebCenter Portalは、ツールとサービスを使用して、ソーシャル・ネットワーキングおよび個人生産性の機能を提供します。これらはタスク・フローを使用して、それらの機能のサブセットを公開します。これらのタスク フローは、WebCenter Portalと、その他のPortal Frameworkアプリケーションで利用できます。ただし、その他の製品(たとえば、Oracle Portal、Oracle WebLogic PortalおよびOracle WebCenter Interaction)を使用するアプリケーション開発者は、これらの同じ機能をアプリケーション内で公開することもあります。
WebCenterサービス・ポートレットは、製品に付属する事前構成済プロデューサです。これにより、WebCenter Portalのツールとサービスのタスク・フローをWSRPポートレットまたはページレットとして他のアプリケーションに公開できます。
次のタスク・フローは、WebCenterサービス・ポートレットによりポートレットとして提供されます。
ドキュメント・マネージャ - WebCenterコンテンツ・リポジトリからフォルダ、ファイルおよびWikiを表示します。
ブログ - WebCenterコンテンツ・リポジトリで選択位置からブログ・ポストを表示します。
ディスカッション・フォーラム - すべてのディスカッションとそれぞれの応答を表示し、ユーザーにそれぞれの権限に応じた多様な操作を可能にします。
お知らせ - 現在のすべてのお知らせを表示し、ユーザーにそれぞれの権限に応じた多様な操作を可能にします。
リスト - ユーザーによって作成されたリストを表示し、リストの作成やリスト・データの追加のためのコントロールを提供します。
投票マネージャ - ユーザーは投票に関する管理操作を実行できます。
投票の実施 - 最近公開された投票、または投票されたパラメータによって識別された特定の投票を表示します。
メール - メール受信箱を表示します。
アクティビティ・ストリーム - ユーザーの接続によって実行された最近のアクティビティの概要を示します。
タグ・クラウド - ページで使用されるすべてのタグの視覚表現であるタグ・クラウドを表示します。
WebCenterサービス・ポートレットは、Portal Frameworkアプリケーションとして開始されます。このアプリケーションは複数のページで構成され、それぞれのページが公開されたタスク・フローに対応しています。次にアプリケーションは、Oracle JSF Portlet Bridgeを使用してポートレット化され、WC_Portlet
管理対象サーバーにデプロイされます。
WebCenter Portalのインストール後、WebCenterサービス・ポートレットが自動的に使用可能になります。ただし、ポートレットやページレットが正しく動作するには、実行が必要な構成手順があります。
この項には次のトピックが含まれます:
WebCenterサービス・ポートレットに含まれるほとんどのツールとサービスでは、完全に機能するためにバックエンド・サーバーとの接続が必要です。たとえば、ドキュメントではOracle WebCenter Contentリポジトリとの接続、ディスカッションおよびお知らせではOracle WebCenter Portalのディスカッション・サーバーとの接続が必要です。アプリケーション開発者がプロデューサによって提供されるポートレットやページレットの利用を開始する前に、これらの接続を構成する必要があります。
この項には次のトピックが含まれます:
WebCenterサービス・ポートレットには、ドキュメント、ブログおよびWikiによって提供されるタスク・フローのポートレットが含まれます。これらのポートレットには、バックエンドのWebCenterコンテンツ・リポジトリとの接続が必要です。
WebCenter Contentの構成の詳細は、第9章「コンテンツ・リポジトリの管理」を参照してください。
WebCenterコンテンツ・リポジトリとの接続を作成する方法は2つあります。
Fusion Middleware Controlを使用します。詳細は、第9.6.2項「Fusion Middleware Controlを使用したコンテンツ・リポジトリの登録」を参照してください。
WLSTコマンド行ツールを使用します。詳細は、第9.6.3項「WLSTを使用したコンテンツ・リポジトリの登録」を参照してください。
注意: WebCenterサービス・ポートレットは、アクティブまたはデフォルトの接続として識別されたWebCenterコンテンツ・リポジトリを使用します。このため、デフォルトとして適切な接続が設定されている必要があります。詳細は、第9.7項「アクティブな(またはデフォルトの)コンテンツ・リポジトリ接続の変更」を参照してください。 |
WebCenterサービス・ポートレットには、ディスカッションおよびお知らせによって提供されるタスク・フローのポートレットが含まれます。これらのタスク・フローでは、Oracle WebCenter Portalのバックエンド・ディスカッション・サーバーとの接続が必要です。ディスカッションとお知らせは、同一の接続を使用します。Oracle WebCenter Portalのディスカッション・サーバーは、Oracle Fusion Middlewareとともに自動的にインストールされますが、サーバーとの接続は作成する必要があります。
ディスカッションとお知らせの構成の詳細は、第12章「お知らせおよびディスカッションの管理」を参照してください。
Oracle WebCenter Portalディスカッション・サーバーとの接続を作成する方法は2つあります。
Fusion Middleware Controlを使用します。詳細は、第12.3.1項「Fusion Middleware Controlを使用したディスカッション・サーバーの登録」を参照してください。
WLSTコマンド行ツールを使用します。詳細は、第12.3.2項「WLSTを使用したディスカッション・サーバーの登録」を参照してください。
注意: WebCenterサービス・ポートレットは、アクティブまたはデフォルトの接続として識別されたディスカッション・サーバーを使用します。このため、デフォルトとして適切な接続が設定されている必要があります。詳細は、第12.4項「ディスカッションおよびお知らせ用のアクティブな接続の選択」を参照してください。 |
WebCenterサービス・ポートレットには、メール・タスク・フローのポートレットが含まれます。メールでは、バックエンド・メール・サーバーとの接続が必要です。このサーバーでは、Microsoft Exchange Serverや、IMAP4およびSMTPをサポートするメール・サーバーをサポートしています。
メールの構成の詳細は、第15章「メールの管理」を参照してください。
メール・サーバーとの接続を作成する方法は2つあります。
Fusion Middleware Controlを使用します。詳細は、第15.4.1項「Fusion Middleware Controlを使用したメール・サーバーの登録」を参照してください。
WLSTコマンド行ツールを使用します。詳細は、第15.4.2項「WLSTを使用したメール・サーバーの登録」を参照してください。
注意: WebCenterサービス・ポートレットは、アクティブまたはデフォルトの接続として識別されたメール・サーバーを使用します。このため、デフォルトとして適切な接続が設定されている必要があります。詳細は、第15.5項「アクティブな(またはデフォルトの)メール・サーバー接続の選択」を参照してください。 |
WebCenterサービス・ポートレットは、アクセス権限を持たない情報にユーザーがアクセスできないようにして保護する必要があります。WSRPプロデューサとして、WebCenterサービス・ポートレットはWS-Securityを使用してアイデンティティ伝播を保証します。
WSRPポートレット・プロデューサにWS-Securityを構成する方法の詳細は、第37.1項「WSRPプロデューサの保護」を参照してください。
注意: 必要なセキュリティ・ポリシーを添付した後で、 |
この項には次のトピックが含まれます:
ブログとWikiは、実行時に、多様なリソースにアクセスする必要があるリッチ・テキスト・エディタ(CKEditor)を使用します。
WebCenterサービス・ポートレット・プロデューサがファイアウォールの背後にあり、エンドユーザーがそれを超えることができないと、CKEditorが必要とするリソースのURLにアクセスできないため、エディタはWikiを表示するドキュメント・マネージャ・ポートレットやブログ・ポートレットで表示できません。
この問題を解決する手順は次のとおりです。
CKEditorリソースを含むアプリケーションを作成します(たとえば、WebCenter Portal Frameworkアプリケーション・テンプレートを使用します)。
WebCenterサービス・ポートレットを利用するアプリケーションによって使用される同じサーバーにアプリケーションをデプロイします。
WebCenterサービス・ポートレット・プロデューサ・アプリケーションを実行します。
管理コンソールで、「ベース・リソースURL」を編集し、新しいアプリケーションをポイントするようにします。
この方法の詳細は、第43.3.5項「デフォルト・ベース・リソースURLの選択」を参照してください。
コンシューマ・アプリケーションを表示するブラウザをリフレッシュします。CKEditorリソースがコンシューマ・アプリケーションと同じ側のファイアウォールで利用できるため、リッチ・テキスト・エディタが正しく表示されます。
初期状態では、Administrator
ロールのメンバーであるユーザーのみが、リストの作成、編集および削除と、リスト・データの編集を行えます。Administrator
ロールのメンバー以外のユーザーは、リストの表示のみが可能です。
Administrator
ロールのメンバー以外のユーザーにリストの管理を可能にするには、Fusion Middleware Controlを使用してユーザーにListPermission
ロールに対するmanage
権限を割り当てます。
<permission> <class>oracle.webcenter.list.model.security.ListPermission</class> <name>/oracle/webcenter/list/templates/lists/.*</name> <actions>manage</actions> </permission>
Fusion Middleware Controlの「アプリケーション・デプロイメント」の下で、「services-producer」アプリケーションを右クリックして、コンテキスト・メニューから「セキュリティ」→「アプリケーション・ポリシー」を選択します。
「作成」をクリックします。
「権限受領者」セクションで「追加」をクリックします。
「プリンシパルの追加」ダイアログでリスト権限を付与するユーザーまたはロールを見つけます。
「OK」をクリックします。
「権限」セクションで「追加」をクリックします。
「権限の追加」ダイアログの「権限クラス」ドロップダウン・リストから、「oracle.webcenter.list.model.security.ListPermission」を選択します。
「システム・セキュリティ権限の検索」アイコンをクリックします。
「検索結果」セクションでmanage
権限アクションを持つ「リソース名」を選択します。
「続行」をクリックします。
確認ダイアログで、「選択」をクリックして、ターゲット・ユーザーまたはロールの権限を確認します。
「OK」をクリックします。
現時点では、ユーザー・プリファレンスはポートレット・コンシューマからWebCenterサービス・ポートレット・プロデューサに伝播されません。つまり、コンシューマ・アプリケーションでのユーザー設定に関する指定とは無関係に、WebCenterサービス・ポートレットは常に、プロデューサがデプロイされているサーバーで設定されたタイム・ゾーンおよび日付時間形式を使用します。
WebCenterサービス・ポートレットによって提供されるポートレットにリモート・ポートレット通信エラーが表示される場合は、一般に、WS-Securityがプロデューサに構成されていないことが原因と考えられます。
この問題を解決する方法の詳細は、第21.12.2項「WebCenterサービス・ポートレットのセキュリティの構成」を参照してください。
この項には次のサブセクションが含まれます:
この項では、プロデューサの登録とポートレットが使用できない問題について説明します。
問題
WSRPプロデューサを登録できません。
解決策
次のことを確認します。
バックエンド・プロデューサが起動され実行されている。プロデューサをテストするには、ブラウザ・ウィンドウでプロデューサのWSDL URLにアクセスします。第21.3項「WSRPプロデューサの接続テスト」を参照してください。
プロデューサ・アプリケーションが正しくパッケージ化されている。そうでない場合、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter PortalおよびOracle Jdeveloperでのポータルの開発』のWebCenter Portal Frameworkアプリケーションでのポートレット・プロデューサの登録に関する項の説明に従って、JDeveloperで設計時にプロデューサを登録してから、第42.1項「Portal Frameworkアプリケーションのデプロイ」の説明に従って、アプリケーションを再度デプロイしてください。再度デプロイした後、パッケージ・アプリケーションにMBean ProducerManager
が含まれていることを確認します。
Fusion Middleware Controlで、「アプリケーション・デプロイメント」メニューから、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
ナビゲータで「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.webcenter.portlet」→「アプリケーション: application_name」→「プロデューサ・マネージャ」→「プロデューサ・マネージャ」の順に開きます。
PortletServletContextListener
がweb.xml
ファイルに追加されます。
デプロイ後登録のプロデューサをサポートするアプリケーションに対して、プロデューサを設計時に1回以上登録する必要があります。これによりPortletServletContextListener
がweb.xml
ファイルに追加され、適切なランタイムMBeansを登録し、デプロイ後登録のプロデューサが可能になります。たとえば、次のweb.xml
スニペットで太字になっているテキストを参照してください。
<listener>
<description>
WebCenter Portlet Context Listener
</description>
<display-name>
WebCenterPortletContextListener
</display-name>
<listener-class>
oracle.webcenter.portlet.listener.PortletServletContextListener
</listener-class>
</listener>
WSRPポートレット・プロデューサのユーザー名(パスワードあり)トークン・プロファイルを設定すると、例外WSM-00101
が発生します。
問題
Fusion Middleware Control (またはWLST)を使用してWSRPプロデューサのユーザー名(パスワード・トークンあり)プロファイルを設定するとき、そのプロデューサと関連付けられたポートレットが使用中の場合、WebCenter Portalアプリケーションに次の例外が表示されます。
oracle.wsm.common.sdk.WSMException: WSM-00101: The specified Keystore file /keys/user_projects/domains/pv_0309/config/fmwconfig/default-keystore.jks cannot be found; it either does not exist or its path is not included in the application classpath.
解決策
ポートレット・プロデューサにデフォルトのキーストアが構成されていることを確認します。詳細は、第37.1.3項「キーストアの設定」を参照してください。